JP6711018B2 - 液体供給装置 - Google Patents

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    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges

Description

本発明は、インクなどの液体を供給する液体供給装置に関する。
従来から、インク(液体)を液体収容室に注入するための液体注入路(液体注入部)が形成されたインクタンク(液体供給装置)が知られている(例えば特許文献1)。このインクタンクは、マリオットの瓶の原理により液体収容室に収容された液体を安定的に供給していた。
すなわち、液体収容室の底面壁には、一端が大気と連通する大気開放流路の他端である空気導入口が形成されている。そして、液体収容室の液体が供給されて液体収容室内が負圧になると、空気導入口から空気が導入されることにより、液体収容室内の圧力の変化が低減されていた。
特開2011−240707号公報
ところで、インクタンクは、姿勢を変更可能に設けられている。すなわち、インクタンクは、液体注入路からインクが注入される際には、空気導入口がインクの液面よりも上側に位置する注入状態とされる。そして、液体が注入されたインクタンクは、空気導入口が底部に位置する使用状態とされ、この使用状態において記録ヘッド(液体噴射部)にインクを供給していた。
そのため、インクを注入する度にインクタンクの姿勢を変更しなければならず煩雑であった。さらに、例えば使用状態のままで誤ってインクが注入されると、空気導入口から大気開放流路にインクが流入してしまい、マリオットの瓶の原理が利用できずにインクの供給が不安定になってしまっていた。
なお、こうした課題は、液体注入路から注入されたインクを供給するインクタンクに限らず、液体注入部から注入された液体を供給する液体供給装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体注入部から注入された液体を安定して供給できる液体供給装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体供給装置は、液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、該液体収容室内に前記液体を注入可能な液体注入部とを備える液体収容部と、大気と連通している空気室と、前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように前記液体収容部が固定された状態において、外部操作により前記連通路を閉塞する第1の位置と前記連通路の前記閉塞を解放する第2の位置とに変位可能な閉塞部材とを備える。
この構成によれば、閉塞部材を第1の位置に位置させると連通路が閉塞される。そのため、例えば連通路が閉塞された状態で液体注入部から液体を注入させることにより、空気導入口から連通路に液体が流入する虞を低減できる。そして、閉塞部材を第2の位置に位置させると連通路が解放されるため、液体収容室に空気が導入可能となる。したがって、液体注入部から注入された液体を安定して供給できる。
上記液体供給装置において、前記連通路は、少なくとも一部が弾性を有するチューブにより構成されているのが好ましい。
この構成によれば、連通路の少なくとも一部がチューブにより構成されているため、閉塞部材は、連通路を容易に閉塞もしくは解放できる。
上記液体供給装置において、前記閉塞部材が前記第1の位置に位置するとき、前記液体注入部は液体注入を受け入れ可能な状態にあり、前記閉塞部材が前記第2の位置に位置するとき、前記液体注入部は液体注入を規制される状態にあるのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材が連通路を解放する第2の位置に位置するとき、液体注入部は液体注入を規制される状態にある。そのため、連通路が解放された状態で液体が注入されて連通路に液体が流入してしまう虞を低減できる。
上記液体供給装置において、前記閉塞部材は、前記液体収容部の一部を被覆可能に構成され、前記第1の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を外部に開放し、前記第2の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を被覆するのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材は、液体収容部の一部を被覆する部材を兼ねることができる。すなわち、液体収容部を被覆する部材によって連通路を閉塞することができるため、特別な閉塞部材を設ける必要がなく、部品の増加や構造の複雑化を抑制できる。
上記液体供給装置において、前記閉塞部材が被覆可能な前記液体収容部の前記一部は、前記液体注入部を含む部分であり、前記液体注入部は、前記閉塞部材が前記第1の位置に位置するとき外部に露出可能な状態にあり、前記閉塞部材が前記第2の位置に位置するとき前記閉塞部材により被覆されるのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材を第1の位置に位置させることにより、連通路が閉塞されると共に、液体注入部が外部に露出可能となる。そのため、連通路が解放された状態で液体注入部から液体が注入されてしまう虞を低減できる。
上記液体供給装置において、前記液体収容室は、外部から液面レベルを視認可能な視認部を有し、前記閉塞部材は、前記視認部を視認可能な窓部を有するのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材は窓部を有しているため、例えば閉塞部材が液体収容部を被覆している場合でも閉塞部材を介して視認部及び液体収容室の液面レベルを確認できる。
上記液体供給装置において、前記閉塞部材は、前記液体噴射部を覆う被覆部材の一部を構成するのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材は、液体噴射部を覆う被覆部材の一部を構成するため、被覆部材によって連通路を閉塞できる。
上記液体供給装置において、前記閉塞部材は、前記連通路を開閉可能な弁で構成されるのが好ましい。
この構成によれば、閉塞部材は弁で構成されるため、液体収容部と連通路の配置の自由度を高めることができる。
液体供給装置を含む複合機の一実施形態の斜視図。 カバーが開位置に位置する複合機の斜視図。 液体収容部と大気連通部の斜視図。 カバー部が閉位置に位置する液体供給装置の断面図。 カバー部が開位置に位置する液体供給装置の断面図。 第1変形例の液体収容部と大気連通部の模式図。 第2変形例の液体供給装置の模式図。 閉塞部材が第1の位置に位置する液体供給装置の模式図。
以下、液体供給装置の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の液体供給装置は、用紙などの媒体に対して液体の一例であるインクを噴射することにより媒体に文字や画像等を印刷(記録)するプリンターなどの液体噴射装置に液体を供給可能に設けられている。
図1に示すように、複合機11は、液体噴射装置12と、液体噴射装置12上に配置されて液体噴射装置12の上側を覆う画像読取装置13とを備え、全体として略直方体状をなしている。そして、液体噴射装置12の一端側(前面側)には、複合機11の各種の操作を行うためのボタンなどの操作部14と液体供給装置15とが設けられている。
また、画像読取装置13は、操作部14が設けられた一端側とは反対の他端側(背面側)に設けられたヒンジなどの回転機構(図示略)を介して取り付けられている。すなわち、画像読取装置13は、他端側を支点として回動することにより液体噴射装置12に対して開閉可能に設けられている。
図2に示すように、液体供給装置15は、液体噴射装置12が備える固定部17に固定された少なくとも1つ(本実施形態では4つ)の液体収容部18と、液体噴射装置12の筐体12aの一部を構成するカバー部19とを備えている。
なお、液体収容部18は、液体を注入可能な液体注入部20と、注入された液体を外部から視認可能な視認部21とが液体噴射装置12の前面側に位置すると共に、液体注入部20が視認部21よりも鉛直上方に位置するように固定部17に固定されている。
カバー部19は、軸(図4参照)22を中心にして図2に示す開位置A1と図1に示す閉位置A2との間で変位可能に設けられている。そして、カバー部19は、閉位置A2に位置した場合に、液体収容部18の視認部21を視認可能な透明もしくは半透明の窓部23を有している。
図2に示すように、筐体12a内には、媒体(図示略)に液体を付着させて印刷する印刷部25と、印刷部25に液体を供給するためのチューブなどの供給部26とが設けられている。なお、供給部26は、液体収容部18に対して1つずつ接続されているが、図2においては図の簡略化のために1つだけ図示している。
そして、印刷部25は、ノズルから液体を噴射する液体噴射部27と、複合機11の長手方向と一致する走査方向Xに沿って往復移動するキャリッジ28とを備えている。すなわち、筐体12aは、液体噴射部27を覆う被覆部材の一例として機能する。そして、印刷部25は、走査方向Xに沿って往復移動する液体噴射部27から媒体に向かって液体を噴射することにより、この媒体に印刷する。
図3に示すように、液体供給装置15は、さらに大気連通部30を備えている。すなわち、液体供給装置15は、カバー部19、液体収容部18、及び大気連通部30により構成されている。なお、各液体収容部18は、それぞれ異なる種類(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)の液体を収容するが、各液体収容部18の構成は同じである。また、大気連通部30は、各液体収容部18に対応するように少なくとも1つ(本実施形態では4つ)設けられているが、各大気連通部30の構成は同じである。そのため、1つの液体収容部18及び1つの大気連通部30について説明し、同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
液体収容部18は、液体噴射部27に供給するための液体を収容可能な液体収容室32と、液体収容室32内に開口する液体注入口33から液体収容室32内に液体を注入可能な液体注入部20とを備えている。具体的には、液体収容部18は、5面一体に成形された有底箱状の収容室ケース34と、収容室ケース34の一面側に設けられた収容室開口部35を覆う収容室形成フィルム36とを備えている。すなわち、液体収容室32は、収容室開口部35に収容室形成フィルム36が例えば溶着されて取り付けられることにより形成されている。
収容室ケース34は、透明もしくは半透明の樹脂製であり、液体収容室32に収容された液体の液面レベルを外部から視認可能である。すなわち、液体収容室32は、外部から液面レベルを視認可能な視認部21を有している。そして、視認部21には、液体収容室32に注入される液体の上限量を示す上限目盛37が設けられている。なお、本実施形態の上限目盛37は、視認部21から突出形成されている。
液体収容室32内には、底面39に開口するように集液用凹部40が形成されている。そして、集液用凹部40には、液体収容室32の液体を導出する液体導出部41が形成されている。すなわち、液体導出部41には、液体噴射装置12が備える供給部26が接続され、供給部26は、液体収容室32に収容された液体を液体噴射部27に供給する。
また、液体注入部20には、蓋部材43が着脱可能に取り付けられている。すなわち、液体収容室32は、液体注入部20に蓋部材43が取り付けられることにより気密状態とされる。
さらに、液体収容室32において視認部21及び集液用凹部40が設けられた側とは反対側の側壁には、液体収容室32に空気を導入するための空気導入口45と、空気導入口45と連通する溝部46とが形成されている。そして、溝部46において、空気導入口45が形成された側とは反対側の端には、弾性を有するチューブ47が接続される接続部48が設けられている。
また空気導入口45は、液体収容室32の底部に形成されている。換言すると、液体収容部18は、空気導入口45が液体収容室32の底部に位置するように固定部17に固定されている。
大気連通部30は、大気と連通している空気室50を備えている。すなわち、大気連通部30は、5面一体に成形された有底箱状の空気室ケース51と、空気室ケース51の一面側に設けられた空気室開口部52を覆う空気室形成フィルム53とを備えている。そして、空気室50は、空気室開口部52に空気室形成フィルム53が例えば溶着されて取り付けられることにより、液体収容室32とは別体に形成されている。
空気室50には、大気に開放された大気開放口54と、空気室50から空気を導出させるための空気導出部55とが形成されている。そして、空気導出部55には、一端側が接続部48に接続されるチューブ47の他端側が接続されている。
すなわち、収容室形成フィルム36が取り付けられた溝部46とチューブ47により、空気導入口45と空気室50とを連通させる連通路56が構成されている。すなわち、連通路56は、少なくとも一部が弾性を有するチューブ47により構成されている。さらに、連通路56及び空気室50により空気導入口45と大気開放口54とを連通させる大気連通部30が構成されている。
図4に示すように、固定部17には、チューブ47を支持する支持部58が設けられている。すなわち、本実施形態における4つの大気連通部30は、4つのチューブ47が重ねられた状態で、支持部58を回りこむようにして配置されている。そして、カバー部19の回動中心となる軸22は、カバー部19の端部19aから離れた位置に形成されている。
また、カバー部19は、液体収容部18の一部を被覆可能に構成されている。なお、カバー部19が被覆可能な液体収容部18の一部は、液体注入部20を含む部分であり、本実施形態では液体注入部20と視認部21がカバー部19により被覆される。すなわち、カバー部19は、第2の位置の一例である閉位置A2に位置するとき、液体収容部18の一部を被覆する。また、液体注入部20は、カバー部19が閉位置A2に位置するときカバー部19により被覆される。そのため、カバー部19が閉位置A2に位置するとき、液体注入部20は液体注入を規制される状態にある。
図5に示すように、カバー部19が開位置A1に位置すると、端部19aが筐体12a内に入り込み、支持部58に対してチューブ47を押し付けることによりチューブ47をまとめて閉塞する。すなわち、カバー部19は、液体収容部18が固定部17に固定された状態において、外部操作により連通路56を閉塞する第1の位置の一例である開位置A1と連通路56の閉塞を解放する第2の位置の一例である閉位置A2とに変位可能な閉塞部材として機能する。
そして、カバー部19は、開位置A1に位置するとき、液体収容部18の一部(液体注入部20及び視認部21)を外部に開放する。また、液体注入部20は、カバー部19が開位置A1に位置するとき外部に露出可能な状態にある。そのため、カバー部19が開位置A1に位置するとき、液体注入部20は、液体注入を受け入れ可能な状態にある。
次に、液体収容部18に液体を注入する場合の作用について説明する。
図5に示すように、液体収容室32に液体を注入する場合には、カバー部19を開位置A1に位置させて液体注入部20からの液体注入が可能な状態にする。すると、カバー部19の端部19aによってチューブ47が押し潰され、連通路56が閉塞される。また、液体注入部20の上方には、画像読取装置13が位置しているため、画像読取装置13を液体噴射装置12に対して開いた位置へ回動させる。すると、液体注入部20の上方に空間ができる。
そして、蓋部材43を取り外し、液体注入部20から液体収容室32に液体を注入する。このとき、チューブ47が押し潰されて連通路56が閉塞されているため、空気導入口45から連通路56への液体の流入が抑制される。
図3,図4に示すように、液体を注入し終わると、蓋部材43で液体注入部20を閉塞し、カバー部19を閉位置A2に変位させる。すると、連通路56の閉塞が解放され、空気導入口45から液体収容室32に空気を導入可能となる。すなわち、液体噴射部27のメンテナンスや印刷に伴って液体導出部41から液体噴射部27へ液体が導出されると、空気導入口45から液体収容室32に空気が導入される。そのため、液体収容室32内の液体は、マリオットの瓶の原理により液体噴射部27へ安定して供給される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)カバー部19を開位置A1に位置させると連通路56が閉塞される。そのため、例えば連通路56が閉塞された状態で液体注入部20から液体を注入させることにより、空気導入口45から連通路56に液体が流入する虞を低減できる。そして、カバー部19を閉位置A2に位置させると連通路56が解放されるため、液体収容室32に空気が導入可能となる。したがって、液体注入部20から注入された液体を安定して供給できる。
(2)連通路56の少なくとも一部がチューブ47により構成されているため、カバー部19は、連通路56を容易に閉塞もしくは解放できる。
(3)カバー部19が連通路56を解放する閉位置A2に位置するとき、液体注入部20は液体注入を規制される状態にある。そのため、連通路56が解放された状態で液体が注入されて連通路56に液体が流入してしまう虞を低減できる。
(4)カバー部19は、液体収容部18の一部を被覆する部材を兼ねることができる。すなわち、液体収容部18を被覆する部材によって連通路56を閉塞することができるため、特別な閉塞部材を設ける必要がなく、部品の増加や構造の複雑化を抑制できる。
(5)カバー部19を開位置A1に位置させることにより、連通路56が閉塞されると共に、液体注入部20が外部に露出可能となる。そのため、連通路56が解放された状態で液体注入部20から液体が注入されてしまう虞を低減できる。
(6)カバー部19は窓部23を有しているため、例えばカバー部19が液体収容部18を被覆している場合でもカバー部19を介して視認部21及び液体収容室32の液面レベルを確認できる。
(7)カバー部19は、液体噴射部27を覆う筐体12aの一部を構成するため、筐体12aによって連通路56を閉塞できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6に示すように、連通路56に弁60を設けてもよい(第1変形例)。すなわち、連通路56を開閉可能な弁60により閉塞部材を構成してもよい。この第1変形例によれば、閉塞部材は弁60で構成されるため、液体収容部18と連通路56の配置の自由度を高めることができる。また、弁60は、制御部(図示略)により開閉が制御される電磁弁であってもよく、ユーザーが手動で開閉する弁であってもよい。
・図7,図8に示すように、支点61を中心として回動可能に設けられ、蓋部材43を支持する閉塞部材62により連通路56を閉塞もしくは解放してもよい(第2変形例)。すなわち、図7に示すように、閉塞部材62は、蓋部材43が液体注入部20に取り付けられている場合には、連通路56を解放する第2の位置に位置する。そして、図8に示すように、蓋部材43が液体注入部20から取り外されると、閉塞部材62は第1の位置に位置し、蓋部材43を支持する側とは反対側の端側がチューブ47を押し潰して連通路56を閉塞する。すなわち、閉塞部材62が第1の位置に位置するとき、液体注入口33が外部に露出され、液体注入部20は液体注入を受け入れ可能な状態にある。また、閉塞部材62が第2の位置に位置するとき、液体注入口33は蓋部材43に被覆され、液体注入部20は液体注入を規制される状態にある。この第2変形例によれば、液体供給装置15が複数の液体収容部18を備える場合でも、液体を注入する液体収容部18と対応する連通路56を閉塞できる。
・上記実施形態及び上記各変形例において、スライド移動する閉塞部材により連通路56を閉塞もしくは解放してもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、視認部21には、液体を注入する目安となる下限量を示す下限目盛を設けてもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、液体噴射部27を覆う画像読取装置13の開閉操作により連通路56を閉塞してもよい。また、操作部14を開閉可能に設け、操作部14の開閉操作により連通路56を閉塞してもよい。例えば、開閉可能に設けられた画像読取装置13や操作部14が、図1に示す液体噴射装置12に対して閉じた位置に位置する場合には、制御部(図示略)が弁60を開弁して連通路56を解放する。そして、画像読取装置13や操作部14が、閉じた位置から開いた位置に変位した場合には、制御部(図示略)が弁60を閉弁して連通路56を閉塞してもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、液体収容室32は、視認部21を備えなくてもよい。また、カバー部19は窓部23を備えなくてもよい。また、窓部23は開口であってもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、カバー部19が被覆可能な液体収容部18の一部は、液体注入部20を含まなくてもよい。例えば、カバー部19は、互いに交差(直交)する前面部と側面部のうち、窓部23が設けられた前面部を備えず、軸22が設けられた側面部により液体収容部18の収容室形成フィルム36を被覆してもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、液体収容部18を被覆しない閉塞部材により連通路56を閉塞してもよい。例えば閉塞部材の一例であるローラーによりチューブ47を押し潰してもよい。そして、閉塞部材の位置に関わらず液体注入部20は液体注入を受け入れ可能としてもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、連通路56はチューブ47を備えなくてもよい。例えば、空気室50と液体収容室32とを一体で形成し、空気室50と液体収容室32とを連通させる溝部にフィルムを取り付けることにより連通路を形成してもよい。そして、連通路に弁60を設けて連通路を閉塞及び解放してもよい。
・上記実施形態及び上記各変形例において、液体噴射装置12は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、液体供給装置15は、これらの液体噴射装置で噴射される液体を収容し、収容した液体を液体噴射装置が備える液体噴射ヘッドに供給する液体供給装置としてもよい。
X…走査方向、A1…開位置(第1の位置の一例)、A2…閉位置(第2の位置の一例)、11…複合機、12…液体噴射装置、12a…筐体(被覆部材の一例)、13…画像読取装置、14…操作部、15…液体供給装置、17…固定部、18…液体収容部、19…カバー部(閉塞部材の一例)、19a…端部、20…液体注入部、21…視認部、22…軸、23…窓部、25…印刷部、26…供給部、27…液体噴射部、28…キャリッジ、30…大気連通部、32…液体収容室、33…液体注入口、34…収容室ケース、35…収容室開口部、36…収容室形成フィルム、37…上限目盛、39…底面、40…集液用凹部、41…液体導出部、43…蓋部材、45…空気導入口、46…溝部、47…チューブ、48…接続部、50…空気室、51…空気室ケース、52…空気室開口部、53…空気室形成フィルム、54…大気開放口、55…空気導出部、56…連通路、58…支持部、60…弁、61…支点、62…閉塞部材。

Claims (11)

  1. 液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、
    該液体収容室内に前記液体を注入可能な液体注入部と
    を備える液体収容部と、
    大気と連通している空気室と、
    前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、
    前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように前記液体収容部が固定された状態において、外部操作により前記連通路を閉塞する第1の位置と前記連通路の前記閉塞を解放する第2の位置とに変位可能な閉塞部材と
    を備え
    前記連通路は、少なくとも一部が弾性を有するチューブにより構成されていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記閉塞部材が前記第1の位置に位置するとき、前記液体注入部は液体注入を受け入れ可能な状態にあり、
    前記閉塞部材が前記第2の位置に位置するとき、前記液体注入部は液体注入を規制される状態にあることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記閉塞部材は、前記液体収容部の一部を被覆可能に構成され、前記第1の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を外部に開放し、前記第2の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を被覆することを特徴とする請求項1又は請求項に記載の液体供給装置。
  4. 前記閉塞部材が被覆可能な前記液体収容部の前記一部は、前記液体注入部を含む部分であり、
    前記液体注入部は、前記閉塞部材が前記第1の位置に位置するとき外部に露出可能な状態にあり、前記閉塞部材が前記第2の位置に位置するとき前記閉塞部材により被覆されることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  5. 前記液体収容室は、外部から液面レベルを視認可能な視認部を有し、
    前記閉塞部材は、前記視認部を視認可能な窓部を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載の液体供給装置。
  6. 前記閉塞部材は、前記液体噴射部を覆う被覆部材の一部を構成することを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の液体供給装置。
  7. 前記閉塞部材は、前記連通路を開閉可能な弁で構成されることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  8. 液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、
    該液体収容室内に前記液体を注入可能な液体注入部と
    を備える液体収容部と、
    大気と連通している空気室と、
    前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、
    前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように前記液体収容部が固定された状態において、外部操作により前記連通路を閉塞する第1の位置と前記連通路の前記閉塞を解放する第2の位置とに変位可能な閉塞部材と
    を備え
    前記閉塞部材は、前記液体収容部の一部を被覆可能に構成され、前記第1の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を外部に開放し、前記第2の位置に位置するとき、前記液体収容部の前記一部を被覆することを特徴とする液体供給装置。
  9. 前記閉塞部材が被覆可能な前記液体収容部の前記一部は、前記液体注入部を含む部分であり、
    前記液体注入部は、前記閉塞部材が前記第1の位置に位置するとき外部に露出可能な状態にあり、前記閉塞部材が前記第2の位置に位置するとき前記閉塞部材により被覆されることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  10. 前記液体収容室は、外部から液面レベルを視認可能な視認部を有し、
    前記閉塞部材は、前記視認部を視認可能な窓部を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載の液体供給装置。
  11. 液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、
    該液体収容室内に前記液体を注入可能な液体注入部と
    を備える液体収容部と、
    大気と連通している空気室と、
    前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、
    前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように前記液体収容部が固定された状態において、外部操作により前記連通路を閉塞する第1の位置と前記連通路の前記閉塞を解放する第2の位置とに変位可能な閉塞部材と
    を備え
    前記閉塞部材は、前記液体噴射部を覆う被覆部材の一部を構成することを特徴とする液体供給装置。
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