JP6706249B2 - 被覆用途のための低voc及び高固形分のフルオロポリマー - Google Patents
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Description
[0002]本発明は、基材上に保護被覆を形成している間の揮発性有機化合物(VOC)の地球大気中への曝露を減少させる方法、及びかかる方法において用いる被覆組成物に関する。
(a)被覆する基材を与え;
(b)(i)(1)ヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、ヒドロフルオロペンテン、及びこれらの組合せからなる群から選択され、好ましくは2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン、及びこれらの組合せから選択される1種類以上のヒドロフルオロオレフィンモノマー、(2)1種類以上のビニルエステルモノマー、及び(3)1種類以上のビニルエーテルモノマー(ここで、ビニルエーテルモノマーの少なくとも一部はヒドロキシル基含有ビニルエーテルモノマーである)の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え、ここでコポリマーは、ここに記載する手順にしたがって測定して約10,000より大きい数平均分子量、及び好ましくは約20,000より大きい重量平均分子量を有し;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのための1種類以上のVOC化合物を含むキャリアを与え;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、約30重量%以下のキャリアを含み、好ましくは少なくとも約70重量%の固形分含量を有するポリマー組成物を生成させる;
ことを含む工程によって形成される被覆組成物を与え;
(c)工程(b)を含む工程によって与えられる被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を地球の大気中に蒸発させることによって、基材上に保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成する;
工程を含む。
(a)既存の被覆組成物で基材を被覆することを含む既存の操作からのVOCの基準放出量を定め;
(b)(i)(1)ヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、ヒドロフルオロペンテン、及びこれらの組合せからなる群から選択され、好ましくは2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン、及びこれらの組合せから選択される1種類以上のヒドロフルオロオレフィンモノマー、(2)1種類以上のビニルエステルモノマー、及び(3)1種類以上のビニルエーテルモノマー(ここで、ビニルエーテルモノマーの少なくとも一部はヒドロキシル基含有ビニルエーテルモノマーである)の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのための1種類以上のVOC化合物を含むキャリアを与え;そして
(iii)1種類以上のフルオロポリマーをキャリアと混合して、約30重量%以下のキャリアを含み、好ましくは少なくとも約70重量%の固形分含量を有するポリマー組成物を生成させる;ことを含む工程によって形成される減少したVOCの被覆組成物を与え;
(c)減少したVOCの被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を地球の大気中に蒸発させることによって、基材上に保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成し、それによって減少したVOCの被覆組成物を用いて放出されるVOCをVOCの基準放出量と比べて減少させ;そして
(e)被覆操作から放出されるVOCの減少に少なくとも部分的に基づいて税金控除の要求を適当な政府機関に提出する;
工程を含む。
(1)約40モル%〜約60モル%、更により好ましくは約45モル%〜約55モル%、更により好ましくは約50モル%の、好ましくはヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、及びヒドロフルオロペンテンからなる群から、より好ましくはHFO−1234ze、HFO−1234yf、及びこれらの組合せからなる群から選択される1種類又は複数のヒドロフルオロオレフィンモノマー、更により好ましくはHFO−1234ze;
(2)約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約40モル%、更により好ましくは約20モル%〜約40モル%の、それぞれ式:CH2=CR1−O(C=O)xR2及びCH2=CR3−OR4(式中、xは1であり、R1及びR3は、独立して、水素又はメチル基のいずれか、好ましくは水素であり、R2及びR4は、独立して、1〜12個の炭素原子、好ましくは2〜8個の炭素原子を有する非置換の直鎖、分岐鎖、又は脂環式アルキル基からなる群から選択される)によって表されるビニルエステル又はビニルエーテル、或いはこれらの両方;並びに
(3)約3モル%〜約30モル%、より好ましくは約3モル%〜約20モル%、更により好ましくは約3モル%〜約10モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は上記に規定した通りであり、好ましくは水素であり、R5は、C2〜C12の非置換の直鎖、分岐鎖、又は脂環式アルキル基、より好ましくは3〜5個の炭素原子、好ましくは4個の炭素原子を有する非置換の直鎖アルキル基からなる群から選択される)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル;
を溶液共重合することを含み、ここで、モル%はコポリマー形成工程におけるモノマーの全量を基準とする。
(1)約40モル%〜約60モル%、更により好ましくは約45モル%〜約55モル%、更により好ましくは約50モル%の、好ましくはヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、及びヒドロフルオロペンテンからなる群から、好ましくはHFO−1234ze、HFO−1234yf、及びこれらの組合せからなる群から選択されるヒドロフルオロオレフィンモノマー、更により好ましくはHFO−1234ze;
(2A)約10モル%〜約40モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素又はメチル基のいずれかであり、R2は、1〜12個の炭素原子を有する非置換の直鎖、分岐鎖、又は脂環式アルキル基からなる群から選択される)によって表されるビニルエステル;
(2B)約10モル%〜約40モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の、それぞれ式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は、独立して、水素又はメチル基のいずれかであり、R4は、独立して、1〜12個の炭素原子を有する非置換の直鎖、分岐鎖、又は脂環式アルキル基からなる群から選択される)によって表されるビニルエーテル;並びに
(3)約3モル%〜約30モル%、より好ましくは約3モル%〜約20モル%、更により好ましくは約3モル%〜約10モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は上記に規定した通りであり、好ましくは水素であり、R5は、C2〜C12の非置換の直鎖、分岐鎖、又は脂環式アルキル基からなる群から選択される)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル;
によって表されるモノマーの共重合、好ましくは溶液共重合によって形成され、ここで、モル%はコポリマー形成工程におけるモノマーの全量を基準とする。
(1)好ましくは約40モル%〜約60モル%、より好ましくは約45モル%〜約55モル%の量の、HFO−1234ze及び/又はHFO−1234yfから実質的に構成される1種類又は複数の第1のモノマー;
(2)(A)好ましくは約5モル%〜〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素又はメチル基のいずれかであり、R2は、5〜12個の炭素原子を有する置換又は非置換の直鎖又は分岐鎖アルキル基からなる群から選択され、アルキル基は少なくとも1つの第3級又は第4級炭素原子を含む)によって表される1種類又は複数のビニルエステルモノマー;及び
(B)好ましくは約10モル%〜約40モル%、より好ましくは約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%のビニルエーテルの量の、それぞれ式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は、独立して、水素又はメチル基のいずれかであり、R4は、独立して、1〜5個の炭素原子を有する置換又は非置換の直鎖又は分岐鎖アルキル基からなる群から選択される)によって表される1種類又は複数のビニルエーテルモノマー;を含む1種類又は複数の第2のモノマー;並びに
(3)約3モル%〜約60モル%のヒドロキシビニルエーテルモノマーの量、好ましくは約3モル%〜約30モル%、より好ましくは約3モル%〜約20モル%、更により好ましくは約3モル%〜約10モル%の量の、式:CH2=C−R5−OH(式中、R5はC2〜C6の置換又は非置換の直鎖又は分岐鎖アルキル基からなる群から選択される)によって表される1種類又は複数のヒドロキシル基含有ビニルエーテルモノマーから選択される1種類又は複数の第3のモノマー;
の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与えることを含み、ここで、モル%はコポリマー形成工程におけるモノマーの全量を基準とする。
[0022]本明細書において用いる「キャリア」という用語は、組成物のモノマー又はポリマー成分を溶媒和、分散、及び/又は乳化するように機能する組成物の成分を指すように意図される。
ヒドロフルオロオレフィン:
[0024]本発明方法によるヒドロフルオロオレフィンモノマーとしては、幾つかの好ましい態様においては、ヒドロフルオロエチレンモノマー、即ち式:CX1X2=CX3X4(式中、X1、X2、X3、及びX4は、それぞれ独立してH又はF又はCl原子から選択されるが、これらの少なくとも1つは水素原子である)を有する化合物を挙げることができる。ヒドロフルオロエチレンモノマーの例としては、中でも、
CH2=CHF;
CHF=CHF;
CH2=CF2;及び
CHF=CF2;
が挙げられる。
CH2=CFCF3(HFO−1234yf);
CHF=CHCF3(HFO−1234ze);
CHCl=CFCF3;及び
CH2=CHCF3;
が挙げられる。
[0027]本発明によるコポリマーは、好ましくはまた、好ましくは約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量のビニルエステルモノマー単位から形成される。好ましい態様においては、1種類又は複数のビニルエステルモノマーは、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素又はメチル基のいずれかであり、R2は、5〜12個の炭素原子を有し、より好ましくは5〜10個の炭素原子、更により好ましくは8〜10個の炭素原子を有する、置換又は非置換、好ましくは非置換の、直鎖又は分岐鎖、好ましくは分岐鎖のアルキル基からなる群から選択される)によって表される。好ましい態様においては、アルキル基は少なくとも1つの第3級又は第4級炭素原子を含む。非常に好ましい態様においては、ビニルエステルは、次式:
にしたがう、少なくとも1つの第4級炭素を含む化合物である。
[0029]本発明によるコポリマーは、好ましくはまた、好ましくは約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量のビニルエーテルモノマー単位から形成される。好ましい態様においては、1種類又は複数のビニルエステルモノマーは、式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は、独立して水素又はメチル基のいずれかであり、R4は、1〜5個の炭素原子、より好ましくは1〜3個の炭素原子を有する、置換又は非置換、好ましくは非置換で、直鎖又は分岐鎖、好ましくは直鎖のアルキル基からなる群から選択される)によって表される。幾つかの好ましい態様にしたがって好ましいビニルエーテルモノマーの例としては、メチルビニルエーテル、エチル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、及びラウリルビニルエーテルのようなアルキルビニルエーテルが挙げられる。また、脂環式基を含むビニルエーテル、例えばシクロブチルビニルエーテル、シクロペンチルビニルエーテル、及びシクロヘキシルビニルエーテルを用いることもできる。好ましい態様によれば、ビニルエーテルは、エチルビニルエーテルを含むか、これから実質的に構成されるか、又はこれから構成される。
[0031]本発明によるコポリマーは、好ましくはまた、好ましくは約3モル%〜約60モル%のヒドロキシビニルエーテルモノマーの量、好ましくは約3モル%〜約30モル%、より好ましくは約3モル%〜約20モル%、更により好ましくは約3モル%〜約10モル%の量のヒドロキシビニルエーテルモノマー単位から形成される。好ましい態様においては、1種類又は複数のヒドロキシルビニルエーテルモノマーは、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は上記に規定した通りであり、好ましくは水素であり、R5はC2〜C6の置換又は非置換、好ましくは非置換で、直鎖又は分岐鎖、好ましくは直鎖のアルキル基からなる群から選択される)によって表される。好ましいヒドロキシアルキルビニルエーテルモノマーの例としては、ヒドロキシル−エチルビニルエーテル、ビドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシペンチルビニルエーテル、及びヒドロキシヘキシルビニルエーテルが挙げられる。幾つかの態様においては、コポリマーは、モノマーの全重量を基準として約5モル%〜約20モル%のヒドロキシアルキルビニルエーテルモノマーから形成される。
(1)好ましくは約40モル%〜約60モル%、更により好ましくは約45モル%〜約55モル%、更により好ましくは約50モル%の量のHFO−1234zeから実質的に構成される第1のモノマー;
(2)(A)式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素又はメチル基のいずれか、好ましくは水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は好ましくは少なくとも1つの第3級又は第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステルモノマー(ビニルエステルモノマーは、約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量で存在する);及び
(B)それぞれ式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は、独立して水素又はメチル基のいずれか、好ましくは水素であり、R4は、1〜3個の炭素原子、好ましくは2個の炭素原子を有する、置換又は非置換で直鎖又は分岐鎖、好ましくは直鎖のアルキル基からなる群から選択される)によって表される1種類又は複数のビニルエーテルモノマー(1種類又は複数のビニルエーテルモノマーは、好ましくは、約10モル%〜約40モル%、より好ましくは約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量で存在する);を含む1種類又は複数の第2のモノマー;並びに
(3)式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3はメチル又は水素、好ましくは水素であり、R5は、C3〜C5、好ましくはC4の非置換直鎖アルキル基からなる群から選択される)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテルから構成される1種類又は複数の第3のモノマー(第3のモノマーの量は、好ましくは約3モル%〜約30モル%の量で存在する);
を含み、好ましくはこれらから実質的に構成される。
[0033]ここに含まれる教示事項に基づけば、種々の技術を用いて本発明のコポリマーを形成してここに記載する好ましい特徴を達成することができ、全てのかかる技術は本発明の広い範囲内に存することが当業者に認識されるであろう。
(i)(1)好ましくは約40モル%〜約60モル%、更により好ましくは約45モル%〜約55モル%、更により好ましくは約50モル%の量の、HFO−1234zeから実質的に構成される第1のモノマー;
(2)(A)式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素又はメチル基のいずれか、好ましくは水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は好ましくは少なくとも1つの第3級又は第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステルモノマー(ビニルエステルモノマーは、約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量で存在する);及び
(B)式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は、水素又はメチル基のいずれか、好ましくは水素であり、R4は、1〜3個の炭素原子、好ましくは2個の炭素原子を有する、置換又は非置換で直鎖又は分岐鎖、好ましくは直鎖のアルキル基からなる群から選択される)によって表される1種類又は複数のビニルエーテルモノマー(1種類又は複数のビニルエーテルモノマーは、好ましくは、約10モル%〜約40モル%、より好ましくは約5モル%〜約45モル%、より好ましくは約10モル%〜約30モル%、更により好ましくは約10モル%〜約20モル%の量で存在する);を含む1種類又は複数の第2のモノマー;並びに
(3)式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3はメチル又は水素、好ましくは水素であり、R5は、C3〜C5、好ましくはC4の非置換直鎖アルキル基からなる群から選択される)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテルから構成される1種類又は複数の第3のモノマー(第3のモノマーの量は、好ましくは約3モル%〜約30モル%である);
の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え;そして
(ii)1種類以上のVOC化合物を含み、好ましくはキシレン及びトルエンのような芳香族炭化水素;n−ブタノールのようなアルコール;酢酸ブチルのようなエステル;メチルイソブチルケトンのようなケトン、及びエチルセロソルブのようなグリコールエーテルから選択され(C2〜C5アルキルアセテートが好ましい)、更により好ましくは酢酸ブチルを含むか、これから実質的に構成されるか、又はこれから構成される、1種類以上のフルオロコポリマーのためのキャリアを与え;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、約30重量%以下のキャリアを含み、好ましくは少なくとも約70重量%の固形分含量を有するポリマー組成物を生成させる;
ことを含み、好ましくはこれから実質的に構成される。好ましい態様によれば、本発明のフルオロコポリマー組成物、特に従前のセンテンスで記載したようにして形成されるフルオロコポリマーは、Skoog, D.A. Principles of Instrumental Analysis, 6版; Thompson Brooks/Cole: Belmont, California, 2006, 28章(参照として本明細書中に包含する)に記載されている方法にしたがってゲル相クロマトグラフィー(GPC)によって測定して約5000〜50000、より好ましくは約7000〜約15000のポリマー数平均分子量を有し、約70重量%〜約90重量%、更により好ましくは約70重量%〜約85重量%の固形分含量、及び好ましくは約400g/L未満、より好ましくは約400g/L〜約100g/L、更により好ましくは約350g/L〜約200g/LのVOC含量を有する。また、概して本出願において、特にこの段落において記載されている態様においては、本発明の被覆組成物は、好ましくは必要に応じてASTM−D1200−10(2014)又はASTM−D2196にしたがって測定して、12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくとも1つにおいて、好ましくは3つの速度全部においてFord Cupによって測定して約1900mPa・秒未満、より好ましくは約1800mPa・秒未満、更により好ましくは約1700mPa・秒未満の25℃における粘度を有する。
[0039]ここに記載する手順にしたがって形成されるコポリマーは、次に、上記に記載した実質的な有利性を有する種々の被覆組成物を形成するために用いることができる。例えば、ここに記載するようにして形成される本発明のフルオロコポリマーに溶媒を加えることによって溶液タイプの塗料又は被覆剤を製造するために、種々の溶媒を用いることができる。幾つかの態様においては、被覆組成物を形成するために好ましい溶媒としては、キシレン及びトルエンのような芳香族炭化水素;n−ブタノールのようなアルコール;酢酸ブチルのようなエステル;メチルイソブチルケトンのようなケトン;及びエチルセロソルブのようなグリコールエーテル、並びに種々の商業的なシンナーが挙げられる。
実施例1:フルオロポリマーの製造:
[0042]スターラーを装備した5500mLのステンレススチールオートクレーブ中に下表1Aに示す成分を充填することによって、溶液重合運転を行った。
[0045]実施例1のオートクレーブから取り出された30/70の溶媒/フルオロコポリマー混合物60重量部を、40重量部の酸化チタンとブレンドすることによって、白色ペーストの形態の被覆組成物を形成した。混合物をペイントシェーカーによって1時間混合した。
[0052]実施例1によって形成されたフルオロコポリマー/溶媒混合物に代えて、Shanghai 3F New Materials Company LTDからZHM-2の商品名で商業的に入手できるクロロトリフルオロエチレンとビニルエーテルのフルオロコポリマーを用いた他は、実施例2と同じ手順を用いて白色ペースト及び白色塗料を配合した。ZHM-2は60重量%の固形分含量を有しており、白色塗料被覆組成物は、実施例2において例示された本発明の白色塗料被覆配合物よりも相当に高い66.7重量%の固形分含量及び420g/LのVOC含量を有していた。この配合物は、12毎分回転数(r/m)及び30r/mにおいてそれぞれ3560及び3525mPa・秒の25℃における粘度を有しており、これは本発明の組成物を用いて得られたものよりも相当に且つ望ましくなく高かった。60r/mにおける粘度に関して試験すると、被覆粘度は試験することができる点を超えて上昇した。かくして製造された硬化性保護被覆組成物を、上記の実施例と同じASTM−D7251,QUV−Aにしたがって色保持性に関して試験し、結果は下表C1に示す通りであった。
[0054]実施例1によって形成されたフルオロコポリマー/溶媒混合物に代えて、日本企業のDaikinからGK-570として商業的に入手できるクロロトリフルオロエチレンとビニルエーテル/エステルのフルオロコポリマーを用いた他は、実施例2と同じ手順を用いて白色ペースト及び白色塗料を配合した。GK-570は65重量%の固形分含量を有しており、それから製造した白色塗料被覆組成物は、実施例2において例示された本発明の白色塗料被覆配合物よりも相当に高い71.9重量%の固形分含量及び380g/LのVOC含量を有していた。この配合物は、12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mにおいてそれぞれ1960、1950、及び1935mPa・秒の25℃における粘度を有しており、これは本発明の組成物を用いて得られたものよりも相当に且つ望ましくなく高かった。かくして製造された硬化性保護被覆組成物を、ASTM−D7251,QUV−Aにしたがって色保持性に関して試験し、結果は下表C3に示す通りであった。
[0055]100リットルの比較例2の白色塗料被覆組成物を用い、それぞれの部品上への所望の被覆率を得るために部品あたり1リットルの被覆組成物を用いて、建築物の建設において用いるための100個の金属部品のそれぞれを噴霧被覆することによって、金属基材上へ保護被覆を与えることを含む操作を行った。噴霧操作は屋外環境で行い、そこでは噴霧被覆操作中に蒸発した溶媒が地球の大気中に放出された。全ての部品を噴霧被覆した後、約42,000グラムのVOCのVOCの基準放出量が生じた。
[0056]被覆組成物を、実施例2にしたがう本発明の被覆組成物で置き換えた他は、比較例3にしたがって行った操作を繰り返した。100リットルの実施例2の白色塗料被覆組成物を用い、それぞれの部品上への所望の被覆率を得るために部品あたり1リットルの被覆組成物を用いて、建築物の建設において用いるための100個の金属部品のそれぞれを噴霧被覆した。噴霧操作は屋外環境で行い、そこでは噴霧被覆操作中に蒸発した溶媒が地球の大気中に放出された。全ての部品を噴霧被覆した後、約34,000グラムのVOCが大気中に放出され、これは操作の結果として放出されたVOCの量において8,000グラムの減少を構成した。更に、比較例3の被覆組成物と比べてより低い被覆組成物の粘度のために、操作は相当により短い時間及び/又はより低いコストで完了し、部品上の被覆は、少なくとも色保持性において比較例3の被覆よりも相当に優れていた。
[0057]比較例3にしたがって行った基準操作を記録し、操作を行った管轄区域における減少したVOC操作に関する利益を与えるVOC税又は他の法律若しくは規制にしたがう適当な文書を作成する。実施例3の減少したVOCの操作は、高VOCの基準操作に代えて行うか、又は行うことを意図しており、控除又は他の利益に関する責務を有する管轄機関に対して、控除又は他の利益を受け取る要求を行う。要求が処理されると、控除又は他の利益が受けられる。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
(a)揮発性有機化合物(VOC)を含むキャリアを含むタイプの被覆組成物で被覆する基材を与え;
(b)(i)(1)ヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、ヒドロフルオロペンテン、及びこれらの組合せからなる群から選択される第1のモノマー、(2)1種類又は複数のビニルエステルを含む第2のモノマー、及び(3)1種類又は複数のビニルエーテルを含む第3のモノマー(ここで、ビニルエーテルモノマーの少なくとも一部はヒドロキシル基含有ビニルエーテルである)の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのためのVOC化合物を含むキャリアを与え、ここでキャリアは揮発性有機化合物(VOC)を含み;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、フルオロコポリマーが被覆組成物の少なくとも約70重量%を構成し、キャリアのVOCが被覆組成物の約30重量%以下であるようにして、ここでフルオロコポリマーは約10,000〜約14,000の数平均分子量を有する;
ことを含む工程によって形成される被覆組成物を与え;
(c)工程(b)の被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を大気中に蒸発させることによって、基材上に配され且つ基材に接着している保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成する;
ことを含む、大気中へVOCを流出させるタイプの被覆操作中において、地球の大気中への揮発性有機化合物(VOC)の放出を減少させる方法。
[2]
工程(b)によって形成されるフルオロポリマー被覆組成物が約70重量%〜約90重量%の固形分含量を有する、[1]に記載の方法。
[3]
工程(b)によって形成されるフルオロポリマー被覆組成物が約75重量%〜約85重量%の固形分含量を有する、[1]に記載の方法。
[4]
工程(b)によって形成されるフルオロポリマー被覆組成物が約400g/L未満のVOC含量を有する、[3]に記載の方法。
[5]
工程(b)によって形成されるフルオロポリマー被覆組成物が約400g/L〜200g/LのVOC含量を有する、[3]に記載の方法。
[6]
第1のモノマーが、1,3,3,3−テトラフルオロオレフィン(HFO−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロオレフィン(HFO−1234yf)、及びこれらの組合せからなる群から選択される、[4]に記載の方法。
[7]
工程(b)のフルオロコポリマーが、工程(b)のモノマー(1)、(2)、及び(3)の溶液共重合によって形成される、[6]に記載の方法。
[8]
工程(b)のフルオロコポリマーが、共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が約10重量%〜約40重量%である溶液共重合によって形成される、[6]に記載の方法。
[9]
工程(b)のフルオロコポリマーが、共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が約15重量%〜約25重量%である溶液共重合によって形成される、[6]に記載の方法。
[10]
キャリアがC2〜C5アルキルアセテートを含む、[6]に記載の方法。
[11]
基材を被覆する工程を屋外の現場で行う、[1]に記載の方法。
[12]
基材上に保護ポリマー層を形成する工程をかかる屋外の現場で行う、[11]に記載の方法。
[13]
(a)揮発性有機化合物(VOC)を含むキャリアを含むタイプの被覆組成物で被覆する基材を与え;
(b)(i)(1)約45モル%〜約55モル%のHFO−1234ze、
(2A)約10モル%〜約20モル%の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は少なくとも1つの第3級又は1つの第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステル、
(2B)約10モル%〜約20モル%の、式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は水素であり、R4は1〜3個の炭素原子を有する非置換の直鎖アルキル基である)によって表されるビニルエーテル、及び
(3)約3モル%〜約30モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は水素であり、R5はC3〜C5の非置換直鎖アルキル基である)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル、
から実質的に構成されるモノマーの共重合によって1種類以上のフルオロコポリマー(ここで、1種類又は複数のフルオロコポリマーは約10,000〜約14,000の数平均分子量を有する)を与え;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのためのキャリアを与え、ここでキャリアは揮発性有機化合物(VOC)を含み;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、少なくとも約70重量%の1種類又は複数のフルオロコポリマー、及び約30重量%以下のキャリアを含む被覆組成物を形成する;
ことを含む工程によって形成される被覆組成物を与え;
(c)工程(b)の被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を大気中に蒸発させることによって、基材上に配され且つ基材に接着している保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成する;
ことを含む、大気中へVOCを流出させるタイプの被覆操作中において、地球の大気中への揮発性有機化合物(VOC)の放出を減少させる方法。
[14]
キャリアがアルキルアセテートを含む、[13]に記載の方法。
[15]
キャリアが酢酸ブチルを含む、[13]に記載の方法。
[16]
被覆組成物が、約400g/L未満のVOC含量、及び12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくとも1つにおいてFord Cupによって測定して約1900mPa・秒未満の粘度を有する、[13]に記載の方法。
[17]
被覆組成物が、約400g/L未満のVOC含量、及び12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくともそれぞれにおいてFord Cupによって測定して約1900mPa・秒未満の粘度を有する、[13]に記載の方法。
[18]
R5がC3〜C5の非置換直鎖アルキル基である、[13]に記載の方法。
[19]
R4が2個の炭素原子を有する非置換直鎖アルキル基である、[18]に記載の方法。
[20]
(i)(1)約45モル%〜約55モル%のHFO−1234ze、
(2A)約10モル%〜約20モル%の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は少なくとも1つの第3級又は1つの第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステル、
(2B)約10モル%〜約20モル%の、式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は水素であり、R4は1〜3個の炭素原子を有する非置換の直鎖アルキル基である)によって表されるビニルエーテル、及び
(3)約3モル%〜約30モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は水素であり、R5はC3〜C5の非置換直鎖アルキル基である)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル、
から実質的に構成されるモノマーの共重合によって形成される1種類以上のフルオロコポリマー(ここで1種類又は複数のフルオロコポリマーは約10,000〜約14,000の数平均分子量を有する);及び
(ii)揮発性有機化合物(VOC)を含む、1種類以上のフルオロコポリマーのためのキャリア;
を含み;
被覆組成物は、(a)少なくとも約70重量%の1種類又は複数のフルオロコポリマー;(b)約30重量%以下のキャリア;を含み、(c)約400g/L未満のVOC含量;及び、(d)12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくとも1つにおいてFord Cupによって測定して約1900mPa・秒未満の粘度;を有する被覆組成物。
[21]
(a)既存の被覆組成物で基材を被覆することを含む既存の操作からのVOCの基準放出量を定め;
(b)(i)(1)ヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、ヒドロフルオロペンテン、及びこれらの組合せからなる群から選択される第1のモノマー、(2)1種類又は複数のビニルエステルを含む第2のモノマー、及び(3)1種類又は複数のビニルエーテルを含む第3のモノマー(ここで、ビニルエーテルモノマーの少なくとも一部はヒドロキシル基含有ビニルエーテルである)の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え;
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのためのVOC化合物を含むキャリアを与え、ここでキャリアは揮発性有機化合物(VOC)を含み;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、フルオロコポリマーが被覆組成物の少なくとも約70重量%を構成し、キャリアのVOCが被覆組成物の約30重量%以下であるようにする;
ことを含む工程によって形成される減少したVOCの被覆組成物を与え;
(c)工程(b)の減少したVOCの被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を大気中に蒸発させることによって、基材上に配され且つ基材に接着している保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成し、それによって減少したVOCの被覆組成物を用いて放出されるVOCをVOCの基準放出量と比べて減少させ;そして
(e)被覆操作から放出されるVOCの減少に少なくとも部分的に基づいて税金控除又は他の法的利益の要求を適当な政府機関に提出する;
ことを含む、地球の大気中へVOCを流出させるタイプの基準被覆操作と比べて地球の大気中への揮発性有機化合物(VOC)の放出を減少させる結果として、VOC税の控除又は他の法的利益を得る方法。
Claims (30)
- (a)揮発性有機化合物(VOC)を含むキャリアを含むタイプの被覆組成物で被覆する基材を与え;
(b)(i)(1)ヒドロフルオロエチレン、ヒドロフルオロプロペン、ヒドロフルオロブテン、ヒドロフルオロペンテン、及びこれらの組合せからなる群から選択される第1のモノマー、(2)1種類又は複数のビニルエステルを含む第2のモノマー、及び(3)1種類又は複数のビニルエーテルを含む第3のモノマー(ここで、ビニルエーテルモノマーの少なくとも一部はヒドロキシル基含有ビニルエーテルである)の共重合によって1種類以上のフルオロコポリマーを与え;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのためのVOC化合物を含むキャリアを与え、ここでキャリアは揮発性有機化合物(VOC)を含み;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、フルオロコポリマーが被覆組成物の少なくとも70重量%を構成し、キャリアのVOCが被覆組成物の30重量%以下であるようにして、ここでフルオロコポリマーは10,000〜14,000の数平均分子量を有し、VOC含量が450g/L未満である;
ことを含む工程によって形成される被覆組成物を与え;
(c)工程(b)の被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を大気中に蒸発させることによって、基材上に配され且つ基材に接着している保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成する;
ことを含む、大気中へVOCを流出させるタイプの被覆操作中において、地球の大気中への揮発性有機化合物(VOC)の放出を減少させる方法。 - (a)揮発性有機化合物(VOC)を含むキャリアを含むタイプの被覆組成物で被覆する基材を与え;
(b)(i)(1)45モル%〜55モル%のHFO−1234ze、
(2A)10モル%〜20モル%の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は少なくとも1つの第3級又は1つの第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステル、
(2B)10モル%〜20モル%の、式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は水素であり、R4は1〜3個の炭素原子を有する非置換の直鎖アルキル基である)によって表されるビニルエーテル、及び
(3)3モル%〜30モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は水素であり、R5はC3〜C5の非置換直鎖アルキル基である)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル、
から実質的に構成されるモノマーの共重合によって1種類以上のフルオロコポリマー(ここで、1種類又は複数のフルオロコポリマーは10,000〜14,000の数平均分子量を有する)を与え;そして
(ii)1種類以上のフルオロコポリマーのためのキャリアを与え、ここでキャリアは揮発性有機化合物(VOC)を含み;そして
(iii)1種類以上のフルオロコポリマーをキャリアと混合して、少なくとも70重量%の1種類又は複数のフルオロコポリマー、及び30重量%以下のキャリアを含む被覆組成物を形成する;
ことを含む工程によって形成される被覆組成物を与え、VOC含量が450g/L未満であり;
(c)工程(b)の被覆組成物で基材を被覆し;そして
(d)キャリア中のVOCの少なくとも相当部分を大気中に蒸発させることによって、基材上に配され且つ基材に接着している保護ポリマー層を形成して、それによって保護被覆を形成する;
ことを含む、大気中へVOCを流出させるタイプの被覆操作中において、地球の大気中への揮発性有機化合物(VOC)の放出を減少させる方法。 - 被覆組成物が70重量%〜90重量%の固形分含量を有する、請求項1又は2に記載の方法。
- 被覆組成物が75重量%〜85重量%の固形分含量を有する、請求項3に記載の方法。
- 被覆組成物が400g/L〜200g/LのVOC含量を有する、請求項1又は2に記載の方法。
- 被覆組成物が350g/L〜250g/LのVOC含量を有する、請求項5に記載の方法。
- 第1のモノマー(1)が、1,3,3,3−テトラフルオロオレフィン(HFO−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロオレフィン(HFO−1234yf)、及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- フルオロコポリマーが、モノマーの溶液共重合によって形成される、請求項1又は2に記載の方法。
- 共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が10重量%〜40重量%である、請求項8に記載の方法。
- 共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が15重量%〜25重量%である、請求項9に記載の方法。
- キャリアがC2〜C5アルキルアセテートを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
- キャリアが酢酸ブチルを含む、請求項11に記載の方法。
- 基材を被覆する工程を屋外の現場で行う、請求項1に記載の方法。
- 基材上に保護ポリマー層を形成する工程を前記屋外の現場で行う、請求項13に記載の方法。
- ビニルエステルは、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバル酸ビニル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、VEOVA-9(C9カルボン酸から形成されるバーサチック酸ビニルエステル)、VEOVA-10(C10カルボン酸から形成されるバーサチック酸ビニルエステル)、及びシクロヘキサンカルボン酸ビニルからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
- ビニルエーテルは、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、及びラウリルビニルエーテルのようなアルキルビニルエーテル、ならびに、脂環式基を含むビニルエーテル、例えばシクロブチルビニルエーテル、シクロペンチルビニルエーテル、及びシクロヘキシルビニルエーテルからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
- ヒドロキシ基含有ビニルエーテルは、ヒドロキシル−エチルビニルエーテル、ビドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシペンチルビニルエーテル、及びヒドロキシヘキシルビニルエーテルからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
- 被覆組成物が、12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくとも1つにおいてFord Cupによって測定して1900mPa・秒未満の粘度を有する、請求項2に記載の方法。
- R4が、2個の炭素原子を有する非置換直鎖のアルキル基である、請求項2に記載の方法。
- (i)(1)45モル%〜55モル%のHFO−1234ze、
(2A)10モル%〜20モル%の、式:CH2=CR1−O(C=O)xR2(式中、xは1であり、R1は水素であり、R2は6〜8個の炭素原子を有する非置換の分岐鎖アルキル基であり、かかるアルキル基は少なくとも1つの第3級又は1つの第4級炭素原子を含む)によって表されるビニルエステル、
(2B)10モル%〜20モル%の、式:CH2=CR3−OR4(式中、R3は水素であり、R4は1〜3個の炭素原子を有する非置換の直鎖アルキル基である)によって表されるビニルエーテル、及び
(3)3モル%〜30モル%の、式:CH2=CR3−O−R5−OH(式中、R3は水素であり、R5はC3〜C5の非置換直鎖アルキル基である)によって表されるヒドロキシアルキルビニルエーテル、
から実質的に構成されるモノマーの共重合によって形成される1種類以上のフルオロコポリマー(ここで1種類又は複数のフルオロコポリマーは10,000〜14,000の数平均分子量を有する);及び
(ii)揮発性有機化合物(VOC)を含む、1種類以上のフルオロコポリマーのためのキャリア;
を含み;
被覆組成物は、(a)少なくとも70重量%の1種類又は複数のフルオロコポリマー;(b)30重量%以下のキャリア;を含み、(c)400g/L未満のVOC含量;及び、(d)12毎分回転数(r/m)、30r/m、及び60r/mの少なくとも1つにおいてFord Cupによって測定して1900mPa・秒未満の粘度;を有する被覆組成物。 - 被覆組成物が70重量%〜90重量%の固形分含量を有する、請求項20に記載の被覆組成物。
- 被覆組成物が75重量%〜85重量%の固形分含量を有する、請求項21に記載の被覆組成物。
- 被覆組成物が400g/L〜200g/LのVOC含量を有する、請求項20に記載の被覆組成物。
- 被覆組成物が350g/L〜250g/LのVOC含量を有する、請求項23に記載の被覆組成物。
- フルオロコポリマーが、モノマーの溶液共重合によって形成される、請求項20に記載の被覆組成物。
- 共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が10重量%〜40重量%である、請求項25に記載の被覆組成物。
- 共重合プロセスにおいて用いるキャリアの量が15重量%〜25重量%である、請求項26に記載の被覆組成物。
- ビニルエステルは、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバル酸ビニル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、VEOVA-9(C 9 カルボン酸から形成されるバーサチック酸ビニルエステル)、VEOVA-10(C 10 カルボン酸から形成されるバーサチック酸ビニルエステル)、及びシクロヘキサンカルボン酸ビニルからなる群から選ばれる、請求項20に記載の被覆組成物。
- ビニルエーテルは、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、及びラウリルビニルエーテルのようなアルキルビニルエーテル、ならびに、脂環式基を含むビニルエーテル、例えばシクロブチルビニルエーテル、シクロペンチルビニルエーテル、及びシクロヘキシルビニルエーテルからなる群から選ばれる、請求項20に記載の被覆組成物。
- ヒドロキシ基含有ビニルエーテルは、ヒドロキシル−エチルビニルエーテル、ビドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシペンチルビニルエーテル、及びヒドロキシヘキシルビニルエーテルからなる群から選ばれる、請求項20に記載の被覆組成物。
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