JP4222479B2 - ヘッドホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給電源のオンオフが可能なヘッドホン装置に関する。
音源装置から無線通信によって受信した音響再生信号に基づく音響を再生するワイヤレスタイプのヘッドホン装置等は、ヘッドホン装置内部に電源を備え、ヘッドホン装置内部の受信回路や再生回路に電力を供給している。したがって、このようなヘッドホン装置においては、頭部への装着時に確実に電源オン状態となり、ヘッドホン装置の非使用時には電源オフ状態となることが好ましい。
装着時に自動的に電源がオンとなり、非装着時には自動的にオフとなるワイヤレスヘッドホン装置としては、特許文献1及び2に記載されたものが提案されている。
特許文献1に記載されたヘッドホン装置は、頭部へ装着すると、ヘッドホンユニット側のイヤパッド(耳にあてがう部分)を取り付けている両アーム部材が頭部に押圧されて互いに外側方向へ押し広がって回動し、この回動動作に連動して電源をオンとするスイッチを有するものである。このヘッドホン装置は、ヘッドホン装置を頭部に装着すると自動的に電源がオンとなり、外すとオフとなるので、電源の切り忘れによる電池の無駄な消耗を確実に防止できる。
また、特許文献2に記載されたヘッドホン装置は、頭部に装着された状態で偏位するヘッドパッドによって、ON・OFF状態が切り換えられる電源スイッチを備えるものである。このヘッドホン装置は、電源供給のON・OFFの切り換え操作の自動化を可能とするとともに、快適な装着感と長時間の装着とを可能とするものである。
特開平7−87584号公報 特開平8−294191号公報
特許文献1、2に記載のヘッドホン装置は、イヤパッドを取付けている両アーム部材やヘッドバンド部分の移動によって電源スイッチ動作させるので、構造が複雑になり、耐久性に問題がある。
また、供給電源のオンオフを行うヘッドホン装置は、通常、電源供給されるのと略同時にポップノイズ(「ボツ」といったノイズ音)が発生することが多いが、特許文献1、2に記載のヘッドホン装置は、いずれも、ヘッドホン装置の頭部装着時に電源スイッチがオンとなるので、使用者はポップノイズを耳元で聞くことになり、不快感をもたらす。ポップノイズの発生は、回路的な工夫(例えば、電源供給に連動したミュート回路の付加等)によって解消することも可能であるが、ヘッドホン装置の回路規模が大きくなり、コストアップになるとともに小型化の妨げになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、使用の際の電源オンオフに伴うポップノイズによる不快感を減少させることができるとともに、構造が簡単なヘッドホン装置を提供することを目的とする。
本発明のヘッドホン装置は、供給電源のオンオフが可能なヘッドホン装置であって、スピーカユニットを内蔵した一対のヘッドホンユニットと、前記ヘッドホンユニットを連結するヘッドホンバンドと、前記ヘッドホンユニットの少なくとも一方に設けられ、前記供給電源の状態を制御する電源スイッチを備え、前記ヘッドホンユニットは、前記ヘッドホンバンドの延長方向を中心軸として回動可能であり、前記電源スイッチは、前記ヘッドホンユニットの回動位置が、前記スピーカユニットの音響出力面を対向させる位置であるときに、前記供給電源をオン状態とするものである。
本発明によれば、ヘッドホン装置を使用状態としたときに電源をオンとすることができ、使用開始の際の電源オンオフに伴うポップノイズによる不快感を減少させることができる。すなわち、ヘッドホン装置の頭部への装着前後には、通常ヘッドホンユニットを両手で把持するので、把持したヘッドホンユニットを回動させて、確実に電源のオン状態でヘッドホン装置の装着及び取り外しを行うことができる。また、ヘッドホン装置の非使用時には、ヘッドホンユニットを折り畳むことでヘッドホン装置の厚さ(嵩だか)を薄くすることができ、スペースの狭い自動車や航空機等の乗り物での収納も簡単に行うことができる。
本発明のヘッドホン装置は、前記ヘッドホンユニットが、自動折畳機構を備え、前記自動折畳機構は、ヘッドホン装置の非使用時に、前記スピーカユニットの音響出力面が略同一平面内に存在する位置に、前記ヘッドホンユニットを回動させるものであるものを含む。本発明によれば、ヘッドホン装置を頭部から取り外したときに、ヘッドホン装置の厚さを自動的に薄くできるとともに、電源をオフ状態にすることができる。
本発明のヘッドホン装置は、前記自動折畳機構が、前記ヘッドホンユニットを回動させるトーションばねを備えるものを含む。本発明によれば、簡単な構成で自動折畳機構が実現できる。
本発明のヘッドホン装置は、前記電源スイッチが、前記ヘッドホンバンド側に設けられる略円柱形状のカム部材と、前記ヘッドホンユニット側に設けられるスイッチ部材を含み、前記スイッチ部材は、弾性力により前記カム部材に当接し、前記ヘッドホンユニットの回動に連動して前記ヘッドホンバンドの延長方向に変位するものであるものを含む。本発明によれば、簡単な構成で電源スイッチを構成することができる。
本発明のヘッドホン装置は、前記ヘッドホンユニットが、無線通信によって音響再生信号を受信する受信部を備えるものを含む。本発明によれば、音響機器等の音源との間にわずらわしい配線を行う必要がなく、使い勝手が向上する。
本発明によれば、使用の際の電源オンオフに伴うポップノイズによる不快感を減少させることができるとともに、構造が簡単なヘッドホン装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1に、本発明の実施の形態のヘッドホン装置の分解斜視図を示す。図1のヘッドホン装置は、自動車等の乗り物で使用するワイヤレスタイプのもので、図示外のカーステレオ等の音響機器からの音響再生信号を赤外線通信により受信し、再生するものである。なお、カーステレオ等の音響機器には、これを搭載した乗り物の室内においてヘッドホン装置のある方向に向けて赤外線を出射させるために、赤外線発光回路を備えている。
図1のヘッドホン装置は、スピーカ23を内蔵した一対のヘッドホンユニット2(2L、2R)と、ヘッドホンユニット2を連結するヘッドホンバンド1と、ヘッドホンバンド1に併設されるヘッドベルト11を備える。また、ヘッドホンユニットの自動折畳機構3と、電源スイッチ部4を備える。
ヘッドホンバンド1は、頭部の形状に合わせて略逆U字型に湾曲させた長尺薄板形状を呈するものであって、この両端部分には、ホルダ12を介してヘッドベルト11が取り付けられている。
このヘッドベルト11は、ヘッドホン装置を使用する際に、使用者の頭部にフィットさせてずれないように固定保持するものであり、長尺棒状又は長尺薄板状のものをヘッドホンバンド1と同様に略U字型に湾曲させて形成される。ヘッドベルト11の両端部側は、ホルダ12に対して所定の範囲内でスライド可能な状態で取り付けられる。また、このヘッドベルト11には、両先端部に軸状又は薄板状の取付軸11Aが固設され、取付軸11Aには、後述する引張ばね43の一端が係止される。
また、ヘッドベルト11は、ヘッドホンユニット2(例えば、後述のベース部材21等)に対して軸方向(ヘッドホンバンド1の延長方向)に変位可能な状態で取り付けられるが、ヘッドベルト11の取付軸11Aとベース部材21との間には、ベース部材21に対してヘッドベルト11が所定の距離以上スライドして接近するのを防止する図示外の第1リミット手段13(図2(B)参照)が設けられる。
すなわち、本実施形態の第1リミット手段13は、図2(B)に示すように、取付軸11Aに設けた長孔形状のスライド孔11Bと、このスライド孔11Bを貫通して(後述する)カム部材41に掛け渡すビス等の小ねじ41Aとで構成しており、この小ねじ41Aがスライド孔11Bに沿って取付軸11Aがスライドするときのガイド手段としても機能するようになっている。
一方、この取付軸11Aの下端には、図2(B)に示すように、ベース部材21との間に後述の引張ばね43が取り付けられており、この引張ばね43が取付軸11Aとベース部材21とを互いに接近する方向に弾性力を付勢している。
ホルダ12は、下部が略円筒形(この部分を、円筒部12Aとよぶ)で上部が略円錐形となる形状を呈するものであり、ヘッドベルト11とヘッドホンバンド1を同時に挟み着けて取り付けるようになっている。また、このホルダ12は、2分割された片割れどうしを接合させて形成するようになっており、ヘッドホンバンド1に対して不動状態となるようビス等の小ねじ12Bで一体に固着されている。
図1に示すように、一対のヘッドホンユニット2(2L、2R)は、ベース部材21、ベース部材21に固定された固定基板22、固定基板22に搭載されたスピーカ23、基板24、蓋部材25、カバー26を備える。また、一方のヘッドホンユニット2Lは、電源スイッチ部4、電池28、電池カバー25Aを備え、ヘッドホンバンド1の両端部に連結される。
ベース部材21は、ホルダ12の円筒部12Aに回転自在に装着されているが、このベース部材21と円筒部12Aとの間に後述するコイルばね(トーションばね)31が取り付けられているため、常時一定方向に向けた回転力が付与されている。なお、一方のヘッドホンユニット2Lのベース部材21には、ヘッドホン装置内部の各電子部品へ給電用の電池28を固定して収容させるため、図示外の電池ホルダが固設される。
固定基板22には、ベース部材21に小ねじ22Aで一体に螺着され、固定基板22の上には、スピーカ23が小ねじ23Aで螺着されて搭載される。また、このスピーカ23の音響出力面側には、柔軟部材またはクッション材等で形成したイヤパッド23Bが被着される。
基板24は、ベース部材21に固設され、受信部、スピーカ駆動部等を構成する各種回路や、ヘッドホン装置の動作状態を示す表示素子(例えば、LED)等が実装される。基板24は、左右のヘッドホンユニット2L、2Rに備えられるが、一方のヘッドホンユニット2Lに設けた基板24Lには、図3に示す受信部241を構成する回路が実装される。図3に示すアンプ242は、基板24Rに実装され、スピーカ23を駆動する。
図3は、図1のヘッドホン装置の概略ブロック図であり、音響再生信号を赤外線信号として受信する受信部241と、スピーカ23を駆動するアンプ242、電源スイッチ部4、電池(電源)28を備える。受信部241は、赤外線受光回路241A、高周波増幅器241B、デコーダ241C、音量調整回路241Dを含み、音量調整回路241Dの出力がアンプ242に送られる。なお、これらの回路は周知のものであるので説明を省略する。また、図示を省略しているが、電源28からの電力はアンプ242にも供給される。
蓋部材25は、ベース部材21と一体に接合してベース部材21に取り付ける基板24を外部から保護する(左側の蓋部材25Lは電源スイッチ部4や電池28等も保護する)ものであり、小ねじ22Aで固定基板22と一体に共締めされてベース部材21に螺着される。また、基板24Rには、ボリューム27が設けられ、出力音量を調整することが可能となる。
さらに、一方の蓋部材25Lは、基板24Lに固設する図示外の電池ホルダと対向する部位に電池28を出し入れさせるための図示外の挿入口を有する。そして、蓋部材25Lの電池挿入口は、電池カバー25Aによって塞がれる。
自動折畳機構3は、ヘッドホン装置の非使用時に、スピーカ23の音響出力面(イヤパッド23Bが被着される側の面)が略同一平面内に存在する位置に、ヘッドホンユニット2を自動的に回動させる機構である。具体的には、ベース部材21をホルダ12の円筒部12Aの外周面に沿って回動させ、イヤパッド23Bの耳への装着面を、ヘッドホンバンド1が形成する平面(図2の例ではY−Z平面)とほぼ平行な状態にするものである。すなわち、ヘッドホン装置の使用時(図2(A)の状態)には、イヤパッド23Bの耳への装着面が対向して、X−Z平面に平行な状態であるのに対して、非使用時(図2(B)の状態)には、ヘッドホンユニット2を略90°回動させた状態とするものである。この場合、ヘッドホンユニット2Lと2Rは、それぞれ逆方向に回動し、イヤパッド23Bの耳への装着面が同一方向(図2の例ではX方向)を向く状態とする。
次に、自動折畳機構3について、図4、図5を用いて詳細に説明する。先に述べたコイルばね(トーションばね)31は、ホルダ12の円筒部12Aとベース部材21とにそれぞれ両端部が接続されており、そのため、ベース部材21はヘッドホンバンド1に対して、常時一定方向に向けた回転力が付与されている。したがって、ヘッドホン装置の非使用時は、コイルばね31の弾性力で常に図2(B)に示す姿勢が保持されるため、ヘッドホン装置全体としては嵩張ることがなく狭い場所でも容易に収納できる。
また、この自動折畳機構3には、コイルばね31の弾性力でヘッドホンユニット2(ベース部材21等)が必要以上に(具体的には、略90度以上に)回動するのを阻止するために、図5に示す第2リミット手段32が付設されている。
第2リミット手段32は、ベース部材21が円筒部材12Aに対して略90度の角度範囲内で旋回動作を行うようにするためのものであり、円筒部12Aの外周面上で90°位相をずらした2箇所に設置したストップ部121、122と、ベース部材21がストップ部121、122に係止するまで旋回できるように円筒部12Aの外周面と対向するベース部材21の内周面に設ける係止部211とで構成される。なお、図5(B)において、ベース部材21の係止部211がストップ部121に係止した状態が非使用状態(図9に示す折り畳み状態)であって、ベース部材21の係止部211がストップ部122に係止した状態が使用状態(図10に示す起立状態)である。
続いて、電源スイッチ部4について、図6、図7を用いて詳細に説明する。電源スイッチ部4は、ヘッドホンユニット2の回動位置に応じて、電池28からの電力の供給を制御するものである。具体的には、スピーカ23の音響出力面(イヤパッド23Bが被着される側の面)が互いに対向するように、ヘッドホンユニット2(2L)を回動させたとき(図2(A)の状態)に、電源オン状態として電池28からの電力を供給するものである。また、この状態から略90°回動させ、スピーカ23の音響出力面が略同一平面となるように、ヘッドホンユニット2(2L)を回動させたときに、電源オフ状態として電池28からの電力の供給を遮断するものである。
電源スイッチ部4は、ヘッドホンバンド1側(具体的にはホルダ12の円筒部材12A)に取り付けられるカム部材41と、ヘッドホンユニット2側(具体的にはベース部材21のスイッチ基板42A)に設けられるスイッチ42を備える。カム部材41は、図4に示すように、略円板状(又は略円柱状)に形成されており、ヘッドホンバンド1を固設するホルダ12と同軸配置となるようにホルダ12下部の円筒部12Aの周囲に取り付けられる。すなわち、このカム部材41は、図2及び図6に示すように、ビス等の小ねじ41Aにより円筒部12Aに固定される。
このカム部材41の一方側端面(図6、7では下端面)には、凸部411が形成され、この凸部411は、図8のカム線図で示すような形状を呈している。図8において、縦軸はカム部材41の平坦面411Aを基準とした凸部411のスイッチ42と対抗する位置の厚さLであり、横軸はヘッドホンユニット2の回動位置である。横軸の0°は、図6に示す回動位置であって、スピーカ23の音響出力面が互いに対向する回動位置である。また、横軸の90°は、図7に示す回動位置であって、スピーカ23の音響出力面が略同一平面となる回動位置である。図5に示す第2リミット手段32によってヘッドホンユニット2の回動位置が0°から90°に制限されるので、厚さLは、0と最大値L2の間の値となる。
スイッチ42は、その作動棹421の位置に応じて動作状態が変化するものであるので、スイッチ42の取り付け位置を選択することによって、作動棹421と凸部411とを当接させ、ヘッドホンユニット2の回動位置に応じて当接状態を変化させることによって、スイッチ42の動作状態を変化させることができる。この例では、作動棹421が図6の状態のときに電源オンとし、図7の状態のときに電源オフとなるようにスイッチ42を取り付ける。
図4に示すように、自動折畳機構3によって、ヘッドホン装置の非使用時には、図7に示す状態になっており、カム部の厚さLがL2であるので、スイッチ42は電源をオフとする。この状態からヘッドホンユニット2を図7の矢印方向に回動させると、カム部の厚さLが次第に減少し、L1に達したところでスイッチ42は電源をオンとする。そして、図6に示す状態では、電源オン状態が維持される。したがって、ヘッドホンユニットの回動位置に応じて電源の供給を制御することができる。
次に、本実施の形態のヘッドホン装置の使用時の動作について説明する。
(1)非使用状態
ヘッドホン装置の非使用状態では、外力が加えられない限りトーションばね31のバネ力のみがベース部材21に作用しているので、ヘッドホンユニット2は、第2リミット手段32によって制限される回動位置、すなわち、イヤパッド23Bの耳への装着面を、ヘッドホンバンド1が形成する平面(図2の例ではY−Z平面)とほぼ平行な状態にする回動位置に保持される。すなわち、図9に示すように、ヘッドホンユニット2が折り畳まれた(横臥した)状態となり、嵩高が抑えられた形状となるため、自動車等のようなスペースの制限された乗り物内での収納も簡単に行うことができる。この状態では、電源スイッチ部4は、電源オフ状態となって、電池28からの電力の供給を遮断している。
(2)使用状態
ヘッドホン装置を使用して、自動車等の乗り物に搭載した図示外のカーステレオ等の音響機器からの音楽等を楽しむ時には、この音響機器のスイッチをオンする。そして、図9のような折り畳み姿勢であるヘッドホン装置を収納場所から取り出し、両手で左右のヘッドホンユニット2を把持しながら図の矢印方向に捩じり、イヤパッド23Bの耳への装着面が対向した状態にする。すなわち、図10に示すような使用(起立)状態とする。
図9に示す状態から図10に示す状態に変化させると、この変化によりベース部材21が同方向に90°旋回するので、図7に示す状態であったカム部材41とスイッチ42との相対位置関係が、その回動動作に連動して変化し、図6に示すような状態となる。具体的には、ベース部材21が回動することにより、凸部411に押動されていた作動棹421が、押動されていない状態に変化する。このため、スイッチ42の動作状態が変化し、ヘッドホン装置に電源が供給される。
この状態のヘッドホン装置は、頭部に装着している限り、スイッチ42の動作状態変が化せず、ヘッドホン装置に電源が供給される状態が保持される。そして、カーステレオ等から受信部241で受信した音響再生信号に基づく音響信号を再生する。
前述したように、スイッチ42の動作状態が変化させたときには、ポップノイズも発生する場合がある。しかし、ヘッドホン装置の使用に先立って図9の状態から図10の状態に変化させる際には、通常一対のヘッドホンユニット2を両手で把持して回動させるため、ヘッドホンユニット2(イヤパッド)を耳へあてがう前にポップノイズが発生することになり、不快感を回避することができる。
(3)取り外す場合:
一方、このヘッドホン装置を頭部に装着していた使用状態から取り外し、それまで把持していたヘッドホンユニット2を離すと、自動復帰機構3が動作してヘッドホン装置を図9に示す状態にする。この状態に変化する途中でスイッチ42が自動的にオフとなるので、電源の切り忘れが防止できる。また、電源オフに際してのポップノイズの発生もヘッドホンユニット2を耳から離した状態で起こるので、取り外しに際しての不快感も回避することができる。
なお、図1のヘッドホン装置は自動折畳機構3を有し、ヘッドホン装置を使用しないときには、ヘッドホンユニット2を、自動的にスピーカ23の音響出力面が略同一平面内に存在する位置に回動させるものとしたが、自動折畳機構3は省略してもよい。その場合、利用者が、非使用時にヘッドホンユニット2を手動で回動させる。
また、赤外線(赤外光)通信を利用して音響機器と接続するワイヤレスタイプのヘッドホン装置について説明したが、無線通信手段としては超音波あるいは無線電波等の通信手段を利用してもよい。また、音響機器との間でコードをつないだ有線で構成してもよい。
さらに、電源スイッチ部4は、ヘッドホンユニットへの電源供給を制御するものとして説明したが、合わせて音響機器の電源も制御するようにしてもよい。その場合は、電源スイッチ部4の状態を音響機器側の送信する必要があるので、無線通信手段に送信機能も付加する。
本発明のヘッドホン装置は、電源オンオフ時のポップノイズによる不快感を回避することができ、しかも収納性が向上するので、自動車や航空機等のような収納スペースに制約がある乗り物内での使用等に有用である。
本発明の実施の形態のヘッドホン装置の分解斜視図 (A)は本発明の実施の形態のヘッドホン装置の装着状態におけるヘッドホンユニットの姿勢を示す略線図、(B)は同ヘッドホン装置の非装着状態におけるヘッドホンユニットの姿勢を示す略線図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置の概略ブロック図 本発明の実施の形態のヘッドホンユニット内部の電源スイッチ部の近傍を示す図 (A)は本発明の実施の形態のヘッドホン装置における第2リミット手段を示す要部破段図、(B)は(A)におけるV−V線断面図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置におけるスイッチのオン状態を示す図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置におけるスイッチのオフ状態を示す図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置におけるスイッチ部のカム部材におけるカム線図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置の非使用(折り畳み)状態を示す図 本発明の実施の形態のヘッドホン装置の使用(起立)状態を示す図
符号の説明
1 ヘッドホンバンド
11 ヘッドベルト
11A 取付軸
11B スライド孔
12 ホルダ
12A 円筒部
121、122 ストップ部
13 第1リミット手段
2 ヘッドホンユニット
21 ベース部材
211 係止部
22 固定基板
23 スピーカ
23B イヤパッド
24 基板
241 受信部
241A 赤外線受光回路
25 蓋部材
28 電池
3 自動折畳機構
31 コイルばね(トーションばね)
32 第2リミット手段
4 スイッチ機構
43 引張ばね
41 カム部材
41A 小ねじ
411 凸部
42 スイッチ
421 作動棹
43 引張ばね

Claims (6)

  1. 供給電源のオンオフが可能なヘッドホン装置であって、
    スピーカユニットを内蔵した一対のヘッドホンユニットと、
    前記ヘッドホンユニットを連結するヘッドホンバンドと、
    前記ヘッドホンユニットの少なくとも一方に設けられ、前記供給電源の状態を制御する電源スイッチを備え、
    前記ヘッドホンユニットは、前記ヘッドホンバンドの延長方向を中心軸として回動可能であり、
    前記電源スイッチは、前記ヘッドホンユニットの回動位置が、前記スピーカユニットの音響出力面を対向させる位置であるときに、前記供給電源をオン状態とするヘッドホン装置。
  2. 請求項1記載のヘッドホン装置であって、
    前記電源スイッチは、前記ヘッドホンユニットの回動位置が、前記スピーカユニットの音響出力面を略同一平面内に存在させる位置であるときに、前記供給電源をオフ状態とするものであるヘッドホン装置。
  3. 請求項1又は2項記載のヘッドホン装置であって、
    前記ヘッドホンユニットは、自動折畳機構を備え、
    前記自動折畳機構は、ヘッドホン装置の非使用時に、前記スピーカユニットの音響出力面が略同一平面内に存在する位置に、前記ヘッドホンユニットを回動させるものであるヘッドホン装置。
  4. 請求項記載のヘッドホン装置であって、
    前記自動折畳機構は、前記ヘッドホンユニットを回動させるトーションばねを備えるヘッドホン装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のヘッドホン装置であって、
    前記電源スイッチは、前記ヘッドホンバンド側に設けられる略円柱形状のカム部材と、前記ヘッドホンユニット側に設けられるスイッチ部材とを含み、
    前記スイッチ部材は、弾性力により前記カム部材に当接し、前記ヘッドホンユニットの回動に連動して前記ヘッドホンバンドの延長方向に変位するものであるヘッドホン装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のヘッドホン装置であって、
    前記ヘッドホンユニットは、無線通信によって音響再生信号を受信する受信部を備えるヘッドホン装置。
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