JP6829551B2 - マスク - Google Patents
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Description
当該マスクは上述の構成を有することにより、他人に対する病気の伝播や、着用者に対するインフルエンザウィルスや花粉の侵入を抑制することが可能である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、着用者に対するマスクの密着性を向上するための一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
マスクは、マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義する。上下方向は、マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義する。前後方向は、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。
第1連結部は、着用者が第2連結部を把持して耳掛け部を後側に引っ張った場合に、上側延在部と下側延在部に生ずる上下方向への移動挙動によって第1連結部が変形することを抑制するための変形抑制部を有する。
また本発明の第1形態のマスクに係る解決手段の一態様として、変形抑制部を、曲線を有する形状に構成することができる。
さらに本態様におけるマスクでは、上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成される。
かかる構成により、上側延在部および/または下側延在部の伸長率を安定化することができ、安定した着用感を得ることが可能となる。
マスクは、マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義する。上下方向は、マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義する。前後方向は、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。
第1連結部の内縁部は、上下方向と前後方向の双方に交差する方向へ延在するよう構成される。
さらに本態様におけるマスクでは、上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成される。
かかる構成により、上側延在部および/または下側延在部の伸長率を安定化することができ、安定した着用感を得ることが可能となる。
マスクは、マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義する。上下方向は、マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義する。前後方向は、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。
第1連結部の内縁部は、着用者が第2連結部を把持して耳掛け部を後側に引っ張った場合に生ずる上側延在部と下側延在部とが互いに近接するような移動動作により定義される、上下方向における直線を回避するよう構成された移動方向回避部を有する。
さらに本態様におけるマスクでは、上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成される。
かかる構成により、上側延在部および/または下側延在部の伸長率を安定化することができ、安定した着用感を得ることが可能となる。
マスクは、マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義する。上下方向は、マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義する。前後方向は、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。
マスク本体部と耳掛け部の連結領域における上下方向の長さは80mm〜120mmであり、第1連結部の内縁部の延在長さは20〜50mmとなるよう構成される。
本参考例のマスクによれば第1連結部における上下方向の変形を効果的に抑制できる。
さらに本参考例におけるマスクでは、上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成される。
かかる構成により、上側延在部および/または下側延在部の伸長率を安定化することができ、安定した着用感を得ることが可能となる。
耳掛け部は、マスク本体部の左側に設けられる左側耳掛け部と、マスク本体部の右側に設けられる右側耳掛け部とにより構成することができる。
第2実施形態〜第6実施形態において、第1実施形態と同一または近い構成や機能を奏する部品または構造体は、第1実施形態と同一の部品名称および符号を用いて、その説明を省略する場合がある。
本発明に係る第1実施形態を図1〜図3に基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマスク100の正面図、図2は側面図を示す。
図1に示すとおりマスク100は、着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部110と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部130とを有する。このマスク本体部110が本発明に係る「マスク本体部」の一例であり、耳掛け部130が本発明に係る「耳掛け部」の一例である。
また図1に示すとおりマスク100は、マスク100が着用者に着用された場合における左耳と右耳とにより規定される直線を左右方向100Xと定義する。左右方向100Xは、マスク100が着用者に着用された場合における右耳から左耳へと向かう方向を左側、左耳から右耳へと向かう方向を右側と定義する。また図2に示すとおりマスク100は、マスク100が着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向100Zと定義する。前後方向100Zは、マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義する。なお、上下方向100Yと、左右方向100Xと、前後方向100Zはそれぞれ直交する関係にある。この上下方向100Yが本発明に係る「上下方向」の一例であり、左右方向100Xが本発明に係る「左右方向」の一例であり、前後方向100Zが本発明に係る「前後方向」の一例である。
図1に示されるマスク本体部110は、ウィルスや花粉が着用者へ侵入することを抑制したり、着用者がウイルスを飛散させることを防止するためのフィルター機能を有する。マスク本体部110は、内層シートと、内層シートの両側に積層されている第1表層シートおよび第2表層シートにより構成される積層シートにより形成される。第1表層シートは、マスク着用時に着用者と反対側に配置されるマスク外表面を形成し、第2表層シートは、マスク着用時に着用者側に配置されるマスク内表面を形成する。内層シートは、メルトブロー法により製造されたメルトブロー不織布シートにより形成される。第1表層シートおよび第2表層シートは、スパンボンド法により製造されたスパンボンド不織布シート、ポリプロピレン繊維を含む不織布シート、スパンレース法により製造されたスパンレース不織布シート、エアスルー法により製造されたエアスルー不織布シート等により形成される。内層シート、第1表層シートおよび第2表層シートそれぞれの目付は、5〜50g/m2の範囲内に設定され、マスク本体部110全体の目付は、50〜130g/m2の範囲内に設定される。
マスク本体部110の上側領域には、着用者の鼻脇に沿うように変形可能な形状固定部113が設けられる。形状固定部113は、可撓性を有する金属片や樹脂片により構成される。
図1および図2に示すとおり、マスク本体部110と耳掛け部130は第2接合部122により接合される。第2接合部122は、マスク本体部110と耳掛け部130とを溶着することにより構成される。本実施形態において第2接合部122は複数の溶着部が連続することにより構成される。なお第2接合部122を連続した単数の溶着部により構成することも可能である。
図1に示すとおり耳掛け部130は、伸長性を有するとともに着用者の耳に掛けられることにより、マスク本体部110を着用者に固定する機能を有する。
耳掛け部130は、マスク本体部110を形成するシートより伸長性が高いシートにより形成される。耳掛け部130を形成するシートは、伸長性繊維と伸長性繊維を混合して形成される不織布シートが用いられる。本実施の形態では、伸長性を有するポリプロピレン繊維と伸長性を有するウレタン繊維を混合して形成されるスパンボンド不織布シートが用いられている。耳掛け部130は、前後方向100Zに伸長可能となるよう設計される。
図2に示すとおり第1連結部133は、着用者がマスク100を着用した場合に着用者のほほに当接するほほ当接領域133cを構成する。ほほ当接領域133cが着用者のほほに密着することにより、マスク本体部110と耳掛け部130との間における通気が抑制される。このほほ当接領域133cが本発明に係る「ほほ当接領域」の一例である。
図2に示すとおり第1実施形態に係る変形抑制部133dは、下側から上側へ臨んだ場合の第1連結部133の内縁部133aが、前側から後側へと向かう方向に延在することにより構成される。これによって、耳掛け空間部135の面積を増加させることができるため、着用者は耳掛け空間部135に容易に耳を挿通させることが可能となる。また第1実施形態に係る変形抑制部133dは直線状に構成される。
本発明に係る発明者は、当該連結領域における上下方向100Yの長さが80mm〜120mmであり、第1連結部133の内縁部133aの延在長さが20〜50mmである場合には、着用者がマスク100を着用したときのほほ当接領域133c(第1連結部133)における上下方向100Yの変形を抑制することを見出した。
図2に示すとおり上側延在部131は、マスク100が着用者に着用された場合において耳の上側領域に当接される耳上側当接領域131cを有する。また下側延在部132は、マスク100が着用者に着用された場合において耳の後側領域に当接される耳後側当接領域132cを有する。
なお耳掛け部130が掛けられる耳の領域は、曲面により構成される複雑な形状であるため、着用者の耳の上側および耳の後側を明確には特定できない状況を想定することができる。このような状況にあっては、耳上側当接領域131cは上下方向100Yにおける耳の頂部を含む領域であると定義し、耳後側当接領域132cは前後方向100Zにおける耳の頂部を含む領域であると定義することができる。当該定義にあっては、第2連結部134は耳上側当接領域131cまたは耳後側当接領域132cの少なくとも一方、または耳上側当接領域131cと耳後側当接領域132cの双方を構成することができる。すなわち、上側延在部131、第2連結部134および下側延在部132は耳当接領域を構成する。
当該耳上側低伸長領域131dは、耳上側当接領域131cが耳上側長距離領域131eを有することにより構成される。耳上側長距離領域131eは、耳上側当接領域131cの所定点131pにおける幅の長さを、耳後側当接領域132cの所定点132pにおける幅の長さよりも長く形成することにより構成される。
当該耳後側高伸長領域132dは、耳後側当接領域132cが耳後側短距離領域132eを有することにより構成される。耳後側短距離領域132eは、耳後側当接領域132cの所定点132pにおける幅の長さを、耳上側当接領域131cの所定点131pにおける幅の長さよりも短く形成することにより構成される。なお耳上側長距離領域131eは、耳後側短距離領域と比して4mm以上長く構成することが好ましい。
なお、伸長率の測定にあたっては上側延在部131を45.2mm、下側延在部72.6mmと設定し、JIS T8151に規定されている試験用人頭のマネキンに装着することにより行った。また、伸長率に対する応力は株式会社島津製作所のオートグラフ 型式AG−5kNIにより測定した。この際、当該測定器の設定としてスピードを100mm/分、ストロークはそれぞれの計測箇所の伸長率となるまで引っ張ることにより行った。なお応力は2回のサイクルのうち、2回目の戻りの応力により測定した。
なお下側延在部132には、上側から下側へ臨んだ場合における下側延在部132の延在方向132fと上下方向100Yとが交差することにより形成される角度132gが、上側から下側へ臨んだ場合における上側延在部131の延在方向131fと上下方向100Yが交差することにより形成される角度131gよりも小さく構成された下側延在部小角度部132hが構成される。
なおJIS T8151に規定されている試験用人頭のマネキンにマスク100を装着した場合、角度131gは60度となり角度132gは65度となった。すなわち角度132gの変位量の方が角度131gよりもが大きいものである。これは耳に耳掛け部130を装着した場合において、耳後側当接領域132cが耳の後側における上側領域から下側領域に亘り配置された状態で、残りの下側延在部132の領域が当該耳の後側の下側領域とマスク本体部110とに亘り延在されることによる。なおこのような耳後側当接領域132cの耳に対する配置形態も、耳後側当接領域132cを伸長する一因とされる。
着用者がマスク100を着用する場合、着用者はまずマスク本体部110により口と鼻を被覆し、その後に耳掛け部130を引っ張ることにより耳掛け空間部135と耳の位置を調整する。この際、図3に示される角度131gの方が角度132gよりも大きくなるように構成されており、耳掛け部130は前後方向100Zに伸長しやすいように構成されているため、上側延在部131よりも下側延在部132の方が伸長しやすい状態となる。一方、図2に示される耳上側当接領域131cが耳上側低伸長領域131d(耳上側長距離領域131e)を構成しているため耳上側当接領域131cの伸長が抑制されて、耳上側当接領域131cの幅が狭くなることを抑制することができる。このため、耳掛け部130の収縮に伴う応力が耳の上側により強くかかることが抑制されるため、着用感を向上することが可能となる。
次に図4に基づき本発明の第2実施形態に係るマスク200を説明する。第2実施形態のマスク200は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第2実施形態のマスク200における第1連結部133の内縁部133aは前側方向へ延出する曲線状にて構成されている。
また図4に示すとおりマスク200は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク200は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図5に基づき本発明の第3実施形態に係るマスク300を説明する。第3実施形態のマスク300は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第3実施形態のマスク300における第1連結部133の内縁部133aは後側方向へ延出する曲線状にて構成されている。
また図5に示すとおりマスク300は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク300は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図6に基づき本発明の第4実施形態に係るマスク400を説明する。第4実施形態のマスク400は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aが直線状であったのに対し、第4実施形態のマスク400における第1連結部133の内縁部133aは連続する曲線を有する形状にて構成されている。
また図6に示すとおりマスク400は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク400は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図7に基づき本発明の第5実施形態に係るマスク500を説明する。第5実施形態のマスク500は、第1実施形態のマスク100と比して変形抑制部133dの構成が異なる。すなわち第1実施形態のマスク100における第1連結部133の内縁部133aを下側から上側へ臨んだ場合、第1連結部133の内縁部133aは前側から後側へと向かう方向に延在される。一方、第5実施形態のマスク500における第1連結部133の内縁部133aを下側から上側へ臨んだ場合、第1連結部133の内縁部133aは後側から前側へと向かう方向に延在される。
また図7に示すとおりマスク500は、耳上側当接領域131cに耳上側低伸長領域131d、耳上側長距離領域131eを有する。また耳後側当接領域132cに耳後側高伸長領域、耳後側短距離領域132eを有する。またほほ当接領域133cに変形抑制部133d、移動方向回避部133eを有する。よってマスク500は耳上側当接領域131c、耳後側当接領域132cおよびほほ当接領域133cに関して、マスク100と同等の機能を奏する。
次に図8に基づき本発明の第6実施形態に係るマスク600を説明する。第6実施形態のマスク600は、第1実施形態のマスク100と比してマスク本体部110の構成が異なる。第6実施形態に係るマスク600のマスク本体部110は、シート状部材を上下方向100Yにおいて折り返すことにより構成された襞部114を有することができる。襞部114は、着用者によって上下方向100Yに展開可能に構成することができる。なお当該襞部114を有するマスク600はプリーツ型マスクと称される。この襞部114が本発明に係る「襞部」の一例である。
マスク100、200、300、400、500、600は本発明に係る「マスク」の一例である。上下方向100Yは本発明に係る「上下方向」の一例である。左右方向100Xは本発明に係る「左右方向」の一例である。前後方向100Zは本発明に係る「前後方向」の一例である。マスク本体部110は本発明に係る「マスク本体部」の一例である。耳掛け部130は本発明に係る「耳掛け部」の一例である。右側本体片110Rと左側本体片110Lは本発明に係る「複数のシート状部材」の一例である。第1接合部121は本発明に係る「接合部」の一例である。右側耳掛け部130Rは本発明に係る「右側耳掛け部」の一例である。左側耳掛け部130Lは本発明に係る「左側耳掛け部」の一例である。上側延在部131は本発明に係る「上側延在部」の一例であり、下側延在部132は本発明に係る「下側延在部」の一例であり、第1連結部133は本発明に係る「第1連結部」の一例であり、第2連結部134は本発明に係る「第2連結部」の一例である。耳掛け空間部135は本発明に係る「耳掛け空間部」の一例である。ほほ当接領域133cは本発明に係る「ほほ当接領域」の一例である。変形抑制部133dは本発明に係る「変形抑制部」の一例である。移動方向回避部133eは本発明に係る「移動方向回避部」の一例である。襞部114は本発明に係る「襞部」の一例である。
100X 左右方向
100Y 上下方向
100Z 前後方向
110 マスク本体部
110R 右側本体片
110L 左側本体片
113 形状固定部
114 襞部
121 第1接合部
122 第2接合部
1221 上側領域
1222 中央領域
1223 下側領域
122R 右側第2接合部
122L 左側第2接合部
130 耳掛け部
130R 右側耳掛け部
130L 左側耳掛け部
131 上側延在部
131a 内縁部
131b 外縁部
131c 耳上側当接領域
131d 耳上側低伸長領域
131e 耳上側長距離領域(上側延在部長距離領域)
131f 延在方向
131g 角度
131h 上側延在部大角度部
131p 所定点
132 下側延在部
132a 内縁部
132b 外縁部
132c 耳後側当接領域
132d 耳後側高伸長領域
132e 耳後側短距離領域(下側延在部短距離領域)
132f 延在方向
132g 角度
132h 下側延在部小角度部
132p 所定点
1321 下側延在部第1領域
1321a 低伸長領域(下側延在部第1領域低伸長領域)
1321b 長距離領域
1321p 所定点
1322 下側延在部第2領域
1322a 高伸長領域(下側延在部第2領域高伸長領域)
1322b 短距離領域
133 第1連結部
133a 内縁部
133b 外縁部
133c ほほ当接領域
133d 変形抑制部
133e 移動方向回避部
133f 延在方向
134 第2連結部
134a 内縁部
134b 外縁部
135 耳掛け空間部
Claims (13)
- 着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部と、を有するマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、前記マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義し、
前記上下方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義し、
前記前後方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義し、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の上側領域から延在する上側延在部と、前記マスク本体部の下側領域から延在する下側延在部と、前記マスク本体部に近接して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第1連結部と、前記マスク本体部側に離間して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第2連結部と、を有し、
さらに、前記耳掛け部は、前記上側延在部の内縁部と、前記下側延在部の内縁部と、前記第1連結部の内縁部と、前記第2連結部の内縁部とに囲まれた空間により形成される耳掛け空間部を有し、
前記第1連結部は、着用者が前記第2連結部を把持して前記耳掛け部を前記後側に引っ張った場合に、前記上側延在部と前記下側延在部に生ずる前記上下方向への移動挙動によって前記第1連結部が変形することを抑制するための変形抑制部を有し、
前記上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、前記下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成され、
前記変形抑制部は、前記第1連結部の内縁部が前記上下方向と前記前後方向の双方に交差する方向へ延在することにより構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1に記載されたマスクであって、
前記変形抑制部は、前記下側から前記上側へ臨んだ場合の前記第1連結部の内縁部が、前記前側から前記後側へと向かう方向に延在することにより構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1に記載されたマスクであって、
前記変形抑制部は、前記下側から前記上側へ臨んだ場合の前記第1連結部の内縁部が、前記後側から前記前側へと向かう方向に延在することにより構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記変形抑制部は、直線状に構成されていることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記変形抑制部は、曲線を有する形状に構成されていることを特徴とするマスク。 - 着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部と、を有するマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、前記マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義し、
前記上下方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義し、
前記前後方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義し、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の上側領域から延在する上側延在部と、前記マスク本体部の下側領域から延在する下側延在部と、前記マスク本体部に近接して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第1連結部と、前記マスク本体部側に離間して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第2連結部と、を有し、
さらに、前記耳掛け部は、前記上側延在部の内縁部と、前記下側延在部の内縁部と、前記第1連結部の内縁部と、前記第2連結部の内縁部とに囲まれた空間により形成される耳掛け空間部を有し、
前記第1連結部の内縁部は、前記上下方向と前記前後方向の双方に交差する方向へ延在するよう構成され、
前記上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、前記下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成されることを特徴とするマスク。 - 着用者の少なくとも鼻および口を覆うマスク本体部と、着用者の耳に掛けられるとともに伸長性を備える耳掛け部と、を有するマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが着用者に着用された場合における鼻と口とにより規定される直線を上下方向、前記マスクが着用者に着用された場合における顔と後頭部とにより規定される直線を前後方向と定義し、
前記上下方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における口から鼻へと向かう方向を上側、鼻から口へと向かう方向を下側と定義し、
前記前後方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における後頭部から顔へと向かう方向を前側、顔から後頭部へと向かう方向を後側と定義し、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の上側領域から延在する上側延在部と、前記マスク本体部の下側領域から延在する下側延在部と、前記マスク本体部に近接して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第1連結部と、前記マスク本体部側に離間して設けられるとともに前記上側延在部と前記下側延在部とを連結する第2連結部と、を有し、
さらに、前記耳掛け部は、前記上側延在部の内縁部と、前記下側延在部の内縁部と、前記第1連結部の内縁部と、前記第2連結部の内縁部とに囲まれた空間により形成される耳掛け空間部を有し、
前記第1連結部の内縁部は、着用者が前記第2連結部を把持して前記耳掛け部を前記後側に引っ張った場合に生ずる前記上側延在部と前記下側延在部とが互いに近接するような移動動作により定義される、前記上下方向の直線を回避するよう構成された移動方向回避部を有し、
前記上側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在し、および/または、前記下側延在部の内縁部と外縁部が互いに平行な方向に延在するよう構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項7に記載されたマスクであって、
前記移動方向回避部は、前記第1連結部の内縁部が前記上下方向に対して傾斜する方向へ延在する形状を有することにより構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記第1連結部は、着用者が前記マスクを着用した場合に着用者のほほに当接するほほ当接領域を構成することを特徴とするマスク。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記マスクは、前記マスクが着用者に着用された場合における左耳と右耳とにより規定される直線を左右方向と定義し、
前記左右方向は、前記マスクが着用者に着用された場合における右耳から左耳へと向かう方向を左側、左耳から右耳へと向かう方向を右側と定義し、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の左側に設けられる左側耳掛け部と、前記マスク本体部の右側に設けられる右側耳掛け部とにより構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記マスク本体部は、前記マスクが着用者に着用された場合において、前記マスク本体部と着用者の口とを離間させるための離間空間部を構成することを特徴とするマスク。 - 請求項11に記載されたマスクであって、
前記マスク本体部は、複数のシート状部材と、前記複数のシート状部材同士を接合する接合部とを有し、
着用者によって、前記接合部を中心として前記複数のシート状部材が展開されることにより前記離間空間部を形成するよう構成されることを特徴とするマスク。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載されたマスクであって、
前記マスク本体部は、シート状部材を前記上下方向において折り返すことにより構成された襞部を有し、
前記襞部は、着用者によって前記上下方向に展開可能に構成されていることを特徴とするマスク。
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