JP6709451B1 - 接続部材 - Google Patents
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Abstract
Description
このとき、下側に配置される作業者は、先に組立てられたトレイフロアと現在組立てているトレイフロアとの間に入って作業を行うため、十分な作業スペースを確保することができない。
また、定期メンテナンス等でトレイフロアの更新を行う場合にも、同様の作業が発生する。
このような場合、作業者は、ナットの溶接部を、タガネやグラインダー等を使用して撤去し、新しいナットを取付け直さなければならない。
このような状況が多く発生した場合、作業量が増大し、作業者の精神的、身体的負担は更に大きくなる。
このような構成により、上部から指標によりボルト下部の方向を確認しつつ締結させることができ、平坦部により、当接部分のブレを抑制することを目的としている。
また、抜け落ちを防ごうとした場合、ナットの十分な締結が行えず、トレイフロアの接続強度が著しく低下してしまう。
前記トレイフロアに設けられた挿通孔に挿通される、略L字状のクランプと、前記トレイフロアの上面に接触し、前記クランプが挿通される座金と、を備え、
前記クランプは、前記トレイフロアの下面に対向して配置されるクランプ本体と、前記トレイフロアの面方向と略垂直に配置される軸部と、前記クランプ本体を、前記軸部の軸方向に対して略垂直に突出するように連結する屈曲部と、を有し、
前記座金は、主座金構成面と、前記主座金構成面の厚さ方向に貫通する主貫通孔と、を有し、
前記軸部は、軸部本体と、前記軸部本体の上部に設けられ、ナットが螺合される螺合部と、を含み、
前記屈曲部には、内Rが形成されていない。
即ち、作業者は、本接続部材を組立て、ナットを締結し、副座金構成面を押圧することで、間隙を埋めるようにして垂下部を主座金構成面に接触させる。
このような態様することで、座金の弾性力により、ナットの下面と副座金構成面とが強く圧着され、ナットの緩みを防止することが可能となる。
各実施形態に係る接続部材は、挿通孔Hが設けられたトレイフロアTを固定する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態1に係る接続部材について説明する。
本実施形態では、接続対象のトレイフロアTは、トレイフロアT1及びこれに積層されるトレイフロアT2であり、これらを接続し、固定する場合について説明する。また、図1〜図5において、符号1は、本実施形態に係る接続部材を示す。
クランプ本体主部A1aは、(d)に示すように、先端部から屈曲部A3に向かうに伴って、略半円状の断面積が漸次増大していくように構成されている。
また、クランプ本体A1は、クランプ本体主部A1aの上面に設けられ、トレイフロアT1の下面に面接触する接触部A1bを含む。
複数の凸部Gは、クランプ本体A1の先端部から屈曲部A3に向かって延びるように構成され、それぞれが隣接して配置されることで、(c)に示すように、正面視で波状となるように構成されている。
なお、突出角rは、直角に近い85度〜88度程度とすることが好ましい。
なお、(c)及び(d)において、螺合部A2bのねじ切りは省略し、代わりに谷径を示す細線を示している。また、軸部本体A2aは、必ずしも円柱状とする必要はなく、四角柱状等の形状であっても良い。
なお、離脱防止部A2cの下面からクランプ本体A1の端部までの、軸方向aに沿った距離h1は、トレイフロアT1の厚みと略同一に構成することが好ましい。
このような構成により、屈曲部A3には内Rが形成されず、各一端面pa、pbの各一長辺により、屈曲線Lが形成されている。
このような構成により、第一連接体A3aと屈曲部本体A3c、また、第二連接体A3bと屈曲部本体A3cは、互いに滑らかに連接している。
詳述すれば、主貫通孔B1aの外形状は、離脱防止部A2cの、軸方向aに対して略垂直方向の断面外形状と略同一である。即ち、主貫通孔B1aの外形状は、略四角形状である。
なお、離脱防止部A2cの断面外形状は、これに限定されず、真円以外であればどのような形状であっても良い。また、主貫通孔B1aの外形状は、必ずしも離脱防止部A2cの断面外形状と略同一とする必要はなく、クランプAの軸方向a周りの回転を抑止する嵌め合い形状であれば、どのような形状であっても良い。
なお、図3〜図5において、トレイフロアT1及びT2は、断面図で示している。また、図3〜図5において、螺合部A2bのねじ切りは省略し、代わりに谷径を示す細線を示している。
即ち、離脱防止部A2cの側面視での幅は、挿通孔Hの穴径よりも大きく構成されているため、離脱防止部A2cの下面がトレイフロアT1の上面に接触し、クランプ本体A1の端部がトレイフロアT1の下面に接触した状態となる。
なお、図4(b)は、図4(a)の上面図であり、ナットNを省略し、クランプ本体A1及び第一連接体A3aを点線で示している。
そして、クランプ本体A1と主座金構成面B1とで、トレイフロアT1及びT2を挟持するような態様で、トレイフロアT1及びT2が接続される。
以下、図6及び図7を用いて、本発明の実施形態2に係る接続部材について説明する。
なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一符号を付してその説明を簡略化する。
これにより、接続部材1´における、離脱防止部A2cの下面からクランプ本体A1の端部までの、軸方向aに沿った距離h2が、トレイフロアT3(図7参照)及びサポートリングX(図7参照)の合計の厚みと略同一に構成されている。
また、(d)に示すように、第一連接体A3aの側面視での幅は、径d3と略同一に構成されている。
なお、屈曲部本体A3cと滑らかに連接する第二連接体A3b及び第二連接体A3bと滑らかに連接するクランプ本体A1も、上述した構成に伴い、正面視での幅が、(c)に示すように、クランプAと比較して大きく構成されている。
そして、クランプ本体A1と主座金構成面B1とで、トレイフロアT3及びサポートリングXを挟持するような態様で、トレイフロアT3がサポートリングXに接続される。
また、実施形態2に示した接続部材1´は、実施形態1のようなトレイフロアT同士の接続、固定作業にも、当然に適用することができる。
A、A´ クランプ
A1 クランプ本体
A1a クランプ本体主部
A1b 接触部
G 凸部
A2 軸部
A2a 軸部本体
A2b 螺合部
A2c 離脱防止部
A2d 指標部
A3 屈曲部
A3a 第一連接体
A3b 第二連接体
A3c 屈曲部本体
L 屈曲線
B 座金
B1 主座金構成面
B1a 主貫通孔
B2 副座金構成面
B2a 副貫通孔
B2b 垂下部
B3 連結部
S 間隙
N ナット
H 挿通孔
X サポートリング
W 壁部
T(T1、T2、T3) トレイフロア
Claims (7)
- 蒸留塔のトレイフロアを固定する接続部材であって、
前記トレイフロアに設けられた挿通孔に挿通される、略L字状のクランプと、前記トレイフロアの上面に接触し、前記クランプが挿通される座金と、を備え、
前記クランプは、前記トレイフロアの下面に対向して配置されるクランプ本体と、前記トレイフロアの面方向と略垂直に配置される軸部と、前記クランプ本体を、前記軸部の軸方向に対して略垂直に突出するように連結する屈曲部と、を有し、
前記座金は、主座金構成面と、前記主座金構成面の厚さ方向に貫通する主貫通孔と、を有し、
前記軸部は、軸部本体と、前記軸部本体の上部に設けられ、ナットが螺合される螺合部と、前記トレイフロアの上面に接触可能に設けられた離脱防止部と、を含み、
前記屈曲部には、内Rが形成されておらず、
前記離脱防止部は、前記軸部の外周面から前記トレイフロアの面方向に沿って突出して設けられている接続部材 - 前記離脱防止部における、前記軸方向に対して略垂直方向の断面外形状は、真円以外の形状であり、
前記主貫通孔の外形状は、前記クランプの前記軸方向周りの回転を抑止する嵌め合い形状である、請求項1に記載の接続部材。 - 前記クランプ本体は、前記トレイフロアの下面に向かって突出する凸部が設けられた接触部を含み、
前記凸部は、その頂部が、前記クランプ本体の先端から前記屈曲部に向かって延びて構成され、
前記接触部は、前記凸部により、前記トレイフロアの下面に線接触する、請求項1又は2に記載の接続部材。 - 前記クランプ本体は可撓体であり、
前記接触部の、前記軸部に対する突出角は、鋭角に構成されている、請求項3に記載の接続部材。 - 前記軸部は、前記クランプ本体の突出方向を示す指標部を含む、請求項1〜4の何れかに記載の接続部材。
- 前記屈曲部は、前記軸部本体の下端面から延設された略薄板状の第一連接体と、前記クランプ本体の基端から延設された略薄板状の第二連接体と、第一連接体及び第二連接体を連結する屈曲部本体と、を含み、
前記第一連接体及び前記第二連接体、それぞれの一端面の一辺が当接することにより、屈曲線が形成され、
前記屈曲部本体の、前記屈曲線に沿った断面における断面積は、前記螺合部の谷径断面積よりも大きく構成されている、請求項1〜5の何れかに記載の接続部材。 - 前記第一連接体と前記屈曲部本体とは、互いに滑らかに連接し、
前記軸部本体及び前記第一連接体の、前記軸方向と略垂直方向の断面における断面積は、前記螺合部の、前記軸方向と略垂直方向の断面における断面積よりも大きく構成されている、請求項6に記載の接続部材。
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