JP6706968B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン台に収容される加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器として、本体内に調理庫を設置し、調理庫の開口部を開閉するフロントパネルを、キッチン台の正面と同一面上になるようにしたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−268080号公報
前述した加熱調理器では、フロントパネルに耐熱性が必要なため、キッチン台の正面と同じ面材を使用することができず、意匠性の向上を望むことができなかった。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、キッチン台の意匠性を損なうことのない加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、上部が開口され、調理容器を加熱する加熱手段を内部に有する本体と、前記本体の開口を覆うように取り付けられ、前記調理容器が載置される天板とを有し、前記本体がキッチン台内に収容される加熱調理器であって、前記本体内に設けられ、前記キッチン台の正面に設けられた回動自在の化粧パネルに対向する開口部を有する収納庫と、前記化粧パネルよりも内側に位置し、前記収納庫の前記開口部を開閉する扉体とを備え、前記化粧パネルは下部に設けられた軸を中心にして回動し、前記扉体は、前記化粧パネルの回動に連動して、前記収納庫の前記開口部から離れる方向または近づく方向に水平に移動するものであって、前記化粧パネルが全閉状態から外側の方向に回動するときに、前記扉体は前記収納庫の前記開口部から離れる方向に水平に移動し、前記化粧パネルが前記内側の方向に回動して前記全閉状態になるときに、前記扉体は前記収納庫の前記開口部に近づく方向に水平に移動して前記開口部を全閉状態にし、前記収納庫は、被加熱物を加熱するための加熱手段を有していないものである。
本発明によれば、収納庫がキッチン台の化粧パネルに対向する位置に配置され、収納庫の蓋体が化粧パネルよりも内側に配置されるようにしている。この構成により、収納庫の蓋体が化粧パネルの正面に露出しないので、意匠性が向上し、化粧パネルをキッチン台と同じ色、同じ材料を用いることができ、キッチン台の正面の意匠を統一できる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器が収容されたキッチン台の全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を示す斜視図である。 図1の加熱調理器を矢視方向から見て示す断面図である。 図3の収納庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。 図3の加熱調理器の変形例を示す断面図である。 図5の収納庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示す斜視図である。 図7の加熱調理器がキッチン台に収容された場合の断面図である。 図7の調理庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。 図8の加熱調理器の変形例を示す断面図である。 図10の調理庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器が収容されたキッチン台の全体を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を示す斜視図である。
本実施の形態1の加熱調理器100は、図1に示すように、キッチン台200に収容される。キッチン台200の上面にはキッチンカウンター201が設けられている。このキッチンカウンター201は、調理物の下ごしらえ等を行える平坦なスペースを有し、洗い物等を行うシンク202、水あるいはお湯を供給する水栓器具203を備えている。
キッチン台200の正面は、複数の区画に分割されており、例えば、複数の引出パネル211と、後述する収納庫10の体6を覆う第1化粧パネル21(請求項1における化粧パネルに相当)と、第2化粧パネル23とによって分割されている。複数の引出パネル211には、上部が開口した箱状のトレイが設けられている。また、複数の引出パネル211の正面の上部には、キッチン台200からトレイを引き出したり、キッチン台200内にトレイを収容するための手掛け部が設けられている。第2化粧パネル23は、後述する加熱調理器100の本体1の前面板11(図2参照)にネジ等により取り付けられている。複数の引出パネル211、第1化粧パネル21及び第2化粧パネル23は、同一面上であって、同じ色、同じ材料により形成されている。これにより、キッチン台200の正面は、意匠の統一が図られている。
加熱調理器100は、図2に示すように、本体1の上部の開口が天板2によって覆われている。この天板2は、鍋等の調理容器が載置されるトッププレート2aと、トッププレート2aの外周部に設けられた枠体2bとで構成されている。トッププレート2aは、例えば結晶化ガラスにより形成され、枠体2bは、例えばステンレスにより形成され、トッププレート2aの外周部にシリコン系接着剤等で固着されている。
天板2には、前部に各種の操作入力を行う操作部4が設けられている。操作部4には、複数の操作スイッチが設けられている。なお、操作部4を枠体2bに設けた例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、トッププレート2aに静電スイッチのようなタッチ式のスイッチを設けてもよい。
トッププレート2aには、調理容器を加熱する位置を示す左加熱部3a、右加熱部3b、中央加熱部3cが設けられており、これら加熱部は印刷等の表示で示されている。トッププレート2aの下方の本体1内には、各加熱部に対応して加熱手段である左誘導加熱コイル12a(図3参照)、右誘導加熱コイル、中央誘導加熱コイルが配置されている。なお、本実施の形態1では、各加熱部にそれぞれ誘導加熱コイルを設けているが、これらの誘導加熱コイルのうち1つを、例えばラジエントヒーターのような電熱線からなる輻射式加熱手段としてもよい。
また、トッププレート2aの前部には、左加熱部3a、右加熱部3b、中央加熱部3cの設定条件、調理の経過状況等を表示する左表示部5a、右表示部5b、中央表示部5cが設けられている。左表示部5a、右表示部5b、中央表示部5cに対応して、トッププレート2aの下方の本体1内には、図示しない基板に搭載された表示手段が設けられている。この表示手段は、液晶(LCD)によるもの、有機電界発光(Electro Luminescence:EL)素子などによるものが使用される。
なお、本実施の形態1では、加熱部それぞれに対応して表示部を設けたことを説明したが、表示部についてはこれに限定されるものではなく、1つの表示部で交互に、あるいは一度に全ての加熱部の設定条件を表示するものでもよい。また、設定条件の火力をLEDの点灯あるいは点滅の数で表すような表示手段を用いたものでもよく、適宜、選定可能である。
天板2の下方で前面板11の後方には、スイッチング素子、整流回路、その他電子部品等から構成されたそれぞれの誘導加熱コイル用のインバーター回路を内包したインバーター基板、インバーター基板を冷却する冷却ファンが配置されている。冷却ファンの冷却風は、インバーター基板を冷却した後、それぞれの誘導加熱コイルを冷却している。
なお、本実施の形態1では、1枚のインバーター基板からそれぞれの誘導加熱コイルに電力を供給するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、複数の加熱部毎にインバーター基板が用意されているもの、例えば加熱部が3つあれば3枚のインバーター基板が用意されているものであってもよく、適宜、選定可能である。
本体1の前面板11の並びに扉体6が設けられている。この扉体6は、図2に示すように、収納庫10の前面に設けられた開口部を開閉するためのもので、裏面にトレイ7が直接取り付けられている。扉体6の上部には、トレイ7を収納庫10内から引き出すための手掛け部6aが設けられている。
なお、本実施の形態1では、扉体6にトレイ7を直接取り付けて、トレイ7を収納庫10内に収容する形態となっているが、これに限定されるものではない。例えば、収納庫10内にレールを設け、そのレールに扉体6を連結し、レールにトレイ7を載置して扉体6と連動したレールによりトレイ7を収納庫10内から引き出したり、収容したりするようにしてもよい。
天板2の後部には、冷却ファンによりインバーター基板、それぞれの誘導加熱コイル等を冷却した冷却風を排出する排気口2cが設けられている。排気口2cの上方には、排気口カバー9a、9bが取り外し自在に設置されている。排気口カバー9a、9bは、排気口2cに異物が入らないようにするためのものである。
次に、キッチン台200に収容された状態の加熱調理器100について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は図1の加熱調理器を矢視方向から見て示す断面図、図4は図3の収納庫の蓋体が開閉自在の状態を示す断面図である。
加熱調理器100は、キッチンカウンター201に設けられた開口201aから、キッチン台200内に本体1を落とし込むようにして収容することで、キッチン台200に設置される。このようにキッチン台200に設置された加熱調理器100は、ビルトインタイプあるいはドロップインタイプと呼ばれる。天板2は、キッチンカウンター201の開口201aよりも大きく形成されており、天板2が開口201aの縁に掛かることによって、本体1がぶら下がった状態で支持されている。
本実施の形態1においては、加熱調理器100がキッチン台200に設置された場合、収納庫10がキッチン台200の第1化粧パネル21に対向する位置に配置され、収納庫10の扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置される。この構成により、収納庫10の扉体6は第1化粧パネル21と干渉しないので、キッチン台200に第1化粧パネル21が取付けられた状態で、加熱調理器100をキッチン台200に設置することが可能である。勿論、加熱調理器100をキッチン台200に設置したあとで、第1化粧パネル21を取付けることも可能であり、適宜、何れかの方法を採用することができる。
収納庫10は、例えば、しゃもじ、へら、おろし金等の調理小物、調理容器を収納するためのものである。第1化粧パネル21は、左右方向の両側面の下部に備えた軸25がキッチン台200に回動自在に支持され、上部に手掛け部22が設けられている。この手掛け部22を手前に引くことで、第1化粧パネル21が軸25を中心に回動して手前側に開き、開けた第1化粧パネル21を持ち上げることで元の位置に戻る。つまり、第1化粧パネル21を、図3に示す矢印A方向に回動させて開くことができ、矢印B方向に回動させて閉じることができる。
図4に示すように、手掛け部22を手前に引いて、第1化粧パネル21を開けることにより、キッチン台200の正面から奥まった位置に扉体6が現れる。この扉体6の手掛け部6a(図2参照)を、図4の矢印のように手前C方向に引いたりD方向に押したりすることで、扉体6に連結されたトレイ7を収納庫10から出したり、収納庫10内にトレイ7を収容することができる。
以上のように本実施の形態1によれば、加熱調理器100がキッチン台200に設置された場合、収納庫10がキッチン台200の第1化粧パネル21に対向する位置に配置され、収納庫10の扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置されるようにしている。この構成により、第1化粧パネル21に複数の引出パネル211及び第2化粧パネル23と同じ色、同じ材料を用いることができ、収納庫10の扉体6は第1化粧パネル21を開けなければ外観に現れることがないので、キッチン台200の意匠の統一が図れ、意匠性が向上する。
また、扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置される加熱調理器100であるため、本体1をキッチン台200にセットする際の作業性が容易となる。
(変形例)
本実施の形態1では、第1化粧パネル21と収納庫10の扉体6は独立しており、第1化粧パネル21を開けた後に、収納庫10の扉体6が開けられるようにしたが、扉体6を第1化粧パネル21の回動に連動させて開閉するようにしてもよい。
図5は図3の加熱調理器の変形例を示す断面図、図6は図5の収納庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。図5及び図6は断面図であるが、後述する連結部21aと溝6bを図示するため、第1化粧パネル21と扉体6のみ断面ではなく側面から見た状態を図示している。なお、図3及び図4と同様あるいは相当部分には同じ符号を付して説明をする。
第1化粧パネル21と扉体6は、それぞれ左右方向の両側面に設けられた一対の連結部21aにより連結されている。扉体6の両側面には、縦方向に長い溝6bが設けられている。連結部21aの第1化粧パネル21側の端部は、回動自在に第1化粧パネル21の両側面に支持されており、連結部21aの扉体6側の端部は、溝6bに摺動自在に設けられている。
図6に示すように、第1化粧パネル21を、軸25を中心に手前側矢印A方向に回動して開けた場合には、連結部21aにより、扉体6が手前矢印C方向に移動して収納庫10を開く。そして、扉体6の手掛け部6aを手前矢印C方向に引いていくと、連結部21aの扉体6側の端部は、溝6b内に沿って上方に移動し溝6b内の上部に達する。更に、扉体6を手前矢印C方向に引いた場合には、溝6b内の上部に位置する連結部21aの扉体6側の端部は、溝6b内に沿って下方へ移動し元の位置に戻る。
このように、第1化粧パネル21を手前側矢印A方向に回動してに開けた場合、一対の連結部21aにより、扉体6が手前矢印C方向に移動するので、その後の扉体6を開ける作業が容易となる。
また、この場合も、第1化粧パネル21に複数の引出パネル211及び第2化粧パネル23と同じ色、同じ材料を用いることができ、収納庫10の扉体6は第1化粧パネル21を開けなければ外観に現れることがないので、キッチン台200の意匠の統一が図れ、意匠性が向上する。更に、扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置される加熱調理器100であるため、本体1をキッチン台200にセットする際の作業性が容易となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、本体1内に収納庫10を備えた加熱調理器100について説明したが、本実施の形態2は、加熱調理器100の本体1内に、収納庫10に代えて、調理物を調理する調理庫を備えたものである。
図7は本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示す斜視図、図8は図7の加熱調理器がキッチン台に収容された場合の断面図、図9は図7の調理庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。なお、実施の形態1と同様あるいは相当部分には同じ符号を付して説明する。
本実施の形態2の加熱調理器100は、図1に示すように、キッチン台200に収容される。天板2の前部中央に設けられた中央表示部5cは、中央加熱部3cの設定条件、調理の経過状況等を表示するだけではなく、後述する調理庫10a内に収容される魚等の調理物をグリル調理あるいはオーブン調理のような加熱調理する設定条件、調理の経過状況等を表示するようになっている。
なお、中央加熱部3cと調理庫10aが同時に使用されている場合は、中央表示部5cに、それぞれの設定条件、調理の経過状況等を交互に表示するようにしてもよいし、区分けされた表示位置にそれぞれの設定条件、調理の経過状況等を同時に表示するようにしてもよい。
天板2の下方で前面板11の後方には、前述したインバーター基板及び冷却ファンの他に、調理庫10a内に設けられたシーズヒーター等の加熱手段に電力を供給する電源基板が配置されている。冷却ファンの冷却風は、インバーター基板、電源基板を冷却した後、それぞれの誘導加熱コイルを冷却し、排気口2cから排出される。
実施の形態1と同様に、本体1の前面板11の並びに扉体6が設けられている。この扉体6は、図7に示すように、調理庫10aの前面に設けられた開口部を開閉するためのもので、裏面に受け皿7が直接取り付けられている。受け皿7の上には調理物を載置する焼き網8が設置される。
なお、本実施の形態2では、扉体6に受け皿7を直接取り付けて、受け皿7を調理庫10a内に収容する形態となっているが、これに限定されるものではない。前述したように、調理庫10a内にレールを設け、そのレールに扉体6を連結し、レールに受け皿7を載置して扉体6と連動したレールにより受け皿7を調理庫10a内から引き出したり、収容したりするようにしてもよい。
調理庫10aの背面には、図8に示すように、複数の排気穴13が設けられている。また、調理庫10aの背面と排気口2cと間には、排気通路14が設けられている。排気穴13から排出される油煙、高温となった空気は、排気通路14を通り、排気口2cへ送られて加熱調理器100の外へ排出される。なお、ここでは説明していないが、排気穴13の他、言い替えると排気通路14内に油煙を軽減する触媒を設けてもよい。触媒を設けることで、加熱調理器100の外へ排出される排気の油分と臭いを抑えることができる。
次に、キッチン台200に収容された状態の加熱調理器100について、図8及び図9を用いて説明する。
調理庫10aを備えた従来の加熱調理器では、基本的に第1化粧パネル21を備えない構成となっている。つまり、扉体6がキッチン台200の正面、言い替えると第1化粧パネル21の位置にくるように構成され、蓋体6がキッチン台200の意匠部品の一部を構成している。
調理庫10aの扉体6は、調理庫10aで加熱調理を行うと高温となる。第1化粧パネル21や引出しパネル211に使用されている材料では、加熱調理のときの高温に耐えられないため、調理庫10aの扉体6は高温に耐えられる材料、例えば金属や耐熱強化ガラスを使用する必要がある。よって、第1化粧パネル21や引出しパネル211に使用されている材料とは異なる材料を使用しなければならず、意匠の統一を図ることが困難である。
本実施の形態2においては、加熱調理器100がキッチン台200に設置された場合、調理庫10aがキッチン台200の第1化粧パネル21に対向する位置に配置され、調理庫10aの扉体6の前端(正面寄り)が第1化粧パネル21の後端(キッチン200内部寄り)よりも内側に隙間15を有して配置される。この隙間15により、調理庫10aで調理物を調理しているときの熱を吸収する空気層が形成されている。
調理庫10aの扉体6は第1化粧パネル21よりも内側に隙間15を有して配置され、第1化粧パネル21に干渉しないので、キッチン台200に第1化粧パネル21が取付けられた状態で、加熱調理器100をキッチン台200に設置することが可能である。勿論、加熱調理器100をキッチン台200に設置したあとで、第1化粧パネル21を取付けることも可能であり、適宜、何れかの方法を採用することができる。
なお、調理庫10aの扉体6を断熱材で形成してもよい。この場合、扉体6と第1化粧パネル21との間に隙間15を設けることなく、扉体6を第1化粧パネル21に当接させることができる。また、扉体6と第1化粧パネル21との間に隙間15を設けた場合、調理庫10aからの熱を更に遮断することができる。扉体6を第1化粧パネル21に当接させるときは、加熱調理器100をキッチン台200に設置したあとで、第1化粧パネル21を取付けることが望ましい。
図9に示すように、手掛け部22を手前に引いて、第1化粧パネル21を開けることにより、キッチン台200の正面から奥まった位置に扉体6が現れる。この扉体6の手掛け部6a(図2参照)を、図9の矢印のように手前C方向に引いたりD方向に押したりすることで、扉体6に連結された受け皿7を調理庫10aから出したり、調理庫10a内に受け皿7を収容することができる。
以上のように本実施の形態2によれば、加熱調理器100がキッチン台200に設置された場合、調理庫10aがキッチン台200の第1化粧パネル21に対向する位置に配置され、調理庫10aの扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置されるようにしている。この構成により、第1化粧パネル21に複数の引出パネル211及び第2化粧パネル23と同じ色、同じ材料を用いることができ、調理庫10aの扉体6は第1化粧パネル21を開けなければ外観に現れることがないので、キッチン台200の意匠の統一が図れ、意匠性が向上する。
更に、扉体6と第1化粧パネル21との間に隙間15を設けて空気層を形成しているので、第1化粧パネル21が高温になるようなことがなく、使用者の安全を確保できると共に、熱による第1化粧パネル21の色が変色するようなことがない。
また、扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置される加熱調理器100であるため、本体1をキッチン台200にセットする際の作業性が容易となる。
(変形例)
本実施の形態2では、第1化粧パネル21と調理庫10aの扉体6は独立しており、第1化粧パネル21を開けた後に、調理庫10aの扉体6が開けられるようにしたが、扉体6を第1化粧パネル21の回動に連動させて開閉するようにしてもよい。
図10は図8の加熱調理器の変形例を示す断面図、図11は図10の調理庫の扉体が開閉自在の状態を示す断面図である。図10及び図11は断面図であるが、後述する連結部21aと溝6bを図示するため、第1化粧パネル21と扉体6のみ断面ではなく側面から見た状態を図示している。なお、図8及び図9と同様あるいは相当部分には同じ符号を付して説明をする。
第1化粧パネル21と扉体6は、前述したように、それぞれ左右方向の両側面に設けられた一対の連結部21aにより連結されている。扉体6の両側面には、縦方向に長い溝6bが設けられている。連結部21aの第1化粧パネル21側の端部は、回動自在に第1化粧パネル21の両側面に支持されており、連結部21aの扉体6側の端部は、溝6bに摺動自在に設けられている。なお、前述したように、調理庫10aの扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に隙間15を有して配置される。
図11に示すように、第1化粧パネル21を、軸25を中心に手前側矢印A方向に回動して開けた場合には、連結部21aにより、扉体6が手前矢印C方向に移動して調理庫10aを開く。そして、扉体6の手掛け部6aを手前矢印C方向に引いていくと、連結部21aの扉体6側の端部は、溝6b内に沿って上方に移動し溝6b内の上部に達する。更に、扉体6を手前矢印C方向に引いた場合には、溝6b内の上部に位置する連結部21aの扉体6側の端部は、溝6b内に沿って下方へ移動し元の位置に戻る。
このように、第1化粧パネル21を手前側矢印A方向に回動して開けた場合、一対の連結部21aにより、扉体6が手前矢印C方向に移動するので、その後の扉体6を開ける作業が容易となる。
また、この場合も、第1化粧パネル21に複数の引出パネル211及び第2化粧パネル23と同じ色、同じ材料を用いることができ、調理庫10aの扉体6は第1化粧パネル21を開けなければ外観に現れることがないので、キッチン台200の意匠の統一が図れ、意匠性が向上する。更に、扉体6が第1化粧パネル21よりも内側に配置される加熱調理器100であるため、本体1をキッチン台200にセットする際の作業性が容易となる。
更に、扉体6と第1化粧パネル21との間に隙間15を設けて空気層を形成しているので、第1化粧パネル21が高温になるようなことがなく、使用者の安全を確保できると共に、熱による第1化粧パネル21の色が変色するようなことがない。
1 本体、2 天板、2a トッププレート、2b 枠体、2c 排気口、3a 左加熱部、3b 右加熱部、3c 中央加熱部、4 操作部、5a 左表示部、5b 右表示部、5c 中央表示部、6 扉体、6a 手掛け部、6b 溝、7 トレイ又は受け皿、8 焼き網、9a、9b 排気カバー、10 収納庫、10a 調理庫、11 前面板、12a 左誘導加熱コイル、13 排気穴、14 排気通路、15 隙間(空気層)、21 第1化粧パネル、21a 連結部、22 手掛け部、23 第2化粧パネル、25 軸、100 加熱調理器、200 キッチン台、201 キッチンカウンター、201a 開口、211 引出パネル、202 シンク、203 水栓器具。

Claims (4)

  1. 上部が開口され、調理容器を加熱する加熱手段を内部に有する本体と、前記本体の開口を覆うように取り付けられ、前記調理容器が載置される天板とを有し、前記本体がキッチン台内に収容される加熱調理器であって、
    前記本体内に設けられ、前記キッチン台の正面に設けられた回動自在の化粧パネルに対向する開口部を有する収納庫と、
    前記化粧パネルよりも内側に位置し、前記収納庫の前記開口部を開閉する扉体と
    を備え
    前記化粧パネルは下部に設けられた軸を中心にして回動し、
    前記扉体は、前記化粧パネルの回動に連動して、前記収納庫の前記開口部から離れる方向または近づく方向に水平に移動するものであって、
    前記化粧パネルが全閉状態から外側の方向に回動するときに、前記扉体は前記収納庫の前記開口部から離れる方向に水平に移動し、
    前記化粧パネルが前記内側の方向に回動して前記全閉状態になるときに、前記扉体は前記収納庫の前記開口部に近づく方向に水平に移動して前記開口部を全閉状態にし、
    前記収納庫は、被加熱物を加熱するための加熱手段を有していない
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記扉体と前記化粧パネルとの間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記扉体は、断熱材により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記扉体は、
    前記扉体の両側面に設けられた1対の連結部と、
    前記扉体の前記両側面に設けられた1対の上下方向に延びた溝と
    を有し、
    各前記連結部の一端は、回動自在に前記化粧パネルの両側面に支持され、
    各前記連結部の他端は、前記溝に摺動自在に設けられている、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の加熱調理器。
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