JP2015056746A - 弾性波装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】Q値の劣化をさほど招くことなく、横モードリップルを抑圧し得る弾性波装置を提供する。【解決手段】圧電基板2上にIDT電極3が設けられており、IDT電極3が、第1のバスバー31と、第1のバスバー31と隔てられて配置されている第2のバスバー32と、複数本の第1の電極指33と、複数本の第2の電極指34とを有し、第1及び第2のバスバー31,32のうち、少なくとも一方のバスバーにおいて、第1及び第2の電極指33,34が延びる方向と交差する方向に延びる複数本のスリット31a,32aが設けられている、弾性波装置1。【選択図】図1
Description
本発明は、弾性波共振子や弾性波フィルタなどの弾性波装置に関し、より詳細には、第1,第2のバスバーを有するIDT電極が備えられている弾性波装置に関する。
従来、横モードリップルを抑圧する構造が備えられた弾性波装置が種々提案されている。例えば、下記の特許文献1には、IDT電極の端部において、誘電体層を介して上面に特定の形状の電極を付加した構造が開示されている。
また、下記の特許文献2には、IDT電極中のダミー電極の長さと、該ダミー電極が隣合う電極指のダミー部の長さとが異なっている弾性表面波装置が開示されている。
さらに、下記の特許文献3には、バスバーが格子状にくり抜かれた形状を有する弾性表面波共振子が開示されている。
特許文献1に記載の弾性表面波装置では、IDT電極端部と、誘電体層の上面に設けられた電極との間で静電容量が形成される。そのため、弾性表面波装置の特性が劣化するという問題があった。また、励振部とダミー部との界面付近まで横モード抑制用の上記特定形状の電極が存在する。そのため、その部分における音速が遅くなり、Q値が劣化するという問題があった。
特許文献2に記載の弾性表面波装置においても同様に、音速が遅くなる部分が存在し、Q値が劣化するという問題があった。
特許文献3に記載の弾性表面波共振子においても、単に格子状にくり抜かれたバスバーを用いた構造では、Q値が劣化しがちであった。
本発明の目的は、Q値の劣化をさほど招くことなく、横モードリップルを効果的に抑圧し得る弾性波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性波装置は、圧電基板と、前記圧電基板上に設けられたIDT電極とを備える。本発明においては、前記IDT電極が、第1のバスバーと、第1のバスバーと隔てられて配置された第2のバスバーと、第1のバスバーに一端が接続されている複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続されている複数本の第2の電極指とを有する。複数本の第1の電極指と複数本の第2の電極指とが互いに間挿し合っている。
本発明においては、前記第1及び第2のバスバーのうち少なくとも一方のバスバーにおいて、前記第1及び第2の電極指が延びる方向と交差する方向に延びる複数本のスリットが設けられている。
本発明に係る弾性波装置のある特定の局面では、第1,第2の電極指が間挿し合っている交差幅領域から該バスバーに向かって伝搬してきた横モードを相殺するように、前記複数本のスリットが設けられている。
本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、第1及び第2のバスバーの双方に、前記複数本のスリットが設けられている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、前記第1のバスバーにおける複数本のスリットの延びる方向が、前記第2のバスバーにおける複数本のスリットが延びる方向と同一とされている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、複数本のスリットが互いに平行に延ばされている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、少なくとも1本のスリットの延びる方向が残りのスリットの延びる方向と異なっている。
本発明に係る弾性波装置によれば、第1及び第2のバスバーのうち少なくとも一方のバスバーに上記複数本のスリットが設けられているため、横モードリップルを効果的に抑圧することができる。また複数本のスリットをバスバーに設けた構造であるため、励振された弾性表面波のバスバー部への漏洩もさほど大きくならない。そのため、Q値の劣化をさほど招くことなく、横モードリップルを効果的に抑圧することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の電極構造を示す平面図であり、(b)は、該弾性波装置の模式的正面断面図である。
弾性波装置1は、1ポート型弾性表面波共振子である。図1(b)に示すように、弾性波装置1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、LiTaO3もしくはLiNbO3などの圧電単結晶、または圧電セラミックスからなる。本実施形態では、圧電基板2は128°回転YカットLN基板からなる。
圧電基板2上に電極構造が形成されている。図1(a)に示すように、この電極構造は、IDT電極3と、IDT電極3の弾性表面波伝搬方向両側に配置された反射器4,5とを有する。IDT電極3及び反射器4,5は、Ag、Pt、Cu、Au、Al、Wまたはこれらの合金などの適宜の金属材料からなる。あるいはこれらの金属材料の積層体であってもよい。
IDT電極3は、第1のバスバー31と、第1のバスバー31と弾性表面波伝搬方向と直交する方向において隔てられた第2のバスバー32とを有する。第1のバスバー31に、複数本の第1の電極指33の一端が接続されている。第1の電極指33は、第1のバスバー31側から、第2のバスバー32側に向かって延ばされている。第1の電極指33の延びる方向は、弾性表面波伝搬方向と直交する方向となる。この方向を以下のIDT電極3の幅方向とする。第2のバスバー32に、複数本の第2の電極指34の一端が接続されている。複数本の第2の電極指34もまた、上記幅方向に延ばされている。複数本の第1の電極指33と、複数本の第2の電極指34とは互いに間挿し合っている。
必須ではないが、本実施形態では、第1の電極指33の先端と上記幅方向においてギャップを隔てて第1のダミー電極35が形成されている。第1のダミー電極35は、基端が第2のバスバー32に接続されている。同様に、第2の電極指34の先端と上記幅方向においてギャップを隔てて第2のダミー電極36が配置されている。第2のダミー電極36の基端は、第1のバスバー31に接続されている。
本実施形態では、第1のバスバー31と第2のバスバー32との間に交流電圧を印加することにより、第1の電極指33と第2の電極指34とが弾性表面波伝搬方向において交差している交差領域において弾性表面波が励振される。
本実施形態の特徴は、第1のバスバー31及び第2のバスバー32において、それぞれ、複数本のスリット31a,32aが設けられていることにある。複数本のスリット31a,31aは、上記第1,第2の電極指33,34が延びる方向と斜め方向に交差する方向に延びている。そして、複数本のスリット31a,31aは互いに平行とされている。上記の方向に延ばされているため、スリット31aは平行四辺形の形状とされている。
同様に、複数本のスリット32a,32aも、第1,第2の電極指33,34が延びる方向に対して斜め方向に交差する方向に延びている。複数本のスリット32a,32aも互いに平行に延ばされている。
もっとも、複数本のスリット31a,31aが延びる方向と、複数本のスリット32a,32aが延びる方向は異ならされている。より具体的には、前述した幅方向中心を通り弾性表面波伝搬方向に沿う中心線に対して、複数本のスリット31aと、複数本のスリット32aとが対称に配置されている。
なお、反射器4,5は、上記交差領域と弾性表面波伝搬方向において重なる領域に複数本のスリット4a,5aがそれぞれ設けられている。複数本のスリット4aが設けられているグレーティング領域により、弾性表面波を反射させる。複数本のスリット5aが設けられているグレーティング領域においても、同様に弾性表面波伝搬方向に伝搬してきた弾性表面波を反射する。
反射器4,5は、上記のようなグレーティング型の反射器である。必須ではないが、本実施形態では、反射器4,5においても、上記幅方向外側に、複数本のスリット4b,4c,5b,5cが設けられている。複数本のスリット4bは、前述したIDT電極3の複数本のスリット31aが設けられている領域と、弾性表面波伝搬方向において重なる領域に設けられている。
また、複数本のスリット4cは、第2のバスバー32において、複数本のスリット32aが設けられている領域と弾性表面波伝搬方向において重なる領域に設けられている。
もっとも、複数本のスリット4b,4cは、本実施形態では、電極指33,34が延びる方向すなわち上記幅方向に延ばされている。複数本のスリット5b,5cも複数本のスリット4b,4cと同様に形成されている。
本実施形態の弾性波装置1では、第1,第2のバスバー31,32に上記電極指33,34が延びる方向と交差する方向に複数本のスリット31a,32aが設けられていることにより、横モードリップルを効果的に抑圧することができる。これは、弾性表面波が励振された際に発生する横モードが、第1のバスバー31及び第2のバスバー32側に交差領域から伝搬してくるが、複数本のスリット31a,32aが設けられているため、伝搬してきた横モードが反射され、反射された横モードが伝搬してくる横モードと相殺される。それによって、横モードリップルを抑圧することが可能とされている。従って、上記複数本のスリット31a,32aは、好ましくは、伝搬してきた横モードを相殺するように設けられていることが望ましい。本実施形態では、上記電極指33,34が延びる方向と斜め方向に交差するように複数本のスリット31a,32aが設けられている。それによって、横モードリップルを相殺することが可能とされている。スリットは、IDT電極と同じピッチおよび同じ波長であって、傾斜角度は5度以上とされていることが好ましい。
本実施形態において、横モードリップルを抑圧し得ることを、具体的な実験例に基づき説明する。
上記実施形態の弾性波装置1を、以下の仕様で作製した。なお、伝搬する弾性波の波長をλとする。
圧電基板2:128°回転YカットLN基板
IDT電極3及び反射器4,5の材料及び膜厚:NiCr(0.01μm)/Pt(0.33μm)/Ti(0.01μm)/AlCu(0.13μm)/Ri(0.01μm)
IDT電極3の電極指の対数=100対
交差幅=15λ
ダミー電極35,36の長さ=0.15λ
複数本のスリット31aが電極指33,34の延びる方向と交差する角度:7.5度
複数本のスリット32aが電極指33,34の延びる方向と交差する角度:7.5度
スリット31a,32aの長さ=2λ、幅=0.25λ
複数本のスリット31a,32aのピッチはIDT電極3の電極指ピッチと等しくした。
複数本のスリット31a,32aの数:各201本
反射器4,5におけるスリット4a,5aの数=各20本
スリット4b,4c,5b,5cの数=各20本
スリット4b,4c,5b,5cの長さ=2λ
スリット4b,4c,5b,5cは、スリット4a,5aと同じピッチで配置した。
スリット4a,5aのピッチ=0.5λ
IDT電極3及び反射器4,5の材料及び膜厚:NiCr(0.01μm)/Pt(0.33μm)/Ti(0.01μm)/AlCu(0.13μm)/Ri(0.01μm)
IDT電極3の電極指の対数=100対
交差幅=15λ
ダミー電極35,36の長さ=0.15λ
複数本のスリット31aが電極指33,34の延びる方向と交差する角度:7.5度
複数本のスリット32aが電極指33,34の延びる方向と交差する角度:7.5度
スリット31a,32aの長さ=2λ、幅=0.25λ
複数本のスリット31a,32aのピッチはIDT電極3の電極指ピッチと等しくした。
複数本のスリット31a,32aの数:各201本
反射器4,5におけるスリット4a,5aの数=各20本
スリット4b,4c,5b,5cの数=各20本
スリット4b,4c,5b,5cの長さ=2λ
スリット4b,4c,5b,5cは、スリット4a,5aと同じピッチで配置した。
スリット4a,5aのピッチ=0.5λ
比較のために、スリット31a,32a,4b,4c,5b,5cが設けられていなことを除いては上記実施形態と同様にして従来例として比較例の弾性表面波装置を作製した。
上記実施形態及び比較例の弾性表面波装置のインピーダンス周波数特性を図2に、位相周波数特性を図3に、インピーダンススミスチャートを図4に示す。
図2〜図4において、実線が実施形態の結果を示し、破線が比較例の結果を示す。
図2〜図4から明らかなように、破線で示す比較例の弾性波装置の特性では、共振周波数と反共振周波数との間及び反共振周波数付近に大きな横モードリップルが表れている。これに対して、上記実施形態によれば、この横モードリップルが効果的に抑圧されていることがわかる。これは、前述したように、第1,第2のバスバー31,32側に伝搬してきた横モードが、複数本のスリット31a,32aが設けられている領域でバスバー31,32側へ漏洩した表面波が散乱される。従って、横モードの発生自体が抑制される。そのため、横モードリップルを効果的に抑圧することができる。好ましくは、前述したように、交差幅領域からバスバー31,32に向かって伝搬してきた横モードを相殺するように、複数本のスリット31a,32aが設けられることが望ましい。
また、本実施形態では上記のように横モードリップルを抑圧し得るが、スリット31a,32aが設けられている領域におけるスリット間の電極部分のピッチを電極指33,34のピッチよりも長くしたり、電極指33,34の線幅を細くすることにより、バスバー31,32側への表面波の漏洩量自体を抑制することになる。従って、それによってQ値の劣化を抑制することも可能となる。従って、Q値の劣化をさほど招くことなく、横モードリップルを効果的に抑圧することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置の電極構造を示す平面図である。第2の実施形態の弾性波装置41は、IDT電極3の第1,第2のバスバー31A,32Aに設けられている複数本のスリット31b,32bの大きさ及びピッチが図1に示した複数本のスリット31a,32aと異なることを除いては同様である。従って、同一部分については同一の参照番号を付することにより、第1の実施形態の説明を援用することとする。
本実施形態では、複数本のスリット31bの弾性表面波伝搬方向に沿う寸法がスリット31aよりも長くされている。すなわち、図1では、複数本のスリット31aは、IDT電極の電極指ピッチと等しくされていた。これに対して、複数本のスリット31bの弾性表面波伝搬方向に沿う寸法は、電極指33,34の幅方向寸法の3倍とされている。言い換えれば、複数本のスリット31bが設けられている領域のデューティーは0.25とされている。複数本のスリット32bが設けられている領域におけるデューティーも0.25とされている。
なお、これらの領域のデューティーとは、(スリット31b,31b間のメタライズ領域としての電極部分31cの弾性表面波伝搬方向に沿う寸法)/(該電極部分31cの弾性表面波伝搬方向に沿う寸法+スリット31bの弾性表面波伝搬方向に沿う寸法)で表わされる値である。
言い換えれば、上記電極部分31cは、本実施形態では第2のダミー電極36が設けられている位置ごとに配置されている。また、スリット32b,32b間の電極部分32cは、第2の電極指34が設けられている部分ごとに配置されている。本実施形態のように、複数本のスリット31bは、電極指33,34が設けられているピッチと異なるピッチで配置されてもよい。
図6〜図8は、第2の実施形態の弾性波装置と、前述した第1の実施形態の弾性波装置のインピーダンス周波数特性、位相周波数特性、インピーダンススミスチャートを示す図である。図6〜図8において、実線が第1の実施形態の弾性波装置の結果を示し、破線が第2の実施形態の弾性波装置の結果を示す。
図6〜図8から明らかなように、反共振周波数付近におけるリップルを第2の実施形態によれば第1の実施形態よりも効果的に抑制し得ることがわかる。これは、スリット31b,32bのピッチが大きく、上記スリット31b,32bが設けられている部分における電極部分31c,32cのデューティーが小さくされているため、弾性表面波のバスバー31,32側への漏洩量が少なくなっているためと考えられる。それによって横モードリップルを効果的に抑制し得るとともに、Q値の劣化を効果的に抑制することが可能とされている。すなわち、反共振点における特性の劣化が小さいため、第1の実施形態に比べてQ値の劣化をより効果的に抑制することが可能とされている。
図9は、第3の実施形態に係る弾性波装置51の電極構造を示す平面図である。第1及び第2の実施形態では、第1のバスバー31に設けられた複数本のスリット31a,31bと、第2のバスバー32に設けられた複数本のスリット32a,32bとが、幅方向中心を通り弾性表面波伝搬方向を通る中心線に対して対称に設けられていた。
しかしながら、本発明においては、複数本のスリットの向きはこれに限定されるものではない。
図9に示す第3の実施形態では、複数本のスリット31aと、複数本のスリット32dとが、同じ方向に延びている。すなわち、複数本のスリット31a,32dは、電極指の延びる方向に対して斜め方向に交差しているが、前述した幅方向中心を通る中心線に対して対称には配置されていない。この場合であっても、第1,第2の実施形態と同様に、漏洩してきた弾性表面波を効果的に散乱させることができる。従って、Q値の劣化をさほど招くことなく、横モードリップルを効果的に抑圧することができる。
図10に示す第4の実施形態では、第1のバスバー31Cに設けられている複数本のスリット31eは、その延びる方向が様々な方向とされている。同様に、第2のバスバー32Cに設けられている複数本のスリット32eについても、その延びる方向が様々な方向とされている。このように、本発明においては、第1,第2のバスバーに設けられているスリットの延びる方向は、弾性表面波伝搬方向と直交する方向すなわち電極指の延びる方向に対して斜め方向に交差している方向である限り、特に限定されない。
また、本実施形態のように、少なくとも一本のスリット31e,32eの延びる方向が、該スリット31e,32eが設けられているバスバー31C,32Cにおいて、残りのスリット31e,32eの延びる方向と異なっていてもよい。
もっとも、第1〜第3の実施形態のように、複数本のスリットが設けられているバスバー内において、複数本のスリットが互いに平行に延ばされていてもよい。
なお、本発明の弾性波装置は、上記のように、IDT電極におけるバスバーの構造にあり、その他の構造は特に限定されるものではない。従って、IDT電極は、複数設けられていてもよい。また、弾性波共振子に限らず、複数のIDT電極を有する弾性波フィルタにも本発明を適用することができる。さらに、弾性境界波を用いた弾性波装置にも本発明を適用することができる。
1…弾性波装置
2…圧電基板
3…IDT電極
4,5…反射器
4a〜4c,5a〜5c…スリット
31,31A…第1のバスバー
32,32A…第2のバスバー
31a,31b,32a,32b,32d…スリット
31c,32c…電極部分
31C…第1のバスバー
32C…第2のバスバー
33…第1の電極指
34…第2の電極指
35…第1のダミー電極
36…第2のダミー電極
41,51…弾性波装置
2…圧電基板
3…IDT電極
4,5…反射器
4a〜4c,5a〜5c…スリット
31,31A…第1のバスバー
32,32A…第2のバスバー
31a,31b,32a,32b,32d…スリット
31c,32c…電極部分
31C…第1のバスバー
32C…第2のバスバー
33…第1の電極指
34…第2の電極指
35…第1のダミー電極
36…第2のダミー電極
41,51…弾性波装置
Claims (6)
- 圧電基板と、
前記圧電基板上に設けられたIDT電極とを備え、
前記IDT電極が、第1のバスバーと、第1のバスバーと隔てられて配置された第2のバスバーと、第1のバスバーに一端が接続されている複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続されている複数本の第2の電極指とを有し、複数本の第1の電極指と複数本の第2の電極指とが互いに間挿し合っており、
前記第1及び第2のバスバーのうち少なくとも一方のバスバーにおいて、前記第1及び第2の電極指が延びる方向と交差する方向に延びる複数本のスリットが設けられている、弾性波装置。 - 第1,第2の電極指が間挿し合っている交差幅領域から該バスバーに向かって伝搬してきた横モードを相殺するように、前記複数本のスリットが設けられている、請求項1に記載の弾性波装置。
- 第1及び第2のバスバーの双方に、前記複数本のスリットが設けられている、請求項1に記載の弾性波装置。
- 前記第1のバスバーにおける複数本のスリットの延びる方向が、前記第2のバスバーにおける複数本のスリットが延びる方向と同一とされている、請求項2に記載の弾性波装置。
- 複数本のスリットが互いに平行に延ばされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波装置。
- 少なくとも1本のスリットの延びる方向が残りのスリットの延びる方向と異なっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波装置。
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