JP6728791B2 - 可変容量容器 - Google Patents

可変容量容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6728791B2
JP6728791B2 JP2016044352A JP2016044352A JP6728791B2 JP 6728791 B2 JP6728791 B2 JP 6728791B2 JP 2016044352 A JP2016044352 A JP 2016044352A JP 2016044352 A JP2016044352 A JP 2016044352A JP 6728791 B2 JP6728791 B2 JP 6728791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
container
main body
angle adjusting
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016044352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017159926A (ja
Inventor
山▲崎▼ 由紀子
由紀子 山▲崎▼
野口 裕雄
野口  裕雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2016044352A priority Critical patent/JP6728791B2/ja
Publication of JP2017159926A publication Critical patent/JP2017159926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6728791B2 publication Critical patent/JP6728791B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tubes (AREA)

Description

本発明は、内容量を変化させることが可能な可変容量容器に関する。
従来、輸送コスト低減を目的として、輸送時には容積を小さく使用時には容積を大きくして様々な内容物を収容可能にする種々の可変容量容器が提案されてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1における可変容量容器は、底の浅い有底筒状の周面上縁部に螺旋状の折線を有する伸縮部を有する伸縮自在容器である。当該伸縮自在容器は、行楽等で持ち運びする際の利便性を課題としており、伸縮部を縮ませた状態の時には何も収容しないか嵩張らないインスタント飲料用粉末等を収容することが想定されている。
特許文献1のような可変容量容器では、伸縮部を縮ませて持ち運びする時には喫食できる状態の飲食物が入れられないため、可変容量容器とは別の容器に飲食物を入れたり、インスタント飲料用粉末等のみを可変容量容器に収容して、当該粉末を飲料とするための水は別の容器に入れたりする必要があった。
このため、特許文献1のような可変容量容器の用途は行楽等で用いる取り分け時の深皿用に限られてしまっていた。
そこで、最小嵩状態でも飲食物を収納可能とした可変容量容器として、特許文献2のような容器も提案されてきた。
特許文献2における可変容量容器は、カップ状容器の周壁部に周回する2本の水平な屈曲部が高さ違いで設けられていて、容器の底部を下から押し込むと2本の屈曲部に挟まれた領域が容器内側に反転して折り込まれることにより、底部の底面が上方の屈曲部とほぼ同じ高さになるまで折り畳まれ、容器嵩を小さくすることが可能となる。
ここで、特許文献2における可変容量容器の容器嵩を大きくする際には、底部付近の底周壁部を把持して下方に引き出す必要がある。このとき、2本の屈曲部に挟まれて容器内側に反転して折り込まれた反転周壁部と底周壁部との間に指を入れることにより底周壁部を把持することが可能となる。
しかし、確実に下方に引き出すために、当該反転周壁部と当該底周壁部との間に指を奥まで入れようとしても、反転周壁部と底周壁部とは上方で屈曲部により連接しているため指をしっかりと挿入することができなかった。その結果、底部を引き出すことが出来ずに容量が小さいままでの使用を余儀なくされたり、引き出せたとしても、水平に引き出せずに底部が斜めになってしまい内容物がこぼれてしまったりする問題があった。
ところで、近年の飲食の傾向の1つとして、調味料等を別包装で添付しておいて飲食直前に当該調味料等を飲食物に添加することにより手軽な食材に高級感を付加した飲食物が流通している。この例としては、プリンに別添のカラメルソースをかけたり、ヨーグルトに別添のグラノーラ等を乗せたりして飲食するようなものが挙げられる。
この場合、各地方自治体で条例や条例施工規則等により規定された適正包装に基づき、プリンやヨーグルトが入っている容器は別添材料を含めない内容物の容量で適正包装されているため、飲食時に別添材料を乗せる空間が残されていないことがある。
このような飲食物を食する飲食者は、別添材料がこぼれないようにごく少量を添加するか、飲食物の内容量をある程度減らしてから別添材料を添加するか、若しくは、別添材料
を加えた内容量を収容することが可能な別容器に飲食物を移してから別添材料を添加するか、の選択を迫られることになる。
しかし、ごく少量を添加する場合や最初に飲食物の内容量を減らす場合では飲食者が期待する高級感が薄れてしまい、別容器に移す場合には1つの飲食物で2つの容器を使用することになるため不経済であるだけでなく、手軽に食べられるという利点を減退させることにもなってしまっていた。
公知文献を以下に示す。
実開昭58−014353号公報 特公平04−076870号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、最小嵩でも飲食物を収容することが可能で、飲食時には容易に容量を大きくすることにより別添材料を添加してもこぼれる虞がない可変容量容器を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、本発明の可変容量容器は、上面に開口部を有する本体容器と、前記本体容器の前記開口部を覆う蓋部材と、を有し、前記本体容器の側壁下端部と底面部との間に蛇腹状の屈曲部を有していて、前記側壁下端部には容器内方に突出する凹み部を有することを特徴とする。
また、本発明の可変容量容器の前記凹み部は少なくとも2つ設けられている
また、本発明の可変容量容器の前記屈曲部は、前記側壁下端部から前記底面部にかけて、角度調整部、折り返し部、突出部の順に折り部を介して連接されている
また、本発明の可変容量容器は、前記折り返し部の垂直方向に対する傾きをα、前記突出部の垂直方向に対する傾きをβとした場合のαとβの関係がα>βとなっている
このとき、前記折り返し部の垂直方向に対する傾きαを45度以上としている
また、本発明の可変容量容器の前記屈曲部は前記凹み部よりも下方に位置している
また、本発明の可変容量容器の前記角度調整部は前記側壁下端部と同一面であっても良く、このとき、前記凹み部は前記角度調整部に設けられていても良い。
本発明の可変容量容器は、前記本体容器の側壁下端部と底面部との間に蛇腹状の屈曲部を有していて、かつ、前記側壁下端部には容器内方に突出する凹み部を有する構成とすることにより、前記凹み部を押圧するだけで蛇腹状の前記屈曲部が下方に伸びるため、容易に前記底面部を下方に移動することが可能である。このような構成とすることにより、容量を大きくする際にも特許文献2の容器のように屈曲部に指を挿入して引き出す必要が無いため、底部を引き出すことが出来ずに容量が小さいままでの使用を余儀なくされるとい
う問題が解消される。これにより、容易に容量を大きくすることができ、別添材料を添加してもこぼれる虞が無い可変容量容器を提供することが可能となる。
また、前記側壁下端部と前記底面部との間の前記屈曲部を曲げ伸ばしするだけで容量を変化させることができるため、前記屈曲部を曲げた最小嵩の状態でも飲食物を収容することが可能となる。
また、本発明の可変容量容器の前記凹み部は少なくとも2つ設けられていることにより、全周に亘って前記屈曲部を伸ばす力を加えることが可能となるため、水平に伸ばせずに底部が斜めになってしまい内容物がこぼれてしまうという問題が解消する。
また、前記屈曲部を、前記側壁下端部から前記底面部にかけて、角度調整部、折り返し部、突出部の順に折り部を介して連接される構成とすることにより、前記凹み部に加えられた力を前記角度調整部が前記折り返し部に確実に伝えることが可能となる。このとき、前記折り返し部は下方向に大きな力を受けることにより、前記折り返し部が反転すると共に前記突出部を下方に押し出す。これにより、前記屈曲部を容易に下方へ伸ばすことが可能となる。
また、前記折り返し部の垂直方向に対する傾きをα、前記突出部の垂直方向に対する傾きをβとした場合のαとβの関係をα>βとすることにより、前記折り返し部が下方向へと動く力を得やすくなるため、前記屈曲部の下方への伸ばしをより容易に行うことが可能となる。
また、前記折り返し部の垂直方向に対する傾きαを45度以上とすることにより、前記角度調整部を通じて得た外力を、横方向よりも下方向へ動く力が大きくなるように変換することが可能となるため、前記折り返し部を下方向へ容易に反転させることが可能となる。
また、前記屈曲部を前記凹み部よりも下方に位置するように構成することにより、前記屈曲部よりも上に十分な空間を有するため、前記屈曲部を曲げた最小嵩の状態でも十分な量の飲食物等の内容物を収容することが可能となる。また、前記凹み部に加えられた力を下方向に作用する力として前記屈曲部に伝えることが可能となるため、前記屈曲部の下方への伸ばしをより確実に行うことが可能となる。
また、前記角度調整部を前記側壁下端部と同一面とした場合には、前記側壁下端部と前記角度調整部とが間に別の面を介すこと無く直接一体となっているため、前記凹み部及び前記側壁下端部に加えられた力を、より低減させることなく前記折り返し部に伝えることが可能となる。これにより、前記屈曲部の下方への伸ばしをより小さな力で行うことが可能となる。
このとき、外力を加える前記凹み部が前記角度調整部に設けられていると、当該外力をより低減させることなく前記折り返し部に伝えることが可能となり、前記屈曲部の下方への伸ばしを小さな力でより確実に行うことが可能となる。
本発明の可変容量容器の第1の実施形態における最小嵩の状態を模式的に示した説明図である。(a)は開封前の状態を斜め上方から見た斜面図、(b)は(a)の容器の上下を逆さにして斜め上方から見た斜面図である。 本発明の可変容量容器の本体容器の第1の実施形態を模式的に示した説明図である。(a)は最小嵩の状態を斜め上方から見た斜面図、(b)は最大嵩の状態を斜め上方から見た斜面図である。 本発明の可変容量容器の本体容器の第1の実施形態における最小嵩の状態の断面図を模式的に示した説明図である。 本発明の可変容量容器の第1の実施形態における側壁下端部から底面部までの部分を拡大して模式的に示した拡大部分説明図である。 本発明の可変容量容器の本体容器の第1の実施形態における最大嵩の状態の断面図を模式的に示した説明図である。 本発明の可変容量容器の本体容器の第2の実施形態における最小嵩の状態の断面図を模式的に示した説明図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき図1〜図5を参照して説明する。
第1の実施形態の可変容量容器1は、上面に開口部20を有するカップ状の本体容器2と、本体容器2の開口部20を覆う蓋部材3と、を有する。蓋部材3は開口部20の周縁に位置するフランジ部20aで本体容器2と熱融着している。
蓋部材3は例えば、外層と内層の2層を含む積層体であり、当該内層の材料は熱融着されるフランジ部20aの面の材質に合わせて適宜選択することが可能である。
なお、図1(a)に示すように、蓋部材3の一部をフランジ部20aの外方に突出させて蓋部材3を剥離する際のタブ31とすることにより蓋部材3の剥離を容易に開始することが可能となるため、蓋部材3はタブ31を有する構造とすることが好ましい。
本体容器2の材料としては、飲食物等の内容物を保持できる程度の強度と、容量を可変にするための動きを可能にする柔軟性とを併せ持っているものであれば良く、例えば、プラスチックシートを真空圧空等の方法で成形したシート成形や、インジェクション成形、ブロー成形などによるプラスチックの成形品、あるいは、紙を基材としてプラスチック、アルミ箔他とラミネートされた材料で出来た、紙カップ、紙トレイ等の紙容器などを使用することができる。
本体容器2の側壁下端部21には容器内方に突出する凹み部22が設けられていて、側壁下端部21と底面部24との間には蛇腹状の屈曲部23が設けられている。このような構成とすることにより、凹み部22を内方に押圧することにより屈曲部23が下方に押し伸ばされて本体容器2の容量を大きくすることが可能となる。
凹み部22の大きさは指(特に親指若しくは人差し指)の指先第1間接分程度が収まる大きさがあれば良く、形状も特に限定されない。図1においては円弧状の外形を有しているが、これに限らず、例えば、略四角形状でも良いし、波線等を含めた複雑な形状としても良い。
凹み部22の形成方法としては、側壁の厚さを薄くして外側表面を凹ませるのでも良いし、側壁の厚さは同じままで容器内方に突出するように凹ませるのでも良い。また、側壁の厚さを薄くした上でさらに側壁の内側も容器内方に突出するようにしても良い。
また、凹み部22の数は、本実施形態では図1に示すように前面に2つ及び図示しない後面に2つの合計4つ設けているが、少なくとも2つ形成されていれば良く、数の上限は特に無い。しかし、凹み部22の数が多すぎると、側壁下端部21のほぼ全周に凹み部22が設けられることになってしまい外観の美しさが損なわれるだけでなく、使用者が凹み部22を単なるデザインだと認識してしまい可変容量という機能に気づかない虞も生じてしまうことが考えられる。そのため、凹み部22の数は多くても6つ、好ましくは4つ程度とすることが望ましい。
屈曲部23は、図1(b)に示すように、側壁下端部22側から順番に、角度調整部23a、折り返し部23b、及び突出部23cが折り部を介して連接されてなり、突出部23cは底面部24に連接している。角度調整部23aは、凹み部22を介して角度調整部23aに加えられた力の方向を修正して折り返し部23bに伝える役割を果たすため、側壁下端部22を含む側壁がどのような形状や傾きを持っていても、確実に屈曲部を下方に伸ばすことが可能となる。
本体容器2が最小嵩の状態では、図1(b)、図2、図3に示すように、側壁下端部21より下方に角度調整部23aが設けられ、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aを底辺として折り返し部23bが内側上方に接続されていて、折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bを上辺として突出部23cが内側下方に接続され、突出部23cの折り返し部23bとは反対側の端面が本体容器2の底面部24と接続している。
この状態で凹み部22を内方へ押圧すると、図2(b)、図5に示すように、折り返し部23bが下方に反転するように押し伸ばされて底面部24が下方に移動することにより、本体容器2の容量を大きくすることが可能となる。
以下、凹み部22を押圧することにより屈曲部23が下方へ伸ばされる構造について、図3、4を参照して詳細に説明する。
図4に示すように、凹み部22を外方(図4での左)から内方(図4での右)へ押圧すると、凹み部22を有する側壁下端部21と一続きの角度調整部23aが、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aを支点として内方(図4でのF1の方向)に動く。
角度調整部23aがF1方向に動くと、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aに軋みが生じるため、折り返し部23bは当該軋みを解消するために、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aを支点として、折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bを内側下方に移動させるように回動する。
この回動が進むと折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bの折り曲げが解消されることにより、突出部23cが下方へ突出する。これにより屈曲部23が下方へ伸ばされて最大嵩の状態となる。
なお、本体容器2に飲食物等の内容物が収容されている状態であれば、当該内容物がゲル状若しくは固体であれば特に、凹み部22及び角度調整部23aの動きが当該内容物を介して折り返し部23bに伝わるため、折り返し部23b全体を下方へと押し出す力が働き、より容易に屈曲部23を下方へ伸ばすことが可能となる。
ここで、角度調整部23aは垂直に近い状態であることが好ましい。これは、角度調整部23aと折り返し部23bの間の角度が鋭角になるため、凹み部22を押圧して角度調整部23aをF1方向に動かした時に角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aに生じる軋みが大きくなり、折り返し部23bを反転させる力を大きくすることが可能となるため、より確実に屈曲部23を下方へ伸ばすことが出来るようになるからである。
本体容器2に内容物が収容されている場合も同様に、角度調整部23aが垂直に近い状態である方が、水平なF1方向に付加された力を他の方向に分散することなくそのまま折り返し部23bに伝えることが可能となるため、より確実かつ容易に屈曲部23を下方へ伸ばすことが可能となる。
具体的には、角度調整部23aの垂直方向に対する傾きγは30度以内とすることが望ましい。
また、折り返し部23bの垂直方向に対する傾きをα、突出部23cの垂直方向に対する傾きをβとした場合のαとβの関係は、α>βのようにすることが好ましい。
αをβよりも大きくすることにより、折り返し部23bはなだらかに折り込まれた状態となるため、凹み部22を押圧した力が折り返し部23bに加わったときに容易に下方へ移動及び反転することが出来るようになる。
また、折り返し部23bの垂直方向に対する傾きαは具体的には45度以上であることが好ましい。αが45度未満では、折り返し部23bの傾きが大きくなるため、屈曲部23を下方へ伸ばすためにはかなり大きな力で押圧することとなり、屈曲部23を伸ばすことができない虞が生じてしまう。αが45度以上であれば折り返し部23bがなだらかに折り込まれた状態となるため、上述の効果が得られる。なお、αは60度以上であることがより好ましい。
また、突出部23cの垂直方向に対する傾きβはαよりも小さな角度であれば良いが、好ましくは40度以下であると良い。βが40度よりも大きいと、特に屈曲部23を伸ばして最大嵩となった状態の容器において底面部24から立ち上がる部分の傾きが小さくなるため、開口部20の面積に対して底面部24の面積が小さくなってしまい、安定して支えることが出来なくなってしまう虞がある。
上述のように屈曲部23を伸ばして容量を大きくすることが可能な可変容量容器1において、屈曲部23は凹み部22よりも下方に位置することが望ましい。
これは、1つには、凹み部22すなわち側端下端部21を屈曲部23よりも上に設けることにより、内容物を収容する十分な空間を屈曲部23より上に有することが出来るため、屈曲部23を曲げた最小嵩の状態でも十分な量の飲食物等の内容物を収容することが可能となるからである。また、凹み部22に加えられた力を下方向に作用する力として屈曲部23に伝えることが可能となるため、屈曲部23の下方への伸ばしをより確実に行うことが可能となる効果も奏する。
本実施形態の可変容量容器1を用いて飲食する場合、飲食者はまず、蓋部材3のタブ31を把持して蓋部材3を上方に引き上げることにより、蓋部材3を本体容器2上から取り除く。そして、別添材料を加える等容器の容量を大きくする必要が生じた場合には、4箇所の凹み部22に例えば両手の親指及び人差し指を当てて凹み部22を内方に押し込む。このとき、手指を当てる場所を4箇所全てとはせずに片手の親指及び人差し指を2箇所の凹み部22に当てて押し込むのでも良い。
凹み部22を押し込まれた本体容器2は、角度調整部23aを介してその力が折り返し部23bに伝えられることにより、折り返し部23bが反転し突出部23cが下方に突き出されて最大嵩の状態とする。
なお、飲食が進み、容量を大きくしておく必要がなくなった場合には屈曲部23を元の状態に戻すことも可能である。この場合には、底面部24に手のひらを押し当ててそのまま上方に力を加える。
これにより、突出部23cが上方に押し上げられるため、折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bが折り曲げられると同時に折り返し部23bが上方に反転する。このようにして本体容器2を再び最小嵩の状態に戻すことができる。
本実施形態の本体容器2であれば、必要なときには凹み部22を押すだけの簡易な動作で容易に容量を大きくし、また、容量を大きくする必要が無くなったときには最小嵩の状態に容易に戻すことが可能であるため、飲食者が快適に飲食を行うことが可能となる。
<第2の実施形態>
以下、本発明を実施するための第2の実施形態につき図6を参照して説明する。
第2の実施形態の本体容器200は、角度調整部23aを側壁下端部21と同一面とし、凹み部22は角度調整部23aに設けたこと以外は第1の実施形態の本体容器2と同様である。また、蓋部材3も第1の実施形態と同様である。
側壁下端部21が第1の実施形態における角度調整部23aに求められる要素を兼ね備えている本体容器200においては、側壁下端部21と角度調整部23aとを分ける必要がなく、同一面とすることが可能となる。
具体的には、垂直に近い状態、好ましくは垂直方向に対する傾きが30度以内の平面であり、図6に示すように、その下端で折り返し部23bと折り部25aを介して連接していれば良い。
凹み部22を外方から内方へ押圧すると、凹み部22を有する角度調整部23aが、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aを支点として内方に動く。
角度調整部23aが内方に動くと、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aに軋みが生じるため、折り返し部23bは当該軋みを解消するために、角度調整部23aと折り返し部23bの間の折り部25aを支点として、折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bを内側下方に移動させるように回動する。
この回動が進むと折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bの折り曲げが解消されることにより、突出部23cが下方へ突出する。これにより屈曲部23が下方へ伸ばされて最大嵩の状態となる。
なお、本体容器200に飲食物等の内容物が収容されている状態であれば、当該内容物がゲル状若しくは固体であれば特に、凹み部22及び角度調整部23aの動きが当該内容物を介して折り返し部23bに伝わるため、折り返し部23b全体を下方へと押し出す力が働き、より容易に屈曲部23を下方へ伸ばすことが可能となる。
本実施形態の本体容器200を用いた可変容量容器1を用いて飲食する場合、飲食者はまず、蓋部材3のタブ31を把持して蓋部材3を上方に引き上げることにより、蓋部材3を本体容器200上から取り除く。そして、別添材料を加える等容器の容量を大きくする必要が生じた場合には、4箇所の凹み部22に例えば両手の親指及び人差し指を当てて凹み部22を内方に押し込む。このとき、手指を当てる場所を4箇所全てとはせずに片手の親指及び人差し指を2箇所の凹み部22に当てて押し込むのでも良い。
凹み部22を押し込まれた本体容器2は、角度調整部23aを介してその力が折り返し部23bに伝えられることにより、折り返し部23bが反転し突出部23cが下方に突き出されて最大嵩の状態とする。
なお、飲食が進み、容量を大きくしておく必要がなくなった場合には屈曲部23を元の状態に戻すことも可能である。この場合には、底面部24に手のひらを押し当ててそのまま上方に力を加える。
これにより、突出部23cが上方に押し上げられるため、折り返し部23bと突出部23cの間の折り部25bが折り曲げられると同時に折り返し部23bが上方に反転する。このようにして本体容器200を再び最小嵩の状態に戻すことができる。
本実施形態の本体容器200であれば、必要なときには凹み部22を押すだけの簡易な動作で容易に容量を大きくし、また、容量を大きくする必要が無くなったときには最小嵩
の状態に容易に戻すことが可能であるため、飲食者が快適に飲食を行うことが可能となる。
1・・・可変容量容器
2、200・・・本体容器
20・・・開口部
20a・・・フランジ部
21・・・側壁下端部
22・・・凹み部
23・・・屈曲部
23a・・・角度調整部
23b・・・折り返し部
23c・・・突出部
24・・・底面部
3・・・蓋部材
31・・・タブ

Claims (1)

  1. 上面に開口部を有する本体容器と、前記本体容器の前記開口部を覆う蓋部材と、を有し、
    前記本体容器の側壁下端部と底面部との間に蛇腹状の屈曲部を有していて、
    前記側壁下端部には容器内方に突出する凹み部を有しており、
    前記凹み部が少なくとも2つ設けられており、
    前記屈曲部が、前記側壁下端部から前記底面部にかけて、角度調整部、折り返し部、突出部の順に折り部を介して連接されてなり、
    前記折り返し部の垂直方向に対する傾きをα、前記突出部の垂直方向に対する傾きをβとした場合のαとβの関係がα>βとなり、
    前記折り返し部の垂直方向に対する傾きαが45度以上であり、
    前記屈曲部は前記凹み部よりも下方に位置することを特徴とする可変容量容器。
JP2016044352A 2016-03-08 2016-03-08 可変容量容器 Active JP6728791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044352A JP6728791B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 可変容量容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044352A JP6728791B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 可変容量容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017159926A JP2017159926A (ja) 2017-09-14
JP6728791B2 true JP6728791B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=59854440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016044352A Active JP6728791B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 可変容量容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6728791B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022173743A (ja) * 2021-05-10 2022-11-22 押尾産業株式会社 鏡餅型装飾具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624054A (ja) * 1986-05-13 1987-01-10 片倉 孝明 折畳み容器の折曲機構
JP3210564B2 (ja) * 1995-11-30 2001-09-17 パンケミカル株式会社 容器入り即席食品の構造
JP2013103745A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Kowa Seisakusho:Kk 飲食用ボトル
JP3177267U (ja) * 2012-05-15 2012-07-26 株式会社アクタ 簡易容器
US20150096978A1 (en) * 2013-10-09 2015-04-09 The Quaker Oats Company Expandable food package with lid

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017159926A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2129592B1 (en) Folding eating utensil integrated or attachable to food cover
US6164488A (en) Self sealing drinking dispenser
JP5216325B2 (ja) 蛇腹側壁及び底部を備えた容器
US8056145B2 (en) Food holder
JP2016524573A (ja) トランスポートボックス
JPH06505945A (ja) 使い捨て容器
CN109476398B (zh) 具有限制溢出的闭合装置的容器
JP6728791B2 (ja) 可変容量容器
JP4294579B2 (ja) 断熱容器
KR20110003040U (ko) 닭튀김용 종합포장케이스
NL1020604C2 (nl) Verpakking, bestemd voor eenmalig gebruik, voor een enkele portie voor de menselijke consumptie geschikte vloeistof.
US8646681B2 (en) Fries and condiment holder
JP3953583B2 (ja) 電子レンジ加熱調理容器の外装体
JP4391908B2 (ja) カップ状容器
CN112867675A (zh) 具有限制溢出的改进的闭合装置的容器
KR102522604B1 (ko) 상하가 분리되는 햄버거세트 딜리버리 포장상자
JP2007284112A (ja) 調理用簡易容器
KR20140060838A (ko) 소스 수용부 형성을 위한 절취면을 구비한 일회용 음식물 포장용기
JP3238691U (ja) 包装箱、ブランクシート、および食品セット
JP2005067632A (ja) 食品容器
JP2021522125A (ja) 包装容器
JP2002002657A (ja) 紙カップ容器
KR20090010685U (ko) 소스 수납부가 내부에 형성된 종이 용기
JP5282942B2 (ja) カップ容器
KR200398299Y1 (ko) 햄버거 포장용 박스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6728791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250