JPH11336729A - ボルトによる鋼材締め付け方法 - Google Patents
ボルトによる鋼材締め付け方法Info
- Publication number
- JPH11336729A JPH11336729A JP16134998A JP16134998A JPH11336729A JP H11336729 A JPH11336729 A JP H11336729A JP 16134998 A JP16134998 A JP 16134998A JP 16134998 A JP16134998 A JP 16134998A JP H11336729 A JPH11336729 A JP H11336729A
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- JP
- Japan
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- bolt
- end side
- nut
- hole
- steel material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、手が入らない部分にボルトを締め付け
るのに、例えば角パイプの場合にはボルトを反対側の面
まで貫通させてナットで締め付ける方法がとられてい
た。このため、長いボルトが必要となってコスト高にな
るとともに、角パイプの場合に反対側の面にナットとボ
ルトの先端が露出するため、壁板などの取り付けの邪魔
になるという課題があった。 【解決手段】 全長または一端寄りの部分を除いてねじ
山を形成したねじ棒を略直角に屈曲したから、基板と被
締め付け物に形成した孔を整合し、他端側からナットを
少しねじ込んだ後、ボルトを一端側から孔に回すように
差し込み、一端が基板の裏面に突き当たるまで傾けなが
らナットをインパクトレンチなどの工具で締め付けるよ
うにすることにより、ボルトを回転させることなく、鋼
材の一面側のみから締め付け作業を行うことができる。
るのに、例えば角パイプの場合にはボルトを反対側の面
まで貫通させてナットで締め付ける方法がとられてい
た。このため、長いボルトが必要となってコスト高にな
るとともに、角パイプの場合に反対側の面にナットとボ
ルトの先端が露出するため、壁板などの取り付けの邪魔
になるという課題があった。 【解決手段】 全長または一端寄りの部分を除いてねじ
山を形成したねじ棒を略直角に屈曲したから、基板と被
締め付け物に形成した孔を整合し、他端側からナットを
少しねじ込んだ後、ボルトを一端側から孔に回すように
差し込み、一端が基板の裏面に突き当たるまで傾けなが
らナットをインパクトレンチなどの工具で締め付けるよ
うにすることにより、ボルトを回転させることなく、鋼
材の一面側のみから締め付け作業を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長い角パイプの途
中に孔が形成されている場合のように内側に手を入れて
ナットを固定しつつボルトをねじ込むことができない箇
所において、鋼材に締め付けることができるようにした
鋼材締め付け用ボルト及びその締め付け方法に関する。
中に孔が形成されている場合のように内側に手を入れて
ナットを固定しつつボルトをねじ込むことができない箇
所において、鋼材に締め付けることができるようにした
鋼材締め付け用ボルト及びその締め付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニュームの型材などにおい
ては、手が入らない部分にビスを固定するのに、孔の表
から差し込むと裏側において90°回転する部材があっ
て、これがナットの替わりになるようにした若井産業株
式会社製の固定具「ターンナット」などが用いられてい
るが、鋼材のように高い強度が要求される場合にはその
ようなものは使用することができず、例えば角パイプの
場合にはボルトを反対側の面まで貫通させてナットで締
め付ける方法がとられていた。
ては、手が入らない部分にビスを固定するのに、孔の表
から差し込むと裏側において90°回転する部材があっ
て、これがナットの替わりになるようにした若井産業株
式会社製の固定具「ターンナット」などが用いられてい
るが、鋼材のように高い強度が要求される場合にはその
ようなものは使用することができず、例えば角パイプの
場合にはボルトを反対側の面まで貫通させてナットで締
め付ける方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、長いボルト
が必要となってコスト高になるとともに、角パイプの場
合に反対側の面にナットとボルトの先端が露出するた
め、壁板などの取り付けの邪魔になるという課題があっ
た。
が必要となってコスト高になるとともに、角パイプの場
合に反対側の面にナットとボルトの先端が露出するた
め、壁板などの取り付けの邪魔になるという課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、全長または一端寄りの部分を除いてねじ山を形成し
たねじ棒を略直角に屈曲したから、請求項3記載のよう
に、基板と被締め付け物に形成した孔を整合し、他端側
からナットを少しねじ込んだ後、ボルトを一端側から孔
に回すように差し込み、一端が基板の裏面に突き当たる
まで傾けながらナットをインパクトレンチなどの工具で
締め付けるようにすることにより、ボルトを回転させる
ことなく、鋼材の一面側のみから締め付け作業を行うこ
とができ、また、長いボルトが不要となってコスト高に
ならないばかりでなく、角パイプの場合に反対側の面に
ナットとボルトの先端が露出することがなく、壁板など
の取り付けの邪魔にならないという効果がある。
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、全長または一端寄りの部分を除いてねじ山を形成し
たねじ棒を略直角に屈曲したから、請求項3記載のよう
に、基板と被締め付け物に形成した孔を整合し、他端側
からナットを少しねじ込んだ後、ボルトを一端側から孔
に回すように差し込み、一端が基板の裏面に突き当たる
まで傾けながらナットをインパクトレンチなどの工具で
締め付けるようにすることにより、ボルトを回転させる
ことなく、鋼材の一面側のみから締め付け作業を行うこ
とができ、また、長いボルトが不要となってコスト高に
ならないばかりでなく、角パイプの場合に反対側の面に
ナットとボルトの先端が露出することがなく、壁板など
の取り付けの邪魔にならないという効果がある。
【0005】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、ねじ棒の一端寄りの部分の他端側と向き合う
面を屈曲部の付け根まで他端側と直角な平面にしたした
から、ナットを締め付けたときに、平面が基板の裏面に
密着してねじ山の形成された他端側が基板に対して直角
に突出するため、棒材に曲げ力が作用することがなくて
強固に締め付けることができるとともに、植え込みボル
トなどとして使用する場合に好適であるという効果があ
る。
において、ねじ棒の一端寄りの部分の他端側と向き合う
面を屈曲部の付け根まで他端側と直角な平面にしたした
から、ナットを締め付けたときに、平面が基板の裏面に
密着してねじ山の形成された他端側が基板に対して直角
に突出するため、棒材に曲げ力が作用することがなくて
強固に締め付けることができるとともに、植え込みボル
トなどとして使用する場合に好適であるという効果があ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図において、1は本発明に係
るボルトであって、直角に屈曲されていて、ねじ山5の
形成されていない一端側2の他端側3と対応する面に屈
曲部の付け根に達する平面4が他端側3と直角に形成さ
れている。
図面に基づいて説明する。図において、1は本発明に係
るボルトであって、直角に屈曲されていて、ねじ山5の
形成されていない一端側2の他端側3と対応する面に屈
曲部の付け根に達する平面4が他端側3と直角に形成さ
れている。
【0007】なお、ねじ山5は一端側2を含む全長にわ
たって形成しても良く、また、屈曲部の付け根の内側が
直角な角になっていれば平面4は必要ではない。
たって形成しても良く、また、屈曲部の付け根の内側が
直角な角になっていれば平面4は必要ではない。
【0008】図2はボルト1を基板aの孔bに植え込み
ボルトとして取り付ける場合を示し、まず、ボルト1の
他端側3のねじ山5にナット6を少しねじ込み、ワッシ
ャcの孔dを基板aの孔bに整合し、ボルト1を一端側
2から回すようにして孔b、dに通し、インパクトレン
チeの嵌合部fをナット6にはめてから、インパクトレ
ンチeをできるだけ大きく傾けて嵌合部fを回転させる
と、ボルト1も傾いているから最大でも1回転しないう
ちに一端側2の先端が基板aの裏面に斜めに当たって回
転不能となり、ナット6のみが回転して締め付けが始ま
り、ナット6がワッシャcに当たるとボルト1の他端側
3は次第に起きて、図3に示すように、平面4が基板a
の裏面に密着し、他端側3は基板aに対して直角になっ
て締め付けが完了する。
ボルトとして取り付ける場合を示し、まず、ボルト1の
他端側3のねじ山5にナット6を少しねじ込み、ワッシ
ャcの孔dを基板aの孔bに整合し、ボルト1を一端側
2から回すようにして孔b、dに通し、インパクトレン
チeの嵌合部fをナット6にはめてから、インパクトレ
ンチeをできるだけ大きく傾けて嵌合部fを回転させる
と、ボルト1も傾いているから最大でも1回転しないう
ちに一端側2の先端が基板aの裏面に斜めに当たって回
転不能となり、ナット6のみが回転して締め付けが始ま
り、ナット6がワッシャcに当たるとボルト1の他端側
3は次第に起きて、図3に示すように、平面4が基板a
の裏面に密着し、他端側3は基板aに対して直角になっ
て締め付けが完了する。
【0009】図4は角パイプgにボルト1を植え込んだ
状態の正面図、図5は基板aにアングル材hを締め付け
た状態の断面図である。
状態の正面図、図5は基板aにアングル材hを締め付け
た状態の断面図である。
【図1】本発明の鋼材締め付け用ボルトの斜視図であ
る。
る。
【図2】そのボルトの締め付け途中の状態の断面図であ
る。
る。
【図3】締め付け完了状態の断面図である。
【図4】角パイプにボルトを植え込んだ状態の正面図で
ある。
ある。
【図5】基板にアングル材を締め付けた状態の断面図で
ある。
ある。
1:ボルト 2:一端側 3:他端側 4:平面 5:ねじ山 6:ナット a:基板 b:孔 c:ワッシャ d:孔 e:インパクトレンチ f:嵌合部 g:角パイプ h:アングル材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ボルトによる鋼材締め付け方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長い角パイプの途
中に孔が形成されている場合のように内側に手を入れて
ナットを固定しつつボルトをねじ込むことができない箇
所において、鋼材に締め付けることができるようにした
ボルトによる鋼材の締め付け方法に関する。
中に孔が形成されている場合のように内側に手を入れて
ナットを固定しつつボルトをねじ込むことができない箇
所において、鋼材に締め付けることができるようにした
ボルトによる鋼材の締め付け方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、基板と被締め付け物に形成した孔を整合し、全長ま
たは一端寄りの部分を除いてねじ山を形成したねじ棒を
略直角に屈曲したボルトの他端側からナットを少しねじ
込んだ後、そのボルトを一端側から孔に回すように差し
込み、一端が基板の裏面に突き当たるまで傾けながらナ
ットをインパクトレンチなどの工具で締め付けるように
したボルトの一端側の先端が基板の裏面に斜めに当たっ
てボルトの回転が阻止されることにより、鋼材の一面側
のみから締め付け作業を行うことができ、また、長いボ
ルトが不要となってコスト高にならないばかりでなく、
角パイプの場合に反対側の面にナットとボルトの先端が
露出することがなく、壁板などの取り付けの邪魔になら
ないという効果がある。
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、基板と被締め付け物に形成した孔を整合し、全長ま
たは一端寄りの部分を除いてねじ山を形成したねじ棒を
略直角に屈曲したボルトの他端側からナットを少しねじ
込んだ後、そのボルトを一端側から孔に回すように差し
込み、一端が基板の裏面に突き当たるまで傾けながらナ
ットをインパクトレンチなどの工具で締め付けるように
したボルトの一端側の先端が基板の裏面に斜めに当たっ
てボルトの回転が阻止されることにより、鋼材の一面側
のみから締め付け作業を行うことができ、また、長いボ
ルトが不要となってコスト高にならないばかりでなく、
角パイプの場合に反対側の面にナットとボルトの先端が
露出することがなく、壁板などの取り付けの邪魔になら
ないという効果がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 全長または一端寄りの部分を除いてねじ
山を形成したねじ棒を略直角に屈曲した鋼材締め付け用
ボルト。 - 【請求項2】 前記ねじ棒の前記一端寄りの部分の他端
側と向き合う面を屈曲部の付け根まで前記他端側と直角
な平面にしたことを特徴とする請求項1記載の鋼材締め
付け用ボルト。 - 【請求項3】 基板と被締め付け物に形成した孔を整合
し、前記他端側からナットを少しねじ込んだ後、前記ボ
ルトを前記一端側から前記孔に回すように差し込み、前
記一端が前記基板の裏面に突き当たるまで傾けながら前
記ナットをインパクトレンチなどの工具で締め付けるよ
うにした前記鋼材締め付け用ボルトの締め付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16134998A JPH11336729A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ボルトによる鋼材締め付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16134998A JPH11336729A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ボルトによる鋼材締め付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336729A true JPH11336729A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15733402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16134998A Pending JPH11336729A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ボルトによる鋼材締め付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11336729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021037448A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 敏彦 山口 | 接続部材 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP16134998A patent/JPH11336729A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021037448A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 敏彦 山口 | 接続部材 |
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