JP6722547B2 - 感知器試験器および感知器試験システム - Google Patents

感知器試験器および感知器試験システム Download PDF

Info

Publication number
JP6722547B2
JP6722547B2 JP2016167499A JP2016167499A JP6722547B2 JP 6722547 B2 JP6722547 B2 JP 6722547B2 JP 2016167499 A JP2016167499 A JP 2016167499A JP 2016167499 A JP2016167499 A JP 2016167499A JP 6722547 B2 JP6722547 B2 JP 6722547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
fire detector
unit
fire
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016167499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018036741A (ja
Inventor
諭 柳沢
諭 柳沢
梅原 義之
義之 梅原
悠平 黒坂
悠平 黒坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP2016167499A priority Critical patent/JP6722547B2/ja
Publication of JP2018036741A publication Critical patent/JP2018036741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6722547B2 publication Critical patent/JP6722547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

本発明は、建物の天井等に設置された火災感知器の保守点検の状況を管理するための感知器試験器および感知器試験システムに関する。
建物の天井等に設置された火災感知器においては、当該火災感知器が正常に作動するか確認するため、定期的に保守点検が実施される。この保守点検では、例えば、火災感知器に感知器試験器のヘッド部を近づけて煙や熱をあてる、いわゆる「あぶり試験」等の作動試験が行われる。
火災感知器の保守点検では、一度に多数の火災感知器に対し作動試験を行う場合があり、このような場合には特に、試験漏れを生じてしまうことがあった。
そこで、例えば、火災感知器に取付けられたICタグに対して非接触でデータを読出し書込み可能なリーダライタを備えた感知器試験器であって、火災感知器に取付けられたICタグに対して、作動試験作業の試験履歴情報を書込み可能である感知器試験器が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の感知器試験器によれば、当該感知器試験器で火災感知器のICタグに記憶されている試験履歴情報を読出して確認することによって、試験漏れの火災感知器を見つけることができる。
しかし、特許文献1に記載されている手法では、ICタグを取り付けた「特別な火災感知器」が必要であった。
また、火災感知器の点検結果を管理する管理システムが提案されている(特許文献2参照)。この管理システムにおいては、火災感知器に、固有の識別情報を記憶したICタグが取付けられているとともに、感知器試験器に、当該感知器試験器が火災感知器のICタグに予め定めた距離まで近接すると、当該ICタグに記憶されている情報を読出すことができるタグリーダが取付けられている。さらに、当該タグリーダは作業端末(作業者端末)と接続しており、ICタグから読出した識別情報を作業端末に送信する。作業端末は、保守点検を行う作業者が保守点検時に携帯する情報端末であり、タグリーダから送信された火災感知器の識別情報と、例えば作業者によって入力された当該火災感知器の点検結果(試験結果)と、を示す点検データを生成し、これを集計用端末に送信する。集計用端末は、作業端末から送信された点検データを集計する。また、集計用端末は、ネットワークを介してデータベースサーバに、集計した点検データを送信する。データベースサーバは、ネットワークを介して集計用端末から受け取った点検データを管理するデータ管理装置である。
特許文献2には、データベースサーバが、火災感知器同士の距離や火災感知器と扉との距離などを示す距離情報を基に点検者が点検する順路を示す順路情報を生成し、作業端末へ送信してもよい旨や、データベースサーバや作業端末が、逐次送られてくる点検データに含まれる識別情報を監視し、これに基づいて順路情報が示す順路から外れて識別情報が送られた場合には、作業者に対し、指定した順路を外れていることを警告するようにしてもよい旨が記載されている。特許文献2記載の管理システムによれば、このような警告を行うことによって、保守点検中に試験漏れの火災感知器を見つけることができる。
また、近年、位置検出用の信号としてビーコン信号を発信するビーコンが建物に設置されることがある。すなわち、ビーコンと、当該ビーコンからのビーコン信号を受信した場合に当該ビーコン信号に基づくビーコン情報をサーバ装置へ送信可能な携帯端末と、当該携帯端末からのビーコン情報に基づいて当該携帯端末の現在位置を判定可能なサーバ装置と、を備えた屋内測位システムが建物に設備されることがある。このような屋内測位システムを火災感知器の保守点検に利用する場合、実際に測位されるのは火災感知器の位置ではなく、ビーコン信号受信機能を有する作業者端末の位置であるため、試験対象の火災感知器の位置を正確に把握できないことがある。
特開2005−250912号公報 特開2010−262388号公報
具体的には、例えば、試験対象の火災感知器の真下に動かせない設備等がある場合や、高所で足場が試験対象の火災感知器から離れている場合など、試験対象の火災感知器に容易に近づけない場合には、作業者は、当該試験対象の火災感知器の直下または真下に近い場所に立つことができないため、遠い位置から作動試験を行うことになる。したがって、この場合、試験対象の火災感知器の位置と作業者(作業者端末)の位置とが離れてしまうため、試験対象の火災感知器の位置を正確に把握することができない。
また、例えば、天井部分に大きな梁があるために2つの火災感知器が近接している場合や、防排煙設備連動用の火災感知器と自火報設備用の火災感知器とが近接している場合や、防犯設備用の火災感知器と自火報設備用の火災感知器とが近接している場合など、2つの火災感知器が近接して設置されている場合には、作業者は、両方の火災感知器を試験できる場所に立ってほぼ同じ位置から作動試験を行うことがある。したがって、この場合には、試験対象の2つの火災感知器の作動試験を作業者(作業者端末)の位置1箇所で行うことが可能なため、試験対象の2つの火災感知器のうち、どちらの感知器について試験したのか正確に把握することができない。
そこで、本発明は、建物の天井等に設置された火災感知器の作動試験を行う感知器試験器において、ICタグが付いている特別な火災感知器が設置されていなくても、火災感知器の位置を正確に把握させることが可能な感知器試験器を提供することを目的とする。また、建物の天井等に設置された火災感知器の保守点検の状況を管理する感知器試験システムにおいて、ICタグが付いている特別な火災感知器が設置されていなくても、火災感知器の位置を正確に把握し、保守点検管理できる感知器試験システムを提供することを目的とする。
本発明の感知器試験器は、
ヘッド部を火災感知器に接近させて当該火災感知器の作動試験を行う感知器試験器において、
前記火災感知器の周辺に設置されている信号発信装置からの信号を受信する信号受信手段と、
前記信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器の位置を特定するための位置特定用情報を外部装置へ送信する位置特定用情報送信手段と、を備え、
前記信号受信手段は、前記ヘッド部に設けられていることを特徴とする。
本発明の感知器試験器によれば、ヘッド部に信号受信手段が設けられているため、試験対象の火災感知器の位置と作業者の位置とが離れてしまう場合でも、試験対象の火災感知器の正確な位置を把握させることができる。
本発明の感知器試験システムは、
ヘッド部を火災感知器に接近させて当該火災感知器の作動試験を行う感知器試験器と、
前記感知器試験器を用いて火災感知器の保守点検を行う作業者が携帯可能な端末装置と、
前記保守点検を管理するサーバ装置と、を備え、
前記感知器試験器は、
前記ヘッド部に設けられ、前記火災感知器の周辺に設置されている信号発信装置からの信号を受信する信号受信手段と、
前記信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器の位置を特定するための位置特定用情報を前記端末装置へ送信する位置特定用情報送信手段と、を備え、
前記端末装置は、前記位置特定用情報送信手段からの位置特定用情報を前記サーバ装置へ転送する位置特定用情報転送手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記位置特定用情報転送手段からの位置特定用情報に基づいて、前記試験対象の火災感知器の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記取得手段によって取得された位置情報に基づいて、作動試験が完了していない火災感知器を前記端末装置により通知させるための通知情報を生成する通知情報生成手段と、
前記通知情報生成手段によって生成された通知情報を前記端末装置へ送信する通知情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の感知器試験システムによれば、感知器試験器のヘッド部に信号受信手段が設けられているため、試験対象の火災感知器の位置と作業者の位置とが離れてしまう場合でも、試験対象の火災感知器の正確な位置を把握することができる。
また、端末装置によって作動試験が完了していない火災感知器を通知できるため、火災感知器の試験漏れを確実に防止することができる。
ここで、前記通知情報生成手段は、前記通知情報として、複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能なリストを、前記端末装置が有する表示手段に表示させるための情報を生成する構成としてもよい。
このように構成することによって、複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能なリストを、端末装置の表示手段に表示することができるため、作動試験が完了していない火災感知器を効果的に通知することができる。
また、前記通知情報生成手段は、前記通知情報として、複数の火災感知器が設置されている建物の設備図であって、当該複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能な図を、前記端末装置が有する表示手段に表示させるための情報を生成する構成としてもよい。
このように構成することによって、複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能な設備図を、端末装置の表示手段に表示することができるため、作動試験が完了していない火災感知器を効果的に通知することができる。
本発明によれば、試験対象の火災感知器の正確な位置が把握可能となる。
すなわち、屋内測位システムが設備されている建物に、火災感知器が設置されている場合には、火災感知器にICタグが取付けられていなくても、保守点検中に試験漏れの火災感知器を見つけることが可能である。
具体的には、例えば、保守点検を行う作業者が保守点検時に携帯する作業者端末に、ビーコンからのビーコン信号を受信するビーコン信号受信機能を付与することで、サーバ装置は、作動試験の試験結果と、当該作動試験を実施した位置(すなわち、試験対象の火災感知器の位置)と、を紐付けることができる。したがって、作動試験が完了した火災感知器と作動試験が完了していない火災感知器とをリアルタイムで判別できるため、保守点検中に試験漏れの火災感知器を見つけることが可能となり、火災感知器の試験漏れを防止することができる。
本発明の実施形態に係る感知器試験器の使用例を示す図である。 本発明の実施形態に係る感知器試験器および感知器試験システムの一例を示す図である。 感知器試験システムにおいて実行される感知器試験処理の一例を示すフローチャートである。 試験済み感知器/未試験感知器のリストの一例を示す。 試験済み感知器/未試験感知器の配置図の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、天井側を上側とし、床側を下側とする。
<感知器試験器>
図1は、本発明の実施形態に係る感知器試験器の使用例を示す図である。
本発明の実施形態の感知器試験器10は、火災感知器Kが正常に作動するか確認するための作動試験に用いられる感知器用作動試験器のうち、熱感知器と煙感知器との双方に使用可能な加熱・加煙試験器であり、例えば図1に示すように、ヘッド部10aと、把持部10bと、ヘッド部10aと把持部10bとを連結する連結部10cと、を備えて構成される。
なお、感知器試験器10は、加熱・加煙試験器に限定されず、熱感知器に使用可能な試験器であってもよいし、煙感知器に使用可能な試験器であってもよいし、炎感知器に使用可能な試験器であってもよい。
ヘッド部10aは、建物の天井T等に設置されている火災感知器Kの下方から当該火災感知器Kを囲って覆うことのできる形状をなしている。
把持部10bは、例えば図1に示すように、火災感知器Kの保守点検を行う作業者によって把持される棒状部材であり、天井T等に設置されている火災感知器Kへとヘッド部10aを近づけるために用いられる。
連結部10cは、把持部10bに対するヘッド部10aの角度を切替可能に、ヘッド部10aと把持部10bとを連結している。すなわち、本実施形態の感知器試験器10は、試験対象の火災感知器Kに対する作業者の位置に応じて、ヘッド角度を切替えることができるよう構成されている。
<感知器試験システム>
図2は、本発明の実施形態に係る感知器試験器および感知器試験システムの一例を示す図である。
本発明の実施形態の感知器試験システム1は、ビーコン20から発信されるビーコン信号を利用して位置情報を取得する屋内測位システムの機能と、感知器試験器10を用いて行う火災感知器Kの保守点検の進捗状況を管理する管理システムの機能と、を兼ね備えている。
具体的には、感知器試験システム1は、例えば図2に示すように、感知器試験器10と、ビーコン20と、作業者端末30と、サーバ装置40と、を備えて構成される。
ビーコン20は、例えば図1に示すように、建物の天井T等に設置されており、位置検出用の信号としてビーコン信号を発信する。本実施形態では、3点測量の手法で火災感知器Kの位置情報を取得するため、感知器試験システム1が設備されている建物には、3つのビーコン20から発信されるビーコン信号に基づいて当該建物内における任意位置の位置情報が取得できるような配置で、複数のビーコン20が設置されている。
感知器試験器10は、例えば図2に示すように、制御部11と、電源部12と、記憶部13と、ビーコン受信部14と、煙/熱発生部15と、感知器作動検出部16と、近距離通信部17と、を備える。
制御部11は、ヘッド部10aまたは把持部10bに設けられており、感知器試験器10の動作を制御する。具体的には、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部13に記憶されているプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
電源部12は、ヘッド部10aまたは把持部10bに設けられており、感知器試験器10の各部に電力を供給する。電源部12には、例えば、電池(一次電池であっても二次電池であってもよい)が着脱自在に装着されている。
記憶部13は、ヘッド部10aまたは把持部10bに設けられており、プログラムデータや各種設定データなどのデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部13は、半導体メモリ等であってよい。
ビーコン受信部14は、ヘッド部10aに設けられており、ビーコン20が発信する電波(ビーコン信号)を受信し、当該ビーコン信号に基づくビーコン情報(ビーコン20の識別子や受信した電波強度などを含む情報)を制御部11に出力する。例えば、ビーコン受信部14は、ビーコン20が発信する電波を受信するアンテナや受信回路などであってよい。
煙/熱発生部15は、ヘッド部10aに設けられており、制御部11からの指示に応じて擬似的な火災を発生する。具体的には、煙/熱発生部15は、試験対象の火災感知器Kが煙感知器である場合には煙を発生し、試験対象の火災感知器Kが熱感知器である場合には熱を発生する。
感知器作動検出部16は、ヘッド部10aに設けられており、制御部11からの指示に応じて火災感知器Kの作動状態を検出し、当該検出結果を作動試験の試験結果情報として制御部11に出力する。
感知器作動検出部16は、火災感知器Kに設けられた表示灯(具体的には、火災感知器Kの発報時に点灯する表示灯)の発光量を検知する受光部であってもよいし、火災感知器Kから無線送信される作動試験の試験結果情報を受信する受信部であってもよい。
感知器作動検出部16が受光部である場合、制御部11は、感知器作動検出部16によって検知された発光量が所定の閾値以上である場合に、火災感知器Kの表示灯が点灯していると判断し、所定の閾値未満である場合に、火災感知器Kの表示灯が点灯していないと判断する。
感知器作動検出部16が受光部である場合、作動試験を行う際に、火災感知器Kを感知器試験器10で余すところなく覆うことが好ましいが、火災感知器Kの設置箇所等によっては火災感知器Kを感知器試験器10で余すところなく覆うことができないこともある。感知器作動検出部16が受光部である場合、火災感知器Kを感知器試験器10で余すところなく覆うことができないと、感知器作動検出部16が照明等の光を検知してしまって、火災感知器Kの表示灯が点灯していないのに、当該表示灯が点灯していると判断してしまい、正確な試験結果を得ることができない可能性がある。そのような可能性があると考えられるときは、感知器作動検出部16によって、作動試験の開始直前(例えば、煙/熱発生部15の動作直前)の発光量と、作動試験の実行中(煙/熱発生部15の動作中または動作直後)の発光量と、を検知し、制御部11によって、発光量の増加量が所定の閾値以上である場合に火災感知器Kの表示灯が点灯していると判断するように構成することも可能である。このように構成することで、火災感知器Kに対する感知器試験器10の当て方にかかわらず、正確な試験結果を得ることができる。
近距離通信部17は、ヘッド部10aまたは把持部10bに設けられており、制御部11からの指示に応じて作業者端末30等の外部機器との間で近距離無線通信を行う。例えば、近距離通信部17は、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
本実施形態においては、ビーコン受信部14が、ヘッド部10aに設けられ、火災感知器Kの周辺に設置されている信号発信装置(ビーコン20)からの信号(ビーコン信号)を受信する信号受信手段をなす。
また、近距離通信部17が、信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器Kの位置を特定するための位置特定用情報(ビーコン情報)を外部装置(作業者端末30)へ送信する位置特定用情報送信手段をなす。
このように、感知器試験器10のヘッド部10aにビーコン受信部14が装着されているため、試験対象の火災感知器Kの位置と作業者(作業者端末30)の位置とが離れてしまう場合でも、試験対象の火災感知器Kの正確な位置を把握することができる。
なお、信号発信装置は、音波信号等のビーコン信号を発信するビーコン20に限定されるものではなく、適宜変更可能であり、例えば、Wi−Fi信号等を発信する無線LANアクセスポイント等であってもよい。
作業者端末30は、例えば、火災感知器Kの保守点検を行う作業者が携帯可能な端末装置(スマートフォン等)である。具体的には、作業者端末30は、例えば図2に示すように、制御部31と、操作入力部32と、表示部33と、記憶部34と、近距離通信部35と、ネットワーク通信部36と、を備える。
制御部31は、作業者端末30の動作を制御する。具体的には、制御部31は、CPU、ROM、RAM等を有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部34に記憶されているプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部32は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部31へ出力する。例えば、操作入力部32は、表示部33と一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
表示部33は、制御部31から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)素子などを用いたFPD(Flat Panel Display)等であってよい。
記憶部34は、プログラムデータや各種設定データなどのデータを制御部31から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部34は、半導体メモリ等であってよい。
近距離通信部35は、制御部31からの指示に応じて感知器試験器10等の外部機器との間の近距離無線通信を行う。例えば、近距離通信部35は、Bluetoothを用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
ネットワーク通信部36は、アンテナや通信回路を有し、制御部31からの指示に応じてサーバ装置40等の外部機器との間で通信ネットワークNを介した無線通信を行う。具体的には、ネットワーク通信部36は、通信ネットワークNを介してデータ通信を行う無線通信IC(Integrated Circuit)等であってよい。
サーバ装置40は、複数の建物における火災感知器Kの保守点検を管理可能に構成されている。具体的には、サーバ装置40は、例えば図2に示すように、制御部41と、操作入力部42と、表示部43と、記憶部44と、ネットワーク通信部45と、を備える。
制御部41は、サーバ装置40の動作を中央制御する。具体的には、制御部41は、CPU、ROM、RAM等を有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部44に記憶されているプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部42は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部41へ出力する。例えば、操作入力部42は、文字入力キーや数字入力キーなど備えたキーボード、マウスやタッチペンなどのポインティングデバイス等であってよい。また、操作入力部42は、表示部43と一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
表示部43は、制御部41から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部43は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCDなどであってよい。
記憶部44は、プログラムデータや各種設定データなどのデータを制御部41から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部44は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ等であってよい。
記憶部44は、感知器試験システム1が設備されている建物に関する建物情報を、建物毎に予め記憶している。建物情報は、例えば、建物の位置を示す建物位置情報や、当該建物のフロア毎の建物フロア情報などを含む情報である。建物フロア情報には、例えば、フロアの設備図と、当該フロアに設置されているビーコン20の識別子と、が含まれる。したがって、ビーコン20の識別子に基づいて、当該ビーコン20が設置されているフロアの設備図や当該ビーコン20が設置されている建物の位置などを、記憶部44から取得することができる。
ネットワーク通信部45は、制御部41からの指示に応じて、所定の通信プロトコルを用いて、作業者端末30等の外部機器との間で通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。具体的には、ネットワーク通信部45は、通信用ICや通信コネクタなどを有する通信インターフェイスである。
《感知器試験処理》
図3は、本実施形態の感知器試験システムにおいて実行される感知器試験処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、建物Aに設置されている複数の火災感知器Kのうちの火災感知器K1を試験対象とした場合を例に、感知器試験処理について説明する。建物Aには、フロアL1からフロアL20まであり、各フロアに火災感知器Kが設置されている。フロアL1には火災感知器K1が設置されているとする。
図3に示すように、感知器試験処理では、まず、感知器試験器10の制御部11が、煙/熱発生部15および感知器作動検出部16を制御し、火災感知器K1の作動試験を行って試験結果情報を取得する(ステップS1)。
次いで、制御部11は、ビーコン受信部14が作動試験中に受信したビーコン信号に基づくビーコン情報(ビーコン20の識別子や受信した電波強度などを含む情報)を取得する(ステップS2)。
本実施形態では、3点測量の手法で火災感知器Kの位置情報を取得するため、3つのビーコン20から発信されたビーコン信号それぞれに基づくビーコン情報を取得する。すなわち、3つのビーコン情報を取得する。なお、取得するビーコン情報の個数は3つに限定されるものではなく、火災感知器Kの位置情報の取得法等に応じて適宜変更可能である。
次いで、制御部11は、ステップS1で取得した試験結果情報と、ステップS2で取得したビーコン情報と、を近距離通信部17から作業者端末30へ送信する(ステップS3)。
そして、近距離通信部35が試験結果情報およびビーコン情報を受信すると、作業者端末30の制御部31は、近距離通信部35が受信した試験結果情報およびビーコン情報を、ネットワーク通信部36から通信ネットワークNを介してサーバ装置40へ送信する(ステップS4)。
すなわち、近距離通信部35およびネットワーク通信部36が、位置特定用情報送信手段(感知器試験器10の近距離通信部17)からの位置特定用情報(ビーコン情報)をサーバ装置40へ転送する位置特定用情報転送手段をなす。
そして、ネットワーク通信部45が試験結果情報およびビーコン情報を受信すると、サーバ装置40の制御部41は、ネットワーク通信部45が受信したビーコン情報に含まれるビーコン20の識別子等に基づいて、当該ビーコン20が設置されているフロア、すなわち火災感知器K1が設置されているフロアL1の設備図情報を記憶部44の建物情報記憶領域から取得する(ステップS5)。
次いで、制御部41は、ネットワーク通信部45が受信したビーコン情報と、ステップS5で取得した設備図情報と、に基づいて、3点測量の手法で火災感知器K1の位置情報を取得する(ステップS6)。
すなわち、制御部41が、位置特定用情報転送手段(作業者端末30の近距離通信部35およびネットワーク通信部36)からの位置特定用情報(ビーコン情報)に基づいて、試験対象の火災感知器Kの位置情報を取得する位置情報取得手段をなす。
なお、火災感知器Kの位置情報の取得法は、3点測量の手法に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
次いで、制御部41は、フロアL1の設備図情報の保守点検中フラグがONであるか判定する(ステップS7)。
ステップS7で保守点検中フラグがOFFであると判定した場合(ステップS7;No)、すなわち建物Aに設置されている火災感知器K群に対する今回の保守点検において、フロアL1に設置されている複数の火災感知器Kのうち最初に作動試験を行った火災感知器Kが火災感知器K1である場合には、制御部41は、フロアL1の設備図情報の保守点検中フラグをONにする(ステップS8)。
次いで、制御部41は、ネットワーク通信部45が受信した試験結果情報と、ステップS6で取得した位置情報と、に基づいて試験済み感知器/未試験感知器のリストを表示させるためのリスト表示情報(ここでは、フロアL1用のリスト表示情報)を生成して記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶させるとともに、ステップS5で取得した設備図情報と、ステップS6で取得した位置情報と、に基づいて試験済み感知器/未試験感知器の配置図を表示させるための配置図表示情報(ここでは、フロアL1用の配置図表示情報)を生成して記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶させる(ステップS9)。
すなわち、制御部41が、取得手段(制御部41)によって取得された位置情報に基づいて、作動試験が完了していない火災感知器Kを端末装置(作業者端末30)により通知させるための通知情報を生成する通知情報生成手段をなす。
本実施形態では、通知情報生成手段は、通知情報として、複数の火災感知器Kのうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器Kであるかを判別可能なリスト(試験済み感知器/未試験感知器のリスト)を、端末装置(作業者端末30)が有する表示手段(表示部33)に表示させるための情報(リスト表示情報)を生成するよう構成されている。
また、通知情報生成手段は、通知情報として、複数の火災感知器Kが設置されている建物の設備図であって、当該複数の火災感知器Kのうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器Kであるかを判別可能な図(試験済み感知器/未試験感知器の配置図)を、端末装置(作業者端末30)が有する表示手段(表示部33)に表示させるための情報(配置図表示情報)を生成するよう構成されている。
なお、本実施形態では、通知情報として、リスト表示情報および配置図表示情報の2つの情報を生成したが、これに限定されるものではなく適宜変更可能であり、通知情報は、例えば、リスト表示情報および配置図表示情報の何れか一方であってもよいし、リスト表示情報および配置図表示情報以外の情報であってもよい。
図4(a)に、試験済み感知器/未試験感知器のリストの一例を示す。
試験済み感知器/未試験感知器のリストでは、例えば図4(a)に示すように、フロアL1に設置されている火災感知器Kを識別するための感知器IDと、作動試験が完了しているか否かと、作動試験の試験結果と、作動試験を行った日時と、などが表示される。
図5(a)に、試験済み感知器/未試験感知器の配置図の一例を示す。
試験済み感知器/未試験感知器の配置図では、例えば図5(a)に示すように、フロアL1の各設備(火災感知器やエレベータや階段や部屋など)の設置位置が表示されるとともに、作動試験が完了している火災感知器Kと作動試験が完了していない火災感知器Kとが異なる表示態様で表示される。なお、図5(a)に示す例では、作動試験が完了している火災感知器Kをハッチング表示しているが、表示態様はこれに限定されるものではなく、例えば、作動試験が完了している火災感知器Kを○で囲んで表示してもよい。
次いで、制御部41は、ステップS9で生成したリスト表示情報および配置図表示情報を、ネットワーク通信部45から通信ネットワークNを介して作業者端末30へ送信する(ステップS11)。すなわち、ネットワーク通信部45が、通知情報生成手段(制御部41)によって生成された通知情報(リスト表示情報および配置図表示情報)を端末装置(作業者端末30)へ送信する通知情報送信手段をなす。
そして、ネットワーク通信部36がリスト表示情報および配置図表示情報を受信すると、作業者端末30の制御部31は、ネットワーク通信部36が受信したリスト表示情報に基づいて、試験済み感知器/未試験感知器のリストを表示部33に表示するとともに、ネットワーク通信部36が受信した配置図表示情報に基づいて、試験済み感知器/未試験感知器の配置図を表示部33に表示する(ステップS12)。これにより、作業者端末30の表示部33に、新規に作成された試験済み感知器/未試験感知器のリスト(図4(a)参照)や、新規に作成された試験済み感知器/未試験感知器の配置図(図5(a)参照)が表示されるため、作業者は、建物Aにおける火災感知器Kの保守点検の進捗状況を把握することができる。
また、ステップS7で保守点検中フラグがONであると判定した場合(ステップS7;Yes)、すなわち建物Aに設置されている火災感知器K群に対する今回の保守点検において、フロアL1に設置されている複数の火災感知器Kのうち最初に作動試験を行った火災感知器Kが火災感知器K1でない場合には、制御部41は、ネットワーク通信部45が受信した試験結果情報と、ステップS6で取得した位置情報と、に基づいて記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているフロアL1用のリスト表示情報を更新するとともに、ステップS6で取得した位置情報に基づいて記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているフロアL1用の配置図表示情報を更新する(ステップS10)。
次いで、制御部41は、ステップS10で更新したリスト表示情報および配置図表示情報を、ネットワーク通信部45から通信ネットワークNを介して作業者端末30へ送信する(ステップS11)。これにより、作業者端末30の表示部33に、新たに更新された試験済み感知器/未試験感知器のリスト(図4(b)参照)や、新たに更新された試験済み感知器/未試験感知器の配置図(図5(b)参照)が表示されるため、作業者は、建物Aにおける火災感知器Kの保守点検の進捗状況を把握することができる。
なお、試験済み感知器/未試験感知器の配置図では、作動試験が完了している複数の火災感知器Kのうちの何れが最後に作動試験の行われた火災感知器Kであるか判別可能であってもよい。このように構成することによって、作業者は、自身の現在位置(おおよその現在位置)を把握することができる。
ステップS9でリスト表示情報および配置図表示情報を送信した後、サーバ装置40の制御部41は、記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているフロアL1用のリスト表示情報等に基づいて、フロアL1に設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了したか判定する(ステップS13)。
ステップS13でフロアL1に設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了していないと判定した場合(ステップS13;No)には、制御部41は、ステップS15の処理に移行する。
ステップS13でフロアL1に設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了したと判定した場合(ステップS13;Yes)には、制御部41は、フロアL1の設備図情報の保守点検中フラグをOFFにして(ステップS14)、ステップS15の処理に移行する。
ステップS15では、記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているリスト表示情報等に基づいて、建物Aに設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了したか判定する(ステップS15)。
ステップS15で建物Aに設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了していないと判定した場合(ステップS15;No)には、制御部41は、火災感知器K1についての感知器試験処理を終了する。
ステップS15で建物Aに設置されている全ての火災感知器Kの作動試験が完了したと判定した場合(ステップS15;Yes)には、制御部41は、記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているフロアL1〜L20用の各リスト表示情報等に基づいて、建物Aに設置されている全ての火災感知器Kの試験結果のリスト(以下「総合試験結果表」という。)を表示させるための結果表表示情報を生成し、ネットワーク通信部45から通信ネットワークNを介して作業者端末30へ送信して(ステップS16)。その後、制御部41は、記憶部44の保守点検中記憶領域に記憶されているフロアL1〜L20用の各リスト表示情報や各配置図表示情報を消去して、火災感知器K1についての感知器試験処理を終了する。なお、記憶部44の保守点検中記憶領域から消去されるフロアL1〜L20用の各リスト表示情報や各配置図表示情報は、例えば、過去の感知器点検情報として、記憶部44の建物情報記憶領域等に記憶されてもよい。
そして、ネットワーク通信部36が結果表表示情報を受信すると、作業者端末30の制御部31は、ネットワーク通信部36が受信した結果表表示情報に基づいて、総合試験結果表を表示部33に表示する(ステップS17)。また、作業者端末30がプリンタに接続されている場合には、作業者は、作業者端末30の操作入力部32を操作して総合試験結果表をプリントアウトし、顧客(建物Aの責任者等)に提出することができる。
このように本実施形態の感知器試験システム1によれば、ヘッド部10aを火災感知器Kに接近させて当該火災感知器Kの作動試験を行う感知器試験器10と、感知器試験器10を用いて火災感知器Kの保守点検を行う作業者が携帯可能な端末装置(作業者端末30)と、保守点検を管理するサーバ装置40と、を備え、感知器試験器10は、ヘッド部10aに設けられ、火災感知器Kの周辺に設置されている信号発信装置(ビーコン20)からの信号(ビーコン信号)を受信する信号受信手段(ビーコン受信部14)と、信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器Kの位置を特定するための位置特定用情報(ビーコン情報)を端末装置(作業者端末30)へ送信する位置特定用情報送信手段(近距離通信部17)と、を備え、端末装置は、位置特定用情報送信手段からの位置特定用情報をサーバ装置40へ転送する位置特定用情報転送手段(近距離通信部35およびネットワーク通信部36)を備え、サーバ装置40は、位置特定用情報転送手段からの位置特定用情報に基づいて、試験対象の火災感知器Kの位置情報を取得する位置情報取得手段(制御部41)と、取得手段によって取得された位置情報に基づいて、作動試験が完了していない火災感知器Kを端末装置により通知させるための通知情報(リスト表示情報および配置図表示情報)を生成する通知情報生成手段(制御部41)と、通知情報生成手段によって生成された通知情報を端末装置へ送信する通知情報送信手段(ネットワーク通信部45)と、を備えている。
したがって、感知器試験器10のヘッド部10aにビーコン受信部14が装着されているため、試験対象の火災感知器Kの位置と作業者(作業者端末30)の位置とが離れてしまう場合でも、試験対象の火災感知器Kの正確な位置を把握することができる。
また、作業者端末30によって作動試験が完了していない火災感知器Kを通知できるため、火災感知器Kの試験漏れを確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。
例えば、上記の実施形態では、感知器試験器10と端末装置(作業者端末30)とは別体であるが、感知器試験器10と端末装置(作業者端末30)とは一体的に構成されていてもよい。
また、例えば、上記の実施形態では、試験結果情報および位置特定用情報(ビーコン情報)を、端末装置(作業者端末30)を経由して感知器試験器10からサーバ装置40へと送信するよう構成したが、感知器試験器10にネットワーク通信部を設け、試験結果情報および位置特定用情報の少なくとも一方を、端末装置を経由せずに感知器試験器10からサーバ装置40へと送信するよう構成してもよい。
また、例えば、端末装置(作業者端末30)にもビーコン受信部を設け、表示部33に表示されている試験済み感知器/未試験感知器の配置図等に、作業者の現在位置をリアルタイムで反映させるよう構成してもよい。
また、例えば、端末装置(作業者端末30)にもビーコン受信部を設け、建物の設備図であって作業者の現在位置が判別可能な図(現在位置図)を、試験済み感知器/未試験感知器の配置図と別に表示部33に表示させるよう構成してもよい。
また、例えば、端末装置(作業者端末30)にもビーコン受信部を設け、試験済み感知器/未試験感知器の配置図を表示部33に表示するか、建物の設備図であって作業者の現在位置が判別可能な図(現在位置図)を表示部33に表示するかを、作業者が選択できるよう構成してもよい。
その他、実施形態で示した構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 感知器試験システム
10 感知器試験器
10a ヘッド部
14 ビーコン受信部(信号受信手段)
17 近距離通信部(位置特定用情報送信手段)
20 ビーコン(信号発信装置)
30 作業者端末(外部装置、端末装置)
35 近距離通信部(位置特定用情報転送手段)
36 ネットワーク通信部(位置特定用情報転送手段)
40 サーバ装置
41 制御部(位置情報取得手段、通知情報生成手段)
45 ネットワーク通信部(通知情報送信手段)
K 火災感知器

Claims (4)

  1. ヘッド部を火災感知器に接近させて当該火災感知器の作動試験を行う感知器試験器において、
    前記火災感知器の周辺に設置されている信号発信装置からの信号を受信する信号受信手段と、
    前記信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器の位置を特定するための位置特定用情報を外部装置へ送信する位置特定用情報送信手段と、を備え、
    前記信号受信手段は、前記ヘッド部に設けられていることを特徴とする感知器試験器。
  2. ヘッド部を火災感知器に接近させて当該火災感知器の作動試験を行う感知器試験器と、
    前記感知器試験器を用いて火災感知器の保守点検を行う作業者が携帯可能な端末装置と、
    前記保守点検を管理するサーバ装置と、を備え、
    前記感知器試験器は、
    前記ヘッド部に設けられ、前記火災感知器の周辺に設置されている信号発信装置からの信号を受信する信号受信手段と、
    前記信号受信手段によって受信された信号に基づく情報であって、試験対象の火災感知器の位置を特定するための位置特定用情報を前記端末装置へ送信する位置特定用情報送信手段と、を備え、
    前記端末装置は、前記位置特定用情報送信手段からの位置特定用情報を前記サーバ装置へ転送する位置特定用情報転送手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記位置特定用情報転送手段からの位置特定用情報に基づいて、前記試験対象の火災感知器の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得手段によって取得された位置情報に基づいて、作動試験が完了していない火災感知器を前記端末装置により通知させるための通知情報を生成する通知情報生成手段と、
    前記通知情報生成手段によって生成された通知情報を前記端末装置へ送信する通知情報送信手段と、を備えることを特徴とする感知器試験システム。
  3. 前記通知情報生成手段は、前記通知情報として、複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能なリストを、前記端末装置が有する表示手段に表示させるための情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の感知器試験システム。
  4. 前記通知情報生成手段は、前記通知情報として、複数の火災感知器が設置されている建物の設備図であって、当該複数の火災感知器のうちの何れが作動試験の完了していない火災感知器であるかを判別可能な図を、前記端末装置が有する表示手段に表示させるための情報を生成することを特徴とする請求項2または3に記載の感知器試験システム。
JP2016167499A 2016-08-30 2016-08-30 感知器試験器および感知器試験システム Active JP6722547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167499A JP6722547B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 感知器試験器および感知器試験システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167499A JP6722547B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 感知器試験器および感知器試験システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018036741A JP2018036741A (ja) 2018-03-08
JP6722547B2 true JP6722547B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=61564867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016167499A Active JP6722547B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 感知器試験器および感知器試験システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6722547B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102022887B1 (ko) * 2018-04-09 2019-09-19 김용규 무선화재감시 시스템
JP7165010B2 (ja) * 2018-09-28 2022-11-02 ニッタン株式会社 火災報知システム
JP7240198B2 (ja) * 2019-02-22 2023-03-15 ニッタン株式会社 発信器の点検支援方法および点検支援システム
JP7253937B2 (ja) * 2019-02-28 2023-04-07 ニッタン株式会社 感知器の保守点検支援方法
JP7370165B2 (ja) * 2019-04-25 2023-10-27 ホーチキ株式会社 防災システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262388A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Shoei Denshi Kogyo Kk 作業端末、管理システムおよびプログラム
KR101076003B1 (ko) * 2009-08-21 2011-10-21 한국소방산업기술원 화재 감지기용 표준 감도 시험기
JP6005380B2 (ja) * 2012-03-29 2016-10-12 能美防災株式会社 点検支援装置および点検支援システム
US9552720B2 (en) * 2014-01-17 2017-01-24 Tyco Fire & Security Gmbh Testing system and method for fire alarm system
WO2015145684A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 株式会社日立産機システム 通信装置および試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018036741A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6722547B2 (ja) 感知器試験器および感知器試験システム
KR101575983B1 (ko) 안전 관리 지능형 통합 관제 시스템, 서버 및 방법
US9619125B2 (en) Systems and methods for addressably programming a notification safety device
EP3229216B1 (en) Systems and methods of increasing the efficiency and accuracy of a walk test in a fire alarm system
KR101017273B1 (ko) 재난관리용 서버와 이를 이용한 재난관리 시스템 및 이를 위한 재난관리방법
KR101965158B1 (ko) 실시간 작업자 위치 및 신체 상태 추적 기반의 안전 관리 시스템
KR101709157B1 (ko) 소방 관리 시스템 및 소방 시설의 관리를 위한 방법
JP2010262388A (ja) 作業端末、管理システムおよびプログラム
JP2017135943A (ja) 無人飛行検電装置
JP5668558B2 (ja) 無線環境調査装置および電波強度測定端末
JP2008206022A (ja) 移動体位置検出システム
JP7240198B2 (ja) 発信器の点検支援方法および点検支援システム
JP7253937B2 (ja) 感知器の保守点検支援方法
JP6087595B2 (ja) 炉体の検査システム及び検査方法
KR20200086400A (ko) 듀얼 ap와 비콘 간 통신 커버리지를 활용한 건설장비 접근감지 시스템 및 그 방법
JP2016194840A (ja) 試験システム
JP6955902B2 (ja) 発信機の保守点検支援システム
JP6388534B2 (ja) 自動火災報知設備
JP6517547B2 (ja) 携帯端末装置、プログラム、及び位置監視システム
JP4859405B2 (ja) 点検工事管理装置、点検工事管理システム、及び点検工事管理方法
JP5836106B2 (ja) 環境測定システム
KR20150080052A (ko) 지그비 통신에서 모바일 기기를 이용한 선박의 장비 관리 시스템 및 방법
KR102595167B1 (ko) 관성력을 이용한 소화기 점검 시스템 및 그 동작 방법
KR102057117B1 (ko) 휴대용 멀티 테스터
US11995294B2 (en) Information processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6722547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250