JP6727696B2 - 自動車内の物入れ構造 - Google Patents

自動車内の物入れ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6727696B2
JP6727696B2 JP2015252143A JP2015252143A JP6727696B2 JP 6727696 B2 JP6727696 B2 JP 6727696B2 JP 2015252143 A JP2015252143 A JP 2015252143A JP 2015252143 A JP2015252143 A JP 2015252143A JP 6727696 B2 JP6727696 B2 JP 6727696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
sub
main
opening
main recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015252143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017114309A (ja
Inventor
款 先田
款 先田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2015252143A priority Critical patent/JP6727696B2/ja
Publication of JP2017114309A publication Critical patent/JP2017114309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6727696B2 publication Critical patent/JP6727696B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、自動車内の物入れ構造に関する。特に、ドアのプルハンドル部に携帯端末等を収納することに好適な物入れ構造に関する。
自動車のドア内側の構造例として、ドアトリムの一部が車内側に突出して構成されたアームレスト部を備えるものがある。このアームレスト部には、車内側からドアを開閉する際に手先を挿入するプルハンドル部が設けられることが多い(例えば特許文献1,2)。プルハンドル部は、手先を挿入する開口がアームレスト部の上面に設けられ、その開口から深さ方向に窪んだ凹部を備えている。
特開平7−164883号公報 特開2006−328901号公報
このようなプルハンドル部といった車室内の凹部に携帯端末等の収納スペースを併設することが望まれている。その際、単に携帯端末等の収納物をプルハンドル部に入れるだけでは、凹部内で収納物の位置や向きを保持することが難しい。そのため、収納物を安定して支持できず、収納物が動いて凹部の内壁に衝突したり、収納物の取り出しが行い難かったりする虞がある。一方で、収納物がプルハンドル部に手先を挿入する際の邪魔にならないようにすることが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、プルハンドル部などの車内の凹部、特に既存の凹部を利用して収納物を安定して置くことができ、かつ容易に取り出すことができる収納スペースを備えた自動車内の物入れ構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、既存の凹部の本来的機能の障害になることなく収納物を容易に出し入れできる収納スペースを備えた自動車の物入れ構造を提供することにある。
本発明の一態様に係る自動車内の物入れ構造は、メイン凹部とサブ凹部とを備える。メイン凹部は、車内の内装部材に設けられる凹部で、乗員が手先を挿入できる開口を有する。サブ凹部は、メイン凹部の開口と連通した開口と、収納物を支持する底面とを有する。サブ凹部の特定方向の開口寸法は、メイン凹部の特定方向の開口寸法よりも広い。サブ凹部の底面の深さは、メイン凹部の深さよりも浅い。
上記物入れ構造において、上記メイン凹部はドアのプルハンドル部で、上記サブ凹部はメイン凹部の車外側に偏在していることが好ましい。
上記の自動車の物入れ構造は、開口が互いに連通するメイン凹部とサブ凹部とを有することで、メイン凹部に重複又は近接してサブ凹部を形成することができ、メイン凹部の機能にサブ凹部の収納機能を付加することができる。また、メイン凹部の製造時に併せてサブ凹部を製造することもできる。
サブ凹部の特定方向の開口寸法がメイン凹部の特定方向の開口寸法よりも広いことで、サブ凹部をメイン凹部と独立した空間とすることができる。そのため、メイン凹部の利用状況とは独立してサブ凹部を収納スペースとして利用することができる。よって、収納物がメイン凹部内に移動することもなく、サブ凹部内に収納物を安定して位置決めすることができる。
両凹部の開口部が連通し、サブ凹部の底面の深さがメイン凹部の深さよりも浅いことで、メイン凹部に手先を入れて、サブ凹部側に指先を回しこむことができ、サブ凹部内の収納物を下方から上方に持ち上げるように取り出すことができる。よって、サブ凹部内の収納物の取り出しが行いやすい。
メイン凹部がドアのプルハンドル部である場合、メイン凹部に近接してサブ凹部が設けられているため、収納物に乗員の手が届きやすい。また、サブ凹部をメイン凹部の車外側に偏在させることで、ドア開閉時は、プルハンドル部へ手を出し入れする動作に対して収納物が邪魔にならない。そのため、物入れとして使い勝手が大変良い。
実施形態1に係る自動車内の物入れ構造を示す概略斜視図である。 図1におけるII−IIの断面図である。 図1におけるIII−IIIの断面図である。 図1におけるIV−IVの断面図である。 実施形態2に係る自動車の物入れ構造を示す概略斜視図である。 実施形態3に係る自動車の物入れ構造を示す概略斜視図である。 実施形態4に係る自動車の物入れ構造を示す概略斜視図である。
本発明に係る自動車内の物入れ構造の実施形態を、図を参照しつつ以下に説明する。図中、同一符号は同一名称物を示す。各実施形態の各凹部の説明において、車内側と車外側とをつなぐ水平方向を厚み方向、厚み方向に直交する水平方向を幅方向、上下方向を深さ方向とし、各方向の各凹部の寸法を厚み、幅、深さとする。
≪実施形態1≫
・全体構成
実施形態1に係る物入れ構造は、図1〜図4に示すように、メイン凹部10とサブ凹部20とを備え、サブ凹部20をスマートフォンといった携帯端末等の収納スペースとして利用するものである。この物入れ構造は、本例では、自動車のサイドドアの車内側に設けられている。サイドドアの内側にはドアトリム30が設けられ、その一部が車内側に突出してアームレストを構成している。メイン凹部10とサブ凹部20は、アームレストの上面に開口を有し、下方に向かって窪んだ凹部である。この実施形態に係る物入れ構造の特徴の一つは、メイン凹部10に対して特定寸法のサブ凹部20を有することにある。各凹部の構成について、以下に詳細に説明する。
・メイン凹部
メイン凹部10は、車内の内装部材に設けられ、後述するサブ凹部20に収納された収納物100を取り出す際、手先を挿入するためのスペースとして利用する凹部で、その本来的な機能は問わない。例えば、ドアのプルハンドル部や、ペットボトルホルダ等が挙げられる。車内の内装パネルに設けられた凹部をメイン凹部10として好適に利用できる。内装パネルには、ドアインナートリムやダッシュパネルが挙げられる。このメイン凹部10は、手先を挿入できる開口を有する。この開口は上方に開口することが好ましい。メイン凹部10の内容積は、少なくとも手先を挿入できる程度の大きさがあればよい。また、メイン凹部10は、有底であるものは勿論、無底で上下に貫通するものでもよい。メイン凹部10の設置個所は、車内であれば、車室でも荷室でも構わない。
本例では、サイドドアのドアトリム30の一部が車内側に突出して構成されたアームレスト部に設けられたプルハンドル部をメイン凹部10とする。このプルハンドル部(メイン凹部10)は、ほぼ矩形の開口を有し(図1)、若干深さ方向に向かうに従って厚みが小さくなる有底の凹部である(図2参照)。
・サブ凹部
サブ凹部20は、メイン凹部10の開口と連通する開口を有する凹部で、収納物100の収納スペースとして利用される。
サブ凹部20の形状は、収納物100の形状に応じた形状であることが好ましい。例えば、携帯端末を収納する場合は、厚みが薄く、幅が深さに比べて大きいスロット状の凹部がサブ凹部20として好適に利用できる。収納物100の形状に応じた形状であれば、収納物100がサブ凹部20内でがたつくことを抑制でき、安定した収納が可能になる。
サブ凹部20の内容積は、収納物100の体積に応じて適宜決定すればよい。但し、収納物100の体積以上の内容積を確保しなくても構わない。サブ凹部20の開口から収納物100の一部が露出しても、サブ凹部20内に収納物100を安定して支持できれば良いからである。収納物100が部分的に露出すれば、その露出箇所を掴むことで、収納物100を取り出すことができる。一方、メイン凹部10の深さに余裕があれば、サブ凹部20も深くして収納物100の全体がサブ凹部20に収納されるようにしてもよい。収納物100の全体がサブ凹部20に収納されていれば、収納物100の保護性に優れる。後述するように、本例の物入れ構造は、収納物100の下側から手を掛けて収納物100を取り出すことができるため、収納物100の全体がサブ凹部20に収納されても、容易に取り出すことができる。汎用性を考慮すれば、収納物100の種類に応じて、その収納物100の平均的な体積の1/3以上、特に1/2以上の内容積を確保することが好ましい。
サブ凹部20は収納物100を支持する底面20bを有する(図3、図4)。この底面20bは収納物100の下面を全面で支持する面積はなく、部分的に支持する大きさである。サブ凹部20はメイン凹部10と連通し、後述するようにメイン凹部10の深さはサブ凹部20の底面20bの深さよりも深いからである。つまり、サブ凹部20の底面20bのない箇所は、メイン凹部10につながっている。この部分的な底面20bはサブ凹部20の後述する特定方向の両端部に存在する。サブ凹部20の両端部に底面20bがあれば、安定して収納物100を支持できるからである。各端部の底面20bの深さは、収納物100の形状によっては異なってもかまわないが、同じであることが好ましい。段差のない平面的な下面を有する収納物100を安定して支持できるからである。
サブ凹部20を設ける位置は、メイン凹部10と開口が連通できる位置であれば特に限定されない。メイン凹部10の厚さ方向の一端側、他端側、メイン凹部10の中央部など、適宜な位置を選択できるメイン凹部10の形状・サイズによっては、メイン凹部10の幅方向の一端側、他端側、中央部などでも構わない。但し、メイン凹部10の本来的な機能を極力阻害しないようにサブ凹部20を収納スペースとして活用するには、メイン凹部10の厚み方向や幅方向の端部にサブ凹部20を偏在させることが好ましい。中央部にサブ凹部20を設けると、収納物100をサブ凹部20に収納した際、メイン凹部10の開口が収納物100で分割されてしまい、分割された個々のメイン凹部10の開口では、手先の挿入が困難になる虞があるからである。
一つのメイン凹部10に対するサブ凹部20の数は、特に限定されない。一つのサブ凹部20であっても良いし、複数のサブ凹部20であっても構わない。但し、複数のサブ凹部20を設ける場合、各サブ凹部20の収納物100の出し入れに支障を生じない程度に離れて設けることが好ましい。
本例では、図1に示すように、幅方向に長く厚さが薄いスロット状のサブ凹部20を一つ設けている。サブ凹部20の底面20bは、幅方向の両端部にのみ存在し、中央部に底面20bは存在しない。幅方向一端の底面20bと他端の底面20bの深さは同じである。このサブ凹部20は、メイン凹部10の厚み方向の一端側、つまり車外側に偏在して設けられている。
・各凹部の寸法関係
上述したメイン凹部10とサブ凹部20の各部の寸法は、以下の関係にある。
・・サブ凹部20の特定方向の開口寸法>メイン凹部10の特定方向の開口寸法
サブ凹部20(メイン凹部10)の特定方向とは、サブ凹部20(メイン凹部10)における厚み方向、幅方向など、水平面での一方向のことである。この特定方向におけるサブ凹部20の開口寸法がメイン凹部10の開口寸法よりも広い。この寸法関係であれば、サブ凹部20の特定方向の両側に、サブ凹部20の底面20bを容易に形成することができ、収納物100の特定方向の両端をバランスよく支持することができる。本例では、サブ凹部20の幅がメイン凹部10の幅よりも広い。そのため、メイン凹部10とサブ凹部20を合わせた開口は、ほぼT字状となっている。
・・サブ凹部20の底面20bの深さd<メイン凹部10の深さD
サブ凹部20の底面20bの深さdは、メイン凹部10の深さDよりも浅いものとする(図1)。この寸法関係により、サブ凹部20に収納した収納物100の下方に空間を形成できる。つまり、メイン凹部10に挿入した手先をサブ凹部20側の底面20bのない箇所に回し込めば、下方から収納物100をすくい上げるように取り出すことができる。サブ凹部20の底面20bの深さdとメイン凹部10の深さDの差は、サブ凹部20に収納した収納物100の下方に手先の指が入る程度の空間が形成できる程度の大きさであることが好ましい。なお、メイン凹部10が無底の場合、その深さDはサブ凹部20の底面20bの深さdよりも深いものとみなす。
・物入れ構造の利用手順と作用効果
上述した物入れ構造は、次のように利用でき、以下の作用効果を奏する。
図1に示すように、サブ凹部20に収納物100(ここではスマートフォン)を差し込むように収納する。サブ凹部20の開口は厚みが薄いスロット状であり、殆どがたつくことなく収納物100を支持できる。差し込まれた収納物100は、両端部が底面20bに支持されて(図3)、安定した支持ができる。収納物100の一部はサブ凹部20に収納され、残部はサブ凹部20の開口から露出される(図1)。収納物100の露出箇所とドアトリム30の表面との間に十分な間隔があれば、次述の取出方法に加え、露出箇所を掴むことで収納物100を容易に取り出すことができる。
収納物100を取り出す際、図2に示すように、メイン凹部10の開口から手先を挿入する。メイン凹部10はサブ凹部20に連通し、メイン凹部10の深さはサブ凹部20の底面20bの深さよりも深いため、収納物100の下面に指先を掛けることができる。そのため、収納物100をすくい上げるように取り出すことができる。
一方、メイン開口を本来の機能であるプルハンドル部として利用する場合、メイン凹部10の外面に親指を、内面に他の指を掛けてメイン凹部10の側壁を掴むことで、車内からサイドドアの開け閉めを容易に行うことができる。その際、メイン凹部10に挿入した手先が収納物100に干渉することがなく、プルハンドル部としての利用が何ら阻害されることはない。
≪実施形態2≫
実施形態1の変形例として、サブ凹部20をメイン凹部10の車内側の端部に偏在させた実施形態2を図5に基づいて説明する。実施形態2はメイン凹部10に対するサブ凹部20の配置箇所が異なるだけで、他の構成は実施形態1と同様であるため、相違点を中心に説明する。
本例においても、メイン凹部10を手先の挿入スペースとして利用すれば、収納物100を下方からすくい上げるように取り出すことができる。その際、手のひらを車内側に向けたままメイン凹部10に手先を挿入できるため、自然な姿勢で収納物100の取り出しを行うことができる。例えば、本例では、右ドアに物入れ構造が設けられているため、右手の手のひらを車内側に向けたまま収納物100の取り出しができる。
本例では、サブ凹部20に収納物100が収納された状態でメイン凹部10をドアのプルハンドル部として利用するには、手先が収納物100に触れる。但し、例えば、サブ凹部20を深くして収納物100が開口から露出する範囲を少なくすることで、収納物100に過度の応力が生じないようにメイン凹部10の側壁を掴むことができ、プルハンドル部としての利用が十分に確保できる。
≪実施形態3≫
次に、インストルメントパネル40に設けたペットボトルホルダをメイン凹部10とした物入れ構造を図6に基づいて説明する。本例は、インストルメントパネル40に段部を設け、その段部の上面に開口する円筒状の凹部をメイン凹部10とする。このメイン凹部10にはペットボトルなどの円筒状の収納物100を収納できる。このメイン凹部10の開口の中央にサブ凹部20が設けられている。サブ凹部20は、メイン凹部10の開口の径方向に沿って伸びる長孔状の開口を有し、深さ方向に一様な断面を有する薄いスロット状の空間である。つまり、メイン凹部10の開口に重なるようにサブ凹部20の開口が設けられ、両開口を合わせた形状はほぼφ状である。このサブ凹部20の幅はメイン凹部10の幅(直径)よりも大きく、サブ凹部20のうちメイン凹部10の開口から突出した領域は底面20bを備えている。サブ凹部20の底面20bの深さはメイン凹部10の深さよりも浅い。
このような物入れ構造は、メイン凹部10にペットボトルを収納するか、サブ凹部20に携帯端末を収納するかの二者択一的な利用ができる。サブ凹部20に携帯端末を収納している場合、メイン凹部10に手先を挿入して、携帯端末を下方から持ち上げるように取り出すことができる。勿論、サブ凹部20の開口から露出する携帯端末を掴んで取り出してもよい。
≪実施形態4≫
次に、実施形態3の変形例として、サブ凹部20をメイン凹部10の車内側に設けた実施形態4を図7に基づいて説明する。本例もインストルメントパネル40に設けたペットボトルホルダをメイン凹部10とし、メイン凹部10に併設したサブ凹部20を携帯端末の収納スペースとして利用する。
本例はメイン凹部10に対するサブ凹部20の配置箇所が実施形態3と相違する。その他の構成は実施形態3と同様であるため、主に相違点について説明する。本例のサブ凹部20は、メイン凹部10の車内側に偏在して設けられている。つまり、前方後円状のメイン凹部10の開口のうち、矩形の開口部分に重なるように長孔状のサブ凹部20の開口が配置されている。換言すれば、円形の開口と、長孔状の開口との間に、サブ凹部20の開口よりも幅の狭い矩形の開口が配置されて、これらを合わせた開口の形状はほぼΩ状である。鍵穴状の開口を有するメイン凹部10は、一様な断面を有する凹部であり、薄いスロット状のサブ凹部20と連通している。サブ凹部20の幅方向の両側に底面20bを有し、サブ凹部20の底面20bの深さがメイン凹部10の深さよりも浅い点は実施形態3と同様である。
本例では、メイン凹部10へのペットボトルの収納とサブ凹部20への携帯端末の収納とを同時に行うことができる。メイン凹部10の円形の開口部とサブ凹部20の長孔状の開口とが離れて存在するため、両凹部が互いに区画され、一方の凹部への収納が他方の凹部への収納に影響しないからである。
メイン凹部10にペットボトルを、サブ凹部20に携帯端末を収納している場合、ペットボトルの先端の高さが携帯端末の高さよりも高くなるような各凹部の深さとすれば、乗員から見て奥側に位置するペットボトルも先端部を掴むことで容易に取り出すことができる。一方、携帯端末は部分的にサブ凹部20の開口から露出しており、携帯端末の露出箇所における幅方向の端部を掴むことで容易に取り出すことができる。サブ凹部20の開口幅はメイン凹部10の開口幅よりも広く、ペットボトルは円筒状で、携帯端末は薄板状である。そのため、携帯端末(サブ凹部20)の幅方向の両側に近づくほど携帯端末とペットボトルとの間の間隔は広くなり、携帯端末の両端部は、その背面側(車外側(FR側))に指を回し込む十分なスペースを確保できる。
メイン凹部10が空きで、サブ凹部20に携帯端末が収納されている場合、メイン凹部10に手先を挿入すれば、携帯端末を下からすくい上げるように取り出すことができる。その際、車内側に手のひらを向けたまま手先をメイン凹部10に挿入でき、自然な姿勢で携帯端末を取り出すことができる。
実施形態4の変形例としては、サブ凹部20をメイン凹部10の車外側に配置することが挙げられる。その場合も、実施形態4と同様に、メイン凹部10にペットボトルを収納すると共に、サブ凹部20に携帯端末を収納することができる。
本発明の自動車内の物入れ構造は、自動車の内装部材に設けられる凹部に収納スペースを併設した物入れ構造として好適に利用できる。
10 メイン凹部
20 サブ凹部
20b 底面
30 ドアトリム
40 インストルメントパネル
100 収納物

Claims (2)

  1. 車内の内装部材に設けられる凹部で、乗員が手先を挿入できる開口を有するメイン凹部と、
    前記メイン凹部の端部に偏在して設けられ、前記メイン凹部の開口と連通した開口を有するサブ凹部とを備え、
    前記サブ凹部は、
    特定方向の両端部に設けられて、収納物を支持する底面と、
    前記底面間に位置し、前記サブ凹部に前記収納物が収納された状態で前記メイン凹部につながり、前記収納物の下方に前記手先が挿入できる空間を形成可能な中央部とを備え、
    特定方向の開口寸法、前記メイン凹部の特定方向の開口寸法よりも広く、
    前記底面の深さ、前記メイン凹部の深さよりも浅い自動車内の物入れ構造。
  2. 前記メイン凹部はドアのプルハンドル部で、
    前記サブ凹部はメイン凹部の車外側に偏在している請求項1に記載の自動車内の物入れ構造。
JP2015252143A 2015-12-24 2015-12-24 自動車内の物入れ構造 Active JP6727696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252143A JP6727696B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 自動車内の物入れ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252143A JP6727696B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 自動車内の物入れ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017114309A JP2017114309A (ja) 2017-06-29
JP6727696B2 true JP6727696B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=59231318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015252143A Active JP6727696B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 自動車内の物入れ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6727696B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6500295B1 (ja) * 2018-03-27 2019-04-17 三菱ロジスネクスト株式会社 車両用ホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017114309A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7566040B2 (en) Center console having hidden storage
CN105857194B (zh) 储物架以及具有这种储物架的车门、中控台、扶手
RU2668458C2 (ru) Узел для хранения (варианты) и внутренний отделочный узел транспортного средства
JP6727696B2 (ja) 自動車内の物入れ構造
TR201601704A2 (tr) Bi̇r araç i̇çi̇n bi̇r i̇ç tri̇m düzeneği̇
JP5321884B2 (ja) 車両用デッキボード
US9248770B2 (en) Adaptable bin with rotating cup holder
JP2004255996A (ja) 内装材の収納部構造
US9598022B1 (en) Cup holder-compatible console tray
CN209955881U (zh) 车辆车顶内衬总成和车辆
JP5342379B2 (ja) 車両用ドアライニング構造
US9604578B2 (en) Vehicle trim panel assembly with tapered accommodation and retrieval slot
JP6048272B2 (ja) 内装トリムのポケット構造
CN213262181U (zh) 存储装置和用于机动车辆的存储系统
JP2014058271A (ja) 車両のコンソール
JP6063707B2 (ja) 自動車の物品収納構造
JP5679808B2 (ja) 着脱式カップホルダーの構造
JP2015529594A (ja) 車両ドアの収納コンパートメント
EP2460689B1 (en) Vehicle holder, in particular for holding bottles, cans, ashtray, coin tray, and the like
JP6106649B2 (ja) 車両のドアポケット構造
JP2005132265A (ja) 車両用コンソールボックス
KR20130005486U (ko) 자동차용 콘솔 박스
JP6100108B2 (ja) コンソール
KR20130033755A (ko) 차량용 다용도 수납함
JP7253997B2 (ja) コンソールボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6727696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250