JP6711080B2 - ベイクドチーズケーキ類製造用組成物 - Google Patents
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Description
以上のように、ベイクドチーズケーキの製造の手間を根本から軽減する技術は見当たらない。
発酵乳の配合量は、10〜60重量%が適当である。発酵乳を生地に添加する事で、生地中の気泡を増やす効果がある事が判明し、それにより口溶けやほぐれを良くする効果がある。10重量%より少ないと、ベイクドチーズケーキ中の気泡や保型性が不足するため詰まった食感となってしまう。
澱粉の配合量は、2.5〜10重量%が適当である。他の原材料や水分との関係もあるが、10重量%を超えると、本発明のベイクドチーズケーキ製造用組成物が硬すぎて、焼成型に絞り出すことが難しくなる場合がある。
パーム菜種混合硬化油16.8部を60℃に加温し油相を調製した。一方、水68.5部を約30℃に加温し、ホモミキサーで攪拌しながら、脱脂粉乳12.7部、卵黄2部を徐々に添加して水相を調製した。上記の水相に油相を添加し、70℃で30分予備乳化した後、殺菌処理を行い、次いでホモゲナイザーで5MPaの圧力下で均質化し、20℃まで急冷して水中油型乳化物を調製した。このようにして得た水中油型乳化物にチーズ用乳酸菌スターターを添加し、20℃で発酵を行い、所定のpHとなったところで、80℃で30分間加熱殺菌した後、10MPaの圧力下で均質化、プラスティックフィルムチューブに充填、密封し5℃に急冷して、20℃でのpHが5.7の水中油型乳化物を得た。以下、これを発酵乳として用いた。
全卵10部、上記発酵乳20部、スターチEH(日澱化学株式会社製、商品名:エンドウ豆由来の漂白澱粉)6.5部、砂糖18部、クリームチーズ20部、水25.3部を混合し、58℃に昇温し、ホモミキサーにて均質化した後、80℃に昇温し、ニーダーにて混捏し、60℃で容器に充填、室温に冷却して、本発明のベイクドチーズケーキ製造用組成物を得た。
これを、紙カップに100g充填し、200〜250℃で10〜20分間、表面に僅かに焦げ色が付く程度を目安として焼成し、ベイクドチーズケーキを得た。
得られたベイクドチーズケーキは、ふんわり感、しっとり感、共に良好な食感であり、クリームチーズ風味の良好なものであった。
クリームチーズ20部及び水25.3部を、牛乳28部、生クリーム5.0部及び水2.3部に替え、発酵乳を30部とした他は実施例1と同様にしてベイクドチーズケーキ製造用組成物を得た。これを実施例1と同様に焼成し、ベイクドチーズケーキの評価を行った。
ふんわり感、しっとり感、共に良好な食感であり、良好なカスタード風味のものであった。
クリームチーズ20部及び水25.3部を、生クリーム1.6部、チョコレート18部、水27.7部に替え、砂糖を16部とした他は実施例1と同様にしてベイクドチーズケーキ製造用組成物を得た。これを実施例1と同様に焼成し、ベイクドチーズケーキの評価を行った。
ベイクドチーズケーキ、ふんわり感、しっとり感、共に良好な食感であり、良好なチョコレート風味のものであった。
発酵乳を5.0部に減らし、クリームチーズを30部、水30.3部とした他は実施例1と同様にし、評価した。
ベイクドチーズケーキは、ややべたつく食感であり、しっとり感は実施例1にやや劣るものであった。クリームチーズ風味は良好であった。
発酵乳を30部、クリームチーズを25部とし、エンドウ豆由来の漂白澱粉を2.0部に減らした他は、実施例1と同様にし、評価した。
ベイクドチーズケーキは、ふんわり感に乏しく、レアチーズのような食感であった。しっとり感についてはジューシー過ぎるものであった。クリームチーズ風味は良好であった。
発酵乳を12.5部、エンドウ豆由来の漂白澱粉を11部、水を28.3部とした他は、実施例1と同様にし、評価した。
ベイクドチーズケーキは、かたくてボロボロと崩れる食感であった。しっとり感についてはパサパサしていて不良であった。やさしいクリームチーズ風味であった。
発酵乳を62部、水3.3部とした他は、実施例1と同様にし、評価した。
ベイクドチーズケーキは、どっしりと重たい食感で好ましくなかったが、しっとり感は良好であった。やさしい乳味の風味であった。
以上の結果を表1にまとめた。
Claims (5)
- 全原材料中、全卵5〜20重量%、発酵乳10〜60重量%、エンドウ豆由来の澱粉2.5〜10重量%、砂糖10〜25重量%、及び、呈味原材料を配合し、加熱混捏して得ることを特徴とするベイクドチーズケーキ類製造用組成物の製造方法。
但し、当該発酵乳は、pH3.8〜6.4で無脂乳固形分8%以上のヨーグルト、及び、植物性油脂を含有し無脂乳固形分が10〜20重量%油脂分が5〜30重量%であり20℃におけるpHが5.5〜6.4となるように乳酸発酵された水中油型乳化物に限る。また、当該ベイクドチーズケーキ類は、型に入れて焼成するものに限る。 - 呈味原材料が、クリームチーズ、牛乳、生クリーム、卵、チョコレートから選択される1又は2以上である請求項1記載のベイクドチーズケーキ類製造用組成物の製造方法。
- 澱粉が酸化澱粉及び/又は漂白澱粉である請求項1〜2記載のベイクドチーズケーキ類製造用組成物の製造方法。
- 発酵乳の20℃におけるpHが5.5〜6.4である請求項1〜3のいずれか1項に記載のベイクドチーズケーキ類製造用組成物の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法で得られるベイクドチーズケーキ類製造用組成物を、そのまま型に入れて焼成するベイクドチーズケーキ類の製造方法。
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