JP2011111746A - 屋根上取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】波形屋根の上面より山座を介して突出した上向きボルトへ強力に装着でき、上向きボルトに固定した挟着片が外力によって外れるおそれがない屋根上取付具を提供する。
【解決手段】波形屋根Yの頂部Y1aには、その上面より山座Cを介して上向きボルトBが突出しており、挟着具1の挟着片13の先端には、上向きボルトBに対して係止可能な係止部15、14が、上下方向に複数段に形成されており、一対の挟着片13を近接させて、最下段の係止部14を波形屋根Yの頂部Y1aと、山座Cとの間に挿入させるとともに、上段の係止部15を上向きボルトBの軸部B1に挟着させるようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、波形屋根の頂部に取り付けられる屋根上取付具に関する。
一般に、折板屋根(角波形屋根)、丸波形屋根等の波形屋根の上面に、例えばテレビアンテナや空調機器、太陽電池パネル、断熱シート等の各種機器・部材類を配設することが実施されており、従来には、これらの機器・部材類を屋根上に取り付けるための種々の屋根上取付具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特に、山部と谷部とが交互に連続してなる波形屋根における山部の頂部で、隣接する屋根材同士を重ねてなる重合部を上向きボルトとナットの螺着によって連結、固定した構造のものでは、重合部を屋根の下方より貫通して屋根上に突出された、屋根材連結のための上向きボルトの軸部を、先端が相対向する挟着片で挟み込んで固定する構造とした屋根上取付具も提案されている。
この屋根上取付具は、例えば、略門形に形成した挟着具の両脚片を横方向に貫通する緊締用ボルト、ナットで両脚片を緊締して、両脚片のそれぞれの下端から対向するように延びた両挟着片を上向きボルトに挟着させる構造となっている。そのため、挟着片の先端が上向きボルトの軸部のネジ溝に食い込んだ状態で固定されるので、屋根上取付具が容易に外れるおそれはない。
また、特許文献1のものは、挟着具が支点連結された一対の挟着部材より構成されているが、この種のものを、両挟着片を上向きボルトに挟着させる構造に適用させた場合でも、同様に、屋根上取付具が容易に外れるおそれはない。
特許第3368374号公報
しかしながら、上向きボルトへの挟着によって装着させる方式の屋根上取付具の場合、次のような問題があった。
図14は、挟着によって装着するようにした従来の屋根上取付具の波形屋根への取付例の2例を示す概略説明図であり、図14(a)は波形屋根Yの側端縁の山部Y1の頂部Y1aにおけるハゼ式接合により形成されたハゼ部Dの脚部D1への挟着例であり、図14(b)は重ね式接合構造における上向きボルトBへの挟着例である。いずれも、各屋根上取付具100の上方に断熱シート110を固定して取り付けた例であり、2例とも、同種、同構造の屋根上取付具100を使用している。
このように、断熱シート110を各屋根上取付具100に固定して張り巡らせた場合、断熱シート110が雨水等により湿気を帯び、その後乾燥したときに断熱シート110が収縮することがある。そして、断熱シート110が屋根上取付具100に強固に固定されていれば、その断熱シート110の収縮によって、断熱シート110の両側に配された屋根上取付具100が中央に引っ張られて、ハゼ部Dや上向きボルトBに挟着した挟着片101がずり上がるおそれがある。
この場合、ハゼ部Dへ装着したものでは、多少のずれが生じるおそれはあるもののハゼ部Dの上部が横方向に突出しているため、屋根上取付具100がハゼ部Dから抜け出るおそれはないが(図14(a)参照)、上向きボルトBへ装着したものでは、強力な引張り力によって屋根上取付具100が徐々に傾いていき、挟着片101の先端が上向きボルトBの軸部B1をずり上がりながら外れてしまうおそれがある(図14(b)参照)。
したがって、このような上向きボルトBへの挟着によって装着させる方式の屋根上取付具100では、ハゼ部Dへ装着するものよりも強力な挟着力でもって装着する構造のものが必要とされていた。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、波形屋根の上面より山座を介して突出した上向きボルトへ強力に装着でき、上向きボルトに固定した挟着片が外力によって外れるおそれがない屋根上取付具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の屋根上取付具は、先端同士が対向する一対の挟着片を下部に設けた略門形の挟着具を備えてなり、挟着具の一対の挟着片を波形屋根の頂部に固定して取り付けられる屋根上取付具において、波形屋根の頂部には、その上面より山座を介して上向きボルトが突出しており、挟着片の先端には、上向きボルトに対して係止可能な係止部が、上下方向に複数段に形成されており、一対の挟着片を近接させて、最下段の係止部を波形屋根の頂部と、山座との間に挿入させるとともに、上段の係止部を上向きボルトの軸部に挟着させるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る屋根上取付具では、波形屋根の頂部と、山座との間には防水パッキンが介装されており、最下段の係止部には、防水パッキンとの抵触を回避したパッキン収容凹部が形成されている。
請求項3に係る屋根上取付具では、上段の係止部は上向きボルトの軸部の外周面に係止可能な係止凹部を備えている。
請求項4に係る屋根上取付具では、挟着具が挟着片を下端に折曲形成させた脚片と、脚片を両端に有した上板とを含んで一体形成され、一対の脚片を緊締することで一対の挟着片を近接させる構造としている。
請求項5に係る屋根上取付具では、挟着具は挟着片がそれぞれの下端に折曲形成された一対の挟着部材を開閉自在に支点連結して構成されている。
請求項6に係る屋根上取付具では、挟着部材は中央にボルト貫通孔が開設され、ボルト貫通孔から一方の側端縁に至る切り溝が形成された上板と、上板の基端より下方に延びる脚片と、脚片の下端から上板と略同一の方向に延びる挟着片とより構成されており、挟着具は2つの挟着部材の上板同士を相対向させた状態で、相互の上板の先端が相手の上板の基端の下に配されるように、上板の切り溝同士を相互差し込みして両上板を揺動自在に噛み合わせてボルト貫通孔同士を一致させ、その一致させたボルト貫通孔に挟着具締付ボルトを通し、締付ナットを螺合することで挟着片の先端同士を近接させる構造としている
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る屋根上取付具によれば、挟着具は一対の挟着片を近接させて、挟着片の先端に形成された最下段の係止部を波形屋根の頂部と、山座との間に挿入させる構造となっているため、つまり挟着具の挟着片を山座に引っ掛け係止する装着構造であるため、挟着具が外れるおそれはほとんどない。また、挟着片の上段の係止部を上向きボルトの軸部に挟着させる装着構造となっているため、最下段の係止部による挟着を補完できる。そして、これら2種類の上下複数段の係止によって、挟着片が外力によって上向きボルトから外れることを確実に防止することができる。
請求項2に係る屋根上取付具によれば、最下段の係止部には防水パッキンとの抵触を回避したパッキン収容凹部が形成されているので、挟着具の最下段の係止部を波形屋根の頂部と、山座との間に挿入したときにも防水パッキンが変形するほど係止部が接触するおそれはなく、防水パッキンが損傷することを防止できる。
請求項3に係る屋根上取付具によれば、上段の係止部が上向きボルトの軸部の外周面に係止可能な係止凹部を備えているので、挟着力を強めれば軸部の全周にわたってネジ溝に深く食い込ませることができ強力に上向きボルトに固定でき、最下段の係止部による固定を十分に補完することができる。
請求項4に係る屋根上取付具によれば、挟着具が挟着片を下端に折曲形成させた脚片と、脚片を両端に有した上板とを含んで一体形成されているため、挟着具を頑丈かつシンプルな形状に構成できる。また、一体形成であるため、両挟着片間でずれが発生するおそれもない。さらに、一対の脚片を緊締することで一対の挟着片を近接させる構造としているため、一対の脚片を緊締するための緊締ボルト等を設けるだけで緊締の構造を実現でき、そのため構造をシンプルにできる。
請求項5に係る屋根上取付具によれば、挟着具は、挟着片がそれぞれの下端に折曲形成された一対の挟着部材を開閉自在に支点連結して構成されているため、力点を操作することで作用点である挟着片を動作させることができ、その結果、簡易な操作で挟着片を上向きボルトに挟着させることができる。
請求項6に係る屋根上取付具によれば、挟着具は、2つの挟着部材の上板同士を相対向させた状態で、相互の上板の先端が相手の上板の基端の下に配されるように、上板の切り溝同士を相互差し込みして両上板を揺動自在に噛み合わせてボルト貫通孔同士を一致させ、その一致させたボルト貫通孔に挟着具締付ボルトを通し、締付ナットを螺合することで挟着片の先端同士を近接させる構造としているので、2枚重なった上板を挟着具締付ボルトと締付ナットで上下方向に締め付けるだけで容易に挟着片を近接させて上向きボルトに挟着させることができる。特に、締付ナットを上板の上面側に配するようにすれば、さらに締付操作を簡単に行える。
さらに、挟着具が2つの挟着部材で構成され、それらが開閉自在に支点連結されているので、挟着具締付ボルトと締付ナットとが緩んだ状態にあるときは、2つの挟着部材も緩んだ状態にある。そのため、挟着片を閉状態に固定するためには緩んだ締付ナットを締め付けて上板同士を固定するだけでよく、そのような締め付けは手操作でもできるため施工性がよい。
本発明に係る屋根上取付具の第1実施形態の説明図であり、(a)は屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図、(b)は(a)において破線で囲んだ部分の展開平面図である。 (a)、(b)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 (c)、(d)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 同屋根上取付具の他の施工例を示す斜視図である。 同施工例における同屋根上取付具の波形屋根への取り付け後を示す部分断面正面図である。 本発明に係る屋根上取付具の第2実施形態の説明図であり、屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した分解斜視図である。 同屋根上取付具の分解斜視図である。 (a)、(b)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 (c)、(d)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 同屋根上取付具の他の施工例を示す斜視図である。 同施工例における同屋根上取付具の波形屋根への取り付け後を示す部分断面正面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る屋根上取付具の第3実施形態を示す概略説明図である。 (a)は、本発明の屋根上取付具の要部である挟着片の先端の他の形態を示す概略部分断面正面図、(b)は同挟着片の先端部分の斜視図である。 従来の屋根上取付具の異なる態様の屋根の山部に対する装着2例を示した図であり、(a)はハゼ部への挟着例、(b)上向きボルトへの挟着例を示した正面図である。
以下に、本発明に係る屋根上取付具の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る屋根上取付具の第1実施形態の説明図であり、図1(a)は屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図、図1(b)は図1(a)において破線で囲んだ部分の展開平面図である。図2(a)、(b)および図3(c)、(d)は、図1で示した屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。
なお、図2(a)は、屋根上取付具Aを波形屋根に取り付ける前の状態を示す部分断面正面図、図2(b)は、屋根上取付具Aの波形屋根の上向きボルトへの取り付け途中の状態を示す部分断面正面図、図3(c)は、屋根上取付具Aを波形屋根の上向きボルトに取り付けた状態を示す部分断面正面図、図3(d)は、取り付けた屋根上取付具Aに各種機器・部材類Eをさらに取り付けた状態を示す部分断面正面図を各々示している。
以下、詳説する。
この屋根上取付具Aが取り付けされる波形屋根としては、図例として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。
図例として示した折板屋根Yは、山部Y1と谷部Y2が交互に連続する屋根であって、複数の折板屋根材を側端縁の山部Y1の頂部Y1aで重合し、その重合部で上向きボルトBとナットB2の螺着によって連結した重ね式接合構造となっている。また、ボルト孔からの水の浸入を防止するために、ナットB2と頂部Y1aとの間に防水パッキンC1が取り付けられ、さらに、ナットB2と防水パッキンC1との間に防水パッキンC1を覆う山座Cが設けられている。
また、折板屋根Yの裏側には、正面視で折板屋根Yと略同形状をなす、ボルト止めのための支持金具Y3が取り付けられている。なお、屋根上取付具Aを取り付けるための上向きボルトBの取付位置は隣接する折板屋根材の接合部に限らず、他の頂部に支持金具Y3を用いて上向きボルトBを取り付けてもよい。
この屋根上取付具Aは、金属板または硬質樹脂板よりなり、折板屋根Yの頂部Y1aより上方に突出した重合部連結用の上記上向きボルトBに挟着して、取り付け、固定する構造となっている。
具体的には、屋根上取付具Aは、上板11と、その両端から下方に延びた一対の脚片12と、脚片12のそれぞれの下端から、先端が相対向するように折曲形成された挟着片13とが一体形成された、略門形の挟着具1により構成され、両脚片12を緊締して、両挟着片13の先端を相互に近接させて、上向きボルトBに挟着させる構造となっている。この両脚片12の緊締は、対向する両脚片12に開設された軸孔12aに貫通された緊締用ボルト25と、緊締用ナット26との螺合によってなされる。また、上板11の中央には、上向きボルトBと同様の剣先ボルト3等を立設し、各種機器・部材類E(図3(d)参照)を取り付け可能にしている。
この挟着片13の先端には、上記上向きボルトBに対して2通りの方法で係止可能な係止部15、14が上下方向に2段に形成されており、一対の挟着片13を近接させることで、下段の係止部14を折板屋根Yの頂部Y1aと、山座Cとの間に挿入させるとともに、上段の係止部15を上向きボルトBの軸部B1に挟着させるようになっている。
これらの係止部14、15は、挟着片13の先端が折り曲げられて形成されており、下段の係止部14は先端中央が湾曲形状に切り欠かれた形状となっており、上段の係止部15は斜め上方に突出した係止突片15aを有した形状となっている。これらの係止部14、15は、図1(b)の展開平面図に示すように、板片を一部切除、折曲、切り起こしすることによって形成したもので、容易に成形することができるものである。なお、図1(b)中の破線は折り返し部を示している。
一対の挟着片13の下段の係止部14はそれぞれ、挟着片13の先端部で構成され、相対するように山座Cの下方に挿入されて山座Cに対し引っ掛け係止するものである。また、先端の湾曲状のパッキン収容凹部14aは、下段の係止部14の先端が山座Cの下方に挿入されて相互近接することにより空間を形成して、その空間に防水パッキンC1が収容されることとなる(図2(b)、図3(c)の各拡大平面図参照)。なお、図2(b)、図3(c)の各拡大平面図においては、防水パッキンC1を破線のクロスハッチングで示している。
このように、下段の係止部14は山座Cの下方に入り込む構造であるため、いったん係止してしまえば、挟着具1を上方より引っ張ったり左右から押圧したりした程度では外れることはない。
なお、下段の係止部14の先端同士は接触することが望ましいが、多少の隙間が開いてもよく、少なくとも山座Cに引っ掛かるように係止するものであればよい。また、パッキン収容凹部14aは防水パッキンC1との抵触を防止するものであるが、防水パッキンC1が押圧によって弾性収縮した状態が保持されたり、損傷したりしない程度であれば多少の接触は許容される。
また、図1(a)の破線で囲んだ係止部14、15周辺の拡大平面図に示すように、挟着片13の先端中央に係止凹部15cが形成され、その中央部分には2条の切り込み溝15dが形成されている。上段の係止部15は、この切り込み溝15dに挟まれた、板片を上方に切り起こして突出させた係止突片15aと、起立されていない両内縁片15bとの計3片で、上向きボルトBの軸部B1を係止できるように構成されている。
つまり、挟着片13の先端には、このような3片よりなる係止部15が上段に形成されているから、この係止部15によって上向きボルトBの軸部B1の外周面に対して、2つの係止凹部15cによってできる空間に向かう左右計6片よりなる係止部15の各片を上向きボルトBの軸部B1の外周面のネジ溝に食い込ませ、挟着させることができる。
このような係止構造によれば、上下2段に形成された2種の係止部15、14によって挟着力は強力となり、そのため、上向きボルトBに挟着させた挟着片13が外力によって上向きボルトBから外れてしまうおそれはない。
また、上段の係止部15による挟着力が下段の係止部14の挟着力とあいまって、強固な挟着力が得られる。なお、上段の係止部15は、内縁片15bを上向きボルトBのネジ溝に係止させず、係止突片15aのみをネジ溝に係止させて挟着する構造としてもよい。
また、より強力な挟着力を持たせるために、挟着片13の先端に3段以上の係止部を折曲、切り起こしによって形成させてもよい。その場合でも、最下段の係止部14のみが、折板屋根Yの頂部Y1aと山座Cとの間に挿入して係止し、上段の2段以上の係止部が上向きボルトBの軸部B1に係止する。
以上のように構成した本発明の屋根上取付具Aは、以下の要領で折板屋根Yに取り付けて使用する。
まず、両脚片12の軸孔12aの一方から緊締用ボルト25の軸部25aを貫通させ、緊締用ボルト25の先端側から緊締用ナット26を軽く締めて仮止め状態にしたうえで、折板屋根Yに立設された上向きボルトBの上方から、両挟着片13の間隙Sを通じて上向きボルトBを嵌挿する(図2(a)参照)。
次に、仮止め状態にしていた緊締用ボルト25および緊締用ナット26を緊締すると、この締め付け力によって両脚片12が近接して、両挟着片13も互いに近接し、図2(b)の破線で囲んだ山座C部分の拡大平面図に示すように、これらの挟着片13の先端に設けた下段の係止部14は頂部Y1aと山座Cとの間に挿入されて、山座Cに引っ掛け係止した状態となり、さらに挿入されて下段の係止部14の先端が相互接触する状態となり、それとともに上段の係止部15が上向きボルトBの軸部B1の外周面のネジ溝に係止して上向きボルトBを挟持する(図2(b)、図3(c)参照)。
このとき、下段の係止部14同士の近接によって、パッキン収容凹部14aが合体して1つの空間を形成し、その空間に防水パッキンC1が配されることとなる(図3(c)の拡大平面図参照)。
こうして折板屋根Yに取り付けた屋根上取付具Aの上板11の上方には、上板11に立設された剣先ボルト3等によって各種機器・部材類Eを取り付けることができる(図3(d)参照)。
以上、本実施形態で説明した通り、本発明の屋根上取付具Aによれば、上下で2通りの係止構造で折板屋根Yから突出した上向きボルトBに固定できるようになっているため、挟着片13が外力によって上向きボルトBから外れることを確実に防止することができる。特に、下段の係止部14は山座Cに引っ掛け係止する装着構造であるため、挟着具1が外れるおそれはほとんどなく、また、上段の係止部15を上向きボルトBの軸部B1に挟着させる装着構造となっているため、最下段の係止部14による挟着を補完することができる。
さらに、挟着具1は、挟着片13を下端に折曲形成させた脚片12と、脚片12を両端に有した上板11とを含んで一体形成されているため、挟着具1を頑丈かつシンプルな形状に構成できる。また、一体形成であるため、ずれが発生する可能性も低い。さらに、一対の脚片12を緊締することで一対の挟着片13を近接させる構造としているため、一対の脚片12を緊締するための緊締用ボルト25等を使用するだけでよく、そのため構造をシンプルにできる。なお、上板11には剣先ボルト3を立設させずに平坦な形状とすることもできるため、上板11の上方を種々の態様に使用することができる。
図4は、同屋根上取付具Aの他の施工例を示す斜視図であり、図5は、同施工例における同屋根上取付具Aの折板屋根Yへの取り付け後を示す部分断面正面図である。
ここで、図1〜図3と共通する部位には、同一の符号を付して、重複する説明を省略し、以下では、相異する点についてのみ説明する。
すなわち、本施工例では、図1〜図3で示した屋根上取付具Aを用いて、折板屋根Yの連結構造として、折板屋根Yの上面に断面略円状に突出された丸ハゼ型のハゼ部Dによって連結されたものについて示している。なお、折板屋根Yの上面に断面略L状に突出された角ハゼ等についても同様であるため、角ハゼ等の説明については省略する。
具体的には、本発明の屋根上取付具Aをハゼ部Dに取り付ける場合には、係止部14、15で係止するのではなく、挟着片13の2段に形成された先端部13aを、折板屋根Yのハゼ部Dに形成された脚部D1に挟着させて取り付けることとなる。
したがって、この屋根上取付具Aは上向きボルトBに挟着させるための上下2通りの係止部15、14を有した構造であるが、ハゼ式接合により頂部Y1aに形成されたハゼ部Dに対しても、問題なく装着することができる。もちろん、ハゼ部Dがあるため、屋根上取付具Aが外れるおそれはない。
ついで、第2実施形態について説明する。
図6は、本発明に係る屋根上取付具の第2実施形態の説明図であり、屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図である。図7は、同屋根上取付具の分解斜視図である。図8(a)、(b)および図9(c)、(d)は、図6で示した屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。
なお、図8(a)は、屋根上取付具Aを波形屋根に取り付ける前の状態を示す部分断面正面図、図8(b)は、屋根上取付具Aの波形屋根の上向きボルトへの取り付け途中の状態を示す部分断面正面図、図9(c)は、屋根上取付具Aを波形屋根の上向きボルトBに取り付けた状態を示す部分断面正面図、図9(d)は、取り付けた屋根上取付具Aに各種機器・部材類Eをさらに取り付けた状態を示す部分断面正面図を各々示している。
この屋根上取付具Aが取り付けされる波形屋根としては、第1実施形態のものと同様、図例として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。
また、屋根上取付具Aの取付対象である折板屋根Yについても、第1実施形態で示した折板屋根Yと同一であり、その構造については、同一の符号を付して説明を省略する。
この屋根上取付具Aは、一対の挟着部材10を開閉自在に支点連結して挟着具1´を構成し、挟着具1´の作用点とされる相対向した一対の挟着片13を相互近接させ固定して、折板屋根Yの頂部Y1aより突出した上向きボルトBに挟着させる構造とした取付具であって、挟着片13の先端に、折板屋根Yの頂部Y1aの上面に突出した上向きボルトBに係止可能な2種の係止部15、14を、上下方向に2段に形成したものである。
まず、本発明の特徴である、挟着片13の先端に設けられた2種の係止部15、14による上向きボルトBへの挟着構造を除く挟着具1´の全体構造について説明する。
挟着具1´を構成する一対の挟着部材10のそれぞれは、中央にボルト貫通孔11eが開設され、ボルト貫通孔11eから一方の側端縁に至る切り溝11dが形成された上板11と、上板11の基端より折曲して下方に延びる脚片12と、脚片12の下端から上板11と略同一の方向に延びる挟着片13とより構成されている。
挟着具1´は、上記2つの挟着部材10の上板11同士を相対向させた状態で、相互の上板11の先端が相手の上板11の基端の下に配されるように、上板11の切り溝11d同士を相互差し込みして両上板11を揺動自在に噛み合わせてボルト貫通孔11e同士を一致させ、その一致させたボルト貫通孔11eに挟着具締付ボルト21を通し、締付ナット22を螺合することで挟着片13の先端同士を近接させる構造となっている。
ここで、挟着具締付ボルト21としては、図示するように、角根丸頭ボルトを使用すればよく、締付ナット22としては、ハット状の座金22bの頂面にナット22aが回動自在に取り付けられた座金付きナットを使用すればよい。ボルト止め23は合成樹脂等より製され、孔23aの周縁に複数の切り込み23bが形成してある。
以上の構造を要約すれば、2つの挟着部材10は上板11に形成された切り溝11dで交差状に連結され、挟着具締付ボルト21と締付ナット22で上下から2つの上板11を締め付けることで、切り溝11d部分を支点として力点となる上板11の先端を拡開させ、交差状態にある両上板11をより平板状に近づけ、それによって作用点とされる両挟着片13を相互近接させるような変形鋏構造となっている。
また、さらに具体的には、図7に示すように、上板11は平板状の基端部11aと、その基端部11aより先端側に形成された段差部11cと、その段差部11cよりさらに先端側に形成された、基端部11aよりほぼ板厚1枚分低い位置にある先端部11bとを備えている。そして、上板11のほぼ中央には、段差部11cを中心に基端部11aと先端部11bにまたがる長孔が設けてあり、この長孔が上記ボルト貫通孔11eを構成している。さらに、この長孔の先端部11b側の端部側には、下向きに切り起こした押さえ爪11fが形成されている。また、このボルト貫通孔11eに連通する上記切り溝11dは、段差部11cに沿って形成されている。なお上板11は、全体として緩い前方傾斜状となっていることが望ましい。
このように、段差部11cを、上板11の中央に設けたボルト貫通孔11eと切り溝11dとに沿って形成することで、上板11の先端部11bが開いたときに、重合した2枚の上板11がほぼ平板状となり、かつ上板11の基端部11aと相手の挟着部材10の上板11の先端部11bとの間の隙間がより小さくなって、ぐらつくおそれのない、より安定した形状とすることができる。
このような屋根上取付具Aによれば、挟着具1´が2つの挟着部材10で構成され、それらが開閉自在に支点連結されているので、挟着具締付ボルト21と締付ナット22とが緩んだ状態にあるときは、2つの挟着部材10も緩んだ状態にある。そのため、挟着片13を閉状態に固定するためには、締付ナット22を締め付けて上板11同士を固定するだけでよく、施工性がよい。
つぎに、本発明の特徴である、屋根上取付具Aの挟着片13による上向きボルトBへの挟着構造について説明する。
この挟着片13の先端には、2通りの係止構造により係止可能な係止部15、14が、上下方向に2段に形成されている。具体的には、挟着片13の先端は、板片が折り返し成形されて2段となっており、下段には折板屋根Yの頂部Y1aと山座Cとの間に挿入される係止部14が形成され、上段には上向きボルトBの軸部B1の外周面に係止可能な係止部14が形成されている。
つまり、上下2種の係止部15、14の構造は、第1実施形態の屋根上取付具Aのものと同様であり、同様の効果が奏される。なお、係止部15周辺の拡大平面図については、図1に示したものと同様である。
また、屋根上取付具Aが2つの挟着部材10よりなる挟着具1´で構成されているため、挟持対象の存在しない状態で挟着片13を近接させると、上板11のボルト貫通孔11eに形成された遊び等により両挟着片13の先端が水平方向にずれるおそれがあるが、上向きボルトBの軸部B1に対して、上段の係止部15によって係止、挟持する構造であるため、上向きボルトBを挟持対象とする限りは、そのようなずれが発生するおそれはない。かりに、少しのずれがある状態で上向きボルトBを挟持したとしても、係止凹部15cで上向きボルトBを嵌合しているため、ずれが大きくなることはない。つまり、上段の係止部15によって、下段の係止部14では防止できない微妙なずれの発生を阻止することができる。
以上のように構成した本発明の屋根上取付具Aは、以下の要領で折板屋根Yに取り付けて使用する。
まず、屋根上取付具Aを挟着具1´の両挟着片13が十分に開いた状態、つまり挟着具締付ボルト21、締付ナット22の螺合を緩めて、2つの挟着部材10を開閉自在に支点連結しておき、折板屋根Yに立設された上向きボルトBの上方から、両挟着片13間の間隙Sを通じて上向きボルトBを嵌挿する(図8(a)を参照)。
次に、仮止め状態にしていた挟着具締付ボルト21および締付ナット22を締め付けていくと、揺動自在に緩んだ状態で交差状に重合していた両上板11が平板状に近づき、それと同時に両脚片12の下端より延びた両挟着片13も互いに近接し、図8(b)の破線で囲んだ山座Cの拡大平面図に示すように、これらの挟着片13の先端に設けた下段の係止部14は頂部Y1aと山座Cとの間に挿入されて、山座Cを引っ掛け係止した状態となり、さらに挿入されて下段の係止部14(挟着片13)の先端同士が接触する状態となり、それとともに上段の係止部15が上向きボルトBの軸部B1の外周面のネジ溝に係止して上向きボルトBを挟持する(図8(b)、図9(c)参照)。
このとき、下段の係止部14同士の近接によって、パッキン収容凹部14aが合体して1つの空間を形成し、その空間に防水パッキンC1が配されることとなる(図9(a)の拡大平面図参照)。なお、図8(b)、図9(a)の各拡大平面図においては、防水パッキンC1を破線のクロスハッチングで示している。
このように、下段の係止部14には防水パッキンC1との抵触を回避したパッキン収容凹部14aが形成されているので、挟着具1´を上向きボルトBに装着することによって防水パッキンC1が劣化、損傷することを防止できる。
こうして折板屋根Yに取り付けた屋根上取付具Aの上板11の上方には、上板11に立設された挟着具締付ボルト21等によって各種機器・部材類Eを取り付けることができる(図9(d)参照)。
以上、本実施形態で説明した通り、本発明の屋根上取付具Aによれば、上下で2通りの係止構造で折板屋根Yから突出した上向きボルトBに固定できるようになっているため、挟着片13が外力によって上向きボルトBから外れることを確実に防止することができる。特に、下段の係止部14は山座Cに引っ掛け係止する装着構造であるため、挟着具1´が外れるおそれはほとんどなく、また、上段の係止部15を上向きボルトBの軸部B1に挟着させる装着構造となっているため、最下段の係止部14による挟着を補完することができる。
図10は、同屋根上取付具Aの他の施工例を示す取付前の斜視図であり、図11は、図10で示した屋根上取付具Aの施工状態を示す部分断面正面図である。
本施工例では、図6〜図9で示した屋根上取付具Aを用いて、折板屋根Yの連結構造として、折板屋根Yの上面に断面略円状に突出された丸ハゼ型のハゼ部Dによって連結されたものについて示している。
本施工例については、挟着片13の先端に形成された上下2種の係止部15、14の構造および挟着具1´全体の構造は図6〜図9で示したものと同様であり、かつ、その挟着片13のハゼ部Dに対する挟着構造は、第1実施形態の図4および図5に示したものと同様であるため、詳細な構造および効果については説明を省略する。
ついで、図12を参照しながら、本発明に係る屋根上取付具Aの第3実施形態について説明する。図12は同実施形態を示す概略説明図であり、図12(a)、(b)は施工状態を示す概略正面図である。
この屋根上取付具Aは、一対の挟着部材10を開閉自在に支点連結して挟着具1´を構成し、挟着具1´の作用点とされる相対向した一対の挟着片13を相互近接させ固定して、折板屋根Yの頂部Y1aより突出した上向きボルトBに挟着させる構造としたものであって、挟着片13の先端に、折板屋根Yの頂部Y1aの上面に突出した上向きボルトBに係止可能な上下2種の係止部15、14を形成したものである。
具体的には、この屋根上取付具Aは、上記した実施形態のものとちがって、力点である操作片17が支点の上方にあり、上記した第2実施形態と同様に、交差状に連結された支点の下方に脚片12と挟着片13とが延びている。そして、操作片17を緊締用ボルト25、緊締用ナット26等で締め付けることで、挟着片13を上向きボルトBに挟着させることができる。こうして取り付けた屋根上取付具Aの操作片17に、各種機器・部材類を取り付けることができる。
なお、本発明の特徴部分である、挟着片13の先端に形成された上下2種の係止部15、14については、上記した実施形態と同一の構造であるため、その構造および効果についての説明は省略する。
つぎに、本発明の屋根上取付具Aの要部である、挟着片13の先端に形成された上下2種の係止部15、14の他の形態例について説明する。
図13は他の形態例の説明図であり、図13(a)は屋根上取付具Aの概略部分断面正面図、図13(b)は挟着片13の先端部分の斜視図である。
この形態例は、挟着片13の先端に上下2種の係止部15、14を構成するために、挟着片13自体を上下方向に2段に形成したものである。
すなわち、この屋根上取付具Aは、脚片12の下端部分の中央部が切り起こしされ、その中央部を上部に、両側部を下部に二股分離することで挟着片13が上下2段に並設され、それによって上下2種の係止部が形成されている。
このように、挟着片13を上下に分離する構造によれば、材料を増やすことなく、安価に屋根上取付具Aを製造することができる。なお、この例においても、最下段の係止部を頂部と山座との間に挿入係止でき、複数の上段の係止部を上向きボルトBの軸部B1に係止できる、3段以上の係止構造としてもよい。
A 屋根上取付具
1、1´ 挟着具
10 挟着部材
11 上板
12 脚片
13 挟着片
14 下段の係止部
14a パッキン収容凹部
15 上段の係止部
15a 係止突片
15b 内縁片
15c 係止凹部
15d 切り込み溝
17 操作片
21 挟着具締付ボルト
22 締付ナット
23 ボルト止め
25 緊締用ボルト
26 緊締用ナット
B 上向きボルト
B1 軸部
B2 ナット
C 山座
C1 防水パッキン
D ハゼ部
D1 脚部
Y 折板屋根(波形屋根)
Y1 山部
Y1a 頂部

Claims (6)

  1. 先端同士が対向する一対の挟着片を下部に設けた略門形の挟着具を備えてなり、該挟着具の一対の挟着片を波形屋根の頂部に固定して取り付けられる屋根上取付具において、
    上記波形屋根の頂部には、その上面より山座を介して上向きボルトが突出しており、
    上記挟着片の先端には、上記上向きボルトに対して係止可能な係止部が、上下方向に複数段に形成されており、
    上記一対の挟着片を近接させて、最下段の係止部を上記波形屋根の頂部と、上記山座との間に挿入させるとともに、上段の係止部を上記上向きボルトの軸部に挟着させるようにしたことを特徴とする屋根上取付具。
  2. 請求項1において、
    上記波形屋根の頂部と、上記山座との間には防水パッキンが介装されており、
    上記最下段の係止部には、上記防水パッキンとの抵触を回避したパッキン収容凹部が形成されている屋根上取付具。
  3. 請求項1または2において、
    上記上段の係止部は、上記上向きボルトの軸部の外周面に係止可能な係止凹部を備えている屋根上取付具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記挟着具は、上記挟着片を下端に折曲形成させた脚片と、該脚片を両端に有した上板とを含んで一体形成され、一対の脚片を緊締することで一対の挟着片を近接させる構造としている屋根上取付具。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記挟着具は、上記挟着片がそれぞれの下端に折曲形成された一対の挟着部材を開閉自在に支点連結して構成されている屋根上取付具。
  6. 請求項5において、
    上記挟着部材は、中央にボルト貫通孔が開設され、該ボルト貫通孔から一方の側端縁に至る切り溝が形成された上板と、該上板の基端より下方に延びる脚片と、該脚片の下端から上記上板と略同一の方向に延びる上記挟着片とより構成されており、
    上記挟着具は、上記2つの挟着部材の上板同士を相対向させた状態で、相互の上板の先端が相手の上板の基端の下に配されるように、上記上板の切り溝同士を相互差し込みして上記両上板を揺動自在に噛み合わせて上記ボルト貫通孔同士を一致させ、その一致させたボルト貫通孔に挟着具締付ボルトを通し、締付ナットを螺合することで上記挟着片の先端同士を近接させる構造としている屋根上取付具。
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