JP6726874B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、リクライニング式の車椅子に関する。
例えば身体障害者、高齢者又は負傷者等の介護を要する人(以下、「被介護者」という)をベッドから車椅子に移乗させる作業を容易に行うための介護用ベッドとして、ベッド本体と車椅子とを合体させた合体ベッドが知られている。この合体ベッドでは、車椅子をベッド本体から分離させて使用することができる。
この種の車椅子としては、リクライニング式の車椅子が用いられる(例えば、特許文献1参照)。車椅子とベッド本体とを合体させる際には、被介護者が合体ベッド上に横臥することができるように、車椅子の座面部の姿勢をフラット姿勢にさせる。一方、車椅子をベッド本体から分離させた際には、被介護者が座面部上に着座できるように、車椅子の座面部の姿勢を椅子姿勢にさせる。
具体的な構成としては、車椅子の座面部は、背ボトム部、腰ボトム部、腿ボトム部及び脹脛ボトム部を有している。背ボトム部と腿ボトム部とはリンク機構によってリンクされており、背ボトム部の傾動動作に連動して腿ボトム部が傾動する。背ボトム部の傾動動作時に、腿ボトム部の前端部の高さ(すなわち、座面部に着座している被介護者の両膝の高さ)が腰ボトム部の高さよりも高くなるので、被介護者の身体が座面部からずれ落ちるのを抑制することができる。
国際公開第2015/40846号
被介護者の身体のずれ落ちを確実に抑制するためには、背ボトム部の傾動動作時に、なるべく早いタイミングで腿ボトム部を傾動させる必要がある。上述した従来の車椅子では、なるべく早いタイミングで腿ボトム部を傾動させるためには、リンク機構の構造上、リンク機構を腰ボトム部に近い位置に配置する必要がある。しかしながら、このような構成では、座面部をフラット姿勢にさせた際に、座面部の足元側(脹脛ボトム部側)をリンク機構により十分に支持することができないため、座面部の足元側の剛性が低くなってしまうという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、座面部の剛性を高く維持しながら、背ボトム部の傾動動作時になるべく早いタイミングで腿ボトム部を傾動させることができる車椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る車椅子は、車椅子本体部と、前記車椅子本体部を移動させるための車輪と、前記車椅子本体部に支持され、互いに傾動可能に連結された背ボトム部、腰ボトム部、腿ボトム部及び脹脛ボトム部を有する座面部と、前記背ボトム部を前記車椅子本体部に対して傾動させる駆動源と、前記腿ボトム部と前記脹脛ボトム部とを動かし、四節リンク機構で構成された第1のリンク機構と、前記背ボトム部と前記腿ボトム部とを動かす第2のリンク機構と、を備える。
本発明の一態様に係る車椅子によれば、座面部の剛性を高く維持しながら、背ボトム部の傾動動作時になるべく早いタイミングで腿ボトム部を傾動させることができる。
実施の形態に係る車椅子とベッド本体とを合体させた状態での、合体ベッドを示す斜視図である。 実施の形態に係る車椅子をベッド本体から分離させた状態での、合体ベッドを示す斜視図である。 実施の形態に係る車椅子の座面部をフラット姿勢にさせた状態での、車椅子を示す斜視図である。 実施の形態に係る車椅子の座面部を椅子姿勢にさせた状態での、車椅子を示す側面図である。 図3のV−V線断面図である。 下方から見た状態での、実施の形態に係る車椅子を示す斜視図である。 座面部等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子を示す斜視図である。 座面部等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子の一部を拡大して示す斜視図である。 第3のリンク機構等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子を示す斜視図である。 第3のリンク機構等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子の一部を拡大して示す斜視図である。 座面部の姿勢をフラット姿勢にさせた状態での、実施の形態に係る車椅子のリンク機構を示す模式図である。 座面部の姿勢を椅子姿勢にさせ、且つ、腿ボトム部の傾斜角度が最大角度である状態での、実施の形態に係る車椅子のリンク機構を示す模式図である。 座面部の姿勢を椅子姿勢にさせ、且つ、腿ボトム部の傾斜角度が最大角度よりも減少した状態での、実施の形態に係る車椅子のリンク機構を示す模式図である。 実施の形態に係る車椅子における、背ボトム部の傾斜角度と腿ボトム部の傾斜角度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る車椅子について説明する。
[1.合体ベッドの概略構成]
まず、図1及び図2を参照しながら、実施の形態に係る車椅子2を搭載した合体ベッド6の概略構成について説明する。図1は、実施の形態に係る車椅子2とベッド本体4とを合体させた状態での、合体ベッド6を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る車椅子2をベッド本体4から分離させた状態での、合体ベッド6を示す斜視図である。
図1に示すように、合体ベッド6は、車椅子2とベッド本体4とが合体することにより構成されている。図2に示すように、車椅子2は、ベッド本体4から分離可能である。なお、合体ベッド6は、例えば病院、介護施設又は一般家庭等において被介護者により使用される電動式の介護用ベッドである。
車椅子2とベッド本体4とを合体させた状態で、合体ベッド6の中央部に臥床している被介護者を車椅子2に移動させ、その後、図2に示すように、車椅子2をベッド本体4から分離させることにより、ベッドから車椅子2への移乗介助を容易に行うことができる。
[2.ベッド本体の構成]
次に、図1及び図2を参照しながら、ベッド本体4の構成について説明する。図1及び図2に示すように、ベッド本体4は、フレーム8、ボトム10及び調節機構(図示せず)を備えている。
フレーム8は、例えば金属製のパイプ等で形成され、全体としてX軸方向に長い矩形状に形成されている。フレーム8の下端部には、ベッド本体4を移動させるための複数の車輪12が設けられている。また、フレーム8の側部には、車椅子2の車椅子本体部16(後述する)を収納するための凹部14が形成されている。
ボトム10は、横臥した被介護者の身体を支持するためのものであり、フレーム8上に支持されている。図2に示すように、ボトム10は、フレーム8の短手方向(Y軸方向)における片側半分に配置されている。ボトム10は、蝶番等で互いに傾動(回動)可能に連結された背ボトム部10a、腰ボトム部10b、腿ボトム部10c、脹脛ボトム部10d及び足ボトム部10eを有している。背ボトム部10aは、被介護者の頭部及び背部を支持するためのものである。腰ボトム部10bは、被介護者の腰部を支持するためのものである。腿ボトム部10cは、被介護者の大腿部を支持するためのものである。脹脛ボトム部10dは、被介護者の下腿部(脹脛部)を支持するためのものである。足ボトム部10eは、被介護者の足部を支持するためのものである。なお、ボトム10上には、屈曲可能なクッション部材(図示せず)が取り付けられている。
調節機構は、リモコン(図示せず)から送信されてきたリモコン信号に基づいて、ボトム10の姿勢及び高さを調節するための機構である。調節機構は、フレーム8の下側に配置されており、例えば電動アクチュエータを含む駆動機構及び当該駆動機構を制御するための制御回路等を有している。
調節機構は、例えば、ボトム10がフラット姿勢(図1参照)となっている状態から、背ボトム部10aを起こしたり、腿ボトム部10cと脹脛ボトム部10dとの連結箇所を上昇させたりするための機構である。また、調節機構が上述した動作と逆の動作も行うことができることは言うまでもない。なお、フラット姿勢とは、背ボトム部10a、腿ボトム部10c、脹脛ボトム部10d及び足ボトム部10eの各々の姿勢を略水平姿勢(すなわち、水平方向(X軸方向)に対して平行乃至略平行な姿勢)にすることにより、ボトム10全体をフラットとした姿勢である。
[3.車椅子の構成]
[3−1.車椅子の全体構成]
次に、図1〜図4を参照しながら、車椅子2の全体構成について説明する。図3は、実施の形態に係る車椅子2の座面部18をフラット姿勢にさせた状態での、車椅子2を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る車椅子2の座面部18を椅子姿勢にさせた状態での、車椅子2を示す側面図である。なお、図4では、説明の都合上、一対のアームレスト24等の図示を省略してある。
車椅子2は、リクライニング式の車椅子であり、ベッド本体4から分離させることにより、被介護者の移動手段として機能する。図2〜図4に示すように、車椅子2は、車椅子本体部16と、車椅子本体部16に支持された座面部18と、座面部18の姿勢を変化させるためのリンク機構20とを備えている。
車椅子本体部16は、例えば金属製のパイプ等で形成され、車椅子2のメインフレームとして機能する。車椅子本体部16の下端部には、車椅子2を移動させるための一対の前輪19及び一対の後輪21(車輪の一例)が設けられている。一対の前輪19及び一対の後輪21の各々は、例えば自在キャスタである。
図3に示すように、車椅子本体部16の両側部にはそれぞれ、上下方向(Z軸方向)に延びる一対のガイドポスト22が取り付けられている。一対のガイドポスト22にはそれぞれ、一対のアームレスト24が上下方向にスライド可能に装着されている。一対のアームレスト24はそれぞれ、腰ボトム部18b(後述する)の両脇に配置されている。一対のアームレスト24はそれぞれ、腰ボトム部18bよりも下方に位置する収納位置(図2参照)と、腰ボトム部18bよりも上方に位置する使用位置(図3参照)との間を、一対のガイドポスト22に沿って上下方向にスライドする。車椅子2とベッド本体4とを合体させる際には、一対のアームレスト24を収納位置にスライドさせ、車椅子2をベッド本体4から分離させて使用する際には、一対のアームレスト24を使用位置にスライドさせる。
座面部18は、着座した(又は横臥した)被介護者の身体を支持するためのものであり、車椅子本体部16に支持されている。座面部18は、蝶番等で互いに傾動(回動)可能に連結された背ボトム部18a、腰ボトム部18b、腿ボトム部18c、脹脛ボトム部18d及び足ボトム部18eを有している。背ボトム部18aは、被介護者の頭部及び背部を支持するためのものであり、アーム部56(後述する)に支持されている。腰ボトム部18bは、被介護者の腰部を支持するためのものであり、車椅子本体部16の上端部16cに固定されている。腿ボトム部18cは、被介護者の大腿部を支持するためのものであり、第6のリンク部材48(後述する)に支持されている。脹脛ボトム部18dは、被介護者の下腿部(脹脛部)を支持するためのものであり、第7のリンク部材50(後述する)に支持されている。足ボトム部18eは、被介護者の足部を支持するためのものであり、第8のリンク部材52(後述する)に支持されている。なお、座面部18上には、屈曲可能なクッション部材(図示せず)が取り付けられている。
リンク機構20は、座面部18の姿勢を、フラット姿勢(図3参照)と椅子姿勢(図4参照)と間で変化させるための機構である。なお、フラット姿勢とは、背ボトム部18a、腰ボトム部18b、腿ボトム部18c、脹脛ボトム部18d及び足ボトム部18eの各々の姿勢を略水平姿勢にすることにより、座面部18全体をフラットとした姿勢である。また、椅子姿勢とは、背ボトム部18a、腿ボトム部18c、脹脛ボトム部18d及び足ボトム部18eの各々を水平方向に対して傾斜させ、且つ、腰ボトム部18bのみを略水平姿勢とした姿勢である。リンク機構20の具体的な構成については後で詳述する。
図1に示すように、車椅子2とベッド本体4とを合体させる際には、車椅子2の座面部18及びベッド本体4のボトム10の各々をフラット姿勢にさせた状態で、車椅子2をベッド本体4に近付けて、車椅子本体部16をフレーム8の凹部14に装着する。このとき、座面部18は、フレーム8の短手方向における他側半分に配置される。これにより、車椅子2の背ボトム部18a、腰ボトム部18b、腿ボトム部18c、脹脛ボトム部18d及び足ボトム部18eはそれぞれ、ベッド本体4の背ボトム部10a、腰ボトム部10b、腿ボトム部10c、脹脛ボトム部10d及び足ボトム部10eに隣接して配置される。なお、車椅子2とベッド本体4とを合体させた状態では、車椅子2の座面部18は、調節機構によってベッド本体4のボトム10と一体的に動作するようになる。
一方、図2に示すように、車椅子2をベッド本体4から分離させる際には、まず、車椅子本体部16をベッド本体4のフレーム8の凹部14から取り外す。その後、被介護者が座面部18上に横臥した状態で、座面部18の姿勢をフラット姿勢から椅子姿勢に変化させる。
[3−2.リンク機構の構成]
[3−2−1.リンク機構の全体構成]
次に、図5〜図10を参照しながら、上述したリンク機構20の全体構成について説明する。図5は、図3のV−V線断面図である。図6は、下方から見た状態での、実施の形態に係る車椅子2を示す斜視図である。図7は、座面部18等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子2を示す斜視図である。図8は、座面部18等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子2の一部を拡大して示す斜視図である。図9は、第3のリンク機構32等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子2を示す斜視図である。図10は、第3のリンク機構32等を省略した状態での、実施の形態に係る車椅子2の一部を拡大して示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、リンク機構20は、電動アクチュエータ26(駆動源の一例)、第1のリンク機構28、第2のリンク機構30及び第3のリンク機構32を有している。
電動アクチュエータ26は、背ボトム部18aを車椅子本体部16に対して傾動させるための駆動力を発生する。図5及び図6に示すように、電動アクチュエータ26は、ケーシング34及び駆動ロッド36を有している。ケーシング34は、車椅子本体部16の前端部16aに連結されている。駆動ロッド36は、ケーシング34の内部にスライド可能に収納されている。後述する図11B及び図11Cに示すように、駆動ロッド36がケーシング34から突出することにより、電動アクチュエータ26全体が伸長する。また、図5、図6及び後述する図11Aに示すように、駆動ロッド36がケーシング34の内部に収納されることにより、電動アクチュエータ26全体が収縮する。
図5、図9及び図10に示すように、第1のリンク機構28は、腿ボトム部18cと脹脛ボトム部18dとを動かす(連動させる)ための機構である。第1のリンク機構28は、第1のリンク部材38、第2のリンク部材40及び第3のリンク部材42を有している。
図5〜図7に示すように、第2のリンク機構30は、背ボトム部18aと腿ボトム部18cとを動かす(連動させる)ための機構である。第2のリンク機構30は、第4のリンク部材44及び第5のリンク部材46を有している。
図5〜図8に示すように、第3のリンク機構32は、腿ボトム部18cと足ボトム部18eとを動かす(連動させる)ための機構である。第3のリンク機構32は、第6のリンク部材48、第7のリンク部材50、第8のリンク部材52及び一対の連結アーム76を有している。
以下、第1のリンク機構28、第2のリンク機構30及び第3のリンク機構32の各構成について詳細に説明する。
[3−2−2.第2のリンク機構]
図5〜図7を参照しながら、第2のリンク機構30の構成について説明する。図5〜図7に示すように、第2のリンク機構30は、電動アクチュエータ26と背ボトム部18aとの間に連結された第4のリンク部材44と、第4のリンク部材44と第1のリンク機構28の第2のリンク部材40(後述する)との間に連結された第5のリンク部材46とを有している。
図5〜図7に示すように、第4のリンク部材44は、リンク本体部54及びアーム部56を有している。リンク本体部54の一端部は、車椅子本体部16の後端部16bに回動可能に連結されている。リンク本体部54の他端部は、電動アクチュエータ26の駆動ロッド36の先端部に回動可能に連結されている。
アーム部56は、アーム本体部56a及び作用部56bを有している。アーム本体部56aは、リンク本体部54の側面に固定され、当該側面から背ボトム部18aの先端に向けて略V字状に屈曲しながら延びている。作用部56bは、アーム本体部56aの先端部に固定され、アーム本体部56aの長手方向に対して略垂直方向に延びている。作用部56bは、背ボトム部18aの裏面に接触することにより、電動アクチュエータ26からの駆動力を背ボトム部18aに作用させる。
図5に示すように、第5のリンク部材46は、車椅子本体部16の前端部16aから後端部16bまで長尺状に延びている。第5のリンク部材46の一端部は、第4のリンク部材44のリンク本体部54の長手方向における中央部に回動可能に連結されている。第5のリンク部材46の他端部は、第2のリンク部材40のリンク本体部62(後述する)の他端部に回動可能に連結されている。
[3−2−3.第1のリンク機構]
次に、図5、図9及び図10を参照しながら、第1のリンク機構28の構成について説明する。図5、図9及び図10に示すように、第1のリンク機構28は、互いに回動可能に連結された第1のリンク部材38、第2のリンク部材40及び第3のリンク部材42を有している。第1のリンク機構28は、四節リンク機構で構成されている。
第1のリンク部材38の一端部は、車椅子本体部16の上端部16cに固定されたブラケット58に節点60で回動可能に連結されている。すなわち、第1のリンク部材38の一端部は、ブラケット58を介して車椅子本体部16に回動可能に連結されている。
第2のリンク部材40は、リンク本体部62、延長部64、一対の第1のローラ66及び一対の第2のローラ68を有している。
リンク本体部62の一端部は、第1のリンク部材38の他端部に節点69で回動可能に連結されている。延長部64は、リンク本体部62の一端部から脹脛ボトム部18dに沿って長尺状に延びている。なお、リンク本体部62及び延長部64は、全体として略L字状に形成されている。一対の第1のローラ66は、リンク本体部62の一端部に回転可能に支持されている。また、一対の第2のローラ68は、延長部64の先端部に回転可能に支持されている。
第3のリンク部材42の一端部は、第5のリンク部材46の他端部とともに、第2のリンク部材40のリンク本体部62の他端部に節点70で回動可能に連結されている。第3のリンク部材42の他端部は、車椅子本体部16の前端部16aに固定されたブラケット72に節点74で回動可能に連結されている。すなわち、第3のリンク部材42の他端部は、ブラケット72を介して車椅子本体部16に回動可能に連結されている。
図10に示すように、節点60と節点69との間の距離L1は、例えば74.1mmである。節点69と節点70との間の距離L2は、例えば68.1mmである。節点70と節点74との間の距離L3は、例えば80.0mmである。節点60と節点74との間の距離L4は、例えば103.6mmである。なお、距離L1〜L4の各々は、第1のリンク機構28の動作によらず一定である。
[3−2−4.第3のリンク機構]
次に、図5〜図8を参照しながら、第3のリンク機構32の構成について説明する。図5〜図8に示すように、第3のリンク機構32は、互いに回動可能に連結された第6のリンク部材48、第7のリンク部材50、第8のリンク部材52及び一対の連結アーム76を有している。
第6のリンク部材48は、第2のリンク機構30の第1のリンク部材38の長手方向に沿って延び、第1のリンク部材38を上方から覆うように配置されている。第6のリンク部材48の一端部は、ブラケット58に回動可能に連結されている。図5に示すように、第6のリンク部材48上には、腿ボトム部18cが支持されている。図8に示すように、第6のリンク部材48の裏面側には、断面略C字状の一対のガイドレール48aが形成されている。一対のガイドレール48aにはそれぞれ、一対の第1のローラ66がスライド可能に装着されている。これにより、一対の第1のローラ66の各々は、腿ボトム部18cを下方から支持するようになる。
第7のリンク部材50は、第2のリンク機構30の第2のリンク部材40の延長部64の長手方向に沿って延び、延長部64を上方から覆うように配置されている。第7のリンク部材50の一端部は、第6のリンク部材48の他端部に回動可能に連結されている。図5及び図6に示すように、第7のリンク部材50上には、脹脛ボトム部18dが支持されている。図8に示すように、第7のリンク部材50の裏面側には、断面略C字状の一対のガイドレール50aが形成されている。一対のガイドレール50aにはそれぞれ、一対の第2のローラ68がスライド可能に装着されている。これにより、一対の第2のローラ68の各々は、脹脛ボトム部18dを下方から支持するようになる。
第8のリンク部材52の一端部は、第7のリンク部材50の他端部に回動可能に連結されている。図5及び図6に示すように、第7のリンク部材50上には、足ボトム部18eが支持されている。
第8のリンク部材52と第6のリンク部材48とは、一対の連結アーム76を介して互いに連動可能に連結されている。第6のリンク部材48及び第8のリンク部材52は、一対の連結アーム76によって、常に互いに略平行となるように第7のリンク部材50に対して回動する。これにより、足ボトム部18eは、第8のリンク部材52と一体的に動作することにより、腿ボトム部18cに対して常に略平行な姿勢を保つようになる。
[3−3.リンク機構の動作]
次に、図11A〜図12を参照しながら、上述したリンク機構20の動作について説明する。図11Aは、座面部18の姿勢をフラット姿勢にさせた状態での、実施の形態に係る車椅子2のリンク機構20を示す模式図である。図11Bは、座面部18の姿勢を椅子姿勢にさせ、且つ、腿ボトム部18cの傾斜角度が最大角度である状態での、実施の形態に係る車椅子2のリンク機構20を示す模式図である。図11Cは、座面部18の姿勢を椅子姿勢にさせ、且つ、腿ボトム部18cの傾斜角度が最大角度よりも減少した状態での、実施の形態に係る車椅子2のリンク機構20を示す模式図である。図12は、実施の形態に係る車椅子2における、背ボトム部18aの傾斜角度と腿ボトム部18cの傾斜角度との関係を示すグラフである。
以下、座面部18の姿勢をフラット姿勢から椅子姿勢に変化させる際のリンク機構20の動作について説明する。図11Aに示すように、座面部18の姿勢をフラット姿勢にさせた状態では、電動アクチュエータ26は収縮されており、第1のリンク機構28の第1のリンク部材38及び第3のリンク部材42の各々の姿勢は略水平姿勢となっている。
この状態から、座面部18の姿勢を椅子姿勢にさせる際には、図11Bに示すように、電動アクチュエータ26を伸長させることにより、第2のリンク機構30の第4のリンク部材44は、車椅子本体部16の後端部16bを中心に、車椅子2の後方に(図11Bにおいて時計方向に)回動する。これにより、アーム部56が背ボトム部18aを持ち上げることによって、背ボトム部18aは略水平姿勢から上方に(図11Bにおいて時計方向に)傾動する。なお、「背ボトム部18aが上方に傾動する」とは、背ボトム部18aがその前端部(すなわち、腰ボトム部18bと連結される側の端部)を支点として起き上がることをいう。また、第4のリンク部材44が回動することにより、第2のリンク機構30の第5のリンク部材46は、車椅子2の後方(X軸のプラス側)に移動しながら回動する。これに連動して、第3のリンク部材42は、節点74を中心に、略水平姿勢から上方に(図11Bにおいて反時計方向に)回動して起き上がる。
第3のリンク部材42の回動に連動して、第2のリンク部材40は、第3のリンク部材42により持ち上げられながら回動し、且つ、第1のリンク部材38は、節点60を中心に略水平姿勢から上方に(図11Bにおいて反時計方向に)回動して起き上がる。これにより、一対の第1のローラ66はそれぞれ、第6のリンク部材48の一対のガイドレール48aに沿ってスライドしながら、腿ボトム部18cの前端部(すなわち、脹脛ボトム部18dと連結される側の端部)を持ち上げる。これにより、腿ボトム部18cは、第6のリンク部材48とともに略水平姿勢から上方に(図11Bにおいて反時計方向に)傾動する。なお、「腿ボトム部18cが上方に傾動する」とは、腿ボトム部18cがその後端部(すなわち、腰ボトム部18bと連結される側の端部)を支点として起き上がることをいう。
このとき、延長部64が略水平姿勢から下方に(図11Bにおいて時計方向に)回動するのに連動して、脹脛ボトム部18dは、第7のリンク部材50と一体的に略水平姿勢から下方に傾動する。このとき、一対の第2のローラ68はそれぞれ、第7のリンク部材50の一対のガイドレール50aに沿ってスライドするようになる。
さらに、第6のリンク部材48及び第8のリンク部材52は、一対の連結アーム76によって、常に互いに略平行となるように第7のリンク部材50に対して回動する。これにより、上述したように、足ボトム部18eは、第8のリンク部材52と一体的に動作することにより、腿ボトム部18cに対して常に略平行な姿勢を保つようになる。
図11Bに示す状態では、背ボトム部18aの水平方向に対する傾斜角度θ1は例えば40〜50°である。このとき、腿ボトム部18cの水平方向に対する傾斜角度φ1は最大角度(例えば、約22°)となる。
その後、図11Cに示すように、電動アクチュエータ26がさらに伸長することにより、第2のリンク機構30の第4のリンク部材44は、車椅子本体部16の後端部16bを中心に、車椅子2の後方に(図11Cにおいて時計方向に)さらに回動する。これにより、アーム部56が背ボトム部18aをさらに持ち上げることによって、背ボトム部18aは上方に(図11Cにおいて時計方向に)さらに傾動する。また、第4のリンク部材44がさらに回動することにより、第2のリンク機構30の第5のリンク部材46は、車椅子2の後方にさらに移動しながら回動する。これに連動して、第3のリンク部材42は、節点74を中心に、略垂直姿勢(すなわち、垂直方向(Z軸方向)に対して垂直乃至略垂直な姿勢)になるまで上方に(図11Cにおいて反時計方向に)回動する。
第3のリンク部材42の回動に連動して、第2のリンク部材40は、下方(Z軸のマイナス側)に移動しながら回動し、且つ、第1のリンク部材38は、節点60を中心に下方に(図11Cにおいて時計方向に)回動する。これにより、腿ボトム部18cは、第6のリンク部材48とともに下方に(図11Cにおいて時計方向に)傾動する。
図11Cに示す状態では、背ボトム部18aの水平方向に対する傾斜角度θ2は、例えば75°である。このとき、腿ボトム部18cの水平方向に対する傾斜角度φ2は、上述した最大角度よりも小さい角度(例えば、約19°)となる。
図12に示すように、背ボトム部18aが、その水平方向に対する傾斜角度が40〜50°である特定傾斜姿勢(図11Bに示す姿勢)となった場合には、腿ボトム部18cの水平方向に対する傾斜角度は最大角度となる。また、背ボトム部18aが上記特定傾斜姿勢よりも起き上がった姿勢(図11Cに示す姿勢)となった場合には、腿ボトム部の水平方向に対する傾斜角度は最大角度から減少するようになる。
なお、座面部18の姿勢を椅子姿勢からフラット姿勢に変化させる際には、リンク機構20は、上述した動作の流れと逆の動作を行う。
[4.効果]
上述したように、本実施の形態の車椅子2は、車椅子本体部16と、車椅子本体部16を移動させるための前輪19及び後輪21と、車椅子本体部16に支持され、互いに傾動可能に連結された背ボトム部18a、腰ボトム部18b、腿ボトム部18c及び脹脛ボトム部18dを有する座面部18と、背ボトム部18aを車椅子本体部16に対して傾動させる電動アクチュエータ26と、腿ボトム部18cと脹脛ボトム部18dとを動かし、四節リンク機構で構成された第1のリンク機構28と、背ボトム部18aと腿ボトム部18cとを動かす第2のリンク機構30とを備える。
これによれば、第1のリンク機構28が四節リンク機構で構成されているので、第1のリンク機構28を腰ボトム部18bから遠い位置に配置した場合であっても、背ボトム部18aの傾動動作時になるべく早いタイミングで腿ボトム部18cを傾動させることができる。これにより、座面部18をフラット姿勢にさせた際に、座面部18の足元側(脹脛ボトム部18d側)を第1のリンク機構28により十分に支持することができる。その結果、座面部18の剛性を高く維持しながら、背ボトム部18aの傾動動作時になるべく早いタイミングで腿ボトム部18cを傾動させることができる。
さらに、第2のリンク機構30は、背ボトム部18aが略水平姿勢から上方に傾動するのに連動して、腿ボトム部18cを略水平姿勢から上方に傾動させる。
これによれば、座面部18をフラット姿勢から椅子姿勢に変化させることができる。
さらに、第1のリンク機構28は、腿ボトム部18cが略水平姿勢から上方に傾動するのに連動して、脹脛ボトム部18dを略水平姿勢から下方に傾動させる。
これによれば、座面部18をフラット姿勢から椅子姿勢に変化させることができる。
さらに、第2のリンク機構30は、背ボトム部18aが、その水平方向に対する傾斜角度が40〜50°である特定傾斜姿勢となった場合に、腿ボトム部18cの水平方向に対する傾斜角度が最大角度となるように、腿ボトム部18cを傾動させる。
これによれば、背ボトム部18aの傾動動作時に、なるべく早いタイミングで腿ボトム部18cを傾動させることができる。その結果、腿ボトム部18cの前端部の高さ(すなわち、座面部18に着座している被介護者の両膝の高さ)が腰ボトム部18bの高さよりも高くなるので、被介護者の身体が座面部18からずれ落ちるのを確実に抑制することができる。
さらに、第2のリンク機構30は、背ボトム部18aが上記特定傾斜姿勢よりも起き上がった場合に、腿ボトム部18cの水平方向に対する傾斜角度が最大角度よりも減少するように、腿ボトム部18cを傾動させる。
これによれば、背ボトム部18aに支持されている被介護者の上半身が十分に起き上がったタイミングで、腿ボトム部18cの前端部の高さを低下させることにより、被介護者の腹圧を下げることができる。
さらに、第1のリンク機構28は、一端部が車椅子本体部16に回動可能に連結された第1のリンク部材38と、一端部が第1のリンク部材38の他端部に回動可能に連結された第2のリンク部材40と、一端部が第2のリンク部材40の他端部に回動可能に連結され、他端部が車椅子本体部16に回動可能に連結された第3のリンク部材42とを有している。第2のリンク部材40は、第1のリンク部材38及び第3のリンク部材42の各々が略水平姿勢から回動するのに連動して回動することにより、腿ボトム部18cを押し上げながら腿ボトム部18cを略水平姿勢から上方に傾動させる。
これによれば、第1のリンク機構28を、相互に回動可能に連結された第1のリンク部材38、第2のリンク部材40及び第3のリンク部材42で構成することができる。
さらに、第2のリンク部材40は、一端部が第1のリンク部材38の他端部に回動可能に連結され、他端部が第3のリンク部材42の一端部に回動可能に連結されたリンク本体部62と、リンク本体部62に支持され、腿ボトム部18cを下方から支持する第1のローラ66と、リンク本体部62から脹脛ボトム部18dに沿って延びる延長部64と、延長部64に支持され、脹脛ボトム部18dを下方から支持する第2のローラ68とを有している。第1のローラ66は、第1のリンク部材38及び第3のリンク部材42の各々が略水平姿勢から回動するのに連動して、リンク本体部62が回動することにより、腿ボトム部18cを押し上げながら腿ボトム部18cを略水平姿勢から上方に傾動させる。
これによれば、第1のローラ66によって腿ボトム部18cを略水平姿勢から上方に傾動させることができる。
さらに、車椅子2は、ベッド本体4と合体することにより合体ベッド6を構成する。
これによれば、車椅子2をベッド本体4から分離させることにより使用することができる。
(変形例等)
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、車椅子を合体ベッド用に適用した場合について説明したが、これに限定されず、車椅子単体で使用されるものに適用してもよい。
例えば、上記実施の形態では、駆動源として電動アクチュエータを用いたが、これに限定されず、駆動源として例えばガススプリング等を用いてもよい。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
2 車椅子
4 ベッド本体
6 合体ベッド
16 車椅子本体部
18 座面部
18a 背ボトム部
18b 腰ボトム部
18c 腿ボトム部
18d 脹脛ボトム部
18e 足ボトム部
19 前輪(車輪)
21 後輪(車輪)
26 電動アクチュエータ(駆動源)
28 第1のリンク機構
30 第2のリンク機構
38 第1のリンク部材
40 第2のリンク部材
42 第3のリンク部材
62 リンク本体部
64 延長部
66 第1のローラ
68 第2のローラ

Claims (6)

  1. 車椅子本体部と、
    前記車椅子本体部を移動させるための車輪と、
    前記車椅子本体部に支持され、互いに傾動可能に連結された背ボトム部、腰ボトム部、腿ボトム部及び脹脛ボトム部を有する座面部と、
    前記背ボトム部を前記車椅子本体部に対して傾動させる駆動源と、
    前記腿ボトム部と前記脹脛ボトム部とを動かし、四節リンク機構で構成された第1のリンク機構と、
    前記背ボトム部と前記腿ボトム部とを動かす第2のリンク機構と、を備え
    前記第2のリンク機構は、前記背ボトム部が略水平姿勢から上方に傾動するのに連動して、前記腿ボトム部を略水平姿勢から上方に傾動させ、
    前記第2のリンク機構は、前記背ボトム部が、その水平方向に対する傾斜角度が40〜50°である特定傾斜姿勢となった場合に、前記腿ボトム部の前記水平方向に対する傾斜角度が最大角度となるように、前記腿ボトム部を傾動させる
    車椅子。
  2. 前記第2のリンク機構は、前記背ボトム部が前記特定傾斜姿勢よりも起き上がった場合に、前記腿ボトム部の前記水平方向に対する傾斜角度が前記最大角度よりも減少するように、前記腿ボトム部を傾動させる
    請求項1に記載の車椅子。
  3. 車椅子本体部と、
    前記車椅子本体部を移動させるための車輪と、
    前記車椅子本体部に支持され、互いに傾動可能に連結された背ボトム部、腰ボトム部、腿ボトム部及び脹脛ボトム部を有する座面部と、
    前記背ボトム部を前記車椅子本体部に対して傾動させる駆動源と、
    前記腿ボトム部と前記脹脛ボトム部とを動かし、四節リンク機構で構成された第1のリンク機構と、
    前記背ボトム部と前記腿ボトム部とを動かす第2のリンク機構と、を備え、
    前記第2のリンク機構は、前記背ボトム部が略水平姿勢から上方に傾動するのに連動して、前記腿ボトム部を略水平姿勢から上方に傾動させ、
    前記第1のリンク機構は、
    一端部が前記車椅子本体部に回動可能に連結された第1のリンク部材と、
    一端部が前記第1のリンク部材の他端部に回動可能に連結された第2のリンク部材と、
    一端部が前記第2のリンク部材の他端部に回動可能に連結され、他端部が前記車椅子本体部に回動可能に連結された第3のリンク部材と、を有し、
    前記第2のリンク部材は、前記第1のリンク部材及び前記第3のリンク部材の各々が略水平姿勢から回動するのに連動して回動することにより、前記腿ボトム部を押し上げながら前記腿ボトム部を略水平姿勢から上方に傾動させる
    車椅子。
  4. 前記第1のリンク機構は、前記腿ボトム部が略水平姿勢から上方に傾動するのに連動して、前記脹脛ボトム部を略水平姿勢から下方に傾動させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の車椅子。
  5. 前記第2のリンク部材は、
    一端部が前記第1のリンク部材の前記他端部に回動可能に連結され、他端部が前記第3のリンク部材の前記一端部に回動可能に連結されたリンク本体部と、
    前記リンク本体部に支持され、前記腿ボトム部を下方から支持する第1のローラと、
    前記リンク本体部から前記脹脛ボトム部に沿って延びる延長部と、
    前記延長部に支持され、前記脹脛ボトム部を下方から支持する第2のローラと、を有し、
    前記第1のローラは、前記第1のリンク部材及び前記第3のリンク部材の各々が前記略水平姿勢から回動するのに連動して、前記リンク本体部が回動することにより、前記腿ボトム部を押し上げながら前記腿ボトム部を前記略水平姿勢から上方に傾動させる
    請求項に記載の車椅子。
  6. 前記車椅子は、ベッド本体と合体することにより合体ベッドを構成する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の車椅子。
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