JP6724475B2 - 駆動装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置および画像形成装置に関する。
電子写真式プリンター等の画像形成装置では、用紙を搬送するための搬送ローラーが、ステッピングモーターにより駆動される。ステッピングモーターによれば、簡単な制御構成により、正確な速度・位置制御を行うことができる。
ところで、近年、画像形成装置の高速化に伴い、搬送ローラーの加速時間の短縮や目標速度の高回転化が要求されている。しかしながら、画像形成装置で使用される汎用のステッピングモーターでは、出力トルクが不足しているため、脱調が起こり、搬送ローラーを短時間で加速することはできない。
これに関連して、下記の特許文献1には、画像形成装置で使用されるブラシレスモーターの出力をステッピングモーターの出力に結合して、ブラシレスモーターによりステッピングモーター側の駆動列にトルクを発生させる技術が開示されている。
特開2006−017988号公報
しかしながら、上記の技術では、出力トルクが向上するものの、ワンウェイ機構を介してブラシレスモーターの出力をステッピングモーターの出力に単純に結合しており、そのブラシレスモーターは別の駆動源としても用いているため、制御性が十分でないという問題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、搬送ローラー等の駆動軸の良好な加速性と制御性を兼ね備えた駆動装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)ステッピングモーターと、ブラシレスモーターと、前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、前記ステッピングモーターを加速させる加速フェーズおよび前記ステッピングモーターを減速させる減速フェーズを含む複数の動作フェーズ各々において、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの前記複数の動作フェーズ各々に応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替える、駆動装置。
(2)ステッピングモーターと、ブラシレスモーターと、前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、前記第1制御部は、前記ステッピングモーターの加速を開始する第1動作フェーズにおいて、停止状態の前記ステッピングモーターの電流値を保持電流値に設定して、前記ステッピングモーターに保持トルクを発生させた後、前記ステッピングモーターを加速させる第2動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターを所定の加速カーブに従って加速させ、前記ステッピングモーターに前記保持トルクが発生している前記第1動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの制御値を所定値に設定して、前記ブラシレスモーターに前記保持トルクよりも小さいトルクを発生させ、前記ステッピングモーターが加速している前記第2動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの前記制御値を一定に維持する、または、前記制御値を前記ステッピングモーターの回転速度に応じて増加させる、駆動装置。
(3)ステッピングモーターと、ブラシレスモーターと、前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、前記第1制御部は、前記ステッピングモーターを定速回転させる第3動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターの電流値を最小電流値に設定し、前記ステッピングモーターが定速回転している前記第3動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの回転速度を目標速度に維持する速度フィードバック制御を行う、駆動装置。
(4)ステッピングモーターと、ブラシレスモーターと、前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、前記第1制御部は、前記ステッピングモーターを減速させる第4動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターの電流値を所定値に設定し、前記ステッピングモーターが減速している前記第4動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの電源をオフにする、前記ブラシレスモーターをショートブレーキモードにする、または前記ブラシレスモーターの制御値を減少させる、駆動装置。
(5)ステッピングモーターと、ブラシレスモーターと、前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、前記動力伝達部は、前記ステッピングモーターの動力を前記駆動軸に伝達する第1動力伝達部と、前記第1動力伝達部に動力伝達可能に連結され、前記第1動力伝達部を介して前記ブラシレスモーターの動力を前記駆動軸に伝達する第2動力伝達部と、を有する、駆動装置。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の駆動装置を有する画像形成装置。
(7)前記駆動軸は、用紙を搬送するための搬送ローラーの駆動軸、または、前記搬送ローラーの圧着離間機構を駆動するための駆動軸である、上記(6)に記載の画像形成装置。
本発明によれば、ステッピングモーターとブラシレスモーターの動力を利用して駆動軸が駆動されるため、出力トルクが向上し、駆動軸を短時間で加速することが可能になる。加えて、ステッピングモーターの動作フェーズに応じてブラシレスモーターの動作が切り替えられるため、駆動軸を所望の動作で正確に駆動することが可能になる。つまり、駆動軸の良好な加速性と制御性を兼ね備えた駆動装置および画像形成装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 搬送ローラーを駆動する駆動装置の概略構成を示す平面図である。 駆動装置の制御系を示すブロック図である。 制御部により実行される搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 ステッピングモーターおよびブラシレスモーターの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。図1に示すとおり、画像形成装置100は、制御部110、記憶部120、画像読取部130、画像形成部140、定着部150、給紙部160、および用紙搬送部170を備えている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。
記憶部120は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
画像読取部130は、蛍光ランプ等の光源およびCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等の撮像素子を備えている。画像読取部130は、所定の読み取り位置にセットされた原稿に光源から光を当て、その反射光を撮像素子で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。
画像形成部140は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の各色のトナーに対応した現像ユニット141Y〜141Kを備えている。各現像ユニット141Y〜141Kにより帯電、露光、および現像のプロセスを経て形成されたトナー画像は、中間転写ベルト142上に順次重ねられて、2次転写ローラー143により用紙S上に転写される。
定着部150は、加熱ローラー151および加圧ローラー152を備えており、両ローラー151,152の定着ニップに搬送された用紙Sを加熱および加圧して、用紙S上のトナー画像をその表面に溶融定着する。
給紙部160は、複数の給紙トレイ161,162を備えており、給紙トレイ161,162に収容された用紙Sを1枚ずつ下流側の搬送経路に送り出す。
用紙搬送部170は、用紙Sを搬送するための複数の搬送ローラー171を備えており、画像形成部140、定着部150、および給紙部160の各部間で用紙Sを搬送する。複数の搬送ローラー171は、駆動装置200(図2参照)により駆動される。
なお、画像形成装置100は、上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
次に、図2および図3を参照して、搬送ローラー171を駆動する駆動装置200について説明する。
図2は、駆動装置200の概略構成を示す平面図であり、図3は、駆動装置200の制御系を示すブロック図である。
図2に示すとおり、駆動装置200は、ステッピングモーター210、ブラシレスモーター220、および動力伝達部230を備えている。動力伝達部230は、複数のギア231〜234を含み、ステッピングモーター210およびブラシレスモーター220を搬送ローラー171の駆動軸172に同時に動力伝達可能に連結している。また、図3に示すとおり、画像形成装置100の制御部110は、第1および第2制御部として、ステッピングモーター210およびブラシレスモーター220の動作を制御する。
ステッピングモーター210の回転軸210aには、第1ギア231が設けられている。第1ギア231は、搬送ローラー171の駆動軸172に設けられた第2ギア232と噛み合っている。第1ギア231は、第1動力伝達部として、ステッピングモーター210の動力を駆動軸172に伝達する。
ブラシレスモーター220の回転軸220aには歯が設けられており、ブラシレスモーター220の回転軸220aは、第3ギア233と噛み合っている。第3ギア233は、第4ギア234と同軸に配置され、第4ギア234は、第1ギア231と噛み合っている。第3および第4ギア233,234は、第2動力伝達部として、第1ギア231を介して、ブラシレスモーター220の動力を駆動軸172に伝達する。
第1制御部としての制御部110は、ステッピングモーター210をオープンループ制御で駆動する。制御部110は、ステッピングモーター210用のドライバー211にクロック信号(CLK)を送信して、ステッピングモーター210の動作周波数を設定することにより、ステッピングモーター210の回転速度を制御する。また、制御部110は、ステッピングモーター210用のドライバー211に設定電流信号を送信して、ステッピングモーター210の電流値を設定することにより、ステッピングモーター210に発生するトルクを制御する。
第2制御部としての制御部110は、ブラシレスモーター220をPWM(Pulse Width Modulation)制御で駆動する。制御部110は、ブラシレスモーター220の内蔵ドライバー221にPWM信号を送信して、ブラシレスモーター220の制御値(デューティ指令値)を設定することにより、ブラシレスモーター220の回転速度およびトルクを制御する。また、制御部110は、ブラシレスモーター220の内蔵エンコーダー222から回転速度信号を受信することにより、ブラシレスモーター220の速度フィードバック制御を実行する。
次に、図4および図5を参照して、搬送ローラー171を駆動する駆動装置200の動作について説明する。
図4は、制御部110により実行される搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。搬送制御処理では、停止している搬送ローラー171の駆動軸172が、所定の加速カーブに従って目標速度まで加速され、目標速度で定速回転した後、所定の減速カーブに従って減速される。なお、図4のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、記憶部120にプログラムとして記憶されており、制御部110により実行される。
まず、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を保持電流値に設定する(ステップS101)。より具体的には、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を保持電流値に設定して、停止状態のステッピングモーター210に保持トルクを発生させる。
次に、制御部110は、ブラシレスモーター220の制御値を所定値に設定する(ステップS102)。より具体的には、制御部110は、ブラシレスモーター220のデューティ指令値を所定値に設定して、ブラシレスモーター220に、ステッピングモーター210の保持トルクよりも小さいトルクを発生させる。
次に、制御部110は、ステッピングモーター210を加速させる(ステップS103)。より具体的には、制御部110は、所定の加速カーブに従って回転速度が増加するように、ステッピングモーター210の動作周波数を徐々に増加させる。
また、制御部110は、ブラシレスモーター220の制御値を増加させる(ステップS104)。より具体的には、制御部110は、ステッピングモーター210の回転速度の増加に応じて、ステップS102に示す処理で設定したデューティ指令値を増加させる。
次に、制御部110は、ステッピングモーター210が目標速度に到達したか否かを判断する(ステップS105)。ステッピングモーター210が目標速度に到達していないと判断する場合(ステップS105:NO)、制御部110は、ステッピングモーター210が目標速度に到達するまで待機する。
一方、ステッピングモーター210が目標速度に到達したと判断する場合(ステップS105:YES)、制御部110は、ステッピングモーター210の加速を停止する(ステップS106)。より具体的には、制御部110は、ステッピングモーター210の加速を停止して、ステッピングモーター210の回転速度を目標速度に維持する。
次に、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を最小電流値に設定する(ステップS107)。より具体的には、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を所定の最小電流値に設定して、ステッピングモーター210に発生するトルクを低減させる。
また、制御部110は、ブラシレスモーター220の速度フィードバック制御を実行する(ステップS108)。より具体的には、制御部110は、ブラシレスモーター220の回転速度を目標速度に維持する速度フィードバック制御を実行する。
次に、制御部110は、搬送が終了したか否かを判断する(ステップS109)。搬送が終了していないと判断する場合(ステップS109:NO)、制御部110は、搬送が終了するまで待機する。
一方、搬送が終了したと判断する場合(ステップS109:YES)、制御部110は、ステッピングモーター210を減速させる(ステップS110)。より具体的には、制御部110は、所定の減速カーブに従って回転速度が減少するように、ステッピングモーター210の動作周波数を徐々に減少させる。
また、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を所定値に設定する(ステップS111)。より具体的には、制御部110は、ステッピングモーター210の電流値を所定値に設定して、ステッピングモーター210のトルクを増大させる。
そして、制御部110は、ブラシレスモーター220の電源をオフにする(ステップS112)。より具体的には、制御部110は、ブラシレスモーター220の内蔵ドライバー221に停止信号を送信して、ブラシレスモーター220の電源をオフにする。
以上のとおり、図4に示すフローチャートの処理によれば、搬送ローラー171を駆動するステッピングモーター210が、所定の加速カーブに従って加速し、目標速度で定速回転した後、所定の減速カーブに従って減速する。このとき、ステッピングモーター210の動作フェーズに応じて、ブラシレスモーター220の動作が切り替えられる。以下、図5を参照して、搬送制御処理についてより詳細に説明する。
図5は、ステッピングモーター210およびブラシレスモーター220の動作を説明するためのタイミングチャートである。図5(a)は、ステッピングモーター210の回転速度の時間変化を示す。図5(b)は、ステッピングモーター210の電流値の時間変化を示す。図5(c)は、ブラシレスモーター220の制御値の時間変化を示す。図5(d)は、ステッピングモーター210に発生するトルクの時間変化を示す。図5(e)は、ブラシレスモーター220に発生するトルクの時間変化を示す。
図5(a)に示すとおり、ステッピングモーター210は、所定の加速カーブに従って目標速度まで加速し、目標速度で定速回転した後、所定の減速カーブに従って減速する。なお、ブラシレスモーター220の回転速度および搬送ローラー171の駆動軸172の回転速度も、ステッピングモーター210の回転速度と同様の時間変化を示す。
<ステッピングモーターの加速フェーズ(時間t1〜t4)>
ステッピングモーター210の加速開始時、まず、停止状態のステッピングモーター210の電流値が保持電流値に設定され(図5(b)のt1)、ステッピングモーター210に保持トルクが発生する(図5(d)のt1)。ステッピングモーター210に保持トルクが発生している第1動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の制御値(デューティ指令値)が所定値に設定される(図5(c)のt2)。その結果、ブラシレスモーター220には、保持トルクよりも小さいトルクが発生する(図5(e)のt2)。
その後、ステッピングモーター210は、所定の加速カーブに従って加速される(図5(a)のt3〜t4)。ステッピングモーター210が加速されている第2動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の制御値も、ステッピングモーター210の回転速度に応じて増加される(図5(c)のt3〜t4)。
以上のとおり、ステッピングモーター210の加速フェーズでは、まず、ステッピングモーター210が保持トルクを発生し、保持トルクを発生した状態で停止しているステッピングモーター210にブラシレスモーター220からトルクがかかる(時間t2〜t3)。より具体的には、ステッピングモーター210の保持トルクにより固定されている第1ギア231に、ブラシレスモーター220からのトルクがかかった状態になる。この状態で、ステッピングモーター210の加速が開始されれば、ブラシレスモーター220のトルクによりステッピングモーター210の動作がアシストされるため、駆動軸172を所定の加速カーブに従って短時間で正確に加速できる。
なお、本実施形態とは異なり、ステッピングモーター210の加速開始後または加速開始と同時にブラシレスモーター220が駆動されてトルクを発生する場合、ステッピングモーター210の負荷が大きく変動して脱調が起きるおそれがある。
<ステッピングモーターの定速回転フェーズ(時間t4〜t5)>
ステッピングモーター210の回転速度が目標速度に到達すれば、ステッピングモーター210は、目標速度を維持して回転する(図5(a)のt4〜t5)。ステッピングモーター210が定速回転している第3動作フェーズでは、ステッピングモーター210の電流値が最小電流値に設定される(図5(b)のt4)。その結果、ステッピングモーター210に発生するトルクが、ステッピングモーター210の回転に必要な最低限のレベルにまで低減される(図5(d)のt4)。加えて、ステッピングモーター210が定速回転している第3動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の速度フィードバック制御が実行される(図5(c)のt4〜t5)。
以上のとおり、ステッピングモーター210の定速回転フェーズでは、ステッピングモーター210が発生するトルクが低減され、ブラシレスモーター220により負荷が担われる。その結果、ステッピングモーター210の消費電力を抑制できる。
<ステッピングモーターの減速フェーズ(時間t5〜t6)>
用紙の搬送が終了すれば、ステッピングモーター210は、所定の減速カーブに従って減速される(図5(a)のt5〜t6)。ステッピングモーター210が減速している第4動作フェーズでは、ステッピングモーター210の電流値が所定値(減速用電流値)に設定され(図5(b)のt5)、ステッピングモーター210に発生するトルクが減速に必要なレベルにまで増大される(図5(d)のt5)。加えて、ステッピングモーター210が減速している第4動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の電源がオフにされ(図5(c)のt5)、ブラシレスモーター220に発生するトルクがなくなる(図5(e)のt5)。
以上のとおり、ステッピングモーター210の減速フェーズでは、ブラシレスモーター220の電源がオフにされ、ブラシレスモーター220の動作がステッピングモーター210の動作に影響を与えなくなる。その結果、ステッピングモーター210を所定の減速カーブに従って短時間で正確に減速できる。
以上のとおり、本実施形態の駆動装置200によれば、ステッピングモーター210の動作フェーズに応じてブラシレスモーター220の動作が切り替えられるため、駆動軸172を所望の動作で正確に駆動できる。また、本実施形態の駆動装置200によれば、ステッピングモーター210とブラシレスモーター220の動力を利用して駆動軸172が駆動されるため、出力トルクが向上し、駆動軸172を短時間で加速できる。つまり、搬送ローラー171の駆動軸172の良好な加速性と制御性を得ることができる。
また、本実施形態の駆動装置200では、ブラシレスモーター220の動力は、ステッピングモーター210の回転軸210aに設けられた第1ギア231(図2参照)を介して駆動軸172に伝達される。このような構成によれば、ステッピングモーター210に保持トルクが発生している状態でブラシレスモーター220にトルクが発生して、第3および第4ギア233,234がギアのガタ分回転したとしても、第1ギア231は回転せず、駆動軸172が回転することがない。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、ステッピングモーター210が加速している第2動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の制御値が増加された。しかしながら、ステッピングモーター210が加速している第2動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の制御値は一定に維持されてもよい。
また、上述した実施形態では、ステッピングモーター210が定速回転している第3動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の速度フィードバック制御が行われた。しかしながら、ステッピングモーター210が定速回転している第3動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の制御値が一定に維持されてもよい。
また、上述した実施形態では、ステッピングモーター210が減速している第4動作フェーズでは、ブラシレスモーター220の電源がオフにされた。しかしながら、ステッピングモーター210が減速している第4動作フェーズでは、ブラシレスモーター220をショートブレーキモードにしてもよく、あるいは、ブラシレスモーター220の制御値をステッピングモーター210の回転速度に応じて減少させてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の駆動装置200が画像形成装置100に適用され、画像形成装置100内部の搬送ローラー171を駆動させる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の駆動装置200は、画像形成装置に連結される後処理装置に適用され、後処理装置内部の搬送ローラーを駆動してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の駆動装置200により搬送ローラー171の駆動軸172を駆動させる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の駆動装置200により駆動される駆動軸は、搬送ローラー171の駆動軸172に限定されるものではない。本発明の駆動装置200は、搬送ローラー171の圧着離間機構を駆動するための駆動軸の駆動にも使用され得る。この場合、たとえば、駆動軸にカムが取り付けられ、カムにより駆動軸の回転動作が並進動作に変換される。
上述した実施形態に係る画像形成装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 画像形成装置、
110 制御部、
120 記憶部、
130 画像読取部、
140 画像形成部、
150 定着部、
160 給紙部、
170 用紙搬送部、
171 搬送ローラー、
172 駆動軸、
200 駆動装置、
210 ステッピングモーター、
220 ブラシレスモーター、
230 動力伝達部、
231〜234 ギア。

Claims (7)

  1. ステッピングモーターと、
    ブラシレスモーターと、
    前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、
    前記ステッピングモーターを加速させる加速フェーズおよび前記ステッピングモーターを減速させる減速フェーズを含む複数の動作フェーズ各々において、前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、
    前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの前記複数の動作フェーズ各々に応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替える、駆動装置。
  2. ステッピングモーターと、
    ブラシレスモーターと、
    前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、
    前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、
    前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、
    前記第1制御部は、前記ステッピングモーターの加速を開始する第1動作フェーズにおいて、停止状態の前記ステッピングモーターの電流値を保持電流値に設定して、前記ステッピングモーターに保持トルクを発生させた後、前記ステッピングモーターを加速させる第2動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターを所定の加速カーブに従って加速させ、
    前記ステッピングモーターに前記保持トルクが発生している前記第1動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの制御値を所定値に設定して、前記ブラシレスモーターに前記保持トルクよりも小さいトルクを発生させ、
    前記ステッピングモーターが加速している前記第2動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの前記制御値を一定に維持する、または、前記制御値を前記ステッピングモーターの回転速度に応じて増加させる、駆動装置。
  3. ステッピングモーターと、
    ブラシレスモーターと、
    前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、
    前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、
    前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、
    前記第1制御部は、前記ステッピングモーターを定速回転させる第3動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターの電流値を最小電流値に設定し、
    前記ステッピングモーターが定速回転している前記第3動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの回転速度を目標速度に維持する速度フィードバック制御を行う、駆動装置。
  4. ステッピングモーターと、
    ブラシレスモーターと、
    前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、
    前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、
    前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、
    前記第1制御部は、前記ステッピングモーターを減速させる第4動作フェーズにおいて、前記ステッピングモーターの電流値を所定値に設定し、
    前記ステッピングモーターが減速している前記第4動作フェーズでは、前記第2制御部は、前記ブラシレスモーターの電源をオフにする、前記ブラシレスモーターをショートブレーキモードにする、または前記ブラシレスモーターの制御値を減少させる、駆動装置。
  5. ステッピングモーターと、
    ブラシレスモーターと、
    前記ステッピングモーターおよび前記ブラシレスモーターを同一の駆動軸に同時に動力伝達可能に連結している動力伝達部と、
    前記ステッピングモーターの動作を制御する第1制御部と、
    前記ブラシレスモーターの動作を制御する第2制御部と、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1制御部により制御される前記ステッピングモーターの動作フェーズに応じて、前記ブラシレスモーターの動作を切り替え、
    前記動力伝達部は、
    前記ステッピングモーターの動力を前記駆動軸に伝達する第1動力伝達部と、
    前記第1動力伝達部に動力伝達可能に連結され、前記第1動力伝達部を介して前記ブラシレスモーターの動力を前記駆動軸に伝達する第2動力伝達部と、を有する、駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動装置を有する画像形成装置。
  7. 前記駆動軸は、用紙を搬送するための搬送ローラーの駆動軸、または、前記搬送ローラーの圧着離間機構を駆動するための駆動軸である、請求項6に記載の画像形成装置。
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