JP6708079B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられる乗物用シートに関する。
例えば、特許文献1に記載の乗物用シートでは、シールドがネジ等の締結取付具にてクッションフレームに固定されている。シールドとは、クッションフレームの側面側の少なくとも一部を覆うカバーの一種である。
特開平11−5473号公報
特許文献1に記載の発明では、組付工程時にネジ締め工程を必要とするので、組付工数の削減が難しい。本願は、組付工数削減が可能な乗物用シートを提供する。
本願では、クッションフレーム(9)及びシールド(33)のうちいずれか一方に設けられ、他方に設けられた第1挿入穴(31A)側に突出してシート幅方向と交差する方向に延びる第1突起部(31D)であって、当該第1挿入穴(31A)に挿入された第1突起部(31D)と、クッションフレーム(9)及びシールド(33)のうちいずれか一方に設けられ、第1突起部(31D)と平行な方向に突出する第2突起部(31E)であって、他方に設けられた第2挿入穴(31B)に挿入された第2突起部(31E)とを備え、第1突起部(31D)のうち第1挿入穴(31A)に挿入された部位の挿入方向長さ(L1)は、第2突起部(31E)のうち第2挿入穴(31B)に挿入された部位の挿入方向長さ(L2)より長い。
これにより、本願では、組付作業者又は自動組付機(以下、作業者等という。)は、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)それぞれを第1挿入穴(31A)及び第2挿入穴(31B)に挿入することにより、シールド(33)をクッションフレームに組み付けることができる。そして、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)は、シート幅方向と交差する方向に延びているので、シールド(33)がシート幅方向に抜けてしまうことを抑制できる。
ところで、例えば、第2突起部に相当する固定部がワイヤー状の部材にて構成され、かつ、第2挿入穴に相当する被固定部が当該ワイヤーを挟み込むように咥え込む挟持部で構成された乗物用シート(以下、ワイヤー方式という。)では、組付作業性が低いため、組付工数の削減が難しい。
すなわち、ワイヤー方式では、作業者等は、第1突起部を第1挿入穴に挿入した後、第1突起部側を中心として、シールドを回転させるように当該シールドを撓ませて挟持部をワイヤーに咥え込ませる必要がある。つまり、ワイヤー方式では、挿入作業及び咥え込み作業といった異なる種類の組付作業を必要とするので、組付工数の削減が難しい。
これに対して、本願においては、作業者等は、クッションフレーム(9)に対してシールド(33)を一方向、つまりシート幅方向と交差する方向に移動させることにより、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)それぞれを第1挿入穴(31A)及び第2挿入穴(31B)に挿入組み付けできる。
したがって、本願に係る乗物用シートでは、組付工数の削減を可能としながら、シールド(33)がシート幅方向に抜けてしまうことを抑制できる。
なお、本願は、以下のように構成してもよい。
すなわち、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)は、シート前後方向に突出していることが望ましい。これにより、シールド(33)をクッションフレーム(9)に対してシート前後方向に移動させることにより、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)それぞれを第1挿入穴(31A)及び第2挿入穴(31B)に挿入組み付けできる。上記においては、第2突起部(31E)は、第1突起部(31D)と同一の向きに突出していることが望ましい。
第1突起部(31D)は、第2突起部(31E)より下方側に設けられていることが望ましい。これにより、シート前後方向を回転軸線とするモーメントがシールド(33)に作用した場合であっても、当該シールド(33)を確実に固定でき得る。
さらに、クッションフレーム(9)がチルトアーム(22、23)を有している場合には、以下の構成とすることが望ましい。なお、チルトアーム(22、23)とは、クッションパッド(19)の前端側傾斜角度を変更する際に揺動するアーム材である。
すなわち、第1突起部(31D)及び第2突起部(31E)は、当該チルトアーム(22、23)設けられ、かつ、シート前後方向において後方側から前方側に向かう向きに突出し、さらに、シールド(33)は、第1挿入穴(31A)及び第2挿入穴(31B)を有してチルトアーム(22、23)と一体的に揺動する前方側シールド部(31)、及びクッションフレーム(9)に固定されて不動な後方側シールド部(32)を有した構成である。
そして、上記構成によれば、チルトアーム(22、23)の揺動に連動して前方側シールド部(31)を変位させることができるので、シールド(33)の意匠性(見栄え)が損なわれることを抑制できる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る乗物用シート1の斜視図である。 本発明の実施形態に係るシートクッション3の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るクッションパッド19の斜視図である。 本発明の実施形態に係る変位機構21等の拡大図である。 本発明の実施形態に係るチルトアーム22、23及びサイドフレーム11、13等の側面図である。 本発明の実施形態に係る変位機構21等の拡大斜視図である。 Aは本発明の実施形態に係るチルトアーム22の斜視図である。Bは本発明の実施形態に係るチルトアーム22の分解斜視図である。 Aは本発明の実施形態に係るチルトアーム22の側面である。Bは本発明の実施形態に係るチルトアーム22の上面図である。 図8AのA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るサイドパッド部19B、19Cの支持構造を示す図である。 本発明の実施形態に係るチルトアーム22の先端側拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るサイドパッド部19B、19Cの支持構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る前方側シールド部31の裏面側斜視図である。 本発明の実施形態に係る前方側シールド部31の前端側拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る前方側シールド部31の支持構造を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、当該部材が2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
本実施形態は、車普通乗用車の前席用シートに本発明に係る乗物用シートを適用したものである。なお、以下の説明における方向は、本実施形態に係る乗物用シートを車両に組み付けた状態における方向を意味する。
1.乗物用シートの概要
図1に示すように、乗物用シート1は、少なくともシートクッション3及びシートバック5を有する。シートクッション3は着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位であって、シートクッション3に対してシート前後方向に対して揺動可能である。
1.1 フレーム構造
図2に示すバックフレーム7は、シートバック5の骨格を形成するフレームであって、クッションフレーム9に対して揺動可能に連結されている。クッションフレーム9は、シートクッション3の骨格を構成するフレームである。
バックフレーム7は、一対のサイドフレーム7A、7B、アッパパネル(図示せず。)及びロアパネル7C等を有する。各サイドフレーム7A、7Bは、略上下方向に延びるとともに、シート幅方向両側それぞれに配設されたフレームである。なお、シート幅方向は、本実施形態では、車両の左右方向と一致する。
アッパパネルは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム7A、7Bの上端側を連結する。ロアパネル7Cは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム7A、7Bの下端側を連結する。
なお、一対のサイドフレーム7A、7B、アッパパネル及びロアパネル7Cは、金属製であって、それら7A〜7Cは、溶接等の接合手段又はねじ等の機械的締結具により互いに連結固定されている。
クッションフレーム9は、一対のサイドフレーム11、13、並びにフロントパイプ15及びリアパイプ17等を有する。各サイドフレーム11、13は、シート前後方向に延びるとともに、シート幅方向両端それぞれに配設されたフレームである。
フロントパイプ15は、クッションフレーム9のシート前方側において一対のサイドフレーム11、13を連結する。リアパイプ17は、クッションフレーム9のシート後方側において一対のサイドフレーム11、13を連結する。
なお、一対のサイドフレーム11、13とフロントパイプ15及びリアパイプ17とは、溶接又は塑性加工を利用したカシメ等の連結手法にて連結されている。因みに、本実施形態では、フロントパイプ15及びリアパイプ17は、溶接にて各サイドフレーム11、13に固定されている。
クッションフレーム9は、一対のシートリフタ18により支持されている。各シートリフタ18は、各サイドフレーム11、13の下方側に配設され、クッションフレーム9を上下方向に変位させる。
すなわち、各シートリフタ18は、フロントリフタリンク18A、リアリフタリンク18B及びブラケット18C等を有する。フロントリフタリンク18A及びリアリフタリンク18Bは、その上端側が各サイドフレーム11、13に揺動可能に連結され、下端側がブラケット18Cに揺動可能に連結されている。
ブラケット18Cは、スライドレール(図示せず。)を介して車両のフロアパネル側に固定される。スライドレールは、シート前後方向に乗物用シート1を変位可能として当該乗物用シート1をフロアパネルに固定する。
1.2 クッション構造
バックフレーム7のシート前方側には、バックパット3A(図1参照)が装着されている。バックパット3Aは、ウレタン等の発泡弾性体で構成されたクッション材である。当該バックパット3Aの表面は、皮革等の表皮により覆われている。
クッションフレーム9の上方側には、クッションパッド19(図2参照)が装着されている。クッションパッド19は、図3に示すように、座面パッド部19A及びサイドパッド部19B、19C等を有する。
座面パッド部19Aは、着席者の臀部を支持するためのクッション材である。サイドパッド部19B、19Cは、シート幅方向において座面パッド部19Aに隣接した部位に設けられクッション材である。
各サイドパッド部19B、19Cは、座面パッド部19Aのシート幅方向各端部において、シート前後方向に延びている。なお、座面パッド部19A及び一対のサイドパッド部19B、19Cは、ウレタン等で構成された一体成形品である。
本実施形態に係る乗物用シート1は、車両前席左側のシートである。そこで、座面パッド部19Aのシート幅方向内側、つまり車両幅方向中央側に位置するサイドパッド部19Bを内側パッド19Bともいう。
座面パッド部19Aのシート幅方向外側に位置するサイドパッド部19Cを外側パッド19Cともいう。なお、内側パッド19B及び外側パッド19Cを総称する際には、サイドパッド部19B、19Cと記す。
2.乗物用シートの詳細
2.1 変位機構
<変位機構の概要>
乗物用シート1は変位機構21(図4参照)を有する。変位機構21は、座面パッド部19Aのシート前端側部位19D(図3参照)を変位させる機構である。具体的には、変位機構21はチルト機能、オットマン機能及びクッション長可変機能等のうち少なくとも1つの機能を有する。なお、本実施形態係る変位機構21は、チルト機能及びオットマン機能を有する。
チルト機能は、クッションパッド19の前端側傾斜角度、つまりシート前端側部位19Dの傾斜角度を変更しながら当該部位19Dを上下方向に変位させる機能である。オットマン機能は、オットマン19E(図3参照)の傾斜角を変更するための機能である。オットマン19Eは、「ふくらはぎ」等の足を乗せるための部位である。クッション長可変機能とは、シートクッション3の前縁部が変位することにより、座面パッド部19Aのシート前後長さを変更させるための機能である。
なお、本実施形態に係る変位機構21では、シート前端側部位19Dの傾斜角度(以下、チルト角という。)が大きくなると、これに連動してオットマン19Eが水平に近づくように揺動する。逆に、チルト角が小さくなると、これに連動してオットマン19Eが鉛直に近づいていく。
<変位機構の構成>
変位機構21は、図4に示すように、一対のチルトアーム22、23、及びチルトパネル24等を有する。一対のチルトアーム22、23それぞれは、図5に示すように、連結ピンC1、C2を介して各サイドフレーム11、13に揺動可能に連結されているとともに、図6に示すように連結ピンC1、C2側からシート前方側に延びている。
チルトパネル24は、各チルトアーム22、23の延び方向先端側を繋ぐようにシート幅方向に延びる板状の部材である。座面パッド部19Aの前端部は、チルトパネル24により支持されている。このため、チルトアーム22、23が揺動すると、これに連動して座面パッド部19Aの前端部のチルト角が変化する。
前面パネル25は、オットマン19Eを支持する部位である。当該前面パネル25には、図示しないリンク機構又はカム機構等を介して一対のチルトアーム22、23の揺動が伝達される。このため、オットマン19Eは、一対のチルトアーム22、23の揺動に連動してチルトパネル24に対して揺動する。
<チルトアームの構造>
チルトアーム22とチルトアーム23とは、左右対称構造である点を除き、同様構造である。以下、チルトアーム22を例に、本実施形態に係るチルトアーム22、23の構造を説明する。
チルトアーム22は、図7A及び図7Bに示すように、連結アーム部22A及び先端側アーム部22B等を有して構成されている。連結アーム部22Aは、連結ピンC1を介してサイドフレーム11に揺動可能に連結される連結部22C(図5参照)を有する。
先端側アーム部22Bは、連結アーム部22Aの先端側に連結固定されている。なお、本実施形態では、先端側アーム部22Bと連結アーム部22Aとは、図8A及び図8Bに示すように、溶接にて連結固定されている。
連結アーム部22Aと先端側アーム部22Bとの連結固定部22DにおけるA−A断面形状は、図9に示すように、閉曲線を描く閉断面形状である。具体的には、連結アーム部22Aのうち連結固定部22DにおけるA−A断面形状は、一部が開放された略C字状又はJ字状の開断面形状である。
同様に、先端側アーム部22Bのうち連結固定部22DにおけるA−A断面形状は、一部が開放された略C字状又はJ字状の開断面形状である。なお、本実施形態では、連結アーム部22AのA−A断面及び先端側アーム部22BのA−A断面は、共にサイドフレーム11側が開放された開断面形状である。
連結固定部22D、つまりA−A断面では、連結アーム部22Aを構成する第1板材P1と先端側アーム部22Bを構成する第2板材P2とが、少なくとも2箇所で板厚方向に重なった状態で連結固定されている。
前記2箇所のうち第1箇所WP1での重なり方向L1は、第2箇所WP2での重なり方向L2と交差した方向である。具体的には、第1箇所WP1での重なり方向L1はシート幅方向と略平行であり、第2箇所WP2での重なり方向L2は鉛直方向と略平行である。
第1箇所WP1での溶接箇所は、図8Aに示すように、連結アーム部22Aの長手方向(シート前後方向)及び上下方向に対して傾いた方向に延びている。第2箇所WP2での溶接箇所は、図8Bに示すように、連結アーム部22Aの長手方向と平行な方向に延びている。
そして、先端側アーム部22Bの先端側における下端位置22Eは、図8Aに示すように、連結固定部22Dにおける下端位置22Fより鉛直方向下方側に位置している。換言すれば、本実施形態に係るチルトアーム22では、延び方向先端側、つまりシート前端側に向かうほど上下方向寸法が大きくなっている。
なお、ビード部22G〜22Kは、先端側アーム部22B、つまりチルトアーム22、23の曲げ剛性及び捻り剛性を向上させるため突条又は溝部である。ビード部22Gは、チルトアーム22、23の外縁に沿って延びている。ビード部22H〜22Kは、先端側アーム部22Bを構成する板材のうち折り曲げられた屈曲部に設けられている。
2.2 サイドパッド部の支持構造
各サイドパッド部19B、19Cのうちシート前方側の部位は、各チルトアーム22、23に支持されている。以下、チルトアーム22側(シート右側)を例にサイドパッド部の支持構造を例に説明する。
サイドパッド部19Bのシート前端側は、図10に示すように、面状支持部27を有する支持部材26により支持されている。面状支持部27は、サイドパッド部19Bに面接触して当該サイドパッド部19Bを支持する部位である。
すなわち、面状支持部27は、図11に示すように、少なくともサイドパッド部19Bに面接触する受け面27A〜27Cを有している。受け面27A(以下、第1受け面27Aという。)は、サイドパッド部19Bに面接触して鉛直方向の荷重を受けることが可能な面である。
受け面27B(以下、第2受け面27Bという。)は、サイドパッド部19Bに面接触してシート前後方向の荷重を受けることが可能な面である。なお、本実施形態に係る第2受け面27Bは、シート前方側からシート後方側に向かう向きの荷重を受ける。
受け面27C(以下、第3受け面27Cという。)は、サイドパッド部19Bに面接触してシート幅方向の荷重を受けることが可能な面である。本実施形態では、図12に示すように、シート幅方向一端側の第3受け面27Cとシート幅方向他端側の第3受け面27Cとは左右対称ではない。
すなわち、内側パッド19Bに面接触する面状支持部27(以下、内側支持部26Aという。)の第3受け面27Cを内側受け面27Rとし、外側パッド19Cに面接触する面状支持部27(以下、外側支持部26Bという。)の第3受け面27Cを外側受け面27Lとしたとき、各受け面27R、27Lは、以下のように構成されている。
外側受け面27Lは、シート幅方向一端側から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rは、シート幅方向一端側から内側パッド19Bに面接触する。つまり、本実施形態では、外側受け面27Lは、右側(内側)から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rも右側(内側)から内側パッド19Bに面接触する。
2.2 シールドの支持構造
<シールドの概要>
クッションフレーム9の側面側は、図1及び図2に示すように、シールド30、33等により覆われている。シールド30(以下、前面シールド30という。)は、クッションフレーム9のシート前面側を覆う。
前面シールド30は、シート幅方向に延びて一対のチルトアーム22、23それぞれの先端側に装着されている。なお、本実施形態係る前面シールド30は、ネジ等の締結具(図示せず。)により各チルトアーム22、23に固定されている。
シールド33(以下、側面シールド33という。)は、クッションフレーム9のシート幅方向他端側(本実施形態では、左側)を覆う。なお、シート幅方向一端側(本実施形態では、右側)にも側面シールド33と同様な側面シールド(図示せず。)が設けられている。以下、左側の側面シールド33を例に側面シールドの構成及び支持構造を説明する。
因みに、左側の側面シールド33には、シートバック5の傾斜角度やシートクッション3の位置を変更させるための操作部40が設けられている。右側の側面シールド33には、操作部40等は設けられていない。
側面シールド33は、前方側シールド部31及び後方側シールド部32等を有して構成されている。前方側シールド部31は、クッションフレーム9の一部であるチルトアーム22に装着されて当該チルトアーム22と一体的に揺動する。
後方側シールド部32は、サイドフレーム11等のクッションフレーム9に固定されて不動である。本実施形態に係る後方側シールド部32は、ネジ等の機械的締結具、又はスナップフィット等の機械的接合手法にてサイドフレーム11に固定されている。なお、スナップフィットとは、後方側シールド部32又はサイドフレーム11の弾性変形を利用した係合固定手法である。
<前方側シールド部の支持構造>
前方側シールド部31の裏面側には、図13に示すように、固定ブラケット41等により操作部40が装着されている。前方側シールド部31の裏面側とは、サイドフレーム11及びチルトアーム22側をいう。
固定ブラケット41は、Pねじ等の締結具により前方側シールド部31に固定されている。以下、前方側シールド部31とは、図13に示すように、操作部40及び固定ブラケット41等が装着されたものをいう。
そして、チルトアーム22に前方側シールド部31を装着するための装着部として、前方側シールド部31には、図14に示す第1挿入穴31A及び第2挿入穴31B、並びに図13に示す第3突起部31Cが設けられている。
チルトアーム22には、図15に示すように、第1挿入穴31Aに挿入された第1突起部31D、及び第2挿入穴31Bに挿入された第2突起部31Eが設けられている。第1突起部31Dは、図11に示すように、シート幅方向と交差する方向に突出している。
第2突起部31Eは、第1突起部31Dと平行な方向に突出している。なお、本実施形態に係る第1突起部31D及び第2突起部31Eは、シート前後方向において、互いに同一の向きに突出している。
具体的には、第1突起部31D及び第2突起部31Eは、共にシート後方側からシート前方側に向かう向きに突出しているとともに、シート幅方向と略直交する板面を有する突出片で構成されている。さらに、第1突起部31Dは、第2突起部31Eに対して、下方側、かつ、シート前方側に位置している。
そして、第1突起部31D及び第2突起部31Eが第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bに挿入された状態(以下、シールド装着状態という。)では、図14に示すように、挿入方向長さL1は、挿入方向長さL2より長い。
挿入方向長さL1とは、第1突起部31Dのうち第1挿入穴31Aに挿入された部位の挿入方向長さをいう。挿入方向長さL2とは、第2突起部31Eのうち第2挿入穴31Bに挿入された部位の挿入方向長さをいう。
なお、本実施形態では、上記のシールド装着状態を実現するために、第1突起部31Dの先端位置が第2突起部31Eの先端位置より挿入方向前進側に位置し、かつ、第1突起部31Dの挿入方向長さが第2突起部31Eの挿入方向長さより長くなっている。
第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bの挿入口側(挿入方向後退側)には、図15に示すように、案内部31G、31Hが設けられている。案内部31G、31Hは、挿入方向に対して傾斜しているとともに、第1突起部31Dの先端及び第2突起部31Eの先端を第1挿入穴31A及び第1挿入穴31Aに導く。
そして、第1突起部31Dが第1挿入穴31Aに挿入された状態、及び第2突起部31Eが第2挿入穴31Bに挿入された状態では、互いの接触部において予め設定された接触面圧が発生するように構成されている。
なお、第3突起部31Cは、前方側シールド部31からチルトアーム22に向けてシート幅方向に突出した突起部である。当該第3突起部31Cは、チルトアーム22に設けられた嵌合穴31F(図6参照)に嵌め込まれている。
3.本実施形態に係る乗物用シートの特徴
3.1 前方側シールド部の支持構造
本実施形態では、サイドパッド部19B、19Cに面接触してサイドパッド部19B、19Cを支持する面状支持部27を有している。これにより、例えば、ワイヤー状の部材でサイドパッド部19B、19Cを支持する線状支持構造に比べて当該サイドパッド部を確実に支持でき得る。
すなわち、ワイヤー状の部材でサイドパッド部19B、19Cを支持する線状支持構造では、ワイヤー状の部材とサイドパッド部19B、19Cとが線接触する。したがって、ワイヤー状の部材を中心とするモーメントがサイドパッド部19B、19Cに作用すると、当該サイドパッド部19B、19Cが転がるように回転変位するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、面状支持部27が、線状支持構造に比べて広い面積でサイドパッド部19B、19Cと接触するので、サイドパッド部19B、19Cにモーメントが作用しても当該サイドパッド部19B、19Cが転がるように回転変位することを抑制でき得る。延いては、サイドパッド部を確実に支持でき得る。
面状支持部27は、サイドパッド部19B、19Cに面接触して鉛直方向の荷重を受けることが可能な第1受け面27Aを有している。これにより、鉛直方向の荷重を確実に受けることができる。
面状支持部27は、サイドパッド部19B、19Cに面接触してシート前後方向の荷重を受けることが可能な第2受け面27Bを有している。これにより、サイドパッド部19B、19Cを確実に支持でき得る。
面状支持部27は、サイドパッド部19B、19Cに面接触してシート幅方向の荷重を受けることが可能な第3受け面27Cを有している。これにより、サイドパッド部を、さらに確実に支持でき得る。
サイドパッド部19B、19Cそれぞれがシート幅方向外側及び内側に設けられている場合において、外側受け面27Lは、シート幅方向一端側から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rは、シート幅方向一端側から内側パッド19Bに面接触する。
これにより、特に、シート幅方向他端側から一端側に向かう向きの力が、クッションパッド19に作用した場合であっても、確実にサイドパッド部19B、19Cを支持することができ得る。
つまり、本実施形態に係る乗物用シート1は、前席左側に設けられているので、車両に乗車する着席者は、車両左側から車両右側に移動するようにして当該乗物用シート1に着席する。このため、サイドパッド部19B、19Cを含むシートクッション3には、車両左側から車両右側に向かう向きの荷重が作用する。
これに対して、本実施形態では、外側受け面27Lは、右側(内側)から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rも右側(内側)から内側パッド19Bに面接触するので、当該荷重に対抗してサイドパッド部19B、19Cを確実に支持できる。
3.2 シールドの支持構造
本実施形態では、第1突起部31Dのうち第1挿入穴31Aに挿入された部位の挿入方向長さL1は、第2突起部31Eのうち第2挿入穴31Bに挿入された部位の挿入方向長さL2より長い。
これにより、本実施形態では、組付作業者又は自動組付機(以下、作業者等という。)は、第1突起部31D及び第2突起部31Eそれぞれを第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bに挿入することにより、前方側シールド部31をクッションフレームに組み付けることができる。そして、第1突起部31D及び第2突起部31Eは、シート幅方向と交差する方向に延びているので、前方側シールド部31がシート幅方向に抜けてしまうことを抑制できる。
ところで、例えば、第2突起部に相当する固定部がワイヤー状の部材にて構成され、かつ、第2挿入穴に相当する被固定部が当該ワイヤーを挟み込むように咥え込む挟持部で構成された乗物用シート(以下、ワイヤー方式という。)では、組付作業性が低いため、組付工数の削減が難しい。
すなわち、ワイヤー方式では、作業者等は、第1突起部を第1挿入穴に挿入した後、第1突起部側を中心として、シールドを回転させるように当該シールドを撓ませて挟持部をワイヤーに咥え込ませる必要がある。つまり、ワイヤー方式では、挿入作業及び咥え込み作業といった異なる種類の組付作業を必要とするので、組付工数の削減が難しい。
これに対して、本実施形態においては、作業者等は、クッションフレーム9(チルトアーム22、23)に対して前方側シールド部31を一方向、つまりシート幅方向と交差する方向に移動させることにより、第1突起部31D及び第2突起部31Eそれぞれを第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bに挿入組み付けできる。
したがって、本実施形態に係る乗物用シート1では、組付工数の削減を可能としながら、前方側シールド部31がシート幅方向に抜けてしまうことを抑制できる。
本実施形態では、第1突起部31D及び第2突起部31Eは、シート前後方向に突出している。これにより、前方側シールド部31をクッションフレーム9に対してシート前後方向(本実施形態では、シート後方側)に移動させることにより、第1突起部31D及び第2突起部31Eそれぞれを第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bに挿入組み付けできる。
そして、本実施形態では、第2突起部31Eは、第1突起部31Dと同一の向き、つまりシート前方側に突出しているので、前方側シールド部31をクッションフレーム9に対してシート後方側に移動させることにより、第1突起部31D及び第2突起部31Eそれぞれを容易に挿入組み付けできる。
本実施形態では、第1突起部31Dは、第2突起部31Eより下方側に設けられている。これにより、シート前後方向を回転軸線とするモーメントが前方側シールド部31に作用した場合であっても、当該前方側シールド部31を確実に固定でき得る。
本実施形態では、クッションフレーム9がチルトアーム22、23を有している。そして、第1突起部31D及び第2突起部31Eは、当該チルトアーム22、23設けられ、かつ、シート前後方向において後方側から前方側に向かう向きに突出している。さらに、前方側シールド部31は、第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bを有してチルトアーム22、23と一体的に揺動する前方側シールド部31に装着されている。
そして、上記構成によれば、チルトアーム22、23の揺動に連動して前方側シールド部31を変位させることができるので、前方側シールド部31の意匠性(見栄え)が損なわれることを抑制できる。
3.3 チルトアームの構造
本実施形態に係るチルトアーム22、23は、連結アーム部22Aと先端側アーム部22Bとが連結固定された構成である。したがって、連結アーム部22A及び先端側アーム部22Bそれぞれを別々に成形加工できるので、単純な形状及び複雑な形状を問わず、比較的に容易にチルトアーム22、23を成形することが可能となる。
そして、本実施形態では、連結アーム部22Aと先端側アーム部22Bとの連結固定部22Dは閉断面形状であるので、チルトアーム22、23の曲げ剛性及び捻り剛性を向上させることができる。したがって、本実施形態では、チルトアーム22、23の剛性を向上させながら、複雑な形状であっても比較的に容易にチルトアーム22、23を成形することが可能となる。
本実施形態では、第1箇所WP1での重なり方向L1は、第2箇所WP2での重なり方向L2と交差した方向である。これにより、当該2箇所の重なり方向が互いに平行である場合に比べて連結固定部22Dの剛性を確実に向上させることができ得る。
そして、本実施形態では、第1箇所WP1での重なり方向L1はシート幅方向と略平行であり、第2箇所WP2での重なり方向L2は鉛直方向と略平行である。これにより、効果的に連結固定部22Dの剛性を確実に向上させることができ得る。
本実施形態では、先端側アーム部22Bの先端側における下端位置が、連結固定部22Dにおける下端位置より鉛直方向下方側に位置している。このような構成のチルトアームは、連結固定部22Dに大きな捻りモーメントが作用し易い。
しかし、本実施形態では、連結アーム部22Aと先端側アーム部22Bとの連結固定部22Dは閉断面形状であるので、チルトアーム22、23の捻り剛性を向上させることができ、上記の捻りモーメントに十分に対抗でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る乗物用シート1は、チルト機能及びオットマン機能を有していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、チルト機能、オットマン機能及びクッション長可変機能のうち少なくとも1つの機能を有する乗物用シート、又は変位機構21を有していない乗物用シートにも適用できる。
上述の実施形態に係る乗物用シート1は、面状支持部27を有していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、面状支持部27を廃止し、線状支持部にてサイドパッド部19B、19Cを支持してもよい。
上述の実施形態に係る乗物用シート1は、面状支持部27として、第1受け面27A〜第3受け面27Cを有していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1受け面27A〜第3受け面27Cのうちいずれか1つの受け面、又はいずれか2つの受け面を有する構成であってもよい。
上述の実施形態では、では、外側受け面27Lは、右側(内側)から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rも右側(内側)から内側パッド19Bに面接触する構成であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、(1)外側受け面27Lは、左側(外側)から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rも左側(外側)から内側パッド19Bに面接触する構成、又は(2)外側受け面27Lは、右側(内側)から外側パッド19Cに面接触し、かつ、内側受け面27Rは、左側(外側)から内側パッド19Bに面接触する構成であってもよい。
上述の実施形態では、支持部材26がチルトアーム22、23の先端側に設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、支持部材26がチルトアーム22、23の先端側よりシート後方側に設けられていてもよい。
上述の実施形態では、第1突起部31D及び第2突起部31Eが第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bに挿入されて前方側シールド部31(側面シールド33)がクッションフレーム9に装着されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、上記のワイヤー方式にて装着されていてもよい。
上述の実施形態では、第1突起部31D及び第2突起部31Eがチルトアーム22、23に設けられ、かつ、第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bが前方側シールド部31に設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、(1)第1突起部31D及び第2突起部31Eが前方側シールド部31に設けられ、かつ、第1挿入穴31A及び第2挿入穴31Bがチルトアーム22、23に設けられた構成、又は(2)第1突起部31D及び第2挿入穴31Bがチルトアーム22、23に設けられ、かつ、第1挿入穴31A及び第2突起部31Eが前方側シールド部31に設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1突起部31D及び第2突起部31Eがシート前方側に突出した構成であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、(1)第1突起部31D及び第2突起部31Eがシート後方側に突出した構成、又は(2)第1突起部31D及び第2突起部31Eが上下方向に突出した構成であってもよい。
上述の実施形態に係る側面シールド33は、前方側シールド部31及び後方側シールド部32により構成されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、1つ又は3つ以上のシールド部にて構成された側面シールド33であってもよい。
上述の実施形態に係るチルトアーム22、23は、連結アーム部22A及び先端側アーム部22Bが連結された構成であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、1つの部材にて構成された一体成形品のチルトアーム22、23であってもよい。
上述の実施形態では、連結アーム部22Aと先端側アーム部22Bとの連結固定部22Dは閉断面形状であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、連結固定部22Dが開断面形状であってもよい。
上述の実施形態では、連結アーム部22AのA−A断面及び先端側アーム部22BのA−A断面は、共にサイドフレーム11側が開放された開断面形状であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、(1)連結アーム部22AのA−A断面及び先端側アーム部22BのA−A断面が共に上方側が開放された開断面形状である場合、又は(2)いずれのA−A断面も閉断面形状であって、いずれかのアーム部が他方のアーム部内に挿入されて閉断面形状を構成している場合であってもよい。
上述の実施形態では、連結固定部22Dでは、連結アーム部22Aを構成する第1板材P1と先端側アーム部22Bを構成する第2板材P2とが、少なくとも2箇所で板厚方向に重なった状態で連結固定されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、第1箇所WP1での重なり方向L1は、第2箇所WP2での重なり方向L2と交差した方向であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、第1箇所WP1での重なり方向L1はシート幅方向と略平行であり、第2箇所WP2での重なり方向L2は鉛直方向と略平行であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、端側アーム部22Bの先端側における下端位置22Eは、図8Aに示すように、連結固定部22Dにおける下端位置22Fより鉛直方向下方側に位置していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、普通乗用車の前席用シートに本発明に係る乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 3A… バックパット
5… シートバック 7… バックフレーム 7A… サイドフレーム
7C… ロアパネル 9… クッションフレーム 11… サイドフレーム
15… フロントパイプ 17… リアパイプ 18… シートリフタ
18A… フロントリフタリンク 18B… リアリフタリンク
18C… ブラケット 19… クッションパッド 19A… 座面パッド部
19B… サイドパッド部 19C… サイドパッド部 19E… オットマン
21… 変位機構 22、23… チルトアーム 22A… 連結アーム部
22B… 先端側アーム部 22C… 連結部 22D… 連結固定部
24… チルトパネル 25… 前面パネル 26… 支持部材
26A… 内側支持部 26B… 外側支持部 27… 面状支持部
31… 前方側シールド部 31A… 第1挿入穴 31B… 第2挿入穴
31C… 第3突起部 31D… 第1突起部 31E… 第2突起部
31G… 案内部 31F… 嵌合穴 32… 後方側シールド部

Claims (4)

  1. 座面部を構成するクッションパッドを支持するクッションフレームと、
    前記クッションフレームに支持され、当該クッションフレームの側面側の少なくとも一部を覆うシールドと、
    前記クッションフレーム及び前記シールドのうちいずれか一方に設けられ、シート幅方向と交差する方向に突出する第1突起部であって、他方に設けられた第1挿入穴に挿入された第1突起部と、
    前記クッションフレーム及び前記シールドのうちいずれか一方に設けられ、前記第1突起部と平行な方向に突出する第2突起部であって、他方に設けられた第2挿入穴に挿入された第2突起部とを備え、
    前記第1突起部のうち前記第1挿入穴に挿入された部位の挿入方向長さは、前記第2突起部のうち前記第2挿入穴に挿入された部位の挿入方向長さより長く、
    前記クッションフレームは、前記クッションパッドの前端側傾斜角度を変更する際に揺動するチルトアームを有し、
    前記第1突起部及び前記第2突起部は、前記チルトアームに設けられているとともに、シート前後方向において後方側から前方側に向かう向きに突出しており、
    さらに、前記シールドは、前記第1挿入穴及び前記第2挿入穴を有して前記チルトアームと一体的に揺動する前方側シールド部、及び前記クッションフレームに固定されて不動な後方側シールド部を有して構成されている乗物用シート。
  2. 前記第1突起部及び前記第2突起部は、シート前後方向に突出している請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記第2突起部は、前記第1突起部と同一の向きに突出している請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記第1突起部は、前記第2突起部より下方側に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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