JP6711037B2 - 機器制御システム、情報処理装置、プログラム - Google Patents

機器制御システム、情報処理装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、機器制御システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
照明の点灯や消灯を自動的に制御するシステムが知られている。このようなシステムは、例えば赤外線センサ等の人感センサで人の存在を検知すると、自動的に照明を点灯し、人がいなくなると自動的に消灯したりする。人が照明を操作することなく照明が点灯するので快適性を向上させ、また、人がいなければ操作しなくても消灯するので消費電力を低減することが可能になる。
また、単に消灯と点灯を制御するだけでなく、点灯時の照明の明るさを制御する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、照度センサにより取得した照度が目標照度になるように調光する照明器具が開示されている。
しかしながら、照明の調光率の制御をサーバを介して実現するシステムの場合、快適性が損なわれるおそれがあるという問題がある。システムにより照明の自動制御が実現された場合、照度センサがサーバに照度を送信して、サーバが照度に基づいて各照明の調光率を決定し、決定した調光率を照明に送信する一連の処理が必要である。このため、例えば照度センサが目標の照度よりも小さい照度を検出した場合、実際に暗くなってから照明の調光率が大きい値に制御されるまでの間にタイムラグが発生する。この結果、目標照度を下回った状態が一定時間継続してしまい、快適性が低下してしまう。
また、特許文献1のように照度センサにより取得した照度が目標照度から乖離するごとに調光制御するとちらつきが発生しやすく、これも快適性を損なう要因となる。
本発明は、上記課題に鑑み、快適性の低下を抑制して機器の制御を行う機器制御システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、 前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記照度が前記第二の目標照度を閾値の時間より長く上回った場合、前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する
快適性の低下を抑制して機器の制御を行う機器制御システムを提供することができる。
機器制御システムによる照明装置の照度の制御を模式的に説明する図の一例である。 機器制御システムの概略的な構成図の一例である。 第1制御対象装置が蛍光灯型LED照明器具の場合の外観斜視図の一例である。 検知装置、第1制御対象装置及び第2制御対象装置のハードウェア構成図の一例である。 管理システムのハードウェア構成図の一例である。 機器制御システムの機能構成図の一例である。 レイアウト管理DBに記憶されている情報を説明するための図の一例である。 制御指針管理DBに記憶されている情報を説明するための図の一例である。 制御領域管理DBに記憶されている情報を説明するための図の一例である。 領域情報管理DB、マス・領域対応DBに記憶されている情報を説明するための図の一例である。 管理システムの処理を示したシーケンス図の一例である。 温度分布の概念図、熱源データの概念図の一例である。 検知装置を有する複数の第1制御対象装置から送信された熱源データを合成して得られる熱源データの一例である。 熱源データの生成方法を示したフローチャート図の一例である。 温度分布の概念図、熱源データの概念図の一例である。 温度分布センサの数と検知可能範囲の関係を説明する図の一例である。 2つの温度分布センサが検知する検知エリアを示す図の一例である。 管理システムのマス目変換処理部が検知可能範囲の検知マスと領域の対応付けを行うフローチャート図の一例である。 サーモパイルセンサが検知する検知マスの中心座標Oを説明する図の一例である。 第1制御対象装置の配置と領域及び第1制御対象装置の人感検知範囲を示す図の一例である。 第1制御指針管理テーブルの一例を示す図である。 管理システムの生成部が第1制御対象装置の制御データを生成する手順のフローチャート図の一例である。 管理システムの生成部が第1制御対象装置の制御データを生成する手順のフローチャート図の一例である。 目標照度Pと目標照度P+マージンMに対し照度がどのように制御されるかを示す図の一例である。 外光の状況(a)、従来の制御方法による照度変化(b)、及び、本実施形態の制御方法(c)による照度変化を示す図の一例である。 調光率と照度の関係を示すグラフの一例である。 生成部が第1制御対象装置1を制御する手順を示すフローチャート図の一例である。 目標照度P、目標照度P+マージンM及び目標照度P+マージンmに対し照度がどのように制御されるかを示す図の一例である。 生成部が第1制御対象装置1を制御する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の機器制御システムによる照明装置の照度の制御を模式的に説明する図の一例である。図1には目標照度Pと目標照度P+マージンMという2つの閾値が図示されている。本実施形態の機器制御システムは照度が目標照度Pを下回る回数が低減されるように照明装置を制御する。具体的には以下のように制御する。
(i)照度が目標照度Pを下回った場合、速やかに目標照度P+マージンMの照度になるように照明装置を制御する。
(ii)照度が目標照度P+マージンMを超えた場合、目標照度P+マージンMの照度になるように照明装置を制御する。
このような制御によれば、目標照度Pを下回っても目標照度P+マージンMの照度に制御されるので、目標照度Pを上回る時間が長くなり、目標照度Pを下回った状態が一定時間継続してしまう回数を低減できる。照度が目標照度P+マージンMを超えた場合も、目標照度Pでなく目標照度P+マージンMの照度に制御されるので、同様の効果が得られる。また、目標照度Pを下回るまでは照度が制御されないので、照度が制御される回数が少なくなりちらつきが発生しにくくなる。
このような制御は目標照度Pよりも照度が大きい時間帯が長く継続するので消費電力が増加する可能性があるが、LEDなど高効率照明装置では消費電力の増加はわずかである。したがって、省エネ性を維持しながら快適性を向上できる。
<用語について>
所定空間とは人が存在しうる空間である。また、所定空間は複数の人が存在しうる部屋であってもよい。また、居室と称されてもよい。具体的にはオフィス、工場、セミナー会場、展示会、室内競技場、飲食店、電車、バス、船等であるがこれらには限られない。また、個人の自宅であってもよい。
検知される対象はセンサなどの検知手段で検知又は検出される主に生物である(ロボットなどの無生物が対象でもよい)。対象は移動するものに限られてもよい。本実施形態では一例として人を対象として説明する。
マージンとは目標照度Pに対する差分である。あるいは制御のバッファゾーンと称してもよい。本実施形態では、目標照度P+マージンM>目標照度Pであるとする。
<機器制御システムの概略>
図2は、本実施形態に係る機器制御システム100の概略的な構成図の一例である。機器制御システム100は、所定空間の一例である居室αの天井β側に設置された複数の第1制御対象装置(1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i)、第2制御対象装置2、無線ルータ6、管理者PC7(Personal Computer)、及び管理システム8がネットワークを介して通信可能な構成を有している。なお、以降、第1制御対象装置(1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i)のうち、任意の第1制御対象装置を示す場合には「第1制御対象装置1」と示す。
第1制御対象装置1は、図2に示されているように、天井βが9分割された各領域9にそれぞれ設置されている。そして、天井βの中央に設定された第1制御対象装置1eには、検知装置3が設けられている。1つの領域9のサイズは、例えば50cm〜数mの広さ(正方形)であるが、領域9のサイズは第1制御対象装置1の大きさや性能などに応じて適宜決定される。なお、天井βが分割された各領域9は同じサイズでなくてもよく、各領域9が正方形でなくてもよい。例えば、6角形などの多角形とすると正方形の場合と同様に第1制御対象装置1同士の距離が等しくなる。
また、第2制御対象装置2は、天井βに適当な間隔をおいて設置されている。図2では、第2制御対象装置2は1つであるが、後述するように複数の第2制御対象装置2が1つの居室αに設置されている。第2制御対象装置2は好ましくは等間隔に設置されるが、等間隔でなくてもよい。第1制御対象装置1と第2制御対象装置2の数が異なるのは、第1制御対象装置と第2制御対象装置2でカバーできる範囲が異なったり、サイズが異なったり、コストが異なるなどの理由によるものであり、第1制御対象装置と第2制御対象装置2の数は任意に決定できる。また、第2制御対象装置2が複数ある場合、第2制御対象装置2の符号をそれぞれ2a、2b、2cとし、任意の第2制御対象装置を示す場合には「第2制御対象装置2」と示す。
本実施形態の第1制御対象装置1は、蛍光灯型LED(Light Emitting Diode)としての照明装置である。第1制御対象装置1eの検知装置3は、例えばサーモパイル(Thermopile)の機能によって、居室α内を複数領域(ここでは、9領域)に分けた温度分布を検出し、熱源の有無(対象の検知結果)を示す熱源データを管理システム8に送信する。送信には無線LAN等が使用されるが有線で送信してもよい。居室αの床は熱源として検知される対象である人などが存在する場所である。
本実施形態の第2制御対象装置2はエアコンなどの空調装置(図2では室内機が図示されている)である。室外機は第2制御対象装置2ごとに又は複数の第2制御対象装置2に共通に所定の場所に設置されている。なお、図2では第2制御対象装置2と管理システム8が有線で接続されているが、無線で通信してもよい。
無線ルータ6は、検知装置3から送信された熱源データを受信し、通信ネットワークNを介して管理システム8に送信する。通信ネットワークNは、LAN(Local Area Network)によって構築されており、一部にインターネットが含まれる場合もある。
管理システム8は後述するように情報処理装置の機能を有し、サーバと呼ばれる場合がある。管理システム8は、無線ルータ6から送られて来た熱源データ等に基づいて、第1制御対象装置1,第2制御対象装置2を制御するための制御データを生成し、第1制御対象装置1及び第2制御対象装置2に送信する。第1制御対象装置1は、制御データに基づいて、LEDの調光制御を行なう。第2制御対象装置2は、制御データに基づいて、温度、湿度、風力、及び風向の制御を行なう。したがって、管理システム8は照明と空調の両方を制御して、居室の人に対し快適性と省エネ性が考慮された空間を提供できる。
なお、これまでの説明で明らかなように、検知装置3が搭載された第1制御対象装置1eは、居室αの温度分布を検知するだけでなく、自装置のLEDの調光制御を行なう。第1制御対象装置1eは、検知装置3を有するが、他の第1制御対象装置1と同等の機能を有している。
また、検知装置3は第2制御対象装置2の内部又は近くに設置されていてもよい。また、第1制御対象装置1又は第2制御対象装置2とは別体に設置されていてもよい。しかし、検知装置3が第1制御対象装置1と一体であることで、検知装置3の取り付けと取り外しが容易であり、検知装置3を取り付けるためのスペースを用意する必要がないという利点がある。
また、管理者PC7は、機器制御システム100の管理者が操作するPCである。管理者PC7は管理システム8と通信して各種の設定を行ったり、検知データを領域ごとに表示したりする。管理者は機器制御システム100の設営者、ユーザなどどのように呼ばれてもよい。
<第1制御対象装置の概略>
次に、図3を用いて、第1制御対象装置1及び第1制御対象装置1aが取り付けられる装置本体120について説明する。図3は、第1制御対象装置が蛍光灯型LED照明器具の場合の外観斜視図の一例である。
図3に示されているように、蛍光灯型LED照明器具としての第1制御対象装置1は、直管型のLEDランプ130を有し、居室αの天井βの中央部あたりに設置された装置本体120に取り付けられる。装置本体120の両端部には、それぞれソケット121a及びソケット121bが設けられている。このうち、ソケット121aは、LEDランプ130に給電する給電端子(124a1、124a2)を有する。
また、ソケット121bも、LEDランプ130に給電する給電端子(124b1,124b2)を有する。これにより、装置本体120は、電源からの電力をLEDランプ130に供給することができる。
一方、LEDランプ130は、透光性カバー131と、この透光性カバー131の両端部にそれぞれ設けられる口金(132a,132b)を有する。第1制御対象装置1eの場合は、透光性カバー131に沿って、隣接して又は透光性カバー131の内部に検知装置3を有する。このうち、透光性カバー131は、例えば、アクリル樹脂等の樹脂材料で形成され、内部の光源を覆う様に設けられる。
更に、口金132aには、ソケット121aの給電端子(124a1,124a2)にそれぞれ接続される端子ピン(152a1,152a2)が設けられている。また、口金132bには、ソケット121bの給電端子(124b1,124b2)にそれぞれ接続される端子ピン(152b1,152b2)が設けられている。そして、LEDランプ130が装置本体120に装着されることで、装置本体120から各給電端子(124a1,124a2,124b1,124b2)を介して、各端子ピン(152a1,152a2,152b1,152b2)からの電力供給が可能となる。これにより、LEDランプ130は、透光性カバー131を介して外部に光を照射する。また、検知装置3は、装置本体120から供給される電力で動作する。
<検知装置、第1制御対象装置、第2制御対象装置のハードウェア構成>
次に、図4(a)を用いて、検知装置3のハードウェア構成を説明する。図4(a)は、検知装置3のハードウェア構成図の一例である。検知装置3は、無線モジュール301、アンテナI/F302、アンテナ302a、センサドライバ304、温度分布センサ311、照度センサ312、温湿度センサ313、装置コントローラ315、及び、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
無線モジュール301は、無線通信を行なうための部品であり、ARIB STD-T108(テレメータ、テレコントロールなどの用途で用いられる920MHz帯無線)、Bluetooth(登録商標)、WiFi、又はZigBee等の通信方式による通信を行なうことができ、アンテナI/F302及びアンテナ302aを介して、外部の装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は、無線通信だけでなく、Ethernet(登録商標)ケーブルやPLC(Power Line Communications)などの有線通信であってもよい。無線モジュール301は、装置コントローラ315が実行する通信制御プログラムの制御下で動作する。
温度分布センサ311は、赤外線を検知することにより居室α内の温度分布を検知する熱型検出素子である。熱型検出素子を用いることで人や物の表面温度を検知できるので、人の近い場所の温度を検知できる。熱型検出素子は、光を吸収して熱に変換する吸収層を持ち、吸収層の温度変化を電気信号として外部に出力する。熱型検出素子にはサーモパイル、ボロメータ、焦電素子、電圧−電流特性が変化するダイオードなどがある。本実施形態では温度分布センサ311がサーモパイルを用いて温度分布を検知するものとして説明する。なお、温度分布センサ311は複数のサーモパイルセンサを有しており、後述する検知マスごとに温度を検知する。
照度センサ312は、居室α内の明るさを検知するセンサである。温湿度センサ313は、居室αの検知装置3の近くの温度及び湿度を検知するセンサである。温湿度センサ313が検知する温度は、天井面の温湿度から水蒸気量への変換に使用され、この水蒸気量とサーモパイルによる床面の温度から床面の湿度が算出される。
センサドライバ304は、温度分布センサ311、照度センサ312、及び温湿度センサ313のインタフェースである(ハードウェアの回路)。センサドライバ304は、装置コントローラ315から送信される、温度分布センサ311、照度センサ312、及び温湿度センサ313を駆動させる命令をそれぞれにセンサに適したコマンドに変換して各センサに送出する。また、各センサが検出した信号を装置コントローラ315が使用できる形式に変換し装置コントローラ315に送出する。
装置コントローラ315は、検知装置3の全体を制御する制御装置である。装置コントローラ315はCPU,ROM、RAM等を有しプログラムを実行するマイコンなどの情報処理装置である。あるいは、ICなどのハードウェアで構築されていてもよい。装置コントローラ315は、例えば、温度分布センサ311、照度センサ312、及び温湿度センサ313が温度等を検知するタイミングを制御したり、各センサが検出したデータを加工したりする。例えば、装置コントローラ315は温度分布センサ311から出力された温度分布データから、熱源の有無を示す熱源データを生成する。装置コントローラ315は、熱源データを含む検知データを管理システム8に送信する。
図4(b)は本実施形態に関する第1制御対象装置1又は第2制御対象装置2のハードウェア構成図の一例である。第1制御対象装置1の装置コントローラ315は、管理システム8から送信された制御データに基づいてLEDの調光の制御を行う。第2制御対象装置2の装置コントローラ315は、管理システム8から送信された制御データに基づいてエアコンを制御する。
装置コントローラ315、アンテナI/F302、及び、無線モジュール301については図4(a)と同様である。第1制御対象装置1又は第2制御対象装置2は、制御対象デバイス319を有している。制御対象デバイス319は、第1制御対象装置1の場合はLEDランプ130やLEDランプ130の制御回路などであり、第2制御対象装置2の場合はエアコンのヒートポンプや圧縮機及び制御回路などである。
なお、検知装置3を有する第1制御対象装置1eの場合、装置コントローラ315、アンテナI/F302、及び、無線モジュール301は、検知装置3と共通でよい。これにより、検知装置3の部品数を低減できる。
<管理システムのハードウェア構成>
次に、管理システム8のハードウェア構成について説明する。図5は、管理システム8のハードウェア構成図の一例である。
管理システム8は、情報処理装置として構成されている。そして、管理システム8は、管理システム8全体の動作を制御するCPU801、IPL(Initial Program Loader)等のCPU801の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM802、CPU801のワークエリアとして使用されるRAM803を有する。また、管理プログラム等の各種データを記憶するHD804、CPU801の制御にしたがってHD804に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)805を有する。また、フラッシュメモリ等のメディア806に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F807、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ808、通信ネットワークNを利用してデータ通信するためのネットワークI/F809を有する。また、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード811、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス812、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)813に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ814、及び、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン810を備えている。
図示した管理システム8のハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、管理システム8が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。また、クラウドコンピューティングに対応するため、本実施例の管理システム8の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
なお、管理プログラムは実行可能形式や圧縮形式などでメディア806やCD−ROM813などの記憶媒体に記憶された状態で配布されるか、又は、プログラムを配信するサーバから配信される。
また、管理者PC7のハードウェア構成は管理システム8と同様であるものとし、違いがあるとしても本実施形態の説明において支障がないものとする。
<管理システム8の機能構成>
続いて、図6を用いて、検知装置3を含む第1制御対象装置1e、検知装置3を含まない第1制御対象装置1、第2制御対象装置2、管理者PC7及び管理システム8の機能について説明する。図6は、機器制御システム100の機能構成図の一例である。
<第1制御対象装置1eの機能構成>
第1制御対象装置1eは、検知装置3が有する機能及び制御対象部20を有している。検知装置3は、送受信部31、検知部32、判断部33、生成部34、及び制御部35を有している。これら各部は、図4(a)に示されている装置コントローラ315がプログラムにしたがって出力する命令等によって実現される機能又は手段である。また、制御対象部20は、例えば、調光制御の対象であるLEDランプ130等により実現される。
検知装置3の送受信部31は、装置コントローラ315や無線モジュール等の動作により実現される機能又は手段である。例えば、送受信部31は、通信ネットワークNを介して、管理システム8と各種のデータの送受信を行う。
検知部32は、温度分布センサ311、照度センサ312及び温湿度センサ313が動作することで実現される機能又は手段である。検知部32は、所定空間内の各領域9の温度分布、照度、温度や湿度を検知する。
判断部33は、装置コントローラ315が動作することで実現される機能又は手段である。例えば、判断部33は、領域9の温度が所定範囲(例えば、30℃〜35℃)内であるか否かを判断する。
生成部34は、装置コントローラ315が動作することで実現される機能又は手段である。例えば、生成部34は、判断部33の判断結果に基づいて熱源の有無を示す熱源データを生成する。
制御部35は、装置コントローラ315が動作することで実現される機能又は手段である。例えば、制御部35は、管理システム8から送られて来た制御データに基づいて、制御対象部20に出力するための制御信号を生成する。
<第1制御対象装置1(検知装置なし)、第2制御対象装置2の機能構成>
次に、検知装置3を有さない第1制御対象装置1及び第2制御対象装置2の機能構成について説明する。検知装置3を有さない第1制御対象装置1及び第2制御対象装置2は、送受信部51、制御部55及び制御対象部20を有している。送受信部51は、装置コントローラ315や無線モジュールが動作することで実現される機能又は手段である。送受信部51は、通信ネットワークNを介して、管理システム8と各種のデータの送受信を行う。
制御部55は、装置コントローラ315が動作することで実現される機能又は手段である。制御部35は、管理システム8から送られて来た制御データに基づいて、制御対象部20に出力するための制御信号を生成する。
制御対象部20は、第1制御対象装置1の場合、調光制御の対象であるLEDランプ130等により実現される。制御対象部20は、第2制御対象装置2の場合、エアコンのヒートポンプや圧縮機などにより実現される。
<管理システム8の機能構成>
次に、管理システム8の機能構成について説明する。管理システム8は、送受信部81、照合部82、生成部84、マス目変換処理部85、及び記憶・読出処理部89を有している。各部は、図5に示されているHD804からRAM803上に展開された管理プログラムに従ったCPU801からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。更に、管理システム8は、図5に示されているRAM803、及びHD804によって構築される記憶部8000を有している。記憶部8000には、レイアウト管理DB(Data Base)8001、制御指針管理DB8002、制御領域管理DB8003、領域情報DB8004及びマス・領域対応DB8005が構築されている。まず、これらのデータベースについて説明する。
(レイアウト管理DB)
図7を用いて、レイアウト管理DB8001について説明する。レイアウト管理DB8001には、図7(a)に示されているような第1制御対象装置1又は第2制御対象装置2のレイアウト情報が管理されている。
図7(a)に示されているように、レイアウト情報は、1つの居室αが一例として54領域に分割され、それぞれの領域9にLED照明器具としての第1制御対象装置1を識別するための装置IDが対応付けて管理されている。アルファベットa〜fと二桁の数値が装置IDである。このうち、装置IDが「a」で始まる左上側の9個の領域9が、図2における9領域に対応する。即ち、図2は、居室αの一部を示している。実際の居室αは、装置IDが、a,b,c,d,e,fで始まる6つのブロックを有し、各ブロックが9領域に分けられ、合計54領域に分けられている。なお、このような領域9の区分は一例であって、何ブロックに分けてもよいし、1ブロック内を9領域以外の数の領域に分けてもよい。
図7(a)のうち、アルファベットのxと二桁の数値は第2制御対象装置2の装置IDである。装置IDがx12,x21、x22の第2制御対象装置2は図2には示されていないが、図7(a)に示すように天井βに設置されている。すなわち、居室αの天井βには、4機のエアコンが取り付けられている。
なおIDとは、複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらの組み合わせである。IDは識別情報や識別子と呼ばれてもよい。以下で用いられるIDについても同様である。装置IDの場合、具体的には、部屋番号と重複しない連番の組み合わせ、単なる連番、装置のシリアル番号などであるがこれらには限られない。
本実施形態では、1つの領域9に1つの第1制御対象装置1が設置されていることを利用して、装置IDを領域9を識別するための識別情報として利用する場合がある。
図7(b)は居室αのレイアウト情報の概念図である。図7(a)に示されているレイアウト情報の各領域9は、図7(b)に示されている実際の居室αのレイアウト上では、波線又は実線で区切られている領域9を示している。図7(b)には、机や椅子が配置されている実際のレイアウトが示されている。図7(b)においても、図7(a)の居室αと同じように居室内が54領域に分割されている。すなわち、図7(b)の各領域9の位置は、図7(a)の各領域9の位置と同じである。図7(b)では、紙面下側が廊下γ側になっており、紙面上側が窓側になっている。
(制御指針管理DB)
次に、図8(a)を用いて、制御指針管理DB8002について説明する。制御指針管理DBには、図8(a)に示されているような第1制御指針管理テーブルが管理されている。この第1制御指針管理テーブルでは、熱源フィールドに対し制御対象部20の制御内容が関連付けて管理されている。例えば、熱源フィールドが、熱源がある旨を示す「1」の場合には、その領域9に人がいることを示す。この場合、第1制御指針管理テーブルでは、省エネ性を維持しながら人が快適に作業できるようにLEDの調光率が「自動」に設定されている。これに対して、熱源フィールドが、熱源がない旨を示す「0」の場合には、その領域9に人がいないため、省エネ性を実現すべくLEDの調光率が0%に設定されている。なお、0%は省エネ性を重視した調光率の一例であって、例えば、10〜60%のような調光率が設定されてもよい。また、熱源がある場合と同様に「自動」と設定され、熱源がある場合よりも小さい目標照度Pが設定されてもよい。
また、制御指針管理テーブルが第1制御対象装置1や領域9ごとに設定されていてもよい。この例については後述する。これにより、第1制御対象装置1によって異なる制御指針で管理システム8が第1制御対象装置1を制御できる。
次に、調光率が「自動」の場合の制御パラメータを説明する。制御指針管理DBには、図8(b)に示されているような制御パラメータテーブルが管理されている。制御パラメータテーブルは目標照度とマージンが対応付けて設定されている。いずれも単位はルクスであるが、他の単位を採用してもよい。本実施形態では目標照度がPとマージンがMであるとして説明する。なお、目標照度PとマージンMは管理者等が管理者PC7を介して設定できる。
また、制御指針管理DB8002には、図8(c)に示されているような第2制御指針管理テーブルが管理されている。この第2制御指針管理テーブルでは、人密度と「温度ギャップ+湿度」に対応付けて、空調の制御指針が管理されている。温度ギャップとは第2制御対象装置2が温度を制御する際の目標値と温度分布センサ311が検出した温度の差である。図8(c)の第2制御指針管理テーブルによれば、例えば、人密度が1〜19%で、温度が目標値に対し-T1℃〜-T2℃の範囲にあり湿度が H1%未満の場合、目標値に対し+2℃の温度になるように第2制御対象装置2が制御される。同じ人密度(1〜19%)で同じ温度範囲でも湿度がH1%以上の場合は、第2制御対象装置2はドライに制御される。
図8(c)のような空調の制御指針が温度ギャップと湿度の組み合わせに応じて各人密度ごとに設定されている。したがって管理システム8はきめ細かな空調の制御が可能になる。例えば、人密度が多い場合、人の体温で実際に領域9の温度が上昇したり湿度が変化したりして人が不快感を感じる前に、管理システム8は第2制御対象装置2を制御できる。すなわち、フィードフォワード制御が可能になる。したがって、快適性をより向上できる。
なお、人密度の区切り方は説明のための一例に過ぎす、より細かく人密度が区切られてもよいし、各区切りの人密度の幅が不揃いであってもよい。人密度は、第2制御対象装置2の制御範囲の複数の領域(図9参照)のうち何個の領域で熱源が関知されるかにより算出される。
(制御領域管理DB)
次に、図9(a)を用いて、制御領域管理DB8003について説明する。制御領域管理DB8003には、図9(a)に示されているような制御領域管理テーブルが管理されている。制御領域管理テーブルには、第2制御対象装置2の装置IDに領域IDが対応付けて管理されている。領域IDは第1制御対象装置1の装置IDである。図7(a)を参照すると分かるように、第2制御対象装置2の装置IDには第2制御対象装置2を中心とする3×3の領域9の領域IDが対応付けられている。
なお、3×3は一例に過ぎず4×4などとしてもよいし、それぞれの領域9から最も近い第2制御対象装置と該領域9とが対応付けられていてもよい。
また、制御領域管理DB8003には、図9(b)に示されているような照度情報管理テーブルが管理されている。照度情報管理テーブルには、第1制御対象装置1の装置IDに検知装置3の装置ID(本実施形態では第1制御対象装置1の装置IDと記載してもよい)が対応付けて管理されている。照度情報管理テーブルは、第1制御対象装置1の調光率が自動で制御される場合に、どの検知装置3が検知した照度データを第1制御対象装置1の調光率の制御に用いるかが示されている。例えば、装置IDがa11、a12、a13、a21、a22、a23、a31,a32、a33の第1制御対象装置1の調光率の制御には、装置ID=a22の第1制御対象装置1eが有する検知装置3(最も近くにある検知装置)が検知した照度データが用いられる。なお、このような対応付けは一例であり、いくつかの検知装置3の照度データの平均を調光率の制御に用いてもよい。
(領域情報DB)
次に、図10(a)を用いて、領域情報DB8004について説明する。領域情報DB8004には、図10(a)に示されているような領域情報テーブルが管理されている。領域情報テーブルは、領域9の領域IDに各領域9の座標情報が登録されている。各領域9の座標情報は例えば対角頂点の座標である。これにより、管理システム8は各領域がどこからどこまでかを判断できる。例えば領域ID=a11の領域9はX方向に0から100cmであり、Y方向に0から100cmの正方形である。なお、領域のサイズは一例である。
(マス・領域対応DB)
次に、図10(b)を用いて、マス・領域対応DBについて説明する。マス・領域対応DBには、図10(b)に示されているようなマス・領域対応テーブルが管理されている。マス・領域対応テーブルは検知マスと領域9とを対応付けるテーブルである。このため、マス・領域対応テーブルにはマスIDに対応付けて領域IDが登録されている。マスIDは検知マスを識別するためのIDである。例えば、重複しない番号、第1制御対象装置1のIDと数字やアルファベットとの組み合わせなどである。1つのマスIDは1つの領域IDとしか対応しないが、1つの領域IDは複数のマスIDと対応する場合がある。
(管理システムの各機能構成)
次に、図6に戻って、管理システム8の各機能構成について説明する。図6に示されている送受信部81は、例えば、検知装置3から検知データを受信して取得したり、検知装置3に制御データを送信したりする。
照合部82は、例えば、図7(a)に示されているレイアウト情報と、後述の図13に示されている熱源データを照合する。これにより、領域9ごとの人の有無が判断される。
生成部84は、照合部82の照合結果及び第1制御指針管理テーブルを参照して、第1制御対象装置1に対する調光率を示す制御データを生成する。また、生成部84は、例えば、熱源データ及び温湿度センサ313が検知する湿度データに基づいて照合部82の照合結果及び第2制御指針管理テーブルを参照して、第2制御対象装置2に対するエアコンの制御データを生成する。
マス目変換処理部85は、温度分布センサ311が送信した熱源データを、居室αの領域9の熱源データに変換する。詳細は後述される。
記憶・読出処理部89は、例えば、記憶部8000からデータを読み出したり、記憶部8000にデータを記憶したりする。
<管理者PCの機能構成>
管理者PCは、送受信部71、操作受付部72、及び、表示制御部73を有している。これら各部は、図5に示されているHD804からRAM803上に展開された管理プログラムに従ったCPU801からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
管理者PC7の送受信部71は、CPU801からの命令及びネットワークI/F809等の動作により実現される機能又は手段である。例えば、送受信部71は、通信ネットワークNを介して、管理システム8と各種のデータの送受信を行う。
操作受付部72は、CPU801からの命令、キーボード811及びマウス812等が動作することで実現される機能又は手段である。操作受付部72は、管理者の管理者PC7に対する各種の操作を受け付ける。
表示制御部73は、CPU801からの命令及びディスプレイ808等が動作することで実現される機能又は手段である。表示制御部73は、ディスプレイ808に各種の画面を表示する。
<動作手順>
以下、図11〜図13を用いて、管理システム8の処理又は動作について説明する。図11は、管理システム8の処理を示したシーケンス図の一例である。図12(a)は温度分布センサ311が検出した温度分布の概念図、図12(b)は熱源の有無を示す熱源データの概念図の一例である。図13は、居室αにおける全ての領域9の熱源の有無を示す熱源データの概念図である。
ここでは、管理システム8が、第1制御対象装置1eにより検知された各種データに基づいて、第1制御対象装置1eを制御するための制御データを生成し、第1制御対象装置1,及び、第2制御対象装置2に制御データを送信することで、第1制御対象装置1や第2制御対象装置2が調光や空調を行う処理について説明されている。なお、説明の簡略化のため、複数の第1制御対象装置1のうち、検知装置3を備えた第1制御対象装置1e、及び他の第1制御対象装置1、並びに第2制御対象装置2の処理について説明する。
S21:まず、第1制御対象装置1eの検知部32が、居室αにおける各領域9の温度分布を検知する。
S22:次に、判断部33が、領域毎に温度が所定範囲値(例えば、30℃〜35℃)内であるか否かを判断することで、生成部34が判断結果に基づいて熱源データを生成する。
ここで、図12を用いて熱源データの生成について説明する。検知部32が各領域9の温度を検知した結果、9つの領域9の温度分布が図12(a)に示される状態になったものとする。生成部34は、図12(b)に示されるような熱源データを生成する。図12(a)と図12(b)を比較すると分かるように、熱源データは熱源の有無を示す熱源有無情報によって示されており、温度が所定範囲値(例えば、30℃〜35℃)の領域9は「1」として表し、温度が30℃未満及び36度以上の領域9は「0」として表されている。図12(a)の温度の分布及び図12(b)の熱源データは実際には歪んだ検知マスにより与えられているが、説明を分かりやすくするために矩形で表されている。
S23:図11に戻って説明する。第1制御対象装置1eの検知部32は、第1制御対象装置1eの付近の照度、温度、及び湿度を検知する(ステップS23)。
S24:そして、第1制御対象装置1eの送受信部31は、管理システム8に対して、検知データを送信する(ステップS24)。検知データには、ステップS22によって生成された熱源データ、ステップS23によって検知された結果を示す温湿度データ(熱源データを生成するために使用された温度データを含む)及び照度データが含まれている。これにより、管理システム8の送受信部81は、検知データを受信する。なお、熱源データを生成するために使用された温度データは検知マスごとであることが好ましいが、いくつか又は全ての領域の温度を平均したものでもよい。これにより管理システム8の負荷が増大することを抑制できる。この場合、平均された各領域の温度は同じとして扱われる。
図13は、検知装置3を有する複数の第1制御対象装置1から送信された熱源データを合成して得られる熱源データを示す。図13は、1つの居室αにおける全ての熱源の有無を示す熱源データの概念図である。図12(b)に示されている熱源データは、図13における左上のブロックBの熱源データに相当する。図13の熱源データも実際には歪んだ検知マスにより与えられている。
S24-2:管理システム8のマス目変換処理部85は、マス・領域対応DB8005からマス・領域対応テーブルを読み出して、熱源データを領域9に対応させた熱源データに変換する。詳細は図16等にて説明する。
S25:次に、管理システム8の記憶・読出処理部89は、レイアウト管理DB8001から、図7(a)に示されているレイアウト情報を読み出す。
S26:そして、照合部82は、図7(a)に示されているレイアウト情報と、図13に示されている熱源データを照合する。この照合により、例えば、レイアウト情報における第1制御対象装置1aがある領域9は、熱源データの熱源フィールドが「1」なので、「熱源がある」と判断される。
S27-1:次に、管理システム8の記憶・読出処理部89は、熱源データにおいて熱源の有無を示す「1」、「0」を検索キーとして、制御指針管理DB8002の第1制御指針管理テーブルを検索することにより、対応する調光率を読み出す。
S27-2:また、管理システム8の記憶・読出処理部89は、制御指針管理DB8002から第2制御指針管理テーブルを読み出し、制御領域管理DB8003から制御領域管理テーブルを読み出す。
S28:そして、生成部84は、第1制御対象装置1に対する調光率を示す制御データを生成する。また、生成部84は、第2制御対象装置2の制御データを生成する。このように、ステップS24で送信された1つの検知データに基づき(同じ検知データに基づき)、第1制御対象装置1に対する制御データと第2制御対象装置2に対する両方の制御データを作成できる。したがって、第1制御対象装置1と第2制御対象装置2の2つの装置が制御される場合でも、検知装置3が検知したり検知データを管理システム8が受信する回数を半分に減らすことができる。また、同じ検知データが使用されるので第1制御対象装置1と第2制御対象装置2の動作の整合性を取りやすくなる。
S29-1,S29-2:次に、送受信部51は、第1制御対象装置1に対して、それぞれの制御データを送信する。これに対して、第1制御対象装置1eの送受信部31は、制御データを受信する。また、第1制御対象装置1e以外の第1制御対象装置1の送受信部51は、制御データを受信する。
S30-1、S30-2:次に、第1制御対象装置1eでは制御部35が、制御データに基づいてLEDランプとしての制御対象部20に出力するための制御信号を生成する。同様に、第1制御対象装置1e以外の第1制御対象装置1の制御部55が、制御データに基づいてLEDランプとしての制御対象部20に出力するための制御信号を生成する。
S31-1,S31-2:制御部35は制御信号を制御対象部20に出力する。制御部55は制御信号を制御対象部20に出力する。
S32-1、S32-3:これにより、LEDランプとしての制御対象部20の調光率が制御される。
S33:管理システム8の送受信部81は、第2制御対象装置2に対して制御データを送信する。これに対して、第2制御対象装置2の送受信部51は制御データを受信する。
S34:これにより、エアコンとしての制御対象部20の温度、湿度、風量、風向が制御される。
例えば、図12において、領域IDがa22の領域9には熱源がないと判断されているため(「0」で示されているため)、図8(a)の第1制御指針管理テーブルに従い領域IDがa22の領域9にある第1制御対象装置1の調光率は0%に制御される。一方、図13において、領域IDがa21の領域9の真下には熱源があるため(「1」で示されているため)、図8(a)の第1制御指針管理テーブルに従い領域IDがa21の領域9にある第1制御対象装置1の調光率は自動で制御される。
これにより、人がいるため熱源が検知された場合には、LEDの調光率を最大値にし、人がいないため熱源が検知されなかった場合には、LEDの調光率が下がるため、省エネ性を向上させることができる。また、人がいる場合は調光率が大きくなるので人の快適性を向上させることができる。
<熱源の有無の判断>
図11のステップS22で説明した熱源の有無の判断方法について説明する。図14は、熱源データの生成方法を示したフローチャート図の一例である。図15(a)は温度分布を示した概念図、図15(b)は熱源の有無を示す熱源データの概念図である。
まず、管理システム8の生成部84は、温度分布データから判断部33によって温度が所定範囲(例えば、30℃〜35℃)内であるかを判断していない領域9を抽出する(ステップS101)。
そして、判断部33は、ステップS101によって抽出された領域9の温度が所定範囲内であるかを判断する(ステップS102)。例えば、装置IDがa13の第1制御対象装置1が設置されている領域9に、電気ポット(湯沸し器)が設置されている場合、図15(a)に示されているように、蒸気や容器の熱などによってこの領域9の温度が60℃になることがある。このような場合、たとえ熱源が存在しても人間による熱源の範囲(例えば、30℃〜35℃)ではないため、人がいるとは検知されないことが好ましい。
次に、判断部33は、ステップS102において、所定範囲内であると判断した場合に
は(YES)、熱源ありと判断する(ステップS103)。この場合、図15(b)に示されているように、熱源データは熱源がある旨を示す「1」が設定される。
一方、判断部33は、所定範囲内でないと判断した場合には(NO)、熱源なしと判断する(ステップS104)。この場合、図15(b)に示されているように、熱源データは熱源がない旨を示す「0」が設定される。
そして、ステップS103,104の処理後、判断部33は全ての領域9において、温度が所定範囲内であるか否かの判断が終了したかを判断する(ステップS105)。このステップS105によって全ての領域9の判断が終了していると判断された場合には(YES)、図11のステップS22の処理が終了する。一方、ステップS105において、全ての領域9の判断が終了していないと判断された場合には(NO)、ステップS101の処理に戻る。
このように、図14のような処理によれば、たとえ熱源が存在しても、特定の物体(例
ば、人間)による熱源の範囲を超えている場合には、熱源がない扱いにすることで、より正確に人間の存在を検知することができる。これにより、より正確に省エネ性を向上させることができるという効果を奏する。
<熱源データと領域の対応付け>
以上のようにして図13のような熱源データが得られるが、実際には温度分布センサ311の取り付け角度によって熱源データのマスの形状が歪んでいるため、以下のような不都合が生じている。
まず、温度分布センサ311が多いほど、各領域9の温度を精度よく検知することができる。しかし、温度分布センサ311が多いとコスト増となってしまう。そこで、1つの第1制御対象装置1の中に複数の温度分布センサ311を設置することが検討される。しかし、その場合には温度分布センサ311を床面に対し垂直ではなく床面に対し傾斜が付与された状態で設置する必要がある。第1制御対象装置1と一体か又は付近という限られた場所に複数の温度分布センサ311が設置されるため、傾斜が設けられていないと、1つの温度分布センサ311の温度の検知可能範囲501を広げることができないためである。
図16は温度分布センサ311の数と検知可能範囲501の関係を説明する図の一例である。図16(a)では、温度分布センサ311は1つであり床面に対し垂直に設置されているため、検知可能範囲501は正方形(又は長方形)である。図16(b)では温度分布センサ311は2つであるが、床面に対し傾斜が付与された状態で設置されているため、それぞれの検知可能範囲501は台形ゆがみにより歪んだ形状(台形)となる。図16(c)では温度分布センサ311は4つであるが、床面に対し傾斜が付与された状態で設置されているため、それぞれの検知可能範囲501は正方形の一方の対角線だけが延長されたようなゆがんだ形状(菱形に近い形状)となる。これは、温度分布センサ311が図16(b)に対して90°回転した状態で設置されているためである。
これに対し、居室αの各領域9は正方形又は長方形に区切られている。このため、1つの第1制御対象装置1に複数の温度分布センサ311が設置された場合、歪んだ形状の熱源データを居室αの領域9に対応付ける必要がある。
図17(a)は、2つの温度分布センサ311が検知する検知可能範囲501を示す。図17(a)では合計6つの第1制御対象装置1が図示されており、1つの第1制御対象装置1が2つの温度分布センサ311を有している。1つの温度分布センサ311は更に4×4のサーモパイルセンサを有している。すなわち、1つの温度分布センサ311は16箇所の温度を並列に検知できる。1つのサーモパイルセンサの検知可能範囲501を検知マス502という(センサ検知範囲の一例)。
温度分布センサ311は床面に対し垂直に設置されていないので、検知可能範囲501及び検知マス502は台形に歪んだ形になる。したがって、検知装置3から管理システム8に送信される熱源データもこのような形状で得られている。台形に歪んだ熱源データはそのままでは居室αの各領域9の温度に用いることが困難となる。そこで、図17(b)に示すように、熱源データを歪みのない形状に変換する。あるいは、熱源データの各検知マス502における熱源の有り、なしを居室αの各領域9に対応させる。すなわち図17(b)の複数の正方形はそれぞれ居室αの各領域9を示している。
図17(c)は、図17(a)と図17(b)を重畳させた図である。管理システム8のマス目変換処理部85は、図17(b)の各領域9と図17(a)の検知マス502を対応させ、領域9のそれぞれに領域9と重なるサーモパイルセンサの検知マス502の熱源データ(熱源の有り、なし)を設定する。1つの領域9に1つの検知マス502しか含まれないとは限らないので、1つの領域9に複数の検知マス502が対応する場合は、熱源の有り、なしの論理和が領域9に設定される。
図18は管理システム8のマス目変換処理部85が検知可能範囲501の検知マス502と領域9の対応付けを行うフローチャート図の一例である。図18の処理は図11のS24−2で実行される。
まず、マス目変換処理部85は、温度分布センサ311のセンサ番号nに1を設定する(S10)。センサ番号nは処理を容易にするため温度分布センサ311に振られた連番である。
次に、マス目変換処理部85は、マス番号mに1を設定する(S20)。マス番号mは1つの温度分布センサ311が有する複数のサーモパイルセンサがそれぞれ形成する検知マスに振られた連番である。
マス目変換処理部85は、着目しているサーモパイルセンサの検知マス502がどの領域9と重なるかを判断する(S30)。この判断は、サーモパイルセンサの検知マス502の中心座標Oが領域9に含まれるかどうかにより判断される。中心座標Oについては図19にて説明する。
マス目変換処理部85は、着目している検知マス502の熱源データにおける熱源の有り、なしをステップS30で対応すると判断した領域9に設定する(S40)。
マス目変換処理部85は、mがマス番号の最後か否かを判断する(S50)。ステップS50の判断がNoの場合、マス目変換処理部85はmを1つ大きくする(S60)。そして、ステップS30〜S50を繰り返す。
ステップS50の判断がYesの場合、マス目変換処理部85はnがセンサ番号の最後か否かを判断する(S70)。ステップS70の判断がNoの場合、マス目変換処理部85はnを1つ大きくする(S80)。そして、ステップS20〜S70を繰り返す。ステップS70の判断がYesの場合、図18の処理は終了する。
図18の処理を、管理システム8(又は検知装置3でもよい)が領域9とマス目の対応付けの処理として行い、マス番号mが重複しないマスIDに変換されれば、領域9の領域IDとマスIDを対応付けるマス・領域対応テーブルを作成しておくことができる。したがって、第1制御対象装置1eが天井に設置された後は、マス目変換処理部85はこのマス・領域対応テーブルを参照して歪んだ形状の熱源データを領域9の熱源データに変換できる。
図19は、サーモパイルセンサが検知する検知マスの中心座標Oを説明する図の一例である。天井βにおけるサーモパイルセンサの位置(xo,y0)は、例えば天井のコーナーを原点(0,0)として与えられる。また、天井βの高さZも与えられる。そして、1つ1つのサーモパイルセンサの床に対する俯角θx、θyが与えられているものとする。θxはX方向の俯角であり、θyはY方向の俯角である。
これらから、1つのサーモパイルセンサが検知する検知マスの中心座標Oは、(x0−Ztanθx、y0−Ztanθy)で与えられる。俯角θx、θyは第1制御対象装置1への検知装置3の取り付け角度、及び、各サーモパイルセンサのメーカなどから与えられる検知方向の中心角度(設置面に垂直に設置された場合の角度)により決定される。すなわち、メーカなどにより各サーモパイルセンサの検知方向の中心角度が与えられているので、この値に第1制御対象装置1への検知装置3の取り付け角度δを加算すればθx、θyが得られる。なお、図のθx、θyは取り付け角度δが含まれた状態で示されている。サーモパイルセンサの位置(xo,y0)、俯角θx、θy、及び、取り付け角度δはサーモパイルセンサが形成する検知マス502の位置に関わる情報である。
各領域9の座標は居室αの広さを縦横に等分にした値なので、居室αの広さが設計図や実測で与えられると容易に求められる。したがって、マス目変換処理部85は各サーモパイルの中心座標Oが領域9のどこに含まれるかを判断できる。
なお、検知マス502の中心座標Oが領域9に含まれるかを比較するのでなく、例えば、検知マス502の四隅のいずれか1つ以上が領域9に含まれるかを比較してもよい。四隅全てがそれぞれ領域9に含まれるか否かを判断すると、熱源がある領域9の数が増える傾向になるので、人がいる可能性を高く見積もって照明やエアコン等を制御したい場合に有効である。
また、検知マス502の中心座標Oの算出の際に、天井βの高さZでなく人がいる高さを用いてもよい。例えば、人がいる高さは「Z−110cm」くらいである。これにより、実際に人がいる領域9に検知マス502を対応付けやすくなる。
このように、検知装置3で得られる熱源データは実際には歪んだ形状で得られているが、図18の処理により居室αの各領域9の熱源データに変換できる。
上記のように図18の処理は、ある領域9に1つでも検知マス502の中心座標が含まれている場合には熱源があると判断される論理和の処理となっている。逆に、ある領域9に2つ以上の検知マス502の中心座標が含まれていても、領域9にある熱源は1つである。これにより、領域9に人がいるのにいないと誤判断することを低減できる。例えば、領域9が広い場合に有用な処理となる。
また、中心座標Oは1つの検知マス502の中心の他、重心であってもよい。また、中心座標Oは中心や重心でなく、検知マス502の範囲内にあればよい。検知マス502の範囲内であれば熱源を検知できるためである。
また、図18の処理は管理システム8が行う他、検知装置3が行ってもよい。あるいは、第1制御対象装置1が行ってもよい。
<熱源データを用いた照明制御>
続いて、熱源データを用いた照明制御について説明する。管理者等は領域9を任意の数に分割できるので、領域9と第1制御対象装置1が1対1に対応付けられるのはむしろまれである。
図20は、第1制御対象装置1の配置と領域9及び第1制御対象装置1の人感検知範囲を示す図の一例である。図20では図7(a)などとは領域9と第1制御対象装置1の設置の関係が異なっていることに注意されたい。図20では、居室が9×11=99個の領域9に区分されている。また、第1制御対象装置1の数は12である。第1制御対象装置の装置IDを1-1〜1-12とし、領域IDを領域9の行番号と列番号で表す。
機器制御システム100の管理者などは第1制御対象装置1に対して熱源がどのくらい近くにあれば点灯するか、また、どのように点灯するかを予め登録しておくことができる。熱源がある場合に第1制御対象装置1が点灯する領域9を人感検知範囲601という。例えば、第1制御対象装置1−7を例にして説明する。
第1制御対象装置1−7の人感検知範囲601は、行番号2〜8と列番号4〜10で指定される領域9である。したがって、この領域9で熱源が検知されると第1制御対象装置1−7が点灯する。
このような制御指針は制御指針管理DB8002の第1制御指針管理テーブルに登録されている。図21(a)は、第1制御指針管理テーブルの一例を示す。図21(a)の第1制御指針管理テーブルには、第1制御対象装置1の装置IDに、熱源がある場合に点灯する領域9が対応付けられている。したがって、第1制御対象装置1ごとに人感検知範囲601を任意に設定できる。
図22は、管理システム8の生成部84が第1制御対象装置1の制御データを生成する手順のフローチャート図の一例である。図22の処理は図11のステップS28で行われる。
まず、生成部84は居室において制御対象となる第1制御対象装置1を1つ取り出す(S10)。
次に、生成部84は第1制御対象装置1に対応付けられた領域ID(人感検知範囲)を第1制御指針管理テーブルから読み出す(S20)。なお、温度分布センサ311の座標が分かっているので、温度分布センサ311の座標が属する領域9を領域情報DB8004から検索してもよい。第1制御対象装置1に対する2つの人感検知範囲601の相対位置が固定であれ、温度分布センサ311の座標が属する領域9を特定できれば2つの人感検知範囲601を特定できる。
生成部84は、人感検知範囲601に熱源があるか(人がいるか)否かを判断する(S30)。
ステップS30の判断がYesの場合、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を自動で制御すると判断する(S70)。
ステップS30の判断がNoの場合、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を0%に制御すると判断する(S60)。
生成部84は全ての第1制御対象装置1の制御データを作成したか否かを判断する(S80)。
ステップS80の判断がNoの場合、処理はステップS90に進み、生成部84は次の第1制御対象装置1を1つ取り出す(S90)。ステップS80の判断がYesの場合、図21の処理は終了する。
また、図21(b)の第1制御指針管理テーブルのように、2つの人感検知範囲601が登録されてもよい。図21(b)では、第1制御対象装置1の装置IDに、熱源がある場合に調光率を自動に制御する領域9と、熱源がある場合に調光率を30%に制御する領域9とが対応付けられている。すなわち、異なる人感検知範囲601が用意される。このような第1制御指針管理テーブルでは、第1制御対象装置1-7から熱源までの距離に応じて調光率を制御できる。例えば、人がいない領域9でも夜間は少し明るくしておきたいという制御指針に有効である。より省エネ性を向上させるには、30%を10%などに変更してもよいし、30%を自動(近い側の人感検知範囲601よりも目標照度Pが小さい)に設定してもよい。熱源の有無に応じて省エネ性と快適性を両立した制御が可能になる。
自動や30%の領域9の形状は、管理者等が任意に設定できる。また、調光率を3段階以上に区切って第1制御対象装置に領域9が対応付けられていてもよい。
図23は、図21(b)の第1制御指針管理テーブルの場合に、管理システム8の生成部84が第1制御対象装置1の制御データを生成する手順のフローチャート図の一例である。図23の処理は図11のステップS28で行われる。
まず、生成部84は居室において制御対象となる第1制御対象装置1を1つ取り出す(S10)。
次に、生成部84は第1制御対象装置1に対応付けられた領域IDを第1制御指針管理テーブルから読み出す(S20)。
生成部84は、温度分布センサ311に近い側の人感検知範囲601に熱源があるか(人がいるか)否かを判断する(S30)。
ステップS30の判断がYesの場合、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を自動で制御すると判断する(S70)。
ステップS30の判断がNoの場合、生成部84は温度分布センサ311に遠い側の人感検知範囲601に熱源があるか(人がいるか)否かを判断する(S40)。
ステップS40の判断がYesの場合、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を30%にする制御データを作成する(S50)。
ステップS40の判断がNoの場合、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を0%にする制御データを作成する(S60)。
生成部84は全ての第1制御対象装置1の制御データを作成したか否かを判断する(S80)。
ステップS80の判断がNoの場合、処理はステップS90に進み、生成部84は次の第1制御対象装置1を1つ取り出す(S90)。ステップS80の判断がYesの場合、図23の処理は終了する。
このように、管理システム8は熱源データが得られるたびに第1制御対象装置1(及び第2制御対象装置2)の制御データを第1制御対象装置1ごとに生成するので、最適な制御を常に維持し省エネ性と快適性を両立した制御が可能になる。
なお、管理者は第1制御指針管理テーブルを管理者PC7から設定できる。領域9が固定であれば、第1制御対象装置1の装置IDと領域9の領域IDを指定することで第1制御指針管理テーブルを作成できる。また、管理者は領域9をどのように分割するかを設定できる。例えば、管理者PC7に縦横の分割数を入力し管理システム8に送信すると、管理システム8は居室αの縦横の長さを分割数で分割することで領域9を生成できる。また、時間帯に応じて異なる人感検知範囲601を設定してもよい。
<調光率が自動に設定されている場合の照度の制御>
以下では、調光率が自動に設定されている場合の照度の制御について説明する。
まず、図24を用いて照度の制御の概略を説明する。図24は目標照度Pと目標照度P+マージンMに対し照度がどのように制御されるかを示す図の一例である。図24は横軸が時間、縦軸が照度である。横軸の時間は、およそ日の出から日没までをカバーする時間帯が描かれている。また、この居室αは外光が差し込むため外光で照度が変化する。外光を利用して第1制御対象装置1の調光率を抑制できるので省エネ性を向上できる。
目標照度Pは外光が全くない場合でも、快適な作業が可能な照度である。したがって、作業内容や人によって異なってよく一定である必要はない。目標照度Pは、例えば夜間、外光が入らない状態で外光による照度がゼロの場合でも快適だと人が感じる照度が実験的に定められているものとする。以下、時間の経過に基づいて説明する。
t1:すでに第1制御対象装置1は点灯状態であるとする。日が昇り外光が居室に差し込み始めたため照度が上昇し始める。
t2:照度が目標照度P+マージンMを超えた時間が閾値t秒を超えたため、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を制御する。この場合は調光率を目標照度P+マージンMまで下げる。なお、目標照度P+マージンMまで下げるために調光率をゼロ(=消灯)にする必要があっても、このような制御は行わない。これは調光率がゼロだと外光の影響を受けやすいため、又は、再度の点灯時に人が気になりやすいため等の理由による。また、外光の影響を受けにくくするため、調光率をゼロにしない場合であっても下限調光率を下回らないように制御される。下限調光率とは、照度に関係なく維持されるこれ以上は小さく制御されない調光率であり予め定められている。ユーザなどが下限調光率を0%に設定することも可能であり、この場合、調光率は0%になりうる。本実施形態では下限調光率が0%より大きい値に設定されている。
t3:薄い雲に太陽が隠れるなどにより、照度が目標照度P+マージンMを下回ったが目標照度Pを下回っていない。生成部84は「目標照度P〜目標照度P+マージンM」の範囲では第1制御対象装置1の調光率を制御しない。したがって、時刻t2〜t4のように照度が外光により変化しても、生成部84は調光率を制御しない。
t4:照度が目標照度P+マージンMを超えた時間が閾値t秒を超えたため、生成部84は第1制御対象装置1の調光率を制御する。この場合は調光率を目標照度P+マージンMまで下げる。
t5:徐々に日が傾き始め時刻t4〜t5にかけて照度がゆっくりと低下する。生成部84は目標照度Pを照度が下回ると、目標照度P+マージンMの照度になるように速やかに第1制御対象装置1の調光率を制御する。
t6:更に時刻t5〜t6にかけて照度がゆっくりと低下する。生成部84は目標照度Pを照度が下回ると、目標照度P+マージンMの照度になるように第1制御対象装置1の調光率を速やかに制御する。ただし、最大調光率より高い調光率には設定しない。最大調光率とは第1制御対象装置1が十分な照度を提供できる調光率である。例えば、100%の調光率が第1制御対象装置1の性能上の最大の調光率であるとする。これに対し、外光がない状態で目標照度Pが得られる調光率が最大調光率である。つまり、外光が全くない場合でも、快適な作業が可能な照度が得られる調光率が最大調光率である。時刻t1以前はこの最大調光率で制御されており、外光が全くない場合、最大調光率により得られる照度と目標照度はほぼ同じである。時刻t6では最大調光率まで調光率が大きくされたが、外光が弱いため目標照度P+マージンMまでは照度が大きくならない状況である。
t7:更に時刻t6〜t7にかけて照度がゆっくりと低下し外光がない状態になる。しかし、すでに目標照度Pを満たす最大調光率にて第1制御対象装置1が制御されているため、照度は目標照度Pを下回らない。
したがって、図24のような制御によれば、照度が目標照度Pを下回る場合、目標照度P+マージンMの照度になるように制御されるので照度が目標照度Pを下回る回数を抑制できる。したがって、目標照度Pを下回った状態が一定時間継続してしまう回数を低減でき快適性が低下することを抑制できる。目標照度Pを下回る回数が低減されるので、照度が制御される回数が少なくなりちらつきが発生しにくくなる。
目標照度P+マージンMを超えた場合も閾値t秒の間は第1制御対象装置1の調光率が制御されないので照度が制御される回数が少なくなりちらつきが発生しにくくなる。
<<従来の制御方法との比較>>
図25を用いて従来の制御方法に対し本実施形態の制御方法の利点を説明する。図25は、外光の状況(a)、従来の制御方法による照度変化(b)、及び、本実施形態の制御方法(c)による照度変化を示す図の一例である。以下、時間の経過に基づいて説明する。
t1〜t2:徐々に日が昇り外光が差し込み始める。本実施形態の制御方法では「目標照度P〜目標照度P+マージンM」の範囲では第1制御対象装置1の調光率を制御しないので、照度が徐々に高くなる。これに対し、従来の制御方法では、外光の増加に伴い照度が上がるため、照度が目標照度になるように調光率を小さくする制御を何回も行う。
t2〜t3:例えば雲などで日が陰り外光の強さが一定になった。この間は、従来の制御方法も本実施形態の制御方法も制御を行わない。
t3〜t4:外光が増加する。従来の制御方法についてはt1〜t2と同様である。本実施形態の制御方法では、目標照度P+マージンMを超えた時間が閾値t秒より長くなると調光率を下げるため、調光率を小さくして、照度が目標照度P+マージンMになるように第1制御対象装置1の調光率を小さくする。
t4〜t5:外光は一定であるが、照度が目標照度P+マージンMを超えた時間が閾値tより長くなったため、照度が目標照度P+マージンMになるように第1制御対象装置1の調光率を小さくする。
t5〜t6:太陽が雲に一時的に隠れるなどの影響で照度が低い状態に急に変化した。従来の制御方法では、外光量が減ったため目標照度Pよりも暗くなってしまう。このため、調光率を上げて照度が目標照度Pになるように調光を行う。本実施形態の制御方法では、急激な外光変化が生じても、目標照度P+マージンMの範囲では第1制御対象装置1の調光率を制御しない。したがって、ちらつきを抑制できる。
t6〜t7:雲の影響で隠れていた太陽が現れ照度が低い状態から高い状態に急に変化した。従来の制御方法では、時刻t6で調光率を大きくしたがすぐに外光が増大したため照度が目標照度より高くなってしまった。このため、従来の制御方法では今度は調光率を下げる制御を実施する。したがって、ちらつきが発生しやすくなる。本実施形態の制御方法では、急激な外光変化が生じても、「目標照度P〜目標照度P+マージンM」の範囲では第1制御対象装置1の調光率を制御しない。
t7〜t8:外光が増加する。従来の制御方法についてはt1〜t2等と同様である。本実施形態の制御方法では、閾値t秒が経過していないので第1制御対象装置1の調光率を制御しない。
t8〜t9:外光は一定であるため、制御が行われない。
t9〜t10:徐々に日が沈み始め外光が暗くなっていく。従来の制御方法では、外光量が減ったため目標照度Pよりも暗くなってしまい、調光率を上げて照度が目標照度Pになるように調光を行う。この調光を繰り返し行うため、外光の変化に反応しすぎてしまいちらつきが発生する。本実施形態の制御方法では、照度が目標照度Pを下回ると速やかに目標照度P+マージンMの照度になるように第1制御対象装置1の調光率を制御する。従来の制御方法と本実施形態の制御方法を比較すると明らかなように、本実施形態の制御方法では制御回数が少なくて済む。管理システム8は第1制御対象装置1を制御する際に通信するため通信負荷がかかるが、本実施形態の制御方法では通信負荷を低減できる。また、管理システム8は全ての第1制御対象装置1を制御するので低減効果が大きい。
t10〜t11:外光により得られる照度がゼロになるまでの間、従来の制御方法はt9〜t10と同じである。本実施形態の制御方法では目標照度Pを下回らない場合、第1制御対象装置1の調光率を制御しない。したがって、必要な照度が確保されつつ、ちらつきを抑制できる。
<目標照度P+マージンMへの制御方法>
照度センサが検知する照度はルクスなどの照度を表す信号で得られ、第1制御対象装置1は調光率で制御される。つまり、第1制御対象装置1は照度そのものを制御しない。このため、本実施形態では、以下のように、予め照度と調光率の関係が得られている。
図26は、調光率と照度の関係を示すグラフの一例である。例えば外光がない状態で管理者などが調光率を少しずつ大きくしていき、それぞれの調光率で照度センサが検知した照度がグラフ状に示されている。調光率と照度には比例関係があるため、図26の調光率と照度の関係を直線近似することで、任意の調光率に対する照度又は任意の照度に対する調光率を算出できる。したがって、生成部84は目標照度P+マージンMに対応する調光率を決定することができる。なお、比例関係にならない場合はテーブルなどで調光率と照度の関係を保持しておけばよい。
このような制御方法によれば、照度を検出しながら目標照度P+マージンMになる調光率をフィードバック的に決定するよりも、速やかに照度が目標照度P+マージンMになるように制御できる。また、照度センサは白色などに反応して実際よりも明るい照度を検知したり黒色に反応して実際よりも暗い照度を検知したりするため、照度センサの検知範囲で人などが移動すると照度が安定しにくい。本実施形態では、照度が調光率に変換されることでこのような不都合も抑制できる。
<マージンMについて>
マージンMは例えば目標照度に対する比率として設定される。例えば、調光率に換算された目標照度が80%である場合、比率を20%とすると16%がマージンMである。すなわち、目標照度P+マージンMは96%の調光率の照度に相当する。このように、目標照度に対する比率として設定されることで、目標照度Pが大きければマージンMも大きくし、目標照度Pが小さければマージンMも小さくすることができる。ただし、マージンMは例えば目標照度の大きさに関係なく一定値でもよい。この場合は、目標照度Pに関係なく、マージンMが一定なので第1制御対象装置1が制御された際に人が感じる明るさの変化量が一定になる。
また、比率や一定値は外光の変化の大きさが考慮されることが好ましい。照度が小さくなって快適性が損なわれる外光の変化は日が陰ることや雲により太陽が隠れたりすることにより生じる。例えば、日中から日没にかけて第1制御対象装置1の制御がN回以下になるように管理者等が比率や一定値を決定する。また、雲により太陽が隠れたり現れたりしてもマージンMの範囲を超えないように管理者等が比率や一定値を決定する。これにより、ちらつきが少ない第1制御対象装置1の制御が可能になる。
また、比率や一定値には隣接した第1制御対象装置1のオン・オフによる照度の変化が考慮されることが好ましい。本実施形態では人の在・不在に応じて第1制御対象装置1が消灯したり点灯したりするので、第1制御対象装置1のオン・オフによる照度の変化が照度センサにより検知されうる。隣の第1制御対象装置1がオフするたびに、照度が目標照度Pを下回ると制御対象の第1制御対象装置1の調光率が目標照度P+マージンMまで制御されてしまう。そこで、例えば隣の第1制御対象装置1のオフによる照度の変化量がマージンMの1/4等になるように比率や一定値を決定する。この場合、隣の第1制御対象装置1がオフになる際の制御対象の第1制御対象装置1の照度が「目標照度P+(1/4)マージンM」未満の照度でない限り、隣の第1制御対象装置1がオフになった場合に、制御対象の第1制御対象装置1の調光率が目標照度P+マージンMまで制御されてしまうことがない。したがって、隣接した第1制御対象装置1のオフという外濫の影響を抑制できる。隣接した第1制御対象装置1がオンした場合も同様の効果が得られる。なお、1/4は一例に過ぎず、1/2、1/3、1/5などでもよい。
<<動作手順>>
図27は、生成部84が第1制御対象装置1を制御する手順を示すフローチャート図の一例である。図27の手順は検知装置3から照度データが送信されると行われる。なお、この制御は人感検知により調光率が自動で制御されると判断された第1制御対象装置1について行われる。
管理システム8の生成部84は照度を取得する(S10)。生成部84は、制御対象の第1制御対象装置1に対応付けられた検知装置3の装置IDを照度情報管理テーブルから取得して、調光率の制御に用いる照度データを検知する検知装置3を特定する。
次に、生成部84は照度が目標照度P+マージンM以上か否かを判断する(S20)。ステップS20の判断がYesの場合、生成部84は閾値t秒が経過したか否かを判断する(S30)。生成部84は照度が目標照度P+マージンM以上になった時点で例えばタイマーをオンにしておく。
ステップS30の判断がYesの場合、生成部84は下限調光率を下回らない範囲で照度を目標照度+マージンMに制御する制御データを生成する(S40)。ステップS30の判断がNoの場合、生成部84は何も行わない。
ステップS20の判断がNoの場合、生成部84は照度が目標照度P未満か否かを判断する(S50)。
ステップS50の判断がYesの場合、生成部84は最大調光率以下の範囲で照度を目標照度+マージンMに制御する制御データを生成する(S60)。ステップS50の判断がNoの場合、生成部84は何も行わない。
以上のような処理により、図24,25のような照度の制御が可能になる。まとめると、
(i)照度が、目標照度P〜目標照度P+マージンMの範囲
⇒ 調光率の制御を行わない。
(ii)照度が、目標照度P〜目標照度P+マージンMを超えた場合
⇒ 超えた状態が閾値t秒超えた場合にだけ目標照度P+マージンMの照度になるように調光率を制御する。
(iii) 照度が、目標照度Pを下回った場合
⇒ 目標照度P+マージンMの照度になるように速やかに調光率を制御する
<調光率が自動に設定されている場合の照度の制御 その2>
調光率が自動に設定されている場合の照度の制御の別の例について説明する。
図28は目標照度P、目標照度P+マージンM及び目標照度P+マージンmに対し照度がどのように制御されるかを示す図の一例である。なお、図28では、図24との相違を主に説明する。図28では2つめのマージンmが設けられている。
まず、生成部84は、照度が目標照度P+マージンm〜目標照度P+マージンMの範囲にある場合、照度を制御しない。照度が目標照度P+マージンmを下回った場合、速やかに調光率を目標照度P+マージンMに制御する。したがって、目標照度Pを下回る前に調光率は目標照度P+マージンMに制御されるので、照度が目標照度Pを下回るリスクを図24よりも低減できる。
なお、調光率が最大調光率に達した後は、照度が目標照度P+マージンmよりも小さくなるが、最大調光率は目標照度Pになるように設定されているので照度が目標照度P未満になることはないとしてよい。
したがって、マージンmを新たに設けることで、照度が目標照度Pを下回るリスクを図24よりも低減できる。
なお、マージンmは、照度が目標照度Pを下回らないように制御するための照度なので、それほど大きくなくてよい。照度の検知から制御までに数秒かかるとすると、例えばこの数秒間で減少しうる外光の変化量がマージンmである。
図29は、生成部84が第1制御対象装置1を制御する手順を示すフローチャート図の一例である。図29では図27との違いを説明する。
図29ではステップS50が図27と異なっている。ステップS50では、照度が目標照度P+マージンm未満か否かが判断される(S50)。この判断により照度が目標照度Pを下回らないように制御することができる。
<まとめ>
このように、本実施形態の機器制御システム100は、人を検知して空調だけでなく照明を適切に制御することができるので、省エネ性と快適性を従来よりも向上できる。領域9ごとに人を検知し個別の照明を適切に制御することができるため、一人でも人がいるためにその人の周りの照明を点灯せざるを得ない状況を低減し省エネ性を向上させやすくなる。また、少なくとも検知された人のために照明が点灯されるので快適性を損なうことが少ない。
また、検知装置3と管理システム8が通信すること等により照度の検知から調光率の制御までに時間的な遅れが生じても、目標照度P+マージンMに照度が制御されるので、省エネ性の低下を抑制して快適性を向上できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態の検知データは、熱源データ、温湿度データ及び照度データであるが、COの濃度などの情報、臭気、ウィルスや細菌などが検知されてもよい。
また、本実施形態で第1制御対象装置1は蛍光灯型LEDであると説明したが、第1制御対象装置1は照明装置であればよく発光原理はLEDに限られない。例えば、白熱電球、蛍光灯、ハロゲン電球又は高輝度放電等などもよく、また、これらには限られない。
また、本実施形態で第2制御対象装置2はエアコンであると説明したが、第2制御対象装置2は体感される温度や湿度に影響する装置であればよくいわゆるヒートポンプを備えたエアコンに限られない。例えば、単なる送風機、除湿器、加湿器、空気清浄機又は各種のヒーター等などもよく、また、これらには限られない。
また、本実施形態では温度分布センサで人の有無を判断したが、人以外の動物の有無を判断してもよい。熱を発すれば動物又はロボットなども検知可能である。また、温度分布センサとして赤外線カメラを用いてもよい。この場合、画像処理により移動体を検知したり、赤外線により人や動物等を検知できる。
また、検知装置3は蛍光灯としての第1制御対象装置1に装着される他、エアコンの通気口、火災検知器など、蛍光灯以外の場所に設置されてもよい。
また、図6などの構成例は、管理システム8、第1制御対象装置1及び第2制御対象装置2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。また、管理システム8、第1制御対象装置1及び第2制御対象装置2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、機器制御システム100が複数の管理システム8を有していてもよく、管理システム8の機能が複数のサーバに分散して設置されていてもよい。
また、管理システム8が記憶部8000に有する各データベースの1つ以上は通信ネットワークN上に存在していてもよい。
なお、管理システム8は情報処理装置の一例であり、人感検知範囲601は検知範囲の一例であり、送受信部81は取得手段の一例であり、生成部84は機器制御手段の一例である。ある局面において、目標照度Pは第一の目標照度の一例であり、目標照度P+マージンMは第二の目標照度の一例である。ある局面において、目標照度P+マージンmは第一の目標照度の一例であり、目標照度P+マージンMは第二の目標照度の一例であり、目標照度Pは第三の目標照度の一例である。
1 第1制御対象装置
2 第2制御対象装置
3 検知装置
8 管理システム
20 制御対象部
81 送受信部
82 照合部
84 生成部
85 マス・領域変換部
100 機器制御システム
α 居室
β 天井
特許第4340925号公報

Claims (27)

  1. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記照度が前記第二の目標照度を閾値の時間より長く上回った場合、前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する機器制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記照度が前記第一の目標照度から前記第二の目標照度の範囲である場合、前記照明装置を制御しない請求項1に記載の機器制御システム。
  3. 前記制御手段は、前記照度が第二の目標照度を上回った場合、予め定められた下限調光率を下回らない範囲で前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する請求項1に記載の機器制御システム。
  4. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記照度が第一の目標照度を下回った場合、予め定められた最大調光率を上回らない範囲で前記第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する機器制御システム。
  5. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度である機器制御システム。
  6. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度よりも大きい機器制御システム。
  7. 前記第一の目標照度よりも小さい第三の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度である請求項6に記載の機器制御システム。
  8. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度と前記第二の目標照度の差は、外光の変化の速さ、一定時間内の外光の変化量、又は、隣接した前記照明装置のオフによる照度の変化を考慮して決定されている機器制御システム。
  9. 所定空間の対象を検知する検知装置と、前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置とを有する機器制御システムであって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、第一の目標照度又は前記第二の目標照度に前記照明装置を制御する際、第一の目標照度又は前記第二の目標照度が得られる調光率に第一の目標照度又は前記第二の目標照度を変換して前記照明装置を制御する機器制御システム。
  10. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記照度が前記第二の目標照度を閾値の時間より長く上回った場合、前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記照度が前記第一の目標照度から前記第二の目標照度の範囲である場合、前記照明装置を制御しない請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記照度が第二の目標照度を上回った場合、予め定められた下限調光率を下回らない範囲で前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記照度が第一の目標照度を下回った場合、予め定められた最大調光率を上回らない範囲で前記第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する情報処理装置。
  14. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度である情報処理装置。
  15. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度よりも大きい情報処理装置。
  16. 前記第一の目標照度よりも小さい第三の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度である請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記第一の目標照度と前記第二の目標照度の差は、外光の変化の速さ、一定時間内の外光の変化量、又は、隣接した前記照明装置のオフによる照度の変化を考慮して決定されている情報処理装置。
  18. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置であって、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、第一の目標照度又は前記第二の目標照度に前記照明装置を制御する際、第一の目標照度又は前記第二の目標照度が得られる調光率に第一の目標照度又は前記第二の目標照度を変換して前記照明装置を制御する情報処理装置。
  19. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段は、前記照度が前記第二の目標照度を閾値の時間より長く上回った場合、前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御するプログラム。
  20. 前記制御手段は、前記照度が前記第一の目標照度から前記第二の目標照度の範囲である場合、前記照明装置を制御しない請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記制御手段は、前記照度が第二の目標照度を上回った場合、予め定められた下限調光率を下回らない範囲で前記第二の目標照度になるように前記照明装置を制御する請求項19に記載のプログラム。
  22. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段は、前記照度が第一の目標照度を下回った場合、予め定められた最大調光率を上回らない範囲で前記第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御するプログラム。
  23. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段と、として機能させ、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度であるプログラム。
  24. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段、として機能させ、
    前記第一の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度よりも大きいプログラム。
  25. 前記第一の目標照度よりも小さい第三の目標照度は、外光がない状況で最大調光率の前記照明装置により得られる照度である請求項24に記載のプログラム。
  26. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段、として機能させ、
    前記第一の目標照度と前記第二の目標照度の差は、外光の変化の速さ、一定時間内の外光の変化量、又は、隣接した前記照明装置のオフによる照度の変化を考慮して決定されているプログラム。
  27. 所定空間の対象を検知する検知装置による前記対象の検知結果に基づいて照明装置を制御する情報処理装置を、
    前記検知装置から照度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記照度が第一の目標照度を下回った場合、前記第一の目標照度よりも大きい第二の目標照度が得られるように前記照明装置を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段は、第一の目標照度又は前記第二の目標照度に前記照明装置を制御する際、第一の目標照度又は前記第二の目標照度が得られる調光率に第一の目標照度又は前記第二の目標照度を変換して前記照明装置を制御するプログラム。
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