JP6728433B2 - モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
モータの回転子の目標位相を表す指令位相に基づいて前記モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの巻線に駆動電流を供給する供給手段と、
前記巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記検出手段により検出された駆動電流の大きさが、前記指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように設定された目標値になるように、前記巻線に供給される駆動電流を制御する第1制御モードと、予め決められた大きさの電流に基づいて前記巻線に供給される駆動電流を制御する第2制御モードと、を備える制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1制御モードにおいて、前記偏差が小さくなるように当該偏差に基づいて積分制御を行い、
前記制御モードが前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替わった場合の前記第1制御モードにおける前記積分制御の初期値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定され、
前記目標値は、前記初期値が設定された前記積分制御に基づいて設定され、 前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とする。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
次に、本実施形態におけるモータ制御装置について説明する。本実施形態におけるモータ制御装置は、第1制御モードとしてのベクトル制御と第2制御モードとしての定電流制御とのいずれの制御方法でもモータを制御することができる。
まず、図3及び図4を用いて、本実施形態におけるモータ制御装置157がベクトル制御を行う方法について説明する。なお、以下の説明におけるモータには、モータの回転子の回転位相を検出するためのロータリエンコーダなどのセンサは設けられていないものとする。
iα=I*cosθe (1)
iβ=I*sinθe (2)
id= cosθ*iα+sinθ*iβ (3)
iq=−sinθ*iα+cosθ*iβ (4)
Vα=cosθ*Vd−sinθ*Vq (5)
Vβ=sinθ*Vd+cosθ*Vq (6)
Eα=Vα−R*iα−L*diα/dt (7)
Eβ=Vβ−R*iβ−L*diβ/dt (8)
θ=tan^−1(−Eβ/Eα) (9)
次に、本実施形態における定電流制御を、従来の定電流制御と比較して説明する。
次に、ベクトル制御と定電流制御との切り替え方法について説明する。図4に示すように、本実施形態におけるモータ制御装置157は、定電流制御とベクトル制御とを切り替える構成を有する。具体的には、モータ制御装置157は、制御切替器515、切替スイッチ516a、516b、遅延回路518を有する。なお、定電流制御が行われている期間中、ベクトル制御を行う回路も稼働している。即ち、定電流制御が行われている期間中、回転子の回転位相θを決定する回路は稼働している。一方、ベクトル制御が行われている期間中、定電流制御を行う回路は稼働していても良いし、停止していてもよい。
次に、モータの制御方法が定電流制御からベクトル制御に切り替わる際にモータ制御装置157が行う処理について説明する。
画像形成装置の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図13は、本実施形態におけるモータ制御装置157の構成の例を示すブロック図である。なお、モータ制御装置157は、少なくとも1つのASICで構成されており、以下に説明する各機能を実行する。
電流制御器503、504が、定電流制御において用いられる(静止座標系用の)PID制御の構成とベクトル制御において用いられる(回転座標系用の)PID制御の構成とを有する場合、以下のような問題が起こる可能性がある。具体的には、モータの制御が定電流制御からベクトル制御に切り替わる際に、モータの制御が定電流制御からベクトル制御に切り替わった直後の駆動電圧Vq及びVdが、初期値が適切でない(0である)状態の積分制御部に基づいて生成される可能性がある。初期値が適切でない場合、モータの制御が定電流制御からベクトル制御に切り替わる際に駆動電圧Vq及びVdが急激に変動し(不連続に変化し)、モータの制御が不安定になってしまう可能性がある。
そして、CPU151aは回転子の目標速度を表す指令速度ω_refを出力する。更に、モータ制御装置内部に速度制御器500を設け、速度制御器500が回転速度ωと指令速度ω_refとの偏差が小さくなるように、q軸電流指令値iq_refを生成して出力する構成とする。このような速度フィードバック制御を行うことによって、モータ509を制御する構成であっても良い。このような構成においては回転速度をフィードバックしているため、回転子の回転速度が所定の速度になるように制御することができる。したがって、画像形成装置において、記録媒体への画像形成を適切に行うために回転速度を一定速度に制御する必要がある負荷(例えば、感光ドラム、搬送ベルト等)を駆動するモータに速度フィードバック制御を用いたベクトル制御を適用する。この結果、記録媒体への画像形成を適切に行うことができる。なお、この場合、定電流制御を行う際にも指令速度ω_refが用いられるものとする。また、制御の切り替えは、指令速度ω_refに基づいて行われてもよいし、速度決定器514によって決定された回転速度ωに基づいて行われてもよい。
402 回転子
502 位相制御器
503,504 電流制御器
506 PWMインバータ
507,508 電流検出器
509 モータ
513 位相決定器
700 定電流制御器
701 ベクトル制御器
Claims (26)
- モータの回転子の目標位相を表す指令位相に基づいて前記モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの巻線に駆動電流を供給する供給手段と、
前記巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記検出手段により検出された駆動電流の大きさが、前記指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように設定された目標値になるように、前記巻線に供給される駆動電流を制御する第1制御モードと、予め決められた大きさの電流に基づいて前記巻線に供給される駆動電流を制御する第2制御モードと、を備える制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1制御モードにおいて、前記偏差が小さくなるように当該偏差に基づいて積分制御を行い、
前記制御モードが前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替わった場合の前記第1制御モードにおける前記積分制御の初期値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定され、
前記目標値は、前記初期値が設定された前記積分制御に基づいて設定され、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とするモータ制御装置。 - モータの回転子の目標速度を表す指令速度に基づいて前記モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの巻線に駆動電流を供給する供給手段と、
前記巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
前記検出手段により検出された駆動電流の大きさが、前記指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように設定された目標値になるように、前記巻線に供給される駆動電流を制御する第1制御モードと、予め決められた大きさの電流に基づいて前記巻線に供給される駆動電流を制御する第2制御モードと、を備える制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1制御モードにおいて、前記偏差が小さくなるように当該偏差に基づいて積分制御を行い、
前記制御モードが前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替わった場合の前記第1制御モードにおける前記積分制御の初期値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定され、
前記目標値は、前記初期値が設定された前記積分制御に基づいて設定され
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記制御手段は、
前記第2制御モードの実行中に前記回転子の回転速度に対応する値が所定値より大きい値になった場合に、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えるための切替信号を出力する出力部と、
前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記初期値を設定する設定部と、
前記切替信号が前記出力部から出力された後、且つ、前記初期値が前記設定部により設定された後に、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替える切替部と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。 - 前記設定部は、前記切替信号が入力されることに応じて前記初期値を設定し、
前記制御手段は、前記切替信号が前記設定部に入力されるタイミングよりも後に前記切替信号が前記切替部に入力されるように、前記切替信号が前記切替部へ入力されるタイミングを遅らせる遅延制御部を備えることを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。 - 前記回転子の回転速度に対応する値は、前記回転子の目標速度を示す値であることを特徴とする請求項3又は4に記載のモータ制御装置。
- 前記初期値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値よりも小さい値に基づいて設定され、
前記検出手段によって検出された駆動電流の値よりも小さい値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて決定され、
前記制御手段は、前記設定された前記初期値に基づく前記積分制御に基づいて前記目標値を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記検出手段は、前記駆動電流を所定周期で検出し、
前記初期値は、前記制御モードが前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替わる前の最後に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記第1制御モードは、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記目標値としての前記トルク電流成分の目標値になるように前記駆動電流を制御する制御モードであり、
前記トルク電流成分は、前記位相決定手段によって決定された回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であり、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項1を引用する請求項3乃至7のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記モータの回転子の回転によって前記巻線に誘起される誘起電圧の大きさを前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて決定する誘起電圧決定手段を有し、
前記位相決定手段は、前記誘起電圧決定手段によって決定された前記誘起電圧の大きさに基づいて前記回転位相を決定することを特徴とする請求項1又は請求項1を引用する請求項3乃至8のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段を有し、
前記第1制御モードは、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記目標値としての前記トルク電流成分の目標値になるように前記駆動電流を制御する制御モードであり、
前記トルク電流成分は、前記位相決定手段によって決定された回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であり、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とする請求項2又は請求項2を引用する請求項3乃至7のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記モータの回転子の回転によって前記巻線に誘起される誘起電圧の大きさを前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて決定する誘起電圧決定手段を有し、
前記速度決定手段は、前記誘起電圧決定手段によって決定された前記誘起電圧の大きさに基づいて前記回転速度を決定することを特徴とする請求項2又は請求項2を引用する請求項3乃至10のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - モータの回転子の目標位相を表す指令位相に基づいて前記モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの巻線に駆動電流を供給する供給手段と、
前記巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記検出手段により検出された駆動電流の大きさが、前記指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように設定された目標値になるように、前記巻線に供給される駆動電流を制御する第1制御モードと、予め決められた大きさの電流に基づいて前記巻線に供給される駆動電流を制御する第2制御モードと、を備える制御手段と、
を有し、
前記目標値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定される設定値と前記偏差とに基づいて設定され、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記設定値が設定されている状態において、前記駆動電流を制御する制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とするモータ制御装置。 - モータの回転子の目標速度を表す指令速度に基づいて前記モータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの巻線に駆動電流を供給する供給手段と、
前記巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
前記検出手段により検出された駆動電流の大きさが、前記指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように設定された目標値になるように、前記巻線に供給される駆動電流を制御する第1制御モードと、予め決められた大きさの電流に基づいて前記巻線に供給される駆動電流を制御する第2制御モードと、を備える制御手段と、
を有し、
前記目標値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定される設定値と前記偏差とに基づいて設定され、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記設定値が設定されている状態において、前記駆動電流を制御する制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記制御手段は、
前記第2制御モードの実行中に前記回転子の回転速度に対応する値が所定値より大きい値になった場合に、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えるための切替信号を出力する出力部と、
前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて前記設定値を設定する設定部と、
前記切替信号が前記出力部から出力された後、且つ、前記設定値が前記設定部により設定された後に、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替える切替部と、
を備えることを特徴とする請求項12又は13に記載のモータ制御装置。 - 前記設定部は、前記切替信号が入力されることに応じて前記設定値を設定し、
前記制御手段は、前記切替信号が前記設定部に入力されるタイミングよりも後に前記切替信号が前記切替部に入力されるように、前記切替信号が前記切替部へ入力されるタイミングを遅らせる遅延制御部を備えることを特徴とする請求項14に記載のモータ制御装置。 - 前記回転子の回転速度に対応する値は、前記回転子の目標速度を示す値であることを特徴とする請求項14又は15に記載のモータ制御装置。
- 前記初期値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値よりも小さい値に基づいて設定され、
前記検出手段によって検出された駆動電流の値よりも小さい値は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて決定され、
前記制御手段は、前記設定された前記初期値に基づく前記積分制御に基づいて前記目標値を設定することを特徴とする請求項12乃至16のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記検出手段は、前記駆動電流を所定周期で検出し、
前記初期値は、前記制御モードが前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替わる前の最後に前記検出手段によって検出された駆動電流の値に基づいて設定されることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記第1制御モードは、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記目標値としての前記トルク電流成分の目標値になるように前記駆動電流を制御する制御モードであり、
前記トルク電流成分は、前記位相決定手段によって決定された回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であり、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とする請求項12又は請求項12を引用する請求項14乃至18のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記モータの回転子の回転によって前記巻線に誘起される誘起電圧の大きさを前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて決定する誘起電圧決定手段を有し、
前記位相決定手段は、前記誘起電圧決定手段によって決定された前記誘起電圧の大きさに基づいて前記回転位相を決定することを特徴とする請求項12又は請求項12を引用する請求項14乃至19のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段を有し、
前記第1制御モードは、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記目標値としての前記トルク電流成分の目標値になるように前記駆動電流を制御する制御モードであり、
前記トルク電流成分は、前記位相決定手段によって決定された回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であり、
前記制御手段は、前記第2制御モードの実行中に前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値に基づいて前記初期値が設定されている状態において、前記制御モードを前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替えることを特徴とする請求項13又は請求項13を引用する請求項14乃至18のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置は、前記モータの回転子の回転によって前記巻線に誘起される誘起電圧の大きさを前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいて決定する誘起電圧決定手段を有し、
前記速度決定手段は、前記誘起電圧決定手段によって決定された前記誘起電圧の大きさに基づいて前記回転速度を決定することを特徴とする請求項13又は請求項13を引用する請求項14乃至21のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部を駆動するモータと、
請求項1乃至22のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
を有し、
前記モータ制御装置は、前記搬送部を駆動するモータを制御することを特徴とするシート搬送装置。 - 原稿を積載する原稿積載部と、
前記原稿積載部に積載された原稿を給送する給送部と、
前記給送部によって給送された原稿を読み取る読取手段と、
負荷を駆動するモータと、
請求項1乃至22のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
を有し、
前記モータ制御装置は、前記負荷を駆動するモータを制御することを特徴とする原稿読取装置。 - 記録媒体が積載される積載部と、
前記積載部に積載された記録媒体を給送する給送部と、
前記給送部によって給送された記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
負荷を駆動するモータと、
請求項1乃至22のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
を有し、
前記モータ制御装置は、前記負荷を駆動するモータを制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記負荷は、前記記録媒体を搬送する搬送ローラであることを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
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