JP6718642B2 - 角型土嚢 - Google Patents

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本発明は、角型土嚢に関し、更に詳しくは、土嚢を隣合せて複数設置した場合に、土嚢同士の間に生じる隙間を極力小さくすることができる角型土嚢に関する。
海岸、河川、湖、池、道路、山林等での土木工事に土嚢が各所で用いられている。
かかる土嚢は、一般に、円柱状(上面視で丸型)の袋体に、充填材が充填された構成となっている。
例えば、有底円筒状の基布袋体と、該基布袋体を吊るための帯状の吊りベルトと、を備える土嚢用袋体に、中詰め材(充填材)が充填された土嚢が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−173363号公報
しかしながら、円柱状の土嚢を隣合せで複数設置した場合、土嚢同士の間の四隅に隙間が生じることになる。この場合、スペースの無駄が生じると共に、隙間にゴミがたまる等の問題がある。
また、河川の氾濫や土砂崩れを抑えるために従来の土嚢を用いた場合、土嚢同士の間の隙間から水や土砂が漏れ易いという欠点がある。
さらに、長期間経過後の土嚢は、紫外線等の影響により、袋体の強度が低下している場合があるため、土嚢間に隙間があると、充填材が、隙間の部分に位置する袋体の布地を空間側へ押し広げ、袋体を破損させる恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、土嚢を隣合せて設置した場合に、土嚢同士の間に生じる隙間を極力小さくすることができる角型土嚢を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、四角柱状とし、四方の側面布の内面に添うようにボードを配置し、袋体内の充填材をボードよりも内側に充填させることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)四角柱状の角型土嚢であって、上面視で四角形状の底面布、該底面布の四方の辺縁部それぞれから起立するように設けられた側面布、及び、それぞれの該側面布の上辺縁部に設けられた上面布、からなる袋体と、四方の側面布の内面に添うようにそれぞれ配置されたボードと、袋体に取り付けられた吊りベルトと、袋体内のボードよりも内側に充填された充填材と、を備え、充填材の上面が上面布により覆われており、四方の側面布の内側には、それぞれ、補助布が設けられており、ボードが、側面布と補助布とにより挟持されるように配置され、袋体内の補助布よりも内側に充填材が充填されている角型土嚢に存する。
本発明は、()補助布の上側の上辺縁部と、その両側の横辺縁部とが、共に、側面布に縫着されている上記()記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()四方に設けられた側面布が、一枚の長尺状の布からなるものであり、該側面布の下辺縁部と、底面布の各辺縁部とが縫着され、該側面布の上辺縁部と、上面布の基端辺縁部とが縫着されている上記(1)又は(2)記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()一方の向かい合う上面布同士が連結されている上記(1)〜()のいずれか1つに記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()上面布が一方の相対する一対の第1上面布と、他方の相対する一対の第2上面布とからなり、第1上面布同士が連結され、第2上面布同士が、第1上面布同士の下面で、互いに重なり合っている上記(1)〜()のいずれか1つに記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()ボードの曲げ強度が3MPa以上である上記(1)〜()のいずれか1つに記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()吊りベルトが、底面布の裏面に対して直交した状態で縫着され、且つ、該底面布から立ち上がるようにして、四方の側面布の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に縫着されている上記(1)〜()のいずれか1つに記載の角型土嚢に存する。
本発明は、()袋体の上方の吊りベルトには、取っ手部が取り付けられている上記()記載の角型土嚢に存する。
本発明の角型土嚢は、底面布、側面布及び上面布で囲まれる四角柱状であるため、隣合せて設置した場合、側面同士が当接され、生じる隙間を極力小さくすることができる。
これにより、スペースを有効利用できると共に、隙間にゴミがたまることを抑制できる。
また、河川の氾濫や土砂崩れを抑えるために用いた場合であっても、角型土嚢同士の間の隙間から水や土砂が漏れ難くなる。
さらに、長期間経過後の袋体の強度が低下している場合であっても、角型土嚢同士が隣接しているため、充填材の充填圧により、袋体が破損することを防止できる。
本発明の角型土嚢においては、四方の側面布の内面に添うようにボードを配置し、袋体内の充填材をボードよりも内側に充填させることにより、充填材の充填圧によりボードが固定され、且つ、当該ボードにより、施工の際等に袋体の形状が変形することを抑制することができる。
また、この場合、充填圧は、ボードを介して、袋体に均等に加わることになる。
ちなみに、一般的な土嚢においては、充填された充填材の充填圧が、土嚢の側面に対して、放射状に付加されるため、単に、袋体の形状を四角柱状にしただけでは、施工の際に形状を維持することができない。すなわち、充填材を投入して、土嚢を吊上げると、その充填圧により円柱状に変形してしまう。
本発明の角型土嚢は、四角柱状であるため、地震や土砂崩れ等の際に、転がって移動することを防止することができる。
また、吊りベルトが取り付けられているので、当該吊りベルトを介して容易に運搬することができる。
本発明の角型土嚢においては、角型土嚢を吊り上げると、充填材が、その重量により、袋体の布地を下方に押し下げようとするため、結果的に、ボードが上方に移動するように作用するが、このボードが、側面布と補助布とにより挟持されており、且つ、袋体内の充填材が補助布よりも内側に充填されているので、充填材の充填圧が補助布に加わり、その補助布によってボードが圧を受けて拘束されることになる。このため、吊り上げの際に、ボードが上下にずれることを防止することができる。
このとき、補助布の上辺縁部と、一対の横辺縁部とが、共に、側面布に縫着されていることが好ましい。この場合、補助布が、側面布に取り付けられた下方に開口を有するポケットの役割を果たすため、当該ポケットにボードを挿入することにより、ボードが上方向だけでなく、横方向にずれることも防止でき、ボードの位置決めを簡単に行うことができる。
本発明の角型土嚢においては、四方に設けられた側面布が、一枚の長尺状の布からなるものであり、該側面布の下辺縁部と、底面布の各辺縁部とが縫着され、該側面布の上辺縁部と、上面布の基端辺縁部とが縫着されている場合、製造が容易であり、強度にも優れるものとなる。
本発明の角型土嚢においては、一方の向かい合う上面布同士が連結されている場合、施工の際等に、充填材の上面が不作為に開放されて充填材がこぼれ落ちることを極力防止することができる。
また、第1上面布同士が連結され、第2上面布同士が、第1上面布同士の下面で、互いに重なり合っている場合、充填材がこぼれ落ちることを確実に防止することができる。
本発明の角型土嚢においては、ボードの曲げ強度が3MPa以上である場合、充填材の充填圧により、ボードが変形することを防止することができる。
本発明の角型土嚢において、袋体には、ループ状の吊りベルトが取り付けられており、該吊りベルトが、底面布の裏面に対して直交した状態で縫着され、且つ、該底面布から立ち上がるようにして、四方の側面布の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に縫着されている場合、袋体の形状を極力変形させずに、当該吊りベルトを介して角型土嚢を容易に搬送することができる。
このとき、袋体の上方の吊りベルトには、取っ手部が取り付けられている場合、吊りベルトを補強することができ、フックを取り付ける位置も明確となる。
図1は、本発明に係る角型土嚢の第1実施形態を概略的に示す斜視図である。 図2の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図であり、(b)は、その断面図である。 図3の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の底面布を示す正面図であり、(b)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の側面布を示す正面図であり、(c)は、底面布に側面布を設けた状態を示す斜視図である。 図4の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の第1上面布を示す上面図であり、(b)は、袋体を製造する前の第2上面布を示す上面図である。 図5の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において充填材による充填圧のかかり方を説明するための説明図であり、(b)は、ボードを有しない場合の充填材による充填圧のかかり方を説明するための説明図である。 図6の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢を隣合せで設置した状態を模式的に示す上面図であり、(b)は、従来の土嚢を隣り合わせで設置した状態を模式的に示す上面図である。 図7の(a)は、第2実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図であり、(b)は、その断面図である。 図8は、第3実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図である。 図9は、他の実施形態に係る角型土嚢の概略を示す斜視図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明に係る角型土嚢は、袋体に充填材が充填された状態で用いられる。
ここで、充填材としては、公知のものが用いられ、例えば、土砂、砕石等が挙げられる。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る角型土嚢の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る角型土嚢の第1実施形態を概略的に示す斜視図である。なお、図1における角型土嚢1は、建設用重機により、吊り上げられた状態となっている。
図1に示すように、第1実施形態に係る角型土嚢1は、四角柱状の袋体10と、袋体10内に収納された図示しないボードと、袋体10に取り付けられた吊りベルト30と、袋体10内のボードよりも内側に充填された上記充填材とを備える。
角型土嚢1は、建設用重機により、吊りベルト30を介して吊り上げられるようになっている。
そして、吊り上げられた角型土嚢1は、目的の位置まで運搬され、そこで施工されることになる。
角型土嚢1は、四角柱状であるため、隣合せて設置した場合、側面同士が当接され、生じる隙間を極力小さくすることができる。
また、四角柱状であるため、地震や土砂崩れ等の際に、転倒して、転がって移動するようなことを防止することができる。
図2の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図であり、(b)は、その断面図である。なお、吊りベルトの記載は省略している。
図2の(a)及び(b)に示すように、袋体10は、上面視で四角形状の底面布11と、該底面布11の四方の辺縁部それぞれから起立するように設けられた側面布12と、それぞれの該側面布12の上辺縁部に設けられた上面布13とからなる。
ここで、底面布11、側面布12及び上面布13の材質としては、特に限定されないが、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等が用いられる。なお、底面布11、側面布12及び上面布13は、互いに同一の材質であっても、異なる材質であってもよい。
これらの中でも、底面布11、側面布12及び上面布13の材質は、耐久性及びリサイクルのし易さの観点から、いずれもポリプロピレンであることが好ましい。
また、底面布11、側面布12及び上面布13には、反射剤又は紫外線吸収剤が付与されていることが好ましい。施工後に、長期間経過した場合であっても、紫外線による袋体10の劣化を抑制することができる。なお、反射剤としては、酸化鉄、酸化クロム、酸化鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が挙げられ、紫外線吸収剤としては、カーボンブラック、フェニルサリシレート系、ヒドロキシベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等の吸収剤が挙げられる。
図3の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の底面布を示す正面図であり、(b)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の側面布を示す正面図であり、(c)は、底面布に側面布を設けた状態を示す斜視図である。
図3の(a)に示すように、袋体10を製造する前の底面布11は、四角形状の布からなり、図3の(b)に示すように、袋体10を製造する前の側面布12は、一枚の長尺状の布からなる。
このように、側面布12が、一枚の長尺状の布らなるので、袋体10の製造が容易となる。
そして、当該底面布11の四方の辺縁部11aに、それぞれ、側面布12の下辺縁部12bを縫着させることにより、底面布11から起立するように側面布12が設けられる。
こうして、図3の(c)に示すように、角型土嚢においては、底面布11と側面布12とにより箱状となるので、充填材を収納することが可能となる。
角型土嚢1において、四方の側面布12の上辺縁部12aには、ぞれぞれ、上面布13が設けられる。
図4の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において、袋体を製造する前の第1上面布を示す上面図であり、(b)は、袋体を製造する前の第2上面布を示す上面図である。
図4の(a)及び(b)に示すように、上面布13は、異なる2つのタイプが用いられる。
すなわち、図4の(a)に示すように、一方の上面布13(以下便宜的に「第1上面布131」という。)は、底面布11の半分のサイズの四角形状となっており、その自由端辺縁部131aには、幅方向に沿って複数の穴133が設けられている。
また、図4の(b)に示すように、他方の上面布13(以下便宜的に「第2上面布132」という。)は、底面布11と同等のサイズの四角形状となっている。
第1上面布131は、その基端辺縁部131bが、向かい合う一対の側面布12の上辺縁部12aにそれぞれ縫着されており、第2上面布132は、その基端辺縁部132bが、別の向かい合う一対の側面布12の上辺縁部12aにそれぞれ縫着されている。すなわち、第1上面布131が設けられる方向と、第2上面布132が設けられる方向とは上面視で直交している(図2の(a)参照)。
このように、角型土嚢1においては、側面布12の下辺縁部12bと、底面布11の各辺縁部11aとが縫着されており、側面布12の上辺縁部12aと、上面布131,132の基端辺縁部131b,132bとが縫着されているので、強度にも優れる。
角型土嚢1においては、一方の第2上面布132が、充填材の上面を覆うように配置され、他方の第2上面布132が、その上に重ねて配置され、さらに、その上に、第1上面布131が配置される。
すなわち、向かい合う第2上面布132同士が、向かい合う第1上面布131同士の下面で、互いに重なり合っている。
そして、第1上面布131は、向かい合う自由端辺縁部131aに沿ってそれぞれ複数の穴133が設けられているので、当該穴133を交互にロープで縛ることにより、第1上面布131同士が互いに連結される。
これにより、角型土嚢1においては、充填材の上面が第1上面布131及び第2上面布132で覆われ、且つ、その状態が維持される(図1参照)。
その結果、例えば、施工の際等に、充填材の上面が不作為に開放されて充填材がこぼれ落ちることを極力防止することができる。
また、第2上面布132同士が、第1上面布131の下面で、互いに重なり合っているので、充填材がこぼれ落ちることをより確実に防止することができる。
図2の(a)及び(b)に戻り、角型土嚢1においては、四方の側面布12の内面に添うように平板状のボード20がそれぞれ配置されている。
当該ボード20の材質としては、特に限定されないが、例えば、プラスチック段ボール、硬質プラスチック、合板、鋼板等が用いられる。
これらの中でも、ボード20は、軽量であり、汎用性に優れるプラスチック段ボールであることが好ましい。
ここで、ボード20のJIS−K7171に準拠して測定した曲げ強度は、3MPa以上であることが好ましく、5MPa以上であることがより好ましい。
強度が3MPa未満であると、強度が上記範囲内にある場合と比較して、充填材の充填圧により変形する恐れがある。
角型土嚢1において、充填材は、袋体10内のボード20よりも内側に充填される。
図5の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢において充填材による充填圧のかかり方を説明するための説明図であり、(b)は、ボードを有しない場合の充填材による充填圧のかかり方を説明するための説明図である。
図5の(a)に示すように、角型土嚢1においては、充填材が充填されると、その充填圧が直角方向に付加され、ボード20が外側に押されて固定される。
このとき、当該充填圧は、ボード20の面方向に均等に分散されるので、袋体10の形状が変形することを抑制することができる。
一方、図5の(b)に示すように、ボード20を有しない場合は、充填材の充填圧が放射状に加わると、柔軟性を有する袋体は変形し、結果的に円柱状となってしまう。
図1に戻り、吊りベルト30は、袋体10に取り付けられる。
ここで、吊りベルト30の使用糸としては、マルチフィラメント又はテープヤーンが用いられる。これらの中でも、吊りベルト30の使用糸は、傷付き難いという理由から、マルチフィラメントであることが好ましい。
また、吊りベルト30の材質としては、特に限定されないが、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等が用いられる。
これらの中でも、吊りベルト30の材質は、耐久性及びリサイクルのし易さの観点から、ポリプロピレンであることが好ましい。
また、吊りベルト30には、反射剤又は紫外線吸収剤が付与されていることが好ましい。この場合、紫外線による吊りベルト30の劣化を抑制することができる。
なお、反射剤及び紫外線吸収剤としては、上述したものと同じものが用いられる。
吊りベルト30は、ループ状となっており、底面布11の裏面に対して直交した状態で縫着され、且つ、該底面布11から立ち上がるようにして、四方の側面布12の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に縫着されている。なお、かかる縫着は、少なくとも一部であればよい。
このように、土嚢1においては、吊りロープを四方の側面布12の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に設けることにより、袋体10の形状を極力変形させずに、吊りベルト30を介して角型土嚢1を容易に搬送することが可能となる。
また、吊りベルト30は、袋体10の上方に、アーチ状に突出しており、当該吊りベルト30の頂点には、フックを引掛けるための取っ手部31が設けられている。
取っ手部31は、1枚のシートからなり、吊りベルト30に巻き付けることにより、形成される。
これにより、フックを引掛ける部分の吊りベルト30を補強することができ、且つ、フックを取り付ける位置も明確となる。
角型土嚢1においては、吊りベルト30の取っ手部31に、建設用重機のフックを引掛けて、当該フックを上昇させることにより、角型土嚢1が吊り上げられることになる。なお、かかる建設用重機としては、角型土嚢1を吊り上げ可能であれば、特に限定されず、例えば、クレーン、ショベル、バックホウ等が採用できる。
そして、角型土嚢1は、吊り上げられた状態で、建設用重機により他所に運搬され施工される。
図6の(a)は、第1実施形態に係る角型土嚢を隣合せで設置した状態を模式的に示す上面図であり、(b)は、円柱状の土嚢を隣り合わせで設置した状態を模式的に示す上面図である。
図6の(a)に示すように、角型土嚢1は、上面視で四角形であるため、隣合せて設置した場合、側面同士が当接された状態となる。このため、角型土嚢1間に生じる隙間S1を極力小さくすることができる。
一方、図6の(b)に示すように、円柱状の土嚢3の場合、土嚢3間に生じる隙間S2は、図6の(a)の場合に比べて、極めて大きくなる。
このように、第1実施形態に係る角型土嚢1によれば、隙間S1を極力小さくすることができるので、スペースを有効利用できると共に、隙間S1にゴミがたまることを抑制することができる。
また、河川の氾濫や土砂崩れを抑えるために用いた場合であっても、角型土嚢1同士の間の隙間から水や土砂が漏れ難くなる。
さらに、長期間経過後の袋体10の強度が低下している場合であっても、角型土嚢1同士が隣接しているため、充填材の充填圧により、袋体10が破損することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る角型土嚢の第2実施形態について説明する。
図7の(a)は、第2実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図であり、(b)は、その断面図である。なお、吊りベルトの記載は省略している。
図7の(a)及び(b)に示すように、第2実施形態に係る角型土嚢2は、四角柱状の袋体50と、袋体50内に収納されたボード20と、袋体50に取り付けられた図示しない吊りベルトと、袋体50内の後述する補助布よりも内側に充填された上記充填材とを備える。
したがって、第2実施形態に係る角型土嚢2は、袋体50の構造が異なること以外は、第1実施形態に係る角型土嚢1と同じである。
袋体50は、上面視で四角形状の底面布11と、該底面布11の四方の辺縁部それぞれから起立するように設けられた側面布12と、それぞれの該側面布12の上辺縁部に設けられた上面布23と、上面布23よりも内側となるように、それぞれの該側面布12の上辺縁部12a及び横辺縁部12bに設けられた補助布15とからなる。
なお、補助布15及び上面布23の材質は、上述した底面布11、側面布12及び上面布13と同様のものが用いられる。
補助布15は、側面布12の内面に添設され、補助布15の上辺縁部15aと、両側一対の横辺縁部15bとが、共に、側面布12に縫着されている。すなわち、側面布12の内面には、補助布15により形成された、下方に開口部を有するポケットが設けられている。
そして、当該ポケットにボード20を挿入すると、ボード20が、側面布12と補助布15とにより挟持されるように配置される。
このように、角型土嚢2においては、補助布15が側面布12に取り付けられた状態でポケットの役割を果たすため、当該ポケットにボード20を挿入することにより、ボード20が横方向にずれることも防止でき、ボード20の位置決めを簡単に行うことが可能となる。
また、角型土嚢2においては、袋体内50の充填材が補助布15よりも内側に充填される。
したがって、角型土嚢2を吊り上げると、充填材が、その重量により、袋体50を下方に押し下げようとするため、結果的に、ボード20が上方にずれ易くなるが、ボード20が、側面布12と補助布15とにより挟持されているので、充填材の充填圧が補助布15に付加され、その補助布15によりボード20が拘束されることになる。
これにより、吊り上げの際に、ボード20が上下にずれることを防止することができる。
上面布23は、上述した第1実施形態に係る角型土嚢1と同様に、異なる2つのタイプが用いられる。
すなわち、一方の上面布23(以下便宜的に「第1上面布231」という。)は、第1実施形態に係る角型土嚢1における第1上面布131と同様に、底面布11の半分のサイズの四角形状となっているが、複数の穴が設けられておらず、その代わりに、タッチファスナー233が設けられている。
なお、第2上面布132については、第1実施形態に係る角型土嚢1における第2上面布132と同じであるので説明を省略する。
角型土嚢2においては、一方の第2上面布132が、充填材の上面を覆うように配置され、他方の第2上面布132が、その上に重ねて配置され、さらに、その上に、第1上面布231が配置される。
すなわち、向かい合う第2上面布132同士が、向かい合う第1上面布231同士の下面で、互いに重なり合っている。
そして、第1上面布231は、向かい合う自由端辺縁部131aにタッチファスナー233が設けられているので、当該タッチファスナー233同士を互いに面接触させることにより、第1上面布231同士が互いに連結される。
これにより、角型土嚢2においては、充填材の上面が第1上面布231及び第2上面布132で覆われ、且つ、その状態が維持される。
このように、角型土嚢2においては、タッチファスナー233を用いることにより、簡単な作業で、第1上面布231同士を互いに連結させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る角型土嚢の第3実施形態について説明する。
図8は、第3実施形態に係る角型土嚢において、充填材を投入する前の上面布を開いた状態を概略的に示す斜視図である。
図8に示すように、第3実施形態に係る角型土嚢3は、四角柱状の袋体10と、袋体10内に収納された図示しないボードと、袋体10に取り付けられた吊りベルト30と、袋体10内のボードよりも内側に配置された内袋14と、該内袋14に充填された上記充填材とを備える。
したがって、第3実施形態に係る角型土嚢3は、袋体10内に内袋14を介して、充填材が充填されていること以外は、第1実施形態に係る角型土嚢1と同じである。
角型土嚢3は、内袋14を介して、充填材を充填するため、耐久性に優れる。
また、焼却灰、汚泥、汚染土壌、家畜糞等の微粉末状や液状の充填材も充填することが可能となる。
ここで、内袋14の材質としては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、アルミナ蒸着フィルム又はシリカ蒸着フィルム等のフィルムが挙げられる。
内袋14は、充填材の性質に応じて、材質を変えることができる。
例えば、充填材が、悪臭を発するものであれば、内袋14を、上記フィルムを複数積層し、密閉性を有するものとすればよい。
また、充填材が、放射線を発するものであれば、内袋14を、上記フィルムに、鉛やタングステン等を付与し、遮蔽性を有するものとすればよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る角型土嚢1,2,3は、四角柱状の袋体となっているが、三角柱状、六角柱状等の多角柱状であってもよい。
第1実施形態に係る角型土嚢1において、袋体10を製造する前の側面布12は、一枚の長尺状の布からなっているが、複数枚を組み合わせたものでもよい。この場合、底面布11の四方の辺縁部11aに、側面布の下辺縁部を縫着させると共に、側面布同士も縫着する必要がある。
第1実施形態に係る角型土嚢1において、第1上面布131と第2上面布132とは、異なるサイズのものが用いられているが同じサイズであってもよい。
なお、各上面布のサイズは、充填材の上面を覆うことができれば、任意に設定することが可能である。
また、第1実施形態に係る角型土嚢1においては、第1上面布131同士が、向かい合う自由端辺縁部131aの複数の穴133にロープを通して縛っており、第2実施形態に係る角型土嚢2においては、タッチファスナーにより連結しているが、第1上面布同士の連結方法は、これらに限定されない。
第1実施形態に係る角型土嚢1において、側面布12の下辺縁部12bと、底面布11の各辺縁部11aとが縫着されており、側面布12の上辺縁部12aと、上面布131,132の基端辺縁部131b,132bとが縫着されているが、連結方法は縫着に限定されず、接着剤による接着や熱による溶着等であってもよい。
第1実施形態に係る角型土嚢1においては、ループ状の吊りベルト30を用いているが、紐状の吊りベルトを用いてもよい。
第1実施形態に係る角型土嚢1においては、袋体10の上方に、二組のアーチ状の吊りベルト30が突出しているが(図1参照)、突出するアーチ状の吊りベルト30は、一組であってもよく、三組以上であってもよい。
第1実施形態に係る角型土嚢1において、吊りベルト30は、底面布11の裏面に対して直交した状態で縫着され、且つ、該底面布11から立ち上がるようにして、四方の側面布12の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に縫着されているが、吊りベルト30を取り付ける位置はこれに限定されない。
図9は、他の実施形態に係る角型土嚢の概略を示す斜視図である。
図9に示すように、角型土嚢において、吊りベルト30aは、底面布11の裏面に対して複数箇所で直交した状態で縫着され、且つ、該底面布11から立ち上がるようにして、四方の側面布12の外側の横方向に対して略等間隔となるように二箇所の位置に垂直に縫着されている。
この場合、袋体10の形状をより変形させずに、吊りベルト30を介して角型土嚢1を容易に搬送することが可能となる。
第2実施形態に係る角型土嚢2においては、補助布15が、側面布12の内面に添設されており、補助布15の上辺縁部15aと、両側一対の横辺縁部15bとが、共に、側面布12に縫着されているが、補助布15を側面布12に取り付ける位置、手段については、特に限定されない。
本発明に係る角型土嚢1,2,3は、海岸、河川、湖、池、道路、山林等での土木工事に用いられる。
本発明に係る角型土嚢1,2,3によれば、土嚢を隣合せて設置した場合に、土嚢同士の間に生じる隙間を極力小さくすることができる。
1,2,3・・・角型土嚢
10,50・・・袋体
11・・・底面布
11a・・・辺縁部
12・・・側面布
12a,15a・・・上辺縁部
12b・・・下辺縁部
13,23・・・上面布
131,231・・・第1上面布(上面布)
131a・・・自由端辺縁部
131b,132b・・・基端辺縁部
132・・・第2上面布(上面布)
133・・・穴
15・・・補助布
15b・・・横辺縁部
20・・・ボード
233・・・タッチファスナー
30,30a・・・吊りベルト
31・・・取っ手部
S1,S2・・・隙間

Claims (8)

  1. 四角柱状の角型土嚢であって、
    上面視で四角形状の底面布、該底面布の四方の辺縁部それぞれから起立するように設けられた側面布、及び、それぞれの該側面布の上辺縁部に設けられた上面布、からなる袋体と、
    四方の前記側面布の内面に添うようにそれぞれ配置されたボードと、
    前記袋体に取り付けられた吊りベルトと、
    前記袋体内の前記ボードよりも内側に充填された充填材と、
    を備え、
    前記充填材の上面が前記上面布により覆われており、
    四方の前記側面布の内側には、それぞれ、補助布が設けられており、
    前記ボードが、前記側面布と前記補助布とにより挟持されるように配置され、
    前記袋体内の前記補助布よりも内側に前記充填材が充填されている角型土嚢。
  2. 前記補助布の上側の上辺縁部と、その両側の横辺縁部とが、共に、前記側面布に縫着されている請求項1記載の角型土嚢。
  3. 四方に設けられた前記側面布が、一枚の長尺状の布らなるものであり、
    該側面布の下辺縁部と、前記底面布の各辺縁部とが縫着され、
    該側面布の上辺縁部と、前記上面布の基端辺縁部とが縫着されている請求項1又は記載の角型土嚢。
  4. 一方の向かい合う前記上面布同士が連結されている請求項1〜のいずれか1項に記載の角型土嚢。
  5. 上面布が一方の相対する一対の第1上面布と、他方の相対する一対の第2上面布とからなり、
    前記第1上面布同士が連結され、
    前記第2上面布同士が、前記第1上面布同士の下面で、互いに重なり合っている請求項1〜のいずれか1項に記載の角型土嚢。
  6. 前記ボードの曲げ強度が3MPa以上である請求項1〜のいずれか1項に記載の角型土嚢。
  7. 前記吊りベルトが、前記底面布の裏面に対して直交した状態で縫着され、且つ、該底面布から立ち上がるようにして、四方の前記側面布の外側の横方向に対して中間の位置に垂直に縫着されている請求項1〜のいずれか1項に記載の角型土嚢。
  8. 前記袋体の上方の前記吊りベルトには、取っ手部が取り付けられている請求項記載の角型土嚢。
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