JP3177267U - 簡易容器 - Google Patents

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伊智郎 柴田
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Abstract

【課題】容器を回収したり廃棄したりする際に、かさばらないように上下方向に折りたためる簡易容器を提供する。
【解決手段】プラスチックシート材で一体成形によって製作され、側壁が上部ほど直径の大きい少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体2−1〜2−4と、各環状体間をつなぐ絞り部3−1〜3−3とで構成し、また、その最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体には底板4を連接する。
【選択図】図1

Description

本考案は、使用済みの容器を上下方向につぶし易くして、回収する際又は廃棄する際にかさばらないようにした簡易容器に関する。
コンビニ、スーパー、デパート等で販売されている持ち帰り用、弁当用に用いられているどんぶり型の容器としては、通常、樹脂を一体成形したプラスチックトレーや発泡プラスチックからなる簡易容器が使用されている。
ところが、この種のプラスチック製又は発泡プラスチック製簡易容器は、リサイクルのための回収や使い捨てする場合の廃棄に際しては、色々な形のトレーが混在することが多いために、かさばってしまい回収ボックスやゴミ箱等をあふれさせ易いという難点があった。
特開2001−180644号公報 実用新案登録第3157314号公報 実用新案登録第3054459号公報
[特許文献1]には、廃棄する際に容易に折りたためるようにしたインモールドプラスチックカップであって、底板が底板中心部から所定の角度をもって略水平に放射し底板外周部に到る複数本のプラスチックからなるスポークを備えた車輪状の骨組みと、該骨組みの外面に溶着する底部ラベルとからなり、前記側壁の内側のプラスチック層内面に、凹陥溝による複数本の薄肉ラインが縦縞状に形成されたものが記載されている。
しかし、このカップは、底板及び側壁に薄肉部を設けて側方からつぶし易くしているものであり、インモールド射出成形法によって成形するため、このような構造をとることが比較的容易に実施できるが、プラスチックシート材で真空成形のような一体成形によって、このような構造の容器を作る場合には、成形後に薄肉部を設ける工程が必要となって製作に手間がかかる上、強度の面で問題が生じやすい。
[特許文献2]には、コップ状の携帯容器であって、周壁2を直線短円筒形状の直線リング体3と、逆円錐台短筒形状の傾斜リング体4とを、肉薄部5を介して交互に順次連設するとともに、最下端の直線リング体3に底板6を連設した構成とし、周壁2に上下方向から力を加えて肉薄部5で傾斜リング体4を反転させることにより、周壁2を折りたたむものである。
しかし、この容器はそもそも廃棄や回収における課題を解決することを目的とするものではなく、携帯しやすいように折りたためるようにしたものである。
また、直線リング体3と傾斜リング体4とを肉薄部5を介して連設しているから、特許文献1について説明したと同様、プラスチックシート材で真空成形のような一体成形によって、このような構造の容器を作る場合には、成形後に薄肉部を設ける工程が必要となって製作に手間がかかる上、強度の面で問題が生じやすい。
[特許文献3]には、コップ状の携帯容器であって、複数の帯状部1A,1B,1C,1Dと、各帯状部の間に設けられた複数の折畳部2A,2B,2Cとにより伸縮可能に形成したものである。
しかし、この容器はそもそも廃棄や回収における課題を解決することを目的とするものではなく、携帯しやすいように伸縮可能としたものである。
また、複数の帯状部1A,1B,1C,1Dと、各帯状部の間に設けられた複数の折畳部2A,2B,2Cとは、図3や段落[0008]の記載から明らかなように、厚さが異なっており複数の折畳部2A,2B,2Cは相当薄いものとなっているから、特許文献1及び2について説明したと同様、プラスチックシート材で真空成形のような一体成形によって、このような構造の容器を作る場合には、成形後に薄肉部を設ける工程が必要となって製作に手間がかかる上、強度の面で問題が生じやすい。
このように、容器を廃棄する際に容易に折りたためるようにしたものや、コップ状の容器を携帯し易くするために、上下方向に折りたためるようにしたものは提案されていたものの、プラスチックシート材で真空成形のような一体成形によって製作される簡易容器において、回収や廃棄の際の利便性を考慮して、折りたためるようにしたものは従来提案されていない。
本考案は、プラスチックシート材で真空成形のような一体成形によって製作される簡易容器において、その簡易容器を回収したり廃棄したりする際に、かさばらないように上下方向に折りたためるようにすることを目的とするものである。
上記の目的を達成するための請求項1に係る考案の簡易容器は、プラスチックシート材で一体成形によって製作される簡易容器であって、その側壁が上部ほど直径の大きい少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体と、各環状体間をつなぐ絞り部とからなっているとともに、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の下部には底板が連接してある。
上記の目的を達成するための請求項2に係る考案の簡易容器は、請求項1に係る考案の少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体のうちの中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体及びその上下の絞り部が上側に折り込まれた後において、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さが最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さ以下となるようにしてある。
請求項1に係る考案の簡易容器は、プラスチックシート材で一体成形によって製作できるため安価に製造でき、かつ、簡易容器に入っていた食品等の内容物が取り出されて簡易容器が空になった後には、簡易容器の上又は下から手で圧縮したり、簡易容器を伏せた状態で平坦な面上に置いて底板を足で踏んだりすることにより、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体及びその上下の絞り部が上側に折り込まれて、容易に簡易容器の高さを小さくできるので、その回収や廃棄の際にかさばらないという顕著な効果がある。
また、請求項2に係る考案の簡易容器は、少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体のうちの中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体及びその上下の絞り部が上側に折り込まれた後において、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さが最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さ以下となるようにしてあるため、その開口部を平坦な面上に置いて、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の下端又は底板を圧縮して中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体及びその上下の絞り部を上側に折り込む際に、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端が平坦な面に接触した時又は接触する前に、完全に折り込まれるという顕著な効果がある。
簡易容器の実施例の斜視図。 実施例の簡易容器1を、その中心線を含む平面で切った時の断面図。 実施例の簡易容器1を折りたたんだ後、その中心線を含む平面で切った時の断面図。
[実施例]
本考案の実施例は、図1〜3に示すとおりの構成となっている。
簡易容器1の材質は、PSPシート(ポリスチレン系樹脂よりなる押出発泡シート)であり、軽量性と強度とのバランスの観点から、厚みは0.5mm〜3.0mmが好ましい。さらに、簡易容器1の外側になる面には耐油性や意匠性向上の目的で適宜の印刷を施したフィルムをラミネートしている。
簡易容器1の側壁は4つのそれぞれ直径の異なる逆円錐台短筒形状の環状体2−1〜2−4と、各環状体間をつなぐ絞り部3−1〜3−3とからなっており、隣接する上下の逆円錐台短筒形状の環状体は、上側の前記環状体の外側最下端部と下側の前記環状体の外側最上端部がほぼ同じ高さであるとともに、上側の前記環状体の内側最下端部と下側の前記環状体の内側最上端部がほぼ同じ高さとなっている。そのため、簡易容器1を通常の使用状態又は開口側を下にして伏せた状態で置いた場合、各環状体間をつなぐ絞り部の壁面は、ほぼ水平な面となる。
そして、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−4には底板4が連接してあり、最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−1の周囲には、幅約3mm程度のフランジ5が連接してある。
なお、実施例ではプラスチックシート材としてPSPシートを用いたが、耐熱PSPシート、オレフィン系発泡シート等でも良い。また、ラミネートするフィルムの種類としては、例えばCPPフィルム、HIPSフィルム、OPSフィルム等が挙げられるが、必ずラミネートしなければならないものではない。
また、最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−1の周囲には、簡易容器1を持ち易くするとともに蓋をはずれにくくするため、フランジ5が連接してあるが、このフランジ5は連接しなくても容器としての機能に格別の問題は生じない。
さらに、最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−1又は最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−4は、強度を増すため、直径が少しずつ異なる複数の逆円錐台短筒形状の環状体をつないだ小さい段差のあるものとしても良いし、側面に環状、縦縞状又は格子状の補強部を設けたものとしても良い。
次に、簡易容器1が空になった後において、簡易容器1を回収又は廃棄する際の使用方法について説明する。
空の簡易容器1を上下から圧縮すると、図3に示すように、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3が上側に折り込まれる。
そして、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びそれらの上下の絞り部3−1〜3−3が上側に折り込まれた後は、環状体2−4の上端と環状体2−1の上端とがほぼ同じ高さ、環状体2−4の下端と環状体2−1の下端とがほぼ同じ高さとなって、全体の高さが環状体2−1の高さと同程度となる。
もっとも、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3が上側に折り込まれた後における、環状体2−4と環状体2−1との位置関係は、必ずしもこの実施例のような関係である必要はなく、環状体2−4の上端は環状体2−1の上端より高くても低くても良く、環状体2−4の下端は環状体2−1の下端より高くても低くても良い。
いずれにしても、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3が上側に折り込まれているので、折り込まれる前よりも簡易容器1の高さが小さくなることに変わりはない。
そのうち、環状体2−4の上端と環状体2−1の上端との位置関係は、環状体2−4の上端の高さが環状体2−1の上端の高さ以下となるように、逆円錐台短筒形状の環状体2−1〜2−4と、各環状体間をつなぐ絞り部3−1〜3−3の長さを設定するのが望ましい。
なぜなら、簡易容器1の開口部を平坦な面上に置いて、環状体2−4の下端又は底板4を圧縮して中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3を上側に折り込む際に、環状体2−4の上端が平坦な面に接触した時又は接触する前に、完全に折り込まれることとなるからである。
さらに、環状体2−4の下端と環状体2−1の下端との位置関係については、環状体2−4の下端の高さが環状体2−1の下端の高さ以下となるように、逆円錐台短筒形状の環状体2−1〜2−4と、各環状体間をつなぐ絞り部3−1〜3−3の長さを設定するのが望ましい。
なぜなら、環状体2−4の下端又は底板4を広い平坦面を用いて圧縮し、中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3を上側に折り込む際に、環状体2−4の下端が広い平坦面に接触した時又は接触する前に、完全に折り込まれることとなるからである。
また、各環状体間をつなぐ絞り部3−1〜3−3の壁面は、スムーズに折り込まれるようにするため、底板4を下にして置いた場合に全体がほぼ水平な面となるようにしてあるが、全体が水平面でなくても上側又は下側の逆円錐台短筒形状の環状体につながる部分がほぼ水平面になっていればスムーズに折り込まれる。
さらにまた、各環状体間をつなぐ絞り部の壁面の全体又は環状体につながる部分はほぼ水平な面でなくても、各絞り部の直径が上端部側から下端部側に向かって小さくなっていくとともに、その上端部が上側の環状体の壁面より水平に近い角度であるか、その下端部が下側の環状体の壁面より水平に近い角度であれば、いずれかがほぼ水平な面となっている場合より強い圧縮力が必要ではあるものの、中間に位置する環状体2−2、2−3及びその上下の絞り部3−1〜3−3を折り込むことができるので、簡易容器1の高さを小さくすることができる。
1…簡易容器、2−1〜2−4…逆円錐台短筒形状の環状体、3−1〜3−3…各環状体間をつなぐ絞り部、4…底板、5…フランジ

Claims (2)

  1. プラスチックシート材で一体成形によって製作される簡易容器であって、その側壁が上部ほど直径の大きい少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体と、各環状体間をつなぐ絞り部とからなっているとともに、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の下部には底板が連接してあることを特徴とする簡易容器。
  2. 前記少なくとも3つの逆円錐台短筒形状の環状体のうちの中間に位置する逆円錐台短筒形状の環状体及びその上下の絞り部が上側に折り込まれた後において、最も下に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さが最も上に位置する逆円錐台短筒形状の環状体の上端の高さ以下となるようにしてあることを特徴とする請求項1記載の簡易容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017159926A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 凸版印刷株式会社 可変容量容器

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