JP6708159B2 - ダイシング装置 - Google Patents

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本発明は、半導体製造装置に関し、特にウエハを切断するダイシング装置に関する。
ダイシング装置は、テープ等の固定材に固定されたウエハを、処理ステージ表面にあるポーラス領域で真空吸着して固定する。そして、ブレードと呼ばれる砥石を高速回転させてウエハを切削する(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−18965号公報
切削による切り込みの深さに関しては、ウエハを浅く切り過ぎるとウエハの切断不良が発生し、固定材を深く切り過ぎると固定材が裂けてしまう場合がある。しかし、従来のダイシング装置は、処理中に切り込み深さが変動しても、処理中に検出することはできなかった。従って、異常が発生した場合の発見が遅れてしまい、異常による損害を効果的に抑えることができなかった。また、切り込み深さの検査を抜き取りで行う場合、一旦処理を中断し、ウエハを装置外に出してから測定を行う必要がある。従って、検査を含めたトータルの処理時間が増加してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は処理時間を増加することなく、処理中に切り込み深さを測定することができるダイシング装置を得るものである。
本発明に係るダイシング装置は、固定材の上に固定されたウエハを吸着して固定する処理ステージと、前記処理ステージの上方に配置され、前記ウエハを切断する回転ブレードと、前記処理ステージの下方に配置され、前記回転ブレードの水平方向の動きに合わせて前記回転ブレードとの位置関係を維持した状態で移動し、前記固定材の切り込み深さを測定するレーザー変位計とを備え、前記処理ステージは、前記レーザー変位計から出射されるレーザー光に対して透明な素材で形成されていることを特徴とする。
本発明では、固定材の切り込み深さを測定するレーザー変位計が処理ステージの下方に配置され、処理ステージはレーザー変位計から出射されるレーザー光に対して透明な素材で形成されている。これにより、処理時間を増加することなく、処理中に切り込み深さを測定することができる。
本発明の実施の形態に係るダイシング装置を示す上面図である。 図1のI−IIに沿った一部分における断面図である。 図2のIII−IVに沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係る処理ステージを示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る処理ステージの他の例を示す上面図である。 比較例に係るダイシング装置を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係るダイシング装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
図1は、本発明の実施の形態に係るダイシング装置を示す上面図である。図2は、図1のI−IIに沿った一部分における断面図である。図3は、図2のIII−IVに沿った断面図である。シリコン等でできたウエハWFがテープ等の固定材TPの上に固定されている。ポーラス素材でできた吸着部PRが、処理ステージSSの表面に一定間隔に埋め込まれた状態で配置され、その底部は吸着穴VCに繋がっている。吸着部PR及び吸着穴VCが固定材TP及びウエハWFを真空吸着して処理ステージSSに固定する。
高速回転してウエハWFを切削する砥石である回転ブレードBDが処理ステージSSの上方で、かつウエハWFのダイシングライン上に配置されている。処理ステージSSをX軸のマイナス方向に動かしながら、回転ブレードBDがウエハWFと固定材TPを切削し、ウエハWFを切断する。この際に固定材TPに切り溝KMが形成される。1ライン切削すると、回転ブレードBDはウエハWFを切断しないようZ軸方向に退避(上昇)し、Y軸方向に1チップ分の距離だけ移動する。さらに、処理ステージSSはX軸のプラス方向に戻る。回転ブレードBDのZ軸方向の高さを下げて、処理ステージSSをX軸のマイナス方向に動かすことで、次のダイシングラインを切削する。一方向のダイシングラインを全て切り終えると、ステージが90°回転して、上記の切削動作を繰り返すことで、ウエハをチップに切り分ける。
レーザー変位計LSは、赤色レーザー又は赤外レーザーを有し、処理ステージSSの下方であって、回転ブレードBDの中心直下からX軸のマイナス方向に回転ブレードの半径以上の一定距離だけ離れた位置にあってレーザー光が上向きになるように配置されている。処理ステージSSは、石英ガラス又は透明セラミックスなど、レーザー変位計LSから出射されるレーザー光に対して透明な素材で形成されている。
レーザー変位計LSは、処理ステージSSの吸着部PR及び吸着穴VC以外の箇所で、固定材TPの下面と切り溝KMの底面との距離を測定することで切り溝KMにおける固定材TPの厚みを求める。この厚みと元々の固定材TPの厚みとの差をとることで、切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを求めることができる。
レーザー変位計LSは、駆動ユニットKUにより駆動されて、回転ブレードBDの水平方向の動きに合わせて回転ブレードBDとの位置関係を維持した状態で移動する。このため、回転ブレードBDが水平方向のどの位置に動いても、レーザー変位計LSが追従することが可能となり、全ラインで処理中又は一時停止中に切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdの測定が可能となる。
図4は、本発明の実施の形態に係る処理ステージを示す上面図である。透明な処理ステージSS上に、四角形状の吸着部PRが行列状に等間隔に配列されている。そして、上述の図2及び図3における処理ステージSSはこの構成を採用している。図5は、本発明の実施の形態に係る処理ステージの他の例を示す上面図である。同心円状に複数の吸着部PRが配置されている。このように吸着部PRは処理ステージSSの表面に一定間隔で配置されている。従って、固定材TPを吸着固定する吸着部PRとレーザー変位計LSのレーザー光が透過する透明部が交互に配置されている。なお、吸着穴VCは吸着部PRの直下を横切り、例えば回転ブレードBDが切削するX軸方向に対して、特定の角度をもって交差する方向に設けられている。これによって、レーザー変位計LSによる距離の測定が困難な領域が少なくなるようにしている。
続いて、本実施の形態の効果を比較例と比較して説明する。図6は、比較例に係るダイシング装置を示す断面図である。比較例にはレーザー変位計LSが設けられていないため、処理中に切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを測定することはできない。
これに対して、本実施の形態では、切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを測定するレーザー変位計LSが処理ステージSSの下方に配置され、処理ステージSSはレーザー変位計LSから出射されるレーザー光に対して透明な素材で形成されている。これにより、処理時間を増加することなく、処理中に切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを測定することができる。
また、ダイシング処理時には、通常、切削箇所に純水をかけながら回転ブレードBDで切削加工しているため、切り溝KMには水が残っている。このため、レーザー変位計LSが処理ステージSSの上方から切り溝KMの深さを測定しようとすると、切り溝KM内の水のゆらぎ又は切削時の水しぶきでレーザー光が乱反射して測定が妨げられる。従って、レーザー変位計LSは処理ステージSSの下方から測定を行うことが好ましい。
また、吸着部PR及び吸着穴VCにより固定材TPを処理ステージSSにしっかりと吸着固定することで、ダイシング時の衝撃に耐え、安定したダイシングと切り込み深さ測定の両立が可能となる。ただし、ダイシングするウエハWFの厚さ、大きさ又は材料などによっては、ポーラス素材でできた吸着部PRを設けずに吸着穴VCを直接に処理ステージSSの表面に設けてもよい。また、レーザー変位計LSは、隣接する吸着部PRの間において吸着部PR及び吸着穴VCが配置されていない箇所でレーザー光を透過させて切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを測定する。
また、レーザー変位計LSのレーザー射出口は上向きに設定されている。従って、レーザー変位計LSの他にミラーなどの光学機器を用意する必要がなく、簡単な構成で距離の計測ができる。
駆動ユニットKUは、レーザー変位計LSを、処理ステージSSに対してXY軸方向、即ち水平方向に駆動する。これにより、吸着部PR部及び吸着穴VCを遮らない範囲で、切り溝KMに対するレーザー変位計LSの位置合わせが容易となる。また、切り溝KMが無い箇所も測定可能となる。切り溝KMが無い箇所を測定することで、固定材TPの厚みを測ることができる。従って、切り溝KMがある箇所と無い箇所の測定結果を比較することで、より正確に切り溝KMにおける固定材TP部の切り込み深さdを測定することができる。
BD 回転ブレード、KM 切り溝、KU 駆動ユニット、LS レーザー変位計、PR 吸着部、SS 処理ステージ、TP 固定材、VC 吸着穴、WF ウエハ

Claims (5)

  1. 固定材の上に固定されたウエハを吸着して固定する処理ステージと、
    前記処理ステージの上方に配置され、前記ウエハを切断する回転ブレードと、
    前記処理ステージの下方に配置され、前記回転ブレードの水平方向の動きに合わせて前記回転ブレードとの位置関係を維持した状態で移動し、前記固定材の切り込み深さを測定するレーザー変位計とを備え、
    前記処理ステージは、前記レーザー変位計から出射されるレーザー光に対して透明な素材で形成されていることを特徴とするダイシング装置。
  2. 前記処理ステージの表面に一定間隔で配置され、吸着穴に繋がるポーラス素材でできた吸着部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のダイシング装置。
  3. 前記レーザー変位計は、前記吸着部が配置されていない箇所で前記切り込み深さを測定することを特徴とする請求項2に記載のダイシング装置。
  4. 前記レーザー変位計のレーザー射出口は上向きに設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のダイシング装置。
  5. 前記レーザー変位計を前記処理ステージに対して水平方向に駆動する駆動ユニットを更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のダイシング装置。
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