JP6706158B2 - 複合管の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る複合管の製造方法によれば、内管と被覆層とが固着するのを抑制できる。
これにより、内管と被覆層とが固着するのをさらに抑制できる。
これにより、内管と被覆層とが固着するのをさらに抑制できる。
これにより、内管と被覆層とが固着するのをさらに抑制できる。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る製造方法によって製造される複合管について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法によって製造される複合管の一例を示している。図1の複合管1は、給水又は給湯用の配管に好適に用いられるものである。ただし、複合管1は、水以外の流体(液体や気体)用の配管にも使用できる。本例の複合管1は、樹脂材料からなる内管2と、それぞれ樹脂材料からなるとともに内管2の外周側に配置された、複数の波付管状の被覆層3と、を備えている。本例の複合管1は、被覆層3として、内側被覆層31とその外周側の外側被覆層32との2層を有している。しかし、複合管1は、3層以上の被覆層3を有していてもよい。
複合管1の各被覆層3は、互いに同心状であり、また、互いに一体に形成されている。なお、図1の例では、内側被覆層31の外周面と外側被覆層32の内周面とが互いに隙間なく密着している。ただし、各被覆層3どうしが一体である限り、各被覆層3のどうしの間には、一部に隙間があってもよい。
なお、図1は、本実施形態の複合管1の一部を、複合管1の中心軸線Oに沿う断面によって示している。複合管1の中心軸線Oは、被覆層3の中心軸線と同じとする。複合管1の軸線方向は、中心軸線Oに沿う方向とする。
図の例では、被覆層3の大径部3aと小径部3bとが、それぞれ、軸線方向に対して垂直な仮想面内に環状に延在している。ただし、被覆層3の大径部3aと小径部3bとは、それぞれ、軸線方向に対して垂直な仮想面に対して傾斜した方向に環状又は螺旋状に延在してもよい。
ただし、被覆層3は、よりアールの少ない、角張った波形に形成されてもよい。より具体的には、大径部3aと小径部3bとを、それぞれ軸線方向に沿って所定長さにわたってまっすぐ延在させてもよい。また、これに加えて、又はこれに代えて、被覆層3の管壁のうち、大径部3aと小径部3bとを連結する管壁部分は、径方向に沿って、又は、径方向及び軸線方向に対して交わる方向に沿って、まっすぐ延在してもよい。
外側被覆層32は、例えばポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)や低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリエチレン(PE)、ポリアミド繊維(PA)等の樹脂から形成される。この場合、効果的に内管2を傷から保護できる。
内側被覆層31が発泡樹脂からなる場合、内側被覆層31がクッション性を有することになる。これにより、例えば、施工現場において、ウォーターハンマー等によって、複合管1又はこれに隣接して配設された他の管が振動して、複合管1と該他の管とが当たったときに発生する音や、内管2が振動することにより、内管2が被覆層3に当たったときに発生する音を、抑制できる。また、この場合、互いに一体に形成された外側被覆層32及び内側被覆層31が全体として柔らかくなるため、作業員は、複合管1を持った際に、外側被覆層32及び内側被覆層31を変形させて内部の内管2をしっかりと保持することができる。また、この場合、効果的な内管2の傷からの保護や保温が可能となる。
つぎに、図2及び図3を参照して、本発明の一実施形態に係る製造方法について説明する。図2は、本発明に係る複合管の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である。図3は、図2の要部断面図である。
本実施形態に係る複合管の製造方法は、上述のように、樹脂材料からなる内管2と、それぞれ樹脂材料からなるとともに内管2の外周側に配置された、複数の波付管状の被覆層3と、を備えた複合管1を製造するために、用いられるものである。本実施形態に係る複合管の製造方法は、内管製造工程と、被覆層形成工程と、波付け工程と、を含む。図2及び図3は、図1に示す複合管1を製造する場合における、被覆層形成工程と波付け工程とを示している。
以下、これらの各工程について、順番に説明する。
内管製造工程では、樹脂材料を管状に成形することにより内管2を形成し(内管形成工程)、その後、形成した内管2を硬化させる(内管硬化工程)。
ここで、「硬化」とは、例えば樹脂が硬くなる化学反応を指している。例えば、樹脂がポリブテンの場合、硬化とは、樹脂が、成形直後の状態(「Form II」という。)から、成形後3〜10日経過した状態(「Form I」という。)へと転移したことを指す。また、樹脂が架橋ポリエチレンの場合、硬化とは、樹脂のゲル分率が65%以上となったことを指す。
なお、内管2をポリブテンから形成する場合、内管硬化工程において、内管2は、結晶度が55%以上となるまで硬化されることが好ましい。
なお、内管硬化工程において直線状に延在させた状態で硬化させた内管2を、巻取り機等に巻き取ることなく直線状の延在状態を維持したまま被覆層形成工程で使用する場合、被覆層形成工程の開始までに内管2に付く巻き癖を無くすことができるので、好ましい。
被覆層形成工程では、内管製造工程で硬化された内管2の外周側で、それぞれ樹脂材料からなる複数の管状の被覆層3を共押し出しにより形成し、これにより複数の被覆層3によって内管2を覆う。
各吐出口41a、42aからは、それぞれ別々の溶融樹脂が押し出される。図の例においては、内管用通路40の外周側に隣接する、内周側の吐出口41aは、流路41を介して、溶融樹脂310を押し出すための押出機5と接続されている。これにより、この吐出口41aからは、溶融樹脂310が押し出されるようにされている。また、この吐出口41aの外周側に隣接する、外周側の吐出口42aは、流路42を介して、溶融樹脂320を押し出すための押出機8と接続されている。これにより、この吐出口42aからは、溶融樹脂320が押し出されるようにされている。
図2に示す例において、押出機5、8に供給される溶融樹脂310、320は、予め、それぞれ、タンク7、10や乾燥機6、9等によって調製される。
波付け工程では、被覆層形成工程で形成された複数の被覆層3の外周側に配置される波付け型110a、110bによって、複数の被覆層3の管壁に波付け成形を行う。
一対の波付け型110a、110bは、所定の距離だけ移動した後、一旦分離し、互いに逆方向に移動して、押出ヘッド4側へと戻る。このようにして、一対の波付け型110a、110bは、内管2の外周側で各被覆層3の管壁に波付けを行う動作を繰り返す。
一対の波付け型110a、110bが分離した際にそれらの成形面111a、111bから被覆層3が離型されると、最終的な複合管1が得られる。
Claims (5)
- 樹脂材料を管状に成形することにより内管を形成する、内管形成工程と、
前記内管形成工程の後、該内管を硬化させる、内管硬化工程と、
前記内管硬化工程で硬化された前記内管の外周側で、それぞれ樹脂材料からなる複数の管状の被覆層を共押し出しにより形成し、これにより、前記複数の被覆層によって前記内管を覆う、被覆層形成工程と、
前記被覆層形成工程で形成された前記複数の被覆層の外周側に配置される波付け型によって、前記複数の被覆層の管壁に波付け成形を行う、波付け工程と、
を含む、複合管の製造方法。 - 前記被覆層形成工程で形成される前記複数の被覆層のうちの最も内周側の被覆層は、連通気泡の発泡樹脂からなる、請求項1に記載の複合管の製造方法。
- 前記内管は、ポリブテン又は架橋ポリエチレンからなり、
前記内管がポリブテンからなる場合、前記内管硬化工程では、前記内管を、結晶度が55%以上となるまで硬化させ、
前記内管が架橋ポリエチレンからなる場合、前記内管硬化工程では、前記内管を、樹脂のゲル分率が65%以上となるまで硬化させる、
請求項1又は2に記載の複合管の製造方法。 - 前記内管硬化工程では、前記内管を直線状に延在させた状態で硬化させ、
前記被覆層形成工程で使用される前記内管は、外力が作用していない状態における前記内管の中心軸線の曲率半径が900mm以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の複合管の製造方法。 - 前記波付け工程の後に得られる、前記複数の被覆層の管壁は、前記複合管の軸線方向に垂直な方向の断面において円形であり、また、大径部と小径部とが前記軸線方向に交互に配置されてなる波形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の複合管の製造方法。
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