JP6729421B2 - リアクトル - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、リアクトルに関する。
平行に延びている2個の筒部が連結されているボビンと、ボビンの両側から筒部へ挿通される一対のU字型コアと、ボビンの筒部の夫々に巻回されているコイルを備えるリアクトルが知られている(例えば特許文献1)。コアには、磁性紛体を樹脂で固めたいわゆる圧粉コア(圧粉磁心)が用いられることが多い。
特開2014−150220号公報
圧粉コアを用いた場合、コアの隣接する面同士が交差するエッジがボビンと干渉するとエッジから欠片が離脱することがある。圧粉コアの欠片はコイルの巻線の保護膜(絶縁膜)を傷付けるおそれがある。リアクトルのコアから欠片が離脱する可能性を低減する技術が求められている。
本明細書が対象とするリアクトルは、ボビンと一対のU字型コアとコイルを備えている。ボビンは、平行に配置された2個の筒部が筒部軸線方向の夫々の端部で連結されている。一対のU字型コアは、磁性紛体を固めたものであり、ボビンの筒部軸線方向の両側から2個の筒部に挿入されている。コイルは、ボビンの夫々の筒部に巻回されている。
上記した形状のリアクトルでは次の2か所で欠片が発生し易い。一つは、U字型コアのU字面(平面視したときにU字形状に見える面)とU字の先端の面とが交差するエッジ(端面エッジ)である。U字型コアをボビンの筒部に挿入する際、端面エッジが筒部の内面と干渉し、欠片が発生するおそれがある。もう一つは、U字型コアのU字の内側底面とU字面とが交差するエッジ(底面エッジ)である。U字型コアをボビンの筒部に挿入し終えてU字型コアのU字の内側底面がボビンの連結部に当接した際、底面エッジとボビンが干渉して欠片が発生するおそれがある。端面エッジと底面エッジでは、リアクトルの組み立て時だけでなく、使用時の振動によるボビンとの干渉で欠片が離脱するおそれもある。
そこで、本明細書が開示するリアクトルでは、ボビンの夫々の筒部の内側に、U字型コアの一対のU字面の夫々に当接する突起を設ける。また、ボビンの2個の筒部の連結部において、U字型コアのU字の内側底面とU字型コアのU字面とが交差するエッジ(上記した底面エッジ)と対向する箇所に底面エッジに沿って延びる溝を設ける。筒部内面の突起によって、筒部内面とU字型コアのU字面とが離間し、それらの干渉が防止できる。また、底面エッジと対向するボビンの部位に底面エッジに沿って延びる溝が設けられているため、U字型コアを挿入し終えてU字の内側底面が2個の筒部の連結部に当接した際、底面エッジがボビンと干渉することが避けられる。上記の構造により、磁性体紛体を固めたU字型コアのエッジから欠片が離脱する可能性を低減することができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
図1(A)は、実施例のリアクトルの平面図である。図1(B)は、実施例のリアクトルの側面図である。 リアクトルの分解図である。 U字型コアの斜視図である。 ボビンの正面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。
図面を参照して実施例のリアクトル2を説明する。図1(A)に、リアクトル2の平面図を示し、図1(B)にリアクトル2の側面図を示す。図2にリアクトル2の分解図を示す。リアクトル2は、コイルを主要部品とし、回路にリアクタンスを発生させることを目的としたデバイスである。リアクトルは、例えば、チョッパ式の電圧コンバータ回路に用いられる。実施例のリアクトル2は、一対のU字型コア4a、4bと、ボビン3と、一対のコイル5a、5bを備えている。説明の便宜上、図中の座標系のZ軸正方向を「上」と定義する。
ボビン3は、平行に配置された2個の筒部31a、31bが、それらの筒部軸線方向(図中のX方向)の夫々の端部でフランジ板31c、3bによって連結された構造を有している(図2参照)。なお、ボビン3は、2個のパーツ(ボビン本体3aとフランジ板3b)で構成される。ボビン本体3aでは、平行に並んだ2個の筒部31a、31bの一方の端がフランジ板31cで連結されている。
コイル5a、5bは、電気的に連続されており、両者で一つのコイル5を構成する。コイル5a、5bは、絶縁膜で被覆された銅の平角線をエッジワイズに巻回したものである。コイル5a、5bは、夫々、ボビン3の2個の筒部31a、31bの夫々に挿通される。リアクトル2の組み立て工程において、ボビン本体3aの筒部31a、31bにコイル5a、5bが挿通された後、フランジ板3bが、2個の筒部31a、31bの未連結の端部に取り付けられ、ボビン3が完成する。なお、図では、コイル5の引き出し線は図示を省略してある。
一対のU字型コア4a、4bは、夫々のU字の両腕が、ボビン3の筒部軸線方向(図中のX方向)の両側から筒部31a、31bに挿入される。なお、筒部31a、31bの内部にて、一対のU字型コア4a、4bは、それらの先端面同士が対向し、一対のU型コア4a、4bの先端面の間にギャップ板6が配置される(図2参照)。
U字型コア4aの斜視図を図3に示す。他方のU字型コア4bはU字型コア4aと同じ形状を有している。U字型コア4aの各面を、正面からみるとU字形状をしている一対のU字面41a、41bと、一対のU字面をU字の外側で連結する外側湾曲面41cと、U字の内側底面41dと、U字の腕の先端面41eと、U字の腕の内側の面に相当する内側面41fと称する。一対のU字面41a、41bはともに平坦面であるとともに、平行である。
U字型コア4a、4bは、磁性体の粉体を樹脂で固めたものである。磁性体の紛体と樹脂は、U字型コア4aの形状のキャビティを有する金型に入れられ、一対のU字面41a、41bの法線方向から圧力が加えられ、U字型のコアの形状に固められる。図3に示すように、平坦なU字面41a、41bとそれ以外の面(外側湾曲面41c、内側底面41d、先端面41e、内側面41f)は、直角に交わり、エッジが形成される。U字面41a、41bと先端面41eが交差するエッジ(図3において符号E2が示す箇所)を端面エッジE2と称する。U字面41a、41bと内側底面41dが交差するエッジ(図3において符号E1が示す箇所)を底面エッジE1と称する。なお、U字面41a、41b以外の面同士の接続箇所は湾曲しており、エッジが形成されない。磁性体の紛体を金型内で固めたコアは、その製造方法上、エッジにバリが生じることがある。
U字型コア4a(4b)をボビン3の筒部31a、31bに通す際、端面エッジE2が筒部31a、31bの開口縁に接すると、あるいは、筒部31a、31bの内面と摺動すると、端面エッジE2から欠片が脱落するおそれがある。また、U字型コア4a(4b)の内側底面41dが筒部31a、31bを連結するフランジ板31c(3b)に当接したとき、底面エッジE1がフランジ板31c(3b)に接触して底面エッジE1から欠片が脱落するおそれもある。底面エッジE1や端面エッジE2では、リアクトルの製造時だけでなく、使用時の振動によっても欠片が発生することも有り得る。上記したバリも、エッジとボビンとの干渉によって欠片となって離脱することも起こり得る。U字型コア4a、4bのエッジから欠けて離脱した破片は、コイル5の巻線の絶縁膜を傷付けるおそれがある。そこで、実施例のリアクトル2では、底面エッジE1、端面エッジE2を欠け難くする構造を備えている。次に、U字型コア4a(4b)の底面エッジE1と端面エッジE2を欠け難くする構造を説明する。
なお、U字面41a、41b以外の面の境界は湾曲しておりエッジが形成されないので、上記した欠片が発生する可能性は小さい。また、U字面41a、41bと外側湾曲面41cとが交差するエッジは、ボビン3との接触箇所が筒部31a、31bの軸線方向(図中のX方向)に平行に延びることになるため、リアクトル製造時に欠片が発生する可能性は、底面エッジE1や端面エッジE2と比較して小さい。U字面41a、41bと内側面41fとが交差するエッジでも同様に、欠片が発生する可能性は底面エッジE1や端面エッジE2と比較して小さい。
図4にボビン3の正面図(筒部軸線方向、即ち、図中のX方向からみた図)を示す。図4のV−V線に沿った断面を図5に示し、VI−VI線に沿った断面を図6に示す。図4には、U字型コア4aを仮想線で描いてある。ボビン3の筒部31a、31bの内面に、U字型コア4aの一対のU字面41a、41bに当接する突起33が設けられている。図5は、図4において筒部31aに設けられた突起33の図中右側でボビン3をカットした断面である。図5に示すように、突起33は、筒部軸線方向(X方向)に延びている。上下の突起33が、U字型コア4a、4bの一対のU字面41a、41bに当接し、U字型コア4a、4bの端面エッジE2(図3参照)が筒部31a(31b)の内面と干渉することを防止する。それゆえ、筒部31a(31b)の内面との干渉によって端面エッジE2が欠ける可能性が抑えられる。
また、図4と図6に示すように、2個の筒部31a、31bの連結部34にて、U字型コア4aのU字の内側底面41d(図3参照)とU字面41a、41b(図3参照)とが交差する底面エッジE1と対向する箇所に溝32が設けられている。溝32は、底面エッジE1に沿って延びている。この溝32により、底面エッジE1とボビン3との干渉が避けられる。それゆえ、筒部31a、31bの連結部34との干渉によって底面エッジE1が欠ける可能性が抑えられる。
以上説明したように、実施例のリアクトル2は、磁性体の紛体を固めたコア(U字型コア4a、4b)のエッジから欠片が離脱する可能性を抑えることができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。リアクトルでは、コイル5とボビン3とU字型コア4a、4bの一部が樹脂カバーによって覆われていてもよい。溝32は、その横断面が矩形でなく、例えば湾曲していてもよい。突起33も、その横断面は矩形に限られず、例えば湾曲していてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:リアクトル
3:ボビン
3a:ボビン本体
3b:フランジ板
4a、4b:U字型コア
5、5a、5b:コイル
6:ギャップ板
31a、31b:筒部
31c:フランジ板
32:溝
33:突起
34:連結部
41a、41b:U字面
E1:底面エッジ
E2:端面エッジ

Claims (1)

  1. 平行に配置された2個の筒部が筒部軸線方向の夫々の端部で連結されているボビンと、
    磁性粉体を固めたコアであって、前記ボビンの前記筒部軸線方向の両側から前記2個の筒部に挿入されている一対のU字型コアと、
    前記ボビンの夫々の前記筒部に巻回されているコイルと、
    を備えており、
    前記ボビンの夫々の筒部の内側に、前記U字型コアの一対のU字面の夫々に当接する突起が設けられているとともに、
    前記ボビンの2個の前記筒部の連結部にて、前記U字型コアのU字の内側底面と前記U字面とが交差するエッジと対向する箇所に前記エッジに沿って延びる溝が設けられている、リアクトル。
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