JPH09277720A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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Publication number
JPH09277720A
JPH09277720A JP8098723A JP9872396A JPH09277720A JP H09277720 A JPH09277720 A JP H09277720A JP 8098723 A JP8098723 A JP 8098723A JP 9872396 A JP9872396 A JP 9872396A JP H09277720 A JPH09277720 A JP H09277720A
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JP
Japan
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thermal transfer
dye
transfer sheet
layer
resin
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Pending
Application number
JP8098723A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Morimitsu
達也 守満
Osamu Ito
修 伊藤
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱転写方式で形成された画像に、元の画像に対
する忠実な色再現性や高い堅牢性(耐熱移行性、耐光
性)を与えることを可能とし、また低エネルギーの熱で
の十分な発色性(高い発色感度)や発色濃度を有し、特
にはマゼンタ色の熱転写記録について優れた熱転写シー
トを提供する。 【解決手段】基材シート上に、少なくとも染料及びバイ
ンダー樹脂からなる熱転写層が設け、熱転写層に少なく
ともC.I.ディスパースレッド60とC.I.ソルベ
ントレッド27との混合物、またはC.I.ディスパー
スレッド60とC.I.ディスパースバイオレット26
そしてC.I.ソルベントレッド27との混合物を使用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、加熱により層中に
含有する染料を被転写体に移行させる熱転写層を備えた
熱転写シートであり、熱転写シート上の熱転写層は材料
が異なる複数種類が分けて形成されたものでも、あるい
は単一種類のものが形成されたものでも何れにも好適な
熱転写シートに関し、さらに詳しくはサーマルヘッド又
はレーザー等の熱源により画像情報に応じた加熱印字を
行い、被転写体上に画像を得るのに特に好適な熱転写シ
ートである。
【0002】
【従来の技術】近年、CRT等のディスプレイ上に写し
出された画像をハードコピーとして出力する方式とし
て、電気信号によって発熱を制御されるサーマルヘッド
等によって熱転写シートを加熱し、熱転写シートの色材
層(熱転写層)中の昇華染料を被熱転写シートに転写し
て画像を形成する熱転写方式が広く採用されている。そ
して、この方式は、イエロー、マゼンタ、シアンの三原
色を重ね記録することで、(少なくとも原理的には)フ
ルカラー画像を形成することが可能となる。この熱転写
方式に用いられる熱転写シートは一般に、昇華性染料を
含んだバインダー樹脂を基材上に塗布して色材層を形成
したものが用いられている。
【0003】熱転写方式における重要な問題として、形
成された画像の色再現性、感度、発色濃度、そして堅牢
性(耐熱移行性、耐光性)が挙げられる。すなわち、熱
転写シートに対しては、元の画像に対する忠実な色再現
性、低エネルギーの熱での十分な発色性(高い発色感
度)や十分な発色濃度(高発色濃度)、そして得られた
画像の高い堅牢性が要求されているといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術に係わる熱転写シートは、これらの諸特性を全て満
足するには不十分であった。本発明は、前記の如き従来
の技術が抱える問題点に鑑みてなされたものであり、熱
転写方式で形成された画像に、元の画像に対する忠実な
色再現性や高い堅牢性(耐熱移行性、耐光性)を与える
ことを可能とし、また低エネルギーの熱での十分な発色
性(高い発色感度)や発色濃度を有し、特にはマゼンタ
色の熱転写記録について優れた熱転写シートを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段とは、すなわち、まず、請求項
1に示すように、基材シート上に、少なくとも染料及び
バインダー樹脂からなる熱転写層が設けてあり、該熱転
写層が少なくとも染料C.I.ディスパースレッド60
と染料C.I.ソルベントレッド27との混合物を含有
していることを特徴とする熱転写シートである。
【0006】そして好ましくは、請求項2に示すよう
に、前記熱転写層が、少なくとも染料C.I.ディスパ
ースレッド60、染料C.I.ディスパースバイオレッ
ト26そして染料C.I.ソルベントレッド27の混合
物を含有していることを特徴とする請求項1記載の熱転
写シートである。
【0007】また好ましくは、請求項3に示すように、
前記熱転写層中に、シリコン系離型剤が含有されている
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の熱
転写シートである。
【0008】<作用>発明者らが鋭意研究を重ね実験し
たところによると、熱転写層(色材層)に含有する染料
として、C.I.ディスパースレッド60とC.I.ソ
ルベントレッド27との混合物を使用するか、または、
C.I.ディスパースレッド60、C.I.ディスパー
スバイオレット26そしてC.I.ソルベントレッド2
7との混合物を使用することにより、元の画像に対する
忠実な色再現性、低エネルギーの熱での十分な発色性
(高い発色感度)、高い発色濃度、そして得られた画像
の高い堅牢性を実現することを確認することができた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、好ましい実施態様を挙げ
て本発明を更に詳細に説明する。図1には、基材シート
2上に熱転写層3を設けた本発明の熱転写シート1を示
す。この場合、本発明に係る最も簡単な構成の熱転写シ
ートといえる。基材シート2の材質は、熱転写層の形成
のし易さや取扱い易さ、あるいは機械的強度の観点か
ら、コンデンサーペーパー等の紙またはポリエステルフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、あるいはセロファン等が挙げられるが、特には耐熱
性も高いことから好ましいのはポリエステルフィルム
(具体例としては、PET〔ポリエチレンテレフタレー
ト〕やPEN〔ポリエチレンナフタレート〕、等)であ
る。
【0010】なお、基材シート2の厚みは、機械的強
度、取扱い易さあるいは入手の容易さから2〜50μm
がよいが、本発明のより高い効果を期待するには(熱伝
導率、熱伝達率、蓄熱性能、等の熱的特性にも関係する
ため)2〜16μmがいっそう好適である。
【0011】熱転写層3は、加熱により移行し被転写体
に転写する染料がバインダー樹脂中に含有したものから
なる。熱転写層3に含有される染料は、少なくとも、
C.I.ソルベントイエロー93か、またはソルベント
イエロー93及びソルベントイエロー16の混合物のい
ずれかを使用する。
【0012】なお、本発明の熱転写シートは、マゼンタ
色の単色用はもちろん、該マゼンタ熱転写シートに、イ
エロー及びシアンの熱転写シートを組み合わせて使用し
てフルカラー画像を形成する際に、付与される熱エネル
ギーに比例した濃淡の発色が可能で色再現性に優れ、更
に、フルカラー画像形成の場合に中間色の最も優れた広
範囲な色再現が可能となる。また、本発明に係わるマゼ
ンタの熱転写層の他に、イエローとシアンの各熱転写層
を一熱転写シート上に分けて形成する事も好適である。
【0013】本発明の上記マゼンタ熱転写シートをフル
カラー画像形成に使用する場合に、該イエロー熱転写シ
ートと組み合わせて使用するイエローの熱転写シートに
使用するマゼンタの染料としては、例えば、C.I.デ
ィスパースイエロー201、C.I.ディスパースイエ
ロー231等が挙げられる。
【0014】また、本発明の上記マゼンタ熱転写シート
をフルカラー画像形成に使用する場合に、該イエロー熱
転写シートと組み合わせて使用するシアンの熱転写シー
トに使用するシアンの染料としては、例えば、C.I.
ディスパーズブルー354、C.I.ソルベントブルー
63、C.I.ソルベントブルー36、あるいはC.
I.ディスパーズブルー24等が挙げられる。
【0015】熱転写層3中に含まれるバインダー樹脂と
しては、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセ
ルロース系樹脂、ブチラール樹脂、アセタール樹脂、フ
ェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹
脂等が挙げられる。なお、熱転写層3中の染料とバイン
ダー樹脂との割合は、染料/樹脂=10/100から3
00/100が好ましい。これは、染料/樹脂の割合
が、10/100を下回ると染料が少な過ぎて発色感度
が不十分となり良好な熱転写画像が得られず、また、3
00/100を越えるとバインダー樹脂に対する染料の
溶解性が極端に低下する為に熱転写シートとして際の熱
転写層の保存安定性が悪くなってしまうためである(染
料が析出し易くなる為)。また、本発明でより高い効果
を期待するには染料/樹脂=40/100から200/
100がいっそう好ましい。
【0016】本発明の熱転写シートの熱転写層3は、基
本的には上記の材料から形成されるが、熱転写時におけ
る熱転写シートと被転写体との融着を防止するために、
被転写体との相性を検討して必要に応じて熱転写層3中
に離型剤を添加することが好適である。このような離型
剤としては、シリコンオイルやシリコン樹脂、等が好適
であるが、特に熱転写シートに高い保存性を付与したい
場合には、主鎖をシリコン変性したシリコン変性樹脂が
好ましい。
【0017】なお、このような離型剤に用いられる主鎖
としては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル
系樹脂、あるいはポリエステル系樹脂、等が挙げられる
が、特にアクリル系樹脂あるいはポリエステル樹脂が望
ましい。このような離型剤は、熱転写層用インキに添加
し成膜すると、シリコン部分が(熱転写層用インキとの
相溶性が低いために)表面にブリードし、加熱時の良好
な離型性を発揮することが可能となる。そして、離型剤
の添加量は、熱転写層用インキの固形分に対して0.0
1%〜10%程度が望ましい。この添加量が、0.01
%を下回ると離型性が十分に発揮できなくなり、また1
0%を越えると、熱転写層を塗工により基材シート上に
形成することが困難になるとか、熱転写層の表面へのブ
リード量が増加し過ぎて被転写体の汚れを招き易くな
る、とかの諸問題が発生してくるためである。
【0018】熱転写層3は、好ましくは適当な溶剤中に
前記の染料、バインダー樹脂その他の添加剤加えて各成
分を溶解又は分散させて熱転写層用インキを調製し、こ
れを上記の基材シート上に塗布及び乾燥させて形成する
(塗工)。このようにして形成する熱転写層(すなわち
染料担持層)は厚さが0.2〜5μmであるが、好まし
くは0.4〜3μm程度のものである。ここで、熱転写
層の厚さについては、0.2μmを下回ると十分な発色
感度が得られず、また、5μmを越えると発色感度が悪
くなるという欠点が生じる。
【0019】なお、熱転写シート1が有する耐熱性や滑
り性を向上させるために、基材シート2の前記熱転写層
3を設けていない側の面にバックコート層4を設けるの
も好適といえる。熱転写に要求される事項が厳しくなっ
た場合(例えば、高速熱転写の要求)に、熱転写シート
の前記基本構成に対して、基材シートの材料とも相性の
良い適当な材料からなるバックコート層を組み合わせる
ことによって、より厳しい要求にも対応し易くできる。
【0020】以上の如き熱転写シートを用いて画像を形
成する為に使用する被転写体は、その記録面が前記の染
料に対して染料受容性を有するものであれば一応は如何
なるものでもよい。つまり記録面が染料受容体であれば
よい。染料受容性を有する樹脂としては、例えば、ポリ
エチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
アセタール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン
樹脂、オレフィンと他のビニルモノマーとの共重合樹
脂、アイオノマー、セルロース系樹脂、あるいはポリカ
ーボネート樹脂、等が挙げられる。
【0021】なお、染料受容層中には、熱転写時におけ
る熱転写シートと被転写体との融着を防止するために、
熱転写シートと被転写体との相性を検討して必要に応じ
てシリコンオイル等の離型剤を添加するのも好適であ
る。染料受容層の厚みとしては、厚さが薄すぎると、十
分な発色感度が得られないという問題がある。
【0022】なお、その記録面が染料受容性を有しない
もの(例えば、紙、金属、ガラス、染料受容性を有しな
い樹脂、等)である場合には、染料受容層(染料受容体
からなる層)となるものを別途用意して、染料受容性を
有しない記録面に染料受容層を形成してやりそこへ熱転
写シートを用いて画像を形成するとか、あるいは、別途
用意した染料受容層に予め熱転写シートを用いて画像を
形成したうえで染料受容性を有しない記録面に染料受容
層を形成することにより対応出来る。
【0023】上記の如き本発明の熱転写シートを使用し
て、上記の如き被転写体に熱転写を行う際に使用する熱
エネルギーの付与手段は、公知の付与手段としては例え
ばサーマルヘッドやレーザがいずれも使用することが出
来、これにより付与するエネルギーをコントロールする
ことにより、階調画像を得ることも可能となる。
【0024】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明する。なお、本明細書中の記載で「部」は重量部
を、また「%」は重量%をそれぞれ意味する。
【0025】<実施例1>下記組成の熱転写層用インキ
組成物を調製し、裏面に耐熱処理を施した厚さ5.4μ
mのポリエチレンテレフタレートフイルムに、乾燥膜厚
が1.5μmになるように塗布及び乾燥して本発明の熱
転写シートを得た。 〔熱転写層用インキ〕 C.I.ディスパーズレッド60 3.0部 C.I.ソルベントレッド27 1.0部 ブチラール樹脂 5.0部 メチルエチルケトン 60.0部 トルエン 31.0部
【0026】次に、基材シートとして発泡ポリプロピレ
ンフィルム(厚さ50μm)/接着樹脂層/コート紙
(108g/m2 )/接着樹脂層/発泡ポリプロピレン
フィルム(厚さ50μm)を用い、この片方の面に下記
の染料受容層用インキを乾燥膜厚が4μmとなるように
塗布、乾燥を行い、その後45℃1週間エージング行
い、被転写体を得た。 〔染料受容層用インキ〕 アセタール樹脂 10.0部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 10.0部 シリコンオイル 2.0部 イソシアネート樹脂 3.0部 メチルエチルケトン 50.0部 トルエン 25.0部
【0027】得られた熱転写シートの熱転写層面と被転
写体の染料受容層面とを重ね、サーマルヘッドを用い
て、下記の条件で染料を転写させ、画像形成を行った。 〔印字条件〕 印字機 : SIP社製シミュレーター(300
dot/mmヘッド使用) 印字パターン : 16階調パターン 印字エネルギー: 16階調目で0.6mJ/dot
【0028】得られた画像に対して以下の評価を行っ
た。 〔評価項目〕 発色濃度 : 16階調目の反射濃度をマクベスRD−918にて測定 耐熱移行性: 70℃8時間後の16階調目の濃度低下率 耐光性 : キセノンフェードメーター80時間照射後の16階調目の 濃度低下率
【0029】上記項目に対して評価を行った結果、以下
の通り良好な結果が得られた。また、マゼンタ色として
の色再現性も良好であった。 〔評価結果〕 発色濃度 : 2.2 耐熱移行性: 5%以下 耐光性 : 3%以下
【0030】<実施例2>実施例1において熱転写層用
インキ組成を下記組成に変更した以外は、実施例1と同
様にして熱転写シートを得た。 〔熱転写層用インキ) C.I.ディスパーズレッド60 2.0部 C.I.ソルベントレッド27 1.0部 C.I.ディスパーズバイオレット26 1.0部 ブチラール樹脂 5.0部 メチルエチルケトン 60.0部 トルエン 31.0部
【0031】実施例1と同様にして得た被転写体と上記
熱転写シートを重ね、実施例1と同様に画像形成、評価
を行った。評価結果は、以下の通りである。 〔評価結果〕 発色濃度 : 2.1 耐熱移行性: 5%以下 耐光性 : 3%以下 また、マゼンタ色としての色再現性も良好であった。
【0032】<実施例3>実施例1において熱転写層用
インキ組成を下記組成に変更した以外は、実施例1と同
様にして熱転写シートを得た。 〔熱転写層用インキ) C.I.ディスパーズレッド60 2.0部 C.I.ソルベントレッド27 1.0部 C.I.ディスパーズバイオレット26 1.0部 フェノキシ樹脂 3.0部 ブチラール樹脂 2.0部 メチルエチルケトン 60.0部 トルエン 31.0部
【0033】実施例1と同様にして得た被転写体と上記
熱転写シートを重ね、実施例1と同様に画像形成、評価
を行った。評価結果は、以下の通りである。 〔評価結果〕 発色濃度 : 2.2 耐熱移行性: 5%以下 耐光性 : 3%以下 また、マゼンタ色としての色再現性も良好であった。
【0034】<実施例4>実施例1において熱転写層用
インキ組成を下記組成に変更した以外は、実施例1と同
様にして熱転写シートを得た。 〔熱転写層用インキ) C.I.ディスパーズレッド60 3.0部 C.I.ソルベントレッド27 1.0部 ブチラール樹脂 5.0部 シリコン変性樹脂 0.05部 メチルエチルケトン 60.0部 トルエン 31.0部
【0035】実施例1と同様にして得た被転写体と上記
熱転写シートを重ね、実施例1と同様に画像形成、評価
を行った。評価結果は、以下の通りである。 〔評価結果〕 発色濃度 : 2.2 耐熱移行性: 5%以下 耐光性 : 3%以下 また、マゼンタ色としての色再現性も良好であった。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明してきたように、本発
明によると、特定の染料を使用することによって、熱転
写方式で形成された画像に、元の画像に対する忠実な色
再現性や高い堅牢性(耐熱移行性、耐光性)を与えるこ
とを可能とし、また低エネルギーの熱での十分な発色性
(高い発色感度)や発色濃度を有し、特にマゼンタ色に
関しては優れた熱転写シートを提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートに係る一実施例につい
て、その概要を模式的に断面図を用いて示した説明図で
ある。
【図2】本発明の熱転写シートに係る別の一実施例につ
いて、その概要を模式的に断面図を用いて示した説明図
である。
【符号の説明】
1・・・熱転写シート 2・・・基材シート 3・・・熱転写層 4・・・バックコート層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シート上に、少なくとも染料及びバイ
    ンダー樹脂からなる熱転写層が設けてあり、該熱転写層
    が少なくとも染料C.I.ディスパースレッド60と染
    料C.I.ソルベントレッド27との混合物を含有して
    いることを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】前記熱転写層が、少なくとも染料C.I.
    ディスパースレッド60、染料C.I.ディスパースバ
    イオレット26そして染料C.I.ソルベントレッド2
    7の混合物を含有していることを特徴とする請求項1記
    載の熱転写シート。
  3. 【請求項3】前記熱転写層中に、シリコン系離型剤が含
    有されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    かに記載の熱転写シート。
JP8098723A 1996-04-19 1996-04-19 熱転写シート Pending JPH09277720A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154354A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 凸版印刷株式会社 感熱転写記録媒体

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JP2017154354A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 凸版印刷株式会社 感熱転写記録媒体

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