JP6709877B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、換気隙間を有する乗りかごを備えたエレベーター装置に関する。
従来の換気隙間を有したエレベーター装置の乗りかごとして、特開2012−180213号公報(特許文献1)や特開2009−7093号公報(特許文献2)に記載のものが知られている。
特許文献1には、乗りかごのかご床と、該かご床の縁に配置された床フレームと、該床フレームに固定された幅木と、乗りかごの側板と、該側板の裏面に配置された側板裏面パネルと、前記側板の上部を被う天井板と、前記床フレームと前記側板下部との間で乗りかご内に通じる換気隙間と、該喚起隙間と乗りかご外との間で鉛直方向に形成された喚起通路と、該喚起通路内に貼付けられた吸音材と、を備えたエレベーター乗りかごが記載されている(要約参照)。
また特許文献2には、かご床と、前記かご床縁部に配置されるかご室壁下部取付部と、前記かご室壁下部取付部の上方に立設されるかご室壁と、前記かご室壁下部取付部及び前記かご室壁の下部を係合させる下部取付具と、前記かご室壁下部取付部及び前記かご室壁の下部が前記下部取付具により係合される際に協働して形成するラビリンス構造からなる通気経路と、を備えたエレベーターのかご室が記載されている(要約参照)。
特開2012−180213号公報 特開2009−7093号公報
以下、特許文献1の「エレベーター乗りかご」および特許文献2の「エレベーターのかご室」は「乗りかご」として説明する。
特許文献1の乗りかごでは、換気通路内に吸音材を設けることにより乗りかご内の騒音を低減している。また特許文献2の乗りかごでは、通気経路(換気通路)をラビリンス構造にすることにより、乗りかご内の騒音対策を行っている。特許文献1および特許文献2の乗りかごでは、吸音材が設けられたりラビリンス構造とされたりした換気通路は、換気のための隙間が形成された状態のままで、乗りかごの昇降が行われる。
従来のエレベーター装置における乗りかごでは、換気隙間が形成されたままでも乗りかご内騒音に大きな影響はなかった。しかし、今後、乗りかご速度がさらに高速化されると、換気隙間から乗りかご内に伝達される騒音が大きな問題となり得る。
本発明の目的は、換気隙間から乗りかご内に伝搬する騒音を効果的に抑制することができるようにしたエレベーター装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、
昇降路内を昇降する乗りかごを備え、前記乗りかごに乗りかご内外を連通する換気隙間を設けたエレベーター装置において、
前記乗りかごの走行に伴う風圧を受けて弾性変形する弾性変形部を有し、前記弾性変形部の弾性変形により前記換気隙間を閉じるよう動作する換気隙間閉塞装置を備え
前記換気隙間閉塞装置は、この換気隙間閉塞装置を前記乗りかごに取り付ける取付部と、前記換気隙間の中に挿入される第1の隙間閉塞部と、前記乗りかごの外側に向かって突出する第2の隙間閉塞部と、を備え、
前記第1の隙間閉塞部は、前記弾性変形部の弾性変形により、前記換気隙間の内面に接触して前記換気隙間を閉じ、
前記第2の隙間閉塞部は、前記弾性変形部の弾性変形により、前記乗りかごの外周面に接触して前記換気隙間を閉じる。
本発明によるエレベーター装置によれば、より高速度で昇降する乗りかごでも換気隙間からの騒音を十分に抑制することができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係るエレベーター装置の乗りかごを示す正面図である。 図1に示した乗りかごの側面図(ただし、換気隙間閉塞装置の図示を省略)である。 図1に示した乗りかごの停止状態における換気隙間閉塞装置を示す拡大断面図である。 換気隙間閉塞装置の外観を示す斜視図である。 図1に示した乗りかごの下降時における換気隙間閉塞装置の状態を示す拡大断面図である。 図1に示した乗りかごの上昇時における換気隙間閉塞装置の状態を示す拡大断面図である。 図1に示した乗りかごの上昇時における換気隙間閉塞装置の変形過程を示す図である。 換気隙間閉塞装置の変更例を示す図であり、図1に示した乗りかごの停止状態における換気隙間閉塞装置の拡大断面図である。 本発明の一実施例に係るトラクション式エレベーター装置を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図9を参照して、本発明に係るエレベーター装置の一実施例について説明する。図9は本発明の一実施例に係るトラクション式エレベーター装置を示す模式図である。
本実施例のトラクション式エレベーター装置は、開閉するかごドア1aを有する乗りかご1、釣合おもり102、電動機103Aと電動機103Aに接続したシーブ103Bとを含む巻上機103、ロープ2、乗りかご1に設けられた滑車105a、釣合おもり102に設けられた滑車105b、昇降路107の頂部に固定された滑車106、巻上機103やエレベーター装置に設けられた他の装置(機器)を制御する制御盤(制御装置)101を備えている。ロープ2の一端は昇降路107の頂部に固定され、乗りかご1の滑車105a、滑車106、シーブ103B、滑車106、釣合おもり102の滑車105bの順で掛け渡され、他端が昇降路107の頂部で固定されている。
本実施例のエレベーター装置は、建屋に形成された昇降路107内に乗りかご1と釣合おもり102とを両者の重量がバランスするようにロープ2を介して吊り下げる。ロープ2が巻き掛けられた巻上機103を制御盤101で駆動制御することにより、ロープ2を介して乗りかご1と釣合おもり102とが互いに反対方向に昇降される。
エレベーター装置には、上述した装置以外にも、ガイドレール、調速機、緩衝器などが設けられているが、図9では図示を省略している。
また、本発明は上述したトラクション式エレベーター装置に限定される訳ではなく、その他の方式のエレベーター装置に適用することができる。しかし、後述する換気隙間閉塞装置7は、乗りかご1の高速走行時における風圧を利用して閉塞動作を行うことから、乗りかご1を高速で昇降させることができるトラクション式エレベーター装置に用いられることにより、効果的に動作させることができる。また、各装置(機器)の配置は、上述した配置に限定される訳ではなく、その他の配置を採用することができる。
図1および図2を参照して、本発明の一実施例に係るエレベーター装置の乗りかご1について、説明する。図1は、本発明の一実施例に係るエレベーター装置の乗りかご1を示す正面図である。図2は、図1に示した乗りかご1の側面図(ただし、換気隙間閉塞装置の図示を省略)である。
乗りかご1は、かご床3と、かご床3の縁(外周)に配置されると共にかご床3から上側に起立する部分(起立部)4aを有した床フレーム4と、床フレーム4に下部が固定された側板5と、側板5に囲まれた空間の上部を覆う天井板6などを有して構成されている。側板5と床フレーム4との間には、詳細を後述する乗りかご1の内外を連通可能な換気隙間8と、この換気隙間8を所定の条件下で閉じ塞ぐ換気隙間閉塞装置7が構成されている。換気隙間8を形成するために、側板5と床フレーム4との間には、複数の隙間形成部材8aが乗りかご1の周方向に間隔を空けて設けられている。
なお、換気隙間閉塞装置7における「閉塞」は、密閉を意味するものではなく、閉塞前の状態に対して隙間を減少させ、隙間がほぼ閉じられた状態になることを意味する。
図3〜図7を参照して、換気隙間閉塞装置7について説明する
図3は、図1に示した乗りかごの停止状態における換気隙間閉塞装置7を示す拡大断面図である。図4は、換気隙間閉塞装置の外観を示す斜視図である。
側板5の下端と床フレーム4の起立部4aの上端との間には、乗りかご1の内外を連通する換気隙間8が形成されている。換気隙間8を開放または閉塞可能な換気隙間閉塞装置7は、乗りかご1の停止状態で換気隙間8を開放状態にし、一方、乗りかご1の高速走行時には風圧を利用してほぼ閉塞状態とするように構成されている。
具体的は、換気隙間閉塞装置7は隙間閉塞部9と弾性変形部11とを備えて構成されている。隙間閉塞部9は、換気隙間8を開く状態(換気隙間8を介して乗りかご1の内外が連通した状態)と換気隙間8を閉塞する状態とに変位可能な位置に配置されている。弾性変形部11は、乗りかご1の高速走行時の風圧を利用して弾性変形し、換気隙間8が開いた状態から閉塞される状態に隙間閉塞部9を変位させる。
換気隙間閉塞装置7の弾性変形部11は、換気隙間閉塞装置7を乗りかご1側に取り付けるためのボルト10を挿通する貫通孔(ボルト挿通孔)11aを有する。すなわち、弾性変形部(取り付け変形部)11は、換気隙間閉塞装置7を乗りかご1側に取り付けるための取付部を構成している。弾性変形部11は、ボルト10によって上下方向(昇降方向)における一端部側が固定されており、他端部側が側板5に対して接離する方向に変形可能な状態で、側板5に保持されている。
隙間閉塞部9は、弾性変形部11と一体的に構成されており、第1の隙間閉塞部9aと第2の隙間閉塞部9bとを有する。第1の隙間閉塞部9aは、換気隙間8の中に挿入されている。第2の隙間閉塞部9bは乗りかご1の外側に突出し、乗りかご1の外側に位置することで、乗りかご1の上昇時(上方向への走行時)および下降時(下方向への走行時)に相反する側に風圧を受ける。このために第2の隙間閉塞部9bは、昇降時風受け部(第1の風受け部)12と下降時風受け部(第2の風受け部)13とを備える。
昇降時風受け部(第1の風受け部)12は、乗りかご1の上昇時および下降時に相反する側に風圧を受けて弾性変形する。下降時風受け部(第2の風受け部)13は、昇降時風受け部12と一体的に形成されて乗りかご1の外側に位置し、特に乗りかご1の下降時に効果的に風圧を受けて弾性変形部11の弾性変形を促す。
上述した弾性変形部11は、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面において、側板5の外周面側に上下方向(乗りかご1の昇降方向)に沿うように配置され、上下方向に延設される上下方向延設部(第1の上下方向延設部)を構成する。
上述した隙間閉塞部9は、弾性変形部11の下端部に結合されている。第1の隙間閉塞部9aは、乗りかご1内に向かって延びて水平に配置されている。すなわち第1の隙間閉塞部9aは、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面において、水平方向に延設される水平方向延設部を構成する。すなわち第1の隙間閉塞部9aは、弾性変形部(取付部)11の上下方向の一端部(下端部)に設けられて、換気隙間8の内側に向かって水平方向に延設される第1の水平方向延設部を構成する。
昇降時風受け部12は、上下方向に対してほぼ直交するようにほぼ水平に配置されている。少なくとも弾性変形部11および昇降時風受け部12は、弾性材によって製作されて一体的なL字状(クランク状)に形成されている。下降時風受け部13は、昇降時風受け部12における乗りかご1の外側に突出した端部側に接続されており、下方の床フレーム4側に延びている。
すなわち第2の隙間閉塞部9bは、昇降時風受け部12と下降時風受け部13とにより、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面がクランク状に折れ曲がった形状をしている。すなわち第2の隙間閉塞部9bは、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面において、水平方向に延設される水平方向延設部(第2の水平方向延設部)9b1と、上下方向に延設される上下方向延設部(第2の上下方向延設部)9b2と、を備える。
第2の水平方向延設部9b1は、弾性変形部(取付部)11の一端部(下端部)に設けられて、第1の隙間閉塞部9aの延設方向とは反対側に向かって水平方向に延設される。第2の上下方向延設部9b2は、第2の水平方向延設部9b1における取付部11との接続側とは反対側の先端部に、上下方向に沿って、取付部11が設けられている側とは反対側に向かって延設される。第2の上下方向延設部9b2(下降時風受け部13)は、取付部11が乗りかご1の外周面から離れるように弾性変形する場合に、この弾性変形を助長するように風圧を受ける。
第2の水平方向延設部9b1は昇降時風受け部12により構成される。上下方向延設部9b2は下降時風受け部13により構成される。また昇降時風受け部12は、後述するように、風圧を受けて弾性変形する弾性変形部を構成する。このため、弾性変形部11を第1の弾性変形部と呼び、昇降時風受け部12を第2の弾性変形部と呼んで区別する場合がある。
水平方向延設部9b1は、第1の隙間閉塞部9aと一つの水平面を構成する。すなわち、水平方向延設部9b1と第1の隙間閉塞部9aとが一つの平板状の部材で形成されている。
特に本実施例では、水平方向延設部9b1と上下方向延設部9b2とは90°の角度を成すように、上下方向延設部9b2が水平方向延設部9b1の一端部(第1の隙間閉塞部9aとは反対側の端部)から下方に向かって延設されている。しかし、水平方向延設部9b1と上下方向延設部9b2とが成す角度は90°である必要はなく、概ね90°であればよい。要するに、第1の隙間閉塞部9aおよび第2の隙間閉塞部9bにおいて、水平方向延設部9a,9b1は概ね水平方向に延設されていればよく、上下方向延設部9b2は概ね上下方向に延設されていればよい。
図3に示した乗りかご1の停止状態では、弾性変形部(第1の弾性変形部)11および昇降時風受け部(第2の弾性変形部)12で代表される弾性変形部は、弾性変形されることになる風圧を受けていないため、図示の状態に保持されている。すなわち、第1の隙間閉塞部9aおよび昇降時風受け部(水平方向延設部9b1)12が、それぞれ弾性変形していない平板の状態を維持している。また床フレーム4よりも外側で床フレーム4との間に所定距離隔てて配置された下降時風受け部13は、床フレーム4との間に隙間S1,S2を有し、乗りかご1の内側と外側とが換気隙間8を介して連通した状態に保持されている。この乗りかご1の停止状態では、昇降時風受け部12は水平であり、第1の隙間閉塞部9aも水平である。このとき、換気隙間8の断面積は最大となっている。
従って、乗りかご1の停止状態では、換気隙間閉塞装置7によって換気隙間8が塞がれることはなく、換気隙間8は開放状態であり、乗りかご1の内外は換気隙間8によって連通状態となっている。
図5は、図1に示した乗りかごの下降時における換気隙間閉塞装置7の状態を示す拡大断面図である。
乗りかご1の下降時に換気隙間閉塞装置7の昇降時風受け部12および下降時風受け部13は矢印で示すような方向の風力を受け、弾性変形部11は図4に示すように弾性変形する。特に、昇降時風受け部12および下降時風受け部13が風圧を受けることにより、弾性変形部11は全体としてボルト10を中心にして反時計方向の回転力を受けたように弾性変形する。このため、弾性変形部11の下方側(隙間閉塞部9との接続側)は、図示のように側板5から離れるように移動する。この移動に伴って隙間閉塞部9は、乗りかご1の内側に向かって延びた第1の隙間閉塞部9aの内側端部を換気隙間8の内面(床フレーム4の上部、すなわち起立部4aの上端)に接触させて位置規制される。このとき、第1の隙間閉塞部9aは換気隙間8を閉じる。なお、第1の隙間閉塞部9aと側板5との間にできる隙間8aは弾性変形部11により閉塞されており、換気隙間8は第1の隙間閉塞部9aと弾性変形部11とにより閉塞状態となる。
従って、図5のように乗りかご1が高速で下降している場合、換気隙間8を通して乗りかご1内に大きな騒音が入ることはなくなる。
その後、乗りかご1の下降速度が大きく低下したり、乗りかご1が停止したりすると、矢印の風圧は殆どなくなり、弾性変形部11の風圧による弾性変形もなくなる。これにより、隙間閉塞部9の第1の隙間閉塞部9aおよび昇降時風受け部(水平方向延設部9b1)12が水平に復帰し、換気隙間8は図3に示すような開放状態となる。
乗りかご1の下降時に、図5に示した状態からさらに、昇降時風受け部(水平方向延設部9b1)12が強い風圧を受けた場合に弾性変形するように構成してもよい。さらに、この変形を受けて第1の隙間閉塞部9aの内側端部が床フレーム4に強く押し付けられることにより、第1の隙間閉塞部9aが弾性変形するように構成してもよい。その場合も、昇降時風受け部12および第1の隙間閉塞部9aの変形よりも弾性変形部11の弾性変形が先行して生じるようにするとよい。このために、隙間閉塞部9の剛性を弾性変形部11の剛性よりも高くするとよい。
なお本実施例では、隙間閉塞部9および弾性変形部11を金属板で構成することを想定しているが、強度および信頼性を確保できれば樹脂材を用いてもよく、金属材と樹脂材と併用したハイブリッド構造など、金属以外の材料を用いてもよい。
図6は、図1に示した乗りかごの上昇時における換気隙間閉塞装置7の状態を示す拡大断面図である。図7は、図1に示した乗りかごの上昇時における換気隙間閉塞装置の変形過程を示す図である。
図7において、(a)は乗りかご1の停止した状態(図3の状態)を示している。
乗りかご1が高速で上昇する場合、換気隙間閉塞装置7は図6に矢印で示すような方向の風力を受ける。特に、昇降時風受け部12は風圧を受け、隙間閉塞部9が弾性変形部11との結合部を中心にして時計方向の回転力を受ける(図7(b))。弾性変形部11の下端部は、図6に示すように側板5に接触して変形が規制される。
昇降時風受け部12はさらに強い風圧を受けると大きく弾性変形し、下降時風受け部13の先端部(下端部)が乗りかご1の外周面(本実施例では、床フレーム4の外周面)に接触する(図7(c))。下降時風受け部13の先端部が床フレーム4の外周面に接触すると昇降時風受け部12の変形が規制されるとともに、換気隙間8が下降時風受け部13により閉じられる。このとき、換気隙間8の開口面の一部(上側部分)は弾性変形部11により塞がれており、換気隙間8は下降時風受け部13(第2の上下方向延設部9b2)と弾性変形部11とにより閉塞される。
また昇降時風受け部12が風圧を受けて変形する場合、第1の隙間閉塞部9aが弾性変形部11との結合部を中心にして時計方向に回動する。この第1の隙間閉塞部9aの回動は、第1の隙間閉塞部9aにおける乗りかご1の内側の端部が側板5の下端面に接触した状態で規制される。このとき弾性変形部11の下端部は、図7(b)にAで示すように僅かに変形しているものの、上述したように弾性変形部11の下端部が側板5に接触しているため変形が規制されている。
従って、図示のように傾いた状態となった第1の隙間閉塞部9a、昇降時風受け部12および下降時風受け部13は、換気隙間8を塞ぐことになり、乗りかご1が高速で上昇するとき、乗りかご1内に大きな騒音が入ることはなくなる。
その後、乗りかご1の上昇速度が大きく低下したり、乗りかご1が停止したりすると、矢印の風圧は殆どなくなり、昇降時風受け部12などの弾性変形もなくなって、換気隙間閉塞装置7は図3に示した元の状態に復帰する。この復帰によって第1の隙間閉塞部9aおよび昇降時風受け部12は水平となる状態に復帰し、換気隙間8は開放状態となり、乗りかご1の内外が連通した開放状態となる。
乗りかご1の上昇時と下降時の説明から分かるように、特に乗りかご1の昇降方向に対して直交するように昇降時風受け部12を設けているため、乗りかご1の上昇時にも下降時にも昇降時風受け部12は効果的に風圧を受ける。このため、確実に隙間閉塞部9によって換気隙間8を閉塞することができる。しかも、風圧を利用しているため、特別の駆動装置を付加することなく簡単な構成で、隙間閉塞部9によって換気隙間8を閉塞または開放するように、換気隙間閉塞装置7を動作させることができる。
次に、図8を参照して、換気隙間閉塞装置7の変更例を説明する。図8は、換気隙間閉塞装置の変更例を示す図であり、図1に示した乗りかごの停止状態における換気隙間閉塞装置の拡大断面図である。
本変更例では、昇降時風受け部12の下降時風受け部13が設けられた端部に、上方に向かって延設した上昇時風受け部14を設けている。すなわち上昇時風受け部14は、上昇時昇降時風受け部12における乗りかご1の外側に突出した端部側に接続されており、上方に向かって延びている。
本変更例では、第2の隙間閉塞部9bは、昇降時風受け部12と下降時風受け部13と上昇時風受け部14とより、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面がT字状を成すような形状をしている。すなわち第2の隙間閉塞部9bは、側板5の板面に垂直な方向に沿う断面において、水平方向に延設される水平方向延設部(第2の水平方向延設部)9b1と、上下方向において下方に延設される第2の上下方向延設部9b2と、上下方向において上方に延設される第3の上下方向延設部9b3とを備える。
なお上下方向延設部9b3は、上下方向延設部9b2と同様に、概ね上下方向に延設されていればよい。
本変更例では、上下方向延設部9b3により、上昇時に受ける風圧を大きくすることができ、昇降時風受け部12の変形を促進することができる。
上記実施例で換気隙間閉塞装置7は、乗りかご1の昇降移動時に風圧を受けて弾性変形する弾性変形部11と、第1の隙間閉塞部9a、昇降時風受け部12および下降時風受け部13を含む隙間閉塞部9とを図4のように組み合わせたが、具体的な形状や構成はこれに限定しない。また上記実施例で換気隙間閉塞装置7は、側板5側にボルト10で取り付けたが、この構成に限らず、他の部分に取り付けたり他の支持構成を用いたりすることもできる。また、換気隙間閉塞装置7を上下逆にして、床フレーム4に弾性変形部11を固定するようにしてもよい。また、換気隙間8を側板5と天井板6との間に構成し、換気隙間閉塞装置7を側板5と天井板6との間に配置してもよい。この場合、換気隙間閉塞装置7は側板5と天井板6とのうちいずれか一方に固定するようにするとよい。
換気隙間閉塞装置7は、上述した実施例に対して、上下逆に取り付けられた場合、弾性変形部11、第1の隙間閉塞部9aおよび第2の隙間閉塞部9bの変形および動作が下降時と上昇時とで逆になる。すなわち取付部11は、乗りかご1の上昇時に、乗りかご1の外周面から離れるように弾性変形し、第1の隙間閉塞部9aが換気隙間8の内面に接触して換気隙間8を閉じる。また、第2の水平方向延設部9b1は、乗りかご1の下降時に、第2の上下方向延設部9b2の先端部が乗りかご1の外周面に接触するように弾性変形して換気隙間8を閉じる。
以上説明したように本実施例は、換気隙間8を形成している側板5と床フレーム4の近傍に、乗りかご1の外側に突出し、かつ乗りかご1の昇降時に風圧を受けて弾性的に変形する昇降時風受け部12と弾性変形部11とを備える。そして本実施例では、昇降時風受け部12および弾性変形部11の弾性変形によって換気隙間8をほぼ塞ぐよう動作する隙間閉塞部9を有する換気隙間封止装置7を構成する。
このような構成によれば、乗りかご1が高速で昇降移動(走行)するときに受ける風圧を利用して換気隙間8をほぼ塞ぐように隙間閉塞部9を作動させることができる。従って、簡単な構成で、かつ確実に隙間閉塞部9を作動させることができる。また、乗りかご1の停止状態では換気隙間8を開放状態にすることができる。このため、乗りかご1の高速での昇降時には換気隙間8をほぼ閉塞状態にして、効果的に外部から乗りかご1内への騒音侵入を阻止することができる。
また本実施例は、上述の構成に加えて、弾性変形部は、一端部が固定され、かつ他端部が換気隙間8側に延びた取り付け変形部11と、取り付け変形部11と一体的に形成されて乗りかご1の外側に位置し、かつ、乗りかご1の上昇時および下降時に相反する側に風圧を受けて弾性変形する昇降時風受け部12と、を備える。また、昇降時風受け部12の先端部(乗りかご1から離れる側の端部)には、昇降時風受け部12と一体的に形成されて乗りかご1の外側に位置し、かつ、乗りかご1の下降時に効果的に風圧を受けて弾性変形を促す下降時風受け部13を有する。
このような構成によれば、昇降時風受け部12および下降時風受け部13によって、乗りかご1における高速での昇降時の風圧を効果的に捉えることができ、確実に隙間閉塞部9を作動させることができる。
上述した実施例では、エレベーター装置の高速化に対応可能な、乗りかご内の騒音低減技術を説明している。本技術の発明時には、乗りかごの速度は105m/min程度であったが、更なる高速化に対応可能であり、150m/min以上の乗りかご速度に対しても乗りかご内の騒音を効果的に低減可能である。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1…乗りかご、4…床フレーム、5…側板、7…換気隙間閉塞装置、8…換気隙間、9…隙間閉塞部、9a…第1の隙間閉塞部、9b…第2の隙間閉塞部、9b1…水平方向延設部(第2の水平方向延設部)、9b2…上下方向延設部(第2の上下方向延設部)、9b3…上下方向延設部、11…弾性変形部、11a…貫通孔(ボルト挿通孔)、12…昇降時風受け部、13…下降時風受け部、14…上昇時風受け部、102…釣合おもり、103A…電動機、103B…シーブ、103…巻上機、2…ロープ2、101…制御盤(制御装置)、107…昇降路。

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかごを備え、前記乗りかごに乗りかご内外を連通する換気隙間を設けたエレベーター装置において、
    前記乗りかごの走行に伴う風圧を受けて弾性変形する弾性変形部を有し、前記弾性変形部の弾性変形により前記換気隙間を閉じるよう動作する換気隙間閉塞装置を備え
    前記換気隙間閉塞装置は、この換気隙間閉塞装置を前記乗りかごに取り付ける取付部と、前記換気隙間の中に挿入される第1の隙間閉塞部と、前記乗りかごの外側に向かって突出する第2の隙間閉塞部と、を備え、
    前記第1の隙間閉塞部は、前記弾性変形部の弾性変形により、前記換気隙間の内面に接触して前記換気隙間を閉じ、
    前記第2の隙間閉塞部は、前記弾性変形部の弾性変形により、前記乗りかごの外周面に接触して前記換気隙間を閉じることを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項において、
    前記取付部は、前記乗りかごの外周面側で上下方向に延設される第1の上下方向延設部を構成し、
    前記第1の隙間閉塞部は、前記取付部の上下方向の一端部に設けられて、前記換気隙間の内側に向かって水平方向に延設される第1の水平方向延設部を構成し、
    前記第2の隙間閉塞部は、前記取付部の前記一端部に設けられて、前記第1の隙間閉塞部の延設方向とは反対側に向かって水平方向に延設される第2の水平方向延設部を有することを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項において、
    前記弾性変形部は、前記取付部により構成され、
    前記取付部は、前記乗りかごの上昇時又は下降時の一方で、前記第2の隙間閉塞部の前記第2の水平方向延設部が風圧を受けることによって、前記乗りかごの外周面から離れるように弾性変形するように構成され、
    前記第1の隙間閉塞部は、前記取付部が前記乗りかごの外周面から離れるように弾性変形した場合に、前記換気隙間の内面に接触して前記換気隙間を閉じることを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項において、
    前記第2の隙間閉塞部は、前記第2の水平方向延設部における前記取付部との接続側とは反対側の先端部に、上下方向に沿って、前記取付部が設けられている側とは反対側に向かって延設される第2の上下方向延設部を有し、
    前記第2の上下方向延設部は、前記取付部が前記乗りかごの外周面から離れるように弾性変形する場合に、この弾性変形を助長するように風圧を受けることを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項において、
    前記第2の隙間閉塞部は、前記第2の水平方向延設部における前記取付部との接続側とは反対側の先端部に、上下方向に沿って、前記取付部が設けられている側とは反対側に向かって延設される第2の上下方向延設部を有し、
    前記弾性変形部は、前記第2の隙間閉塞部の前記第2の水平方向延設部により構成され、
    前記第2の水平方向延設部は、前記乗りかごの上昇時又は下降時の一方で、この第2の水平方向延設部が風圧を受けることによって、前記第2の上下方向延設部における前記第2の水平方向延設部との接続側とは反対側の先端部が前記乗りかごの外周面に接触するように弾性変形して前記換気隙間を閉じることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 昇降路内を昇降する乗りかごを備え、前記乗りかごは、かご床と、前記かご床から上側に起立する起立部を有する床フレームと、前記床フレームに下部が固定された側板と、前記側板に囲まれた空間の上部を覆う天井板と、前記床フレームの前記起立部の上端と前記側板の下端との間に形成されて前記乗りかごの内外を連通する換気隙間と、を有するエレベーター装置において、
    前記乗りかごの走行に伴う風圧を受けて弾性変形する弾性変形部を有し、前記弾性変形部の弾性変形により前記換気隙間を閉じるよう動作する換気隙間閉塞装置を備え、
    前記換気隙間閉塞装置は、この換気隙間閉塞装置を前記側板に取り付ける取付部を兼ねて上下方向に延設される第1の上下方向延設部と、前記換気隙間の中に挿入される第1の隙間閉塞部と、前記乗りかごの外側に向かって突出する第2の隙間閉塞部と、を備え、
    前記第1の隙間閉塞部は、前記第1の上下方向延設部の下端部に設けられて、前記換気隙間の内側に向かって水平方向に延設される第1の水平方向延設部を構成し、
    前記第2の隙間閉塞部は、前記第1の上下方向延設部の下端部に設けられて前記第1の隙間閉塞部の延設方向とは反対側に向かって水平方向に延設される第2の水平方向延設部と、前記第2の水平方向延設部における前記第1の上下方向延設部との接続側とは反対側の先端部に設けられて下方に向かって延設される第2の上下方向延設部と、を有し、
    前記弾性変形部は、前記第1の上下方向延設部により構成される第1の弾性変形部と、前記第2の水平方向延設部により構成される第2の弾性変形部と、を有し、
    前記第1の弾性変形部は、前記乗りかごの下降時に、第2の水平方向延設部及び前記第2の上下方向延設部が風圧を受けることによって、前記側板から離れるように弾性変形するように構成されると共に、前記第1の隙間閉塞部は、前記第1の弾性変形部が前記側板から離れるように弾性変形した場合に、前記床フレームの前記起立部の上端に接触して前記換気隙間を閉じ、
    前記第2の弾性変形部は、前記乗りかごの上昇時に、前記第2の水平方向延設部が風圧を受けることによって、前記第2の上下方向延設部の下端部が前記床フレームに接触するように弾性変形して前記換気隙間を閉じることを特徴とするエレベーター装置。
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