JP6729477B2 - 端子付電線の端子へのケース装着装置及び端子付電線の端子へのケース装着方法 - Google Patents

端子付電線の端子へのケース装着装置及び端子付電線の端子へのケース装着方法 Download PDF

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Description

この発明は、端子付電線の端子にケースを装着する技術に関する。
特許文献1は、撚り合わされた複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の周囲に押出成形により形成された絶縁性の二次被覆とを備えるツイストケーブルを開示している。
特開2015−170431号公報
ツイストケーブルは、絶縁電線の端部に取付けられた端子を介して接続先となる電気機器に接続される。この際、端子が樹脂等で形成された誘電体ケース内に収容された形態で、接続先となる電気機器に接続されることが想定される。
しかしながら、電線の端部に取付けられた端子を誘電体ケース内に収容する作業は、非常に手間を要する作業である。
そこで、本発明は、端子付電線の端子に、ケースを容易に装着できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、端子付電線の端子に、外周の一部が開口する端子収容凹部が形成された収容ケースを含むケースを組付ける端子付電線の端子へのケース装着装置であって、セット位置と退避位置との間で移動可能に支持され、前記退避位置とは反対側から端子をセット可能な端子セット凹部を有するセット部と、前記セット部をセット位置に向けて付勢する付勢部と、前記セット部が前記セット位置に位置する状態で、前記端子セット凹部に支持された端子を前記退避位置側から支える端子支持部と、端子付電線の端子を、前記セット位置に位置する前記セット部の端子セット凹部に向けて移動させる端子付電線移動機構と、収容ケースを前記退避位置とは反対側から前記セット部に向けて移動させて、前記セット部を前記退避位置に向けて移動させつつ、前記端子支持部で支持された端子を収容ケース内に収容させる収容ケース押込機構とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る端子付電線の端子へのケース装着装置であって、前記端子収容凹部が複数の端子を並列状態で収容可能に構成され、前記端子セット凹部は、複数の端子を並列状態でセット可能に構成され、前記端子支持部は、前記端子セット凹部に並列状態でセットされた複数の端子を、並列状態で前記退避位置側から支え、前記端子付電線移動機構は、複数の端子付電線を、それらの端部の端子を並列させた状態で、前記セット部の端子セット凹部に向けて移動させるものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る端子付電線の端子へのケース装着装置であって、前記セット位置に位置する前記セット部の両側で、端子を前記端子セット凹部に向けて案内するガイド面を有するセットガイド部をさらに備える。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る端子付電線の端子へのケース装着装置であって、端子付電線の端子に装着された収容ケースを支持する収容ケース支持部と、前記収容ケース支持部の反対側から合体ケースを前記収容ケースに向けて押込んで、前記収容ケースと合体させる合体用押込機構とを含む合体ケース装着機構をさらに備える。
第5の態様は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る端子付電線の端子へのケース装着装置であって、端子が前記端子セット凹部にセットされる前に、端子付電線の端子を周囲から挟んで電線に対する姿勢を揃える姿勢揃え機構をさらに備える。
第6の態様は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る端子付電線の端子へのケース装着装置を用い、端子付電線の端子を、前記セット位置に位置する前記セット部の端子セット凹部に前記退避位置とは反対側からセットし、前記収容ケース押込機構により、前記収容ケースを退避位置とは反対側から前記セット部に向けて移動させて、前記セット部を退避位置に向けて移動させつつ、前記端子支持部で支持された端子を前記収容ケース内に収容させる。
第1の態様によると、端子付電線移動機構により、端子付電線の端子を、前記セット位置に位置する前記セット部の端子セット凹部に前記退避位置とは反対側からセットし、収容ケース押込機構により、収容ケースを退避位置とは反対側からセット部に向けて移動させて、セット部を退避位置に向けて移動させつつ、端子支持部で支持された端子を収容ケース内に収容させることができる。これにより、端子付電線の端子に、ケースを容易に装着できる。特に、端子は、端子セット凹部に収容されており、収容ケースを移動させる際に、セット部が退避位置に向けて移動して、端子支持部で支持された端子が端子セット凹部から脱して収容ケース内に収容される。このため、なるべく正しい姿勢で、端子を収容ケース内に収容させることができる。
第2の態様によると、複数の端子付電線の端部の端子を、並列状態にして収容ケース内に収容させることができる。
第3の態様によると、端子をより確実に端子セット凹部にセットすることができる。
第4の態様によると、ケースが収容ケースと合体ケースとの合体構造である場合において、端子を収容ケースに収容させた後、端子を収容した収容ケースに合体ケースを容易に合体させることができる。
第5の態様によると、端子を端子セット凹部にセットする前に、端子付電線の端子を周囲から挟んで電線に対する姿勢を揃えるため、端子をより確実に端子セット凹部にセットすることができる。
第6の態様によると、端子付電線の端子に、ケースを容易に装着できる。特に、端子は、端子セット凹部に収容されており、収容ケースを移動させる際に、セット部が退避位置に向けて移動して、端子支持部で支持された端子が端子セット凹部から脱して収容ケース内に収容される。このため、なるべく正しい姿勢で、端子を収容ケース内に収容させることができる。
端子付電線を示す概略断面図である。 誘電体ケースの一例を示す概略斜視図である。 誘電体ケースの概略分解斜視図である。 ケース装着装置の全体構成を示す概略図である。 姿勢揃え機構を示す概略斜視図である。 姿勢揃え機構の動作を示す説明図である。 姿勢揃え機構の動作を示す説明図である。 姿勢揃え機構の動作を示す説明図である。 姿勢揃え機構の動作を示す説明図である。 姿勢揃え機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構を示す概略斜視図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 収容ケース装着機構の動作を示す説明図である。 合体ケース装着機構を示す概略斜視図である。 合体ケース装着機構の動作を示す説明図である。 合体ケース装着機構の動作を示す説明図である。 合体ケース装着機構の動作を示す説明図である。 合体ケース装着機構の動作を示す説明図である。
以下、実施形態に係る端子付電線の端子へのケース装着装置及び端子付電線の端子へのケース装着方法について説明する。
<端子付電線について>
説明の便宜上、加工対象となる端子付電線について説明する。図1は端子付電線10を示す概略断面図である。
端子付電線10は、電線11と、端子20とを備える。
電線11は、例えば、自動車などの車両に搭載されるワイヤーハーネスの一部品となる車両用ツイスト電線である。具体的には、電線11は、中心部としての撚り合せ部12と、撚り合せ部12の外周を覆う編組14と、編組14の外周を覆うシース16とを備える。
撚り合せ部12は、複数(ここでは2本)の絶縁電線13が撚り合わされた構成とされている。絶縁電線13は、線状の導体である芯線13aとその芯線13aの周囲を覆う絶縁被覆13bとを有している。絶縁被覆13bは、シース16の内側で芯線13a各々を個別に覆う一次被覆である。芯線13aは、例えば、複数の導電性の素線が撚り合わされた撚り線で構成される。もっとも、芯線は、単線であることも考えられる。
2本の絶縁電線13は、同軸の螺旋を描きつつ撚り合わされている。電線11の中心線は、絶縁電線13各々が沿う螺旋の軸である。2本の絶縁電線13の各端部には端子20が圧着されている。
編組14は、撚り合せ部12の外周を覆うシールド層である。編組14は、銅、銅合金等の金属線が筒状をなすように編まれることによって形成されている。かかる編組14は、シース16の内周側で撚り合せ部12を覆う筒形状をなしているが、シースから露出した状態では、各網目の間を広げるようにして拡径変形することができる。
シース16は、樹脂を編組14の外周に押出成形等することにより形成された絶縁体である。シース16は、編組14の外周で、複数の絶縁電線13を束ねた状態に維持すると共に編組14を筒形状に保つ部分である。
上記のような電線11は、イーサネット(登録商標)規格に準拠する高速通信用のケーブル等として適用され得る。
もっとも、電線11が上記構成であることは必須ではない。
中心部には、1本の電線のみ含まれていてもよいし、3本以上の電線が含まれていてもよい。中心部において複数の電線が撚り合わされず、並列状態に束ねられていてもよい。撚り合せ部12と編組14との間に絶縁層が介在していてもよい。電線は、中心導体の周囲に内部絶縁層を形成し、この周囲に編組を形成し、その周囲にシースを形成したもの、いわゆる同軸ケーブルと呼ばれるものであってもよい。また、電線全体として、1つの芯線の周囲に1つの絶縁被覆が形成されたものであってもよい。
電線11の端部において、部分的にシース16が剥ぎ取られて2本の絶縁電線13が露出している。さらに、2本の絶縁電線13の各端部において、絶縁被覆13bが剥ぎ取られて芯線13aが露出している。
端子20は、銅、銅合金等の金属板材を適宜プレス加工等することにより形成されている。端子20の表面には、スズ、ニッケル等のメッキ層が形成されていてもよい。端子20は、相手側接続部22と電線接続部24とが直線状に連なる形状に形成されている。
相手側接続部22は、相手側の端子等と接続される部分である。ここでは、相手側接続部22は、全体に箱状の形状、いわゆるメス端子としての形状に形成されている。そして、この相手側接続部22に、ピン状或はタブ状の接続部を有する相手側端子(いわゆるオス端子)が挿入接続される。もっとも、相手側接続部22は、ピン状或はタブ状の形状、いわゆるオス端子としての形状に形成されていてもよい。オス端子もピン状或はタブ状の基端部に箱部が形成される。
電線接続部24は、絶縁電線13の端部に圧着されて絶縁電線13と接続される部分である。ここでは、電線接続部24は、芯線バレル部25と、被覆バレル部26とを含む。もっとも、電線接続部24において、被覆バレル部26は省略されることもあり得る。
芯線バレル部25は、底板部の両側部から一対の芯線圧着片が立ち上がる形状に形成されており、その内部に露出した芯線13aが配設された状態で、一対の芯線圧着片が内向きに曲げられる。これにより、芯線バレル部25が露出した芯線13aに圧着される。
被覆バレル部26は、底板部の両側部から一対の被覆圧着片が立ち上がる形状に形成されており、その内部に絶縁被覆13bの端部が配設された状態で、一対の被覆圧着片が内向きに曲げられている。これにより、被覆バレル部26が絶縁被覆13bの端部に圧着される。
2本の絶縁電線13のそれぞれの端部に端子20が圧着されている。2つの端子は、樹脂等で形成された誘電体ケース30内に収容される。誘電体ケース30は、2つの端子20が直接接触しないようにそれらの間を仕切ると共に、空気よりも大きい誘電率の物質で端子20の外周を覆う。誘電体ケース30の先端側には、2つの端子20に対応する2つの開口が形成されており、相手側の2つの端子を2つの開口のそれぞれに挿入して、対応する端子20に接続することができる。
また、誘電体ケース30の外周は、外導体端子40によって覆われている。外導体端子40は、銅、銅合金等の金属板材を適宜プレス加工等することにより形成されている。外導体端子40の表面には、スズ、ニッケル等のメッキ層が形成されていてもよい。外導体端子40は、誘電体ケース収容部42と、編組圧着部44とが直線状に連なる形状に形成されている。
誘電体ケース収容部42は、箱形状に形成されており、誘電体ケース30の外周囲を内部に収容することができるようになっている。
誘電体ケース収容部42の一端部からシース16の端部に向けて編組圧着部44が延出している。編組圧着部44は、例えば、底板部の両側部から一対の編組圧着片が立ち上がる形状に形成されている。そして、編組14のうちシース16の端部から露出する編組14(以下、露出編組14aということがある)を、シース16の端部に被せるように反転させる。ここでは、シース16の外周に金属スリーブ18を被せ、露出編組14aを金属スリーブ18の外周に被せている。金属スリーブ18は省略されてもよい。そして、シース16の端部、金属スリーブ18及びその外周に被せられた露出編組14aを編組圧着部44内に配設し、この状態で、一対の編組圧着片が内向きに曲げられる。これにより、編組圧着部44がシース16の端部、金属スリーブ18及び露出編組14aに圧着される。この編組圧着部44は、シース16の端部の外周で露出編組14aに接触しているため、編組14と電気的に接触した状態に保たれる。
上記外導体端子40は省略されていてもよい。
図2は誘電体ケース30の一例を示す概略斜視図であり、図3は誘電体ケース30の概略分解斜視図である。
誘電体ケース30は、ケースの一例であり、収容ケース32と、合体ケース36とを備える。
収容ケース32は、樹脂等の誘電体により構成された部材であり、外周の一部が開口する端子収容凹部32aが形成された構成とされている。より具体的には、収容ケース32は、底部33と、一対の側壁部34aと、仕切部34bとを備える。
底部33は、長方形板状に形成されている。底部33の長手方向寸法は、端子20と長さ寸法と同じかこれよりも大きく設定されている。底部33の幅方向寸法は、端子20の幅寸法に、端子20の収容個数を乗じた寸法よりも大きく設定されている。
底部33の両側部に、底部33の一方主面側に突出するように側壁部34aが突設されている。また、底部33の幅方向中央部に、底部33の一方主面側に突出するように仕切部34bが突設されている。一対の側壁部34a及び仕切部34bの高さ寸法は、端子20の高さ寸法と同じかこれよりも大きく設定されている。
そして、底部33の一方主面側であって、一方の側壁部34aと仕切部34bとの間、及び、他方の側壁部34aと仕切部34bとの間のそれぞれに、端子20を収容可能な端子収容凹部32aが並列状に形成される。2つの端子収容凹部32aは、収容ケース32の外周の一部である底部33とは反対側に開口しており、当該開口を通じて2つの端子20が2つの端子収容凹部32a内に並列状態で収容される。
また、端子収容凹部32a内には、端子20の相手側接続部22に形成された凹部、又は、相手側接続部22と芯線バレル部25との間の凹部等に係止可能な端子固定凸部32bが形成されており、この端子固定凸部32bによって端子20が端子収容凹部32a内で位置決めされる。
一対の側壁部34aの延在方向中間部には、凹部34hが形成されている。この凹部34hにおいて、底部33の両側部から外側に突出する係止突起33pが形成されている。係止突起33pは、底部33の一方主面に向けて底部33の外側に順次突出する形状に形成されている。
合体ケース36は、樹脂等の誘電体によって形成された部材であり、収容ケース32に被さるように合体して上記端子収容凹部32aの開口を閉じる。より具体的には、合体ケース36は、天井部37と、一対の側片38とを備える。
天井部37は、上記底部33と同じく長方形板状に形成されている。天井部37の両側部の中央部から、天井部37の一方主面側に向けて一対の側片38が突設されている。側片38は、側壁部34aに形成された凹部34hに嵌り込む長方形板状に形成されている。この側片38に、上記係止突起33pが嵌り込む係止凹部38hが形成されている。
そして、一対の端子収容凹部32aのそれぞれに端子20を収容した状態で、合体ケース36を収容ケース32に向けて押込むと、係止突起33p及び側片38の少なくとも一方が弾性変形し、係止突起33pが側片38の係止凹部38hに嵌り込むと、係止突起33p及び側片38の少なくとも一方が元の形状に弾性復帰し、係止凹部38hが係止凹部38hに嵌り込んだ状態となる。これにより、合体ケース36が収容ケース32に合体され、一対の端子20が一対の端子収容凹部32a内に収容された状態に保たれる。
この状態では、一対の端子20から延出する絶縁電線13は、誘電体ケース30の一方側の2つの開口から外方に延出している。また、誘電体ケース30の他方側の2つの開口は、外向きに開口しており、当該開口を通じて他の端子を、内部の端子20に接続できるようになっている。
以下に、端子20に誘電体ケース30を組付ける技術、特に、一対の端子20を並列状態にして収容ケース32内に収容する技術を説明する。
<端子付電線の端子へのケース装着装置の全体構成について>
図4はケース装着装置50の全体構成を示す概略図である。ケース装着装置50は、電線端部搬送機構52と、姿勢揃え機構60と、収容ケース装着機構70と、合体ケース装着機構100とを備える。
電線端部搬送機構52は、端子付電線10の両端部を搬送方向Pに沿って搬送する。この搬送方向Pに沿って上流側から下流側に向けて姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100がこの順で設けられている。
姿勢揃え機構60の上流側には、絶縁電線13の端部の絶縁被覆13bを皮剥ぎする機構、絶縁電線13の端部に端子20を圧着する機構等を含む前処理機構130が設けられている。このため、姿勢揃え機構60に対して搬送される端子付電線10の両端部では、シース16から露出する絶縁電線13の端部に端子が圧着された状態となっている。
上記絶縁被覆13bの皮剥、端子20の圧着等が手作業によって行われた端子付電線10の端部が電線端部搬送機構52にセットされてもよい。シース16の皮剥、編組14の反転処理等も手作業によって行うことができる。
また、合体ケース装着機構100の下流側には、誘電体ケース30の外側に外導体端子40を圧着する端子圧着装置等を含む後処理機構132が設けられている。もちろん、前処理機構130が省略され、外導体端子40の圧着等が手作業によって行われてもよい。
電線端部搬送機構52は、電線端部把持部54と、電線端部進退駆動部56と、電線端部昇降駆動部57と、電線端部搬送駆動部58とを備える。
電線端部把持部54は、ソレノイドを利用した電磁チャック又はエアシリンダを利用したチャック等によって構成されており、開閉駆動可能な一対の把持片54aを備えている。そして、一対の把持片54aを閉じる方向に移動させることで、端子付電線10のシース16の端部であって上記露出編組14aが反転される部分よりも延在方向中央寄りの部分を把持する。
電線端部進退駆動部56は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、電線端部把持部54を、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100に対して進退移動させる。すなわち、電線端部搬送機構52の一側に、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100が設けられており、電線端部進退駆動部56は、電線端部把持部54を、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100から退避させた退避位置と、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100側に進出移動させた進出位置との間で駆動させる。電線端部把持部54を退避位置に移動させた状態では、電線端部把持部54に把持された端子付電線10の端部は、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100とは干渉せず、搬送方向Pに沿って移動させることができる。電線端部把持部54を進出位置に移動させた状態では、電線端部把持部54に把持された端子付電線10の端部は、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100によって加工可能な位置に送込まれる。
電線端部昇降駆動部57は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、電線端部把持部54を昇降駆動させる。
電線端部搬送駆動部58は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータ、環状ベルト又は環状チェーンを循環移動させる送り機構等によって構成されており、電線端部把持部54を電線端部昇降駆動部57と共に搬送方向Pに沿って間欠的に移動させる。
ここでは、2つの電線端部把持部54が、電線端部進退駆動部56を介して可動台59上に支持されている。そして、1つの端子付電線10の両側の端部を、2つの電線端部把持部54で別々に把持した状態で、搬送方向Pに沿って順次間欠的に搬送していくことができる。この際、2つの電線端部把持部54は、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100における各加工位置の間隔に応じた間隔で、可動台59上に支持されている。このため、一方の電線端部把持部54で把持された端子付電線10の一方の端部を姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100のいずれか1つで加工中に、その隣で、他方の電線端部把持部54で把持された端子付電線10の他方の端部を加工することができる。
電線端部搬送機構52により搬送される端子付電線10の端部は、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100をこの順で経て加工される。
姿勢揃え機構60は、端子20を、収容ケース32に収容するのに適した所定指摘に揃えるように構成されている。収容ケース装着機構70は、端子20に、収容ケース32を装着可能に構成されている。合体ケース装着機構100は、端子20を収容した収容ケース32に、合体ケース36を合体させることが可能に構成されている。
なお、上記電線端部搬送機構52、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100等の各部は、CPU、ROMおよびRAM等を備え、予め格納されたソフトウェアプログラム及び所定の設定値に従って演算処理を実行するマイクロコンピュータによって構成される制御ユニット51によって動作制御される。
以下、姿勢揃え機構60、収容ケース装着機構70及び合体ケース装着機構100の各構成について説明する。
<姿勢揃え機構について>
姿勢揃え機構60について説明する。図5は姿勢揃え機構60を示す概略斜視図であり、図6〜図10は姿勢揃え機構60の動作を示す説明図である。図6〜図10では、上側に端子付電線10の端部の軸方向に沿って見た場合における各部の位置関係を示しており、下側に平面視における各部の位置関係を示している。
姿勢揃え機構60は、収容ケース装着機構70において端子20が後述する端子セット凹部72aにセットされる前に、端子付電線10の端子20を周囲から挟んで電線11に対する姿勢を揃える機構であり、下支え部62と、上押え部64と、一対の側方押え部66と、中間挿入部68とを備える。
上記電線端部搬送機構52によって搬送された端子付電線10の端部が姿勢揃え機構60に向けて搬送されると、下支え部62と上押え部64との間で、2つの端子20を挟んでそれらの上下方向の位置を規制する。また、一対の側方押え部66によって、並列状態で配設された2つの端子20を両側から押えてその両側側での位置を規制する。さらに、中間挿入部68を2つの端子20の間に挿入して、当該2つの端子20の間に所定間隔の隙間が設けられるように位置を規制する。これにより、2つの端子20が、所定間隔をあけて、互いに平行な並列状他で並ぶように揃えられる。
なお、ここでの説明においては、電線端部把持部54、端子付電線10の各位置は、姿勢揃え機構60に向けて端子付電線10を送る電線端部把持部54の位置及び当該電線端部把持部54によって保持された端子付電線10の位置を基準として説明する。
下支え部62は、電線端部搬送機構52によって送られた端子付電線10の端部の2つの端子20の下方位置に設けられている。下支え部62のうち上向き部分は、端子付電線10の端部の軸方向に対して直交する水平方向に沿った縁部に形成されている。
2つの端子20が電線端部搬送機構52によって下支え部62上に送られると、電線端部昇降駆動部57の駆動によって下降移動し、下支え部62の上側の縁部に沿って配設される。
上押え部64は、下支え部62の上方に設けられており、上押え片64aと、昇降駆動部64bとを備える。
昇降駆動部64bは、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、上押え片64aを、下支え部62の上方で昇降駆動させる。
上押え片64aは、昇降駆動部64bから下方に向く姿勢で支持されている。上押え片64aのうち下向きの縁部は、端子付電線10の端部の軸方向に対して直交する水平方向に沿った縁部に形成されており、下支え部62の上側の縁部に対向して設けられている。
そして、下支え部62上に2つの端子20を配設した状態で、昇降駆動部64bの駆動により上押え片64aを下降させると、2つの端子20が下支え部62と上押え片64aとの間で挟込まれ、その上下位置が一定に揃えられるようになる。
一対の側方押え部66は、下支え部62の両側に設けられている。側方押え部66は、側方押え片66aと、幅方向駆動部66bとを備える。
幅方向駆動部66bは、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、側方押え片66aを、下支え部62の上方で内外方向に向けて往復駆動させる。
側方押え片66aは、幅方向駆動部66bから下支え部62の上方空間に向く姿勢で支持されている。側方押え片66aのうち下支え部62の上方空間を向く縁部は、端子付電線10の端部の軸方向に対して直交する鉛直方向(重力方向)に沿った縁部に形成されている。一対の側方押え片66aは、下支え部62の上方空間を介して対向して設けられている。
そして、下支え部62上に2つの端子20を配設した状態で、幅方向駆動部66bの駆動により一対の側方押え片66aを接近移動させると、2つの端子20が一対の側方押え片66aの間で挟込まれ、その両側外方位置が一定に揃えられるようになる。
中間挿入部68は、電線端部把持部54によって把持される端子付電線10の端部の2つの端子20の間の下方位置に設けられている。
中間挿入部68は、挿入片68aと、昇降駆動部68bとを備える。
昇降駆動部68bは、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、挿入片68aを2つの端子20の間に向けて進退駆動させる。
挿入片68aは、昇降駆動部68bから上向き姿勢で支持されている。好ましくは、挿入片68aの先端部は、先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成されている。挿入片68aのうち端子20間に挿入される中間部は、端子セット凹部72aにおける2つの端子20の保持間間隔と同じに設定されている。
そして、下支え部62上に2つの端子20を配設した状態で、昇降駆動部68bの駆動によって挿入片68aを2つの端子20の間に向けて進出駆動させると、挿入片68aが2つの端子20の間に配設される。これにより、当該2つの端子20の間に、挿入片68aの中間部の幅に応じた隙間が形成される。
挿入片68aは、上方から2つの端子20の間に挿入される構成であってもよい。
なお、端子20の長手方向において、下支え部62及び上押え片64aと、側方押え片66aと、挿入片68aとは互いに異なる位置に配設されている。このため、下支え部62及び上押え片64aと、側方押え片66aとは互いに干渉せずに、端子20を押えることができる。ここでは、端子20の基端側から先端側に向けて挿入片68a、下支え部62及び上押え片64a、側方押え片66aがこの順で設けられる。この位置関係は、任意であり、上記例に限られない。
本姿勢揃え機構60の動作について説明する。
まず、初期状態においては、図6に示すように、上押え片64aは上昇した位置にあり、一対の側方押え片66aは互いに離間した位置にあり、挿入片68aは下方に退避した位置にある。この状態で、端子付電線10のいずれか一方の端部が姿勢揃え機構60に送られる。すなわち、電線端部進退駆動部56の駆動により、電線端部把持部54によって把持された端子付電線10の端部の2つの端子20が下支え部62上に向けて送られる。2つの端子20が送込まれた直後の状態では、2つの端子20が上下方向、左右方向に位置ずれしていたり、傾斜したりしていることがあり得る。
この後、図7に示すように、昇降駆動部64bの駆動により、上押え片64aが下降移動する。すると、下支え部62と上押え片64aとの間で、2つの端子20が挟込まれる。これにより、2つの端子20の上下位置がある程度揃えられる。
次に、図8に示すように、幅方向駆動部66bの駆動により、一対の側方押え片66aが接近移動する。これにより、2つの端子20の外向き部分が内向きに押される。これにより、2つの端子20間に必要以上の幅が開いている場合、端子20が斜めになって開いているような場合には、ある程度接近するように寄せられる。
この後、図9に示すように、昇降駆動部68bの駆動により、挿入片68aを2つの端子20の間に進出駆動させる。すると、2つの端子20の間に当該挿入片68aの幅に応じた隙間が形成される。これにより、2つの端子20は、電線11の端部の軸方向に沿うように揃えられた状態で、並列された状態となる。
この後、図10に示すように、上押え片64aを上昇移動させ、一対の側方押え片66aを離隔移動させ、さらに、挿入片68aを退避移動させる。これにより、電線端部搬送機構52によって、2つの端子20を下支え部62から取出して、次の収容ケース装着機構70に向けて送ることができる。
なお、2つの端子20が上記のように並列された状態となるように、当該端子20に向けて延びる絶縁電線13自体が塑性変形しているため、上押え片64a、一対の側方押え片66a及び挿入片68aを退避移動させた状態でも、2つの端子20は、ある程度電線11の端部の軸方向に沿うように揃えられた状態で並列された状態に保たれる。
なお、上記上押え片64a、一対の側方押え片66a及び挿入片68aの進出順は任意であり、いずれの順で端子20を押えてもよい。また、上記上押え片64a、一対の側方押え片66a及び挿入片68aの少なくとも1つが省略されてもよい。また、本姿勢揃え機構60が設けられることは必須ではない。
<収容ケース装着機構について>
収容ケース装着機構70について説明する。図11は収容ケース装着機構70を示す概略斜視図であり、図12〜図18は収容ケース装着機構70の動作を示す説明図である。図12〜図18では、上側に端子付電線10の端部の軸方向に沿って見た場合における各部の位置関係を示しており、下側に平面視における各部の位置関係を示している。
上記電線端部搬送機構52によって搬送された端子付電線10の端部において、2つの端子20の姿勢が揃えられると、電線端部搬送機構52は、端子付電線10の端部を収容ケース装着機構70に向けて送る。
なお、ここでの説明においては、電線端部把持部54、電線11の各位置は、収容ケース装着機構70に向けて端子付電線10の端部を送る電線端部把持部54の位置及び当該電線端部把持部54によって保持された端子付電線10の位置を基準として説明する。
収容ケース装着機構70は、端子付電線10の端部の端子20に、収容ケース32を装着する機構であり、セット部72と、セット部支持部76と、収容ケース押込機構80とを備える。
この収容ケース装着機構70では、セット部72に端子20をセットした状態で、収容ケース押込機構80により収容ケース32をセット部72に向けて押込む。これにより、セット部72が端子20を所定位置に残したまま退避移動して、セット部72にセットされていた端子20がほぼそのままの姿勢で収容ケース32に収容されるようになっている。
ここでは、収容ケース装着機構70は、さらに、側方ガイド機構90と、端子押え機構94とを備えている。側方ガイド機構90は、端子20をセット部72にセットする際において端子20をガイドする。端子押え機構94は、端子20がセット部72により確実にセットされるように、端子20を押える。
セット部72は、電線端部搬送機構52によって送られた端子付電線10の端部の2つの端子20の下方位置に設けられている。セット部72は、セット位置と退避位置との間で移動可能に支持されており、退避位置とは反対側から端子20をセット可能に構成されている。
より具体的には、セット部72は、セット底部73と、一対の側壁部74と、仕切部75とを備える。
セット底部73は、方形板状に形成されている。セット底部73の長手方向寸法は、端子20の長さ寸法と同じかこれよりも大きく設定されており、セット底部73の幅方向寸法は、端子20の幅寸法に、端子20の収容個数を乗じた寸法よりも大きく設定されている。セット底部73の平面視における形状及び大きさは、好ましくは、収容ケース32の底部33の形状及び大きさと同じである。
セット底部73の両側部に、セット底部73の一方主面側(上側)に突出するように側壁部74が突設されている。また、セット底部73の幅方向中央部に、セット底部73の一方主面側に突出するように仕切部75が突設されている。一対の側壁部74及び仕切部75の高さ寸法は、端子20を一定位置に支持可能な程度の寸法に設定されている。
そして、セット底部73の一方主面側であって、一方の側壁部74と仕切部75との間、及び、他方の側壁部74と仕切部75との間のそれぞれに、端子20を収容可能な端子セット凹部72aが形成される。2つの端子セット凹部72aは、セット底部73とは反対側の上側に開口しており、当該上側開口を通じて2つの端子20が2つの端子セット凹部72a内に並列状態で収容される。
2つの端子20の長さ寸法2aにおける端子20のセット姿勢及び間隔は、収容ケース32における端子20のセット姿勢及び間隔と同じに設定されている。
好ましくは、一対の側壁部74の内面は、上方に向って徐々に外側に傾斜している。また、好ましくは、仕切部75の上部は、上方に向って徐々に薄肉に形成されている。
一対の側壁部74の延在方向中間部及び仕切部75の延在方向中間部には、凹部72hが形成されている。セット部72を側方から観察すると、凹部72hが形成された箇所で上方から下方に凹んでいる。
セット部72は、セット部支持部76によってセット位置と退避位置との間で移動可能に支持されている。より具体的には、セット部支持部76は、直方体箱状に形成されている。セット部支持部76の内部空間は、セット底部73を水平姿勢に保ったまま移動可能な大きさの直方体状空間に形成されている。セット部支持部76の上部には、一対の側壁部74及び仕切部75を進退可能に配設可能な開口76hが形成されている。また、セット部支持部76の上部には、凹部72h内を通過するようにその両側部に掛渡された横長板状の端子支持部77が設けられている。この端子支持部77は、セット部72がセット位置に位置する状態で、端子セット凹部72aに支持された端子20を退避位置側から支える。特に、2つの端子セット凹部72aに並列状態でセットされた2つの端子20を、並列状態に保ったまま退避位置側から支える。
そして、セット底部73を、セット部支持部76内の上側に近い位置と底側に近い位置との間で移動させるように、セット部72がセット部支持部76に対して進退移動可能に支持されている。セット部72が上側のセット位置に移動した状態では、一対の側壁部74及び仕切部75は、開口76hを通ってセット部支持部76の上方に突出している。また、端子支持部77は、凹部72h内を通ってセット底部73の上方に位置している。セット部72が下側の退避位置に移動した状態では、一対の側壁部74及び仕切部75は、開口76hを通ってセット部支持部76内に退避している。また、また、端子支持部77は、凹部72hの上側空間又は上方に位置している。
セット部72がセット位置に移動した状態では、2つの端子20を、退避位置とは反対側である上側から端子セット凹部72a内にセットすることができる。この状態では、2つの端子20は、端子支持部77上にある。
ここでは、電線端部搬送機構52の電線端部把持部54が端子付電線10の端部を把持した状態で、電線端部昇降駆動部57の駆動により電線端部把持部54を下降させると、端子付電線10の端子20が、セット位置に位置するセット部72の端子セット凹部72aに向けて移動する。このため、電線端部搬送機構52の電線端部把持部54及び電線端部昇降駆動部57が端子付電線移動機構として機能する。
この状態で、セット部72が退避位置に移動すると、端子支持部77上に支持された2つの端子20が当該端子支持部77上に残ったままとなる。
また、収容ケース装着機構70には、セット部72をセット位置に向けて付勢する付勢部78が設けられている。ここでは、付勢部78として、セット部支持部76内において、セット底部73とセット部支持部76の底部との間に圧縮状態でコイルバネが介在配置されている。付勢部78は、その他、板ばね等であってもよい。
収容ケース押込機構80は、収容ケース32を退避位置とは反対側からセット部72に向けて移動させて、セット部72を退避位置に移動させつつ、端子支持部77で支持された端子20を収容ケース32内に収容させるように構成されている。
より具体的には、収容ケース押込機構80は、収容ケース保持部82と、昇降駆動部83と、進退駆動部84とを備えている。
収容ケース保持部82は、収容ケース32を着脱可能に保持するように構成されている。ここでは、収容ケース保持部82としては、エアの吸引により収容ケース32の底部33の外向き面を吸着保持可能に構成されている。収容ケース保持部は、ソレノイドを利用した電磁チャック又はエアシリンダを利用したチャック等によって収容ケースを着脱可能に保持する構成であってもよい。
昇降駆動部83は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、昇降駆動部83の下端部に収容ケース保持部82が支持されている。この昇降駆動部83は、収容ケース保持部82を昇降駆動させる。
進退駆動部84は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、収容ケース保持部82を、昇降駆動部83と共に端子付電線10の端部の軸方向に沿って前後移動させる。
進退駆動部84に対してセット部72とは反対側の奥側の端部には、収容ケース32を1つずつ並んで供給するケース送り機構が設けられており、進退駆動部84の駆動により収容ケース保持部82を進退駆動部84の奥側の端部に移動させた状態で、収容ケース保持部82が収容ケース保持部82を保持する。この後、進退駆動部84の駆動により収容ケース保持部82を進退駆動部84の手前側であってセット部72の上方に移動させた状態で、昇降駆動部83が収容ケース保持部82を下降させる。すると、収容ケース32がセット部72を退避位置に向けて押す。これにより、端子20が端子支持部77上に残ったままの状態で、セット部72が退避位置に沈み込む。これにより、セット部72が存在していた箇所に、当該セット部72に代って収容ケース32が押されるように移動し、端子支持部77上の端子20が収容ケース32の端子収容凹部32a内に収容される。
側方ガイド機構90は、セット部72の両側に設けられている。側方ガイド機構90は、一対のセットガイド部90aと、一対の幅方向駆動部90bとを備える。
幅方向駆動部90bは、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、セットガイド部90aをセット部72の側方で内外方向に向けて往復駆動させる。
セットガイド部90aは、幅方向駆動部90bからセット部72側に向く姿勢で支持されている。セットガイド部90aのうちセット部72側を向く縁部は、端子付電線10の端部の軸方向に対して直交する鉛直方向(重力方向)上側に向けて順次外側に向うガイド部90gに形成されている。
そして、一対の幅方向駆動部90bの駆動により、一対のセットガイド部90aの先端部を、セット位置に位置するセット部72の端子セット凹部72a内に配設する。この状態で、上記ガイド部90gが端子セット凹部72aの上方において上側に向けて順次外側に向うように配設される。ガイド部90gにより、端子20がセット部72の端子セット凹部72aに向けて案内される。
端子押え機構94は、セット位置に位置するセット部72の端子セット凹部72aの奥に向けて端子20を押込可能に構成されている。
より具体的には、端子押え機構94は、セット押え片94aと、昇降駆動部94bとを備える。
昇降駆動部94bは、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、セット押え片94aを、セット部72の上方で昇降駆動させる。ここでは、昇降駆動部94bは、進退駆動部84によって進退駆動可能に構成されており、上記収容ケース保持部82とセット押え片94aとが選択的にセット部72の上方位置に移動できるようになっている。
もっとも、昇降駆動部の駆動によってセット押え片94aが収容ケース保持部82と干渉しない上方位置まで退避移動する構成であってもよい。
セット押え片94aは、昇降駆動部94bから下方に向く姿勢で支持されている。セット押え片94aのうち下向きの縁部は、端子付電線10の端部の軸方向に対して直交する水平方向に沿った縁部に形成されており、セット部72に対向して配置可能に構成されている。
そして、セット部72上に2つの端子20を配設した状態で、昇降駆動部94bの駆動によりセット押え片94aを下降させると、2つの端子20がセット部72内に向けて押込まれるようになっている。ここでは、セット押え片94aは、端子20の延在方向において、セット部72の端子セット凹部72a内であってセットガイド部90aとは異なる位置に配設された状態で下降移動され、したがって、セットガイド部90aと干渉しないで、端子20を押込めるようになっている。
収容ケース装着機構70の動作について説明する。
初期状態においては、図12に示すように、付勢部78の付勢力によってセット部72はセット位置に存在している。セットガイド部90aは、セット部72の凹部72h内に部分的に入り込んだ位置に存在している。収容ケース保持部82及びセット押え片94aは、セット部72から上方に離れた位置に存在している。
この状態で、電線端部搬送機構52の電線端部把持部54が端子付電線10の端部を把持した状態で、電線端部昇降駆動部57の駆動により電線端部把持部54を下降させると、端子付電線10の2つの端子20が、並列状態で、セット位置に位置するセット部72の端子セット凹部72aに向けて移動し、図13に示すように、一対の端子20が並列状態で、一対の端子セット凹部72a内に配設される。この状態では、端子20が端子セット凹部72aの底から浮いた状態となっていることもあり得る。
この際、端子20が端子セット凹部72aから外側方にずれた位置にあったとしても、当該端子20はセットガイド部90aのガイド部90gによって端子セット凹部72aに向けて案内される。
次に、図14に示すように、進退駆動部84によってセット押え片94aをセット部72の上方に移動させ、昇降駆動部94bの駆動によってセット押え片94aを下降させる。すると、セット押え片94aが2つの端子20を並列状態のままセット部72に向けて押込む。これにより、2つの端子20が端子セット凹部72aの奥にセットされる。
次に、図15に示すように、昇降駆動部94bの駆動によってセット押え片94aを上昇させると共に、幅方向駆動部90bの駆動により一対のセットガイド部90aをセット部72の外方に離れた位置に移動させる。
この後、図16に示すように、進退駆動部84によって収容ケース保持部82をセット部72の上方位置に移動させ、当該収容ケース保持部82によって保持された収容ケース32をセット部72の上方に位置させる。この状態で、収容ケース32の端子セット凹部72aの開口は下向きである。
次に、図17に示すように、昇降駆動部83の駆動によって収容ケース保持部82を下降させる。すると、収容ケース32の一対の側壁部34a及び仕切部34bが、セット部72の一対の側壁部74及び仕切部75を押す。これにより、セット部72が付勢部78の付勢力に抗してセット位置から退避位置に沈み込む。この際、セット部72が完全に沈み込む前の状態では、2つの端子20は、セット部72によって並列状態に保たれている。そして、セット部72に代って、収容ケース32が下方に移動し、2つの端子20は並列状態に保たれたまま収容ケース32の2つの端子収容凹部32a内に入り込む。このため、2つの端子20は、所定の並列状態のまま収容ケース32の2つの端子収容凹部32a内に収容されることになる。
この後、図18に示すように、昇降駆動部83の駆動によって収容ケース保持部82を上昇させる。これと同期して端子付電線10の端部を把持している電線端部把持部54を上昇させる。すると、収容ケース32内に2つの端子20が収容された状態のまま、収容ケース32がセット部72の上方に移動する。セット部72は、付勢部78の付勢力によって退避位置からセット位置に復帰移動する。
この後、収容ケース保持部82による収容ケース保持部82の保持を解除し、電線端部搬送機構52によって、電線端部把持部54で把持された端子付電線10の端部を次の合体ケース装着機構100に送る。2つの端子20の上に収容ケース32が存在していることから、端子付電線10の端部を把持して移動させれば、2つの端子20と共に収容ケース32は次の合体ケース装着機構100に移動する。端子20が収容ケース32内に嵌め込まれて離脱困難な状態で、端子付電線10の端部が移動してもよい。
<合体ケース装着機構について>
合体ケース装着機構100について説明する。図19は合体ケース装着機構100を示す概略斜視図であり、図20〜図23は合体ケース装着機構100の動作を示す説明図である。図20〜図23では、端子付電線10の端部の軸方向に沿って見た場合における各部の位置関係を示している。
上記電線端部搬送機構52によって搬送された端子付電線10の端部において、2つの端子20に収容ケース32が装着されると、電線端部搬送機構52は、合体ケース装着機構100に向けて送る。
なお、ここでの説明においては、電線端部把持部54、電線11の各位置は、合体ケース装着機構100に向けて端子付電線10の端部を送る電線端部把持部54の位置及び当該電線端部把持部54によって保持された端子付電線10の位置を基準として説明する。
合体ケース装着機構100は、収容ケース32に端子20を収容した状態のまま、当該収容ケース32に合体ケース36を合体させる機構であり、収容ケース支持部102と、合体用押込機構106とを備える。
収容ケース支持部102は、端子付電線10の端部の端子20に装着された収容ケース32を支持可能に構成されている。
ここでは、収容ケース支持部102は、電線端部搬送機構52によって送られる端子付電線10の端部の端子20に装着された収容ケース32の上方位置に配設されている。収容ケース支持部102は、一対のケース把持部103と、一対のケース把持部103を接近離隔駆動する開閉駆動部104とを備える。
開閉駆動部104は、ソレノイドを利用した電磁チャック又はエアシリンダを利用したチャック等によって構成されており、一対のケース把持部103を開閉駆動可能に構成されている。
一対のケース把持部103は、開閉駆動部104に対して下向き姿勢で開閉駆動可能に支持されている。ケース把持部103の下端部の内向き部分には、L字状に凹む把持凹部103aが形成されている。一対の把持凹部103aのうち互いに対向する内向き側面の間で収容ケース支持部102を両側から挟んで把持することができる。一対の把持凹部103aのうち下向き面で、収容ケース32の上向き面、即ち、底部33の外向き面を押えることができる。
そして、電線端部搬送機構52によって端子付電線10の端部が合体ケース装着機構100に送られると、その端子20に装着された収容ケース32を把持するように支持することができる。
合体用押込機構106は、収容ケース支持部102の反対側から合体ケース36を収容ケース32に向けて押込んで、当該合体ケース36を収容ケース32と合体させるように構成されている。
より具体的には、合体用押込機構106は、合体ケース保持部107と、昇降駆動部108とを備えている。
合体ケース保持部107は、合体ケース36を着脱可能に保持するように構成されている。ここでは、合体ケース保持部107としては、エアの吸引により合体ケース36の天井部37の外向き面を吸着保持可能に構成されている。合体ケース保持部は、ソレノイドを利用した電磁チャック又はエアシリンダを利用したチャック等によって収容ケースを着脱可能に保持する構成であってもよい。
昇降駆動部108は、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成されており、昇降駆動部108の上端部に合体ケース保持部107が支持されている。この昇降駆動部108は、収容ケース支持部102の下方で合体ケース保持部107を昇降駆動させる。
上記合体ケース保持部107には、合体ケース36が順次供給される。合体ケース36の供給は、例えば、合体ケース36を把持する把持部と、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成された駆動部とを含む供給機構によってなされてもよい。あるいは、合体ケース保持部107及び昇降駆動部108が、エアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等のリニアアクチュエータによって構成された駆動部によって、合体ケース36の順次供給位置に迄移動して、当該合体ケース36を保持しに行く構成であってもよい。
合体ケース装着機構100の動作について説明する。
初期状態においては、図20に示すように、一対のケース把持部103は開いた状態となっており、合体ケース保持部107が下降した状態となっている。
この状態で、電線端部搬送機構52の電線端部把持部54が端子付電線10の端部を把持した状態で、一対のケース把持部103に向って移動し、端部の端子20に装着された収容ケース32を一対のケース把持部103に移動させる。
この後、図21に示すように、開閉駆動部104の駆動によって一対のケース把持部103を閉じると、それらの間で収容ケース32が把持される。
この後、昇降駆動部108の駆動により、上記合体ケース保持部107を上昇させると、当該合体ケース保持部107によって保持されていた合体ケース36が収容ケース32に向けて押込まれる。これにより、収容ケース32に端子20が収容された状態で、収容ケース32に対して合体ケース36が合体される。
この後、図23に示すように、開閉駆動部104の駆動によって一対のケース把持部103を開くと共に、昇降駆動部108の駆動により、合体ケース保持部107を下降させる。
すると、電線端部搬送機構52の電線端部把持部54に把持された端子付電線10の端部において、端子20に、合体した収容ケース32及び合体ケース36が装着された状態となる。これを、電線端部搬送機構52は、次の工程に送る。
なお、合体ケース36が省略される場合、人手で合体作業がなされる場合等には、合体ケース装着機構100は省略されてもよい。
<効果等>
以上のように構成された端子付電線10の端子20へのケース装着装置50及び端子付電線10の端子20へのケース装着方法によると、端子付電線移動機構としての電線端部搬送機構52によって、端子付電線10の端子20を、セット位置に位置するセット部72の端子セット凹部72aに、退避位置とは反対側からセットし、収容ケース押込機構80により、収容ケース32を退避位置とは反対側からセット部72に向けて移動させる。すると、収容ケース32によりセット部72を押して退避位置に移動させつつ、端子支持部77上に支持された端子20を収容ケース32の端子収容凹部32a内に収容させることができる。これにより、端子付電線10の端子20に、収容ケース32を容易かつ自動で装着できる。特に、端子20は、端子セット凹部72a内に収容されており、収容ケース32を移動させる際に、セット部72が退避位置に移動して、端子支持部77上に支持された端子20が端子セット凹部72aから脱して収容ケース32内に収容される。このため、端子20が傾いたりせずなるべく正しい姿勢で収容ケース32内に収容させることができる。
また、複数(ここでは2つ)の端子20を、なるべく正確に並列状態にして収容ケース32内に収容させることができる。
もっとも、1つの端子又は3つ以上の端子に収容ケース32を装着する構成であってもよい。
また、セット位置に位置するセット部72の両側で、端子20を端子セット凹部72aに向けて案内するガイド部90gを有するセットガイド部90aを備えるため、端子20をより確実に端子セット凹部72aにセットすることができる。
また、収容ケース32を支持する収容ケース支持部102と、収容ケース支持部102の反対側から合体ケース36を収容ケース32に向けて押込んで、収容ケース32と合体させる合体用押込機構106とを含む合体ケース装着機構100を備える。このため、誘電体ケース30が収容ケース32と合体ケース36との合体構造である場合において、端子20を収容ケース32に収容させた後、端子20を収容した収容ケース32に合体ケース36を容易に合体させることができる。
また、端子20が端子セット凹部72aにセットされる前に、端子20を周囲から挟んで電線11に対する姿勢を揃える姿勢揃え機構60をさらに備えるため、端子20をより確実に端子セット凹部72aにセットすることができる。
{変形例}
上記実施形態では、姿勢揃え機構60と収容ケース装着機構70と合体ケース装着機構100とが別々のステージ(位置)に設けられる例で説明したが、これらのうちの2つ又は3つが、共通するステージ(位置)に設けられ、同一箇所に存在する端子付電線10の端部に対して各処理を施すようにしてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 端子付電線
11 電線
13 絶縁電線
14 編組
16 シース
20 端子
30 誘電体ケース
32 収容ケース
32a 端子収容凹部
36 合体ケース
50 ケース装着装置
51 制御ユニット
52 電線端部搬送機構
54 電線端部把持部
56 電線端部進退駆動部
57 電線端部昇降駆動部
58 電線端部搬送駆動部
60 姿勢揃え機構
62 下支え部
64 上押え部
64a 上押え片
64b 昇降駆動部
66 側方押え部
66a 側方押え片
66b 幅方向駆動部
68 中間挿入部
68a 挿入片
68b 昇降駆動部
70 収容ケース装着機構
72 セット部
72a 端子セット凹部
76 セット部支持部
76h 開口
77 端子支持部
78 付勢部
80 収容ケース押込機構
82 収容ケース保持部
83 昇降駆動部
90a セットガイド部
90b 幅方向駆動部
94 端子押え機構
94a セット押え片
94b 昇降駆動部
100 合体ケース装着機構
102 収容ケース支持部
103 ケース把持部
104 開閉駆動部
106 合体用押込機構
107 合体ケース保持部
108 昇降駆動部

Claims (6)

  1. 端子付電線の端子に、外周の一部が開口する端子収容凹部が形成された収容ケースを含むケースを組付ける端子付電線の端子へのケース装着装置であって、
    セット位置と退避位置との間で移動可能に支持され、前記退避位置とは反対側から端子をセット可能な端子セット凹部を有するセット部と、
    前記セット部をセット位置に向けて付勢する付勢部と、
    前記セット部が前記セット位置に位置する状態で、前記端子セット凹部に支持された端子を前記退避位置側から支える端子支持部と、
    端子付電線の端子を、前記セット位置に位置する前記セット部の端子セット凹部に向けて移動させる端子付電線移動機構と、
    収容ケースを前記退避位置とは反対側から前記セット部に向けて移動させて、前記セット部を前記退避位置に向けて移動させつつ、前記端子支持部で支持された端子を収容ケース内に収容させる収容ケース押込機構と、
    を備える端子付電線の端子へのケース装着装置。
  2. 請求項1に記載の端子付電線の端子へのケース装着装置であって、
    前記端子収容凹部が複数の端子を並列状態で収容可能に構成され、
    前記端子セット凹部は、複数の端子を並列状態でセット可能に構成され、
    前記端子支持部は、前記端子セット凹部に並列状態でセットされた複数の端子を、並列状態で前記退避位置側から支え、
    前記端子付電線移動機構は、複数の端子付電線を、それらの端部の端子を並列させた状態で、前記セット部の端子セット凹部に向けて移動させる、端子付電線の端子へのケース装着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子付電線の端子へのケース装着装置であって、
    前記セット位置に位置する前記セット部の両側で、端子を前記端子セット凹部に向けて案内するガイド面を有するセットガイド部をさらに備える、端子付電線の端子へのケース装着装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子付電線の端子へのケース装着装置であって、
    端子付電線の端子に装着された収容ケースを支持する収容ケース支持部と、前記収容ケース支持部の反対側から合体ケースを前記収容ケースに向けて押込んで、前記収容ケースと合体させる合体用押込機構とを含む合体ケース装着機構をさらに備える端子付電線の端子へのケース装着装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子付電線の端子へのケース装着装置であって、
    端子が前記端子セット凹部にセットされる前に、端子付電線の端子を周囲から挟んで電線に対する姿勢を揃える姿勢揃え機構をさらに備える端子付電線の端子へのケース装着装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子付電線の端子へのケース装着装置を用い、
    端子付電線の端子を、前記セット位置に位置する前記セット部の端子セット凹部に前記退避位置とは反対側からセットし、前記収容ケース押込機構により、前記収容ケースを退避位置とは反対側から前記セット部に向けて移動させて、前記セット部を退避位置に向けて移動させつつ、前記端子支持部で支持された端子を前記収容ケース内に収容させる、端子付電線の端子へのケース装着方法。
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