JP2014025252A - 屋根上物品取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に取り付けることができ、全体の形状、構造をシンプルかつ頑丈にした屋根上物品取付具を提供する。
【解決手段】屋根上物品取付具1は、一組の挟着部材10、20を用いて、屋根上に突出したボルト体Bに挟着し、固定される構造とされ、挟着部材10、20のそれぞれは、ボルト体Bの軸部B1に螺合するねじ部21bが内面に形成された挟着凹部11a、21aを先端に備えた挟着片11、21と、相互に重ね合わせ、固定具で固定することで両挟着片11、21の先端同士を突合せ状態に近接させるようにした固定片12、22とを有した構成とされ、挟着片11、21を突き合わせて形成される挟着凹部11a、21a同士の結合による開口が、突合せ方向の径を短径とした略楕円形状に形成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根上に突出したボルト体に挟着固定する構成とした屋根上物品取付具に関する。
一般に、折板屋根(角波形屋根)、丸波形屋根等の波形屋根の上面に、例えばテレビアンテナや空調機器、太陽電池パネル、遮熱シート等の各種機器・部材類(屋根上物品)を配設することが実施されており、従来には、各種機器・部材類を屋根上に取り付けるための種々の屋根上物品取付具が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に記載された屋根は、山部と谷部とが交互に連続してなる波形屋根における山部の頂部で、隣接する屋根材同士を重ねてなる重合部をボルト体とナットの螺着によって連結、固定する重ね式連結構造となっている。そして、その波形屋根に取り付けられる屋根上物品取付具は、屋根材の重合部を波形屋根の下方より貫通して屋根上に突出した、屋根材連結のためのボルト体の軸部を、先端が相対向する挟着片で挟み込むことで設置できるようになっている。
具体的には、これらの屋根上物品取付具は、略門形に形成され、その両脚片を横方向に貫通する緊締用ボルトおよび緊締用ナットで両脚片を緊締して、両脚片のそれぞれの下端から対向するように延びた両挟着片がボルト体を挟着する構造となっている。挟着片の先端がボルト体のネジ溝に食い込んだ状態で係止、固定されるので、屋根上物品取付具は容易に外れることなく屋根上にしっかりと固定される。
特開2012−46941号公報 特開2012−46942号公報
しかしながら、特許文献1の屋根上物品取付具は1部材よりなる略門形の挟着具よりなるため、手作業による緊締作業には力を要し、そのため取付作業を迅速に行うことはできない。
また、特許文献2のものは、緊締作業をすこしでも効率的に行えるように、比較的薄めの金属板体を折曲加工して形成されているため、先端部をなんら加工しない挟着片ではボルト体を堅固に挟着することはできず、そのため挟着片の先端部には切り起こし、切欠きなどの加工により形成された係止部が設けられている。つまり、全体として複雑な形状となっており、製造コストがかかるおそれがある。また、係止部などの細かな部位は経年により欠損する可能性も高い。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、簡単に取り付けることができ、全体の形状、構造をシンプルかつ頑丈にした屋根上物品取付具を提供することにある。また、様々な径のボルト体に対して挟着できるようにすることも本発明の目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の屋根上物品取付具は、一組の挟着部材を用いて、屋根上に突出したボルト体に挟着し、固定される構造とした屋根上物品取付具であって、挟着部材のそれぞれは、ボルト体の軸部に螺合するねじ部が内面に形成された挟着凹部を先端に備えた挟着片と、相互に重ね合わせ、固定具で固定することで両挟着片の先端同士を突合せ状態に近接させるようにした固定片とを有した構成とされ、挟着片を突き合わせて形成される挟着凹部同士の結合による開口が、突合せ方向の径を短径とした略楕円形状に形成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の屋根上物品取付具は、挟着部材の一方には屋根上物品を載置固定する台座部が形成され、両挟着部材の固定片が台座部の端部の下方に配されており、固定片にはボルト挿通孔が開設されており、締付ボルトを該ボルト挿通孔に台座部に略平行に挿通して締付ナットで螺合固定するようにしてなることを特徴とする。
請求項3に記載の屋根上物品取付具は、載置片と、ボルト挿通孔を有した起立片とよりなる略L字状の支持体をさらに備えており、載置片を屋根上に載置し、起立片を締付ボルトとナットとで固定片に固定するようにしてなることを特徴とする。
請求項1に記載の屋根上物品取付具によれば、上述の構成となっているため、屋根上での取付操作を効率よく行うことができる。また、ねじ部を有した挟着凹部のボルト体に対する螺合により屋根に固定される構造であるため、複雑な構造、形状とはなり得ず、構造、形状をシンプルにすることができ、製造コストを低減化できる。さらに、切り起こしや切欠きなどによる加工された部位のないシンプルな形状とすることができるため、欠損するおそれもほとんどない。
また、挟着片を突き合わせて形成される挟着凹部同士の結合による開口が、突合せ方向の径を短径とした略楕円形状となっているので、種々の径のボルト体に挟着部材を固定することができる。
請求項2に記載の屋根上物品取付具によれば、挟着部材の一方には台座部が形成されているため、たとえば遮熱シートを固定するための溝形フレームや、その溝形フレームを固定するためのフレーム取付具など、種々の屋根上物品を台座部に安定的に載置して固定することができる。また、締付ボルトを台座部に略平行に取り付ける構成であるため、屋根上物品を台座部に設置した状態でも締付ボルトの調整を行うことができる。
請求項3に記載の屋根上物品取付具によれば、載置片と、ボルト挿通孔を有した起立片とよりなる略L字状の支持体で両挟着部材を支持する構成であるため、両挟着部材を常時安定した状態に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る屋根上物品取付具を含む屋根上物品取付構造の分解斜視図である。 同屋根上物品取付具の両挟着部材の説明図であり、(a)は一方の挟着部材の正面図、(b)は他方の挟着部材の正面図、(c)は挟着片の先端部同士の突合せ状態を示した拡大部分平面図、(d)は径小なボルト体を挟着した状態の拡大部分平面図、(e)は径大なボルト体を挟着した状態の拡大部分平面図である。 同屋根上物品取付具に取り付けられるフレーム取付具の説明図であり、(a)はフレーム取付具の締め付け前の状態を示す正面図、(b)は同締め付け後の状態を示す正面図、(c)は同側面図、(d)は同平面図である。 同屋根上物品取付具の屋根への取付手順を示す部分縦断面図である。 同屋根上物品取付具の屋根への取付状態を示す部分縦断面図である。 同屋根上物品取付具の屋根への取付状態を示す側面図である。 (a)(b)は屋根上物品の取付手順を示す部分縦断面図である。 屋根上物品(溝形フレームと遮熱シート)の取付状態を示す側面図である。 屋根上物品(溝形フレームと遮熱シート)の取付状態を示す部分縦断面図である。 同屋根上物品取付具の他の使用態様を示す部分縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
フレーム取付具40に取り付ける溝形フレーム2は、複数のフレーム取付具40、40に架設される長尺のものであり(図8参照)、溝開口2aの幅寸法が底部2bの幅寸法よりも小さい、両側壁2cが内側に傾斜した形状のものが用いられる。
フレーム取付具40に取り付ける溝形フレーム2は溝形状をなし、溝開口2aの幅寸法が底部2bの幅寸法よりも小さい、両側壁2cが内側に傾斜した形状のものが用いられる。
この屋根上物品取付構造が適用される波形屋根としては、図例として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。なお、屋根上物品取付具1の取付対象は波形屋根に限定されず、平板屋根であってもよい。
図例として示した折板屋根Yは、山部Y1と谷部Y2とが交互に連続する屋根であって、複数の折板屋根材を側端縁の山部Y1の頂部Y1aで重合し、その重合部でボルト体BとナットC1の螺着によって連結した重ね式連結構造となっている。
このナットC1は、図例においては、その下方の山状の座金C2とともに座金部Cを構成している。座金C2は、ボルト孔からの水の浸入を防止するための防水パッキンC3を覆っている。なお、座金部Cは、図例のような座金C2を含まず螺着用のナットC1のみで構成してもよい。
また、折板屋根Yの裏側には、正面視で折板屋根Yと略同形状をなす、ボルト止めのための支持金具Y3が取り付けられている。折板屋根Yはこの支持金具Y3に支持される。なお、屋根上物品取付具1を取り付けるためのボルト体Bの取付位置は、隣接する折板屋根材の重合部に限らず、他の頂部Y1aに支持金具Y3を用いてボルト体Bを取り付けてもよい。
この屋根上物品取付具1は、図2(a)(b)に示すように、形状の異なる2片の挟着部材10、20を組み合わせてなる。
図例では、一方の挟着部材(第1挟着部材10)は、ボルト体Bの軸部B1に螺合するねじ部21bが内面に形成された挟着凹部21aを先端に備えた挟着片21と、挟着片11の基端部より起立して延びた脚部13と、脚部13の上端部より挟着片11に略平行に、かつ同方向に延びた台座部14と、台座部14の他の端部より下方に延び、ボルト挿通孔12aを有した固定片12とを備えてなり、全体が、正面視で右下角部が欠けた口の字形状に形成されている。台座部14の略中央には、フレーム取付具40をリベット止めするための固定孔14aが開設されている。
また、他方の挟着部材(第2挟着部材20)は、ボルト体Bの軸部B1に螺合するねじ部21bが内面に形成された挟着凹部21aを先端に備えた挟着片21と、ボルト挿通孔22aを有した固定片22とを備えてなり、全体が略L字形状に形成されている。
これらの第1、第2挟着部材10、20は、挟着片11、21の先端同士を突合せ状態に近接させ、固定片12、22同士を重ね合わせ、両ボルト挿通孔12a、22aに締付ボルト25(固定具)を挿通し、その締付ボルト25を締付ナット26(固定具)で固定することで挟着凹部11a、21a同士がボルト体Bを挟着する構造となっている。なお、固定具として締付ボルト25、締付ナット26の代わりにリベットを用いてもよい。
図1に示すように、締付ボルト25は第1挟着部材10の内面側より外方に向けて挿通し、締付ナット26は第2挟着部材20の外面側に取り付けることが作業効率上好ましい。また、締付ボルト25は、図4に示すように根角ボルトとするか、挿通した後に頭部を溶接等で固定するか、第1挟着部材10の固定片12の内面に回り止めを設けるなどして、ナット止めによる供回りが起こらないようにすることが望ましい。
また、第1挟着部材10の固定片12の外面と、第2挟着部材20の固定片22の内面とは相互に接触する部位であり、ボルト体Bに固定する際に相互に滑らないように、またボルト体Bに固定後に、ずれなどが発生しないように、それらの面には梨地などの凹凸を設けることが望ましい。
挟着凹部11a、21aの凹部形状は、図2(c)のように両挟着凹部11a、21aがわずかな隙間を介して近接したときに両挟着凹部11a、21aが結合して略円形をなし、挟着片11、21の先端同士が接触したときに両挟着凹部11a、21aが結合して略楕円形状をなすように、湾曲した凹部形状となっている。
このように、挟着凹部11a、21aを略半楕円形状とすることで、屋根上物品取付具1を、図2(d)のような径小なボルト体Bにも、図2(e)のような径大なボルト体Bにも対応させて取り付けることができる。
この屋根上物品取付具1にはさらに、図1に示すように、略L字形状の支持体30を取り付けて屋根上に固定することが望ましい。
支持体30は、屋根上に載置される載置片31と、ボルト挿通長孔32aを有した起立片32とよりなり、第2挟着部材20の固定片22の外面側に、ボルト挿通孔12a、22aに挿通された締付ボルト25と締付ナット26の間に締め付け固定されるようになっている。
このような屋根上物品取付具1の台座部14には、溝形フレーム2を設置するためのフレーム取付具40が固定される(図1および図3参照)。
このフレーム取付具40は、屋根上物品取付具1の台座部14に載置固定される平板状の固定部41と、固定部41の両端より向かい合って上方に延び、ボルト軸孔42a、42aを有した緊締用起立片42、42とを備えてなる。固定部41の略中央には、屋根上物品取付具1の台座部14にリベット止めするための固定孔41aが開設されている。
緊締用起立片42の両側端には、他方の緊締用起立片42側に延びた突出片43、43が形成されている。突出片43は、その上部において、さらに突出した、溝形フレーム2を固定するための押圧部43aを備えている。
両緊締用起立片42、42は上部が相互に遠ざかるようにやや開いており、両緊締用起立片42、42のボルト軸孔42a、42aに挿通された緊締用ボルト45と、緊締用ナット46とを螺合、螺進することで、両緊締用起立片42、42の上部が相互に近づくように構成されている(図3(a)(b)参照)。
緊締用ボルト45の頭部45aが配される一方の緊締用起立片42の外面のボルト軸孔42aの両側には、緊締用ナット46を緊締用ボルト45に螺合して緊締する際に緊締用ボルト45が供回りしないように、回り止め片42bが設けられている。
屋根上物品取付具1と、フレーム取付具40とは、図1に示すように、屋根上物品取付具1の締付ボルト25の軸部と、フレーム取付具40の緊締用ボルト45の軸部が同方向を向くように、リベット5で固定される。
なお、屋根上物品取付具1は、屋根上に取り付ける前に、緊締用起立片42、42が開いた状態のフレーム取付具40と上記のように仮止め状態に一体化しておけばよく、さらに支持体30も仮止めしておいてもよい。
このように仮固定状態の屋根上部物品取付具1と、それに連結された状態にあるフレーム取付具40とは、次の手順で折板屋根Yの頂部Y1aに固定される。
すなわち、まず、締付ボルト25と締付ナット26とで仮止め状態にした屋根上物品取付具1を、頂部Y1aより突出したボルト体Bの上方から、両挟着凹部11a、21aが隙間を介して向かい合ってできた開口を通じてボルト体Bを嵌挿するようにして、頂部Y1aの上に載せ置く(図4参照)。このとき、仮止めしていた支持体30については、その載置片31が、起立片32のボルト挿通長孔32aで高さ調節されて頂部Y1aの上面に設置される。
つぎに、仮止め状態にしていた締付ボルト25に締付ナット26をさらに締め付けることで、両挟着片11、21の先端が互いに近接し、同時に両挟着凹部11a、21aも互いに近接し、両挟着凹部11a、21aがボルト体Bの軸部B1を挟持し、挟着凹部11a、21aのねじ部11b、21bがボルト体Bのネジ溝に食い込んで、屋根上物品取付具1が支持体30に支持された状態で折板屋根Yに固定される(図5および図6参照)。
こうして、屋根上物品取付具1は、その台座部14にフレーム取付具40を取り付けた状態で折板屋根Yのボルト体Bに固定される。
このように、この屋根上物品取付具1によれば、締付ボルト25、締付ナット26による締め付けによって、屋根上物品取付具1およびフレーム取付具40を簡単にボルト体Bに固定することができる。また、ねじ部11b、21bを有した挟着凹部11a、21aのボルト体Bに対する螺合だけで固定される構造であるため、屋根上物品取付具1は複雑な構造、形状とはなり得ず、構造、形状をシンプルにすることができ、製造コストを低減化できる。さらに、切り起こしや切欠きなどによる加工された部位のないシンプルな形状とすることができるため、欠損するおそれもほとんどない。
特に、挟着部材10、20を厚肉に形成すれば、挟着凹部11a、21aをボルト体Bの軸部B1にしっかりと螺合させることができる。また、本実施形態のように支持体30で補助するようにすれば、さらに安定的に固定することができる。
また、挟着片11、21を突き合わせて形成される挟着凹部11a、21a同士の結合による開口が、突合せ方向の径を短径とした略楕円形状となっているので、種々の径のボルト体Bに挟着部材10、20を固定することができる。
また、本実施形態のものは、締付ボルト25を台座部14に略平行に取り付ける構成となっているため、屋根上物品を台座部14に設置した状態でも締付ボルト25と締付ナット26との締付調整を行うことができる。
なお、締付ボルト25および締付ナット26で締め付け固定する固定片12、22が、挟着部材10、20の他の種々の部位に形成されたものとしてもよい。
つぎに、溝形フレーム2のフレーム取付具40への取付構造および遮熱シート4の取付構造について、図7〜図9を参照しながら説明する。
まず、溝形フレーム2を、複数のフレーム取付具40に架設するように、開いた状態にある緊締用起立片42、42間の空間に挿入して、挿通された緊締用ボルト45の軸部45bに載せ置く。
この状態で、緊締用ボルト45と緊締用ナット46との螺合により両緊締用起立片42、42を緊締することで、両緊締用起立片42、42の上部が相互に近づき、突出片43、43の押圧部43a、43aで溝形フレーム2の側壁2c、2cを押圧して溝形フレーム2を固定する。このように溝形フレーム2は、その溝開口2aがフレーム取付具40の上端よりも上方に突出した状態で、屋根上物品取付具1に固定されたフレーム取付具40に固定される(図7(b)参照)。
こうして、複数のフレーム取付具40、40に対して、溝形フレーム2を固定することができる(図8参照)。
このように、このフレーム取付具40によれば、緊締用起立片42、42を緊締するだけで溝形フレーム2を固定することができ、屋根上でのフレーム取付作業を迅速に効率的に行うことができる。また、溝形フレーム2は、緊締用ボルト45の軸部45bにより下方から支持されるので、緊締用起立片42、42間の空間内で全体がしっかりと固定される。
また、両緊締用起立片42、42を緊締用ボルト45と緊締用ナット46で緊締するだけの簡易な固定構造であるため、屋根上で簡単に作業できるし、多数の部品を用いる必要もなく、フレーム取付具40自体の製造コストもかからない。さらに、溝形フレーム2をビス止めによらず固定できる構成であるため、ビス止めによる切粉は発生し得ず、切粉による錆の発生のおそれも当然にない。
図9に示すように、折板屋根Yの頂部Y1aの形成方向に沿って複数の(屋根上物品取付具1に取り付けられた)フレーム取付具40、40、40が配設され、それによって複数の溝形フレーム2、2、2が併設され、それらの併設された複数の溝形フレーム2、2、2間に跨るように遮熱シート4が張設される。
遮熱シート4は各溝形フレーム2の溝内に固定され、その上にはフレームカバー3が取り付けられる。
以上に示した実施形態では、屋根上物品取付具1に、フレーム取付具40を介して溝形フレーム2を固定する構造を示したが、その他の種々の屋根上物品を台座部14の上に配設することもできる。
たとえば、図10に示すように、屋根上物品取付具1の台座部14に溝形フレーム2を直接リベット5やボルト、ねじ等で固定するようにしてもよい。
このように、本屋根上物品取付具1は頂部Y1aの上面に略平行で平坦な台座部14を備えた構成であるため、種々の屋根上物品を他の部材を用いなくても直接、安定した状態に設置、固定することができる。特に、溝形フレーム2などのように底部2bが平坦なものを設置するのに好適に利用できる。
図10について、屋根上物品取付具1の各部、屋根上物品取付具1のボルト体Bに対する挟着構造および支持体30の支持構造は図1に示した実施形態と同様であるため、同一の符号を付して、その説明は省略する。
1 屋根上物品取付具
2 溝形フレーム
2a 溝開口
2b 底部
2c 側壁
10 第1挟着部材(挟着部材)
11 挟着片
11a 挟着凹部
11b ねじ部
12 固定片
12a ボルト挿通孔
13 脚部
14 台座部
14a 固定孔
20 第2挟着部材(挟着部材)
21 挟着片
21a 挟着凹部
21b ねじ部
22 固定片
22a ボルト挿通孔
25 締付ボルト
26 締付ナット
30 支持体
31 載置片
32 起立片
32a ボルト挿通長孔
40 フレーム取付具
41 固定部
41a 固定孔
42 緊締用起立片
42a ボルト軸孔
42b 回り止め片
43 突出片
43a 押圧部
45 緊締用ボルト
45a 頭部
45b 軸部
46 緊締用ナット
Y 折板屋根
B ボルト体
B1 軸部

Claims (3)

  1. 一組の挟着部材を用いて、屋根上に突出したボルト体を挟着し、固定される構造とした屋根上物品取付具であって、
    前記挟着部材のそれぞれは、前記ボルト体の軸部に螺合するねじ部が内面に形成された挟着凹部を先端に備えた挟着片と、相互に重ね合わせ、固定具で固定することで両挟着片の先端同士を突合せ状態に近接させるようにした固定片とを有した構成とされ、
    前記挟着片を突き合わせて形成される前記挟着凹部同士の結合による開口が、突合せ方向の径を短径とした略楕円形状に形成されてなることを特徴とする屋根上物品取付具。
  2. 請求項1において、
    前記挟着部材の一方には屋根上物品を載置固定する台座部が形成され、両挟着部材の固定片が前記台座部の端部の下方に配されており、
    前記固定片にはボルト挿通孔が開設されており、締付ボルトを該ボルト挿通孔に前記台座部に略平行に挿通して締付ナットで螺合固定するようにしてなることを特徴とする屋根上物品取付具。
  3. 請求項1または2において、
    載置片と、ボルト挿通孔を有した起立片とよりなる略L字状の支持体をさらに備えており、
    前記載置片を屋根上に載置し、前記起立片を前記締付ボルトとナットとで前記固定片に固定するようにしてなることを特徴とする屋根上物品取付具。
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