JP6724866B2 - コイル部品およびその周波数特性の変更方法 - Google Patents

コイル部品およびその周波数特性の変更方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイル部品およびその周波数特性の変更方法に関する。
従来、コイル部品としては、特開2015−133523号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このコイル部品は、スパイラル状の第1コイル導体層と、第1コイル導体層に絶縁層を介して積層されたスパイラル状の第2コイル導体層とを有する。
特開2015−133523号公報
ところで、前記従来のようなコイル部品において、その特性を変更しまたは調整しようとすると、第1、第2コイル導体層のターン数、線幅、線間距離、周回形状などの全体的な構造を変更していた。
例えば、コモンモードチョークコイルでは、第1、第2コイル導体層の構造になるべく差異がないことが好ましく、上記設計変更の際は、基本的に第1、第2コイル導体層の両方を変更する必要があり、設計変更にかかる労力、コストが大きい。
また、全体的な構造を変更すると、変更または調整したい特性だけではなく、他の特性も変化してしまうため、複数の形状を試作して特性のすり合わせを行うなどの追加作業も発生する。
そこで、本発明の課題は、コイル部品の周波数の特性を簡単に変更しまたは調整することができるコイル部品およびその周波数特性の変更方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の一態様であるコイル部品は、
平面上に巻回されたコイル導体層と、
前記コイル導体層の外周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された外周引出導体と、
前記コイル導体層の内周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された内周引出導体と、
前記外周引出導体および前記内周引出導体のうちの少なくとも一方から分岐して設けられ、前記コイル導体層と同一平面上に延在する分岐導体と
を備える。
前記コイル部品によれば、外周引出導体および内周引出導体のうちの少なくとも一方から分岐する分岐導体を設けているので、例えば、コイル導体層のターン数、線幅、線間距離、周回形状などの全体的な構造を変更することなく、分岐導体の長さを変更するだけで、コイル部品の必要な特性を、他の特性への影響を抑えながら、簡単に変更しまたは調整することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記分岐導体は、前記コイル導体層の巻回方向に沿って、延在している。
前記実施形態によれば、分岐導体は、コイル導体層の巻回方向に沿って、延在しているので、分岐導体が、コイル導体層の磁路を遮ることを低減して、特性の劣化を低減できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記分岐導体の線幅と前記コイル導体層の線幅は、同じである。
前記実施形態によれば、分岐導体の線幅とコイル導体層の線幅は、同じであるので、分岐導体とコイル導体層との電気抵抗成分の違いによる反射などの信号損失を低減できる。また分岐導体およびコイル導体層を電解めっきにより形成する場合、分岐導体およびコイル導体層にかかる電流密度が均一になり、分岐導体およびコイル導体層の厚みのばらつきを抑えることができる。
また、コイル部品の一実施形態では、
前記コイル導体層の上下の何れか一方側に積層され、平面上に巻回された他のコイル導体層を有し、
前記分岐導体は、積層方向からみて、前記他のコイル導体層に重なるように延在する。
前記実施形態によれば、分岐導体は、積層方向からみて、他のコイル導体層に重なるように延在するので、分岐導体が、他のコイル導体層の磁路を遮ることを低減して、特性の劣化を低減できる。また、ともに導体である分岐導体と他のコイル導体層とが重なるため、積層構造が安定する。
また、コイル部品の一実施形態では、前記分岐導体は、前記外周引出導体から分岐して設けられている。
前記実施形態によれば、分岐導体は、外周引出導体から分岐して設けられているので、コイル部品の特性を一層簡単に変更しまたは調整することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、
前記コイル導体層と前記他のコイル導体層は、コモンモードチョークコイルを構成し、
前記コイル導体層の長さに対する前記分岐導体の長さの割合は、5%以上18%以下である。
前記実施形態によれば、分岐導体の長さの割合が18.0%以下であるので、分岐導体を設けない場合と比べて、Scc21のピーク減衰値の低下量を3dB以下とできる。これにより、Scc21の減衰特性を著しく低下させることなく、特性を変更することができる。一方、分岐導体の長さの割合が5%以上であるので、特性を効率的に変化させることができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記分岐導体は、複数ある。
前記実施形態によれば、コイル部品の特性をより広い範囲で変更しまたは調整することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記コイル導体層のアスペクト比は、1以上かつ2.5以下である。
前記実施形態によれば、高周波特性が向上する。
また、コイル部品の一実施形態では、前記コイル導体層の厚みは、5μm以上かつ15μm以下である。
前記実施形態によれば、コイル部品を薄型化できる。
また、コイル部品の一実施形態では、複数の絶縁層が積層された素体をさらに備え、前記コイル導体層が前記絶縁層上に巻回されている。
前記実施形態によれば、絶縁層によりコイル導体層が絶縁される。
また、コイル部品の一実施形態では、前記素体を挟む磁性基板をさらに備える。
前記実施形態によれば、インピーダンスを向上できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記外周引出導体と電気的に接続された第1外部電極と、前記内周引出導体と電気的に接続された第2外部電極とをさらに備える。
前記実施形態によれば、第1外部電極と第2外部電極の一方を入力端子とし他方を出力端子としてコイル部品の電気的接続を図ることができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記磁性基板は、積層方向からみて、四角形状であり、前記第1外部電極と前記第2外部電極とは、前記四角形状の対向する2辺のそれぞれに配置されている。
前記実施形態によれば、入力端子と出力端子を対向する辺に配置でき、配線設計が容易となる。
また、コイル部品の周波数特性の変更方法の一実施形態では、
前記コイル部品の周波数の特性を変更する方法であって、
前記分岐導体の長さを変更することで、前記コイル部品の周波数の特性を変更する。
前記実施形態によれば、コイル導体層のターン数、線幅、線間距離、周回形状などの全体的な構造を変更することなく、分岐導体の長さを変更するだけで、コイル部品の必要な特性を、他の特性への影響を抑えながら簡単に変更することができる。
本発明のコイル部品およびその周波数特性の変更方法によれば、コイル部品の必要な特性を、他の特性への影響を抑えながら簡単に変更しまたは調整することができる。
本発明のコイル部品の第1実施形態を示す断面図である。 コイル部品の一部の分解平面図である。 コイル部品の一部の分解平面図である。 コイル部品の一部の分解平面図である。 外周引出導体の積層方向からみた拡大図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 コイル部品の製造方法について説明する説明図である。 分岐導体の長さの割合とScc21特性との関係を示すグラフである。 Scc21のピーク減衰値の低下量と分岐導体の長さの割合との関係を示すグラフである。 Scc21のピーク周波数の低下量と分岐導体の長さの割合との関係を示すグラフである。 本発明のコイル部品の第2実施形態を示す平面図である。 分岐導体の長さの割合とScc21特性との関係を示すグラフである。 Scc21のピーク減衰値の低下量と分岐導体の長さの割合との関係を示すグラフである。 Scc21のピーク周波数の低下量と分岐導体の長さの割合との関係を示すグラフである。 本発明のコイル部品の第3実施形態を示す拡大平面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、コイル部品の第1実施形態を示す断面図である。図2Aと図2Bと図2Cは、コイル部品の一部の分解平面図である。図1と図2A〜図2Cに示すように、コイル部品1は、素体10と、素体10の内部に設けられた第1コイル導体層21および第2コイル導体層22と、第1、第2コイル導体層21,22に電気的に接続された接続電極41〜44および外部電極51〜54(外部電極51,53は図示しない)とを有する。第1、第2コイル導体層21,22は、コモンモードチョークコイルを構成する。
コイル部品1は、接続電極41〜44および外部電極51〜54を介して、図示しない回路基板の配線に電気的に接続される。コイル部品1は、例えば、コモンモードチョークコイルとして用いられ、パソコン、DVDプレーヤー、デジカメ、TV、携帯電話、カーエレクトロニクス、医療用・産業用機械などの電子機器に用いられる。
素体10は、複数の絶縁層11を含み、複数の絶縁層11は、積層方向Aに積層される。絶縁層11は、例えば、樹脂、フェライト、ガラスなどを主成分とする絶縁性材料からなる。なお、素体10は、焼成などによって、複数の絶縁層11同士の界面が明確となっていない場合がある。素体10は、略直方体状に形成されている。図1において、積層方向Aを上下方向とする。図2A〜図2Cは、上層から下層を順に示す。積層方向Aは、プロセス上の順序を示しているだけであり、コイル部品1としての上下は逆(外部電極51〜54が上側にある構成)であってもよい。
素体10の下面には、第1基板61が配置され、素体10の上面には、第2基板62が設けられている。第2基板61は、接着剤65を介して、素体10の上面に貼り付けられている。第1、第2基板61.62は、例えば、フェライト基板である。なお、第1、第2基板61.62に用いるフェライト材料は、磁性体であっても非磁性体であってもよく、磁性体であればインピーダンスを向上できる。また、第1、第2基板61,62はアルミナやガラスなどフェライト以外の材料であってもよい。
接続電極41〜44および外部電極51〜54は、例えば、Ag、Cu、Auやこれらを主成分とする合金などの導電性材料から構成される。電極は、第1から第4接続電極41〜44と第1から第4外部電極51〜54とを含む。第1から第4接続電極41〜44は、それぞれ、素体10の角部に積層方向Aに沿って埋め込まれている。第1から第4外部電極51〜54は、素体10の下面から側面にかけて設けられている。第1接続電極41は、第1外部電極51に接続され、第2接続電極42は、第2外部電極52に接続され、第3接続電極43は、第3外部電極53に接続され、第4接続電極44は、第4外部電極54に接続される。
第1、第2外部電極51,52の一方を入力端子とし他方を出力端子とし、第3、第4外部電極53,54の一方を入力端子とし他方を出力端子として、コイル部品1の電気的接続を図ることができる。第1、第2基板61.62は、積層方向からみて、四角形状であり、第1、第2外部電極51,52は、四角形状の対向する2辺のそれぞれに配置され、第3、第4外部電極53,54は、四角形状の対向する2辺のそれぞれに配置されている。これにより、入力端子と出力端子を対向する辺に配置でき、配線設計が容易となる。
第1コイル導体層21と第2コイル導体層22は、例えば、接続電極41〜44および外部電極51〜54と同様の導電性材料から構成される。第1、第2コイル導体層21,22は、それぞれ、平面上に巻回された、平面スパイラル形状である。第1、第2コイル導体層21,22の巻回数は、1周以上であるが、1周未満であってもよい。第1、第2コイル導体層21,22は、それぞれ、異なる絶縁層11に設けられ、積層方向Aに配列される。第1コイル導体層21は、第2コイル導体層22の下側に配置される。
第1コイル導体層21と同一平面上(同一の絶縁層11上)に、外周引出導体30および内周引出導体33が設けられている。外周引出導体30は、第1コイル導体層21の外周端21aから外側に引き出され、第1接続電極41に接続される。外周端21aは、第1コイル導体層21のスパイラル形状から外れる部分をいい、外周引出導体30は、外周端21a以降の部分をいう。外周引出導体30と第1コイル導体層21は、一体に形成されている。
内周引出導体33は、第1コイル導体層21の内周端21bから内側に引き出され、素体10内に積層方向Aに沿って設けられた接続導体25に接続される。内周端21bは、第1コイル導体層21のスパイラル形状から外れる部分をいい、内周引出導体33は、内周端21b以降の部分をいう。内周引出導体33と第1コイル導体層21は、一体に形成されている。接続導体25は、第2コイル導体層22の上側の絶縁層11上に設けられた第1引出配線36に接続され、第1引出配線36は、第2接続電極42に接続される。このように、第1コイル導体層21は、第1接続電極41と第2接続電極42に接続される。
第2コイル導体層22と同一平面上(同一の絶縁層11上)に、外周引出導体30および内周引出導体33が設けられている。外周引出導体30は、第2コイル導体層22の外周端22aから外側に引き出され、第3接続電極43に接続される。
内周引出導体33は、第2コイル導体層22の内周端22bから内側に引き出され、第2コイル導体層22の上側の絶縁層11上に設けられた第2引出配線37に接続される。第2引出配線37は、第4接続電極44に接続される。このように、第2コイル導体層22は、第3接続電極43と第4接続電極44に接続される。
第1コイル導体層21と第2コイル導体層22は、積層方向Aからみて、同心状に重なる。ここで、「重なる」とは、第1コイル導体層21のスパイラル形状と第2コイル導体層22のスパイラル形状が、実質的に重なることを意味する。
第1コイル導体層21と第2コイル導体層22のアスペクト比は、好ましくは、1以上かつ2.5以下である。これによれば、高周波特性が向上する。また、第1コイル導体層21と第2コイル導体層22の厚みは、好ましくは、5μm以上かつ15μm以下である。これによれば、コイル部品を薄型化できる。
図3は、外周引出導体30の付近を積層方向からみた拡大図である。図3では、外周引出導体30、第1コイル導体層21および第1接続電極41をハッチングで示し、これらよりも上層にある第2コイル導体層22を仮想線で示す。第2コイル導体層22の線幅を第1コイル導体層21の線幅よりも広く描いているが、実際は同じ線幅である。なお、第1コイル導体層21の線幅と第2コイル導体層22の線幅は、異なっていてもよい。
図3に示すように、外周引出導体30に分岐して分岐導体32が設けられている。分岐導体32は、第1コイル導体層21と同一平面上に延在する。外周引出導体30は、第1コイル導体層21と接続する接続部分31を含む。分岐導体32は、接続部分31に接続される。図中、接続部分31とは、外周端21aから二股に分岐している箇所までの間の部分である。分岐導体32は、接続部分31から延在している。
分岐導体32は、第1コイル導体層21の巻回方向に沿って、延在している。分岐導体32の線幅と第1コイル導体層21の線幅は、同じである。ここで、線幅とは、積層方向から見て、分岐導体32や第1コイル導体層21の延伸する方向に直交する寸法をいう。分岐導体32は、積層方向からみて、第2コイル導体層22に重なるように延在する。第1コイル導体層21の長さに対する分岐導体32の長さの割合(以下、分岐導体32の長さの割合という。)は、好ましくは、5%以上18%以下である。ここで、長さとは、配線長さ、つまり、延伸形状に沿った第1コイル導体層21や分岐導体32の長さをいう。
次に、前記コイル部品1の製造方法について説明する。図3のX−X断面における製造方法を説明する。図3のX−X断面とは、外周引出導体30の接続部分31以降の部分と分岐導体32と第1コイル導体層21との延伸する方向に直交する方向の断面である。
図4Aに示すように、第1絶縁層11a上に、第1コイル導体層21、外周引出導体30および分岐導体32を設ける。そして、第1コイル導体層21と外周引出導体30に第2絶縁層11bを積層する。その後、図4Bに示すように、第2絶縁層11bの上面に給電膜71を設け、給電膜71上にフォトレジスト72を設ける。
その後、図4Cに示すように、積層方向からみて第1コイル導体層21および分岐導体32に重なるように、フォトレジスト72にマスク73を設ける。フォトレジスト72は、ネガ型レジストである。そして、フォトレジスト72を露光する。露光に用いる光は、点線の矢印で示すように、フォトレジスト72内を進む。
その後、図4Dに示すように、マスク73を取り除いて、マスク73により露光されていない部分を現像により除去し、フォトレジスト72に開口部72aを形成する。その後、図4Eに示すように、フォトレジスト72の除去された部分(開口部72a)に第2コイル導体層22を設ける。第2コイル導体層22は、給電膜71に通電することで、めっきにより形成される。
その後、図4Fに示すように、フォトレジスト72および給電膜71を除去して、第2コイル導体層22に第3絶縁層11cを積層する。図1に示すように、第1基板61上に上述のように形成した素体10を形成し、素体10上に第2基板62を形成する。引出配線36,37や接続電極41〜44などの形成については省略するが、公知の方法を用いればよい。その後、外部電極51〜54を設けて、コイル部品1を製造する。
前記コイル部品1によれば、外周引出導体30に分岐導体32を設けているので、例えば、コイル導体層21,22のターン数、線幅、線間距離、周回形状などの全体的な構造を変更することなく、分岐導体32の長さを変更するだけで、コイル部品1の周波数の特性を簡単に変更しまたは調整することができる。また、上記のように、分岐導体32により特性の変更または調整を行い、コイル導体層21,22の全体的な構造を変更しないため、インピーダンスやRdcなどの主要特性への影響を抑えることができる。
例えば、図5に、コイル部品1がコモンモードチョークコイルであるときの、分岐導体32の長さの割合とScc21特性との関係を示す。図5では、縦軸にScc21(dB)を示し、横軸に周波数(Hz)を示す。図5では、グラフL0(実線)は、分岐導体32が設けられていない状態を示し、グラフL1(一点鎖線)は、分岐導体32の長さの割合が10.6%である状態を示し、グラフL2(二点鎖線)は、分岐導体32の長さの割合が23.8%である状態を示し、グラフL3(点線)は、分岐導体32の長さの割合が37.4%である状態を示す。
図5に示すように、分岐導体32の長さを長くすることで、Scc21特性の最大減衰周波数を低周波数帯にすることができる。言い換えると、分岐導体32を製造するためのフォトマスクの設計を変更するだけで、Scc21の周波数特性の変更が可能である。これに対し、従来の変更または調整方法では、コイル導体層21,22を製造するためのフォトマスクの両方を変更する必要があり、コストが大きくかかる。
前記コイル部品1によれば、分岐導体32は、第1コイル導体層21の巻回方向に沿って、延在しているので、分岐導体32が、第1コイル導体層21の磁路を遮ることを低減して、特性の劣化を低減できる。具体的に述べると、より高減衰なScc21特性を実現できる。
前記コイル部品1によれば、分岐導体32の線幅と第1コイル導体層21の線幅は、同じであるので、分岐導体とコイル導体層との電気抵抗成分の違いによる反射などの信号損失を低減できる。また、分岐導体32および第1コイル導体層21を電解めっきにより形成する場合、分岐導体32および第1コイル導体層21にかかる電流密度が均一になり、分岐導体32および第1コイル導体層21の厚みのばらつきを抑えることができる。
前記コイル部品1によれば、分岐導体32は、積層方向からみて、第2コイル導体層22に重なるように延在するので、分岐導体32が、第2コイル導体層22の磁路を遮ることを低減して、特性の劣化を低減できる。具体的に述べると、より高減衰なScc21特性を実現できる。また、ともに導体である分岐導体と他のコイル導体層とが重なるため、積層構造が安定する。
前記コイル部品1によれば、分岐導体32は、外周引出導体30に設けられているので、コイル部品1の周波数の特性を一層簡単に変更しまたは調整することができる。具体的には、後述するように、分岐導体32は、内周引出導体33から分岐して設けられるより、外周引出導体30から分岐して設けられる方が、分岐導体32の配線長あたりの周波数特性の変化が大きい。
前記コイル部品1によれば、分岐導体32の長さの割合が18.0%以下であるので、図6Aに示すように、分岐導体32を設けない場合と比べて、Scc21のピーク減衰値の低下量を3dB以下とできる。図6Aは、図5のグラフに基づいて作成され、縦軸にScc21のピーク減衰値の低下量(dB)を示し、分岐導体32の長さの割合(%)を示す。したがって、Scc21の減衰特性を著しく低下させることなく、周波数特性を変更することができる。
一方、分岐導体32の長さの割合が5%以上であるので、図6Bに示すように、特性を効率的に変化させることができる。図6Bは、図5のグラフに基づいて作成され、縦軸にScc21のピーク周波数の低下量(Hz)を示し、分岐導体32の長さの割合(%)を示す。
次に、前記コイル部品1の周波数の特性を変更する方法について説明する。分岐導体32の長さを変更することで、コイル部品1の周波数の特性を変更する。例えば、図5、図6A、図6Bに示すように、分岐導体32の長さと周波数の特性との関係に基づいて、周波数の特性を変更する。したがって、分岐導体32の長さを変更することで、コイル部品1の周波数の特性を簡単に変更することができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明のコイル部品の第2実施形態を示す平面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、分岐導体の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態のコイル部品1Aでは、分岐導体32は、第1コイル導体層21の内周引出導体33に設けられている。分岐導体32は、第1コイル導体層21と同一平面上に延在する。分岐導体32は、第1コイル導体層21の巻回方向と逆方向に沿って、延在している。分岐導体32の線幅と第1コイル導体層21の線幅は、同じである。
前記コイル部品1Aによれば、内周引出導体33に分岐導体32を設けているので、例えば、分岐導体32の長さを変更することで、コイル部品1Aの周波数の特性を簡単に変更しまたは調整することができる。また、上記のように、分岐導体32により特性の変更または調整を行い、第1、第2コイル導体層21,22の全体的な構造を変更しないため、インピーダンスやRdcなどの主要特性への影響を抑えることができる。
例えば、第1コイル導体層21の長さに対する分岐導体32の長さの割合(以下、分岐導体32の長さの割合という。)を変更することで、Scc21特性を変更できる。図8に、コイル部品1Aがコモンモードチョークコイルであるときの、分岐導体32の長さとScc21特性との関係を示す。図8では、縦軸にScc21(dB)を示し、横軸に周波数(Hz)を示す。図8では、グラフL0(実線)は、分岐導体32が設けられていない状態を示し、グラフL1(一点鎖線)は、分岐導体32の長さの割合が6.8%である状態を示し、グラフL2(点線)は、分岐導体32の長さの割合が16.0%である状態を示す。
図8に示すように、分岐導体32の長さを長くすることで、Scc21特性の最大減衰周波数を低周波数帯にすることができる。言い換えると、分岐導体32を製造するためのフォトマスクの設計を変更するだけで、Scc21の周波数特性の変更が可能である。
図9Aに、Scc21のピーク減衰値の低下量(dB)と、分岐導体32の長さの割合(%)との関係を示す。図9Bに、Scc21のピーク周波数の低下量(Hz)と、分岐導体32の長さの割合(%)との関係を示す。図9Aと図9Bは、図8のグラフに基づいて作成されている。図9Aと図9Bに示すように、分岐導体32の長さの割合を大きくすることで、Scc21のピーク減衰値の低下量とScc21のピーク周波数の低下量とを大きくすることができる。
(第3実施形態)
図10は、本発明のコイル部品の第3実施形態を示す拡大平面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、分岐導体の数量が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、第3実施形態のコイル部品1Bでは、分岐導体32は、複数ある。コイル部品1Bでは、第1実施形態の分岐導体32に加えて、第1分岐導体32Aまたは第2分岐導体32Bの少なくとも一方が設けられている。
第1、第2分岐導体32A,32Bは、外周引出導体30の接続部分31に設けられている。第1分岐導体32Aは、分岐導体32の外側に、第1コイル導体層21の巻回方向に沿って延在している。第2分岐導体32Bは、第1コイル導体層21の外側に、第1コイル導体層21の巻回方向と逆方向に沿って延在している。
したがって、分岐導体32,32A,32Bは、複数あるので、コイル部品1Bの周波数の特性をより広い範囲で変更しまたは調整することができる。なお、分岐導体は、2つであってもよいし、4つ以上あってもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第3実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記実施形態では、第1コイル導体層に分岐導体を設けているが、第1コイル導体層と第2コイル導体層の少なくとも一方に分岐導体を設けるようにしてもよい。
前記実施形態では、コイル導体層は、2つであるが、コイル導体層の数量は、1つでもよく、または、3つ以上でもよく、少なくとも1つのコイル導体層に分岐導体を設けるようにすればよい。
前記実施形態では、外周引出導体または内周引出導体の一方に分岐導体を設けているが、外周引出導体および内周引出導体の両方に分岐導体を設けるようにしてもよい。なお、図6A,6Bと図9A,9Bを対比して、外周引出導体から分岐させる方が、内周引出導体から分岐させる方よりも、配線長あたりの周波数特性の変化が大きい(つまり、効果が大きい)。
前記実施形態では、第1コイル導体層と第2コイル導体層は、それぞれ、異なるインダクタを構成しているが、第1コイル導体層と第2コイル導体層を接続し、同一のインダクタを構成するようにしてもよい。このとき、外部電極の数は2個(2端子)となる。そして、コイル部品として、例えば、高周波回路のインピーダンス整合用コイル(マッチングコイル)として用いられる。
前記実施形態では、コイル部品の用途は、例えば、同調回路、フィルタ回路や整流平滑回路などにも用いてもよい。
前記実施形態では、分岐導体の長さにより、Scc21の周波数特性、特に減衰値がピークとなる周波数を変更または調整したが、これに限られない。例えば、Scc21の減衰値の大小やピーク形状(狭帯域化、広帯域化)を変更または調整してもよい。また、例えば、他のSパラメータの周波数特性を変更または調整してもよい。また、例えば、周波数特性に限られず、他の特性を変更または調整してもよい。
1,1A,1B コイル部品
10 素体
11 絶縁層
21 第1コイル導体層
21a 外周端
21b 内周端
22 第2コイル導体層
22a 外周端
22b 内周端
25 接続導体
30 外周引出導体
31 接続部分
32,32A,32B 分岐導体
33 内周引出導体

Claims (16)

  1. 平面上に巻回されたコイル導体層と、
    前記コイル導体層の外周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された外周引出導体と、
    前記コイル導体層の内周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された内周引出導体と、
    前記外周引出導体から分岐して設けられ、前記コイル導体層と同一平面上に延在する分岐導体と
    を備え、
    前記分岐導体は、前記コイル導体層の巻回方向に沿って、延在し、
    前記コイル導体層の上下の何れか一方側に積層され、平面上に巻回された他のコイル導体層を有し、
    前記分岐導体は、積層方向からみて、前記他のコイル導体層に重なるように延在し、
    前記コイル導体層と前記他のコイル導体層は、コモンモードチョークコイルを構成し、
    前記コイル導体層の内周端から外周端までの長さに対する前記分岐導体の長さの割合は、5%以上18%以下である、コイル部品。
  2. 平面上に巻回されたコイル導体層と、
    前記コイル導体層の外周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された外周引出導体と、
    前記コイル導体層の内周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された内周引出導体と、
    前記内周引出導体から分岐して設けられ、前記コイル導体層と同一平面上に延在する分岐導体と
    を備え
    前記コイル導体層の上下の何れか一方側に積層され、平面上に巻回された他のコイル導体層を有し、
    前記コイル導体層と前記他のコイル導体層は、コモンモードチョークコイルを構成し、
    前記コイル導体層の内周端から外周端までの長さに対する前記分岐導体の長さの割合は、5%以上18%以下である、コイル部品。
  3. 平面上に巻回されたコイル導体層と、
    前記コイル導体層の外周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された外周引出導体と、
    前記コイル導体層の内周端から前記コイル導体層と同一平面上に引き出された内周引出導体と、
    前記外周引出導体から分岐して設けられ、前記コイル導体層と同一平面上に延在する分岐導体と
    を備え、
    前記分岐導体は、前記コイル導体層の巻回方向と逆方向に沿って延在している、コイル部品。
  4. 前記分岐導体は、前記コイル導体層の巻回方向に沿って、延在している、請求項2に記載のコイル部品。
  5. 他の前記分岐導体は、前記コイル導体層の巻回方向に沿って、延在している、請求項3に記載のコイル部品。
  6. 前記分岐導体の線幅と前記コイル導体層の線幅は、同じである、請求項1から5の何れか一つに記載のコイル部品。
  7. 前記コイル導体層の上下の何れか一方側に積層され、平面上に巻回された他のコイル導体層を有する、請求項3に記載のコイル部品。
  8. 前記コイル導体層と前記他のコイル導体層は、コモンモードチョークコイルを構成し、
    前記コイル導体層の内周端から外周端までの長さに対する前記分岐導体の長さの割合は、5%以上18%以下である、請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記分岐導体は、複数ある、請求項1から8の何れか一つに記載のコイル部品。
  10. 前記コイル導体層のアスペクト比は、1以上かつ2.5以下である、請求項1から9の何れか一つに記載のコイル部品。
  11. 前記コイル導体層の厚みは、5μm以上かつ15μm以下である、請求項1から10の何れか一つに記載のコイル部品。
  12. 複数の絶縁層が積層された素体をさらに備え、前記コイル導体層が前記絶縁層上に巻回されている、請求項1から11の何れか一つに記載のコイル部品。
  13. 前記素体を挟む磁性基板をさらに備える、請求項12に記載のコイル部品。
  14. 前記外周引出導体と電気的に接続された第1外部電極と、前記内周引出導体と電気的に接続された第2外部電極とをさらに備える、請求項13に記載のコイル部品。
  15. 前記磁性基板は、積層方向からみて、四角形状であり、前記第1外部電極と前記第2外部電極とは、前記四角形状の対向する2辺のそれぞれに配置されている、請求項14に記載のコイル部品。
  16. 請求項1から15の何れか一つに記載のコイル部品の周波数の特性を変更する方法であって、
    前記分岐導体の長さを変更することで、前記コイル部品の周波数の特性を変更する、コイル部品の周波数特性の変更方法。
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