JP6721005B2 - クレーン - Google Patents
クレーン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6721005B2 JP6721005B2 JP2018117943A JP2018117943A JP6721005B2 JP 6721005 B2 JP6721005 B2 JP 6721005B2 JP 2018117943 A JP2018117943 A JP 2018117943A JP 2018117943 A JP2018117943 A JP 2018117943A JP 6721005 B2 JP6721005 B2 JP 6721005B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower spreader
- pin
- spreader
- guard
- side bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
下部本体11に対する上部旋回体13の回転軸が延びる方向を、上下方向Zとする。上下方向Zにおいて、下部本体11から上部旋回体13に向かう側を上側Z1とし、その逆側を下側Z2とする。上下方向Zに直交する方向であって、旋回フレーム20の長手方向を前後方向Xとする。前後方向Xにおいて、旋回フレーム20へのカウンターウエイト13aの取付部から、旋回フレーム20へのブーム30の取付部に向かう側を、前側X1とし、その逆側を後側X2とする。上下方向Zおよび前後方向Xに直交する方向を、横方向Yとする。図5に示すように、前後方向Xに延びる中心軸であって、後述する旋回フレーム側ブラケット23・23の横方向Yにおける中央を通る中心軸を、中心軸20aとする。横方向Yにおいて、中心軸20aに近づく側を横方向内側Y1とし、中心軸20aから遠ざかる側を横方向外側Y2とする。
横方向Yに直交する方向であって、シーブ中心軸51cとピン中心軸61cとを結ぶ直線が延びる方向を、方向Dとする。方向Dは、横方向Yから見たときの下部スプレッダ50の長手方向である。方向Dにおいて、シーブ中心軸51cからピン中心軸61cに向かう側をD1側(下部スプレッダ50基端側)とし、その逆側をD2側(下部スプレッダ50先端側)とする。横方向Yおよび方向Dに直交する方向を、方向E(下部スプレッダ50厚さ方向)とする。方向Eには、E1側と、E2側と、がある。図8に示すように、D1側が下側Z2、D2側が上側Z1、となるように、下部スプレッダ50を起立状態にしたときに、前側X1と一致する側を、E1側(下部スプレッダ50厚さ方向第1側)とする。E方向におけるE1側とは逆側をE2側(下部スプレッダ50厚さ方向第2側)とする。
図3に示すクレーン1は、以下のように作動するように構成される。
クレーン1の輸送時には、旋回フレーム20と、マスト41と、が互いに切り離された状態で輸送される。上部スプレッダ45、下部スプレッダ50、およびウインチ46は、マスト41に取り付けられた状態で輸送される。輸送後、クレーン1が組み立てられる。具体的には、マスト41の基端部は、旋回フレーム20に取り付けられる。そして、マスト41は、後側倒伏状態とされる。この状態で、ウインチ46は、旋回フレーム20の所定位置に取り付けられる。また、下部スプレッダ50は、後倒し状態で、旋回フレーム20への取付位置に配置される。このとき、図4に示すピン61は、ピン受け部25aに載せられる。このときのロープ44の配置については後述する。この状態で、図7に示すピン着脱シリンダ63が伸張することで、ピン61は、旋回フレーム側ブラケット23および下部スプレッダ側ブラケット52に差し込まれる。次に、ピン固定部材65が、ピン61および下部スプレッダ側ブラケット52に取り付けられる。また、図3に示すマスト41と下部スプレッダ50との接続が切り離される。なお、上記の手順とは逆の手順により、下部スプレッダ50およびマスト41などが、旋回フレーム20から取り外される(クレーン1の分解が行われる)。
図2に示すように、クレーン1の組立時には、マスト41が前傾状態とされる場合がある。例えば、組立用シリンダ42により作業が行われる場合や、ブーム30が組み立てられる場合などに、マスト41が前傾姿勢とされる。このとき、上部スプレッダ45(マスト先端部41tは)は、下部スプレッダ50よりも前側X1に配置される。このとき、下部スプレッダ50は、前倒し状態(図9参照)である。
図1に示すように、クレーン1が作業可能な状態(姿勢)のとき、マスト41は作業状態(後傾状態)となる。このとき、上部スプレッダ45は、下部スプレッダ50の真上またはほぼ真上に配置される。このとき、下部スプレッダ50は、起立状態(図8参照)である。
図4に示すように、下部スプレッダ50が後倒し状態のとき、下部スプレッダ本体部51がピン61よりも後側X2に配置される。このとき、シーブ中心軸51cが、ピン中心軸61cよりも後側X2に配置される。このとき、D2側は、後側X2に向かう側である。このとき、図4に示す例では、D2側は、前後方向Xに対して傾斜し、後側X2および下側Z2に向かう側である。
図9に示すように、下部スプレッダ50が前倒し状態のとき、下部スプレッダ本体部51がピン61よりも前側X1に配置される。このとき、シーブ中心軸51cが、ピン中心軸61cよりも前側X1に配置される。このとき、D2側は、前側X1に向かう側である。このとき、図9に示す例では、D2側は、前後方向Xに対して傾斜し、前側X1および上側Z1に向かう側である。
図8に示すように、下部スプレッダ50が起立状態のとき、下部スプレッダ本体部51がピン61の上側Z1(真上または略真上)に配置される。下部スプレッダ50が起立状態のときの、回転軸80cに対するガード部80および錘部90の位置(相対位置)は、下部スプレッダ50が後倒し状態(図4参照)のときの相対位置を維持(または、ほぼ維持)する。
なお、ピン中心軸61cを中心として下部スプレッダ50が回転したときに、ガード部80が旋回フレーム20に接触しても、ピン中心軸61cを中心とする下部スプレッダ50の回転が妨げられない場合がある。さらに詳しくは、ピン中心軸61cを中心として下部スプレッダ50が回転したときに、ガード部80が旋回フレーム20に接触すると、回転軸80cを中心にガード部80が回転する。その結果、ピン中心軸61cを中心とする下部スプレッダ50の回転が妨げられない場合がある。そのため、ピン中心軸61cを中心とする下部スプレッダ50の回転が妨げられなければ、ガード部80は、旋回フレーム20など(例えば突出物25など)に接触してもよい(連結部73および錘部90についても同様)。
図1に示すクレーン1による効果は次の通りである。
クレーン1は、旋回フレーム20と、下部スプレッダ50と、図4に示すピン61と、ガード部80と、ロープ44(線状部材)と、を備える。下部スプレッダ50は、旋回フレーム20に回転可能に取り付けられ、後倒し状態になることが可能である。ピン61は、旋回フレーム20と下部スプレッダ50とを接続し、横方向Yに延びる中心軸(ピン中心軸61c)を有する。ガード部80は、下部スプレッダ50に取り付けられる。図4に示すように、下部スプレッダ50は、下部スプレッダ本体部51と、下部スプレッダ側ブラケット52と、を備える。下部スプレッダ本体部51は、複数のシーブ51aを有する。下部スプレッダ側ブラケット52は、下部スプレッダ本体部51に取り付けられ、ピン61を介して旋回フレーム20に取り付けられる。
この効果の具体例は次の通りである。上記[構成1−3]では、ガード部80は、下部スプレッダ側ブラケット52よりも横方向内側Y1に配置される。この下部スプレッダ側ブラケット52よりも横方向内側Y1の領域には、ガード部80だけでなく、干渉抑制対象物(例えば突出物25など)が配置される場合がある。そのため、ガード部80と干渉抑制対象物との干渉によって、旋回フレーム20に対する下部スプレッダ50の回転が妨げられる場合がある。
[構成2]クレーン1は、図4に示すように、ガード部80に接続される錘部90を備える。錘部90は、下部スプレッダ側ブラケット52に対するガード部80の回転軸80cに対して、ガード部80とは反対側に設けられる。
図7に示すように、下部スプレッダ側ブラケット52は、下部スプレッダ側ブラケット本体部53と、内側突出部57aと、を備える。内側突出部57aは、下部スプレッダ側ブラケット本体部53から横方向内側Y1に突出する。
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。例えば、互いに異なる複数の構成要素として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
20 旋回フレーム
42a 配管(線状部材)
44 ロープ(線状部材)
50 下部スプレッダ
51 下部スプレッダ本体部
52 下部スプレッダ側ブラケット
53 下部スプレッダ側ブラケット本体部
55 ピン孔
57a 内側突出部
61 ピン
80 ガード部
83 回転規制部
90 錘部
Claims (3)
- 旋回フレームと、
前記旋回フレームに回転可能に取り付けられ、後倒し状態になることが可能な下部スプレッダと、
前記旋回フレームと前記下部スプレッダとを接続し、横方向に延びる中心軸を有するピンと、
前記下部スプレッダに取り付けられるガード部と、
線状部材と、
を備え、
前記下部スプレッダは、
複数のシーブを有する下部スプレッダ本体部と、
前記下部スプレッダ本体部に取り付けられ、前記ピンを介して前記旋回フレームに取り付けられる下部スプレッダ側ブラケットと、
を備え、
前記線状部材は、前記下部スプレッダが後倒し状態のとき、前記ピンよりも上側および前側の少なくともいずれかに配置され、
前記ガード部は、前記下部スプレッダ側ブラケットに対する相対位置を変えるように前記下部スプレッダ側ブラケットに回転可能に取り付けられ、前記下部スプレッダ側ブラケットよりも横方向内側に配置され、前記下部スプレッダが後倒し状態のときに前記ピンと前記線状部材との間に配置可能に構成される、
クレーン。 - 旋回フレームと、
前記旋回フレームに回転可能に取り付けられ、後倒し状態になることが可能な下部スプレッダと、
前記旋回フレームと前記下部スプレッダとを接続し、横方向に延びる中心軸を有するピンと、
前記下部スプレッダに取り付けられるガード部と、
前記ガード部に接続される錘部と、
線状部材と、
を備え、
前記下部スプレッダは、
複数のシーブを有する下部スプレッダ本体部と、
前記下部スプレッダ本体部に取り付けられ、前記ピンを介して前記旋回フレームに取り付けられる下部スプレッダ側ブラケットと、
を備え、
前記線状部材は、前記下部スプレッダが後倒し状態のとき、前記ピンよりも上側および前側の少なくともいずれかに配置され、
前記ガード部は、前記下部スプレッダ側ブラケットに回転可能に取り付けられ、前記下部スプレッダ側ブラケットよりも横方向内側に配置され、前記下部スプレッダが後倒し状態のときに前記ピンと前記線状部材との間に配置可能に構成され、
前記錘部は、前記下部スプレッダ側ブラケットに対する前記ガード部の回転軸に対して前記ガード部とは反対側に設けられる、
クレーン。 - 旋回フレームと、
前記旋回フレームに回転可能に取り付けられ、後倒し状態になることが可能な下部スプレッダと、
前記旋回フレームと前記下部スプレッダとを接続し、横方向に延びる中心軸を有するピンと、
前記下部スプレッダに取り付けられるガード部と、
線状部材と、
を備え、
前記下部スプレッダは、
複数のシーブを有する下部スプレッダ本体部と、
前記下部スプレッダ本体部に取り付けられ、前記ピンを介して前記旋回フレームに取り付けられる下部スプレッダ側ブラケットと、
を備え、
前記線状部材は、前記下部スプレッダが後倒し状態のとき、前記ピンよりも上側および前側の少なくともいずれかに配置され、
前記下部スプレッダ側ブラケットは、
下部スプレッダ側ブラケット本体部と、
前記下部スプレッダ側ブラケット本体部から横方向内側に突出する内側突出部と、
を備え、
前記ガード部は、前記下部スプレッダ側ブラケットに回転可能に取り付けられ、前記下部スプレッダ側ブラケットよりも横方向内側に配置され、前記下部スプレッダが後倒し状態のときに前記ピンと前記線状部材との間に配置可能に構成され、
前記ガード部は、前記下部スプレッダが後倒し状態のときに前記内側突出部に接触することで、前記下部スプレッダ側ブラケットに対する前記ガード部の回転であって前記ガード部が前記ピンの中心軸に近づく側の回転を規制する回転規制部を備える、
クレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018117943A JP6721005B2 (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018117943A JP6721005B2 (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | クレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019218194A JP2019218194A (ja) | 2019-12-26 |
JP6721005B2 true JP6721005B2 (ja) | 2020-07-08 |
Family
ID=69095857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018117943A Active JP6721005B2 (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | クレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6721005B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4787524A (en) * | 1985-09-25 | 1988-11-29 | National-Oilwell | Overload protection system for a crane |
JP2553328Y2 (ja) * | 1992-07-09 | 1997-11-05 | 日立建機株式会社 | アーム式作業機 |
JP2001158590A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | クレーンの巻上ワイヤ巻込み防止装置 |
JP4801490B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2011-10-26 | 日立住友重機械建機クレーン株式会社 | クレーンのロープ外れ止め装置 |
JP5227817B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-07-03 | 日立住友重機械建機クレーン株式会社 | ロープ外れ止め装置 |
JP6079269B2 (ja) * | 2013-01-29 | 2017-02-15 | コベルコ建機株式会社 | 起伏部材 |
JP6128163B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2017-05-17 | コベルコ建機株式会社 | 移動式クレーン及び移動式クレーンのブーム起立方法 |
JP6607224B2 (ja) * | 2016-05-26 | 2019-11-20 | コベルコ建機株式会社 | 起伏装置 |
-
2018
- 2018-06-21 JP JP2018117943A patent/JP6721005B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019218194A (ja) | 2019-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9783953B2 (en) | Bail assembly | |
EP2664717A2 (en) | Cab frame for a construction machine | |
WO2020031842A1 (ja) | クレーン | |
JP6721005B2 (ja) | クレーン | |
JP6134631B2 (ja) | フック付バケットリンク装置 | |
JP2020132298A (ja) | ストラットバックストップ装置 | |
JP6870484B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6460132B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2012197155A (ja) | クローラクレーン | |
JP2020159038A (ja) | 建設機械の手摺り構造 | |
JP2008240286A (ja) | 油圧ショベル | |
US10173869B2 (en) | Gravity actuated crane stop | |
US20210033169A1 (en) | Digging attachment support for shovel | |
JP2000045333A (ja) | 油圧ショベルの機体吊り上げ構造 | |
JP6874747B2 (ja) | 上部スプレッダ取付装置 | |
JP2022065940A (ja) | 作業機械のフックブロック | |
JPH09240989A (ja) | 補助ジブ | |
JP6642249B2 (ja) | 吊り具 | |
JP2006199392A (ja) | ライブマストを有するクレーン | |
JP6540653B2 (ja) | 作業機械におけるシリンダ固定装置、および、作業機械におけるシリンダ固定方法 | |
JP7314901B2 (ja) | ピン孔芯出し構造 | |
JP2020125187A (ja) | 連結装置 | |
JP7428082B2 (ja) | 補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法 | |
JP6519402B2 (ja) | ジブ張出格納装置 | |
JP2019112169A (ja) | フック |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6721005 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |