JP6715704B2 - マスク - Google Patents
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当該マスクは上述の構成を有することにより、他人に対する病気の伝播や、着用者に対するインフルエンザウィルスや花粉の侵入を抑制することが可能である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、マスクのフィット性を向上するための一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
マスクは、マスクが使用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向と定義する。上下方向は、マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義する。
マスクは、マスクが使用者に着用された場合における左耳と右耳とにより規定される直線を左右方向と定義する。左右方向は、マスクが着用者に着用された場合における右耳から左耳へと向かう方向を左側、左耳から右耳へと向かう方向を右側と定義する。
接合部は、左側耳掛け部とマスク本体部の左側領域とを接合する左側接合部と、右側耳掛け部とマスク本体部の右側領域とを接合する右側接合部と、を有する。
当該構成を有するマスクにあっては、左右方向において、左側接合部の接合部下側領域と右側接合部の接合部下側領域との間の互いの離間距離は、左側接合部の接合部中央領域と右側接合部の接合部中央領域との間の互いの離間距離よりも短くなるよう構成される。
特にマスクの製造過程において、マスクの上下方向を機械流れ方向(MD方向)とした場合に、上側接合部と下側接合部を構成するエンボスラインが一致することとなるため、より一層の製造容易化を図ることができる。
第2実施形態〜第6実施形態において、第1実施形態と同一または近い構成や機能を奏する部品または構造体は、第1実施形態と同一の部品名称および符号を用いて、その説明を省略する場合がある。
本発明に係る第1実施形態を図1〜図11に基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマスク100の正面図、図2は側面図を示す。
図1に示すとおりマスク100は、着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部110と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部130とを有する。マスク本体部110と耳掛け部130とは、第2接合部122により接合される。このマスク本体部110が本発明に係る「マスク本体部」の一例であり、耳掛け部130が本発明に係る「耳掛け部」の一例であり、第2接合部122が本発明に係る「接合部」の一例である。
また図1に示すとおりマスク100は、マスク100が着用者に着用された場合における左耳と右耳とにより規定される直線を左右方向100Xと定義する。左右方向100Xは、マスク100が着用者に着用された場合における右耳から左耳へと向かう方向を左側、左耳から右耳へと向かう方向を右側と定義する。また図2に示すとおりマスク100は、マスク100が着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向100Zと定義する。前後方向100Zは、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。なお、上下方向100Yと、左右方向100Xと、前後方向100Zはそれぞれ直交する関係にある。この上下方向100Yが本発明に係る「上下方向」の一例であり、左右方向100Xが本発明に係る「左右方向」の一例であり、前後方向100Zが本発明に係る「前後方向」の一例である。
図1に示されるマスク本体部110は、ウィルスや花粉が着用者へ侵入することを抑制したり、着用者がウィルスを飛散させることを防止するためのフィルター機能を有する。マスク本体部110は、内層シート体と、内層シート体の両側に積層されている第1表層シート体および第2表層シート体により構成される積層シート体により形成される。第1表層シート体は、マスク着用時に着用者と反対側に配置されるマスク外表面を形成し、第2表層シート体は、マスク着用時に着用者側に配置されるマスク内表面を形成する。内層シート体は、メルトブロー法により製造されたメルトブロー不織布シートにより形成される。第1表層シート体および第2表層シート体は、スパンボンド法により製造されたスパンボンド不織布シート、ポリプロピレン繊維を含む不織布シート、スパンレース法により製造されたスパンレース不織布シート、エアスルー法により製造されたエアスルー不織布シート等により形成される。内層シート体、第1表層シート体および第2表層シート体それぞれの目付は、5〜50g/m2の範囲内に設定され、マスク本体部110全体の目付は、50〜130g/m2の範囲内に設定される。
なお、マスク本体部110の伸長率は、耳掛け部130の伸長率よりも低くなるよう構成される。マスク本体部110は、着用者の一般的な使用状態においては伸長しない程度の伸長率を有することが好ましい。
マスク本体部110の上側領域には、着用者の鼻脇に沿うように変形可能な形状固定部113が設けられる。形状固定部113は、可撓性を有する金属片や樹脂片により構成される。
図1に示すとおり耳掛け部130は、伸長性を有するとともに着用者の耳に掛けられることにより、マスク本体部110を着用者に固定する機能を有する。
耳掛け部130は、マスク本体部110を形成するシートより伸長性が高いシートにより形成される。耳掛け部130を形成するシートは、伸長性繊維と伸長性繊維を混合して形成される不織布シートが用いられる。本実施の形態では、伸長性を有するポリプロピレン繊維と伸長性を有するウレタン繊維を混合して形成されるスパンボンド不織布シートが用いられている。耳掛け部130は、前後方向100Zに伸長可能となるよう設計される。
図2に示すとおり上側延在部131は、マスク100が着用者に着用された場合において耳の上側領域に当接される耳上側当接領域131cを有する。また下側延在部132は、マスク100が着用者に着用された場合において耳の後側領域に当接される耳後側当接領域132cを有する。
なお耳掛け部130が掛けられる耳の領域は、曲面により構成される複雑な形状であるため、着用者の耳の上側および耳の後側を明確には特定できない状況を想定することができる。このような状況にあっては、耳上側当接領域131cは上下方向100Yにおける耳の頂部を含む領域であると定義し、耳後側当接領域132cは前後方向100Zにおける耳の頂部を含む領域であると定義することができる。当該定義にあっては、第2連結部134は耳上側当接領域131cまたは耳後側当接領域132cの少なくとも一方、または耳上側当接領域131cと耳後側当接領域132cの双方を構成することができる。すなわち、上側延在部131、第2連結部134および下側延在部132は耳当接領域を構成する。
当該耳上側低伸長領域131dは、耳上側当接領域131cが耳上側長距離領域131eを有することにより構成される。耳上側長距離領域131eは、耳上側当接領域131cの所定点131pにおける幅の長さを、耳後側当接領域132cの所定点132pにおける幅の長さよりも長く形成することにより構成される。
当該耳後側高伸長領域132dは、耳後側当接領域132cが耳後側短距離領域132eを有することにより構成される。耳後側短距離領域132eは、耳後側当接領域132cの所定点132pにおける幅の長さを、耳上側当接領域131cの所定点131pにおける幅の長さよりも短く形成することにより構成される。なお耳上側長距離領域131eは、耳後側短距離領域と比して4mm以上長く構成することが好ましい。
図2に示すとおり下側延在部第2領域1322は、下側延在部第1領域1321よりも前後方向100Zにおける伸長率の高い高伸長領域1322aを構成することができる。高伸長領域1322aにより耳後側当接領域132cの伸長を促進することが可能となる。なお下側延在部第1領域1321は、下側延在部第2領域1322よりも前後方向100Zにおける伸長率の低い低伸長領域1321aを構成することができる。
なお、伸長率の測定にあたっては上側延在部131を45.2mm、下側延在部72.6mmと設定し、JIS T8151に規定されている試験用人頭のマネキンに装着することにより行った。また、伸長率に対する応力は株式会社島津製作所のオートグラフ 型式AG−5kNIにより測定した。この際、当該測定器の設定としてスピードを100mm/分、ストロークはそれぞれの計測箇所の伸長率となるまで引っ張ることにより行った。なお応力は2回のサイクルのうち、2回目の戻りの応力により測定した。
なお下側延在部132には、上側から下側へ臨んだ場合における下側延在部132の延在方向132fと上下方向100Yとが交差することにより形成される角度132gが、上側から下側へ臨んだ場合における上側延在部131の延在方向131fと上下方向100Yが交差することにより形成される角度131gよりも小さく構成された下側延在部小角度部132hが構成される。
なおJIS T8151に規定されている試験用人頭のマネキンにマスク100を装着した場合、角度131gは60度となり角度132gは65度となった。すなわち角度132gの変位量の方が角度131gよりもが大きいものである。これは耳に耳掛け部130を装着した場合において、耳後側当接領域132cが耳の後側における上側領域から下側領域に亘り配置された状態で、残りの下側延在部132の領域が当該耳の後側の下側領域とマスク本体部110とに亘り延在されることによる。なおこのような耳後側当接領域132cの耳に対する配置形態も、耳後側当接領域132cを伸長する一因とされる。
図2に示すとおり第1連結部133は、着用者がマスク100を着用した場合に着用者のほほに当接するほほ当接領域133cを構成する。ほほ当接領域133cが着用者のほほに密着することにより、マスク本体部110と耳掛け部130との間における通気が抑制される。このほほ当接領域133cが本発明に係る「ほほ当接領域」の一例である。
図2に示すとおり第1実施形態に係る変形抑制部133dは、下側から上側へ臨んだ場合の第1連結部133の内縁部133aが、前側から後側へと向かう方向に延在することにより構成される。これによって、耳掛け空間部135の面積を増加させることができるため、着用者は耳掛け空間部135に容易に耳を挿通させることが可能となる。また第1実施形態に係る変形抑制部133dは直線状に構成される。
図2に示すとおり第2接合部122を有する領域は、マスク本体部110と耳掛け部130の連結領域を構成する。なお、当該連結領域は第2接合部122の中央領域1222を通過する上下方向100Yにより定義することができる。
本発明に係る発明者は、当該連結領域における上下方向100Yの長さが80mm〜120mmであり、第1連結部133の内縁部133aの延在長さが20〜50mmである場合には、着用者がマスク100を着用したときのほほ当接領域133c(第1連結部133)における上下方向100Yの変形を抑制することを見出した。
図1に示すとおり、マスク本体部110と耳掛け部130は第2接合部122により接合される。第2接合部122は、マスク本体部110と耳掛け部130の積層領域をエンボス加工により溶着することにより構成される。第2接合部122は、上下方向100Yに延在する第1接合要素122aと、上下方向100Yに延在する第2接合要素122bとを有することができる。第1接合要素122aと第2接合要素122bは左右方向100Xにおいて並列される。この第1接合要素122aが本発明に係る「第1接合要素」の一例であり、第2接合要素122bが本発明に係る「第2接合要素」の一例である。第2接合部122が第1接合要素122aと第2接合要素122bを有するため、マスク本体部110と耳掛け部130の接合強度を向上することができる。
第1接合要素122a(第2接合要素122b)は、複数の溶着領域が上下方向100Yに連続することにより構成される。
上側領域1221は、上側傾斜領域1221aを有するため、上側領域距離110D1は中央領域距離110D2よりも短く構成される。また、下側領域1223は、下側傾斜領域1223aを有するため、下側領域距離110D3は中央領域距離110D2よりも短く構成される。上下方向100Yに対する上側傾斜領域1221aの角度を設定することにより、上側領域距離110D1の長さを調整することができる。また、上下方向100Yに対する下側傾斜領域1223aの角度を設定することにより、下側領域距離110D3の長さを調整することができる。
また、下側領域1223と中央領域1222の境界は傾斜境界点1224を定義する。傾斜境界点1224を通過する上下方向100Yと内縁延在方向1323との交点は内縁延在交点1323aを定義する。傾斜境界点1224を通過する上下方向100Yとマスク本体部110の外縁との交点は外縁交点111を定義する。この内縁延在方向1323が本発明に係る「下側延在部内縁延在方向」の一例であり、傾斜境界点1224が本発明に係る「傾斜境界点」の一例であり、内縁延在交点1323aが本発明に係る「下側延在部内縁延在交点」の一例であり、外縁交点111が本発明に係る「マスク本体部外縁交点」の一例である。
当該構成にあっては、内縁延在交点1323aと外縁交点111の間の長さに対して、傾斜境界点1224と外縁交点111の間の長さが70パーセント〜100パーセントの長さとなるよう構成した場合に、左側接合部の接合部下側領域と右側接合部の接合部下側領域との間の距離を適切に調整することができる。すなわち、着用者の顎に対するフィット性能と、耳掛け部130の伸縮性能に関し良好な結果を得ることができる。
また、傾斜境界点1224を内縁延在方向1323よりも下側に配置することができる。この場合は、内縁延在交点1323aと外縁交点111の間の長さに対して、傾斜境界点1224と外縁交点111の間の長さが100パーセント以下の長さを有することとなる。
着用者がマスク100を着用する場合、着用者はまずマスク本体部110により口と鼻を被覆し、その後に耳掛け部130を引っ張ることにより耳掛け空間部135と耳の位置を調整する。この際、図3に示される角度131gの方が角度132gよりも大きくなるように構成されており、耳掛け部130は前後方向100Zに伸長しやすいように構成されているため、上側延在部131よりも下側延在部132の方が伸長しやすい状態となる。一方、図2に示される耳上側当接領域131cが耳上側低伸長領域131d(耳上側長距離領域131e)を構成しているため耳上側当接領域131cの伸長が抑制されて、耳上側当接領域131cの幅が狭くなることを抑制することができる。このため、耳掛け部130の収縮に伴う応力が耳の上側により強くかかることが抑制されるため、着用感を向上することが可能となる。
次に図7に基づき本発明の第2実施形態に係るマスク200を説明する。第2実施形態のマスク200は、第1実施形態のマスク100と比して第2接合部122の構成が異なる。すなわち第2実施形態のマスク100における第2接合部122が第1接合要素122aと第2接合要素122bを有していたのに対し、第2実施形態のマスク200における第2接合部122は接合要素122cにより構成されている。接合要素122cは、複数の接合領域を上下方向100Yに連続状に配置することにより構成される。すなわち、第2接合部122は単一の接合要素122cにより構成される。この接合要素122cが本発明に係る「単一の接合要素」の一例である。
次に図8に基づき本発明の第3実施形態に係るマスク300を説明する。第3実施形態のマスク300は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第2実施形態のマスク300における第1連結部133の内縁部133aは前側方向へ延出する曲線状にて構成されている。
また図8に示すとおりマスク300は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク300は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図9に基づき本発明の第4実施形態に係るマスク400を説明する。第4実施形態のマスク400は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第4実施形態のマスク400における第1連結部133の内縁部133aは後側方向へ延出する曲線状にて構成されている。
また図9に示すとおりマスク400は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク400は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図10に基づき本発明の第5実施形態に係るマスク500を説明する。第5実施形態のマスク500は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第5実施形態のマスク500における第1連結部133の内縁部133aは連続する曲線を有する形状にて構成されている。
また図10に示すとおりマスク500は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク500は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図11に基づき本発明の第5実施形態に係るマスク600を説明する。第6実施形態のマスク600は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aを下側から上側へ臨んだ場合、第1連結部133の内縁部133aは前側から後側へと向かう方向に延在される。一方、第5実施形態のマスク600における第1連結部133の内縁部133aを下側から上側へ臨んだ場合、第1連結部133の内縁部133aは後側から前側へと向かう方向に延在される。
また図11に示すとおりマスク600は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク600は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
マスク100、200、300、400、500、600は本発明に係る「マスク」の一例である。上下方向100Yは本発明に係る「上下方向」の一例である。左右方向100Xは本発明に係る「左右方向」の一例である。前後方向100Zは本発明に係る「前後方向」の一例である。マスク本体部110は本発明に係る「マスク本体部」の一例である。耳掛け部130は本発明に係る「耳掛け部」の一例である。第2接合部122は本発明に係る「接合部」の一例である。右側本体片110Rと左側本体片110Lは本発明に係る「複数のシート体」の一例である。第1接合部121は本発明に係る「シート体接合部」の一例である。離間空間部114は本発明に係る「離間空間部」の一例である。右側耳掛け部130Rは本発明に係る「右側耳掛け部」の一例である。左側耳掛け部130Lは本発明に係る「左側耳掛け部」の一例である。右側第2接合部122Rは本発明に係る「右側接合部」の一例である。左側第2接合部122Lは本発明に係る「左側接合部」の一例である。上側延在部131は本発明に係る「上側延在部」の一例である。下側延在部132は本発明に係る「下側延在部」の一例である。第1連結部133は本発明に係る「第1連結部」の一例である。第2連結部134は本発明に係る「第2連結部」の一例である。耳掛け空間部135は本発明に係る「耳掛け空間部」の一例である。ほほ当接領域133cは本発明に係る「ほほ当接領域」の一例である。第1接合要素122aは本発明に係る「第1接合要素」の一例である。第2接合要素122bは本発明に係る「第2接合要素」の一例である。上側領域1221は本発明に係る「接合部上側領域」の一例である。中央領域1222は本発明に係る「接合部中央領域」の一例である。下側領域1223は本発明に係る「接合部下側領域」の一例である。上側傾斜領域1221aは本発明に係る「接合部上側傾斜領域」の一例である。下側傾斜領域1223aは本発明に係る「傾斜領域」の一例である。内縁延在方向1323は本発明に係る「下側延在部内縁延在方向」の一例である。傾斜境界点1224は本発明に係る「傾斜境界点」の一例である。内縁延在交点1323aは本発明に係る「下側延在部内縁延在交点」の一例である。外縁交点111は本発明に係る「マスク本体部外縁交点」の一例である。接合要素122cは本発明に係る「単一の接合要素」の一例である。
100X 左右方向
100Y 上下方向
100Z 前後方向
110 マスク本体部
110R 右側本体片
110L 左側本体片
110D1 上側領域距離
110D2 中央領域距離
110D3 下側領域距離
111 外縁交点(マスク本体部外縁交点)
113 形状固定部
114 離間空間部
121 第1接合部(シート状部材接合部)
122 第2接合部(接合部)
122a 第1接合要素
122b 第2接合要素
122c 第3接合要素
1221 上側領域
1221a 上側傾斜領域
1222 中央領域
1222a 上下方向延在領域
1223 下側領域
1223a 下側傾斜領域(傾斜領域)
1224 傾斜境界点
122R 右側第2接合部
122L 左側第2接合部
130 耳掛け部
130R 右側耳掛け部
130L 左側耳掛け部
131 上側延在部
131a 内縁部
131b 外縁部
131c 耳上側当接領域
131d 耳上側低伸長領域
131e 耳上側長距離領域(上側延在部長距離領域)
131f 延在方向
131g 角度
131h 上側延在部大角度部
131p 所定点
132 下側延在部
132a 内縁部
132b 外縁部
132c 耳後側当接領域
132d 耳後側高伸長領域
132e 耳後側短距離領域
132f 延在方向
132g 角度
132h 下側延在部小角度部
132p 所定点
1321 下側延在部第1領域
1321a 低伸長領域
1321b 長距離領域
1321p 所定点
1322 下側延在部第2領域
1322a 高伸長領域
1322b 短距離領域
1323 内縁延在方向(下側延在部内縁延在方向)
1323a 内縁延在交点(下側延在部内縁延在交点)
133 第1連結部
133a 内縁部
133b 外縁部
133c ほほ当接領域
133d 変形抑制部
133e 移動方向回避部
133f 延在方向
134 第2連結部
134a 内縁部
134b 外縁部
135 耳掛け空間部
Claims (12)
- 着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部と、前記マスク本体部と前記耳掛け部とを接合する接合部と、を有するマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが使用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向と定義し、
前記上下方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義し、
前記マスクは、前記マスクが使用者に着用された場合における左耳と右耳とにより規定される直線を左右方向と定義し、
前記左右方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における右耳から左耳へと向かう方向を左側、左耳から右耳へと向かう方向を右側と定義し、
前記マスク本体部は、前記マスクが着用者に着用された場合において、前記マスク本体部と着用者の口とを離間させるための離間空間部を構成し、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の上側領域から延在する上側延在部と、前記マスク本体部の下側領域から延在する下側延在部と、前記マスク本体部に近接して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第1連結部と、前記マスク本体部に離間して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第2連結部と、を有し、
さらに、前記耳掛け部は、前記上側延在部の内縁部と、前記下側延在部の内縁部と、前記第1連結部の内縁部と、前記第2連結部の内縁部とにより囲まれた空間により形成される耳掛け空間部と、を有し、
前記接合部は、前記第1連結部と前記マスク本体部とを接合するとともに、前記上下方向における中央領域に配置される接合部中央領域と、前記上下方向における下側領域に配置される接合部下側領域と、を有し、
さらに、前記耳掛け部は、前記マスク本体部の左側に設けられる左側耳掛け部と、前記マスク本体部の右側に設けられる右側耳掛け部と、を有し、
前記接合部は、前記左側耳掛け部と前記マスク本体部の左側領域とを接合する左側接合部と、前記右側耳掛け部と前記マスク本体部の右側領域とを接合する右側接合部と、を有し、
前記左右方向において、前記左側接合部の前記接合部下側領域と前記右側接合部の前記接合部下側領域との間の互いの離間距離は、前記左側接合部の前記接合部中央領域と前記右側接合部の前記接合部中央領域との間の互いの離間距離よりも短くなるよう構成されるとともに、
前記下側延在部の内縁における延在方向は下側延在部内縁延在方向を定義し、
前記接合部下側領域と前記接合部中央領域の境界は傾斜境界点を定義し、
前記傾斜境界点を通過する前記上下方向と前記下側延在部内縁延在方向との交点は下側延在部内縁延在交点を定義し、
前記傾斜境界点を通過する前記上下方向と前記マスク本体部の外縁との交点はマスク本体部外縁交点を定義し、
前記下側延在部内縁延在交点と前記マスク本体部外縁交点の間の長さに対して、前記傾斜境界点と前記マスク本体部外縁交点の間の長さは70パーセント〜100パーセントの長さとなるよう構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1に記載されたマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが使用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義し、
前記前後方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義することを特徴とするマスク。 - 請求項2に記載されたマスクであって、
前記接合部下側領域は、前記上側から前記下側へ臨んだ場合、前記後側から前記前側に向かう方向に延在する傾斜領域を有することを特徴とするマスク。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記傾斜境界点は、前記下側延在部内縁延在方向上に配置されることを特徴とするマスク。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記傾斜境界点は、前記下側延在部内縁延在方向よりも下側に配置されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記接合部は、前記上下方向における上側領域に配置される接合部上側領域を有し、
前記左右方向において、前記左側接合部の前記接合部上側領域と前記右側接合部の前記接合部上側領域との間の互いの離間距離は、前記左側接合部の前記接合部中央領域と前記右側接合部の前記接合部中央領域との間の互いの離間距離よりも短くなるよう構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記接合部は、前記上下方向に延在する第1接合要素と、前記上下方向に延在する第2接合要素とを有し、
前記第1接合要素と前記第2接合要素は、前記左右方向において並列されていることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記接合部は、前記上下方向に延在する単一の接合要素により構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記マスク本体部は、前記耳掛け部よりも伸長率が低いシート体により構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記第1連結部は、着用者が前記マスクを着用した場合に着用者のほほに当接するほほ当接領域を有することを特徴とするマスク。 - 請求項9に記載されたマスクであって、
前記マスク本体部は、複数の前記シート体と、複数の前記シート体を接合するシート体接合部とを有し、
着用者によって、前記接合部を中心として複数の前記シート体が展開されることにより前記離間空間部を形成するよう構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1から11のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記接合部は、前記マスク本体部と前記耳掛け部とを溶着することにより構成されることを特徴とするマスク。
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