JP6729471B2 - 多層膜soiウェーハの製造方法および多層膜soiウェーハ - Google Patents

多層膜soiウェーハの製造方法および多層膜soiウェーハ Download PDF

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Description

本発明は、多層膜SOIウェーハの製造方法および多層膜SOIウェーハに関する。
SOI(Silicon on Insulator)ウェーハは、支持基板上に、酸化膜、および活性層(SOI層)が積層された構造を有する。また、高集積デバイスに有利なものとして、多層膜SOIウェーハがある。多層膜SOIウェーハは、支持基板の上に、第1酸化膜、第1活性層、第2酸化膜、および第2活性層が少なくとも積層された構造を有している。すなわち、多層膜SOIウェーハは、支持基板の上に複数の活性層を有している。
特許文献1には、多層膜SOIウェーハの製造方法として以下の技術が記載されている。まず、第1活性層用ウェーハの表面から酸素イオンを注入して、第1活性層用ウェーハの内部に酸素イオン注入層を形成した後に、熱酸化により酸素イオンを注入した表面から酸素イオン注入層までに第1酸化膜を形成する。次に、支持基板用ウェーハと第1活性層用ウェーハとを第1酸化膜を介して重ね合せて、接合熱処理を施すことで、支持基板用ウェーハと第1活性層用ウェーハとを貼り合わせる。次に、第1活性層用ウェーハを減厚して、第1活性層を有するSOIウェーハを得る。次に、第2活性層用ウェーハの表面から酸素イオンを注入して、第2活性層用ウェーハの内部に酸素イオン注入層を形成した後に、熱酸化により酸素イオンを注入した表面から酸素イオン注入層までに第2酸化膜を形成する。次に、第2酸化膜を介して、SOIウェーハの第1活性層側に第2活性層用ウェーハを重ね合わせて、接合熱処理を施すことで、SOIウェーハと第2活性層用ウェーハとを貼り合わせる。次に、第2活性層用ウェーハを減厚して、所望の厚さの第2活性層を有する多層膜SOIウェーハを得る。
特開2007−109961号公報
特許文献1には、SOIウェーハを元に多層膜SOIウェーハを作製する過程において、ウェーハの端面について何ら記載されていない。ところが、通常、支持基板用ウェーハ10や第1活性層用ウェーハ20として用いられるウェーハは、図4(A)に示すようにウェーハの端面に面取り部を有しており、この端面の構造のため、SOIウェーハは以下の工程を経て作製される。図4(A)〜(D)に示すように、端面に面取り部を有する支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20とを第1酸化膜12を介して貼り合わせる。すると、貼合せ面の外周より外側には、面取り部同士が接着していない未接着領域が生じてしまう。この未接着領域を残したままにしていると、後の工程でウェーハが欠けたり割れたりする原因となる。そのため、第1活性層用ウェーハ20の外周領域に面取り加工やエッチング処理を施すことにより、この未接着領域を除去する。具体的には、図4(D)に示すように支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20とを第1酸化膜12を介して貼り合せた後に、第1活性層用ウェーハ20の外周領域を面取り加工により減厚する。これにより、第1活性層用ウェーハ20の外周領域の下部にシリコン残渣部14が残る(図4(E))。続いて、シリコン残渣部14をエッチング処理によって除去する(図4(F))。このような手順によって未接着領域を除去すると、支持基板10の外周領域上方にはテラス部32が形成される。すなわち、テラス部32とは、支持基板10の外周領域上方において、第1活性層用ウェーハ20が存在しないように第1活性層用ウェーハ20の外周領域が除去された領域を意味する。ここで、「支持基板の外周領域」とは、支持基板の最外周端から径方向内側に1〜3mmの領域を指し、「第1活性層用ウェーハの外周領域」とは、第1活性層用ウェーハの最外周端から径方向内側に1〜3mmの領域を指す。なお、本明細書では、図4(D)〜(F)につき説明した加工を「テラス加工」と称する。その後、第1活性層用ウェーハを研削および研磨して、所望厚みの第1活性層22を有するSOIウェーハ30が作製される(図4(G))。
このようにして作製されるSOIウェーハ30を元に多層膜SOIウェーハを作製してみると、第2活性層の端面に欠けや割れが発生するという問題があることを本発明者らは知見した。以下では、この知見を得るに至った実験を説明する。
図5(A)〜(D)を参照して、多層膜SOIウェーハを得るには、まずテラス部32を有するSOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを第2酸化膜24を介して貼り合わせる。その後、第2活性層用ウェーハ40の外周領域を面取り加工により減厚する。これにより、第2活性層用ウェーハ40の外周領域の下部にはシリコン残渣部16が残る(図5(E))。続いて、シリコン残渣部16をエッチング処理により除去する(図5(F))。これにより図5(F)に示すテラス部33を形成する。なお、「第2活性層用ウェーハの外周領域」とは、第2活性層用ウェーハの最外周端から径方向内側に1〜3mmの領域を指す。
ところが実際は、テラス部32を有するSOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを第2酸化膜24を介して貼り合わせると、図5(D)に示すように、第2活性層用ウェーハ40の外周領域の下側は、SOIウェーハの第1活性層22によって支えられていない状態となる。すなわち、第2活性層用ウェーハ40のうち少なくとも第2活性層48とする部分の径方向外側には、第2活性層用ウェーハ40が第1活性層22に支えられていない不支持領域が形成される。このような状態で、図5(E)に示すように第2活性層用ウェーハ40の外周領域に面取り加工を施すと、面取り加工中にシリコン残渣部16が剥離したり、あるいはエッチング処理中やウェーハの搬送中にシリコン残渣部16が剥離したりすることがわかった。その結果、図5(G)に示すように第2活性層用ウェーハ40を研削および研磨して得られる第2活性層48の端面には欠けや割れが発生するという問題があることがわかった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、第2活性層の端面に欠けや割れがない多層膜SOIウェーハの製造方法および多層膜SOIウェーハを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)支持基板の上に第1酸化膜と第1活性層とが積層され、かつ、前記支持基板の外周領域上方に前記第1活性層が存在しないテラス部を有するSOIウェーハを用意する第1工程と、
第2活性層用ウェーハの外周領域を減厚して、前記第2活性層用ウェーハの上層部の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とし、かつ、前記上層部の表面の直径を前記第2活性層用ウェーハの直径よりも小さくする第2工程と、
前記第1活性層の表面もしくは前記上層部の表面、または、前記第1活性層の表面および前記上層部の表面に第2酸化膜を形成する第3工程と、
前記第1活性層の表面と前記上層部の表面との間に前記第2酸化膜が位置するように、前記SOIウェーハと前記第2活性層用ウェーハとを重ね合せて、接合熱処理を施すことにより、前記SOIウェーハと前記第2活性層用ウェーハとを貼り合わせて、貼合せウェーハを形成する第4工程と、
前記第2活性層用ウェーハ側から前記貼合せウェーハを減厚して、所望の厚さの第2活性層を有する多層膜SOIウェーハを得る第5工程と、
を有することを特徴とする多層膜SOIウェーハの製造方法。
(2)前記第5工程では、前記第2工程における前記減厚によって前記第2活性層用ウェーハの外周領域に生じたシリコン残存部の一部を、前記第2活性層用ウェーハの外周から中心に向かって研削して除去した後に、前記第2活性層用ウェーハ側から前記貼合せウェーハを減厚する、上記(1)に記載の多層膜SOIウェーハの製造方法。
(3)前記第2工程では、前記上層部の表面の直径を前記第1活性層の直径以下とする、上記(1)または(2)に記載の多層膜SOIウェーハの製造方法。
(4)前記第2工程では、前記上層部の直径を前記上層部の表面に向けて漸増させる、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の多層膜SOIウェーハの製造方法。
(5)支持基板の上に、第1酸化膜、第1活性層、第2酸化膜、および第2活性層が積層された多層膜SOIウェーハであって、
前記支持基板の外周領域上方に前記第1活性層が存在しないテラス部を有することを特徴とする多層膜SOIウェーハ。
(6)前記第2活性層の端面には欠けや割れが無い、上記(5)に記載の多層膜SOIウェーハ。
(7)前記テラス部の表面には傷が無い、上記(5)または(6)に記載の多層膜SOIウェーハ。
(8)前記第2活性層の直径が前記第1活性層の直径以下である、上記(5)〜(7)のいずれか一つに記載の多層膜SOIウェーハ。
本発明によれば、第2活性層の端面に欠けや割れがない多層膜SOIウェーハを得ることができる。
本発明の第1の実施形態による多層膜SOIウェーハ100の製造方法を説明する模式断面図である。 本発明の第2の実施形態による多層膜SOIウェーハ200の製造方法を説明する模式断面図である。 (A)は、第1及び第2の実施形態における第2工程の加工によって得られる第2活性層用ウェーハ40の形状を示す模式断面図であり、(B)は、(A)のI部の拡大図である。 本発明に用いることができるテラス部32を有するSOIウェーハ30の製造方法を示す模式断面図である。 従来の多層膜SOIウェーハ300の製造方法を説明する模式断面図である。 (A)は発明例による、(B)は比較例による、多層膜SOIウェーハを上から見た場合の拡大写真である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各実施形態において同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、再度の説明を省略する。また、図1〜図5では説明の便宜上、実際の厚さの割合とは異なり、支持基板用ウェーハ10、第1活性層用ウェーハ20、SOIウェーハ30及び第2活性層用ウェーハ40に対して、第1酸化膜12および第2酸化膜24,26の厚さを誇張して示す。
(多層膜SOIウェーハの製造方法)
本発明の多層膜SOIウェーハの製造方法の第1の実施形態を図1に、第2の実施形態を図2に示す。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態による多層膜SOIウェーハ100の製造方法を説明する。本実施形態では、まず、支持基板10の上に第1酸化膜12と第1活性層22とが積層され、かつ、支持基板10の外周領域上方に第1活性層22が存在しないテラス部32を有するSOIウェーハ30を用意する(第1工程)。次に、第2活性層用ウェーハ40の外周領域を減厚して、第2活性層用ウェーハ40の上層部42の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とし、かつ、上層部42の表面の直径を第2活性層用ウェーハ40の直径よりも小さくする(第2工程)。なお、この加工によって、第2活性層用ウェーハ40の外周領域にはシリコン残存部44が残る。次に、SOIウェーハ30の表面のうち第1活性層22側の表面22Aに第2酸化膜24を形成する(第3工程)。次に、上層部の表面40Aと第1活性層の表面22Aとの間に第2酸化膜24が位置するように、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを第2酸化膜24を介して重ね合せる。その後、接合熱処理を施すことにより、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを貼り合わせて、貼合せウェーハ50を形成する(第4工程)。次に、シリコン残存部の一部44aを第2活性層用ウェーハ40の外周から中心に向かって研削して、除去する。次に、第2活性層用ウェーハ40側から貼合せウェーハ50を減厚して、所望の厚さの第2活性層48を有する多層膜SOIウェーハ100を形成する(第5工程)。
この多層膜SOIウェーハ100は、支持基板10の上に、第1酸化膜12、第1活性層22、第2酸化膜24、及び第2活性層48が積層されている。
(第2の実施形態)
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施形態による多層膜SOIウェーハ200の製造方法を説明する。本実施形態では、まず、支持基板10の上に第1酸化膜12と第1活性層22とが積層され、かつ、支持基板10の外周領域上方に第1活性層22が存在しないテラス部32を有するSOIウェーハ30を用意する(第1工程)。次に、第2活性層用ウェーハ40の外周領域を減厚して、第2活性層用ウェーハ40の上層部42の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とし、かつ、上層部42の表面の直径を第2活性層用ウェーハ40の直径よりも小さくする(第2工程)。なお、この加工によって、第2活性層用ウェーハ40の外周領域にはシリコン残存部44が残る。次に、第2活性層用ウェーハ40の表面に第2酸化膜26を形成する(第3工程)。次に、上層部の表面40Aと第1活性層の表面22Aとの間に第2酸化膜26が位置するように、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを第2酸化膜26を介して重ね合せる。その後、接合熱処理を施すことにより、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを貼り合わせて、貼合せウェーハ50を形成する(第4工程)。次に、シリコン残存部の一部44aを、第2活性層用ウェーハ40の外周から中心に向かって研削して、除去する。次に、第2活性層用ウェーハ40側から貼合せウェーハ50を減厚して、所望の厚さの第2活性層48を有する多層膜SOIウェーハ200を形成する(第5工程)。
この多層膜SOIウェーハ200は、支持基板10の上に、第1酸化膜12、第1活性層22、第2酸化膜26、及び第2活性層48が積層されている。
(第1工程:テラス部を有するSOIウェーハの形成)
第1工程では、図1,2に示すように、支持基板10の上に第1酸化膜12と第1活性層22が積層され、かつ、支持基板10の外周領域上方に第1活性層22が存在しないテラス部32を有するSOIウェーハ30を形成する。ここで、SOIウェーハ30を形成する方法は特に限定されない。例えば、図4を参照して、以下に説明する方法を用いることができる。
まず、支持基板用ウェーハ10の表面に第1酸化膜12を形成する(図4(A),(B))。第1酸化膜12の厚さは、0.1μm以上3.0μm以下とすることが好ましい。ここで、第1酸化膜12の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の熱酸化法を好適に用いることができる。この場合の熱酸化条件は、酸素雰囲気中で、900℃以上1200℃以下、30分以上2時間以下とすることが好ましい。なお、第1酸化膜は、第1活性層用ウェーハ20の表面に形成してもよく、また、支持基板用ウェーハ10および第1活性層用ウェーハ20の両方の表面に形成してもよい。
次に、支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20とを第1酸化膜12を介して重ね合わせる(図4(C))。次に、接合熱処理を施して、支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20とを貼り合せる(図4(D))。ここで、接合熱処理は、酸化性ガスまたは不活性ガス雰囲気中において、ウェーハ温度を400℃以上1200℃以下として、10分以上6時間以下の条件下で行うことが好ましい。ウェーハ温度を400℃以上とすることで、十分な接合強度を得ることができ、ウェーハ温度を1200℃以下とすることで、スリップの発生を抑制することができる。
ここで、図4(D)に示すように、支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20との貼合せ面の外周よりも外側には未接着領域が生じている。この未接着領域を残したままにしていると、後の工程でウェーハが欠けたり割れたりする原因となるので、次のようにして未接着領域を除去する。すなわち、図4(D)に示すように支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20とを第1酸化膜12を介して貼り合せた後に、第1活性層用ウェーハ20の外周領域を面取り加工により減厚する。これにより、第1活性層用ウェーハ20の外周領域の下部にはシリコン残渣部14が残る(図4(E))。シリコン残渣部14の厚さは、支持基板用ウェーハ10と第1活性層用ウェーハ20との貼合せ面から第1活性層用ウェーハ20に向かって5〜50μm程度とすることが好ましい。続いて、シリコン残渣部14をエッチング処理によって除去する(図4(F))。このような手順によって未接着領域を除去すると、支持基板10の外周領域上方には、第1活性層用ウェーハ20が存在しないように第1活性層用ウェーハ20の外周領域が除去されたテラス部32が形成される。なお、エッチングには、アルカリエッチング溶液を好適に用いることができる。また、テラス部32の表面には第1酸化膜12に由来する髭状の酸化膜残渣物が残ることがあるが、この酸化膜残渣物に粘着テープを貼り付けて剥がすことによって、これを除去してもよい。
次に、図4(G)に示すように第1活性層用ウェーハ20を減厚して、所望厚さの第1活性層22を有するSOIウェーハ30を得る。第1活性層22の厚さは、0.1μm以上100μm以下とすることが好ましい。なお、減厚に際しては、公知または任意の方法を好適に用いることができ、例えば、平面研削法や鏡面研磨法が挙げられる。また、周知のスマートカット法(登録商標)等の他の技術を用いてもよい。
(第2工程:第2活性層用ウェーハの加工)
第2工程では、図1,2に示すように、第2活性層用ウェーハ40の外周領域を減厚して、第2活性層用ウェーハ40の上層部42の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とし、かつ、上層部42の直径を第2活性層用ウェーハ40の直径よりも小さくする。以下では、第2工程を採用する技術的意義について説明する。
図1,2を参照して、第2工程を経ることにより、第4工程で貼合せウェーハ50を形成しても、第2活性層用ウェーハ40のうち少なくとも第2活性層48とする部分の径方向外側には、図5(D)に示すような不支持領域が形成されない。また、貼合せウェーハを形成した時点で、第2活性層用ウェーハ40のうち第2活性層48とする部分の端面については予め仕上がっている。従って、第5工程では、第2活性層用ウェーハ40のうち第2活性層48としない部分だけを研削して除去すればよい。そのため、第5工程中にこの第2活性層48としない部分のシリコンが剥離したとしても、予め形成しておいた第2活性層の端面にはその影響が及ばず、欠けや割れが発生しない。
まず、上層部42の高さについて詳細に説明する。図3(A),(B)を参照して、上層部42の高さは、第2活性層48の所望厚みaを超えていれば特に限定されない。ここで、aは5μm以上100μm以下とすることが好ましい。なお、後述するX軸加工とY軸加工を行う場合には、図3(B)に示すbを30μm以上100μm以下とすることが好ましい。詳細は後述するが、X軸加工を行うのに必要となる隙間を確保するためである。
次に、上層部42の形状について詳細に説明する。上層部42の形状は、ウェーハ表面に平行な断面において円とし、さらに上層部42の直径dは、第2活性層用ウェーハ40の直径よりも小さくする。より好ましくは、上層部の表面の直径dは、第1活性層22の直径以下に設計し、具体的には第1活性層22の直径より1mm程度小さくすることが好ましい。直径dが第1活性層22の直径より大きい場合、多層膜SOIウェーハの側面部分は、第1活性層22よりも外方に第2活性層48の外縁部分がはみ出るため、第2活性層48と支持基板用ウェーハ10との間にミクロンオーダーの間隙部が形成されてしまう。このように間隙部が形成されると、多層膜SOIウェーハの洗浄工程において、間隙部に乾燥残りや異物残りの問題が発生する可能性があるので好ましくない。
また、上層部42の側面の形状は、所望の第2活性層48の端面の形状に応じて適宜設計することができる。例えば、第2活性層48の端面をウェーハ厚み方向に平行な端面にしたい場合には、上層部42の側面のうち後に第2活性層48とする部分をウェーハ厚み方向に平行になるように設計する。また、第2活性層48の直径をウェーハ上方に向けて漸減させたい場合には、上層部42の直径をその上層部の表面40Aに向けて漸増させるように設計する。この場合、上層部の表面40Aと上層部42の側面とのなす角を45°以上90°以下とすることが好ましい。なお、第2工程の加工には公知の面取り加工装置を好適に用いることができる。この時、加工の都合上、上層部42の側面のうち下側の形状は、ウェーハ厚み方向断面において図3(B)に示すようなラウンド状となる。
(第3工程:第2酸化膜の形成)
第3工程では、図1に示すように、SOIウェーハ30の表面に第2酸化膜24を形成する。すなわち、少なくともSOIウェーハ30の表面のうち第1活性層側の表面22Aには第2酸化膜24が形成される。または、図2に示すように、第2活性層用ウェーハ40の表面に第2酸化膜26を形成する。すなわち、少なくとも上層部42の表面40Aには第2酸化膜26が形成される。第2酸化膜24,26の厚さは、0.1μm以上3.0μm以下とすることが好ましい。ここで、第2酸化膜24,26の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の熱酸化法を好適に用いることができる。この場合の熱酸化条件は、酸素雰囲気中で、900℃以上1200℃以下、30分以上2時間以下とすることが好ましい。なお、本発明の他の実施形態として、第2酸化膜は、SOIウェーハの表面および第2活性層用ウェーハの表面の両方に形成してもよい。
(第4工程:貼合せウェーハの形成)
第4工程では、図1,2に示すように、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを第2酸化膜24,26を介して重ね合せる。すなわち、第2酸化膜24,26は、上層部の表面40Aおよび第1活性層の表面22Aの間に位置する。その後、接合熱処理を施すことにより、SOIウェーハ30と第2活性層用ウェーハ40とを貼り合わせて、貼合せウェーハ46を形成する。接合熱処理は、酸化性ガスまたは不活性ガス雰囲気中において、ウェーハ温度を400℃以上1200℃以下として、10分以上6時間以下の条件下で行うことが好ましい。ウェーハ温度を400℃以上とすることで、十分な接合強度を得ることができ、ウェーハ温度を1200℃以下とすることで、スリップの発生を抑制することができる。
(第5工程:第2活性層用ウェーハの減厚)
次に、第5工程では、第2活性層用ウェーハ40側から貼合せウェーハ50を減厚して、所望の厚さの第2活性層48を有する多層膜SOIウェーハ100,200を得る。ここで、貼合せウェーハ50を第2活性層用ウェーハ40側から厚さ方向に研削すると、シリコン残存部の一部44aは、その断面形状が鋭く尖ったナイフ状の形状となって、ナイフエッジ化してしまう。そして、ナイフエッジ化した部分のシリコンが剥離すると、テラス部32の表面に傷が発生するおそれがある。そこで、テラス部32に傷を発生させない観点から、以下の工程を経た後に第2活性層用ウェーハ40を減厚することが好ましい。なお、本明細書では、厚さ方向の研削を「Y軸加工」と称する。
(X軸加工)
テラス部32の表面に傷を発生させないためには、Y軸加工を行う前に、第2活性層用ウェーハ40の外周から中心に向かって研削して、シリコン残存部44のうちナイフエッジ化するおそれがあるシリコン残存部の一部44aを予め除去することが好ましい。本明細書では、第2活性層用ウェーハの外周から中心に向かう方向を「X軸方向」と定義し、X軸方向に沿った研削を「X軸加工」と称する。ここで、X軸加工を行うには、第2活性層用ウェーハ40の下方にてX軸方向に砥石を挿入することができる隙間を十分に確保する必要がある。本実施形態では、第2活性層用ウェーハ40に対して第2工程の加工を施しているので、図1,2に示すように、支持基板10の上とシリコン残存部44の下との間に、X軸方向に砥石を挿入するための隙間を十分に確保することができる。そのため、シリコン残存部の一部44aをX軸加工によって容易に除去することができる。ここで、砥石を挿入するための隙間の大きさは、上層部42の形状につき既述した図3(B)に示すbの大きさを適宜調整することによって好適に決定することができる。なお、ナイフエッジ化するおそれがあるシリコン残存部の一部44aとは、第2活性層用ウェーハ40の端面から中心に向かって、テラス部32の径方向幅の80%〜90%の領域である。また、X軸加工には任意または公知の砥石を用いることができる。
(Y軸加工)
X軸加工の後に、貼合せウェーハ50に対して第2活性層用ウェーハ40側からY軸加工を行うことによって、所望の厚さの第2活性層48を得る。この時、シリコン残存部の一部44aがX軸加工により予め除去されているので、テラス部32の表面には傷が発生しない。第2活性層48の厚さaは、5μm以上100μm以下とすることが好ましい。なお、Y軸加工には任意または公知の砥石を用いることができる。また、研削後に鏡面研磨法等の研磨を行ってもよい。また、第2活性層48の端面に存在する酸化膜等を第5工程後にエッチング処理等で除去してもよい。
(支持基板用ウェーハ、第1活性層用ウェーハ、第2活性層用ウェーハ)
本発明の支持基板用ウェーハ10、第1活性層用ウェーハ20、および第2活性層用ウェーハ40としては、シリコン単結晶からなる単結晶シリコンウェーハを用いることができる。単結晶シリコンウェーハには、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)により育成された単結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスしたものを使用することができる。さらに、これらのウェーハに対して、任意の不純物を添加してn型またはp型としてもよい。
また、支持基板10、第1活性層用ウェーハ20、および第2活性層用ウェーハ40の少なくとも1つはポリッシュド・ウェーハであることが好ましい。ここで、ポリッシュド・ウェーハは、上記の単結晶シリコンウェーハを砥粒で研磨し、化学的方法により表面処理を施すことにより得ることができる。
以上、本発明の多層膜SOIウェーハの製造方法について、第1及び第2の実施形態を例にして説明したが、本発明の多層膜SOIウェーハの製造方法は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲内において適宜変更を加えることができる。
(多層膜SOIウェーハ)
次に、図1,2を参照して、上記の製造方法により得られる多層膜SOIウェーハ100,200について説明する。多層膜SOIウェーハ100,200は、ともに支持基板10の上に第1酸化膜12、第1活性層22、第2酸化膜24,26、第2活性層48が積層されている。また、支持基板10の外周領域上方には第1活性層22が存在しないテラス部32が形成されている。この理由については既述の説明を援用する。
また、第2活性層48の端面には欠けや割れが無く、テラス部32には傷が無いことが好ましい。また、第2活性層48の直径は、第1活性層22の直径以下とすることが好ましい。これらの理由についても既述の説明を援用する。また、支持基板10、第1活性層22、および第2活性層48の少なくとも1つがポリッシュド・ウェーハからなることが好ましい。
以上、本発明の多層膜SOIウェーハについて、多層膜SOIウェーハ100,200を例にして説明したが、本発明の多層膜SOIウェーハは、これに限定されず、特許請求の範囲内において適宜変更を加えることができる。
(発明例)
まず、支持基板用ウェーハ、第1活性層用ウェーハ、および第2活性層用ウェーハとしては、CZ単結晶シリコンインゴットから得たシリコンウェーハから作製したポリッシュド・ウェーハを用意した。これらのウェーハの直径は200mm、厚さは725μmとした。
次に、図4を参照して、熱酸化法により、支持基板用ウェーハの表面に第1酸化膜を形成した。第1酸化膜の厚さは1μmとした。次に、支持基板用ウェーハと第1活性層用ウェーハとを第1酸化膜を介して重ね合せた後に、接合熱処理を施して、支持基板用ウェーハと第1活性層用ウェーハとを貼り合せた。接合熱処理の条件は、酸素雰囲気中で、1150℃、2時間とした。次に、既述の面取り加工およびエッチング処理により、支持基板の外周領域上方にテラス部を形成した。その後、第1活性層用ウェーハを表面から研削および研磨して、第1活性層を有するSOIウェーハを作製した。なお、第1活性層の表面の直径は197mm、厚さは5μmとした。
次に、第2活性層用ウェーハの外周領域を減厚して、第2活性層用ウェーハを図3(A),(B)に示す形状に加工した。ここで、上層部の高さ(aとbとの合計値)を45μmとし、上層部の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とした。また、上層部の表面の直径dを第2活性層用ウェーハの直径(200mm)よりも小さくし、具体的にはdを196mmとした。
次に、熱酸化法により、SOIウェーハの表面のうち第1活性層側の表面に第2酸化膜を形成した。第2酸化膜の厚さは1μmとした。
次に、SOIウェーハと第2活性層用ウェーハとを第2酸化膜を介して重ね合せて、接合熱処理を施すことにより、SOIウェーハと第2活性層用ウェーハとを貼り合わせて、貼合せウェーハを形成した。接合熱処理の条件は、酸素雰囲気中で、1150℃、2時間とした。
次に、X軸加工によりナイフエッジ化するおそれがあるシリコン残存部の一部を予め除去した後に、Y軸加工により貼合せウェーハを第2活性層用ウェーハ側から減厚して、表面の直径196mm、厚さ5μmの第2活性層を有する多層膜SOIウェーハを形成した。
(比較例)
図4,5に示す方法で、比較例の多層膜SOIウェーハ300を作製した。
まず、支持基板用ウェーハ、第1活性層用ウェーハ、および第2活性層用ウェーハとしては、発明例と同じウェーハを用意し、発明例と同様の方法で図4(G)に示すSOIウェーハを得た。
次に、SOIウェーハの表面のうち第1活性層側の表面に第2酸化膜を形成した(図5(A),(B))。第2酸化膜の厚さは1μmとした。次に、SOIウェーハと第2活性層用ウェーハとを第2酸化膜を介して重ね合わせた後に、接合熱処理を施して、SOIウェーハと第2活性層用ウェーハとを貼り合せて、貼合せウェーハを形成した(図5(C),(D))。接合熱処理の条件は、酸素雰囲気中で、1150℃、2時間とした。次に、図5(D)に示す不支持領域を面取り加工およびエッチング処理によって除去した(図5(E),(F))。次に、研削および研磨を施して、厚さ5μmの第2活性層を有する多層膜SOIウェーハ300を得た(図5(G))。
(評価方法)
発明例および比較例において、第2活性層の端面における欠けや割れの有無を目視観察によって調査した。また、テラス部の表面における傷の有無をマイクロスコープを用いて、倍率50倍にて調査した。図6(A),(B)に、発明例および比較例における第2活性層の端面およびテラス部の表面の拡大写真を示す。
(評価結果の説明)
発明例では、第2活性層の端面には欠けや割れが発見されず、テラス部の表面にも傷は発見されなかった。一方、比較例では、第2活性層の端面にも欠けや割れが発見され、テラス部の表面にも傷が発見された。なお、図6(A),(B)に示す拡大写真において、第2活性層の端面に欠けや割れが存在していれば、第2活性層の端面とテラス部との境界がギザギザした形状となる。
本発明によれば、第2活性層の端面に欠けや割れがない多層膜SOIウェーハを得ることができる。
100,200 多層膜SOIウェーハ
10 支持基板用ウェーハ(支持基板)
12 第1酸化膜
14,16 シリコン残渣部
20 第1活性層用ウェーハ
22 第1活性層
22A 第1活性層の表面
24,26 第2酸化膜
30 SOIウェーハ
32 テラス部
40 第2活性層用ウェーハ
40A 上層部側の表面
42 上層部
44 シリコン残存部
44a シリコン残存部の一部
48 第2活性層
50 貼合せウェーハ

Claims (3)

  1. 支持基板の上に第1酸化膜と第1活性層とが積層され、かつ、前記支持基板の外周領域上方に前記第1活性層が存在しないテラス部を有するSOIウェーハを用意する第1工程と、
    第2活性層用ウェーハの外周領域を減厚して、前記第2活性層用ウェーハの上層部の形状をウェーハ表面に平行な断面において円とし、かつ、前記上層部の表面の直径を前記第2活性層用ウェーハの直径よりも小さくする第2工程と、
    前記第1活性層の表面もしくは前記上層部の表面、または、前記第1活性層の表面および前記上層部の表面に第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記第1活性層の表面と前記上層部の表面との間に前記第2酸化膜が位置するように、前記SOIウェーハと前記第2活性層用ウェーハとを重ね合せて、接合熱処理を施すことにより、前記SOIウェーハと前記第2活性層用ウェーハとを貼り合わせて、貼合せウェーハを形成する第4工程と、
    前記第2活性層用ウェーハ側から前記貼合せウェーハを研削および研磨して、所望の厚さの第2活性層を有する多層膜SOIウェーハを得る第5工程と、を有し、
    前記第5工程では、前記第2工程における前記減厚によって前記第2活性層用ウェーハの外周領域に生じたシリコン残存部の一部を、前記第2活性層用ウェーハの外周から中心に向かって研削して除去した後に、前記第2活性層用ウェーハ側から前記貼合せウェーハを研削および研磨し、
    前記シリコン残存部の一部は、前記第2活性層用ウェーハの端面から中心に向かって、前記テラス部の径方向幅の80%〜90%の領域であることを特徴とする多層膜SOIウェーハの製造方法。
  2. 前記第2工程では、前記上層部の表面の直径を前記第1活性層の直径以下とする、請求項1に記載の多層膜SOIウェーハの製造方法。
  3. 前記第2工程では、前記上層部の直径を前記上層部の表面に向けて漸増させる、請求項1または2に記載の多層膜SOIウェーハの製造方法。
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