JP6719400B2 - 半導体パッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、高出力半導体素子用の冷却構造を有する半導体パッケージに関する。
レーダーの送信電波または受信電波の増幅には送受信増幅器が使用される。レーダー探知距離を延伸したいといった要求により、送受信増幅器の出力は高出力化が求められている。送受信増幅器を構成する回路に用いられる半導体素子の放熱効率にもよるが、送受信増幅器に供給されたエネルギーのうち、信号増幅に使用されなかったエネルギーは熱エネルギーになり、上記半導体素子の温度を上昇させる。
送受信増幅器における通信信号の増幅に用いられる電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)、さらにはFETを含むモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circuit)には、GaAs(ガリウムヒ素)またはGaN(ガリウムナイトライド)といった化合物半導体が使用される。特に近年は、バンドギャップが大きいワイドバンドギャップ(WBG:Wide Band Gap)半導体の一つであるGaNが広く採用されるようになり、高出力化の傾向はますます強くなっている。
半導体素子の寿命確保のためには、半導体素子のジャンクション温度を一定温度以下に保持しておく必要がある。そのため、出力が高い送受信増幅器においては、出力に制限を掛けて使用する必要がある。さらに、送受信増幅器の出力性能および増幅性能は温度上昇するほど低下するため、送受信増幅器の熱抵抗を下げて、半導体素子のジャンクション温度を可能な限り下げることが求められる。
上記目的のため、送受信増幅器が備える半導体素子の実装構造として、主に金属を用いることによって伝熱経路の熱抵抗を最小限にするよう設計されている。これらの金属は、回路の制約により、平面的に構成されることになる。
一方、レーダーの設置自由度を向上させるため、送受信増幅器に対しては小型軽量化の要求がある。この要求に対しては、プリント基板およびセラミック基板を用いることにより、回路を立体的に構成して実装密度を向上させることで小型軽量化を実現することが可能である。
送受信増幅器の小型軽量化を図ると、半導体素子を実装する半導体パッケージに割りあて可能な面積は減少する傾向にある。さらに、機能の高集積化および高機能化に伴い、接続端子数が増加する傾向にある。実装密度向上を実現する実装方法の一つである、BGA(Ball Grid Array)を用いた表面実装により、接点の狭ピッチ化および多ピン化が実現されている。
しかしながら、BGAを用いた積層構造において積層方向に実装密度を向上することは熱抵抗を増大することになる。また、積層構造をとるためにはセラミックまたは樹脂による多層基板を用いて構成する必要があるが、高出力化に対応するために従来採用していた構成に比べて熱抵抗が上昇してしまい、素子出力の低下、素子信頼性の低下という問題が発生する。
特許文献1に記載の半導体パッケージにおいては、多層セラミック基板の貫通部分に金属ブロックを設けた構成により、半導体素子から発生した熱を効率的に構造体および冷媒に伝熱する構造を得ることができる。
特開2012−222331号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、多層セラミック基板の中に金属ブロックを設ける作製に手間がかかる上、多層セラミック基板の底面に凹凸が生ずるという問題があった。さらに、特許文献1に記載の技術においては、接合層により気密性を確保する必要があるが、気密信頼性を確保することに困難があった。また、特許文献1に記載の構成は、製造歩留りの悪い構造でもあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作製が容易な積層構造を用いて、半導体素子から発生した熱を効率的に外部に伝達することが可能な半導体パッケージを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、メイン基板と、メイン基板を上下に貫通して設けられた金属のポストと、ポストの上面に接して設けられた複数の第一のはんだボールと、メイン基板の上面に接して設けられた複数の第二のはんだボールと、第一のはんだボールおよび第二のはんだボールの上に接して設けられ、半導体素子を搭載する素子用サブ基板と、を備える。そして、本発明は、第一のはんだボールのボールピッチが第二のはんだボールのボールピッチより小さく、半導体素子の高発熱回路部の直下に設けられた第一のはんだボールのボールピッチと、半導体素子の高発熱回路部より発熱量が少ない低発熱回路部の直下に設けられた第一のはんだボールのボールピッチとが異なることを特徴とする。
本発明によれば、作製が容易な積層構造を用いて、半導体素子から発生した熱を効率的に外部に伝達することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる半導体パッケージの構成を示す断面図 本発明の実施の形態2にかかる半導体パッケージの構成を示す断面図 本発明の実施の形態3にかかる半導体パッケージの構成を示す断面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる半導体パッケージを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体パッケージ100の構成を示す断面図である。半導体パッケージ100は、半導体素子1a,1bを搭載した状態で送受信増幅器として機能し、送受信増幅器の筐体となるケース9の上に設けられている。
半導体パッケージ100は、半導体素子1a,1bを実装する素子用サブ基板6と、素子用サブ基板6の素子搭載領域を取り囲む枠状のフレーム3と、フレーム3に接して素子搭載領域を塞ぐ金属またはセラミックの蓋であるリッド2と、を備える。素子用サブ基板6の上部には凹状の穴が形成されており、当該穴にはヒートスプレッダ5がはめ込まれている。半導体素子1a,1bは、ヒートスプレッダ5の上に接するように搭載されている。半導体素子1a,1bと素子用サブ基板6との間はワイヤ4で電気的に接続されている。
さらに、半導体パッケージ100は、素子用サブ基板6の下面に接するサーマルボール7aおよびはんだボール7と、第一のはんだボールであるサーマルボール7aに上面が接する金属のポスト8aと、第二のはんだボールであるはんだボール7に上面が接するメイン基板8と、を備える。メイン基板8はプリント基板であり、プリント配線である配線8bを有する。さらに、熱伝導率の高い柱状のポスト8aがメイン基板8の上下を貫通する孔に埋め込まれている。ポスト8a上に設けられるサーマルボール7aもはんだボール7と同様のはんだボールであるが、後述するようにはんだボール7とは機能が異なるのでサーマルボール7aと呼ぶ。はんだボール7およびサーマルボール7aは、素子用サブ基板6とメイン基板8およびポスト8aとの間の機械的固定および電気的接続を担っている。なお、サーマルボール7aおよびはんだボール7は、それぞれ円柱形状、樽形状または球状のはんだバンプを形成する。
ここで、実施の形態1にかかる半導体パッケージ100においては、ポスト8aの上面に設けられたサーマルボール7aのボールピッチP1がメイン基板8の上面に設けられたはんだボール7のボールピッチP2より小さくなるように、複数のはんだボール7および複数のサーマルボール7aは設置されている。なお、ボールピッチP1は、隣接するサーマルボール7aの中心間の距離であり、ボールピッチP2は、隣接するはんだボール7の中心間の距離である。したがって、ポスト8aの上面に設けられたサーマルボール7aは、メイン基板8の上面に設けられたはんだボール7より密集している。
送受信増幅器には、増幅器、位相器、切換器および低雑音増幅器といった複数種類の半導体素子が実装される。これらの半導体素子の基材材料としては、GaN、GaAs、SiC、Siといった半導体が用いられる。素子用サブ基板6に対して、フラックスを用いないはんだ材料または接着剤といったダイボンド材を用いて、半導体素子1a,1bの実装が実施される。この素子実装工程すなわちダイボンド工程の熱抵抗は非常に大きいため、はんだ材料を用いた実装においては、界面へのはんだ濡れおよびはんだボイドの低減が必要となる。また、接着剤を用いる場合は、熱伝導材料をフィラーにした高熱伝導接着剤が用いられる。
素子用サブ基板6は、ヒートスプレッダ5を介さずに半導体素子1a,1bを実装してもよい。しかし、半導体素子1a,1bの線膨張率と素子用サブ基板6の線膨張率とが合わない場合は、半導体素子1a,1bの線膨張と素子用サブ基板6の線膨張とのマッチングをとるような緩衝材となる金属であるヒートスプレッダ5を設置することができる。ヒートスプレッダ5に適する金属は、半導体素子1a,1bの基材と線膨張のマッチングがとれて、かつ熱伝導率が大きい金属である。ヒートスプレッダ5には、CuW、CuMoといった銅系の合金が用いられることが一般的であるが、最近ではダイヤモンドを基調とした素材にめっきを施して用いることもある。
素子用サブ基板6は、上記したように半導体素子1a,1bを固定するために必要である。また、素子用サブ基板6から半導体素子1a,1bへの配線は、貴金属素材による微細なワイヤ4により実現される。さらに半導体素子1a,1bの端子への信号経路は、メイン基板8からはんだボール7を経由して立体的に配線する必要がある。そのため、素子用サブ基板6には、立体配線が可能でワイヤボンドが可能な微細パターンを形成することが可能な基板を用いることが必要となる。
素子用サブ基板6としては、具体的には、ガラスセラミックまたはアルミナセラミックを主体とした多層セラミック基板、あるいは樹脂基板が用いられる。また、GaN、GaAsといった化合物半導体においては、気中水分の結露により半導体寿命が影響を受けるため、素子搭載領域を乾燥窒素による気密構造にする場合がある。この場合には、素子用サブ基板6としては、気密構造を構成できる多層セラミック基板が選択される。
はんだボール7およびサーマルボール7aにより、メイン基板8に対して素子用サブ基板6を機械的に固定すると共に、電気的な接続も同時に行うことで積層方向への回路形成が可能となる。このとき、素子用サブ基板6の半導体素子1a,1bが固定された素子搭載領域の裏側は熱流束が大きい。図1の場合、特に半導体素子1aの素子搭載領域の裏側の熱流束が他の領域に比べて大きいので、当該裏側に対向するメイン基板8の領域にはポスト8aが設けられている。
ここで、素子用サブ基板6とメイン基板8およびポスト8aとの接合面全体をはんだで接合しようとすると、はんだボイドの影響により接続箇所の熱抵抗が安定しない。また、接合面全体をはんだで接合すると、素子用サブ基板6とメイン基板8との線膨張差により、接合面の劣化が著しく、継時的な熱抵抗の上昇を避けられない。そこで、はんだボールを用いるのであるが、ポスト8aの上面にはんだボール7と同じピッチではんだボールを設けて素子用サブ基板6を固定すると熱抵抗が大きくなってしまう。
そこで、実施の形態1にかかる半導体パッケージ100においては、他の領域に比べて熱流束が大きい領域であるポスト8aの上面に設けたはんだボールを伝熱に特化したはんだボールであるサーマルボール7aとし、信号は通さずにポスト8aを介して接地接続としておく。そして、サーマルボール7aのボールピッチP1をはんだボール7のボールピッチP2より小さくすることで、熱抵抗が大きくボトルネックとなっていた半導体素子1aの下方のはんだボール接続の熱抵抗を下げることができる。また、素子用サブ基板6内のビア6aに接続されるサーマルボール7aは、リターン電流経路の強化に寄与するので、半導体パッケージ100が実現する送受信増幅器の安定動作につながる。
メイン基板8は、外部のシステムからの半導体素子1a,1bへの電源供給、半導体素子1a,1bとの制御信号および送受信信号の受け渡しに用いられるプリント基板である。はんだボール7および素子用サブ基板6を介して半導体素子1a,1bとやりとりする電波信号はメイン基板8により位相が制御される。半導体素子1a,1bの信号を増幅させるためのドレイン電流およびゲート電流もメイン基板8からはんだボール7および素子用サブ基板6を介して半導体素子1a,1bに供給される。
なお、メイン基板8およびポスト8aの上面には、上記ボールピッチの条件を満たすようにはんだボール7およびサーマルボール7aを配置して実装するためにレジストパターンが形成されている。すなわち、レジストパターンのレジストが存在しない領域にはんだボール7およびサーマルボール7aが形成されている。
ポスト8aをメイン基板8に形成する手順は以下の通りである。まず、半導体素子1aの下方といった、メイン基板8において他の領域に比べて熱流束が大きいと考えられるので特に熱抵抗を下げたい箇所を定める。そして、メイン基板8のプリント基板の構成材となるプリプレグ材、コア材および銅箔の上記箇所に同じ径の孔を形成する。その上で、プリプレグ材、コア材および配線8bとなる銅箔を積層させることによりプリント基板を形成して、従来のビア(VIA)ホールに比べてサイズの大きな孔を有するメイン基板8を作製することができる。このようにして形成された孔に対して、孔の側面に導体を形成して、導体の内径より僅かに大きい柱状の金属であるポスト8aを圧入して貫通させることで、熱抵抗を下げたい箇所にポスト8aを配置することができる。その結果、樹脂基板であるメイン基板8の熱抵抗を下げたい箇所の鉛直方向の熱伝導率を大幅に向上させることができる。ポスト8aは、メイン基板8の鉛直方向の熱伝導を改善するために設置したものであり、メイン基板8を構成する樹脂基板との線膨張差が少なく、熱伝導率が高いことが要求される。したがって、ポスト8aには無酸素銅といった素材が使用される。
メイン基板8とケース9との間には、メイン基板8の反りおよびケース9の反りの影響による図示していない接触層が存在する。また、メイン基板8の表面およびケース9の表面には少なからず微細な表面粗さが存在している。そのため、接触層の熱抵抗は他の層に比べて大きくなる傾向にある。接触層の熱抵抗を下げる手段として、メイン基板8とケース9との間にTIM(Thermal Interface Materials)と呼ばれる材料を使用して、できる限り熱抵抗を低減する。
送受信増幅器の筐体となるケース9は、送受信増幅器に対する保護と電磁シールドを兼ねた構造物である。また、ケース9は、送受信増幅器の発熱を図示していない冷却構造体に伝熱するための最後の伝熱面を構成している。そして、間欠作動させられる送受信増幅器においては、ケース9の熱容量により、半導体素子1a,1bの過度な温度上昇を防止している。ケース9を構成する材料に制限はないが、アルミ合金などでケース9を構成することにより、小型軽量化および高熱伝導性を実現することができる。
ケース9は、冷却構造体と機械的に結合することで、冷却構造体への固定と熱的な接続が行われる。冷却構造体は、ケース9を固定している面とは別の面において冷媒と接触することにより冷媒への熱伝達を実現している。ケース9と冷却構造体との間の伝熱面は熱伝導グリース等で接触熱抵抗を下げるように構成されており、熱が効率よく冷媒に伝達されるようになっている。
半導体素子1a,1bが動作する際に発生した熱は、半導体素子1a,1bの下のヒートスプレッダ5および素子用サブ基板6に伝達されることにより伝熱面積が拡大する。しかし、素子用サブ基板6内に他の領域に比べて熱流束の大きい領域が発生してしまう。
これに対して、実施の形態1にかかる半導体パッケージ100においては、上記領域の下に設けるサーマルボール7aの設置密度を高めて周囲のはんだボール7に比べて狭いボールピッチで配置する。これにより、サーマルボール7aのはんだボール接合の熱抵抗を低減することができる。
さらに、サーマルボール7aが接することになるメイン基板8の部位には、熱伝導率の高い金属のポスト8aを埋め込んでおき、サーマルボール7aをポスト8aに接続することでメイン基板8における熱抵抗を低減することができる。ポスト8aはケース9とも熱的に接続しているため、メイン基板8の熱抵抗を抑えてケース9以降の伝熱層に伝熱することができる。
このように、実施の形態1にかかる半導体パッケージ100によれば、作製が容易な積層構造により、素子用サブ基板6の他の領域に比べて熱流束の大きい領域を伝わる熱を熱抵抗が低減されたサーマルボール7aを介してポスト8aおよびメイン基板8に伝達し、ポスト8aおよびメイン基板8でさらに熱拡散した上で冷却構造体に伝達させることができる。これにより、半導体素子1a,1bから発生した熱を効率的に外部に伝達することが可能となる。その結果、半導体素子1a,1bを搭載した送受信増幅器の信頼性を高めることができる。
なお、メイン基板8はケース9にねじ止めにより固定されてもよいし、メイン基板8が直接冷却構造体に固定されるような構成であっても構わない。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2にかかる半導体パッケージ200の構成を示す断面図である。半導体パッケージ200の構成は、メイン基板8およびポスト8aとケース9との間に接地用のパターン8cが設けられている点を除けば、図1の半導体パッケージ100の構成と同様である。
メイン基板8のうねりまたは反りにより、実施の形態1で述べた接触層に熱抵抗の上昇がある場合、メイン基板8およびポスト8aの下面に接するように接地用のパターン8cを設けることにより、ポスト8aからケース9へ向かう熱を拡散することができ、接触層の熱抵抗を低く抑えることが可能となる。接地用のパターン8cの具体例は、銅箔である。接地用のパターン8cの厚みは可能な限り厚くすることが望ましい。
半導体パッケージ200は最下層となる接地用のパターン8cを介してケース9に固定されることになるが、さらにTIMを用いる場合は、接地用のパターン8cとケース9との間にTIMを設けるようにする。
メイン基板8のうねりまたは反りによりポスト8aとケース9との熱的接続がそのままでは理想的に取れない場合において、実施の形態2の半導体パッケージ200においてはポスト8aとケース9との間に接地用のパターン8cを設けているので、図2の水平方向へ熱を拡散することが可能となる。その結果、半導体パッケージ200は、接触による熱抵抗を上昇させることなくポスト8aからケース9へ伝熱することができるので、半導体素子1a,1bから発生した熱を半導体パッケージ100よりさらに効率的に外部に伝達することが可能となる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3にかかる半導体パッケージ300の構成を示す断面図である。半導体パッケージ300の構成は、半導体素子1aに高発熱回路部10および低発熱回路部20が設けられていることと、第一のはんだボールがサーマルボール7aからサーマルボール7a1およびサーマルボール7a2に代わっていること以外は、図1の半導体パッケージ100の構成と同様である。以下では、図1の半導体パッケージ100と異なる点を説明する。
半導体素子1aにおいて、高発熱回路部10は低発熱回路部20より発熱量が多い。したがって、素子用サブ基板6の高発熱回路部10の直下周辺の領域の方が低発熱回路部20の直下周辺の領域に比べて熱流束が大きい。そこで、実施の形態3にかかる半導体パッケージ300においては、高発熱回路部10の直下に設けられたサーマルボール7a1のボールピッチP1Aと低発熱回路部20の直下に設けられたサーマルボール7a2のボールピッチP1Bとを異なるようにする。具体的には、ボールピッチP1BよりボールピッチP1Aを小さくする。なお、ボールピッチP1AおよびP1Bは共に、はんだボール7のボールピッチP2より小さい。
以上のように、実施の形態3にかかる半導体パッケージ300においては、はんだボール7のボールピッチP2より小さい値のボールピッチでポスト8aの上面に設けられた複数のサーマルボールについて、サーマルボールが存在する位置における熱流束の大小で区別してボールピッチがさらに異なる値となるようにする。これにより、ポスト8aを介してさらに効率的に外部に熱を伝達することが可能になる。
また、半導体パッケージ300においても、実施の形態2の半導体パッケージ200と同様に、メイン基板8およびポスト8aとケース9との間に接地用のパターン8cを設けるようにして、さらに効率的に外部に熱を伝達するようにしてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1a,1b 半導体素子、2 リッド、3 フレーム、4 ワイヤ、5 ヒートスプレッダ、6 素子用サブ基板、6a ビア、7 はんだボール、7a,7a1,7a2 サーマルボール、8 メイン基板、8a ポスト、8b 配線、8c 接地用のパターン、9 ケース、10 高発熱回路部、20 低発熱回路部、100,200,300 半導体パッケージ。

Claims (3)

  1. メイン基板と、
    前記メイン基板を上下に貫通して設けられた金属のポストと、
    前記ポストの上面に接して設けられた複数の第一のはんだボールと、
    前記メイン基板の上面に接して設けられた複数の第二のはんだボールと、
    前記第一のはんだボールおよび前記第二のはんだボールの上に接して設けられ、半導体素子を搭載する素子用サブ基板と、
    を備え、
    前記第一のはんだボールのボールピッチが前記第二のはんだボールのボールピッチより小さく、
    前記半導体素子の高発熱回路部の直下に設けられた前記第一のはんだボールのボールピッチと、前記半導体素子の前記高発熱回路部より発熱量が少ない低発熱回路部の直下に設けられた前記第一のはんだボールのボールピッチとが異なる
    ことを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記低発熱回路部の直下に設けられた前記第一のはんだボールのボールピッチより前記高発熱回路部の直下に設けられた前記第一のはんだボールのボールピッチが小さい
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記メイン基板および前記ポストの下面に接するように接地用のパターンをさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体パッケージ。
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