JP6720577B2 - 感熱転写記録媒体 - Google Patents
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Description
前記耐熱滑性層は融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル及びアルキルアシッドフォスフェートを含み、
前記アルキルアシッドフォスフェートにおけるモノフォスフェートの占める比率が、全フォスフェート成分の60質量%以上であり、
かつ、前記耐熱滑性層は融点35〜58℃のペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含むことを特徴とする感熱転写記録媒体である。
図1は、本実施形態の感熱転写記録媒体の概略構成を示す断面図である。
図1中に示すように、感熱転写記録媒体1は、基材10と、染料層20と、耐熱滑性層30を備えている。
基材10には、熱転写における熱圧で軟化変形しない耐熱性と強度が要求される。
このため、基材10の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、セロファン、アセテート、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、アラミド、ポリスチレン等の合成樹脂のフィルム、及びコンデンサー紙、パラフィン紙などの紙類等を単独で又は組み合わされた複合体として用いることが可能である。特に、物性面、加工性、コスト面などを考慮すると、上述した材料の中でも、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
本実施形態では、好適な例として、基材10と染料層20との接着性を高めることが有効であり、コスト面からも、プライマー処理されたポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる事ができる。
耐熱滑性層30は、基材10の一方の側に形成した層であり、感熱転写記録媒体1に対し、サーマルヘッドとの滑り性を付与する層である。本発明における耐熱滑性層30は、融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル、及びアルキルアシッドフォスフェートを含み、前記アルキルアシッドフォスフェートにおけるモノフォスフェートの占める比率が、質量比としてフォスフェート成分の60%以上であることによって、染料の耐熱滑性層への転移を抑制し、均一な熱伝導による安定な画質が得られ、走行性に優れた耐熱滑性層を得ることが可能となる。また、融点30℃以上のペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含むことによって、より滑性を向上させることができる。
モノフォスフェートの占める比率がフォスフェート成分の60%以上であるアルキルアシッドフォスフェートは、染料が移り難く、且つ優れた滑性を示す材料である為、染料の移行を防止しながらも、耐熱滑性層の滑性が向上し、良好な走行性が得られる。モノフォスフェートの比率が下がるにつれて、滑性が低下し、染料が移り易くなる傾向となる。 その一方で、融点30℃未満のペンタエリスリトール脂肪酸エステルは比較的染料が移行し易い材料であり、染料の移行が顕著であるため印画物にムラが発生し好ましく無い。
また、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルは、耐熱滑性層30を形成するための塗液中に含まれる粒子の分散性を向上させるため、耐熱滑性層30における粒子の分布が安定し、均一な熱伝導を有することが可能となる。
融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルと、モノフォスフェートの占める比率がフォスフェート成分の60%以上であるアルキルアシッドフォスフェートの添加率の合計は、質量比として耐熱滑性層中の1〜10%であることが特に好ましい。1.0%を下回る場合、滑性が低下する傾向にあり、走行性に起因するシワなどの印画不良を発生させる可能性が上昇する。一方で、10%を上回ると、融解した滑剤が蓄熱した状態でサーマルヘッドと共に動くことによる尾引きといった画質不良が発生する可能性が上昇する。よって、良好な走行性と画質を充分に満たすため、添加率は1〜10%であることが好ましい。
また、硬化剤として、トリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート等のイソシアネート類、及びその誘導体を適宜用いることが可能である。
中でも本発明においては、上述の機能性添加剤のうち、融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルと、モノフォスフェートの占める比率がフォスフェート成分の60%以上であるアルキルアシッドフォスフェートを含む必要がある。
ここで、耐熱滑性層30の乾燥後の塗布量とは、耐熱滑性層30を形成するための塗布液を塗布し、乾燥した後に残った固形分量のことを示す。また、染料層20の乾燥後の塗布量も、同様に、塗布液を塗布し、乾燥した後に残った固形分量のことを示す。
耐熱滑性層30の塗布量が0.1g/m2を下回る場合、耐熱滑性層30を構成するバインダにもよるが、充分な耐熱性を得られず、また、機能性添加剤や充填剤等を充分に保持することが困難になり、耐熱滑性層30から成分が脱落する要因となりうる。また、耐熱滑性層30の塗布量が2.0g/m2を上回ると、コストが上がるのみでなく、感熱転写記録媒体1の発色感度が悪くなる傾向にある。
染料層20は、基材10の耐熱滑性層を形成した面と異なる側に形成した層であり、例えば、熱移行性染料、バインダ、溶剤などを配合して染料層20を形成するための塗布液を調製し、塗布、乾燥することで形成される。本発明においては、染料層20には、メチン系或いはアゾ系の染料を有することが好ましい。メチン系、及びアゾ系の染料は着色力が強い傾向にある為、発色の観点からすると好ましい。その一方で染料層20から耐熱滑性層30への染料の転移に関しては、染料が転移しやすい傾向にある。その為、メチン系或いはアゾ系染料を用いた場合、耐熱滑性層を本発明の構成とすることにより染料の転移を抑制する必要がある。
熱移行性染料のうち、メチン系或いはアゾ系染料のイエロー成分としては、例えば、C.I.ソルベントイエロー93,56,16,C.I.ディスパースイエロー231,ソルベントオレンジ80,ディスパースオレンジ47等が挙げられる。
これは、(染料)/(樹脂)の比率が、0.3を下回ると、染料が少な過ぎて発色濃度が不十分となり良好な熱転写画像が得られず、また、この比率が3.0を越えると、樹脂に対する染料の溶解性が極端に低下するために、感熱転写記録媒体となった際に、保存安定性が悪くなって、染料が析出し易くなり、耐熱滑性層30に移行してしまう恐れがあるためである。
染料層20の乾燥後の塗布量は、1.0g/m2程度が適当である。なお、染料層20は、1色の単一層で構成することも可能であり、また、色相の異なる染料を含む複数の染料層20を、同一基材10の同一面に対し、順次、繰り返し形成することも可能である。
塗布方法としては、例えば、グラビアコーティング法、スクリーン印刷法、スプレーコーティング法、リバースロールコート法、ダイコート法を用いることが可能である。
以下、図1を参照しつつ、実施例(実施例1〜11、比較例1〜10)を用いて、本発明の感熱転写記録媒体の効果を検証する。なお、以降の説明で「部」と記載されている場合、特に断りのない限りは、質量基準を示す。また、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
基材として、190μmの両面レジンコート紙を使用し、その一方の面に、下記に示す組成の断熱層塗布液を、ダイコート法により、乾燥後の塗布量が8.0g/m2になるように塗布、乾燥することで断熱層を形成し、その後断熱層上面に、下記に示す組成の受容層塗布液を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が4.0g/m2になるように塗布、乾燥することで、感熱転写用の被転写体を作製した。
アクリル−スチレン系中空粒子 35.0部
(平均粒子径1μm、体積中空率51%)
スチレン−ブタジエンゴム 10.0部
純水 55.0部
分散剤 微量
消泡剤 微量
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 19.5部
アミノ変性シリコーンオイル 0.5部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
基材10として、厚さ4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その非易接着処理面に、下記に示す組成の塗布液(実施例1の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−1」と記載する)を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.5g/m2になるように塗布し、温度100℃で1分間乾燥することで、耐熱滑性層30を形成した。
耐熱滑性層30を形成した基材の易接着処理面に、下記に示す組成の塗布液(染料層20を形成するための塗布液、以下、「染料層塗布液−1」と記載する)を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.30g/m2になるように塗布し、温度90℃で1分間乾燥することで、染料層20を形成し、実施例1の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
C.I.ディスパースイエロー231 6.0部
ポリビニルアセタール樹脂 4.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、染料層20を、下記に示す組成の塗布液(実施例2の染料層20を形成する為の塗布液、以下「染料層塗布液−2」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の感熱記録転写媒体1を得た。
C.I.ソルベントイエロー93 6.0部
ポリビニルアセタール樹脂 4.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例3の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−2」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例3の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比90%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例4の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−3」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例4の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸エステル(融点55℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例5の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−4」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例5の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
ペンタエリスリトールトリステアレート(融点58℃) 0.7部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例6の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗付液−5」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例6の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸ジエステル(融点35℃) 0.7部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例7の耐熱滑性層30を形成するための塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−6」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例7の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
ペンタエリスリトールモノステアレート(融点52℃) 0.7部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例8の耐熱滑性層30を形成するための塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−7」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例8の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 1.3部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 1.3部
トルエン 24.2部
メチルエチルケトン 48.3部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例9の耐熱滑性層30を形成するための塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−8」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例9の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.2部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.2部
トルエン 24.9部
メチルエチルケトン 49.8部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例10の耐熱滑性層30を形成するための塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−9」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例10の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 1.5部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 1.5部
トルエン 24.0部
メチルエチルケトン 48.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(実施例11の耐熱滑性層30を形成するための塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−10」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例11の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.1部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.1部
トルエン 25.0部
メチルエチルケトン 49.9部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、染料層20を、下記に示す組成の塗布液(実施例12の染料層20を形成する為の塗布液、以下「染料層塗布液−3」と記載する)とした以外は実施例1と同様にして、実施例12の感熱転写記録媒体1を得た。
C.I.ディスパースイエロー201 6.0部
ポリビニルアセタール樹脂 4.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例12で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例1の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−11」と記載する)とした以外は実施例12と同様にして、比較例1の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部 マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点20℃)0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例2の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−12」と記載する)とした以外は実施例1と同様にして、比較例2の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 1.4部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例3の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−13」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 1.4部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例4の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−14」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例4の感熱記録転写媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比50%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例5の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−15」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比30%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例6の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−16」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例6の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸エステル(融点35℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
トルエン 24.6部
メチルエチルケトン 49.1部
比較例1で作製した感熱転写記録媒体1において、染料層20を、染料層塗布液−1とした以外は、比較例2と同様にして、比較例8の感熱転写記録媒体1を得た。
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例8の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−17」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例8の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸エステル(融点25℃) 0.7部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例9の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−18」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例9の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(融点48℃) 0.7部
ステアリルアシッドフォスフェート(モノフォスフェート比70%) 0.7部
ペンタエリスリトールモノオレエート(融点15℃以下) 0.7部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例10の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−19」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例10の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ペンタエリスリトールトリステアレート(融点58℃) 2.1部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例11の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−20」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例11の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸ジエステル(融点35℃) 2.1部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体1において、耐熱滑性層30を、下記に示す組成の塗布液(比較例12の耐熱滑性層30を形成する為の塗布液、以下「耐熱滑性層形成用塗布液−21」と記載する)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例12の感熱転写記録媒体1を得た。
ポリビニルアセタール樹脂 20.0部
ポリイソシアネート(固形分75%) 3.0部
マイカ 1.0部
水酸化マグネシウム 0.4部
ラウリン酸亜鉛 0.5部
ペンタエリスリトールモノステアレート(融点52℃) 2.1部
トルエン 24.3部
メチルエチルケトン 48.7部
以下、実施例1〜12、比較例1〜12の感熱転写記録媒体に関して、印画物の発色評価を行った。
また、染料層20と耐熱滑性層30を重ね保存することにより、染料転移評価を行なった。
また、サーマルシミュレータを用いて印画画質、および印画シワに関する評価を行なった。表1を用いて、染料転移と印画画質を評価した結果を説明する。
発色性の評価に関しては、反射濃度計にて反射濃度の評価を行った。尚、反射濃度が2.00を上回ることが実用上好ましい。
染料層20から耐熱滑性層30の染料転移による発色ムラの評価方法として、まず実施例1〜12、比較例1〜12の感熱転写記録媒体1を巻き取った状態で、25℃−50%環境下にて6ヶ月保存した。
保存後の感熱転写記録媒体1に関して、300dpiのサーマルヘッドを有するサーマルシミュレータを使用し、電圧24Vにて2msec/lineにて黒から白へのグラデーション画像を30枚ずつ印画し、発色ムラに関する評価を行った。
染料転移による発色ムラの評価に関しては、目視にて以下の基準で評価を行なった。尚、評価結果が○であれば問題なく用いることが可能である。
○:発色ムラが見られない
△:僅かに発色ムラが見られる
×:明らかに発色ムラが見られる
印画物の画質に関しては、目視にて以下の基準で評価を行なった。尚、評価結果が○或いは△であれば実用上問題なく用いることが可能である。
○:熱伝導ムラに伴う濃度ムラが見られない
△:熱伝導ムラに伴う濃度ムラが僅かに見られる
×:熱伝導ムラに伴う濃度ムラが明らかに見られる
印画シワに関しては、目視にて以下の基準で評価を行った。尚、評価結果が○或いは△であれば実用上問題なく用いることが可能である。
○:印画シワが見られない
△:印画シワが30枚中1枚発生している(端部1mm未満に限る)
×:端部1mm以上の印画シワが発生しているか30枚中2枚以上発生している
表1の結果より、実施例1〜12の感熱転写記録媒体1は、発色、染料転移による発色ムラ、印画物の画質、印画シワに関して実用上問題ないことが分かる。
実施例1〜11と実施例12、比較例1の結果より、発色性に対してはアゾ系或いはメチン系の染料が、より効果的な発色を得られることが確認された。
また、実施例1、3と比較例2、4、5を比較すると、アルキルアシッドフォスフェートを含まない場合、或いはアルキルアシッドフォスフェートにおけるモノフォスフェートの占める比率が60%を下回る場合には印画シワが発生することが確認された。したがって、耐熱滑性層30にはモノフォスフェートの占める比率が60%以上のアルキルアシッドフォスフェートを含む必要がある。
さらに、実施例1、4と比較例3、6、7を比較すると、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルの融点が40℃を下回る場合には、染料転移に伴う発色ムラが確認され、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル自体を含まない場合には、熱伝導ムラに伴う印画物の画質悪化ならびに印画シワの発生が確認された。したがって、耐熱滑性層30には融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルを含む必要がある。
また、実施例1、5、6、7と比較例9〜12を比較すると、融点30℃未満のペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含む場合には、染料転移による発色ムラが確認され、融点30℃以上のペンタエリスリトール脂肪酸エステル含み、アルキルアシッドフォスフェート及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルを含まない場合には、熱伝導ムラに伴う印画物の画質悪化ならびに印画シワの発生が確認された。したがって、耐熱滑性層30に融点30℃以上のペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含ませることで滑性を向上させる場合でも、アルキルアシッドフォスフェート及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルを含む必要がある。
また、実用上は問題ないものの、実施例8〜11を比較すると、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルとアルキルアシッドフォスフェートの含有量の合計値が10%を上回る場合には、1msecの印画条件において、熱伝導ムラに伴う濃度ムラがわずかに確認された。一方、1%を下回る場合には1msecの印画条件において、わずかに印画シワが確認されることが確認された。したがって、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルとアルキルアシッドフォスフェートの含有量の合計値は1〜10%の範囲であることがより好ましいことがわかる。
10 基材
20 染料層
30 耐熱滑性層
Claims (3)
- 基材と、前記基材の一方の面に形成された耐熱滑性層と、前記基材の他方の面に形成された染料層を有する感熱転写記録媒体であって、
前記耐熱滑性層は融点40℃以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル及びアルキルアシッドフォスフェートを含み、
前記アルキルアシッドフォスフェートにおけるモノフォスフェートの占める比率が、全フォスフェート成分の60質量%以上であり、
かつ、前記耐熱滑性層は融点35〜58℃のペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含むことを特徴とする感熱転写記録媒体。 - 前記耐熱滑性層における、前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル及び、前記アルキルアシッドフォスフェートの含有量の合計値が、前記耐熱滑性層中の1〜10質量%であることを特徴とする請求項1に記載の感熱転写記録媒体。
- 前記染料層はアゾ系および/或いはメチン系染料を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感熱転写記録媒体。
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