JP2017140734A - 液体供給装置、液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体注入部から注入された液体を安定して供給できる液体供給装置、及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室32と、大気と連通している空気室34と、液体収容室32に空気を導入するための空気導入口48と空気室34とを連通させる連通路49と、液体収容室32内に液体を注入可能な液体注入部26とを備え、液体収容室32は、空気導入口48が液体収容室32の底部に位置するように固定され、連通路49の容積は、空気室34の容積よりも小さく、連通路49の最上部49aは、液体収容室32の最上部よりも上方に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクなどの液体を供給する液体供給装置、液体供給装置から供給された液体を噴射する例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置に関する。
従来から、インク(液体)を液体収容室に注入するための液体注入路(液体注入部)が形成されたインクタンク(液体供給装置)を備えた液体噴射システム(液体噴射装置)が知られている(例えば特許文献1)。このインクタンクは、姿勢を変更可能に設けられている。すなわち、インクタンクは、液体注入路が上方に向かって開口する注入状態において液体注入路からインクが注入され、液体注入路が水平方向に向かって開口する使用状態において記録ヘッド(液体噴射部)にインクを供給していた。
また、液体収容室には、一端が大気と連通する大気開放流路の他端である空気導入口が形成されている。この空気導入口は、インクタンクが使用状態のときに底部となる位置であり、且つインクタンクが注入状態のときにインクの液面よりも上側となる位置に形成されている。そのため、注入状態で液体が注入されたインクタンクを使用状態にすると、空気導入口の近傍に大気接触液面(メニスカス)が形成され、インクを噴射する記録ヘッドとの間で適切な水頭差が維持されていた。
特開2011−240707号公報
ところで、こうしたインクタンクでは、使用状態のままで誤ってインクが注入されると、空気導入口から大気開放流路にインクが流入する。すると、マリオットの瓶の原理が利用できず、インクタンクと記録ヘッドとの間の水頭差が変化してインクの供給が不安定になってしまう。
そして、このように大気開放流路にインクが流入して空気導入口から離れた位置に大気接触液面が形成されると、大気開放流路に流入した分のインクを記録ヘッドに供給しなければ大気接触液面を空気導入口の近傍に戻すことができなかった。
なお、こうした課題は、液体注入路を備えるインクタンクから供給されたインクを噴射する液体噴射システムに限らず、液体注入部を備える液体供給装置から供給された液体を噴射する液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体注入部から注入された液体を安定して供給できる液体供給装置、及び液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体供給装置は、液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、大気と連通している空気室と、前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、前記液体収容室内に液体を注入可能な液体注入部とを備え、前記液体収容室は、前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように固定され、前記連通路の容積は、前記空気室の容積よりも小さく、前記連通路の最上部は、前記液体収容室の最上部よりも上方に位置する。
この構成によれば、連通路及び空気室を介して大気と連通する空気導入口が液体収容室の底部に位置しているため、液体注入部から液体収容室に液体が注入されると、空気導入口から連通路に液体が流入する。なお、連通部の最上部は、液体収容室の最上部よりも上方に位置するため、空気導入口から連通路に流入した液体は、連通路内に留まる。そして、空気室と連通した連通路内の液体の液面には大気圧が作用する。そのため、密閉された液体収容室から液体噴射部に液体が供給されると、液体収容室内の液体の液面にかかる圧力よりも連通路内の液体の液面にかかる圧力の方が大きくなり、液体収容室内の液体の液面よりも先に連通路内の液体の液面が低下する。すなわち、液体収容室から供給された液体の量に応じて、連通路から液体収容室に液体が戻される。また、連通路の容積は空気室の容積よりも小さいため、例えば連通路を介さずに空気室と液体収容室とを直接連通させた場合に空気導入口から空気室に流入する液体の量よりも、連通路に流入する液体の量の方が少ない。そのため、空気導入口の近傍に液面を位置させるために液体収容室から供給しなければならない液体の量も少なくなり、早期に空気導入口の近傍に液面を位置させることができる。したがって、液体注入部から注入された液体を安定して供給できる。
上記液体供給装置において、前記連通路は、前記液体収容室及び前記空気室の少なくとも一つと一体に形成されているのが好ましい。
この構成によれば、連通路を液体収容室及び空気室の少なくとも一つと一体に形成することにより、液体供給装置の製造を容易にできる。
上記液体供給装置において、前記連通路の少なくとも一部は、前記液体収容室及び前記空気室の少なくとも1つを構成する構成部材に形成された溝部と、該溝部を封止するフィルムとにより構成されるのが好ましい。
この構成によれば、構成部材に形成された溝部と、溝部を封止するフィルムとにより連通路の少なくとも一部を構成することにより、例えば連通路の全体を管状に形成する場合に比べて液体供給装置の製造を容易にできる。
上記液体供給装置において、前記連通路の少なくとも一部は、連通管により構成されるのが好ましい。
この構成によれば、例えば連通路を液体収容室とは別に製造して後から液体収容室に接続させる場合でも、連通路の一部が連通管で構成されているため、液体収容室と連通路とを容易に接続できる。
上記液体供給装置において、前記空気室は、前記液体収容室と別体に形成されるのが好ましい。
この構成によれば、空気室と液体収容室は別体に形成されるため、空気室と液体収容室の形状や容量、配置などの自由度を高めることができる。
また、上記課題を解決する液体噴射装置は、上記構成の液体供給装置と、液体を噴射する前記液体噴射部と、前記液体収容室に収容された液体を前記液体噴射部に供給する供給部とを備える。
この構成によれば、上記液体供給装置と同様の効果を奏し得る。
液体供給装置を含む液体噴射装置の第1実施形態の斜視図。 カバー部が外された状態を示す液体供給ユニットの斜視図。 液体供給装置の斜視図。 液体が注入される液体供給装置の断面図。 液体を供給する液体供給装置の断面図。 液体供給装置及び液体噴射装置を含む複合機の第2実施形態の斜視図。 固定部に固定された液体供給装置の斜視図。 液体供給装置の斜視図。 液体供給装置をその開口部側から見た側面図。
(第1実施形態)
以下、液体供給装置を備える液体噴射装置の第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の液体噴射装置は、用紙などの媒体に対して液体の一例であるインクを噴射することにより、媒体に文字や画像等を印刷(記録)するプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、略直方体状をなす装置本体12と、装置本体12の長手方向における側面に固定された液体供給ユニット13とを備えている。液体供給ユニット13には、少なくとも1つ(本実施形態では4つ)の液体供給装置14が収容されている。すなわち、本実施形態の液体噴射装置11は、装置本体12が有する筐体の外側に液体供給装置14が取り付けられている。
装置本体12には、媒体16に液体を付着させて印刷する印刷部17と、液体供給ユニット13から印刷部17に液体を供給するチューブなどの供給部18と、印刷部17のメンテナンスを行うメンテナンス部19とが設けられている。なお、供給部18は、液体供給装置14に対して1つずつ接続されているが、図1においては図の簡略化のために1つだけ図示している。
印刷部17は、ノズルから液体を噴射する液体噴射部20と、液体噴射部20を装置本体12の長手方向と一致する走査方向Xに沿って往復移動させるキャリッジ21とを備えている。すなわち、印刷部17は、走査方向Xに沿って往復移動する液体噴射部20から媒体16に向かって液体を噴射することにより、媒体16に印刷する。
図1,図2に示すように、液体供給ユニット13は、液体供給装置14が装着される装着部23と、装着部23に装着された液体供給装置14を覆うカバー部24とを備えている。そして、カバー部24には、液体供給装置14が供給可能な液体の残量を確認するための確認窓部25と、液体供給装置14が備える液体注入部26を外部に露出させるための注入窓部27とが形成されている。
また、液体供給装置14において、確認窓部25と対応する領域は、液体注入部26から注入された液体を視認可能な視認面28とされている。そして、視認面28には、液体供給装置14に液体を注入する目安となる下限量を示す下限目盛29と、液体供給装置14に注入される液体の上限量を示す上限目盛30とが設けられている。なお、本実施形態の下限目盛29と上限目盛30は、視認面28から突出形成されている。
次に液体供給装置14について説明する。なお、各液体供給装置14には、それぞれ異なる種類(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)の液体が注入されるが、その構成は同じである。そのため、1つの液体供給装置14について説明し、同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
図3に示すように、液体供給装置14は、液体噴射部20に供給するための液体を収容可能な液体収容室32を形成する収容室形成体33と、空気室34を形成する空気室形成体35とにより構成されている。すなわち、空気室34は、液体収容室32と別体に形成されている。
収容室形成体33は、透明もしくは半透明の樹脂製であって、収容室形成体33の外側から液体収容室32内に収容された液体の液面である室内液面36(図4参照)が視認可能である。そのため、液体供給装置14が液体供給ユニット13に固定されると、カバー部24の確認窓部25を介して外部から液体収容室32に収容された液体の室内液面36が視認可能となる。
収容室形成体33は、液体収容室32を構成する構成部材の一例である収容室ケース38と、有底箱状の収容室ケース38の一面側に設けられた収容室開口部39を覆う収容室形成フィルム40とを含んで構成されている。すなわち、収容室ケース38は、5面一体成形物であって、収容室開口部39に収容室形成フィルム40が取り付けられることにより、液体収容室32が形成されている。なお、本実施形態では、収容室開口部39は、収容室ケース38の外形に沿って全周に形成されたリブ形状とされ、収容室形成フィルム40は、この収容室開口部39に溶着されている。
また、空気室形成体35は、空気室34を構成する構成部材の一例である空気室ケース42と、有底箱状の空気室ケース42の一面側に設けられた空気室開口部43を覆う空気室形成フィルム44とを含んで構成されている。すなわち、空気室ケース42は、5面一体成形物であって、空気室開口部43に空気室形成フィルム44が取り付けられることにより、空気室34が形成されている。なお、本実施形態では、空気室開口部43は、空気室ケース42の外形に沿って全周に形成されたリブ形状とされ、空気室形成フィルム44は、この空気室開口部43に溶着されている。
空気室34には、筒状の大気開放部46が形成されており、空気室34は、液体供給装置14の状態に関わらず常に大気と連通している。すなわち、空気室34は、例えば液体収容室32に液体を注入する液体注入時や液体収容室32から液体を供給する液体供給時にも大気圧に維持されている。また、空気室34の空気室底面47と接する位置には、液体収容室32に空気を導入するための空気導入口48と空気室34とを連通させる連通路49が接続されている。すなわち、空気室34には、空気室34から連通路49に空気を導出させるための空気導出口50が形成されている。
連通路49は、その一部が空気室ケース42に形成された溝部51と、溝部51を封止するフィルムの一例である空気室形成フィルム44とにより構成され、空気室34と一体に形成されている。さらに、溝部51における空気導出口50とは反対側の端部には、連通管52が接続されている。すなわち、連通路49の少なくとも一部は、連通管52により構成され、連通管52の先端が空気導入口48とされている。また、連通路49の最上部49aから空気導出口50までの長さと、連通路49の最上部49aから空気導入口48までの長さ(連通管52の長さ)は略同じである。
図3,図4に示すように、連通路49の容積は、空気室34の容積よりも小さく、さらに液体収容室32の容積よりも小さい。そして、液体供給装置14が液体供給ユニット13に固定された状態において、鉛直方向における連通路49の最上部49aは、液体収容室32の最上部(本実施形態では天井面54)よりも上方に位置している。なお、本実施形態の空気室34の容積は、液体収容室32の容積よりも小さいが、液体収容室32の容積以上としてもよい。
より具体的には、連通路49において最上部49aよりも空気導入口48側における容積は、液体収容室32と空気室34のそれぞれの容積よりも小さい。さらに、連通路49(特に最上部49aよりも空気導入口48側)における水平方向の断面積(流路面積)は、液体収容室32と空気室34のそれぞれの水平方向の断面積よりも小さい。また、本実施形態の連通路49の最上部49aと空気室34の最上部(本実施形態では大気開放部46)は、液体注入部26の先端よりも鉛直上方に位置している。そして、液体収容室32と空気室34は、液体収容室32の収容室底面55と空気室底面47の鉛直方向における高さが略同じになるように横並びで配置されており、空気導入口48と空気導出口50は、鉛直方向において略同じ高さに位置している。
液体収容室32内には、収容室底面55に対して開口するように集液用凹部56が形成されていると共に、集液用凹部56には、液体収容室32の液体を導出する液体導出部57が形成されている。すなわち、液体導出部57には、液体噴射装置11が備える供給部18が接続され、供給部18は、液体収容室32に収容された液体を液体噴射部20に供給する。そして、液体収容室32内に液体を注入可能な液体注入部26は、液体収容室32の天井面54に開口すると共に、上方に突出するように筒状に形成されている。さらに、液体注入部26には、閉塞部材58が着脱可能に取り付けられている。すなわち、液体収容室32は、液体注入部26に閉塞部材58が取り付けられることにより気密状態となる。
さらに、液体収容室32の天井面54であって、収容室形成体33の長手方向(以下、前後方向Aともいう)において集液用凹部56とは反対側の位置には、連通管52が挿入される挿入孔59が形成されている。すなわち、収容室形成体33と空気室形成体35は、連通管52が挿入孔59から挿入されると共に、連通管52の先端である空気導入口48が収容室底面55と隙間を有するように接続される。
なお、挿入孔59は、連通管52が挿入された状態で連通管52との間の隙間がシールされている。そして、液体供給装置14は、液体注入部26及び挿入孔59が収容室底面55よりも鉛直上方に位置するように液体供給ユニット13に装着されている。すなわち、液体収容室32は、空気導入口48が液体収容室32の底部に位置するように固定されている。なお、本実施形態における液体収容室32の底部とは、下限目盛29を含む水平面よりも鉛直下方の部分であり、下限目盛29を含む水平面と収容室底面55との間の部分である。
液体収容室32内には、収容室底面55及び天井面54と交差する奥面61から突出するように、縦リブ部62、延出部63、及び突出部64が収容室ケース38と一体成形されている。縦リブ部62は、収容室底面55及び天井面54と交差する方向である上下方向Bに沿って延びるように少なくとも1つ(本実施形態では2つ)形成されている。なお、縦リブ部62は、収容室底面55及び天井面54から離間するように形成されている。また、延出部63は、縦リブ部62の前後方向Aの両側の位置に、収容室開口部39側から奥面61側に向かって前後方向Aの幅が徐々に広くなるように略三角板状をなすように形成されている。そして、突出部64は、前後方向Aにおいて縦リブ部62の間となる位置に、収容室底面55と天井面54のそれぞれから突出するように少なくとも1つ(本実施形態では4つ)形成されている。なお、突出部64は、上下方向Bの幅が、奥面61から収容室開口部39側に向かって徐々に狭くなるように略三角板形状をなしている。
そして、縦リブ部62の基端から先端までの幅は、奥面61から収容室開口部39の幅とほぼ等しい。そのため、収容室開口部39に収容室形成フィルム40が取り付けられると、縦リブ部62の先端面にも収容室形成フィルム40が取り付けられる。すなわち、液体収容室32は、縦リブ部62によって仕切られると共に、縦リブ部62に仕切られた領域は、縦リブ部62と収容室底面55との間の隙間、及び縦リブ部62と天井面54との間の隙間を介して連通する。
次に液体収容室32に液体を注入すると共に、液体供給装置14から液体噴射部20に液体を供給する場合の作用について説明する。
図4に示すように、液体収容室32に液体を注入(補充)する際には、注入する液体を収容したボトル66を閉塞部材58が外された液体注入部26に挿入し、ボトル66から液体収容室32に液体を注入する。なお、大気と連通する空気導入口48は、液体収容室32の底部に位置しているため、液体収容室32に注入された液体は、空気導入口48から連通路49内にも流入する。そして、このとき連通路49内の液面である通路内液面67の鉛直方向における位置は、液体収容室32内の室内液面36の位置と略同じとなる。
なお、連通路49の最上部49aは、上限目盛30及び液体収容室32の最上部である天井面54よりも鉛直上方に位置しているため、空気導入口48から連通路49内に流入した液体は、連通路49内に留まる。
図5に示すように、液体注入部26が閉塞部材58で閉塞されると、液体収容室32内は気密状態となる。そして、液体噴射装置11は、メンテナンス部19が液体噴射部20のメンテナンスを行う。具体的には、メンテナンス部19は、液体噴射部20から液体を強制的に排出させるクリーニングを行う。このときメンテナンス部19は、連通路49の容積よりも大きい容量の液体を液体噴射部20から排出させる。換言すると、メンテナンス部19は、空気導入口48から連通路49に流入した液体の量よりも多い量の液体を液体噴射部20から排出させる。
そして、液体噴射部20から液体が排出されると、排出された容量に相当する容量の液体が液体供給装置14から液体噴射部20へ供給される。すなわち、液体供給装置14は、液体収容室32内の液体を液体導出部57から導出する。すると、気密状態の液体収容室32では、室内液面36が低下し、液体収容室32内の空気が膨張して室内液面36にかかる圧力が負圧になる。一方、連通路49は空気室34と連通しているため、通路内液面67には大気圧がかかる。
したがって、室内液面36にかかる圧力が、通路内液面67にかかる圧力よりも小さくなるため、その差圧により連通路49内から液体収容室32に液体が流出する。なお、メンテナンスでは、連通路49の容積よりも大きい容量の液体が導出されるため、通路内液面67は空気導入口48の近傍まで移動する。
そして、媒体16への印刷に伴って液体収容室32の液体がさらに液体噴射部20へ供給されると、空気導入口48から空気(気泡68)が導入される。そのため、液体収容室32内の液体は、マリオットの瓶の原理により液体噴射部20へ安定して供給される。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)連通路49及び空気室34を介して大気と連通する空気導入口48が液体収容室32の底部に位置しているため、液体注入部26から液体収容室32に液体が注入されると、空気導入口48から連通路49に液体が流入する。なお、連通路49の最上部49aは、液体収容室32の最上部よりも上方に位置するため、空気導入口48から連通路49に流入した液体は、連通路49内に留まる。そして、空気室34と連通した連通路49内の液体の液面には大気圧が作用する。そのため、密閉された液体収容室32から液体噴射部20に液体が供給されると、液体収容室32内の液体の室内液面36にかかる圧力よりも連通路49内の液体の液面にかかる圧力の方が大きくなり、液体収容室32内の液体の室内液面36よりも先に連通路49内の液体の通路内液面67が低下する。すなわち、液体収容室32から供給された液体の量に応じて、連通路49から液体収容室32に液体が戻される。また、連通路49の容積は空気室34の容積よりも小さいため、例えば連通路49を介さずに空気室34と液体収容室32とを直接連通させた場合に空気導入口48から空気室34に流入する液体の量よりも、連通路49に流入する液体の量の方が少ない。そのため、空気導入口48の近傍に通路内液面67を位置させるために液体収容室32から供給しなければならない液体の量も少なくなり、早期に空気導入口48の近傍に通路内液面67を位置させることができる。したがって、液体注入部26から注入された液体を安定して供給できる。
(2)連通路49を空気室34と一体に形成することにより、液体供給装置14の製造を容易にできる。
(3)空気室ケース42に形成された溝部51と、溝部51を封止する空気室形成フィルム44とにより連通路49の少なくとも一部を構成することにより、例えば連通路49の全体を管状に形成する場合に比べて液体供給装置14の製造を容易にできる。
(4)連通路49を液体収容室32とは別に製造して後から液体収容室32に接続させる場合でも、連通路49の一部が連通管52で構成されているため、液体収容室32と連通路49とを容易に接続できる。
(5)空気室34と液体収容室32は別体に形成されるため、空気室34と液体収容室32の形状や容量、配置などの自由度を高めることができる。
(6)液体収容室32に液体を注入した後、メンテナンス部19は液体噴射部20のメンテナンスを行う。そのため、媒体16に印刷する前に通路内液面67を空気導入口48に近づけることができる。したがって、メンテナンスを行わずに印刷する場合に比べ、媒体16の印刷に伴う液体の供給を早期に安定させることができる。
(7)液体注入部26から液体収容室32に液体が注入された後、メンテナンス部19は、連通路49の容積よりも大きい容量の液体を液体噴射部20から排出させる。そのため、メンテナンスによって通路内液面67を空気導入口48近傍に移動させることができる。したがって、その後に液体噴射部20が媒体に印刷する際には、液体導出部57から液体噴射部20に安定して液体を供給できる。
(8)例えば液体噴射装置11が設置された場所の温度が変化すると、液体収容室32内の空気が膨張もしくは収縮し、室内液面36にかかる圧力が変化することがある。すなわち、例えば大気圧より大きな圧力(正圧)が室内液面36にかかると、空気導入口48及び連通路49を介して液体収容室32から液体が流出してしまう虞がある。その点、連通路49は空気室34に接続されているため、連通路49を介して液体収容室32から流出した液体を空気室34で受けることができる。すなわち、液体供給装置14の外部に液体が漏れる虞を低減できる。さらに、空気導出口50は、空気室底面47と接するように形成されている。そのため、温度変化や液体の供給に伴って液体収容室32内の圧力が負圧となった場合に、空気室34に受容された液体を連通路49を介して液体収容室32に戻すことができる。
(9)液体収容室32の長手方向(前後方向A)において、液体導出部57が設けられた一端側とは反対側の他端側に空気導入口48が形成されている。そのため、液体導出部57と空気導入口48とが離れた位置に形成されているため、空気導入口48から導入された気泡68が液体導出部57から導出されてしまう虞を低減できる。
(10)液体供給装置14には、液体収容室32に液体を注入する目安となる下限目盛29が設けられているため、液体収容室32の室内液面36が下限目盛29まで低下すると、液体注入部26から液体が注入される。そして、空気導入口48は、下限目盛29よりも鉛直下方に位置しているため、液体収容室32の液体を安定して供給できる。
(11)連通路49の最上部49aは、液体注入部26よりも上方に位置しているため、例えば液体注入部26から上限目盛30を超えて液体が注入された場合でも、連通路49を介して空気室34まで液体が流入する虞を低下できる。
(12)例えば液体収容室32内の液体を加圧して液体を供給すると、液体には空気が溶け込みやすくなってしまう。その点、液体収容室32内の圧力は、液体収容室32から液体噴射部20への液体の供給に伴って大気圧もしくは負圧に維持される。そのため、液体を加圧供給する場合に比べ、液体に溶け込む空気の量を低減できる。
(第2実施形態)
次に、液体供給装置及び液体噴射装置を含む複合機の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、液体供給装置の形状が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図6に示すように、複合機71は、液体噴射装置11と、液体噴射装置11上に配置された画像読取装置72とを備え、全体として略直方体状をなしている。そして、液体噴射装置11の一端側(前面側)には、複合機71の各種の操作を行うためのボタンなどの操作部73が設けられている。また、画像読取装置72は、操作部73が設けられた一端側とは反対の他端側(背面側)に設けられたヒンジなどの回転機構(図示略)を介して取り付けられている。すなわち、画像読取装置72は、他端側を支点として回動することにより液体噴射装置11に対して開閉可能に設けられている。
図6,図7に示すように、液体噴射装置11の前面側には、少なくとも1つ(本実施形態では4つ)の液体供給装置14が固定される固定部74と、固定部74を覆うカバー75とが設けられている。すなわち、本実施形態の液体噴射装置11は、液体噴射装置11が有する筐体内に液体供給装置14が内蔵されている。
図7に示すように、液体供給装置14は、液体注入部26及び視認面28が液体噴射装置11の前面側に位置すると共に、液体注入部26が視認面28よりも鉛直上方に位置するように固定部74に固定されている。なお、カバー75は、軸(図示略)を中心にして回動することにより、開閉可能に設けられている。すなわち、カバー75は、図6に示す閉位置に位置することにより固定部74に固定された液体供給装置14を被覆し、図7に示す開位置に位置することにより液体供給装置14の液体注入部26及び視認面28を露出させる。
次に液体供給装置14について説明する。
図8に示すように、液体供給装置14は、液体収容室32及び空気室34を構成する構成部材の一例である有底箱状の収容体ケース77と、収容体形成フィルム78とを含んで構成されている。収容体ケース77は、5面一体成形物であって、収容室開口部39及び空気室開口部43とが形成されている。そして、収容室開口部39及び空気室開口部43に収容体形成フィルム78が取り付けられることにより、液体収容室32と空気室34とが形成される。すなわち、空気室34は、液体収容室32と一体に形成される。
なお、液体収容室32と空気室34は、上下方向Bに沿って延びるように形成された仕切り壁79により空気室34となる領域と液体収容室32となる領域とに仕切られている。そして、仕切り壁79には、液体収容室32の収容室底面55に接するように開口する空気導入口48を一端とする第1溝部81と、空気室34の空気室底面47に接するように開口する空気導出口50を一端とする第2溝部82とが形成されている。そして、第1溝部81と第2溝部82は、他端同士が連通し、収容体形成フィルム78により封止されている。
すなわち、液体収容室32及び空気室34を構成する構成部材の一例である収容体ケース77に形成された第1溝部81及び第2溝部と、第1溝部81及び第2溝部を封止するフィルムの一例である収容体形成フィルム78とにより連通路49が構成されている。そして、液体供給装置14は、第1溝部81と第2溝部82とが接続された連通路49の最上部49aが、液体収容室32の最上部よりも上方であると共に、空気導入口48が液体収容室32の底部に位置するように固定部74に固定されている。
また、収容体形成フィルム78は、収容室開口部39と空気室開口部43に取り付けられる際に、縦リブ部62及び仕切り壁79に対しても同様に接着や溶着などにより取り付けられている。
また、収容体ケース77は、透明もしくは半透明の樹脂製であって、液体供給装置14の外側から液体収容室32内に収容された液体及び室内液面36(図9参照)が視認可能である。
次に液体収容室32に液体を注入すると共に、液体供給装置14から液体噴射部20に液体を供給する場合の作用について説明する。
図7に示すように、液体収容室32に液体を注入する場合には、カバー75を開位置に位置させる。また、液体注入部26の上方には、画像読取装置72が位置しているため、画像読取装置72を液体噴射装置11に対して開いた位置へ回動させる。すると、液体注入部26の上方に空間ができる。
そして、図9に示すように、液体注入部26から液体収容室32に液体を注入し、液体注入部26を閉塞部材58で閉塞する。すると、第1実施形態と同様に空気導入口48から連通路49に液体が流入し、室内液面36と通路内液面67とが鉛直方向において略同じ位置となる。
そして、メンテナンス部19によるメンテナンスや印刷に伴って液体導出部57から液体が導出されると、室内液面36にかかる圧力が、通路内液面67にかかる大気圧よりも小さくなるため、その差圧により連通路49内から液体収容室32に液体が流出する。すなわち、通路内液面67は、空気導入口48の近傍まで移動し、液体収容室32の液体がさらに液体噴射部20へ供給されると、空気導入口48から空気が導入される。そのため、液体収容室32内の液体は、マリオットの瓶の原理により液体噴射部20へ安定して供給される。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(12)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(13)連通路49を液体収容室32及び空気室34と一体に形成することにより、液体供給装置14の製造を容易にできる。
(14)収容体ケース77に形成された第1溝部81及び第2溝部82と、第1溝部81及び第2溝部82を封止する収容体形成フィルム78とにより連通路49を構成することにより、例えば連通路49を管状に形成する場合に比べて液体供給装置14の製造を容易にできる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、下限目盛29と上限目盛30の少なくとも一方を設けない構成としてもよい。
・上記各実施形態において、液体収容室32に収容された液体の残量を検出する検出部と、検出部が検出した残量が液体収容室32に液体を注入する目安となる閾値以下となった場合に報知する報知部とを備えてもよい。そして、例えば液体の残量と閾値とが等しい場合の室内液面36よりも鉛直下方の位置を液体収容室32の底部としてもよい。
・上記各実施形態において、空気導入口48が設けられる液体収容室32の底部とは、例えば縦リブ部62の下端よりも鉛直下方の部分としてもよい。また、液体収容室32の底部とは、収容室底面55から突出する突出部64の最上部や、延出部63よりも鉛直下方の部分としてもよい。
・上記各実施形態において、空気導入口48は、収容室底面55に開口するように形成してもよい。
・上記各実施形態において、液体注入部26から液体を注入した後、液体噴射部20のメンテナンスを行わなくてもよい。すなわち、液体噴射部20が媒体16に印刷することにより、連通路49内の液体の通路内液面67を低下させてもよい。
・上記各実施形態において、液体注入部26から液体を注入した後、液体噴射部20から排出させる液体の量は、連通路49における空気導入口48から上限目盛30までの容積よりも大きい容量としてもよい。また、液体噴射部20から排出させる液体の量は、連通路49における空気導入口48から最上部49aまでの容積よりも多いのが好ましく、連通路49の全体の容積よりも多いのがさらに好ましい。また、液体噴射部20は、媒体16への印刷とは無関係に液体を噴射するフラッシングにより液体を排出してもよい。
・上記各実施形態において、液体供給装置14や複数の液体供給装置14が配置された液体供給ユニット13は、単体で設けられてもよい。すなわち、液体供給装置14や液体供給ユニット13を液体噴射装置11や複合機71に固定しなくてもよい。
・上記各実施形態において、液体収容室32、連通路49、空気室34をそれぞれ別体に形成してもよい。例えば、連通路49を構成する連通管52の一端側を挿入孔59に挿入し、さらに連通管52の他端側を空気室34に接続してもよい。すなわち、連通路49の全体を連通管52により構成してもよい。また、連通管52は、剛性を有するパイプ、可撓性を有するチューブ、またパイプやチューブを組み合わせて構成してもよい。
・上記各実施形態において、連通路49は液体収容室32と一体に形成され、空気導出口50が空気室34に接続されてもよい。また、連通路49は、空気室34における任意の位置に接続してもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、液体供給装置は、これらの液体噴射装置で噴射される液体を供給する装置であってもよい。
A…前後方向、B…上下方向、X…走査方向、11…液体噴射装置、12…装置本体、13…液体供給ユニット、14…液体供給装置、16…媒体、17…印刷部、18…供給部、19…メンテナンス部、20…液体噴射部、21…キャリッジ、23…装着部、24…カバー部、25…確認窓部、26…液体注入部、27…注入窓部、28…視認面、29…下限目盛、30…上限目盛、32…液体収容室、33…収容室形成体、34…空気室、35…空気室形成体、36…室内液面、38…収容室ケース(構成部材の一例)、39…収容室開口部、40…収容室形成フィルム、42…空気室ケース(構成部材の一例)、43…空気室開口部、44…空気室形成フィルム(フィルムの一例)、46…大気開放部、47…空気室底面、48…空気導入口、49…連通路、49a…最上部、50…空気導出口、51…溝部、52…連通管、54…天井面(最上部の一例)、55…収容室底面、56…集液用凹部、57…液体導出部、58…閉塞部材、59…挿入孔、60…奥面、62…縦リブ部、63…延出部、64…突出部、66…ボトル、67…通路内液面、68…気泡、71…複合機、72…画像読取装置、73…操作部、74…固定部、75…カバー、77…収容体ケース(構成部材の一例)、78…収容体形成フィルム(フィルムの一例)、79…仕切り壁、81…第1溝部、82…第2溝部。

Claims (6)

  1. 液体噴射部に供給するための液体を収容可能な液体収容室と、
    大気と連通している空気室と、
    前記液体収容室に空気を導入するための空気導入口と前記空気室とを連通させる連通路と、
    前記液体収容室内に液体を注入可能な液体注入部と
    を備え、
    前記液体収容室は、前記空気導入口が前記液体収容室の底部に位置するように固定され、
    前記連通路の容積は、前記空気室の容積よりも小さく、
    前記連通路の最上部は、前記液体収容室の最上部よりも上方に位置することを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記連通路は、前記液体収容室及び前記空気室の少なくとも一つと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記連通路の少なくとも一部は、
    前記液体収容室及び前記空気室の少なくとも1つを構成する構成部材に形成された溝部と、
    該溝部を封止するフィルムと
    により構成されることを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記連通路の少なくとも一部は、連通管により構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体供給装置。
  5. 前記空気室は、前記液体収容室と別体に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の液体供給装置。
  6. 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体供給装置と、
    液体を噴射する前記液体噴射部と、
    前記液体収容室に収容された液体を前記液体噴射部に供給する供給部と
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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