JP5271880B2 - 屋根上取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、波形屋根の頂部に取り付けられる屋根上取付具に関する。
一般に、折板屋根(角波形屋根)、丸波形屋根等の波形屋根の上面に、例えばテレビアンテナや空調機器、太陽電池パネル、断熱シート等の各種機器・部材類を配設することが実施されており、従来には、これらの機器・部材類を屋根上に取り付けるための種々の屋根上取付具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、山部と谷部とが交互に連続してなる波形屋根における山部の頂部で、隣接する屋根材同士を重ねてなる重合部を上向きボルトとナットの螺着によって連結、固定した構造のものでは、重合部を屋根の下方より貫通して屋根上に突出された、屋根材連結のための上向きボルトの軸部を、先端が相対向する挟着片で挟み込んで固定する構造とした屋根上取付具も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された屋根上取付具は、挟着具の両脚片を横方向に貫通する緊締用ボルト、ナットで両脚片を緊締して、両脚片のそれぞれの下端から対向するように延びた両挟着片を山座の下方に挿入させて上向きボルトに挟着させる構造となっている。より具体的には、挟着片の先端には、湾状の挟持縁(凹部)が形成されており、対向する挟持縁にて防水パッキンを挟持して締め付ける構造となっている。なお、この挟持縁には凹部側に下降する斜面が形成されており、凹部に向けて尖鋭となった挟持縁を防水パッキンの下方に入り込ませながら、防水パッキンを傷つけないように周囲から押圧する構成となっている。
このような構成であるから、挟着片が山座に係止されるとともに、挟持縁が防水パッキンを周囲より押圧して密着した状態となるので、屋根上取付具が外れるおそれはほとんどない。
特許第3368374号 特開2009−156019号
しかしながら、防水パッキンは頂部と山座との間に挟み込まれ上向きボルトで上下より締め付けられることで防水作用を発揮するものであるのに、同文献技術のように防水パッキンを周囲から締め付けてしまえば、防水パッキンが圧縮変形して防水機能が低下してしまうおそれがある。また、挟持縁の上面を斜面にして、凹部に向けて尖鋭となった挟持縁が防水パッキンの下方に入り込む構成にすることで真横からの直接的な押圧を避ける工夫がなされているが、挟持縁が防水パッキンの下方に入り込むことで、防水パッキンの周端部が挟持縁によって屋根上面から持ち上げられてしまい、その部分に水が浸入する可能性がある。
また、同文献の屋根上取付具は3種以上の部材を組み合わせてなるため(同文献の図4等参照)、それらが動作するうえで設けられたあそびに起因して、対向する挟持縁同士がずれた状態で防水パッキンを挟持する可能性があり、そのため防水パッキンが局部的に変形したり傷ついたりするおそれもある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、挟着具の挟着片を波形屋根の頂部と山座との間に挿入させることによっても、上向きボルトのボルト孔を塞ぐ防水パッキンの防水機能が低下することがなく、かつ挟着具を強固に固定できる屋根上取付具を提供することにある。また、防水パッキンが横方向からの押圧によって変形したり傷ついたりしないようにすることも目的に含まれる。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の屋根上取付具は、先端同士が対向する一対の挟着片を下部に設けた略門形の挟着具を備えてなり、挟着具の一対の挟着片を波形屋根の頂部に固定して取り付けられる屋根上取付具において、波形屋根は、複数の屋根材を側端縁の山部の頂部で重合し、その重合部で上向きボルトとナットの螺着によって連結した重ね式接合構造とされ、上向きボルトは、重合部の頂部において、その上面より、防水パッキンを内装した山座を介して突出しており、挟着具は、上板と、その両端から下方に延びた一対の脚片と、脚片のそれぞれの下端から、先端が相対向するように折曲形成された挟着片とが一体形成された構成とされ、一対の脚片をそれらを貫通する緊締用ボルトと、緊締用ナットとの螺合により緊締して、両挟着片の先端を相互に近接させて、上向きボルトに挟着させる構造となっており、挟着片の先端には、防水パッキンとの抵触を回避したパッキン収容凹部が形成されており、一対の挟着片を近接させて、挟着片の先端を波形屋根の頂部と、山座との間に挿入させ、防水パッキンをパッキン収容凹部に収容させるようにして、波形屋根に固定するようにしたことを特徴とする。
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請求項1に記載の屋根上取付具によれば、挟着具を波形屋根に固定する際には、一対の挟着片を近接させて、挟着片の先端を波形屋根の頂部と、山座との間に挿入させ、防水パッキンを挟着片の先端に形成したパッキン収容凹部に収容させるようにしているので、山座の下方に挿入された挟着片が防水パッキンを押圧することを回避できる。その結果、防水パッキンが変形、損傷することを防止できるとともに、防水機能が低下することも防止できる。
また、挟持具の挟着片を山座に引っ掛け係止する装着構造であるため、屋根上取付具は上向きボルトから外れることなく、波形屋根に強固に固定される。
さらに、挟着具が挟着片を下端に折曲形成させた脚片と、脚片を両端に有した上板とを含んで一体形成されているので、挟着具を頑丈かつシンプルな形状に構成できる。また、一体形成であるため、両挟着片間でずれが発生することはなく、そのため防水パッキンが局部的に変形したり傷ついたりすることはない。
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本発明に係る屋根上取付具の第1実施形態の説明図であり、屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図である。 (a)、(b)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 (c)、(d)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 同屋根上取付具の他の施工例を示す斜視図である。 同施工例における同屋根上取付具の波形屋根への取り付け後を示す部分断面正面図である。 本発明に係る屋根上取付具の第2実施形態(参考例)の説明図であり、屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した分解斜視図である。 同屋根上取付具の分解斜視図である。 (a)、(b)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 (c)、(d)は、同屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。 同屋根上取付具の他の施工例を示す斜視図である。 同施工例における同屋根上取付具の波形屋根への取り付け後を示す部分断面正面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る屋根上取付具の第3実施形態(参考例)を示す概略説明図である。 挟着片の先端に形成したパッキン収容凹部の他例を示す図で、挟着片の先端と防水パッキンとの関係を示した概略平面図である。
以下に、本発明に係る屋根上取付具の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る屋根上取付具の第1実施形態の説明図であり、屋根上取付具を波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図である。図2(a)、(b)および図3(c)、(d)は、図1で示した屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。
なお、図2(a)は、屋根上取付具Aを波形屋根に取り付ける前の状態を示す部分断面正面図、図2(b)は、屋根上取付具Aの波形屋根の上向きボルトへの取り付け途中の状態を示す部分断面正面図、図3(c)は、屋根上取付具Aを波形屋根の上向きボルトに取り付けた状態を示す部分断面正面図、図3(d)は、取り付けた屋根上取付具Aに各種機器・部材類Eをさらに取り付けた状態を示す部分断面正面図を各々示している。
以下、詳説する。
この屋根上取付具Aが取り付けされる波形屋根としては、図例として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。
図例として示した折板屋根Yは、山部Y1と谷部Y2が交互に連続する屋根であって、複数の折板屋根材を側端縁の山部Y1の頂部Y1aで重合し、その重合部で上向きボルトBとナットB2の螺着によって連結した重ね式接合構造となっている。また、ボルト孔からの水の浸入を防止するために、ナットB2と頂部Y1aとの間に防水パッキンC1が取り付けられ、さらに、ナットB2と防水パッキンC1との間に防水パッキンC1を覆う山座Cが設けられている。
また、折板屋根Yの裏側には、正面視で折板屋根Yと略同形状をなす、ボルト止めのための支持金具Y3が取り付けられている。なお、屋根上取付具Aを取り付けるための上向きボルトBの取付位置は隣接する折板屋根材の接合部に限らず、他の頂部に支持金具Y3を用いて上向きボルトBを取り付けてもよい。
この屋根上取付具Aは、金属板または硬質樹脂板よりなり、折板屋根Yの頂部Y1aより上方に突出した重合部連結用の上記上向きボルトBに挟着して、取り付け、固定する構造となっている。
具体的には、屋根上取付具Aは、上板11と、その両端から下方に延びた一対の脚片12と、脚片12のそれぞれの下端から、先端が相対向するように折曲形成された挟着片13とが一体形成された、略門形の挟着具1により構成され、両脚片12を緊締して、両挟着片13の先端を相互に近接させて、上向きボルトBに挟着させる構造となっている。この両脚片12の緊締は、対向する両脚片12に開設された軸孔12aに貫通された緊締用ボルト25と、緊締用ナット26との螺合によってなされる。また、上板11の中央には、上向きボルトBと同様の剣先ボルト3等を立設し、各種機器・部材類E(図3(d)参照)を取り付け可能にしている。
この挟着片13の先端は、折板屋根Yの頂部Y1aと、山座Cとの間に挿入されて係止される係止部14を構成しており、その係止部14には、挟着片13が頂部Y1aと、山座Cとの間に挿入されたときに防水パッキンC1との抵触を回避したパッキン収容凹部14aが形成されている。
なお、挟着片13は上向きボルトBに挟着したときに係止部14の先端同士が接触するものが望ましいが、多少の隙間が開いてもよく、少なくとも山座Cに引っ掛かるように係止するものであればよい。
また、パッキン収容凹部14aは挟着片13と防水パッキンC1との抵触を防止するものであり、図3(c)の破線で囲んだ山座C部分の拡大平面図に示すように、パッキン収容凹部14aの内縁と、防水パッキンC1の周縁との間に隙間Tができるほうが望ましいが、防水パッキンC1が押圧によって弾性収縮した状態が保持されたり、損傷したりしない程度であれば多少の接触は許容される。
このような挟着片13の構造によれば、挟着片13の先端に配された係止部14が山座Cの下方に入り込むようになっているため、いったん係止してしまえば、挟着具1を上方より引っ張ったり左右から押圧したりした程度では外れることはない。
また、係止部14にはパッキン収容凹部14aが形成されているので、防水パッキンC1が横方向からの挟着片13(係止部14)の押圧によって変形、損傷するおそれがなく、よって、防水パッキンC1の防水機能が低下することはない。
なお、山座Cと頂部Y1aとの間への挟着片13の挿入は、圧入であってもよいが、防水パッキンC1が挟着動作によってなるべく変形しないようにするために、山座C、頂部Y1a間が拡開されない程度の挿入であることが望ましい。
以上のように構成した本発明の屋根上取付具Aは、以下の要領で折板屋根Yに取り付けて使用する。
まず、両脚片12の軸孔12aの一方から緊締用ボルト25の軸部25aを貫通させ、緊締用ボルト25の先端側から緊締用ナット26を軽く締めて仮止め状態にしたうえで、折板屋根Yに立設された上向きボルトBの上方から、両挟着片13の間隙Sを通じて上向きボルトBを嵌挿する(図2(a)参照)。
次に、仮止め状態にしていた緊締用ボルト25および緊締用ナット26を緊締すると、この締め付け力によって両脚片12が近接して、両挟着片13も互いに近接し、図2(b)の破線で囲んだ山座C部分の拡大平面図に示すように、これらの挟着片13の先端部(係止部14)は頂部Y1aと山座Cとの間に挿入されて、山座Cに引っ掛け係止した状態となり、さらに挿入されて係止部14の先端が相互接触する状態となる(図2(b)、図3(c)参照)。
このとき、係止部14同士の近接によって、パッキン収容凹部14aが合体して1つの空間を形成し、その空間に防水パッキンC1が配されることとなる(図3(c)の拡大平面図参照)。
こうして折板屋根Yに取り付けた屋根上取付具Aの上板11の上方には、上板11に立設された剣先ボルト3等によって各種機器・部材類Eを取り付けることができる(図3(d)参照)。
以上、本実施形態で説明した通り、本発明の屋根上取付具Aによれば、係止部14により山座Cに引っ掛け係止できる構造となっているため、挟着片13が外力によって上向きボルトBから外れることを確実に防止することができる。
さらに、挟着具1は、挟着片13を下端に折曲形成させた脚片12と、脚片12を両端に有した上板11とを含んで一体形成されているため、挟着具1を頑丈かつシンプルな形状に構成できる。また、一体形成であるため、挟着片13間でずれが発生する可能性も低い。そのため防水パッキンC1が局部的に変形したり傷ついたりすることはない。
図4は、同屋根上取付具Aの他の施工例を示す斜視図であり、図5は、同施工例における同屋根上取付具Aの折板屋根Yへの取り付け後を示す部分断面正面図である。
ここで、図1〜図3と共通する部位については、同一の符号を付して、重複する説明を省略し、以下では、相異する点についてのみ説明する。
すなわち、本施工例では、図1〜図3で示した屋根上取付具Aを用いて、折板屋根Yの連結構造として、折板屋根Yの上面に断面略円状に突出された丸ハゼ型のハゼ部Dによって連結されたものについて示している。なお、折板屋根Yの上面に断面略L状に突出された角ハゼ等についても同様であるため、角ハゼ等の説明については省略する。
具体的には、本発明の屋根上取付具Aをハゼ部Dに取り付ける場合には、挟着片13の係止部14を、折板屋根Yのハゼ部Dに形成された脚部D1に挟着させて取り付けることとなる。
したがって、この屋根上取付具Aは上向きボルトBに挟着させるための係止部14を有した構造であるが、ハゼ式接合により頂部Y1aに形成されたハゼ部Dに対しても、問題なく装着することができる。もちろん、ハゼ部Dがあるため、屋根上取付具Aが外れるおそれはない。
ついで、第2実施形態について説明する。
図6は、本発明に係る屋根上取付具の第2実施形態(参考例)の説明図であり、屋根上取付具Aを波形屋根へ取り付ける前の状態を示した斜視図である。図7は、同屋根上取付具の分解斜視図である。図8(a)、(b)および図9(c)、(d)は、図6で示した屋根上取付具の施工状態を示す部分断面正面図である。
なお、図8(a)は、屋根上取付具Aを波形屋根に取り付ける前の状態を示す部分断面正面図、図8(b)は、屋根上取付具Aの波形屋根の上向きボルトへの取り付け途中の状態を示す部分断面正面図、図9(c)は、屋根上取付具Aを波形屋根の上向きボルトBに取り付けた状態を示す部分断面正面図、図9(d)は、取り付けた屋根上取付具Aに各種機器・部材類Eをさらに取り付けた状態を示す部分断面正面図を各々示している。
この屋根上取付具Aが取り付けされる波形屋根としては、第1実施形態のものと同様、図例として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。
また、屋根上取付具Aの取付対象である折板屋根Yについても、第1実施形態で示した折板屋根Yと同一であり、その構造については、同一の符号を付して説明を省略する。
この屋根上取付具Aは、一対の挟着部材10を開閉自在に支点連結して挟着具1´を構成し、挟着具1´の作用点とされる相対向した一対の挟着片13を相互近接させ固定して、折板屋根Yの頂部Y1aより突出した上向きボルトBに挟着させる構造とした取付具であって、挟着片13の先端に、折板屋根Yの頂部Y1aの上面に突出した上向きボルトBに係止可能な係止部14を形成したものである。
まず、本発明の特徴である、挟着片13の先端に設けられた係止部14による上向きボルトBへの挟着構造を除く挟着具1´の全体構造について説明する。
挟着具1´を構成する一対の挟着部材10のそれぞれは、中央にボルト貫通孔11eが開設され、ボルト貫通孔11eから一方の側端縁に至る切り溝11dが形成された上板11と、上板11の基端より折曲して下方に延びる脚片12と、脚片12の下端から上板11と略同一の方向に延びる挟着片13とより構成されている。
挟着具1´は、上記2つの挟着部材10の上板11同士を相対向させた状態で、相互の上板11の先端が相手の上板11の基端の下に配されるように、上板11の切り溝11d同士を相互差し込みして両上板11を揺動自在に噛み合わせてボルト貫通孔11e同士を一致させ、その一致させたボルト貫通孔11eに挟着具締付ボルト21を通し、締付ナット22を螺合することで挟着片13の先端同士を近接させる構造となっている。
ここで、挟着具締付ボルト21としては、図示するように、角根丸頭ボルトを使用すればよく、締付ナット22としては、ハット状の座金22bの頂面にナット22aが回動自在に取り付けられた座金付きナットを使用すればよい。ボルト止め23は合成樹脂等より製され、孔23aの周縁に複数の切り込み23bが形成してある。
以上の構造を要約すれば、2つの挟着部材10は上板11に形成された切り溝11dで交差状に連結され、挟着具締付ボルト21と締付ナット22で上下から2つの上板11を締め付けることで、切り溝11d部分を支点として力点となる上板11の先端を拡開させ、交差状態にある両上板11をより平板状に近づけ、それによって作用点とされる両挟着片13を相互近接させるような変形鋏構造となっている。
また、さらに具体的には、図7に示すように、上板11は平板状の基端部11aと、その基端部11aより先端側に形成された段差部11cと、その段差部11cよりさらに先端側に形成された、基端部11aよりほぼ板厚1枚分低い位置にある先端部11bとを備えている。そして、上板11のほぼ中央には、段差部11cを中心に基端部11aと先端部11bにまたがる長孔が設けてあり、この長孔が上記ボルト貫通孔11eを構成している。さらに、この長孔の先端部11b側の端部側には、下向きに切り起こした押さえ爪11fが形成されている。また、このボルト貫通孔11eに連通する上記切り溝11dは、段差部11cに沿って形成されている。なお上板11は、全体として緩い前方傾斜状となっていることが望ましい。
このように、段差部11cを、上板11の中央に設けたボルト貫通孔11eと切り溝11dとに沿って形成することで、上板11の先端部11bが開いたときに、重合した2枚の上板11がほぼ平板状となり、かつ上板11の基端部11aと相手の挟着部材10の上板11の先端部11bとの間の隙間がより小さくなって、ぐらつくおそれのない、より安定した形状とすることができる。
このような屋根上取付具Aによれば、挟着具1´が2つの挟着部材10で構成され、それらが開閉自在に支点連結されているので、挟着具締付ボルト21と締付ナット22とが緩んだ状態にあるときは、2つの挟着部材10も緩んだ状態にある。そのため、挟着片13を閉状態に固定するためには、締付ナット22を締め付けて上板11同士を固定するだけでよく、施工性がよい。
つぎに、本発明の特徴である、屋根上取付具Aの挟着片13による上向きボルトBへの挟着構造について説明する。
この挟着片13の先端には、折板屋根Yの頂部Y1aと山座Cとの間に挿入される係止部14が形成されている。この係止部14には、パッキン収容凹部14aが形成されており、第1実施形態の屋根上取付具Aのものと同様の形状となっており、よって同様の効果が奏される。なお、係止部14周辺の拡大平面図については、図1に示したものと同様である。
また、屋根上取付具Aが2つの挟着部材10よりなる挟着具1´で構成されているため、挟着片13を近接させると、上板11のボルト貫通孔11eに形成されたあそび等により両挟着片13の先端が水平方向にずれるおそれがあり、そのずれ(誤差)により対向するパッキン収容凹部14aもずれた状態で合体して防水パッキンC1を強く押圧してしまうおそれがある。しかし、そのような誤差を考慮して、挟着したときに隙間Tができるようにパッキン収容凹部14aを大きく形成しておけばなんら問題はない。
以上のように構成した本発明の屋根上取付具Aは、以下の要領で折板屋根Yに取り付けて使用する。
まず、屋根上取付具Aを挟着具1´の両挟着片13が十分に開いた状態、つまり挟着具締付ボルト21、締付ナット22の螺合を緩めて、2つの挟着部材10を開閉自在に支点連結しておき、折板屋根Yに立設された上向きボルトBの上方から、両挟着片13間の間隙Sを通じて上向きボルトBを嵌挿する(図8(a)を参照)。
次に、仮止め状態にしていた挟着具締付ボルト21および締付ナット22を締め付けていくと、揺動自在に緩んだ状態で交差状に重合していた両上板11が平板状に近づき、それと同時に両脚片12の下端より延びた両挟着片13も互いに近接し、図8(b)の破線で囲んだ山座Cの拡大平面図に示すように、これらの挟着片13の先端に設けた係止部14は頂部Y1aと山座Cとの間に挿入されて、山座Cを引っ掛け係止した状態となり、さらに挿入されて係止部14(挟着片13)の先端同士が接触する状態となる(図8(b)、図9(c)参照)。
このとき、係止部14同士の近接によって、パッキン収容凹部14aが合体して1つの空間を形成し、その空間に防水パッキンC1が配されることとなる(図9(c)の拡大平面図参照)。なお、図8(b)、図9(c)の山座C部分の各拡大平面図においては、防水パッキンC1を破線のクロスハッチングで示している。
このように、係止部14には防水パッキンC1との抵触を回避したパッキン収容凹部14aが形成されているので、挟着具1´を上向きボルトBに装着することによって防水パッキンC1が劣化、損傷することを防止でき、防水パッキンC1の機能低下を防止できる。
こうして折板屋根Yに取り付けた屋根上取付具Aの上板11の上方には、上板11に立設された挟着具締付ボルト21等によって各種機器・部材類Eを取り付けることができる(図9(d)参照)。
以上、本実施形態で説明した通り、本発明の屋根上取付具Aによれば、係止部14により山座Cに引っ掛け係止できる構造となっているため、挟着片13が外力によって上向きボルトBから外れることを確実に防止することができる。
図10は、同屋根上取付具Aの他の施工例を示す取付前の斜視図であり、図11は、図10で示した屋根上取付具Aの施工状態を示す部分断面正面図である。
本施工例では、図6〜図9で示した屋根上取付具Aを用いて、折板屋根Yの連結構造として、折板屋根Yの上面に断面略円状に突出された丸ハゼ型のハゼ部Dによって連結されたものについて示している。
本施工例については、挟着片13の先端に形成された係止部14の構造および挟着具1´全体の構造は図6〜図9で示したものと同様であり、かつ、その挟着片13のハゼ部Dに対する挟着構造は、第1実施形態の図4および図5に示したものと同様であるため、詳細な構造および効果については説明を省略する。
ついで、図12を参照しながら、本発明に係る屋根上取付具Aの第3実施形態(参考例)について説明する。図12は同実施形態を示す概略説明図であり、図12(a)、(b)は施工状態を示す概略正面図である。
この屋根上取付具Aは、一対の挟着部材10を開閉自在に支点連結して挟着具1´を構成し、挟着具1´の作用点とされる相対向した一対の挟着片13を相互近接させ固定して、折板屋根Yの頂部Y1aより突出した上向きボルトBに挟着させる構造としたものであって、挟着片13の先端に、折板屋根Yの頂部Y1aの上面に突出した上向きボルトBに係止可能な係止部14を形成したものである。
具体的には、この屋根上取付具Aは、上記した実施形態のものとちがって、力点である操作片17が支点の上方にあり、上記した第2実施形態と同様に、交差状に連結された支点の下方に脚片12と挟着片13とが延びている。そして、操作片17を緊締用ボルト25、緊締用ナット26等で締め付けることで、挟着片13を上向きボルトBに挟着させることができる。こうして取り付けた屋根上取付具Aの操作片17に、各種機器・部材類を取り付けることができる。
なお、本発明の特徴部分である、挟着片13の先端に形成された係止部14については、上記した実施形態と同一の構造であるため、その構造および効果についての説明は省略する。
以上の実施形態では、挟持具1、1´の係止部14に設けたパッキン収容凹部14aは、挟着操作時に挟着片13を大きく開離させなくてもいいように、防水パッキンC1の円弧に沿った半円よりも径の大きな湾曲形状に形成しているが(図2(b)等参照)、挟着片13を大きく開離させることが可能であれば、防水パッキンC1の円弧に沿った半円形状としてもよい。
パッキン収容凹部14aを防水パッキンC1の円弧に沿った半円とする場合には、図13に示すように、パッキン収容凹部14aの内縁を含む挟着片13の端縁にパッキン材14bを固着させて、止水性を高めることが望ましい。なお図13は、挟着片13と防水パッキンC1との関係を概略的に示した平面図である。
特に、パッキン収容凹部14aの内縁に設けたパッキンは、パッキン収容凹部14aの内縁と、防水パッキンC1の周縁との間の隙間Tを確実に塞ぐものが望ましく、そのようなものであれば、防水パッキンC1がわずかに圧縮されたとしても、防水パッキンC1と、パッキン収容凹部14aの内縁に設けたパッキン材14bとが密着することで一体化されたパッキンが形成されるので、防水機能の低下を回避することができる。
A 屋根上取付具
1、1´ 挟着具
10 挟着部材
11 上板
12 脚片
13 挟着片
14 係止部
14a パッキン収容凹部
17 操作片
21 挟着具締付ボルト
22 締付ナット
23 ボルト止め
25 緊締用ボルト
26 緊締用ナット
B 上向きボルト
B1 軸部
B2 ナット
C 山座
C1 防水パッキン
D ハゼ部
D1 脚部
Y 折板屋根(波形屋根)
Y1 山部
Y1a 頂部

Claims (1)

  1. 先端同士が対向する一対の挟着片を下部に設けた略門形の挟着具を備えてなり、該挟着具の一対の挟着片を波形屋根の頂部に固定して取り付けられる屋根上取付具において、
    上記波形屋根は、複数の屋根材を側端縁の山部の頂部で重合し、その重合部で上向きボルトとナットの螺着によって連結した重ね式接合構造とされ、
    上記上向きボルトは、上記重合部の頂部において、その上面より、防水パッキンを内装した山座を介して突出しており、
    上記挟着具は、上板と、その両端から下方に延びた一対の脚片と、脚片のそれぞれの下端から、先端が相対向するように折曲形成された上記挟着片とが一体形成された構成とされ、上記一対の脚片を、それらを貫通する緊締用ボルトと、緊締用ナットとの螺合により緊締して、両挟着片の先端を相互に近接させて、上記上向きボルトに挟着させる構造となっており、
    上記挟着片の先端には、上記防水パッキンとの抵触を回避したパッキン収容凹部が形成されており、
    上記一対の挟着片を近接させて、該挟着片の先端を上記波形屋根の頂部と、上記山座との間に挿入させ、上記防水パッキンを上記パッキン収容凹部に収容させるようにして、波形屋根に固定するようにしたことを特徴とする屋根上取付具。
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