JP6723097B2 - 油圧装置用作動油およびその油圧装置用作動油を用いた油圧装置 - Google Patents

油圧装置用作動油およびその油圧装置用作動油を用いた油圧装置 Download PDF

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Description

本発明は、油圧装置用作動油およびその油圧装置用作動油を用いた油圧装置に関する。
ピストンロッド、オイルシールおよび作動油を備えて構成される油圧装置において、オイルシールは、ピストンロッドに常に接触するように配置され、油圧装置の内部から作動油が外部に流出することを防ぐ役割を担っている。
一般に、オイルシールはゴム系の材料により構成されるため、金属製であるピストンロッド表面との間の摩擦係数が大きく、また、この摩擦係数は温度変化に伴って変動する。そのため、油圧装置においてピストンロッドが動作する際に、オイルシールとピストンロッドとの間に摩擦力が発生すると共に、この摩擦力は温度変化に伴って変動する。
オイルシールとピストンロッドとの間に発生する摩擦力が変化すると、所望の減衰力特性が得られない可能性がある。
温度変化によって油圧装置の減衰力特性が変化しないように、油圧装置の作動油に添加物を配合して、オイルシールとピストンロッドとの間の摩擦力を低減させる試みがなされている。
例えば、特許文献1には、基油に、特定の硫黄含有化合物および特定の極性基含有化合物を配合することにより、摩擦低減効果を発現する潤滑油組成物を提供することが開示されている。極性基含有化合物としては、アミノ基、アミド基および水酸基から選ばれる少なくとも1種の極性基並びに炭素数3〜24のアルキル基を有する化合物が開示されている。また、特許文献1には、耐摩耗剤または極圧剤として、亜リン酸エステル、リン酸エステルを含む物質を添加できることが開示されている。
再公表WO2011−068137号公報
しかし、特許文献1に開示された潤滑油組成物を幅広い温度条件下で用いる油圧装置に採用した場合、オイルシールとピストンロッドとの間の摩擦係数は依然として温度変化に伴って変動する。そのため、幅広い温度条件下で用いる油圧装置には、オイルシールとピストンロッドとの間の摩擦係数が小さく、かつ、この摩擦係数の温度変化に伴う変動が小さい、という特性を有する作動油が望まれる。
本発明の第1の態様によれば、油圧装置用作動油は、基油と、亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物の少なくともいずれか一方と、化学式1で表わされる2級アミド化合物と、を含有し、前記亜リン酸エステル化合物は化学式2で表され、前記リン酸エステル化合物は化学式3で表わされる
本発明の第2の態様によれば、油圧装置は、上述した油圧装置用作動油を備え、前記油圧装置は、シリンダと、前記シリンダ内を移動可能なピストンロッドと、前記シリンダに固定され前記ピストンロッドと摺動するオイルシールとを有し、前記油圧装置用作動油を前記シリンダの内部に備える。
本発明によれば、摩擦係数が小さく、かつ、温度変化に伴う摩擦係数の変動が小さい油圧装置用作動油、および、この油圧装置用作動油を用いた油圧装置を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態の自動車用緩衝器の断面拡大図である。 オイルシールとピストンロッドとの間の動摩擦を推定するために用いた往復動摩擦試験機の概略図である。 本発明に係る実施例の油圧装置用作動油の配合組成および試験結果を示す表である。 比較例の油圧装置用作動油の配合組成および試験結果を示す表である。 本発明に係る実施例および比較例の油圧装置用作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車の乗り心地の官能検査結果を示す表である。
本発明に係る油圧装置用作動油は、上記の通り、(A)基油に対して、(B)亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物の少なくともいずれか一方と、(C)化学式1で表される2級アミド化合物とが配合されている。上記の通り、化学式1において、RおよびRは共に、炭素数8以上24以下の飽和または不飽和アルキル基を示す。
上記(A)の基油としては、石油および/または合成炭化水素系を含むものであれば、特に制限はなく、従来から油圧装置用作動油として使用されている鉱油系および/または合成油系の基油から任意の材料を選択可能である。鉱油系の基油としては、例えば、パラフィン基系鉱油、ナフテン基鉱油などが挙げられる。
合成油系の基油としては、例えば、ポリブテン、ポリプロピレン、ポリαオレフィン、ポリオールエステル、脂肪酸モノエステル、芳香族モノエステル、脂肪酸ジエステル、脂肪族多塩基酸エステル、芳香族多塩基酸エステル,ポリオールポリエステル、リン酸エステル;などのエステル、ポリアルキレングリコール、ポリフェニルエーテル、ポリグリコール、ポリフェニルエーテル、アルキルベンゼン、合成ナフテン、イオン液体などが挙げられる。
これらの基油の中で、油圧装置用作動油に用いる基油としては、パラフィン基系鉱油、ナフテン基系鉱油、ポリαオレフィン、ポリフェニルエーテル、アルキルベンゼン、合成ナフテン、シリコーン、ポリアルキレングリコールなどが好ましい。これらの基油を1種類のみ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
基油として好ましい動粘度は、油圧装置用作動油が適用される油圧装置により異なるが、例えば、油圧装置が自動車用緩衝器の場合、低温状態における流動性の観点から、40℃における動粘度が、8mm/s(cSt)以上、17mm/s(cSt)以下の範囲であることが好ましい。
上記(B)の材料としては、亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物の少なくともいずれか一方を用いる。亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物のいずれも、触媒作用によりプロトンを放出してピストンロッドの表面に吸着され安定した吸着膜を形成する。この吸着膜により、オイルシールとピストンロッドとの間の摩擦係数を低下させると考えられる。
上記(B)の材料として用いる亜リン酸エステル化合物は、次に記載の化学式2に示す構造を有することが好ましい。化学式2において、RおよびRのうち、いずれか一方は、水素、または炭素数が10以上24以下のアルキル基であり、他方は炭素数10以上24以下のアルキル基である。上記の炭素数は12以上18以下であればより好ましい。これらのアルキル基は、飽和アルキル基であってもよいし、あるいは不飽和アルキル基であってもよい。一方が飽和アルキル基であり、他方が不飽和アルキル基であってもよい。飽和アルキル基あるいは不飽和アルキル基のいずれの場合であっても、アルキル基であることから、上記亜リン酸エステル化合物のRおよびRは極性基を含まない。
また、上記(B)の材料として用いられるリン酸エステル化合物は、次に記載の化学式3に示す構造を有することが好ましい。化学式3において、RおよびRのうち、いずれか一方は、水素または炭素数10以上24以下のアルキル基であり、他方は炭素数10以上24以下のアルキル基である。上記の炭素数は12以上18以下であればより好ましい。これらのアルキル基は、飽和アルキル基であってもよいし、あるいは不飽和アルキル基であってもよい。一方が飽和アルキル基であり、他方が不飽和アルキル基であってもよい。飽和アルキル基あるいは不飽和アルキル基のいずれの場合であっても、アルキル基であることから、上記亜リン酸エステル化合物のRおよびRは極性基を含まない。
上記の飽和アルキル基の例としては、ラウリル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基などが挙げられる。また、不飽和アルキル基の例としては、オレイル基などが挙げられる。R、R、RおよびRは、全て同一のアルキル基であってもよいし、異なるアルキル基であってもよい。あるいは、R、R、RおよびRのうち、一部が同一のアルキル基で、それ以外は異なるアルキル基により構成されていてもよい。(B)の材料として用いられる亜リン酸エステル化合物および/またはリン酸エステル化合物は、1種類が用いられてもよいし、複数種の亜リン酸エステル化合物および/または複数のリン酸エステル化合物を混合して用いてもよい。
(B)の材料として用いる亜リン酸エステル化合物の具体例としては、ジラウリルハイドロジェンホスファイト、ジステアリルハイドロジェンホスファイト、ジオレイルハイドロジェンホスファイトなどが挙げられる。また、(B)の材料として用いるリン酸エステル化合物としては、ラウリルアシッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェートなどが挙げられる。
(B)の配合量は、基油の質量に対して0.01質量%以上5.0質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上5.0質量%以下がより好ましい。なお、(B)は0.01質量%配合されれば効果を発揮し、0.1質量%配合されることで十分な効果を発揮する。また、配合量が5.0質量%を超えても同様の効果を発揮するが、基油への溶解性を良好に維持する観点から、配合量は5.0質量%以下であることが好ましい。
(C)の材料である化学式1で表される2級アミド化合物において、上記の通り、化学式1のRおよびRは共に、炭素数が8以上24以下の飽和または不飽和のアルキル基を示す。ただし、基油への溶解性が良好であるという観点からは、これらのアルキル基の炭素数は12以上22以下であることがより好ましい。このようなアルキル基の例として、ラウリル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基などが挙げられる。また、アルケニル基として、オレイル基、エルシル基などが挙げられる。RとRは同一のアルキル基であってもよいし、あるいは、異なるアルキル基であってもよい。
このような2級アミド化合物は、上記(B)の材料である亜リン酸エステルやリン酸エステルがプロトン(水素)を放出する反応を促進する。これにより、プロトンを放出してイオン化した(B)の材料は、ピストンロッドの表面に安定的に吸着されて吸着膜を形成すると考えられる。この吸着膜が、オイルシールとピストンロッドとの間における摩擦係数を小さくする機能を果たし、この機能は温度が変化しても維持されるものと考えられる。
(C)の材料である2級アミド化合物のRまたはRに極性基が存在する場合には、(B)の材料がプロトンを放出する反応を促進する効果がないため、ピストンロッド表面に(B)の材料がイオン化して吸着膜が安定的に形成されることはない。すなわち、(C)の材料である2級アミド化合物のRおよびRは極性基を含まないことが要件となる。
上記(C)の材料の具体例としては、N−ラウリルラウリン酸アミド、N−ラウリルステアリン酸アミド、N−ラウリルオレイン酸アミド、N−ラウリルエルカ酸アミド、N−ステアリルラウリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−ステアリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N−オレイルラウリン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミドなどが挙げられる。
(C)の配合量は、基油の質量に対して0.01質量%以上2.0質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上0.1質量%以下であることがより好ましい。なお、(C)は0.01質量%配合されれば効果を発揮し、0.05質量%配合されることで十分な効果を発揮する。また、配合量が0.1質量%を超えても同様の効果を発揮するが、基油への溶解性を良好に維持する観点から、配合量は0.2質量%以下であることが好ましい。
本発明に係る油圧装置用作動油に関して、その効果を阻害しない範囲で添加剤を配合してもよい。具体的な添加剤としては、摩耗防止剤、油性向上剤、酸化防止剤、無灰系分散剤、金属系分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、金属不活性化剤、防錆剤、および消泡剤などが挙げられる。
これらの中で、本発明に係る油圧装置用作動油は、酸化防止剤、無灰系分散剤、金属系分散剤、粘度指数向上剤、防錆剤、および消泡剤から選ばれる一種以上の添加剤を含むことが好ましい。
摩耗防止剤としては、例えば、ジチオリン酸亜鉛およびその誘導体、硫黄化合物およびその誘導体、二硫化モリブデンおよびその誘導体などが挙げられる。
油性向上剤としては、例えば、脂肪族アルコールおよびその誘導体、脂肪酸エステルおよびその誘導体、脂肪酸およびその誘導体、アミン化合物およびその誘導体、などが挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、アミン系酸化防止剤およびその誘導体、フェノール系酸化防止剤およびその誘導体、硫黄系酸化防止剤およびその誘導体、カーバメイト系酸化防止剤およびその誘導体などが挙げられる。
無灰系分散剤としては、例えば、こはく酸イミドおよびその誘導体、ベンジルアミンおよびその誘導体、エステルおよびその誘導体などが挙げられる。
金属系分散剤としては、カルシウムサリシレートおよびその誘導体、カルシウムフェネートおよびその誘導体、カルシウムスルホネートおよびその誘導体、ホウ酸カリウムおよびその誘導体などが挙げられる。
粘度指数向上剤としては、ポリメタクリレートおよびその誘導体、ポリイソブチレンおよびその誘導体、オレフィンコポリマーおよびその誘導体などが挙げられる。
流動点降下剤としては、例えば、ポリメタクリレートおよびその誘導体、ポリブテンおよびその誘導体、ポリアルキルスチレンおよびその誘導体などが挙げられる。
金属不活性化剤としてはベンゾトリアゾールおよびその誘導体、チアジアゾールおよびその誘導体などが挙げられる。
防錆剤としてはイミダゾールおよびその誘導体、ベンゾトリアゾールおよびその誘導体、チアジアゾールおよびその誘導体などが用いられる。
消泡剤としては、例えば、シリコーン系消泡剤およびその誘導体、ポリアクリレート系消泡剤およびその誘導体などが挙げられる。
次に、本発明に係る油圧装置用作動油を用いた油圧装置の構成形態について、図面を参照して説明する。ここでは油圧装置として、複筒式の自動車用油圧緩衝器を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施の態様としての自動車用油圧緩衝器100の断面図を本発明の態様として示す。自動車用油圧緩衝器100は複筒式であって、底部を有する筒状の外筒11と外筒11の内部に外筒11と同軸に設けられた内筒12とからなるシリンダ1と、シリンダ1に対して相対的に移動可能なピストンロッド2とを備える。内筒12の内部および内筒12と外筒11との間のリザーバ室Cには、油圧装置用作動油3と体積補償のためのガスが注入されている。
ピストンロッド2について、内筒12に挿入されたその一端側にはピストン4が固定され、他端はシリンダ1から突出するように配置される。ピストン4の外周部は内筒12の内面に摺動可能に嵌合する。内筒12の下端にはボトムバルブ5が固定され、内筒12の上端にはピストンロッド2を摺動可能にガイドするロッドガイド6が固定される。ロッドガイド6の中央には貫通穴が設けられ、この貫通穴にピストンロッド2が挿入される。外筒11の上部にはオイルシール7が固定され、オイルシール7を介して外筒11の内部は密封される。オイルシール7とピストンロッド2とは嵌合し、これにより、オイルシール7は、ピストンロッド2とロッドガイド6との隙間を通って油圧装置用作動油3がシリンダ1の外部に漏れるのを防ぐ。
図1からわかる通り、自動車用油圧緩衝器100においては、ピストン4は内筒12の内部を油室Aと油室Bとに隔てている。また、ボトムバルブ5は、内筒12と外筒11との間のリザーバ室Cと油室Aとを隔てている。ピストン4にはバルブを備えた減衰力発生機構8が設けられている。減衰力発生機構8は、ピストンロッド2が伸長側に移動(ピストンロッド2が図1において上方に移動)する際に、バルブが開いて油室Aと油室Bとの間に断面積の小さな流路を形成し、油圧装置用作動油3の流動を制限することで、所定の減衰力を発生させる。ボトムバルブ5には減衰力発生機構9が設けられている。減衰力発生機構9は、ボトムバルブ5に形成された小断面積の流路により構成される。ピストンロッド2の縮小側に移動(ピストンロッド2が図1において下方に移動)する際に、油室A内の油圧装置用作動油3が小断面積の流路を通ってリザーバ室Cに流動することで減衰力が発生する。
次に、本発明に係る実施例について具体的に説明する。
(1)往復動摩擦試験
油圧装置において、オイルシール7ピストンロッドとの間に発生する摩擦力を推定するために、往復動摩擦試験機を用いて種々の配合組成の油圧装置用作動油について試験を行った。往復動摩擦試験機としては新東科学株式会社のバウデン試験機HEIDON−14D型を使用した。図2にこの往復動摩擦試験機200を用いた試験方法の概略を示す。往復動摩擦試験機200は、往復運動するテーブル21と、テーブル21の上に載置された第1試験工具と、第1試験工具の上で第1試験工具に対して相対的に移動可能に配置された第2試験工具と、第2試験工具を介して第1試験工具に荷重を印加する荷重印加部22とを有する。テーブル21には第1試験工具が固定され、荷重印加部22には第2試験工具が固定される。
第1試験工具はピストンロッドと同じ材料であるクロムめっき炭素鋼板を材料として作製し、第2試験工具はオイルシールと同じ材料であるニトリルブタジエンゴムを材料として作製した。第1試験工具と第2試験工具との間には油圧装置用作動油を介在させ、この状態でテーブル21を往復運動させて、第1試験工具と第2試験工具との間の動摩擦を測定した。油圧装置用作動油としては、図3に示す種々の配合組成のものを順次用いて、各々の油圧装置用作動油を用いた場合における、第1試験工具と第2試験工具との間の動摩擦係数を測定した。上記の試験結果を、ピストンロッドとオイルシールとの間の摩擦力に相当するものとして、上記の種々の配合組成の油圧装置用作動油を評価した。
往復動摩擦試験の条件は下記の通りである。
使用試験機名:バウデン試験機 HEIDON-14D型
第1試験工具の材料:クロムめっき炭素鋼板
第2試験工具の材料:ニトリルブタジエンゴム
〔試験条件〕
試験温度:20℃および60℃
荷重印加部の印加荷重:20N
テーブルの動作振幅:10mm
テーブルの速度:2mm/sec
図3に、各条件で測定した動摩擦係数の値および試験温度20℃における動摩擦係数と試験温度60℃における動摩擦係数の比を示す。図3に示した実施例1から16についての試験結果からわかる通り、いずれの油圧装置用作動油についても、往復動摩擦試験により測定した動摩擦係数は小さい値を示した。すなわち、試験温度20℃における動摩擦係数の測定値は、0.11から0.3程度の範囲となり、また、試験温度60℃における動摩擦係数の測定値は、0.11から0.28程度の範囲であった。また、試験温度20℃における動摩擦係数の測定値と試験温度60℃における動摩擦係数の測定値との比(動摩擦係数比)は、いずれの実施例についても1に近い値(0.93から1.16の範囲)であった。すなわち、試験温度20℃における動摩擦係数と試験温度60℃における動摩擦係との差は極めて小さい。これらの結果から、実施例1から16の油圧装置用作動油を用いた油圧装置においては、ピストンロッドとオイルシールとの間に働く摩擦力は小さく、かつ、温度変化に伴う摩擦力の変動は小さいことがわかる。
比較例1の油圧装置用作動油は、(A)の基油のみの組成であり、(B)および(C)の材料はいずれも配合されていない。比較例1についての試験結果は、試験温度20℃における動摩擦係数は0.894、試験温度60℃における動摩擦係数は0.414であり、いずれの試験温度においても大きな値を示した。また、動摩擦係数比の値は2.16となり、1から大きく外れた。
比較例2の油圧装置用作動油は、(A)の基油に、(B)の材料である亜リン酸エステル化合物は配合されているものの、(C)の材料である2級アミド化合物は配合されていない。比較例2についての試験結果は、試験温度20℃における動摩擦係数は0.447、試験温度60℃における動摩擦係数は0.152であり、60℃においては比較的小さな動摩擦係数を示したものの、20℃にける動摩擦係数は大きかった。この結果、動摩擦係数比も2.94となり、1から大きく外れた。
比較例3の油圧装置用作動油は、(A)の基油に、(C)の材料である2級アミド化合物は配合されているものの、(B)の材料である亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物のいずれも配合されていない。比較例3についての試験結果は、試験温度20℃における動摩擦係数は0.863、試験温度60℃における動摩擦係数は0.443であり、いずれの試験温度においても大きな値を示した。また、動摩擦係数比の値は1.95であり、1から大きく外れた。
比較例4から6の油圧装置用作動油は、(A)の基油に、(B)の材料である亜リン酸エステル化合物は配合されているものの、(C)の材料としては、2級以外のアミド化合物が配合されている。比較例4から6についての試験結果は、温度20℃における動摩擦係数は0.43以上0.46以下程度、試験温度60℃における動摩擦係数は0.13以上0.15程度であり、60℃においては小さい動摩擦係数を示したものの、20℃にける動摩擦係数は大きかった。この結果、動摩擦係数比も3以上3.5以下程度となり、1から大きく外れた。
以上説明したように、本発明の実施例の油圧装置用作動油を油圧装置に用いた場合には、オイルシールとピストンロッドとの間の動摩擦係数が所定の温度範囲において小さな値を示し、かつ、温度変化に伴う動摩擦係数の変動は小さいことがわかる。
(2)自動車用緩衝器を搭載した自動車による官能試験
図3に示した実施例1および図4に比較例1として示した2種類の配合組成の油圧機器用作動油を用いた自動車用緩衝器を実際に搭載した自動車を動かし、その乗り心地についての官能試験を行った。具体的には、官能試験を行う2名の試験者が、実施例1の配合組成の油圧機器用作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車に搭乗し、路面の凹凸に起因する振動が伝わる度合いについて5点満点で評価した。同様に、比較例1の配合組成の油圧機器用作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車に搭乗し、路面の凹凸に起因する振動が伝わる度合いについて5点満点の評価点を決定した。評価点は高いほど(数値が大きいほど)乗り心地が優れていることを示す。2名の試験者による評価点の平均点を最終的な評価点とした。その結果を図5に示す。
図5より、実施例1に示した油圧機器用作動油を封入した自動車用緩衝器を搭載した自動車は、比較例1に示した油圧機器用作動油を封入した自動車用緩衝器を搭載した自動車に比べて乗り心地が優れていることがわかる。
なお、実施例1以外の実施例の油圧機器用作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車においても、実施例1の油圧機器用作動油を用いた場合と同様の結果が得られる。また、比較例1以外の比較例の油圧機器用作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車においても、比較例1の油圧機器用作動油を用いた場合と同様の結果が得られる。
以上説明した通り、オイルシールとピストンロッドとの間の摩擦係数が小さく、かつ、この摩擦係数の温度依存性が小さい油圧装置用作動油を提供でき、さらに、その油圧装置用作動油を用いた油圧装置を提供できる。本発明に係る作動油を用いた自動車用緩衝器を搭載した自動車は、ピストンロッドとオイルシールとの間の摩擦係数が温度変化により変動しにくいため、ピストン、ボトムバルブによる所望の減衰力とすることができる。よって、路面の凹凸に起因する振動が搭乗者に伝わる度合いを低減して、よい乗り心地を示す。
なお、本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明の要旨を変更しない範囲で、具体的な構成材料、部品などを変更してもよい。また、本発明の構成要素を含んでいれば、公知の技術を追加し、あるいは公知の技術で置き換えることも可能である。さらに、油圧装置としては、自動車用緩衝器に限らず、二輪車用や産業機器に採用されるシリンダ装置に用いてもよい。また、実施の形態では、外筒と内筒とからなるツインチューブタイプを示したが、モノチューブタイプに適用してもよい。
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 油圧装置用作動油
4 ピストン
5 ボトムバルブ
6 ロッドガイド
7 オイルシール
8、9 減衰力発生機構

Claims (8)

  1. 基油と、
    亜リン酸エステル化合物およびリン酸エステル化合物の少なくともいずれか一方と、
    化学式1で表わされる2級アミド化合物と、を含有し、
    前記亜リン酸エステル化合物は化学式2で表され、前記リン酸エステル化合物は化学式3で表わされる、油圧装置用作動油。
  2. 請求項1に記載の油圧装置用作動油であって、
    前記2級アミド化合物の飽和アルキル基またはアルケニル基の炭素数は10以上24以下である、油圧装置用作動油。
  3. 請求項1または請求項2に記載の油圧装置用作動油であって、
    前記亜リン酸エステル化合物および前記リン酸エステル化合物におけるアルキル基の炭素数は、12以上18以下である、油圧装置用作動油。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の油圧装置用作動油であって、
    前記亜リン酸エステル化合物および前記リン酸エステル化合物が合計で、前記基油に対して0.01質量%以上5.0質量%以下の範囲で含まれ、
    前記2級アミド化合物は、前記基油に対して、0.01質量%以上2.0質量%以下の範囲で含まれる油圧装置用作動油。
  5. 請求項に記載の油圧装置用作動油であって、
    前記亜リン酸エステル化合物および前記リン酸エステル化合物が合計で、前記基油に対して0.1質量%以上5.0質量%以下の範囲で含まれ、
    前記2級アミド化合物は、前記基油に対して、0.05質量%以上0.1質量%以下の範囲で含まれる油圧装置用作動油。
  6. 油圧装置であって、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の油圧装置用作動油を備え
    前記油圧装置は、シリンダと、前記シリンダ内を移動可能なピストンロッドと、前記シリンダに固定され前記ピストンロッドと摺動するオイルシールとを有し、
    前記油圧装置用作動油を前記シリンダの内部に備える、油圧装置。
  7. 請求項に記載の油圧装置であって、
    前記ピストンロッドの表面の少なくとも一部にクロムめっきが施されている、油圧装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の油圧装置であって、
    前記油圧装置は自動車用緩衝器である、油圧装置。
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