JP6078776B2 - 加熱調理器の扉装置および、それを搭載した加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器の扉装置および、それを搭載した加熱調理器 Download PDF

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Description

本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、調理物を収容して加熱調理するグリル室を備えた据え置き型、或いは組込型の加熱調理器の扉装置および、それを搭載した加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器の概略構成は、図6の特許文献1に記載された従来の加熱調理器の概略図、図7の特許文献1に記載された従来の加熱調理器のドアの概略図に示すように、被調理物を加熱調理するための加熱調理器であって、内部に収容された被調理物を加熱調理する加熱庫100と、前記加熱庫の前面に形成された開口部を開閉するドア105と、前記加熱庫に収容される受け皿104と、前記受け皿を出し入れするために前記加熱庫の外部に設けられ固定レールと可動レールとを有する少なくとも2組のレールユニット101、レールユニット102と、を備え、前記ドア105はその下端部近傍で前記可動レールに着脱自在に連結され、前記ドアの上端部を覆う樹脂部材により前記ドアの把手103を形成している。
このように加熱庫の前面に形成された開口部を開閉するドアは、ドアの内側に付着した調理物から発生した汚れを洗うために、着脱できるように構成している(例えば、特許文献1参照)。
特に、ドア105は覗き窓106を有する金属製の裏面カバー108と、裏面カバーの前面を覆うガラス板107とを備え、ガラス板の上部を把手103と裏面カバー108により狭持している。
特開2006−336898号公報
近年、加熱調理器を設置するキッチン等において、加熱調理器の前面部と隣接するキッチン等の前面部を構成する多種多様な面材に質感のそろった同一のものを用いて、意匠性を高め、キッチン等としてのデザインの統一感を高めることが求められている。
キッチン等の前面部に用いる面材を加熱調理器の前面部に構成することは物理的には可能ではあるが、グリルドアの温度の問題やグリルドアの内側に付着した調理物から発生した油脂分、飛散した調理屑の汚れ等は、加熱調理器から着脱して水につけ、洗剤等で直接洗えるように構成しているものが一般的であり、隣接するキッチン等に用いる面材として一般的な材質のメラミン化粧板、ポリ合板、集成材等の貼り合わせた合板や天然の木材(無垢材、突き出し材)等は、水につけて洗剤等で直接洗うと、貼り合わせた接着剤が剥がれる、または、木材等が水分を吸収し、膨潤や剥離、または変形等の問題が発生するものであり、加熱調理器と隣接するキッチン等の前面部を質感のそろった同一のもので構成するということが困難であるという課題を有していた。
なお、一部には金属(ステンレスやホーロー加工材)や樹脂(ポリカーボネート、アクリル、人造大理石)などのものもあるがいずれも、補強用として木材を用いたものが多いのも事実である。
したがって、前記従来の加熱調理器のグリルドアの構成では、グリルドアの内側に付着した調理物から発生した油脂分、飛散した調理屑の汚れは基本的には加熱調理器から着脱して水につけ、洗剤等で直接洗うことが前提の構成であり、加熱調理器の前面部と隣接するキッチン等の前面部を構成する多種多様な面材に質感のそろった同一のものを用いることが困難であるという課題を有していた。
特に、従来のグリルドアは覗き窓を有することが前提であり、覗くためには透明な部材を用いることが前提であり、材質は透明なガラスや樹脂に限られるものであって、隣接するキッチン等の前面部を構成する多種多様な面材と質感をあわせることは困難である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱調理器の前面部とキッチン等の前面部を構成する多種多様な面材に質感のそろった同一のものを用いて、意匠性を高め、キッチン等としてのデザインの統一感を高めることを特徴として、さらにはグリルドアに付着する調理物から発生した油脂分、飛散した調理屑の汚れ等の清掃性を損なうことなく行える加熱調理器の扉装置および、それを搭載した加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器の扉装置は、本体内に配した調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室の開口を覆うように取り付けられたグリルドアと、を備え、前記グリルドアには、前面部を形成するグリル前板と、持ち手を形成するグリル把手と、前記グリル把手及びグリル前板を保持するグリル保護枠と、が備えられ、前記グリルドアの内側に、前記開口に近接して対向し、前記開口の面積の約半分以上を覆う略平板状の内面部材が前記グリルドアに着脱自在に取付けられ、覗き窓を設けない前記グリル前板を断熱する、前記グリル保護枠及び前記略平状の内面部材からなる、二重遮熱構成とした加熱調理器の扉装置である。
この構成により、グリルドアの内側に付着する調理物より発生した油脂分、飛散した調理屑等の汚れに対して、グリルドアの内側に着脱自在に取付けた略平板状の内面部材を着脱して洗うことによって汚れを取り去ることができ、グリルドア全体を清掃する必要がなくなるため、グリルドアの前面を構成する面材の材質を自由に選択できるものである。また、二重遮熱構成により、グリル前板の温度低減を図ることができる。
また、グリルドア全体を清掃する必要がなくなり、必要最小限の大きさにて設けた内面部材を清掃するだけでよく、清掃時間が短縮され清掃性も格段に良くなるものである。
本発明の加熱調理器によれば、グリルドアの前面を構成する面材の材質を自由に選択できるものであり、清掃性を格段に良くした扉装置を搭載した加熱調理器を実現できる。また、二重遮熱構成により、グリル前板の温度低減を図ることができる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の概略構成を示す組立て断面図 同加熱調理器の設置状態を示す概略図 同加熱調理器の扉装置の詳細を示す概略図 同加熱調理器の操作部の詳細を示す概略図 本発明の実施の形態2における加熱調理器の設置状態を示す概略図 特許文献1に記載された従来の加熱調理器の概略図 特許文献1に記載された従来の加熱調理器のドアの概略図
第1の発明は、本体内に配した、調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室の開口を覆うように取り付けられたグリルドアと、を備え、前記グリルドアには、前面部を形成するグリル前板と、持ち手を形成するグリル把手と、前記グリル把手及びグリル前板を保持するグリル保護枠と、が備えられ、前記グリルドアの内側に、前記開口に近接して対向し、前記開口の面積の約半分以上を覆う略平板状の内面部材が前記グリルドアに着脱自在に取付けられ、覗き窓を設けない前記グリル前板を断熱する、前記グリル保護枠及び前記略平面状の内面部材からなる、二重遮熱構成とした加熱調理器の扉装置である。
この構成により、グリルドアの内側に付着する調理物より発生した油脂分、飛散した調理屑等の汚れに対して、グリルドアの内側に着脱自在に取付けた略平板状の内面部材を着脱して洗うことによって汚れを取り去ることができ、グリルドア全体を清掃する必要がなくなるため、グリルドアの前面を構成する面材の材質を自由に選択できるものである。また、二重遮熱構成により、グリル前板の温度低減を図ることができる。
また、グリルドア全体を清掃する必要がなくなり、必要最小限の大きさにて設けた内面部材を清掃するだけでよく、清掃時間が短縮され清掃性も格段に良くなるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記略平板状の内面部材に、煙漏れの防止を目的としたグリルパッキンを形成したことを特徴とする加熱調理器の扉装置である。
この構成により、第1の発明の扉装置を備えた加熱調理器の調理物から発生した油煙等がグリルドアから漏れるのを防止できるとともに、グリルパッキンと略平面状の内面部材との勘合隙間より調理物から発生した油煙が漏れる心配がなく、信頼性の高い扉装置を実現できる。
さらには、このグリルパッキンが調理物より発生した油脂分、飛散した調理屑等の汚れた場合、グリルドアより着脱して洗う場合があるが、略平板状の内面部材に設けることで同時に着脱することができ、別々に着脱する手間が省けるとともに同時に洗うこともできるため、清掃時間が短縮され清掃性も格段に良くなるものである。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記グリル前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成した加熱調理器の扉装置である。
この構成により、第1または第2の発明の扉装置を備えた加熱調理器の前面と隣接するキッチンの前面を構成する多種多様な面材に質感のそろった同一のものを用いることが可能となり、意匠性を高めるとともに、キッチンとしてのデザインの統一感を高めることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、前記グリルドアの横並びに設けた操作部の前面部を形成する操作前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成した加熱調理器である。
この構成により、第3の発明の扉装置の前面と横並びに設けた操作部の前面と隣接するキッチンの前面を構成する多種多様な面材に質感のそろった同一のものを用いることが可能となり、さらに意匠性を高めるとともに、キッチンとしてのデザインの統一感を高めることができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記グリルドアは、内側に着脱自在に取り付けてなる前記略平板状の内面部材を取り付けないと前記グリルドアが前記加熱調理器にセットできないまたは、前記グリルドアが閉まらないように形成した加熱調理器の扉装置である。
この構成により、第1〜4のいずれか1つの発明の扉装置の略平板状の内面部材を取付け忘れた状態で加熱調理を行うことを防止することができるものである。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記グリルドアは、内側に着脱自在に取り付けてなる前記略平板状の内面部材を取り付けないと前記加熱調理器の加熱が開始されないように形成したものである。
この構成により、第1〜5のいずれか1つの発明の扉装置の略平板状の内面部材を取付け忘れた状態で加熱調理を行うことを防止することができるものである。
第7の発明は、特に、第の発明において、前記グリル前板と前記操作前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成し、前記グリル前板と操作前板は隣接するキッチンの引き出し等と上方の一辺を略一直線状に形成したものである。
この構成により、第の発明の加熱調理器において、グリルドア前板と操作部前板は隣接するキッチンなどの引き出し等と上方の一辺を略一直線状に形成することで、さらなるキッチンとしてのデザインの統一感を高めることができる。
第8の発明は、特に、第7の発明において、前記グリル把手を隣接するキッチンの引き出し等と同様の物を用いて形成したものである。
この構成により、第7の発明の加熱調理器において、さらなるキッチンとしてのデザインの統一感を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。ここで、実施の形態の説明順序は上記に記載の発明の順序とは異なる場合がある。また、複数の発明を包括して説明している場合もある。
(実施の形態1)
図1及び図2及び図3及び図4は、本発明における第1の実施の形態における加熱調理器の概略構成を示すものである。但し、実施の形態の説明に不要な構成部分については主要構成であっても省略している。以下、図面を用いて説明する。
ここで、図1は本発明の実施の形態1における加熱調理器の概略構成を示す組立て断面図であり、前後方向の断面である。図1に示すように、加熱調理器本体1の天面には鍋などの被加熱調理器具を載置する天板2が配されている。本実施の形態における鍋などの被加熱調理器具の加熱方式は、電磁誘導加熱としているもので、天板2は高耐熱の結晶化ガラス等の、電磁誘導によって加熱されない材質で構成されており、天板2の下方には誘導加熱コイル3が近接して設けられている。ここで天板2に載置した被加熱調理器具の加熱方式は、電磁誘導加熱方式に限定されるものではなく、例えばシーズヒーター、ラジェントヒーター、ミラクロンヒーター、ハロゲンヒーター等によるものでも良い。
加熱調理器本体1内には略箱形状で前面が開口したグリル室4が配設されており、その開口は前後方向に移動自在なグリルドア5で覆われている。グリル室4の後部には、グリル室4内で発生する煙等を加熱調理器本体1外に排出するための排気筒6の一端が接続され、排気筒6の他方の端部は天板2の開口に接続されている。グリル室4内には調理物7を載置するグリル皿8が収納されており、グリル皿8の表面はフッ素樹脂等の塗膜が形成されており、調理物7に対する非粘着性及び耐食性の向上が図られている。図示はしないが、グリル皿8はグリル受皿と焼網の2部品にて構成されても良い。
グリル皿8の前部に形成された切り欠き部9は、グリルドア5に取付けられたアーム1
0に嵌着されており、グリルドア5の移動に連動してグリル室4内を移動できるようになっている。図示はしないがグリルドア5の移動に際してレール等を用いても良い。グリル皿8の後部下面には摺動部材11が取付けられており、グリル皿8の移動時には摺動部材11のみがグリル室4の底面を構成する底面部材12と摺接し、グリル皿8表面の塗膜が摩擦等により剥がれるのを防止している。グリル皿8全体は、この摺動部材11による支持とアーム10への嵌着とにより、グリル室4の底面部材12と隙間を設けた状態でグリル室4内に収納される。底面部材12は耐熱性の高い金属や結晶化ガラス等にて形成される。
グリル室4の上方には、調理物7を上方から加熱する上加熱体13が配されており、グリル室4の底面を構成する底面部材12の下方には、調理物7を下方からグリル皿8を介して加熱する下加熱体14が設けられた両面焼きの構造を示す。但し、ここで両面焼きの構成に限定されるものではなく、例えば片面焼きの構成のものでも良い。また、グリル皿8をグリル受皿と焼網にて構成する場合、下加熱体14はグリル受皿と焼網の間に形成するものである。
図では省略するが、誘導加熱コイル3に高周波出力を供給する高周波電源装置やそれらを制御する制御装置、発熱を抑える冷却装置、また、加熱の入り切りを操作する操作部などを備えるものである。
ここで、グリルドア5は調理物7の出し入れの開閉の際に持ち手となるグリル把手15と、グリルドア5の前面を覆うグリル前板16と、グリル把手15とグリル前板16を保持するためのグリル保護枠17にて構成され、煙漏れ防止用のグリルパッキン18を装着される場合もある。グリルドア5の内側には、グリル室4の開口に近接して対向し、グリル室4の開口の面積の約半分以上を覆う略平板状の内面部材19をグリルドア5に、例えばバネ等による勘着や、ゴムや板金による勘合により挟み込んだり、又は手回しではずせるようなねじなどにて固定したりして着脱自在に取付けたことによって、グリルドア5の内側に付着する調理物7より発生した油脂分、飛散した調理屑等の汚れに対して、グリルドア5の内側に着脱自在に取付けた略平板状の内面部材19を着脱して洗うことによって汚れを取り去ることができ、グリルドア5全体を清掃する必要がなくなるためグリルドア5の前面を構成するグリル前板16の材質を自由に選択できるものである。また、グリルドア5全体を清掃する必要がなくなり、必要最小限の大きさにて設けた略平板状の内面部材19を清掃するだけでよく、清掃時間が短縮され清掃性も格段に良くなるものである。
ここで、図2は本発明の実施の形態1の加熱調理器の設置形態を示す概略図であり、前面から見た図である。図2に示すように、加熱調理器本体1は、キッチン本体20の上部に設けた、開口を備えたカウンター21の上方より装着し、加熱調理器本体1の前面部が露出するように設置される。
横並びには、調理用具や調味料を収納する引き出し等を備え、前面部を覆うドア面材22と本加熱調理器の前面部が同一の面を形成する。
また、ドア面材22には、引き出し等を開け閉めするためのドア把手23を備えている。
このドア面材22と同一の面に本加熱調理器のグリル前板16と、グリルドア5の横並びに設けた操作部24の前面部を構成する操作前板25との前面を合わせて設置するものである。なお、操作前板25の上方には本加熱調理器の電源の入り切りを行う電源スイッチ26を備えている。
ここで、図3は本発明の実施の形態1の加熱調理器の扉装置の詳細を示す概略図である。図3に示すように、グリルドア5はグリル保護枠17にグリル把手15(ここではグリル把手保持体27とグリル把手飾り板28の2部品にて構成)をねじ30などにてグリルドア飾り板29を挟みこんで固定し、グリル前板16をねじ30もしくはバネ等による勘着により固定する。
このグリルドア5に略平板状の内面部材19をバネ等による勘着や、ゴムや板金による勘合により挟み込んだり、又は手回しではずせるようなねじ等にて固定したりして着脱自在に取付けるものである。
グリルパッキン18はグリルドア5に着脱自在に直接取付ける方法もあるが、略平板状の内面部材19に着脱自在に取り付けた場合は、グリルパッキン18と略平板状の内面部材19との勘合隙間より調理物7から発生した油煙が漏れる心配がなく、信頼性の高い扉装置を実現することができるとともに、さらには、このグリルパッキン18が調理物7より発生した油脂分、飛散した調理屑等の汚れた場合に、グリルドア5より着脱して洗う場合があるが、略平板状の内面部材19に設けることで同時に着脱することができ、別々に着脱する手間が省けるとともに同時に洗うこともできるため、清掃時間が短縮され清掃性も格段に良くなるものである。
ここで、グリル保護枠17は金属等で構成されるものであり、従来は覗き窓を設けたものが一般的ではあるが本実施の形態では覗き窓を設けない構成とした。これは、本発明の加熱調理器の前面とキッチン等の前面を構成する面材に質感のそろった同一のものを用いて、意匠性を高め、キッチン等としてのデザインの統一感を高めることを特徴とすることから、覗き窓を設けることでグリル前板16の材質が透明性と耐熱性のある樹脂ならびにガラス等に限定されるからである。
但し、グリル前板16の一部に穴を設けて透明性と耐熱性のある樹脂やガラスをはめ込んで構成することは可能ではある。
また、略平板状の内面部材19は金属製の板金や耐熱性の高い樹脂やガラス、セラミック等用いることが可能である。また洗浄性を高めるために非粘着性の耐熱塗料などを用いても良い。
また、このように構成することで、覗き窓がなくグリル保護枠17と略平板状の内面部材19との二重遮熱構成となることから、グリル前板16への断熱効果も期待できるためグリル前板16の温度低減をも図ることができ、従来のように加熱調理中にうっかり触ってしまってやけどをする等の危険がなく安全な加熱調理器を実現するものである。
また、このように構成することで、グリル前板16の材質はキッチンのドア面材22と同様の、メラミン化粧板、ポリ合板、集成材等の貼り合わせた合板や天然の木材(無垢材、突き出し材)等や比較的耐熱性の低い樹脂(ポリカーボネート、アクリル)などのものを使用することができるものであり、本発明の加熱調理器の前面とキッチン等の前面を構成する面材に質感のそろった同一のものを用いて、意匠性を高め、キッチン等としてのデザインの統一感を高めることを実現することができる。
ここで、図4は本発明の実施の形態1の加熱調理器の操作部の詳細を示す概略図である。図4に示すように、操作部24は回動自在に設けた表示部31を設け、表示部31の前面に操作前板25を操作前板枠32に接着やねじ止めもしくはバネや樹脂の弾性を利用して勘着固定して、表示部31に接着やねじ止めもしくはバネや樹脂の弾性を利用して勘着固定するものである。
また、表示部31の上方に本加熱調理器の電源の入り切りを行う電源スイッチ26を備えている。ここでは、操作前板枠32を介して表示部31に固定する形態を記載したが直接、表示部31に固定することも可能である。また、表示部31は回動自在としたが固定式の場合でも良い。但し、その場合は表示部31を含む操作部24を天板2に設けたものである。
このように、グリルドア5の横並びに設けた操作部24にもキッチンのドア面材22と同様の、メラミン化粧板、ポリ合板、集成材等の貼り合わせた合板や天然の木材(無垢材、突き出し材)等や比較的耐熱性の低い樹脂(ポリカーボネート、アクリル)などを使用することで、さらに本発明の加熱調理器の前面とキッチン等の前面を構成する面材に質感のそろった同一のものを構成することができ、意匠性の高い、キッチン等としてのデザインの統一感の高い構成を実現することができる。
また、図では省略するが、グリルドア5は略平板状の内面部材19が装着されないとグリルドア5が加熱調理器本体1にセットできない、もしくは閉まらないように、カム機構やバネでピンを押し上げる等にて略平板状の内面部材19が装着されていないときはグリルドア5より飛び出した状態となり、グリルドア5が加熱調理器本体1にセットできない、もしくは閉まらないようにストッパーの役割をするものである。
このように、グリルドア5は略平板状の内面部材19が装着されないとグリルドア5が加熱調理器本体1にセットできない、もしくは閉まらないようにすることで、使用者が誤って略平板状の内面部材19を取り付け忘れて調理して、グリルドア5が調理物7より発生した油脂分、飛散した調理屑等にて汚れることを防止するものであり、使い勝手が良い、誤使用を防止した加熱調理器を実現するものである。
また、グリルドア5は略平板状の内面部材19が装着されないと加熱調理器の加熱が開始されないように、加熱調理器本体1にリミットスイッチやマグネットスイッチ、赤外線などを用いた近接スイッチによって略平板状の内面部材19の装着を検知するようにしたものである。
このように、グリルドア5は略平板状の内面部材19が装着されないと加熱調理器の加熱が開始されないようにすることで、使用者が誤って略平板状の内面部材19を取り付け忘れて調理しグリルドア5が調理物7より発生した油脂分、飛散した調理屑等にて汚れることを防止するものであり、使い勝手の良い、誤使用を防止した加熱調理器を実現するものである。
ここで、略平板状の内面部材19を略平面状としたのは洗いやすい形状を考慮したものであり、詳細な形状については取り付けの構成等、任意に設計配慮されるものである。
また、略平板状の内面部材19をグリル室4の開口の面積の約半分以上を覆うとしたのは、洗う手間を最小限に抑えることを考慮したものであり、略平板状の内面部材19の汚れ具合によって大きさ等は任意に設計配慮されるものである。
(実施の形態2)
図5は、本発明における第2の実施の形態における加熱調理器の設置状態を示す概略図であり、前面から見た図である。但し、実施の形態1で説明した重複部分については省略したものである。また、実施の形態の説明に不要な構成部分については主要構成であっても省略している。以下、図面を用いて説明する。
図5に示すように、グリルドア5の前面部を形成するグリル前板16とグリルドア5の横並びに設けた操作部24の前面部を形成する操作前板25を、隣接するキッチン本体20などと同様のドア面材22で形成し、グリル前板16と操作前板25は隣接するキッチン本体20などの引き出し等のドア面材22と上方の一辺を略一直線状に形成するものである。また、グリルドア5の持ち手を形成するグリル把手15を隣接するキッチン本体20などの引き出しを開け閉めするためのドア把手23と同様の物を用いて形成したものである。
このように構成することで、グリル前板16と操作前板25の材質はキッチン本体20のドア面材22と同様の、メラミン化粧板、ポリ合板、集成材等の貼り合わせた合板や天然の木材(無垢材、突き出し材)等や比較的耐熱性の低い樹脂(ポリカーボネート、アクリル)などのものを使用することができるものであり、本発明の加熱調理器の前面とキッチン等の前面を構成する面材に質感のそろった同一のものを用いて、意匠性を高め、さらには、上方の一辺を略一直線状にそろえることでキッチン等としてのデザインの統一感を高めることを実現することができる。
また、グリル前板16にキッチン本体20などの引き出しを開け閉めするためのドア把手23と同様の物を用いることで、さらにキッチン等としてのデザインの統一感を高めることを実現することができる。
以上のように本発明は、簡便な構成でグリルドアの前面を構成する面材の材質を自由に選択できるものであり、清掃性を格段に良くした扉装置を搭載した加熱調理器を実現できるもので、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、据え置き型或いは組込型の誘導加熱調理器以外の、他の熱源の加熱調理器や、組み込み式以外の加熱調理器にも適用できるものである。
1 加熱調理器本体
2 天板
3 誘導加熱コイル
4 グリル室
5 グリルドア
6 排気筒
7 調理物
8 グリル皿
9 切り欠き部
10 アーム
11 摺動部材
12 底面部材
13 上加熱体
14 下加熱体
15 グリル把手
16 グリル前板
17 グリル保護枠
18 グリルパッキン
19 略平板状の内面部材
20 キッチン本体
21 カウンター
22 ドア面材
23 ドア把手
24 操作部
25 操作前板
26 電源スイッチ
27 グリル把手保持体
28 グリル把手飾り板
29 グリルドア飾り板
30 ねじ
31 表示部
32 操作前板枠

Claims (8)

  1. 本体内に配した調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室の開口を覆うように取り付けられたグリルドアと、を備え、
    前記グリルドアには、前面部を形成するグリル前板と、持ち手を形成するグリル把手と、前記グリル把手及びグリル前板を保持するグリル保護枠と、が備えられ、
    前記グリルドアの内側に、前記開口に近接して対向し、前記開口の面積の半分以上を覆う略平板状の内面部材前記グリルドアに着脱自在に取付けられ、
    覗き窓を設けない前記グリル前板を断熱する、前記グリル保護枠及び前記略平状の内面部材からなる、二重遮熱構成とした加熱調理器の扉装置。
  2. 前記略平板状の内面部材に、煙漏れの防止を目的としたグリルパッキンを形成した請求項1に記載の加熱調理器の扉装置。
  3. 前記グリル前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成した請求項1または2に記載の加熱調理器の扉装置。
  4. 前記グリルドアの横並びに設けた操作部の前面部を形成する操作前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成した請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記グリルドアは、内側に着脱自在に取り付けてなる前記略平板状の内面部材を取り付けないと前記グリルドアが前記加熱調理器にセットできないまたは、前記グリルドアが閉まらないように形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器の扉装置。
  6. 前記グリルドアは、内側に着脱自在に取り付けてなる前記略平板状の内面部材を取り付けないと前記加熱調理器の加熱が開始されないように形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器の扉装置。
  7. 前記グリル前板と前記操作前板を、隣接するキッチンの設置本体と同様の面材で形成し、前記グリル前板と前記操作前板は隣接するキッチンの引き出し等と上方の一辺を略一直線状に形成したことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  8. 前記グリル把手を隣接するキッチンの引き出し等と同様の物を用いて形成したことを特徴とする請求項7に記載の加熱調理器。
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