JP6717389B2 - 縦結合共振子型弾性波フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、狭ピッチ電極指部を有する縦結合共振子型弾性波フィルタに関する。
従来、ピストンモードを利用することにより、横モードによるリップルの抑圧が図られている。例えば、下記の特許文献1には、ピストンモードを利用した縦結合共振子型弾性波フィルタが開示されている。特許文献1に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタでは、IDT電極の交差領域が、中央領域と、中央領域の電極指の延びる方向両側に設けられた第1,第2のエッジ領域とを有する。第1の電極指が、第2のエッジ領域において、残りの電極指部分に比べて太い太幅部を有している。第2の電極指が第1のエッジ領域において太幅部を有している。
ところで、狭ピッチ電極指部を有するIDT電極では、狭ピッチ電極指部において、残りの電極指部に比べ、電極指ピッチが狭くなっており、弾性波伝搬方向で弾性波伝搬速度が変化する。電極領域の長さや幅を一定とした構造では、一つの弾性波伝搬速度に対して有効であるが、弾性波の伝搬速度が異なる部分においては、有効ではないため、狭ピッチ電極指部を有するIDT電極の場合、横モードによるリップルが十分に抑圧できない。そこで、特許文献1では、エッジ領域における太幅部の幅を、狭ピッチ電極指部と残りの電極指部とで異ならせた構造が開示されている。
WO2015/182522A1
しかしながら、特許文献1のように、狭ピッチ電極指部において太幅部を設けた場合、太幅部と隣り合う電極指との間の間隔が狭くなる。従って、耐電力性が低下する。
なお、太幅部ではなく、質量付加膜を設けてエッジ領域を構成することも考えられる。しかしながら、その場合には、狭ピッチ電極指部のエッジ領域において、ギャップアスペクト比が高くなる。よって、膜質が悪化し、耐候性が劣化する。
本発明の目的は、耐電力性や耐候性の劣化が生じ難い、縦結合共振子型弾性波フィルタを提供することにある。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタは、圧電性基板と、前記圧電性基板上に設けられた複数のIDT電極と、前記IDT電極が設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に配置された一対の反射器とを備え、前記IDT電極が、対向し合う第1及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに一端が接続されている複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続されている複数本の第2の電極指とを有し、前記複数本の第1の電極指と、前記複数本の第2の電極指とが間挿し合っており、前記IDT電極が、残りの電極指部に比べて、電極指間ピッチが狭い狭ピッチ電極指部を有し、前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、弾性波伝搬方向にみたときに、重なり合っている領域を交差領域とした場合、前記交差領域が、前記第1及び前記第2の電極指の延びる方向において、中央領域と、前記中央領域の前記第1及び前記第2の電極指の延びる方向外側に設けられた第1及び第2のエッジ領域とを有し、前記残りの電極指部における、前記第1及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域において、前記第1及び前記第2の電極指の残りの部分に比べて幅の太い太幅部を有し、前記狭ピッチ電極指部における、前記第1及び前記第2の電極指は前記太幅部を有しない。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタのある特定の局面では、前記残りの電極指部における前記第1の電極指が、前記第2のエッジ領域において、前記太幅部を有し、前記残りの電極指部における前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域において、前記太幅部を有する。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの他の特定の局面では、前記残りの電極指部における前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、前記太幅部を有する。この場合には、横モードリップルをより一層効果的に抑圧することができる。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの他の特定の局面では、前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第3のIDT電極を有する。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタのさらに他の特定の局面では、前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第5のIDT電極を有する。
本発明に係る縦結合共振子型弾性波フィルタのさらに他の特定の局面では、前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第9のIDT電極を有する。
本発明によれば、横モードリップルを抑圧しつつ、耐電力性や耐候性の劣化が生じ難い、縦結合共振子型弾性波フィルタを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの電極構造の要部を示す部分切欠き平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの模式的平面図である。 図3は、本発明の第3の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの電極構造の要部を示す部分切欠き平面図である。 図4は、本発明の第4の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの模式的平面図である。 図5は、第2の実施形態の実施例と比較例のフィルタ特性を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの電極構造の要部を示す部分切欠き平面図であり、図2は第1の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの模式的平面図である。
図2に示すように、縦結合共振子型弾性波フィルタ1では、圧電性基板2の上面2a上に、弾性波伝搬方向に沿って順に、第1〜第3のIDT電極3〜5が設けられている。第1〜第3のIDT電極3〜5が設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に、反射器6,7が設けられている。縦結合共振子型弾性波フィルタ1は、第1〜第3のIDT電極3〜5を有する3IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタである。
図1に示すように、第1のIDT電極3は、対向し合う第1,第2のバスバー11,12を有する。第1のバスバー11に、複数本の第1の電極指13の一端が接続されている。第2のバスバー12に、複数本の第2の電極指14の一端が接続されている。複数本の第1の電極指13と、複数本の第2の電極指14とは、互いに間挿し合っている。
第1のIDT電極3では、第2のIDT電極4側の端部に狭ピッチ電極指部が設けられている。狭ピッチ電極指部では、第1の電極指13aと、第2の電極指14aとが、残りの電極指部に比べて小さなピッチで弾性波伝搬方向に沿って交互に配置されている。
第1のIDT電極3では、狭ピッチ電極指部を除いた残りの電極指部において、第1の電極指13及び第2の電極指14に、太幅部15,16が設けられている。弾性波伝搬方向にみたときに、第1の電極指13と、第2の電極指14とが重なり合っている領域が、交差領域Aである。この交差領域Aは、第1,第2の電極指13,14の延びる方向において中央に位置している中央領域Bと、中央領域Bの両側に設けられた第1,第2のエッジ領域C1,C2とを有する。
太幅部15,16において、第1,第2の電極指13,14の延びる方向に沿う寸法を太幅部15,16の長さ、弾性波伝搬方向に沿う寸法を、太幅部15,16の幅とする。第1のエッジ領域C1の第1,第2の電極指13,14の延びる方向に沿う寸法は、上記太幅部16の長さである。第2のエッジ領域C2の第1,第2の電極指13,14の延びる方向に沿う寸法は、太幅部15の長さである。
第1のエッジ領域C1では、太幅部16が設けられているため、太幅部が設けられていない中央領域Bに比べて音速が低い。同様に、第2のエッジ領域C2では、太幅部15が設けられているため、音速が、中央領域Bよりも低い。そして、第1のエッジ領域C1の外側には、高音速領域D1が設けられている。高音速領域D1では、エッジ領域C1よりも音速が高い。第2のバスバー12側においても、同様に、高音速領域D2が設けられている。
第2のIDT電極4も、同様に、複数本の第1の電極指23及び複数本の第2の電極指24を有する。そして、複数本の第1の電極指23には、太幅部25が設けられている。複数本の第2の電極指24においては、太幅部26が設けられている。
第3のIDT電極5においても、同様に、第1の電極指33が、太幅部35を有している。第2の電極指34が太幅部36を有している。
従って、縦結合共振子型弾性波フィルタ1では、ピストンモード構造を有するため、高次横モードによるリップルを抑圧することができる。
加えて、第1のIDT電極3は、電極指13a,14aが交互に配置されている狭ピッチ電極指部3aを有する。第2のIDT電極4も、第1のIDT電極3側端部及び第3のIDT電極5側端部に、狭ピッチ電極指部4a,4bを有している。第1のIDT電極3と、第2のIDT電極4とが隣り合っている部分、及び第2のIDT電極4と第3のIDT電極5とが隣り合っている部分において、IDT電極端部に、狭ピッチ電極指部3a,4a,4b,5aが設けられている。この狭ピッチ電極指部3a,4a,4b,5aを設けることにより、広帯域化および挿入損失の改善が図られている。
縦結合共振子型弾性波フィルタ1の特徴は、狭ピッチ電極指部に、太幅部が設けられていないことにある。より具体的には、第1のIDT電極3では、狭ピッチ電極指部を構成している第1,第2の電極指13a,14aに太幅部が設けられていない。第2のIDT電極4においても、第1,第2の電極指23a,24aに太幅部が設けられていない。第3のIDT電極5においても、第1,第2の電極指33a,34aに太幅部が設けられていない。
狭ピッチ電極指部では、電極指間ピッチが残りの電極指部すなわち、メインの電極指部に比べて、電極指間のピッチが小さい。狭ピッチ電極指部において、太幅部を設けると、太幅部と隣り合う電極指との間の間隔が狭くなる。そのため対サージ性が低下し、耐電力性が低下する。
これに対して、縦結合共振子型弾性波フィルタ1では、狭ピッチ電極指部に太幅部が設けられていない。従って、耐電力性を高めることができる。例えば、第1のIDT電極3において、第1の電極指13aと、第2の電極指14aとの間の間隔は、狭ピッチ電極指部における電極指ピッチに相当し、太幅部を有しないため、十分な大きさとされる。従って、耐電力性を効果的に高めることができる。
第2のIDT電極4及び第3のIDT電極5においても同様である。従って、電極指13a,14a上に、第1,第2のエッジ領域C1,C2において、質量付加膜が設けられていない。
また、第1〜第3のIDT電極3〜5に保護膜を設けた場合の保護膜の膜質の劣化も生じ難い。よって、耐候性も劣化し難い。
なお、図5は、第2の実施形態の実施例と比較例のフィルタ特性を示す図である。この実施例の縦結合共振子型弾性波フィルタにおいては、弾性波伝搬方向に沿って、第1〜第9のIDT電極が設けられている。このように3個のIDT電極に代えて9個のIDT電極が設けられていることを除いては、第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。図5において、実線は実施例の結果を、破線は比較例の結果を示す。実施例の縦結合共振子型弾性波フィルタ1の設計パラメータは表1に示す通りである。表1において、メインは狭ピッチ電極指部以外の電極指部である。狭ピッチは狭ピッチ電極指部を意味する。
Figure 0006717389
なお、第1〜第9のIDT電極における電極指の交差幅は40.59μmとした。圧電基板は、カット角が−11°のLiNbO基板である。さらに、LiNbO基板上に、11nmの厚みのSiO膜が積層されている。IDT電極及び反射器の積層構造は、下から順に、10nmの厚みのNiCr膜、49nmの厚みのPt膜、10nmの厚みのTi膜、200nmの厚みのAlCu膜及び10nmの厚みのTi膜が積層されている構造を有する。
また、比較例の縦結合共振子型弾性波フィルタとしては、狭ピッチ部にも太幅部を設けたことを除いては、上記実施例と同様とした。
図5から明らかなように、実施例のフィルタ特性は、比較例のフィルタ特性と同等であることがわかる。従って、縦結合共振子型弾性波フィルタでは、横モードリップルを抑圧し、良好なフィルタ特性を得ることができ、しかも耐電力性や耐候性の劣化が生じ難い。
図3は、第3の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの電極構造の要部を示す部分切欠き平面図である。第3の実施形態の縦結合共振子型弾性波フィルタの第1のIDT電極41では、第1の電極指43と第2の電極指44とが間挿し合っている。図3では、狭ピッチ電極指部の図示は省略している。
第1の電極指43は、先端側に太幅部43aを有する。すなわち、第2のエッジ領域C2において、太幅部43aが設けられている。さらに、第1のエッジ領域C1においても、太幅部43bが設けられている。第2の電極指44も同様に、第1のエッジ領域C1に設けられた太幅部44aと、第2のエッジ領域C2に設けられた太幅部44bとを有する。
第2のIDT電極及び第3のIDT電極においても、狭ピッチ電極指部以外のメインの電極指部においては、第1のエッジ領域C1及び第2のエッジ領域C2の双方において、第1,第2の電極指に太幅部が設けられている。このように、第1,第2のエッジ領域C1,C2の双方に太幅部を設けることにより、横モードリップルの抑制をより効果的に図ることができる。
第3の実施形態の縦結合共振子型弾性波フィルタにおいても、第1の実施形態と同様に、狭ピッチ電極指部では、太幅部は設けられていない。従って、第1の実施形態と同様に、横モードリップルを抑圧することができ、耐電力性や耐候性の劣化が生じ難い。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る縦結合共振子型弾性波フィルタの模式的平面図である。第4の実施形態の縦結合共振子型弾性波フィルタ51では、第1〜第5のIDT電極52〜56が、弾性波伝搬方向に沿って順に配置されている。第1〜第5のIDT電極52〜56が設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に反射器57,58が設けられている。本実施形態は、5個のIDT電極が設けられていることを除いては、第1の実施形態の縦結合共振子型弾性波フィルタ1と同様である。すなわち、狭ピッチ電極指部52a,53a,53b,54a,54b,55a,55b,56aにおいては、太幅部は設けられていない。残りの電極指部には、第1の実施形態と同様に、太幅部が設けられている。
よって、縦結合共振子型弾性波フィルタ51においても、横モードリップルを効果的に抑圧することができ、耐電力性や耐候性の劣化が生じ難い。
なお、圧電性基板2としては、LiTaOやLiNbOなどの圧電単結晶からなる基板を用いることができる。なお、圧電単結晶に代えて、圧電セラミックスを用いてもよい。また、支持基板上に、圧電膜が積層されている圧電性基板を用いてもよい。当該圧電膜として、上記圧電単結晶などを適宜用いることができる。
第1〜第3のIDT電極3〜5及び反射器6,7は、適宜の金属もしくは合金からなる。また、特に図示はしないが、第1〜第3のIDT電極3〜5を覆うように、SiOなどの誘電体膜や保護膜が積層されていてもよい。
1…縦結合共振子型弾性波フィルタ
2…圧電性基板
2a…上面
3〜5…第1〜第3のIDT電極
6,7…反射器
11,12…第1,第2のバスバー
13,13a,23,23a,33,33a,43…第1の電極指
14,14a,24,24a,34,34a,44…第2の電極指
15,16,25,26,35,36,43a,43b,44a,44b…太幅部
41…第1のIDT電極
51…縦結合共振子型弾性波フィルタ
52〜56…第1〜第5のIDT電極
52a,53a,53b,54a,54b,55a,55b,56a…狭ピッチ電極指部
57,58…反射器

Claims (6)

  1. 圧電性基板と、
    前記圧電性基板上に設けられた複数のIDT電極と、
    前記IDT電極が設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に配置された一対の反射器と、
    を備え、
    前記IDT電極が、
    対向し合う第1及び第2のバスバーと、
    前記第1のバスバーに一端が接続されている複数本の第1の電極指と、
    前記第2のバスバーに一端が接続されている複数本の第2の電極指とを有し、
    前記複数本の第1の電極指と、前記複数本の第2の電極指とが間挿し合っており、
    前記IDT電極が、残りの電極指部に比べて、電極指間ピッチが狭い狭ピッチ電極指部を有し、
    前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、弾性波伝搬方向にみたときに、重なり合っている領域を交差領域とした場合、前記交差領域が、前記第1及び前記第2の電極指の延びる方向において、中央領域と、前記中央領域の前記第1及び前記第2の電極指の延びる方向外側に設けられた第1及び第2のエッジ領域とを有し、
    前記残りの電極指部における、前記第1及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の少なくとも一方において、前記第1及び前記第2の電極指の残りの部分に比べて幅の太い太幅部を有し、
    前記狭ピッチ電極指部における、前記第1及び前記第2の電極指は前記太幅部を有しない、縦結合共振子型弾性波フィルタ。
  2. 前記残りの電極指部における前記第1の電極指が、前記第2のエッジ領域において、前記太幅部を有し、前記残りの電極指部における前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域において、前記太幅部を有する、請求項1に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタ。
  3. 前記残りの電極指部における前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、前記太幅部を有する、請求項1又は2に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタ。
  4. 前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第3のIDT電極を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタ。
  5. 前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第5のIDT電極を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタ。
  6. 前記複数のIDT電極として、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された、第1〜第9のIDT電極を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の縦結合共振子型弾性波フィルタ。
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