JP6718181B1 - 片側加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の接触部をワークに適正に接触させることができる片側加熱装置を提供する。【解決手段】片側からワークを加熱する一対の電極2A,2Bを備えた片側加熱装置1であって、ベース部3と、ワークと一方向に連続又は断続して接触する接触部4を有した電極2A,2Bと、電極2A,2Bを固定する電極ホルダ5と、ベース部3と電極ホルダ5との間で設けられ、電極2A,2Bがワークから受ける反力により、接触部4の延設方向と直交する軸線O1回りに電極ホルダ5を傾動させる四節リンク機構7と、を備え、四節リンク機構7は、電極ホルダ5側の第一節がベース部3側の第二節よりも短く、かつ第三節と第四節とが互いに等長に構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、片側加熱装置に関する。
溶接装置の従来例として、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、下端に電極が取り付けられたガン取付ブロックを、アーチ状のガイドレールに沿って円弧状にスライドさせる技術が記載されている。ガン取付ブロックのスライド位置はモータの駆動により制御される。
特開昭62−158577号公報
片側からワークを加熱する一対の電極を備えた片側加熱装置として、ワークと線状に接触する線接触部を有した電極を備えたものがある。この種の電極は、線接触部がワークの表面に対して斜めに当接すると、点接触となって加熱不良が生じやすい。特許文献1の技術は、モータの制御によって電極の位置を制御するものであり、電極の線接触部をワークに精度良く線接触させることが難しい。
電極がワークから受ける反力により電極の取付部を従動的に揺動させることで電極を回転させ、線接触部をワークの表面に線接触させる構造も知られている。しかしながら、従来のこの構造は、揺動中心すなわち電極の回転中心が電極から上方に離間しているため、線接触部の延設方向の回転変位が大きくなる。当該方向の回転変位が大きいと、線接触部の一端がワークの表面を滑らずに引っ掛かってしまい、点接触のままとなるおそれがある。
本発明は、このような問題を解決するためのものであり、電極の接触部をワークに適正に接触させることができる片側加熱装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、片側からワークを加熱する一対の電極を備えた片側加熱装置であって、ベース部と、前記ワークと一方向に連続又は断続して接触する接触部を有した前記一対の電極と、前記一対の電極を固定する電極ホルダと、前記ベース部と前記電極ホルダとの間で設けられ、前記電極が前記ワークから受ける反力により、前記一方向と直交する軸線回りに前記電極ホルダを傾動させる四節リンク機構と、を備え、前記四節リンク機構は、電極ホルダ側の第一節がベース部側の第二節よりも短く、かつ第三節と第四節とが互いに等長であることを特徴とする。
本発明によれば、次の作用・効果を奏する
接触部がワークの表面に対し斜めとなって接触部の一端が点接触で当接したとき、電極の回転中心は接触部の近傍に位置しているため、接触部の一端の変位はほぼ加圧方向である上下方向の変位のみとなる。これにより、接触部の一端がワークの表面に引っ掛かること無く、接触部とワークとが適正に接触する。
本発明によれば、電極の接触部をワークに適正に接触させることができる。
電極の外観斜視図である。 ワークの表面に一対の電極を当てて加熱する様子を示した平面図である。 ワークの表面に一対の電極を当てて加熱する様子を示した側断面図である。 第1実施形態の片側加熱装置の正面図である。 図4におけるV−V断面図である。 第1実施形態の片側加熱装置の外観斜視図である。 第1実施形態の四節リンク機構の作用説明図である。 従来の電極の傾動機構の作用説明図である。 第2実施形態の片側加熱装置の側面図である。 第2実施形態の片側加熱装置の正面図である。 図9におけるXI−XI断面図である。 図10におけるXII−XII断面図である。 第2実施形態の片側加熱装置の外観斜視図である。 第2実施形態のカム機構の作用説明図である。
以下、本発明の片側加熱装置について2つの実施形態を説明する。以下の説明で上下方向とは、ベース部が上方に位置し電極が下方に位置した状態での方向をいうものとする。
先ず、電極の形状例とワークの接合原理について説明する。本発明の片側加熱装置は、片側からワークを加熱する一対の電極を備えている。一対の電極は互いに同じ形状である。図1に電極の接触部の違いによる2つの形状例を挙げる。図1(a)に示す電極2Aは、矩形状の平板形状を呈している。電極2Aの下端には厚み方向に傾斜する傾斜面20が形成されており、傾斜面20の最下端がワークに接触する接触部4を構成する。接触部4は、一方向に沿って連続して形成されている。一方、図1(b)に示す電極2Aは、接触部4が櫛型形状を呈している。つまり、接触部4が一方向に沿って断続して形成されている。
図2は、板状のワークW2の上に板状のワークW1を重ね、ワークW1の表面に一対の電極を当てて加熱する様子を示した平面図であり、図2(a)は図1(a)で示した電極2Aの場合、図2(b)は図1(b)に示した櫛型の電極2Aの場合を示す。共に、一方の電極(それぞれ2A,2Aとする)から他方の電極(それぞれ2B,2Bとする)に電気が流れることで電極周りが加熱される。図2(b)の櫛型の電極2A,2Bの場合、図2(a)に比して電極とワークの接触面積が小さくなるため、電流密度が高くなり、電極による吸熱が少なくなるため、ワークを加熱しやすくなるという利点がある。
図3は、ワークW2の上にワークW1を重ね、ワークW1の表面に一対の電極2A,2Bを当てて加熱する様子を示した側断面図である。図3(a)は、ワークW1,W2が共に導体の場合、図3(b)は、ワークW1が導体でワークW2が絶縁体の場合、図3(c)は、ワークW1とワークW2の間に接着フィルムや熱硬化性樹脂系接着剤等の接着層W3を設けた場合を示す。
本発明の片側加熱装置は、導体から成るワークW1と導体又は絶縁体から成るワークW2を接合する装置であり、電極2A,2BをワークW1に加圧し、図3(a)に示すように、電極2AからワークW1とワークW2を介して電極2Bに電気を流すことにより、又は図3(b)に示すように電極2AからワークW1を介して電極2Bに電気を流すことにより、ジュール熱を発生させる装置である。これにより、片側加熱装置1は、図3(a)のように、ワークW1とワークW2とを直接接合する。または、片側加熱装置1は、図3(b)のようにワークW1の加熱によりワークW2の表面を溶かすことでワークW1とワークW2とを接合する。さらに、片側加熱装置1は、図3(c)に示すように、ワークW1とワークW2の間に接着層W3をインサートした場合の接合が可能となる。また、接着層W3としてワークW1とワークW2の間に熱硬化性樹脂系の接着剤を塗布した場合の接合における接着剤の硬化時間の短縮を可能とする。
なお、以上の作用は電極2A,2Bの場合も同様である。
以下、電極2A,2Bを用いた場合について説明するが、本発明は電極2A,2Bであってもよい。
「第1実施形態」
図4〜図7を参照して第1実施形態を説明する。片側加熱装置1は、ベース部3と、ワークW1(図7)と一方向に連続して線状に接触する接触部4を有した一対の電極2A,2Bと、一対の電極2A,2Bを固定する電極ホルダ5と、四節リンク機構7と、を備えている。
「ベース部3」
ベース部3は、ベースプレート11とシリンダ12とロッドホルダ13とを備えている。ベースプレート11は、ロボットアーム等の駆動体に図示しないボルトにより締結される平板状の部材である。シリンダ12は、ベースプレート11にボルト14で締結され、前後一対のシリンダ室が形成されたシリンダケース15と、シリンダケース15の下部に取り付けられるシリンダカバー16と、各シリンダ室に配置され、下端がシリンダカバー16から下方に突出した前後一対のピストンロッド17とを備えている。2つのシリンダ室は互いに上部の連通空間18で連通している。連通空間18にはグリスが封入されている。
ロッドホルダ13は、扁平直方体形状を呈しており、各ピストンロッド17の下端にボルト19で締結されている。2つのピストンロッド17は、上下にストロークすることで、電極2Aと電極2BとがワークW1に当接した際に両者の間で生じた上下方向の位置ずれを吸収する。
「電極2A,2B、電極ホルダ5」
電極2A,2Bは、図1(a)で示したように、矩形状の平板形状を呈しており、傾斜面20の最下端に接触部4が形成されている。図4〜図7に戻り、電極ホルダ5は、ベースプレート11と面平行な略平板状の部材であり、前後一対に配置されている。電極ホルダ5の下面には、電極取付座5Aが突設されている。電極2Aと電極2Bとは、接触部4が互いに近接するように対向配置されて、各電極取付座5Aにボルト21で締結されている。なお、2つの電極ホルダ5の間には、左右一対の回り止め部材37が設けられている。この回り止め部材37により、ピストンロッド17の鉛直軸回りの回転、すなわち電極2A,2Bの鉛直軸回りの回転が阻止される。
「四節リンク機構7」
四節リンク機構7は、ベース部3と電極ホルダ5との間で設けられ、電極2A,2BがワークW1から受ける反力により、接触部4の延設方向と直交する軸線O1回りに電極ホルダ5を傾動させる。四節リンク機構7は、ベース部3側に設けられる第1リンクベース22と、電極ホルダ5側に設けられる第2リンクベース23と、一対のリンク24A,24Bとを備えている。
ロッドホルダ13の下面には、絶縁板25を挟んで直方体形状の第1リンクベース22がボルト26により締結されている。第1リンクベース22には、下部が開口したリンク収容室27が形成されている。電極ホルダ5の上面には、直方体形状の第2リンクベース23が設けられている。本実施形態では、第2リンクベース23は電極ホルダ5と一体に成形されているが、別部材であってもよい。第2リンクベース23には、第1リンクベース22のリンク収容室27に対向するように、上部および左右が開口したリンク収容室28が形成されている。
第1リンクベース22には、リンク収容室27を前後方向に貫通する左右一対のリンク軸29,30が設けられている。第2リンクベース23には、リンク収容室28を前後方向に貫通する左右一対のリンク軸31,32が設けられている。一方のリンク24Aはリンク軸29とリンク軸31とに軸支され、他方のリンク24Bはリンク軸30とリンク軸32とに軸支されている。なお、本実施形態では図4に示すように電極2A,2Bの回転可能角度θは±2.5°程度である。
以上により、四節リンク機構7は、図7に示すように、電極ホルダ5側に設けられるリンク軸31,32間の第一節33と、ベース部3側に設けられるリンク軸29,30間の第二節34と、リンク軸29,31間の第三節35と、リンク軸30,32間の第四節36の4つの節を有する。四節リンク機構7は、第一節33の長さが第二節34の長さよりも短く、かつ第三節35と第四節36とが互いに等長の関係にある。電極2A,2Bの傾動中心である軸線O1は、概ね接触部4の中央に位置している。
「付勢手段8」
図4において、片側加熱装置1は、電極ホルダ5を待機位置に付勢する付勢手段8を備えている。待機位置とは、電極ホルダ5の接触部4が反力を受けていない状態の位置であり、すなわち接触部4が左右方向に沿って延びる位置である。付勢手段8は、左右一対の板ばね38A,38Bで構成されている。板ばね38A,38Bは、上端がボルト39で第1リンクベース22の左右側面に締結されている。板ばね38A,38Bの下端は自由端として、第2リンクベース23の左右側面を挟むことで電極ホルダ5を待機位置に付勢する。
「作用」
図7は、本実施形態の四節リンク機構7に関する図面であり、電極2A,2Bが、ワークW1の表面に当接した際の作用説明図である。図8は、比較例として、電極2A,2Bの回転中心pが上方に離れて位置した従来構造の作用説明図である。図8において、接触部4がワークW1の表面に対し斜めとなって右端70が点接触で当接すると、ワークW1からの反力により、電極2A,2Bは仮想線の状態から実線の状態のように図における反時計回りに傾動しようとする。従来では回転中心pが接触部4から上方に離れて位置しているため、接触部4がワークW1と線状に接触するためには、x軸方向に大きな変位量X1を要する。したがって、従来では、右端70がワークW1の表面を滑らずに途中で引っ掛かり、接触部4の左端がワークW1の表面から浮いたままとなるおそれがあった。
これに対し、図7の四節リンク機構7によれば、右端70がワークW1から反力を受けると、四節リンク機構7が板ばね38A(図1)の付勢力に抗して仮想線の状態から実線の状態のように動作する。このとき、リンク軸31はリンク軸29を回転中心として左側下方に向けて回転移動し、リンク軸32はリンク軸30を回転中心として左側上方に向けて回転移動する。これにより、第一節33は、全体的に左側に変位しつつも、リンク軸31の方がリンク軸32よりも下方に変位した左下がりの状態、つまり第一節33の下側が右側に向くように傾斜した状態となる。この第一節33の下側が右側に向くように傾斜した状態になると、第一節33と下方で平行関係にある接触部4は右側に変位しようとするが、第一節33全体は左側に変位しているので接触部4も左側に変位しており、接触部4においては左右の変位が互いに相殺される。これにより、右端70にx軸方向の変位はほとんど生じず、僅かなy軸方向(上下方向)の変位のみとなる。y軸方向は加圧の向きであるから、右端70がワークW1の表面に引っ掛かることが無く、接触部4がスムーズにワークW1と線状に接触する。
所定の加熱後、電極2A,2BがワークW1から離れると、板ばね38A,38Bの付勢力によって四節リンク機構7(図1)が動作して電極ホルダ5は待機位置に戻る。
以上のように、第1実施形態では、ベース部3と、接触部4を有した一対の電極2A,2Bと、電極ホルダ5と、ベース部3と電極ホルダ5との間で設けられ、電極2A,2BがワークW1から受ける反力により、接触部4の延設方向と直交する軸線O1回りに電極ホルダ2A,2Bを傾動させる四節リンク機構7と、を備える構成とした。そして、四節リンク機構7は、電極ホルダ5側の第一節33がベース部3側の第二節34よりも短く、かつ第三節35と第四節36とが互いに等長であるものとした。
第1実施形態によれば、接触部4の一端がワークW1に点接触で当接したとき、電極2A,2Bの傾動中心は接触部4の中央近傍に位置しているため、接触部4の一端の変位はほぼ上下方向の変位のみとなる。これにより、接触部4の一端がワークW1の表面に引っ掛かること無く、接触部4とワークW1とが適正に線状に接触する。
また、四節リンク機構7を用いることで、部品点数が少なく組み付け性に優れた構造となる。
電極ホルダ5を待機位置に付勢する付勢手段8を備えることで、電極2A,2Bを容易に元の中立位置に戻すことができる。また、電極2A,2Bを安定してワークW1に当接させることができる。
「第2実施形態」
図9〜図14を参照して第2実施形態を説明する。
第2実施形態の片側加熱装置1は、ベース部3と、接触部4を有した一対の電極2A,2Bと、一対の電極2A,2Bを固定する電極ホルダ5と、カム機構9と、を備えている。
「ベース部3」
ベース部3の構成は第1実施形態と同じであるので、同一の符号を付してその説明は省略する。
「電極2A,2B、電極ホルダ5」
電極2A,2Bの構成も第1実施形態と同じであるので、同一の符号を付してその説明は省略する。電極ホルダ5の構成も、第1実施形態の第2リンクベース23が形成されていない点を除いて第1実施形態と同じであるので、同一の符号を付してその説明は省略する。
「カム機構9」
カム機構9は、ベース部3と電極ホルダ5との間で設けられ、電極2A,2BがワークW1から受ける反力により、接触部4の中央を通り接触部4の延設方向と直交する軸線O2回りに電極ホルダ2A,2Bを傾動させる。カム機構9は、軸線O2回りの円弧面からなるカム面40が形成されたカムプレート41と、カム面40に当接するローラフォロア42A,42Bとを備えている。
ロッドホルダ13の下面には、前後方向を板厚方向としたカムプレート41がボルト43により締結されている。カムプレート41の下面には、接触部4の中央に位置する軸線O2回りの円弧面からなるカム面40が形成されている。
電極ホルダ5の上面には絶縁板44を挟んでナックル45がボルト46により締結されている。ナックル45は略直方体形状を呈しており、上部および左右が開口したカム収容室47が形成されている。ローラフォロア42A,42Bは、カム収容室47の下部寄りで前後方向に貫通する左右一対のカム軸48,49に回転自在に軸支されている。そして、カムプレート41がカム収容室47の上部に挿入されることで、カム面40とローラフォロア42A,42Bとが当接している。ローラフォロア42A,42Bは、それぞれカム面40の左端寄り、右端寄りに当接している。
カムプレート41にナックル45を重量支持させるため、カムプレート41には軸線O2回りの円弧状の長孔50が設けられている。一方、ナックル45にはローラブラケット51を介し、前後方向に延びるヒンジピン52が設けられている。ヒンジピン52には長孔50内に位置するように軸受等のローラフォロア53が回転自在に軸支されている。ナックル45には、ローラブラケット51の一部とヒンジピン52の先端とを配置させる逃げ孔54が形成されている。
以上により、ナックル45はローラフォロア53の下端が長孔50の下部の孔面に当接することで重量支持されるとともに、ローラフォロア53が円弧状の長孔50内で軸線O2を中心に移動することで、ローラフォロア42A,42Bはカム面40上を問題なく転動する。
前後一対のナックル45,45間には、左右一対の回り止め部材55が設けられている。この回り止め部材55により、ピストンロッド17の鉛直軸回りの回転、すなわち電極2A,2Bの鉛直軸回りの回転が阻止される。
「付勢手段8」
第2実施形態の片側加熱装置1も、電極ホルダ5を待機位置に付勢する付勢手段8を備えている。第2実施形態の付勢手段8は、左右一対のコイルばね56A,56Bで構成されている。ナックル45の左右側面には、サイドカバー57がボルト58により締結されている。コイルばね56A,56Bは、それぞれ一端がサイドカバー57に取り付けられ、他端がカムプレート41の左右側面に穿設されたばね収容穴59に挿入されている。
第2実施形態の片側加熱装置1は以上の構成からなり、図14に示すように、電極2A,2Bの右端70がワークW1から反力を受けると、ローラフォロア42A,42Bがコイルばね56B(図11)の付勢力に抗して、仮想線の状態から実線の状態のようにカム面40を左側に向けて転動することで、電極2A,2Bが軸線O2回りに傾動する。軸線O2は接触部4の中央に位置しているため、右端70にx軸方向の変位はほとんど生じず、僅かなy軸方向(上下方向)の変位のみとなる。y軸方向は加圧の向きであるから、右端70がワークW1の表面に引っ掛かることが無く、接触部4がスムーズにワークW1と線状に線接触する。
所定の加熱後、電極2A,2BがワークW1から離れると、コイルばね56A,56Bの付勢力によってローラフォロア42A,42Bが元の位置に戻り、電極ホルダ5は待機位置に戻る。
以上のように、第2実施形態では、ベース部3と、接触部4を有した一対の電極2A,2Bと、電極ホルダ5と、ベース部3と電極ホルダ5との間で設けられ、電極2A,2BがワークW1から受ける反力により、接触部4の中央を通り接触部4の延設方向と直交する軸線O2回りに電極ホルダ2A,2Bを傾動させるカム機構9と、を備える構成とした。そして、カム機構9は、軸線O2回りの円弧面からなるカム面40が形成されたカムプレート41と、カム面40に当接するローラフォロア42A,42Bとを備えるものとした。
第2実施形態によれば、接触部4の一端がワークW1に点接触で当接したとき、電極2A,2Bの傾動中心は接触部4の中央に位置しているため、接触部4の一端の変位はほぼ上下方向の変位のみとなる。これにより、接触部4の一端がワークW1の表面に引っ掛かること無く、接触部4とワークW1とが適正に線状に接触する。
また、カム機構9を用いることで、組み付け性に優れた構造となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。実施形態では、2つのピストンロッド17を備えて電極2A,2Bをそれぞれ単独で上下動可能とし、電極2A、2Bのそれぞれに対応するように一対の四節リンク機構7またはカム機構9を設けたが、場合によっては、1つの四節リンク機構7またはカム機構9で電極2A,2Bの調整をまとめて行うようにしてもよい。
1 片側加熱装置
2A,2B 電極
3 ベース部
4 接触部
5 電極ホルダ
7 四節リンク機構
8 付勢手段
9 カム機構
24A,24B リンク
40 カム面
41 カムプレート
42A,42B ローラフォロア
W1,W2 ワーク

Claims (3)

  1. 片側からワークを加熱する一対の電極を備えた片側加熱装置であって、
    ベース部と、
    前記ワークと一方向に連続又は断続して接触する接触部を有した前記一対の電極と、
    前記一対の電極を固定する電極ホルダと、
    前記ベース部と前記電極ホルダとの間で設けられ、前記電極が前記ワークから受ける反力により、前記一方向と直交する軸線回りに前記電極ホルダを傾動させる四節リンク機構と、
    を備え、前記四節リンク機構は、電極ホルダ側の第一節がベース部側の第二節よりも短く、かつ第三節と第四節とが互いに等長であることを特徴とする片側加熱装置。
  2. 片側からワークを加熱する一対の電極を備えた片側加熱装置であって、
    ベース部と、
    前記ワークと一方向に連続又は断続して接触する接触部を有した前記一対の電極と、
    前記一対の電極を固定する電極ホルダと、
    前記ベース部と前記電極ホルダとの間で設けられ、前記電極が前記ワークから受ける反力により、前記接触部の中央を通り前記一方向と直交する軸線回りに前記電極ホルダを傾動させるカム機構と、
    を備え、前記カム機構は、前記軸線回りの円弧面からなるカム面が形成されたカムプレートと、前記カム面に当接するローラフォロアとを備えることを特徴とする片側加熱装置。
  3. 前記電極ホルダを待機位置に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の片側加熱装置。
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