JP6708040B2 - 車両の床カバー - Google Patents

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Description

本開示は、車両の床面を覆って設けられる床カバーに関する。
車両のフロアカーペットには、該フロアカーペットの下方で車体のフロアパネル上方に配置される部品の設置状態や作動状態、さらに、配線及び配管等の損傷や配管からの流動媒体の漏れ状態を確認するために、開口が設けられている。
特許文献1には、フロアカーペットと車体部材との間に生じるデッドスペースを有効に利用しながら、フロアカーペットに設けられた開口から車体部材に設けられた車体番号を確認することができる車両フロアのカバー構造について開示されている。
この特許文献1には、車体部材に設置されたベース部材と、ベース部材に支持され、車体部材に設けられた所定の表示記号の上方に位置する開口を備えたフロアカーペットと、開口を開閉可能に覆う蓋部材とを有し、さらに、ベース部材およびフロアカーペットのいずれか一方が、開口に対応する位置に収納空間を形成する箱状部を有し、開口を通じて所定の表示記号を外部に露出させるようにしたことが開示されている。
また、特許文献2には、床下にスペアタイヤを格納する凹陥部を有するトランクルームの床構造について開示されている。
この凹陥部を開閉自在に覆うカバーと、このカバーに設けられた取っ手孔と、このカバーを覆うカーペットと、このカーペットであって上記カバーの取っ手孔に対応する部分に設けられ、押し込まれることで上記取っ手孔内に落ち込む切り込み部と、この切り込み部の切り込みの周囲を除く部分にウェルダ加工され、この切り込み部を補強する塩化ビニルシートとを具備する構成が示されている。
特開2012−250689号公報 実開平05−89167号公報
特許文献1には、前述のように、車体番号を確認するためにフロアカーペットに開口が設けられ、該開口を開閉可能に覆う蓋部材について開示されている。しかし、この蓋部材の周囲にはフロアカーペットとの間に溝が形成され、蓋部材の存在が目立ち見栄え上好ましくない。また、蓋部材の閉じ状態を維持する部材又は機構が無いため開口が開放して異物が侵入しやすい問題を有している。
また、特許文献2には、前述のように、トランクルームの床構造において、スペアタイヤを格納する凹陥部を開閉自在に覆うカバーに取っ手孔を設け、このカバーを覆うカーペットであって、上記取っ手孔部分に対応する部分に、取っ手部分に手が届きやすいように切り込み部を形成する構成について開示されている。しかし、取っ手孔の位置を示すためにカーペットに切り込み部を目立つように設ける必要があり、車室内でのカーペットの見栄えを考慮したものではない。
そこで、上記技術的課題に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両の床を覆う床カバーにおいて、フロアカーペットに形成される開口を開閉可能に覆う蓋部材(リッド)を見栄え良く構成することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る車両の床カバーは、車両の床を覆うフロアカーペット部材と、前記フロアカーペット部材に第1ヒンジ部を中心に開閉可能に形成され、開時には前記フロアカーペット部材の下方を目視可能にする第1リッドと、閉状態で前記第1リッドを覆い、開状態で前記第1リッドを露出するよう第2ヒンジ部を中心に開閉可能に形成され、前記フロアカーペット部材の上面に取り付けられる第2リッドと、前記第2リッドの下方に設けられ、該第2リッドを前記フロアカーペット部材に取り付けるリッド取付部と、を備え、前記リッド取付部は、前記第2リッドが開状態のときに露出され、閉状態のときに該第2リッドで覆われるように構成されることを特徴とする。
上記構成(1)によれば、第2リッドによって、第1リッドを覆うため、第1リッドが車室内に露出することが防止され、フロアカーペット部材の見栄えが向上する。
さらに、第2リッドをフロアカーペット部材に取り付けるリッド取付部も、第2リッドが開状態のときに露出され、閉状態のときに該第2リッドで覆われるので、リッド取付部による見栄えの悪化も防止される。
(2)幾つかの実施形態では、上記構成(1)において、前記第2リッドを構成する第2リッド構成部材と、前記第2リッド構成部材の下面に積層して接合される板状部材と、を備え、前記板状部材の先端部であって前記第2リッドを開いた際に露出する部分に前記リッド取付部が形成されることを特徴とする。
上記構成(2)によれば、第2リッドは、第2リッド構成部材と、第2リッド構成部材の下面に積層して接合される板状部材と、を備え、2重構造からなるので、第2リッドの形状が安定して開閉が安定化する。
すなわち、第2リッド構成部材だけによって、例えば、カーペット表皮部材だけによって、第2リッドを形成した場合には、熱変形が生じて第2ヒンジ部及び第2リッドの形状が安定せずにカールしてしまう問題が生じやすいが、本実施形態ではこのような変形はなく第2リッドの形状の安定化が図れる。
また、板状部材の先端部であって第2リッドを開いた際に、露出される部分にリッド取付部が形成されるので、その露出されたリッド取付部において、第2リッドをカーペットの上面に取り付け(固定)できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記構成(1)または(2)において、前記第1ヒンジ部を中心にした前記第1リッドの開方向と、前記第2ヒンジ部を中心にした前記第2リッドの開方向とが互いに逆方向となるように前記第1リッド及び前記第2リッドが配設されることを特徴とする。
上記構成(3)によれば、第1リッドの開方向と第2リッドの開方向とは、互いに逆方向となるので、閉状態の保持が確実になされる。すなわち、上側の第2リッドが開方向に乗員の足等などの何らかの作用によって回動されたとしても、下側の第1リッドにおいては閉じ方向の作用力のため開作動し難い。
(4)幾つかの実施形態では、上記構成(1)〜(3)の何れかの構成において、前記フロアカーペット部材の上面には、前記第2リッドが載置される領域に該第2リッドが収容される凹形状の収容部が形成され、前記フロアカーペット部材の上面と前記第2リッドの上面とが略同一面に配置されることを特徴とする。
上記構成(4)によれば、第2リッドが載置される領域に第2リッド収容される凹形状の収容部に形成され、フロアカーペット部材の上面と第2リッドの上面とが略同一面に配置されるので、見栄えの向上が図れる。
しかも、乗員の足元に設置しても、第2リッドがフロアカーペット部材の上面より突出しないので、乗員の足が引っ掛かりにくい。このため、乗員への安全性で好ましい。また、第2リッドの耐久性においても好ましい。
(5)幾つかの実施形態では、上記構成(1)〜(4)の何れかの構成において、前記第2リッドの開放端となる端部の下面には、前記フロアカーペット部材の表面に接離可能であって前記第2リッドを閉状態に保持する面ファスナが設けられることを特徴とする
上記構成(5)によれば、第2リッドの開放端が面ファスナによりフロアカーペット部材に閉状態で保持されるので、第2リッドが容易に開放されたり、変形等により捲れ上がることを防止することができる。
)幾つかの実施形態では、上記構成(2)において、前記第1リッドが、開方向が互いに反対方向となるよう2箇所に形成され、前記第2リッド構成部材が矩形状を成すとともに長手方向の両端部分に前記2箇所の前記第1リッドをそれぞれ覆う前記第2リッドを有し、前記板状部材が前記第2リッド構成部材の長手方向の中央部の下面に接合され、前記板状部材の両端部にそれぞれ前記リッド取付部が形成されることを特徴とする。
上記構成()によれば、フロアカーペット部材の下方の点検用(確認用)の開口が、フロアカーペット部材に2箇所設けられる場合には、第1リッドが、開方向が互いに反対方向となるよう2箇所に形成され、2箇所の第1リッドをそれぞれ覆う第2リッドを、長手方向の両端部に有する矩形状の第2リッド構成部材形成体を備え、第2リッド構成部材の長手方向の中央部に板状部材が積層され、該板状部材の両端部にそれぞれリッド取付部が形成されるので、フロアカーペット部材に開口が2箇所設けられる床カバーを、簡単な構造によって構成でき、見栄えも向上できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、第2リッドによって、第1リッドを覆うため、第1リッドが車室内に露出することが防止され、フロアカーペット部材の見栄えが向上する。さらに、第2リッドをフロアカーペット部材に取り付けるリッド取付部も、第2リッドが開状態のときに露出され、閉状態のときに該第2リッドで覆われるので、リッド取付部による見栄えの悪化が防止される。
本発明の一実施形態に係る車両の床カバーの全体概要図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第2リッド形成体の分解説明図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第2リッド形成体をフロアカーペットの上面に取り付ける説明図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第2リッド形成体の縫製の経路を示す説明図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第1リッドと第2リッドとを共に開状態として場合の説明図である。 図3のM−M断面図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第2リッド形成体の分解説明図である。 一実施形態に係る車両の床カバーの第2リッド形成体の縫製の経路を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
本発明の一実施形態に係る車両の床カバー1について、全体構成を、図1を参照して説明する。
図1は、電気をエネルギ源とし、電動機を動力源として走行するハイブリッド車両又は電気自動車を含む電動車両3のフロントシートとリアシートの間の床部5、すなわち、リアシートに着座した乗員の足元付近の床部5の構造を概略的に示す斜視図である。また、電動車両3の左側の床部5である。
本発明の実施の形態に係る電動車両3には、エンジンの冷却水を電気ヒータによって加熱する電気温水ヒータ7が、車体のフロアパネル9の上面に図示しないブラケットによって取り付けられている。その電気温水ヒータ7で温められた温水で車室内の空気を温めて暖房するようになっている。電気温水ヒータ7には、冷却水が供給される配管が接続するイン側の接続部と、加熱後の温水が排出されるアウト側の配管が接続されるアウト側の接続部とを備えている。
また、電気温水ヒータ7の上方には電気温水ヒータ7から室内側への発熱を遮蔽するために、カバー11が電気温水ヒータ7を覆うように設けられる。このカバー11は、電気温水ヒータ7の上面全体を少なくとも覆うように、例えば板金製によって形成されている。
カバー11には、電気温水ヒータ7に接続される配管のイン側の接続部、及びアウト側の接続部のそれぞれの上方に位置する部位に、点検穴13a、13bが形成されている。
点検穴13a、13bの形状は、特に限定されるものではなく、点検すべき領域が目視できるように形成される。例えば、円形状、楕円形状(長円形状)、矩形状、円形と矩形とが合体したような形状である。
カバー11の上方には、フロアカーペット(フロアカーペット部材)15が設置される。図1では、リヤフロア左側のフロアカーペット15が示されている。フロアカーペット15は、図6に示されるように、カーペット表皮部材17と該カーペット表皮部材17の下面に積層されるインシュレータ部材19との2層構造からなっている。
上層を形成するカーペット表皮部材17は、例えば、タクトカーペット、ニードルパンチカーペットなどのカーペット部材からなり、下層を形成するインシュレータ部材19は、例えば、ポリエステル、ポリエチレンなど、プレス加工時の加熱により変形可能か熱可塑性樹脂からなる吸音材からなる。
また、フロアカーペット15は、カーペット表皮部材17の裏面にシート状のインシュレータ部材19を貼り付けたものを加熱しながらプレス加工することで、カーペット表皮部材17とインシュレータ部材19とが一体になり、このプレス加工時に、フロアパネル9及びカバー11を覆う形状に成形される。
そして、フロアカーペット15は、フロアパネル9及びカバー11の上面に装着されることで、上層を形成するカーペット表皮部材17が車室内の床面を装飾して、車室内の意匠性を向上する。また、下層を形成するインシュレータ部材19は、車外の騒音を吸音して車室内に伝播する騒音を減衰する。
本発明に係る床カバー1は、図1に示すように、車両の床を覆う前述のフロアカーペット15を備える共に、フロアカーペット15に開閉可能に形成され、開時にはフロアカーペット15の下方を目視可能にする第1リッド25(25a、25b)と、閉状態で第1リッド25(25a、25b)を覆い、開状態で第1リッド25(25a、25b)を露出するよう開閉可能に形成され、フロアカーペット15の上面に取り付けられる第2リッド27(27a、27b)と、この第2リッド27(27a、27b)の下部に設けられて第2リッド27(27a、27b)をフロアカーペット15の上面に取り付けるリッド取付部29(29a、29b)と、を備えて構成される。
そして、リッド取付部29(29a、29b)は、第2リッド27(27a、27b)が開状態のとき露出され、閉状態のとき、この第2リッド27(27a、27b)によって覆われるようになっている。
上述した床カバー1の構成について説明する。
図1に示すように、フロアカーペット15には、平面視においてコ字形状の切込部23a、23bが、コ字形状の底部を対向させるように2箇所に形成される。切込部23a、23bは、重ね合された上層のカーペット表皮部材17及び下層のインシュレータ部材19を共に切断するように切り込まれている。そして、切り込まれずに残された部分は第1ヒンジ部31a、31bとされ、切込部23a、23bによって囲まれた内側の部分は第1ヒンジ部31a、31bを中心に開閉可能な第1リッド25a、25bとして構成される。
すなわち、図1に示すように、フロアカーペット15には、2箇所の切込部23a、23bによって第1ヒンジ部31a、31bと第1リッド25a、25bが形成される。
2箇所の第1リッド25a、25bは、フロアカーペット15が、フロアパネル9及びカバー11の上面に装着されると、カバー11に形成された2つの点検穴13a、13bの上方に位置する部分に形成される。
これによって、第1リッド25a、25bをそれぞれ、第1ヒンジ部31a、31bを中心にして開口することで、電動車両3の室内から、点検穴13a、13bを介して電気温水ヒータ7のイン側の接続部及びアウト側の接続部の接続状態を目視して温水の漏れ等の異常がないかを点検することができる。
なお、一方の第1リッド25aと、他方の第1リッド25bとは、それぞれ、一方の第1ヒンジ部31aと、他方の第1ヒンジ部31bによって開作動される方向が互いに反対方向になっている。これは、後述するが、第1リッド25a、25bの開方向と、第2リッド27a、27bの開方向とを互いに逆方向となるよう配置する場合に、2つの第2リッド27a、27bを一つの第2リッド構成部材28で構成できるようにするためである。
次に、第2リッド27(27a、27b)について説明する。
図1、3に示すように、第2リッド27a、27bは、フロアカーペット15の上面に取り付けられて、切込部23a、23b及び第1リッド25a、25bを上方より開閉可能に覆うよう形成されている。そして、第2リッド27a、27bは、閉状態で切込部23a、23b及び第1リッド25a、25bを覆い、開状態で切込部23a、23b及び第1リッド25a、25bを露出するよう構成されている。
図2、3のように、第2リッド27a、27bは、矩形状の第2リッド構成部材28で構成されており、第2ヒンジ部37a、37bを中心に開閉可能とされている。第2リッド構成部材28の下面(裏面)には、平板状の板状部材39が積層された状態で一体に接合されている。
第2リッド構成部材28は、板状部材39より長く形成され、板状部材39と接合されない部位が第2リッド27a、27bを構成し、板状部材39と接合された部位と第2リッド27a、27bとなる部位との境界部分で第2ヒンジ部37a、37bを構成している。
板状部材39の先端部分は、第2リッド構成部材28とは接合されずに第2リッド27a、27bの下部まで延びており、第2リッド27a、27bを開いた際に露出される部分となっている。そして、板状部材39の先端部分にフロアカーペット15の上面に取り付けられるリッド取付部29a、29bが形成されている。つまりリッド取付部29a、29bは、第2リッド27a、27bが開状態のときに露出され、閉状態のときに覆われるよう構成されている。
板状部材39は、第2リッド構成部材28より剛性が高いが人力によって曲げ変形可能な程度の剛性を有していればよく、例えば、PE(ポリエチレン)によって成形された平板状の部材によって構成されている。そして、第2リッド構成部材28の下面に板状部材39が接着剤、または後述する縫製によって接合される。なお、第2リッド27a、27b、及び第2ヒンジ部37a、37bを構成する第2リッド構成部材28は、フロアカーペット15を構成するカーペット表皮部材17と同一の材料である。
第1ヒンジ部31a、31bを中心にした第1リッド25a、25bの開方向と、第2ヒンジ部37a、37bを中心にした第2リッド27a、27bの開方向とは、互いに逆回転方向に向かうように第1リッド25a、25b及び第2リッド27a、27bが配設されている。
これによって、第1リッド25a、25bの閉状態の保持が確実になされる。すなわち、外側の第2リッド27a、27bが開方向に乗員の足等などの何らかの作用によって回動されたとしても、下側に設けられた第1リッド25a、25bにおいては閉じ方向の作用力のため開作動しにくい。また、前述したように一方の第1リッド25aと、他方の第1リッド25bとは、それぞれ、反対方向に開放するようになっていることと組み合わされて、第1リッド25a、25bの閉状態の保持が一層確実になる。
図2、3に示すように、矩形状の第2リッド構成部材28は、その長手方向の両端部分に、一方の第1リッド25a及び一方の切込部23aを覆う一方の第2リッド27aと、他方の第1リッド25b及び他方の切込部23bを覆う他方の第2リッド27bとがそれぞれ形成されている。
そして、第2リッド構成部材28の長手方向の中央部に、板状部材39が積層され、該板状部材39の両端部に、それぞれリッド取付部29a、29bが形成される。
このリッド取付部29a、29bは、第2リッド27a、27bを開いた際に露出して、その露出したリッド取付部29a、29bを上方から固定手段、例えば、鋲打機(タッカー)によって、コの字状の金属針42をリッド取付部29a、29bの表面からフロアカーペット15に向かって打ち込むことで固定される。
また、第2リッド構成部材28の長手方向両端部の下面(フロアカーペット15と対向する面)には、短手方向に沿って面ファスナ45a、45bが設けられる。つまり、第2ヒンジ部37a、37bを中心に開閉される第2リッド27a、27bの開放端となる部位の裏面に、第2リッド27a、27bをフロアカーペット15の表面に接離可能に保持する面ファスナ45a、45bを設けている。
このように第2リッド27a、27bを構成する第2リッド構成部材28と、第2リッド構成部材28の下面に積層されてリッド取付部29a、29bを形成する板状部材39と、第2リッド27a、27bをフロアカーペット15に接離可能な面ファスナ45a、45bとで第2リッド形成体43が構成されている。
従って、床カバー1は、車両の床を覆うフロアカーペット15と第2リッド形成体43を組み合わせて結合することによって構成されている。この第2リッド形成体43によって、フロアカーペット15に開口が2箇所設けられる床カバー1を、簡単な構造によって達成できる。
本実施形態によれば、第2リッド27a、27bによって、第1リッド25a、25b及び切込部23a、23bを覆うとともに、さらに第2リッド27a、27bをフロアカーペット15の上面に取り付けるリッド取付部29a、29bをも覆うので、第1リッド25a、25b、切込部23a、23b、リッド取付部29a、29bが露出することが無く、車室内の乗員からの見栄えの悪化が防止され、見栄が良くなる。
また、第2リッド27a、27bの開放端が面ファスナ45a、45bによってフロアカーペット15に閉状態に保持されるので第2リッド27a、27bが乗員の足等などの何らかの作用によって容易に開放されることがなく、変形等により捲れ上がることも防止することができる。
さらに、図5に示すように、第1リッド25a、第2リッド27aをそれぞれ開状態にすることで、フロアカーペット15の下方に配置された点検穴13a内の点検を容易に行うことができる。図5は、一方の点検穴13aを示すが他方の点検穴13bも同様である。
幾つかの実施形態では、図4に示すように、第2リッド形成体43は、第2リッド構成部材28と、板状部材39と、面ファスナ45a、45bとが一つの縫製接合部47で連続(所謂一筆書)に縫製されて接合されることによって形成されている。
図2のように、板状部材39、及び両側の面ファスナ45a、45bは、第2リッド形成体43(第2リッド構成部材28)の長手方向中心に対称に配置されている。
図4に縫製の経路の一例を矢印Pで示す。平面視が長方形状の第2リッド形成体43に対して、長手方向をX方向とし、短手方向をY方向として説明する。まず第2リッド形成体43の角部のA点から開始してX方向に進み、第2の面ファスナ45bのY方向端部と板状部材39のY方向端部を縫製し、B点でY方向に折れ曲がり、C点でX方向を逆戻りして板状部材39の反対側のY方向端部を縫製し、D点でY方向を逆戻りして、E点で再びX方向に進む。
その後、板状部材39のY方向端部及び第1の面ファスナ45aのY方向端部を縫製し、F点でY方向に折れ曲がり第1の面ファスナ45aのX方向端部を縫製し、G点でX方向を逆戻りして第1の面ファスナ45aの反対側のY方向端部及び板状部材39の反対側のY方向端部を縫製し、H点でY方向を逆戻りして第2の面ファスナ45bのX方向端部を縫製してA点に戻ることで、一筆書き状に連続して縫製できる。
このような構成によると、第1の面ファスナ45a及び第2の面ファスナ45b及び板状部材39を連続して縫製による接合をすることができる。これによって、接合強度の確保とともに、接合作業の効率化が期待できる。
幾つかの実施形態では、図2、3に示すように、板状部材39は、リッド取付部29a、29bが縫製接合部47よりも幅方向(短手方向)の内側に位置するように、リッド取付部29a、29bの幅が他の部分の幅よりも狭くなるよう形成されている。これは、第2リッド構成部材28と板状部材39と面ファスナ45a、45bとを、上記のように1つの縫製接合部47で連続に縫製接合させた場合に、板状部材39の幅が一定だと、リッド取付部29a、29bの全体が第2リッド構成部材28に縫製されてしまい第2リッド27a、27bを開状態にした際にリッド取付部29a、29bを露出させることが出来なくなるためである。
図2に示す実施形態では、板状部材39の形状が長手方向中心位置に対して対称の略8角形状に形成されており、板状部材39は、長手方向両端部分のリッド取付部29a、29bが端部に向かうに従って次第に幅が狭くなる形状とされている。これによって、第2リッド構成部材28と板状部材39と面ファスナ45a、45bとが一つの縫製接合部47で縫製接合された場合でも、第2リッド27a、27bを開いた際にリッド取付部29a、29bを確実に露出させることができるので、フロアカーペット15への固定作業を確実かつ容易に行うことができる。
また、第2リッド構成部材28と板状部材39と面ファスナ45a、45bとを縫製により接合させる場合、幾つかの実施形態では、縫製経路のB点、C点、D点、E点が板状部材39のリッド取付部29a、29bより幅方向(板状部材39の短手方向)の外側に位置するよう縫製されている。これにより、第2リッド27a、27bを開いた際に第2ヒンジ部37a、37bに作用する負荷を幅方向に延びる縫製部分、すなわち線で受けることができるので、縫製接合部47の一部分に集中的に負荷が掛かることを防ぐことができる。そのため第2ヒンジ部37a、37bで縫製接合部47の糸が切れて縫製が外れることを抑制することができる。
また、幾つかの実施形態では、図2に示すように、リッド取付部29a、29bが形成される両端部分の角θの部分は鈍角状態となっている。または円弧状であってもよく、リッド取付部29a、29bが形成される先端部分には、直角を含めて鋭角に尖った形状を有しないようになっている。
このような構成によると、第2リッド27a、27bの下面にあって第2リッド27a、27bの開閉時に接することによる第2リッド27a、27bの破れの発生を防止することができる。
幾つかの実施形態では、図6に示すように、フロアカーペット15の上面には、第2リッド27a、27bが載置される領域が凹形状の収容部49に形成され、フロアカーペット15の上面と第2リッド27a、27bの上面とが略同一面になるように配置される。なお、凹形状の収容部49は、第2リッド27a、27が形成された第2リッド形成体43の全体が収納されるように形成される。図6は、図3のM−M線断面形状を示す。
フロアカーペット15の上面と第2リッド27a、27bの上面とが略同一面に配置されるため、フロアカーペット15の上面と第2リッド27a、27bの上面とが略同一面に配置されるので、見栄えも向上が図れる。
しかも、乗員の足元に設置しても、第2リッド27a、27bがフロアカーペット15の上面より突出しないので、引っ掛けることがない。このため、乗員への安全性で好ましい。また、引っ掛けることがないため、第2リッド27a、27bの耐久性においても好ましい。
幾つかの実施形態では、図2、3に示すような手順で、床カバー1を組み立てることを特徴とする。
図2のように、第2リッド形成体43をフロアカーペット15の製造とは別に、図4の実施形態で説明した縫製手順に従ってあらかじめ作成しておく、また、フロアカーペット15を点検穴13a、13bへの態様仕様として、切込部23a、23bが形成されて第1リッド25a、25bが設けられ、及び凹形状の収容部49が形成されたものを準備する。
その後、図3のように、第2リッド27a、27bをそれぞれ開いて、リッド取付部29a、29bを露出させ、その後、第1リッド25a、25bを開いて、その第1リッド25a、25bの開によって開放された開口口から鋲打機の射出口部分を挿入して、リッド取付部29a、29bとフロアカーペット15とを挟み込むようにしてコの字状の金属針(鋲)をリッド取付部29a、29bの表面からフロアカーペット15に向かって打ち込む。第2リッド形成体43の板状部材39の両端のそれぞれのリッド取付部29a、29bに対して同様の取付け作業(固定作業)を行って、第2リッド形成体43をフロアカーペット15に組付けることができる。
このような構成によると、床カバー1を組み立てる工数もかからずに簡単に組み立て作業を行うことができる。
幾つかの実施形態では、図7、8に示すように1つの点検穴用の床カバーの場合を示す。図1に示すような2つの点検穴が設けられている床カバー1の実施形態の場合に対して、第1リッド25a、25b、第2リッド27a、27bの一方だけを有する構成であってもよい。さらには、3つ以上の点検穴の場合であっても、同様に対応することで実施可能である。図1に示す床カバー1に対する説明の構成と同一のものについては同一の符号を付して説明を省略する。
図7のように、本実施形態の第2リッド形成体51は、図3に示す実施形態の第2リッド形成体43に対して、長手方向の中間部から分断した形態を有している。
この第2リッド形成体51は、図7のように、矩形状をしており、第2リッド53と第2ヒンジ部55とを構成する第2リッド構成部材56有し、第2リッド53は第2ヒンジ部55によって開閉可能とされている。第2ヒンジ部55は、第2リッド構成部材56と該第2リッド構成部材56の下面に積層される板状部材57との2重構造からなり、第2リッド構成部材56の板状部材39に接合された部位と接合されずに第2リッド53となる部位との境界部分で形成されている。そして、板状部材57の先端部であって第2リッド53を開いた際に露出する部分にリッド取付部59が形成されている。
また、板状部材57は、図7のように略6角形状をなし、該板状部材57の先細の先端部はリッド取付部59として形成される。材料や先端形状等については、図2の実施形態のものと同様である。
また、図8に示すように、第2リッド形成体51は、第2リッド構成部材56と、板状部材57と、面ファスナ61とが縫製接合部63で連続(一筆書き)に縫製されて接合されることによって形成されている。
図8で示すように、図4の実施形態で説明したA〜Hの経路と同様に、A´〜H´の経路をたどって、面ファスナ61及び板状部材57を連続して縫製によって接合することで、接合強度の確保とともに、接合作業の効率化が期待できる。
その他の構成及び作用効果は、2つの点検穴の場合に説明した事項と同様の構成及び作用効果を得ることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、第2リッドによって、第1リッドの第1ヒンジ部及び切込部を覆うとともに、さらに第2リッドをフロアカーペットの上面に取り付けるリッド取付部をも覆うので、第1ヒンジ部、切込部、リッド取付部が車室内に露出することが防止され、フロアカーペット部材の見栄えが向上することができるので、車両の床カバーへの利用に適している。
1 床カバー
3 電動車両(車両)
5 床部
11 カバー
15 フロアカーペット(フロアカーペット部材)
17 カーペット表皮部材
19 インシュレータ部材
23a、23b 切込部
25a、25b 第1リッド
27a、27b 第2リッド
28、56 第2リッド構成部材
29a、29b、59 リッド取付部
31a、31b 第1ヒンジ部
37a、37b、55 第2ヒンジ部
42 金属針
39、57 板状部材
43、51 第2リッド形成体
49 収容部
47、63 縫製接合部
45a、45b、61 面ファスナ

Claims (6)

  1. 車両の床を覆うフロアカーペット部材と、
    前記フロアカーペット部材に第1ヒンジ部を中心に開閉可能に形成され、開時には前記フロアカーペット部材の下方を目視可能にする第1リッドと、
    閉状態で前記第1リッドを覆い、開状態で前記第1リッドを露出するよう第2ヒンジ部を中心に開閉可能に形成され、前記フロアカーペット部材の上面に取り付けられる第2リッドと、
    前記第2リッドの下方に設けられ、該第2リッドを前記フロアカーペット部材に取り付けるリッド取付部と、を備え、
    前記リッド取付部は、前記第2リッドが開状態のときに露出され、閉状態のときに該第2リッドで覆われるように構成される
    ことを特徴とする車両の床カバー。
  2. 前記第2リッドを構成する第2リッド構成部材と、
    前記第2リッド構成部材の下面に積層して接合される板状部材と、を備え、
    前記板状部材の先端部であって前記第2リッドを開いた際に露出する部分に前記リッド取付部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の床カバー。
  3. 前記第1ヒンジ部を中心にした前記第1リッドの開方向と、前記第2ヒンジ部を中心にした前記第2リッドの開方向とが互いに逆方向となるように前記第1リッド及び前記第2リッドが配設される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の床カバー。
  4. 前記フロアカーペット部材の上面には、前記第2リッドが載置される領域に該第2リッドが収容される凹形状の収容部が形成され、前記フロアカーペット部材の上面と前記第2リッドの上面とが略同一面に配置される
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車両の床カバー。
  5. 前記第2リッドの開放端となる端部の下面には、前記フロアカーペット部材の表面に接離可能であって前記第2リッドを閉状態に保持する面ファスナが設けられる
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の車両の床カバー。
  6. 前記第1リッドが、開方向が互いに反対方向となるよう2箇所に形成され、
    前記第2リッド構成部材が矩形状を成すとともに長手方向の両端部分に前記2箇所の前記第1リッドをそれぞれ覆う前記第2リッドを有し、
    前記板状部材が前記第2リッド構成部材の長手方向の中央部の下面に接合され、
    前記板状部材の両端部にそれぞれ前記リッド取付部が形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両の床カバー。
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