JP2017147674A - 弾性波共振子、帯域通過型フィルタ及びデュプレクサ - Google Patents

弾性波共振子、帯域通過型フィルタ及びデュプレクサ Download PDF

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Abstract

【課題】配線抵抗を小さくすることができ、挿入損失を小さくすることができる、弾性波共振子を提供する。【解決手段】弾性波共振子1は、第1,第3のIDT電極3,5と第2,第4のIDT電極4,6との間に配置されており、第1〜第4のIDT電極3〜6に共有されている第1の反射器9と、第1,第3のIDT電極3,5に共有されている第2の反射器17と、第2,第4のIDT電極4,6に共有されている第3の反射器18とを備える。第1,第3のIDT電極3,5は第1の共通バスバー7aを共有しており、第2,第4のIDT電極4,6は第2の共通バスバー8aを共有している。第1,第2の共通バスバー7a,8aは第1の反射器9に接続されている。第1〜第4のIDT電極3〜6の第1〜第4のバスバー3a〜6aは電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性波共振子並びに、これを用いた帯域通過型フィルタ及びデュプレクサに関する。
従来、弾性波共振子が、携帯電話機の帯域通過型フィルタやデュプレクサなどに用いられている。
弾性波共振子においては、IDT電極の弾性波伝搬方向両側に反射器が配置されている。下記の特許文献1に記載の弾性波共振子においては、弾性波伝搬方向に直交する方向に並べて配置された2つのIDT電極の各一方のバスバーが、共通バスバーとされている。バスバーを共有することにより、2つのIDT電極間で生じる波動の結合で構造の対称性が改善され、非線形歪みを抑制し得るとされている。
国際公開第2015/033891号
近年、フィルタ特性を高めるために、弾性波共振子のIDT電極の弾性波伝搬方向に沿う寸法が大きくなってきている。そのため、バスバーも長くなってきている。特許文献1に記載の弾性波共振子においても、フィルタ特性を高めようとすると、共通バスバーは長くなる。よって、配線抵抗が大きくなり、そのため、挿入損失が大きくなる傾向にあった。
本発明の目的は、配線抵抗を小さくすることができ、挿入損失を小さくすることができる、弾性波共振子、帯域通過型フィルタ及びデュプレクサを提供することにある。
本発明に係る弾性波共振子は、圧電基板と、前記圧電基板上に設けられており、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されている第1,第2のIDT電極と、前記圧電基板上に設けられており、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されており、かつ弾性波伝搬方向に直交する方向において前記第1,第2のIDT電極にそれぞれ対向している第3,第4のIDT電極と、前記第1,第3のIDT電極と前記第2,第4のIDT電極との間に配置されており、前記第1〜第4のIDT電極に共有されている第1の反射器と、前記第1,第3のIDT電極を、弾性波伝搬方向において前記第1の反射器と共に挟むように配置されており、前記第1,第3のIDT電極に共有されている第2の反射器と、前記第2,第4のIDT電極を、弾性波伝搬方向において前記第1の反射器と共に挟むように配置されており、前記第2,第4のIDT電極に共有されている第3の反射器とを備え、前記第1〜第4のIDT電極がそれぞれ第1〜第4のバスバーを有し、前記第1のIDT電極と前記第3のIDT電極とが第1の共通バスバーを共有しており、前記第2のIDT電極と前記第4のIDT電極とが第2の共通バスバーを共有しており、前記第1〜第4のバスバーが互いに電気的に接続されている。
本発明に係る弾性波共振子のある特定の局面では、前記第1,第2の共通バスバーが前記第1の反射器に接続されており、前記第1,第3のバスバーが前記第2の反射器に接続されており、前記第2,第4のバスバーが前記第3の反射器に接続されており、前記第1の反射器に電気的に接続されている第1の信号端子と、前記第1〜第4のバスバーに電気的に接続されている第2の信号端子とがさらに備えられている。
本発明に係る弾性波共振子の他の特定の局面では、前記第1,第2の共通バスバーの長さが同じ長さである。この場合には、第1,第2の共通バスバーのいずれの長さも効果的に短くすることができる。従って、弾性波共振子の配線抵抗をより一層小さくすることができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに他の特定の局面では、前記第1の反射器が複数本の電極指と、前記第1の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている共通バスバー延長部とを有し、前記共通バスバー延長部が、前記第1の共通バスバーと前記第2の共通バスバーとを接続している。この場合には、信号を伝達する経路を効果的に増やすことができ、弾性波共振子の配線抵抗をより一層小さくすることができる。
本発明に係る弾性波共振子の別の特定の局面では、前記第2の反射器が、複数本の電極指と、前記第2の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている第1の共通接続部とを有し、前記第3の反射器が、複数本の電極指と、前記第3の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている第2の共通接続部とを有する。この場合には、第2,第3の反射器の電気抵抗を効果的に小さくすることができる。従って、弾性波共振子の配線抵抗を効果的に小さくすることができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記第1,第2の共通バスバー及び前記第1〜第4のバスバーがそれぞれ延びる方向に直交する方向を、前記第1,第2の共通バスバー及び前記第1〜第4のバスバーのそれぞれの幅方向としたとき、前記第1の共通バスバーの幅が前記第1,第3のバスバーのうち少なくとも一方の幅よりも狭く、前記第2の共通バスバーの幅が前記第2,第4のバスバーのうち少なくとも一方の幅よりも狭い。この場合には、弾性波共振子の小型化を進めることができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記第1,第2の共通バスバーの厚みが、前記第1〜第4のバスバーの厚みよりも薄い。この場合には、弾性波共振子に用いる材料を削減することができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記第1のIDT電極が、互いに間挿し合っている複数本の電極指を有し、弾性波伝搬方向から見て、前記第1のIDT電極の隣り合う電極指同士が交叉している部分の長さを前記第1のIDT電極の交叉幅とし、前記第2〜第4のIDT電極が、互いに間挿し合っている複数本の電極指をそれぞれ有し、弾性波伝搬方向から見て、前記第2〜第4のIDT電極のそれぞれにおいて隣り合う電極指同士が交叉している部分の長さを、前記第2〜第4のIDT電極のそれぞれの交叉幅としたとき、前記第1,第3のIDT電極の交叉幅の合計寸法よりも前記第1の共通バスバーの長さ寸法の方が大きく、前記第2,第4のIDT電極の交叉幅の合計寸法よりも前記第2の共通バスバーの長さ寸法の方が大きい。この場合には、第1〜第4のIDT電極における電気抵抗をより一層小さくすることができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記第1,第2の共通バスバーの各電気抵抗よりも、前記第1の反射器の電気抵抗の方が小さい。この場合には、第1,第2の共通バスバーの電気抵抗が小さいことに加えて、第1の反射器の電気抵抗も小さいため、挿入損失をより一層小さくすることができる。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記第1の反射器が複数本の電極指を有し、前記第1の反射器の全ての電極指の体積の合計よりも前記第1,第2の共通バスバーの各体積の方が小さい。この場合には、第1,第2の共通バスバーの電気抵抗が小さいことに加えて、第1の反射器の電気抵抗も小さいため、挿入損失をより一層小さくすることができる。さらに、弾性波共振子の小型化を進めることができる。
本発明に係る帯域通過型フィルタは、本発明に従って構成されている弾性波共振子である第1のフィルタ部と、前記第1のフィルタ部以外の少なくとも1個の第2のフィルタ部と、入力端子とを備え、前記第1のフィルタ部が最も前記入力端子側に配置されている。
本発明に係るデュプレクサは、本発明に従って構成されている弾性波共振子である第1のフィルタ部と、前記第1のフィルタ部以外の少なくとも1個の第2のフィルタ部とを有する第1の帯域通過型フィルタと、前記第1の帯域通過型フィルタとは異なる通過帯域である第2の帯域通過型フィルタと、前記第1,第2の帯域通過型フィルタに接続されており、かつアンテナに接続されるアンテナ端子とを備え、前記第1の帯域通過型フィルタにおいて、前記第1のフィルタ部が最も前記アンテナ端子側に配置されている。
本発明によれば、配線抵抗を小さくすることができ、挿入損失の劣化を小さくし得る、弾性波共振子、帯域通過型フィルタ及びデュプレクサを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る弾性波共振子の電極構成を示す模式的平面図である。 比較例の弾性波共振子の電極構成を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態及び比較例の弾性波共振子における減衰量周波数特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る弾性波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る帯域通過型フィルタの回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るデュプレクサの回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波共振子の電極構成を示す模式的平面図である。
弾性波共振子1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、LiTaOやLiNbOなどの圧電単結晶からなる。圧電基板2は、適宜の圧電セラミックスからなっていてもよい。
圧電基板2上には、第1〜第4のIDT電極3〜6が設けられている。第1のIDT電極3と第2のIDT電極4とは、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されている。第3のIDT電極5と第4のIDT電極6とは、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されている。第3,第4のIDT電極5,6は、弾性波伝搬方向に直交する方向において、第1,第2のIDT電極3,4にそれぞれ対向している。
本実施形態においては、第1,第2のIDT電極3,4は、1個のIDT電極が分割された、2個のIDT電極である。同様に、第3,第4のIDT電極5,6も、1個のIDT電極が分割された2個のIDT電極である。
第1〜第4のIDT電極3〜6は、第1〜第4のバスバー3a〜6aを有する。第1のIDT電極3と第3のIDT電極5とは、第1の共通バスバー7aを共有している。第1,第3のバスバー3a,5aは、第1の共通バスバー7aを挟むように配置されている。
第2のIDT電極4と第4のIDT電極6とは、第2の共通バスバー8aを共有している。第2,第4のバスバー4a,6aは、第2の共通バスバー8aを挟むように配置されている。本実施形態では、第1,第2の共通バスバー7a,8aは同じ長さである。
第1のIDT電極3は、互いに間挿し合っている複数本の第1,第2の電極指3b,3cを有する。より具体的には、複数本の第1の電極指3bの一方端が第1のバスバー3aに接続されている。複数本の第2の電極指3cの一方端が第1の共通バスバー7aに接続されている。
同様に、第2〜第4のIDT電極4〜6も、互いに間挿し合っている複数本の第1,第2の電極指4b〜6b,4c〜6cを有する。第2のIDT電極4においては、複数本の第1の電極指4bの一方端は第2のバスバー4aに接続されている。複数本の第2の電極指4cの一方端は第2の共通バスバー8aに接続されている。第3のIDT電極5においては、複数本の第1の電極指5bの一方端は第3のバスバー5aに接続されている。複数本の第2の電極指5cの一方端は第1の共通バスバー7aに接続されている。第4のIDT電極6においては、複数本の第1の電極指6bの一方端は第4のバスバー6aに接続されている。複数本の第2の電極指6cの一方端は第2の共通バスバー8aに接続されている。
第1,第3のIDT電極3,5と第2,第4のIDT電極4,6との間には、第1の反射器9が配置されている。第1の反射器9は、第1〜第4のIDT電極3〜6に共有されている。第1の反射器9は複数本の電極指9bを有する。第1の反射器9に、第1,第2の共通バスバー7a,8aが接続されている。第1,第2の共通バスバー7a,8aは同電位に接続される。
第1,第3のIDT電極3,5を、弾性波伝搬方向において第1の反射器9と共に挟むように、第2の反射器17が配置されている。第2の反射器17は第1,第3のIDT電極3,5に共有されている。第2の反射器17は複数本の電極指17bを有する。第2の反射器17に、第1,第3のバスバー3a,5aが接続されている。第1,第3のバスバー3a,5aは同電位に接続される。他方、第1の共通バスバー7aは、第1,第3のバスバー3a,5aとは異なる電位に接続される。
ここで、圧電基板2、第1のIDT電極3、第1の反射器9及び第2の反射器17により、第1の弾性波共振子部が構成されている。同様に、圧電基板2、第3のIDT電極5、第1の反射器9及び第2の反射器17により、第3の弾性波共振子部が構成されている。第1,第3の弾性波共振子部は互いに並列に接続されている。すなわち、第1,第3の弾性波共振子部は、1個の弾性波共振子が第1,第3の弾性波共振子部に並列分割された構成となっている。
第2,第4のIDT電極4,6を、弾性波伝搬方向において第1の反射器9と共に挟むように、第3の反射器18が配置されている。第3の反射器18は第2,第4のIDT電極4,6に共有されている。第3の反射器18は複数本の電極指18bを有する。第3の反射器18に、第2,第4のバスバー4a,6aが接続されている。第2,第4のバスバー4a,6aは同電位に接続される。他方、第2の共通バスバー8aは、第2,第4のバスバー4a,6aとは異なる電位に接続される。
圧電基板2、第2のIDT電極4、第1の反射器9及び第3の反射器18により、第2の弾性波共振子部が構成されている。圧電基板2、第4のIDT電極6、第1の反射器9及び第3の反射器18により、第4の弾性波共振子部が構成されている。第2,第4の弾性波共振子部は互いに並列に接続されている。第2,第4の弾性波共振子部は、1個の弾性波共振子が第2,第4の弾性波共振子部に並列分割された構成となっている。
弾性波共振子1は、第1,第2の信号端子12a,12bを有する。第1の信号端子12aは第1の反射器9に接続されている。第1,第2の共通バスバー7a,8aは、第1の反射器9及び第1の信号端子12aを介して同電位に接続される。他方、第2の信号端子12bは第3,第4のバスバー5a,6aに接続されている。第1〜第4のバスバー3a〜6aは、第2の信号端子12bを介して、第1,第2の共通バスバー7a,8aとは異なる電位に接続される。このように、弾性波共振子1は、上記第1,第3の弾性波共振子部と上記第2,第4の弾性波共振子部とに並列分割された弾性波共振子である。第1,第3の弾性波共振子部と第2,第4の弾性波共振子部とが分割される前における1本の共通バスバーが半分に分割されたものが、第1,第2の共通バスバー7a,8aに相当する。
図1においては弾性波共振子1を模式的に示しているが、本実施形態では、第1〜第4のIDT電極3〜6、第1の反射器9及び第2,第3の反射器17,18の仕様は、例えば、下記の表1に示す通りである。
Figure 2017147674
本実施形態の特徴は、分割された第1,第2のIDT電極3,4間及び分割された第3,第4のIDT電極5,6間に第1の反射器9が配置されており、かつ第1,第2の共通バスバー7a,8aが第1の反射器9に接続されていることにある。それによって、第1,第2の共通バスバー7a,8aの電気抵抗を小さくすることができ、弾性波共振子1の挿入損失を小さくすることができる。これを、本実施形態と比較例とを比較することにより説明する。
図2は、比較例の弾性波共振子の電極構成を示す模式的平面図である。
比較例の弾性波共振子51は、第1の反射器を有しない点で、第1の実施形態と異なる。第1,第2のIDT電極53,54は、共通バスバー58aを共有している。共通バスバー58aは、第1の実施形態における第1,第2の共通バスバー7a,8aの長さを合計した長さを有する。
第1の実施形態の構成を有する弾性波共振子及び比較例の構成を有する弾性波共振子をそれぞれ作製し、挿入損失を比較した。
図3は、第1の実施形態及び比較例の弾性波共振子における減衰量周波数特性を示す図である。実線は第1の実施形態の結果を示し、破線は比較例の結果を示す。
図3に示すように、第1の実施形態の方が比較例よりも挿入損失が小さいことがわかる。比較例における共通バスバーは、第1の実施形態における第1,第2の共通バスバーのいずれよりも長い。そのため、比較例における共通バスバーの電気抵抗は、上記第1,第2の共通バスバーのいずれの電気抵抗よりも大きい。よって、比較例の弾性波共振子の挿入損失は大きくなり易い。
これに対して、第1の実施形態の弾性波共振子は、上記第1,第3の弾性波共振子部と上記第2,第4の弾性波共振子部とに並列分割されており、第1,第2の共通バスバーの長さはいずれも短い。本実施形態では、第1,第2の共通バスバーの長さは、比較例における共通バスバーの半分の長さである。従って、弾性波共振子の配線抵抗を効果的に小さくすることができ、挿入損失を効果的に小さくすることができる。
なお、第1,第2の共通バスバーの長さは異なっていてもよい。もっとも、第1,第2の共通バスバーの長さを同じ長さとすることにより、第1,第2の共通バスバーのいずれの長さも効果的に短くすることができる。従って、第1,第2の共通バスバーのいずれの電気抵抗も効果的に小さくすることができる。
図1に戻り、第1の実施形態においては、第1,第3のIDT電極3,5が第1の共通バスバー7aを共有しており、かつ第2,第4のIDT電極4,6が第2の共通バスバー8aを共通している。この構成を有することにより、上記効果に加えて、非線形歪みを抑制することもできる。この効果は、2個ずつのIDT電極がバスバーを共有したことにより、バスバーを共有したIDT電極間において波動の結合が生じ、構造の対称性が改善されたことによると思われる。
ここで、第1,第2の共通バスバー7a,8a及び第1〜第4のバスバー3a〜6aがそれぞれ延びる方向に直交する方向を、第1,第2の共通バスバー7a,8a及び第1〜第4のバスバー3a〜6aのそれぞれの幅方向とする。このとき、第1の共通バスバー7aの幅が第1,第3のバスバー3a,5aのうち少なくとも一方の幅よりも狭いことが好ましい。さらに、第2の共通バスバー8aの幅が第2,第4のバスバー4a,6aのうち少なくとも一方の幅よりも狭いことが好ましい。より好ましくは、第1の共通バスバー7aの幅が第1,第3のバスバー3a,5aのいずれの幅よりも狭いことが望ましい。さらに、第2の共通バスバー8aの幅が第2,第4のバスバー4a,6aのいずれの幅よりも狭いことが望ましい。
第1,第2の共通バスバー7a,8aの幅が狭い場合には、第1,第2の共通バスバー7a,8aの電気抵抗は大きい。もっとも、本実施形態においては、上述したように、第1,第2の共通バスバー7a,8aの電気抵抗を小さくすることができる。従って、弾性波共振子1の小型化を進めることができ、かつ挿入損失を小さくすることができる。
第1,第2の共通バスバー7a,8aの厚みは、第1〜第4のバスバー3a〜6aの厚みよりも薄くてもよい。より具体的には、例えば、第1,第2の共通バスバー7a,8aを構成している電極層の層数が、第1〜第4のバスバー3a〜6aを構成している電極層の層数よりも少なくてもよい。この場合には、弾性波共振子1に用いる材料を削減することができる。なお、第1,第2の共通バスバー7a,8a及び第1〜第4のバスバー3a〜6aは、単層の金属膜からなっていてもよく、積層金属膜からなっていてもよい。
ここで、弾性波伝搬方向から見て、第1のIDT電極3の隣り合う電極指同士が交叉している部分の長さを第1のIDT電極3の交叉幅とする。同様に、弾性波伝搬方向から見て、第2〜第4のIDT電極4〜6のそれぞれにおいて隣り合う電極指同士が重なり合っている部分の長さを、第2〜第4のIDT電極4〜6のそれぞれの交叉幅とする。
このとき、第1,第3のIDT電極3,5の交叉幅の合計寸法よりも第1の共通バスバー7aの長さ寸法の方が大きいことが好ましい。さらに、第2,第4のIDT電極4,6の交叉幅の合計寸法よりも第2の共通バスバー8aの長さ寸法の方が大きいことが好ましい。この場合には、第1〜第4のIDT電極3〜6の各第1,第2の電極指3b〜6b,3c〜6cを短くすることができる。よって、第1〜第4のIDT電極3〜6における電気抵抗をより一層小さくすることができる。
第1,第2の共通バスバー7a,8aの電気抵抗よりも、第1の反射器9の電気抵抗の方が小さくてもよい。より具体的には、例えば、第1の反射器9の全ての電極指9bの体積の合計よりも、第1,第2の共通バスバー7a,8aの各体積の方が小さくてもよい。第1,第2の共通バスバー7a,8aの電気抵抗が小さいことに加えて、第1の反射器9の電気抵抗も小さいため、挿入損失をより一層小さくすることができる。さらに、弾性波共振子1の小型化を進めることができる。
なお、本実施形態では、第1,第3のバスバー3a,5aが第2の反射器17に接続されており、第2,第4のバスバー4a,6aが第3の反射器18に接続されている。さらに第2の信号端子12bに第3,第4のバスバー5a,6aが接続されている。弾性波共振子1の構成は上記には限定されず、第1〜第4のバスバー3a〜6aが電気的に接続されていればよい。
第1の信号端子12aは、第1の反射器9に電気的に接続されていればよく、第1の反射器9に直接接続されていなくともよい。もっとも、第1の信号端子12aが第1の反射器9に接続されていることにより、弾性波共振子1の小型化を進めることができる。
図4は、第2の実施形態に係る弾性波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。
弾性波共振子21は、第1の反射器29が共通バスバー延長部29dを有する点及び第2,第3の反射器27,28が第1,第2の共通接続部27d、28dを有する点で、第1の実施形態と異なる。上記以外の点においては、弾性波共振子21は、第1の実施形態の弾性波共振子1と同様の構成を有する。
より具体的には、共通バスバー延長部29dは、第1の反射器29において、第1,第2の共通バスバー7a,8aを長さ方向に延長した位置に配置されている。共通バスバー延長部29dは、第1の反射器29の全ての電極指29bを接続するように延びている。共通バスバー延長部29dは、第1の共通バスバー7aと第2の共通バスバー8aとを接続している。
このように、共通バスバー延長部29dを介して、第1の反射器29の全ての電極指29bが第1,第2の共通バスバー7a,8aに接続されている。よって、信号を伝達する経路を効果的に増やすことができ、配線抵抗をより一層小さくすることができる。従って、挿入損失をより一層小さくすることができる。
上記第1の共通接続部27dは、第2の反射器27の全ての電極指27bを接続するように延びている。同様に、上記第2の共通接続部28dは、第3の反射器28の全ての電極指28bを接続するように延びている。本実施形態では、第1,第2の共通接続部27d,28dは、第1,第2の共通バスバー7a,8aの延長線上に延びている。なお、第1,第2の共通接続部27d,28dの配置は上記に限定されない。
第1,第2の共通接続部27d,28dにより、上記全ての電極指27b,28bがそれぞれ接続されているため、第2,第3の反射器27,28の電気抵抗を小さくすることができる。よって、弾性波共振子21の配線抵抗を効果的に小さくすることができる。
第1,第2の実施形態では弾性波共振子1,21を示したが、本発明は、これらの弾性波共振子を用いた帯域通過型フィルタやデュプレクサなどにも適用することができる。
図5は、第3の実施形態に係る帯域通過型フィルタの回路図である。
帯域通過型フィルタ30は、入力端子32、出力端子33、複数の直列腕共振子S31〜S34及び複数の並列腕共振子P31〜P33を有するラダー型フィルタである。入力端子32から信号が入力され、出力端子33から信号が出力される。
より具体的には、複数の直列腕共振子S31〜S34は、入力端子32と出力端子33との間に互いに直列に接続されている。複数の直列腕共振子S31〜S34及び複数の並列腕共振子P31〜P33のうち、直列腕共振子S31が最も入力端子32側に配置されている。直列腕共振子S31は、第1の実施形態の弾性波共振子1の構成を有する弾性波共振子である。直列腕共振子S31は、本発明における第1のフィルタ部に相当し、複数の直列腕共振子S32〜S34及び複数の並列腕共振子P31〜P33は、本発明における第2のフィルタ部に相当する。
直列腕共振子S31と直列腕共振子S32との間の接続点とグラウンド電位との間には、並列腕共振子P31が接続されている。直列腕共振子S32と直列腕共振子S33との間の接続点とグラウンド電位との間には、並列腕共振子P32が接続されている。直列腕共振子S33と直列腕共振子S34との間の接続点とグラウンド電位との間には、並列腕共振子P33が接続されている。
帯域通過型フィルタ30は、上記弾性波共振子1の構成を有する直列腕共振子S31を有するため、配線抵抗を小さくすることができる。よって、挿入損失を小さくすることができる。さらに、直列腕共振子S31が最も入力端子32側に配置されているため、非線形歪みを効果的に抑制することができる。
なお、複数の直列腕共振子S31〜S34及び複数の並列腕共振子P31〜P33のうち少なくとも1個の共振子が、本発明における弾性波共振子の構成を有していればよい。また、帯域通過型フィルタ30はラダー型フィルタには限られない。帯域通過型フィルタ30は、本発明における弾性波共振子の構成を有する第1のフィルタ部と、第1のフィルタ部以外の少なくとも1個の第2のフィルタとを有していればよい。
図6は、第4の実施形態に係るデュプレクサの回路図である。
デュプレクサ40は、第1の帯域通過型フィルタ40Aと、第1の帯域通過型フィルタ40Aとは通過帯域が異なる第2の帯域通過型フィルタ40Bとを有する。デュプレクサ40は、第1,第2の帯域通過型フィルタ40A,40Bに接続されており、かつアンテナに接続されるアンテナ端子45を有する。デュプレクサ40において、第1の帯域通過型フィルタ40Aは送信フィルタであり、第2の帯域通過型フィルタ40Bは受信フィルタである。
第1の帯域通過型フィルタ40Aは、最もアンテナ端子45側に配置されている直列腕共振子S44が第1の実施形態の弾性波共振子1の構成を有する弾性波共振子である点で、第3の実施形態と異なる。上記以外の点においては、第1の帯域通過型フィルタ40Aは、第3の実施形態の帯域通過型フィルタ30と同様の構成を有する。第1の帯域通過型フィルタ40Aにおいては、直列腕共振子S31に加えて、直列腕共振子S44も本発明における第1のフィルタ部に相当する。
第2の帯域通過型フィルタ40Bは、出力端子44、縦結合共振子型弾性波フィルタ46及び共振子47,48を有する。縦結合共振子型弾性波フィルタ46は、アンテナ端子45と出力端子44との間に接続されている。共振子47は、アンテナ端子45と縦結合共振子型弾性波フィルタ46との間に接続されている。共振子48は、共振子47と縦結合共振子型弾性波フィルタ46との間の接続点とグラウンド電位との間に接続されている。
第2の帯域通過型フィルタ40Bにおいて、共振子47は最もアンテナ端子45側に配置されている。共振子47は、第1の実施形態の弾性波共振子1と同様の構成を有する弾性波共振子である。共振子47は本発明における第1のフィルタ部に相当する。共振子48及び縦結合共振子型弾性波フィルタ46は、本発明における第2のフィルタ部に相当する。
本実施形態では、第1,第2の帯域通過型フィルタ40A,40Bがそれぞれ第1のフィルタ部を有する。加えて、上記各第1のフィルタ部は、第1,第2の帯域通過型フィルタ40A,40Bが共通接続されているアンテナ端子45側に最も近い位置にそれぞれ配置されている。従って、非線形歪みを効果的に抑制することができる。さらに、第1の実施形態と同様に、配線抵抗を小さくすることができ、挿入損失を小さくすることができる。
なお、第1,第2の帯域通過型フィルタ40A,40Bのうち少なくとも一方が、少なくとも1個の上記第1のフィルタ部を有していればよく、第1,第2の帯域通過型フィルタ40A,40Bの回路構成は特に限定されない。
1…弾性波共振子
2…圧電基板
3〜6…第1〜第4のIDT電極
3a〜6a…第1〜第4のバスバー
3b〜6b…第1の電極指
3c〜6c…第2の電極指
7a,8a…第1,第2の共通バスバー
9…第1の反射器
9b…電極指
12a,12b…第1,第2の信号端子
17,18…第2,第3の反射器
17b,18b…電極指
21…弾性波共振子
27,28…第2,第3の反射器
27b,28b…電極指
27d,28d…第1,第2の共通接続部
29…第1の反射器
29b…電極指
29d…共通バスバー延長部
30…帯域通過型フィルタ
32…入力端子
33…出力端子
40…デュプレクサ
40A,40B…第1,第2の帯域通過型フィルタ
44…出力端子
45…アンテナ端子
46…縦結合共振子型弾性波フィルタ
47,48…共振子
51…弾性波共振子
53,54…第1,第2のIDT電極
58a…共通バスバー
S31〜S34,S44…直列腕共振子
P31〜P33…並列腕共振子

Claims (12)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に設けられており、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されている第1,第2のIDT電極と、
    前記圧電基板上に設けられており、弾性波伝搬方向において互いにギャップを隔てて配置されており、かつ弾性波伝搬方向に直交する方向において前記第1,第2のIDT電極にそれぞれ対向している第3,第4のIDT電極と、
    前記第1,第3のIDT電極と前記第2,第4のIDT電極との間に配置されており、前記第1〜第4のIDT電極に共有されている第1の反射器と、
    前記第1,第3のIDT電極を、弾性波伝搬方向において前記第1の反射器と共に挟むように配置されており、前記第1,第3のIDT電極に共有されている第2の反射器と、
    前記第2,第4のIDT電極を、弾性波伝搬方向において前記第1の反射器と共に挟むように配置されており、前記第2,第4のIDT電極に共有されている第3の反射器と、
    を備え、
    前記第1〜第4のIDT電極がそれぞれ第1〜第4のバスバーを有し、前記第1のIDT電極と前記第3のIDT電極とが第1の共通バスバーを共有しており、前記第2のIDT電極と前記第4のIDT電極とが第2の共通バスバーを共有しており、
    前記第1〜第4のバスバーが互いに電気的に接続されている、弾性波共振子。
  2. 前記第1,第2の共通バスバーが前記第1の反射器に接続されており、前記第1,第3のバスバーが前記第2の反射器に接続されており、前記第2,第4のバスバーが前記第3の反射器に接続されており、
    前記第1の反射器に電気的に接続されている第1の信号端子と、
    前記第1〜第4のバスバーに電気的に接続されている第2の信号端子と、
    をさらに備える、請求項1に記載の弾性波共振子。
  3. 前記第1,第2の共通バスバーの長さが同じ長さである、請求項1または2に記載の弾性波共振子。
  4. 前記第1の反射器が複数本の電極指と、前記第1の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている共通バスバー延長部と、を有し、前記共通バスバー延長部が、前記第1の共通バスバーと前記第2の共通バスバーとを接続している、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  5. 前記第2の反射器が、複数本の電極指と、前記第2の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている第1の共通接続部と、を有し、
    前記第3の反射器が、複数本の電極指と、前記第3の反射器の全ての電極指同士を接続するように延びている第2の共通接続部と、を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  6. 前記第1,第2の共通バスバー及び前記第1〜第4のバスバーがそれぞれ延びる方向に直交する方向を、前記第1,第2の共通バスバー及び前記第1〜第4のバスバーのそれぞれの幅方向としたとき、前記第1の共通バスバーの幅が前記第1,第3のバスバーのうち少なくとも一方の幅よりも狭く、前記第2の共通バスバーの幅が前記第2,第4のバスバーのうち少なくとも一方の幅よりも狭い、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  7. 前記第1,第2の共通バスバーの厚みが、前記第1〜第4のバスバーの厚みよりも薄い、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  8. 前記第1のIDT電極が、互いに間挿し合っている複数本の電極指を有し、弾性波伝搬方向から見て、前記第1のIDT電極の隣り合う電極指同士が交叉している部分の長さを前記第1のIDT電極の交叉幅とし、前記第2〜第4のIDT電極が、互いに間挿し合っている複数本の電極指をそれぞれ有し、弾性波伝搬方向から見て、前記第2〜第4のIDT電極のそれぞれにおいて隣り合う電極指同士が交叉している部分の長さを、前記第2〜第4のIDT電極のそれぞれの交叉幅としたとき、前記第1,第3のIDT電極の交叉幅の合計寸法よりも前記第1の共通バスバーの長さ寸法の方が大きく、前記第2,第4のIDT電極の交叉幅の合計寸法よりも前記第2の共通バスバーの長さ寸法の方が大きい、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  9. 前記第1,第2の共通バスバーの各電気抵抗よりも、前記第1の反射器の電気抵抗の方が小さい、請求項1〜8のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  10. 前記第1の反射器が複数本の電極指を有し、前記第1の反射器の全ての電極指の体積の合計よりも前記第1,第2の共通バスバーの各体積の方が小さい、請求項1〜9のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の弾性波共振子である第1のフィルタ部と、
    前記第1のフィルタ部以外の少なくとも1個の第2のフィルタ部と、
    入力端子と、
    を備え、
    前記第1のフィルタ部が最も前記入力端子側に配置されている、帯域通過型フィルタ。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の弾性波共振子である第1のフィルタ部と、前記第1のフィルタ部以外の少なくとも1個の第2のフィルタ部と、を有する第1の帯域通過型フィルタと、
    前記第1の帯域通過型フィルタとは異なる通過帯域である第2の帯域通過型フィルタと、
    前記第1,第2の帯域通過型フィルタに接続されており、かつアンテナに接続されるアンテナ端子と、
    を備え、
    前記第1の帯域通過型フィルタにおいて、前記第1のフィルタ部が最も前記アンテナ端子側に配置されている、デュプレクサ。
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