JP6703047B2 - ナノインプリントリソグラフィにおけるオーバーレイ向上 - Google Patents

ナノインプリントリソグラフィにおけるオーバーレイ向上 Download PDF

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Description

本出願は、参照により全体がここに組み込まれる、「ナノインプリントリソグラフィにおけるオーバーレイ向上」と名称され、2017年7月31日に出願された米国特許出願第62/539,300号の利益を主張する。
本発明は、ナノインプリントリソグラフィにおけるオーバーレイ誤差を低減することに関する。
ナノインプリントリソグラフィにおけるアライメント誤差は、一般的に、テンプレートのアライメントマークと基板の対応するアライメントマークとの間のミスアライメントであると理解される。アライメント誤差は、テンプレートの姿勢(orientation)が基板の姿勢に対して調整されるフィードバック方式によって、インプリント処理の間、リアルタイムで補正することができる。ナノインプリントリソグラフィにおけるオーバーレイ誤差は、一般的に、テンプレートによって形成された高分子層のオーバーレイマークと基板上のオーバーレイマークとの間のミスアライメントとして理解される。オーバーレイ誤差は、インプリントされた基板で検出され、そのため、リアルタイムで補正することはできない。ナノインプリントリソグラフィ処理の間、基板上のフィールドコーナー及びインプリントリソグラフィテンプレートのコーナーは、インプリントの間のテンプレートによって基板に加えられる力に少なくとも部分的に起因して変形する傾向がある。この面外の変形は、インプリントされた基板のオーバーレイの不足に寄与し、デバイス歩留まりの低下をもたらす。
第1の一般的な側面において、ナノインプリントリソグラフィ処理におけるインプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減することは、第1の基板上にインプリントレジストを配置することと、インプリントレジストを、第1の基板に対する初期面内及び面外の姿勢パラメータを有するテンプレートに接触させることと、を含む。テンプレートは、テンプレートの周辺領域に周辺オーバーレイマークを含み、テンプレートの中央領域に中央オーバーレイマークを含む。基板は、テンプレートの周辺オーバーレイマークに対応する周辺オーバーレイマークと、テンプレートの中央オーバーレイマークに対応する中央オーバーレイマークと、を含む。初期面外の姿勢パラメータは、第1の基板に対するテンプレートの初期傾斜角と、テンプレートと第1の基板との間の初期距離と、を含む。インプリントレジストは、テンプレートに接触する高分子層を生じさせるために重合され、それにより、テンプレートの周辺オーバーレイマーク及び中央オーバーレイマークを高分子層に転写する。テンプレートは、高分子層及び第1の基板上の対応する周辺オーバーレイマークの対と、高分子層及び第1の基板上の対応する中央オーバーレイマークの対と、を含む第1のインプリントされた基板を生じさせるために、高分子層から引き離される。第1のインプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差は、高分子層の各中央オーバーレイマークと第1の基板の対応する各中央オーバーレイマークとの相対位置に基づいて評価される。第1のインプリントされた基板の結合(combined)オーバーレイ誤差は、高分子層の各周辺オーバーレイマークと第1の基板の対応する各周辺マークとの相対位置に基づいて評価される。結合オーバーレイ誤差は、第1のインプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差及び面外のオーバーレイ誤差を備え、「面外のオーバーレイ誤差」は、基板に対するテンプレートの面外の姿勢パラメータに起因又は関連するオーバーレイ誤差を参照する。結合オーバーレイ誤差と面内のオーバーレイ誤差との間の差は、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために評価され、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、第1の基板に対するテンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較される。第1の基板に対するテンプレートの補正された面外の姿勢パラメータは、第2のインプリントされた基板の予期された面外のオーバーレイ誤差を低減するために選択される。補正された面外の姿勢パラメータは、第1の基板に対するテンプレートの補正された傾斜角、及び、テンプレートと第1の基板との間の補正された距離の少なくとも1つを含む。
第2の一般的な側面において、物品を製造することは、補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対してテンプレートを配向することと、物品を生じさせるために第2のインプリントされた基板を形成することと、による、第1の一般的な側面を含む。第2の基板に対してテンプレートを配向することは、テンプレートの傾斜角を補正された傾斜角に調整すること、及び、テンプレートと第2の基板との間の距離を補正された距離に調整することの少なくとも1つを含む。
第1及び第2の一般的な側面の実施は、1つ以上の以下の特徴を含んでもよい。
幾つかの実施において、テンプレートは、補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して配向される。第2の基板に対してテンプレートを配向することは、テンプレートの傾斜角を補正された傾斜角に調整すること、及び、テンプレートと第2の基板との間の距離を補正された距離に調整することの少なくとも1つを含んでもよい。
幾つかの実施において、第1の基板は、第1の多数のフィールドを含み、第1及び第2の一般的な側面は、第1の基板の各フィールドに対する補正された面外の姿勢パラメータを生成するために、第1の基板の各フィールドに対する第1の一般的な側面を繰り返すことを更に含む。第2の基板は、第2の多数のフィールドを含んでもよく、第2の多数のフィールドにおける各フィールドは、第1の多数のフィールドにおけるフィールドに対応し、第1及び第2の一般的な側面は、第1の基板の各フィールドに対して補正された面外の姿勢パラメータを、第2の基板の対応する各フィールドに適用することを更に含んでもよい。
対応する中央オーバーレイマークの各対に対するオーバーレイ誤差は、第1の基板に対するテンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較されてもよく、第1の基板に対するテンプレートの補正された面内の姿勢パラメータは、第2のインプリントされた基板の予期された面内のオーバーレイ誤差を低減するために選択されてもよい。テンプレートは、補正された面内の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して配向されてもよい。第2の基板に対して基板を配向することは、典型的には、テンプレート又は第2の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は第2の基板を平行移動させること、テンプレート又は第2の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は第2の基板を回転させること、及び、テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させること、の少なくとも1つを含む。
幾つかの実施において、テンプレートは、テンプレートの中央領域に中央アライメントマークを含み、第1の基板は、テンプレートの中央アライメントマークに対応する中央アライメントマークを含む。インプリントレジストをテンプレートに接触させた後、且つ、インプリントレジストを重合する前に、テンプレートの各中央アライメントマークは、基板の対応する各中央アライメントマークに対して配置されてもよく、テンプレートの面内のアライメント誤差は、テンプレートの各中央アライメントマークと基板の対応する各中央アライメントマークとの相対位置に基づいて評価されてもよく、テンプレートと第1の基板との相対位置は、テンプレートの面内のアライメント誤差を低減するために調整されてもよい。テンプレートと第1の基板との相対位置を調整することは、テンプレート又は第1の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は第1の基板を平行移動させること、テンプレート又は第1の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は第1の基板を回転させること、及び、テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させること、の少なくとも1つを含む。
第3の一般的な側面において、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するインプリントリソグラフィシステムは、テンプレートを保持するテンプレートチャックと、基板を保持する基板チャックと、基板チャックの位置に対してテンプレートチャックの位置を調整するインプリントヘッドと、インプリントヘッドと通信するコントローラと、を含む。コントローラは、インプリントされた基板の中央領域における対応する中央オーバーレイマークの相対位置に基づいて、インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差を評価し、インプリントされた基板の周辺領域における対応する周辺オーバーレイマークの相対位置に基づいて、インプリントされた基板の結合オーバーレイ誤差を評価する。結合オーバーレイ誤差は、典型的には、面内及び面外のオーバーレイ誤差を含む。コントローラは、更に、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために、結合オーバーレイ誤差と面内のオーバーレイ誤差との間の差を評価してもよい。対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、テンプレートの周辺領域における面外のアライメント誤差に少なくとも部分的に起因し、「面外のアライメント誤差」は、基板に対するテンプレートの面外の姿勢パラメータに起因又は関連するアライメント誤差を参照する。コントローラは、更に、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を、基板に対するテンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、第2のインプリントされた基板の予期されたオーバーレイ誤差を低減するために、基板に対するテンプレートの補正された面外の姿勢パラメータを選択する。補正された面外の姿勢パラメータは、典型的には、基板に対するテンプレートの補正された傾斜角と、テンプレートと基板との間の補正された距離とを含む。コントローラは、更に、補正された面外の姿勢パラメータを実現するために、基板チャックにおける基板の姿勢に対する、テンプレートチャックにおけるテンプレートの姿勢を調整するために、信号をインプリントヘッドに提供する。
第3の一般的な側面の実施は、1つ以上の以下の特徴を含んでもよい。
コントローラは、テンプレートの平面における軸の周りでテンプレートを傾斜させるために、信号をインプリントヘッドに提供してもよい。コントローラは、基板とテンプレートとの間の距離を増加又は減少させるために、信号をインプリントヘッドに提供してもよい。幾つかのケースにおいて、コントローラは、対応する中央オーバーレイマークの対に対するオーバーレイ誤差を、基板に対するテンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、第2のインプリントされた基板の予期された面内のオーバーレイ誤差を低減するために、第1の基板に対するテンプレートの補正された面内の姿勢パラメータを選択してもよい。コントローラは、補正された面内の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対してテンプレートを配向してもよい。
幾つかの実施において、コントローラは、テンプレートの中央領域における中央アライメントマーク、及び、基板の中央領域における中央アライメントマークを配置し、対応する中央アライメントマークの相対位置に基づいて、テンプレートの面内のアライメント誤差を評価し、テンプレートの面内のアライメント誤差を低減するために、テンプレートと基板との相対位置を調整する。
第4の一般的な側面において、インプリントリソグラフィテンプレートは、テンプレートの中央領域におけるテンプレートの表面上に中央オーバーレイマークを含み、テンプレートの周辺領域におけるテンプレートの表面上に周辺オーバーレイマークを含む。中央オーバーレイマークは、多角形のコーナーを定義し、各周辺オーバーレイマークは、テンプレートのコーナー、又は、テンプレートインプリンティング領域の境界に近接して配置される。
第4の一般的な側面の実施は、1つ以上の以下の特徴を含んでもよい。
テンプレートは、テンプレートの中央領域におけるテンプレートの表面に中央アライメントマークを含んでもよい。各中央アライメントマークは、中央オーバーレイマークに近接していてもよい。中央アライメントマークは、長方形又は平行四辺形などの四角形のコーナーを定義してもよい。
第5の一般的な側面において、インプリントヘッドの傾斜、又は、インプリントヘッドによって加えられる力を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、基板及びインプリントされた層の周辺領域でのマークの検出結果に基づいている。
第5の一般的な側面の実施は、1つ以上の以下の実施を含んでもよい。
インプリントヘッドの傾斜、又は、インプリントヘッドによって加えられる力を制御することは、周辺領域におけるマークの検出結果に対して面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行することによって区別されている面外成分に基づいていてもよい。面内成分と面外成分とを区別するための処理は、周辺領域におけるマークの検出結果に対して実行されてもよい。
第6の一般的な側面において、アライメントの移動を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、基板及びインプリントされた層の周辺領域におけるマークの検出結果に対して面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行することによって区別される。
ここで説明される一般的な側面及び実施の利点は、オーバーレイ誤差の低減及び高いデバイス歩留まりを含む。オーバーレイ誤差に基づいたフィードフォワード処理は、アライメント誤差の「スルーザマスク」(TTM)評価を必要としない。オーバーレイ誤差に基づいたフィードフォワード処理と、インプリント処理の間のリアルタイムでのアライメント誤差の調整を含むフィードバック処理とを含むハイブリッドスキームは、4対より多いアライメントマークに対するアライメント誤差の検出を必要とするリアルタイム処理よりも容易に実施することができる。
この明細書に記載された主題の1つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の記載において説明されている。主題のその他の潜在的な特徴、側面及び利点は、記載、図面及び請求項から明らかになるであろう。
図1は、ナノインプリントリソグラフィシステムの側面図を示す。 図2は、図1の基板の側面図を示す。 図3Aは、基板上の重合性材料に接触するナノインプリントリソグラフィテンプレートの側面図を示す。図3Bは、テンプレートによって基板に加えられる力に起因する、ナノインプリントリソグラフィテンプレートのコーナーの面外の変形を示す。図3Cは、テンプレートによって基板に加えられる力に起因する、ナノインプリントリソグラフィテンプレートのコーナーの面外の変形を示す。 図4は、基板に対するテンプレートの傾斜に起因するテンプレートの面外の変形を含む、基板上の重合性材料に接触するナノインプリントリソグラフィテンプレートの側面図を示す。 図5は、テンプレートのX−Y平面における中心領域及び周辺領域を有するナノインプリントリソグラフィテンプレートの上面図を示す。 図6は、基板のX−Y平面における中央領域及び周辺領域を有するインプリントリソグラフィ基板(又はインプリントリソグラフィ基板のフィールド)の上面図を示す。 図7は、インプリントリソグラフィ基板上に重ねられたインプリントリソグラフィテンプレートの上面図を示し、対応する中央及び周辺アライメントマークの対のアライメント誤差を示している。 図8Aは、力及び傾斜誤差に起因する変形を示しているナノインプリントリソグラフィテンプレートを示す。 図8Bは、力及び傾斜誤差に起因する変形を示しているナノインプリントリソグラフィテンプレートを示す。 図8Cは、力及び傾斜誤差に起因する変形を示しているナノインプリントリソグラフィテンプレートを示す。 図9は、ナノインプリントリソグラフィテンプレートと基板との相対位置を調整するシステムを示す。 図10Aは、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減する処理に関するフローチャートである。 図10Bは、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減する処理に関するフローチャートである。 図11は、アライメント及びオーバーレイマークを有するナノインプリントリソグラフィテンプレートを示す。
図1は、基板102の上にレリーフパターンを形成するインプリントリソグラフィシステム100を示す。基板102は、基板チャック104に結合されてもよい。幾つかの例において、基板チャック104は、真空チャック、ピン型チャック、溝型チャック、電磁チャック又はその他の適切なチャックを含む。例示的なチャックは、参照によりここに組み込まれる米国特許第6,873,087号に記載されている。基板102及び基板チャック104は、ステージ106によって更に支持されてもよい。ステージ16は、x、y及びz軸の周りの運動を提供する。ステージ106、基板102及び基板チャック104は、ベース(不図示)の上に配置されてもよい。
インプリントリソグラフィシステム100は、基板102から離間されたインプリントリソグラフィテンプレート108を含む。幾つかの例において、テンプレート108は、テンプレート108から基板102に向かって延在するメサ110(モールド110)を含む。幾つかの例において、モールド110は、パターニング面112を含む。テンプレート108及び/又はモールド110は、限定されるわけではないが、石英ガラス、石英、シリコン、有機ポリマー、シロキサンポリマー、ホウケイ酸ガラス、フルオロカーボンポリマー、金属、硬化サファイア又はその他の適切な材料を含む、そのような材料から形成されてもよい。図示された例において、パターニング面112は、離間した凹部124及び凸部126によって定義された複数のフィーチャを含む。但し、幾つかの例において、フィーチャのその他の構成も可能である。パターニング面112は、基板102の上に形成すべきパターンの基礎を形成する任意のパターンを定義してもよい。
テンプレート108は、テンプレートチャック128に結合されてもよい。幾つかの例において、テンプレートチャック128は、真空チャック、ピン型チャック、溝型チャック、電磁チャック又はその他の適切なチャックを含む。例示的なチャックは、米国特許第6,873,087号に記載されている。更に、テンプレートチャック128は、テンプレートチャック128、インプリントヘッド130又は両方がテンプレート108の移動を容易にするように、インプリントヘッド130に結合されてもよい。テンプレート118の移動は、テンプレートの面内の移動(面内移動)と、テンプレートに対するテンプレートの面外の移動(面外移動)とを含む。面内移動は、テンプレートの面内のテンプレート118の平行移動(例えば、図1に示すようなX−Y平面内)と、テンプレートの面内のテンプレートの回転(例えば、X−Y平面内及びZ軸の周り)と、を含む。
基板102に対するテンプレート118の平行移動又は回転は、基板の平行移動又は回転によって実現されてもよい。テンプレート118の面内移動は、テンプレートのX−Y平面内におけるテンプレートの寸法を増加又は減少させるために、(例えば、倍率アクチュエータによって)テンプレートの反対側における圧縮力を増加又は減少させることも含む。テンプレート118の面外移動は、(例えば、テンプレートと基板との間の距離を増加又は減少させることによって、テンプレートを介して基板に加えられる力を増加又は減少させるために、)Z軸に沿ったテンプレートの平行移動と、テンプレートのX−Y平面内における軸の周りのテンプレートの回転と、を含む。テンプレートのX−Y平面内における軸の周りのテンプレート118の回転は、テンプレート118のX−Y平面と基板102のX−Y平面との間の角度を変更し、基板に対してテンプレートを「傾斜させること」、又は、基板に対してテンプレートの「傾斜」又は「傾斜角」を変更すること、と称される。米国特許第8,387,482号は、インプリントリソグラフィシステムにおけるインプリントヘッドを介したテンプレートの移動を開示し、参照によりここに組み込まれる。
インプリントリソグラフィシステム100は、液体吐出(fluid dispense)システム132を更に含んでいてもよい。液体吐出システム132は、基板102の上に重合性材料134を堆積(deposit)させるのに使用される。重合性材料134は、ドロップディスペンス、スピンコーティング、ディップコーティング、化学気層蒸着(CVD)、物理気層蒸着(PVD)、薄膜蒸着、厚膜蒸着又はその他の適切な方法などの技術を用いて、基板102の上に配置されてもよい。幾つかの例において、重合性材料134は、デザイン考慮に応じて、所望の体積がモールド110と基板102との間に定義される前又は後に、基板102の上に配置される。重合性材料134は、参照によりここに組み込まれる米国特許第7,157,036号及び米国特許出願公開第2005/0187339号の両方に記載されているようなモノマーを含むことができる。幾つかの例において、重合性材料134は、複数の液滴136として基板102の上に配置される。
図1及び図2を参照するに、インプリントリソグラフィシステム100は、パス142に沿ってエネルギー140を導くエネルギー源138を更に含んでもよい。幾つかの例において、インプリントヘッド130及びステージ106は、パス142に重ね合わせて、テンプレート108及び基板102を位置決めする。インプリントリソグラフィシステム100は、ステージ106、インプリントヘッド130、液体吐出システム132、エネルギー源138又はそれらの任意の組み合わせと通信するコントローラ144によって調整され、メモリ146に記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラムで動作してもよい。
幾つかの例において、インプリントヘッド130、ステージ106又は両方は、重合性材料134によって充填されるそれらの間に所望の体積を定義するために、モールド110と基板102との間の距離を変化させる。例えば、インプリントヘッド130は、モールド110が重合性材料134に接触するように、テンプレート108に力を加えてもよい。所望の体積が重合性材料134によって充填された後、エネルギー源138は、広帯域紫外線放射などのエネルギー140を生成し、重合性材料134を、基板102の上に高分子パターン層150を定義する、基板102の表面148及びパターニング面122の形状に重合及び一致させる。幾つかの例において、パターン層150は、残留層152と、突出部154及びリセッション156として示される複数のフィーチャと、を含み、突出部154は、厚さtを有し、残留層152は、厚さtを有する。
上述したシステム及び処理は、参照によりここに組み込まれる米国特許第6,932,934号、米国特許出願公開第2004/0124566号、米国特許出願公開第2004/0188381号及び米国特許出願公開第2004/0211754号を参照するインプリントリソグラフィ処理及びシステムにおいて更に実施されてもよい。
インプリントリソグラフィ基板及びテンプレートは、テンプレートと基板とのリアルタイムアライメントを許可する、対応する対のアライメントマークを含んでもよい。パターン化されたテンプレートが基板上に位置決めされた(例えば、基板上に重ね合わされた)後、基板アライメントマークに対するテンプレートアライメントマークのアライメントが決定される。アライメントスキームは、参照によりここに組み込まれる米国特許第6,916,585号、米国特許第7,170,589号、米国特許第7,298,456号及び米国特許第7,420,654号に開示されているように、テンプレートと基板上の所望のインプリント場所との正確なアライメントを実現するために、それらの誤差の補償による、対応するアライメントマークの対に関連するアライメント誤差の「スルーザマスク」(TTM)計測を含む。アライメント誤差は、基板とテンプレートとの相対的な位置決め、基板又はテンプレートの変形、又は、それらの組み合わせによって引き起こされる。
面内のアライメント誤差は、配置誤差、回転誤差、倍率誤差、スキュー誤差、テンプレートディストーション誤差又はそれらの任意の組み合わせによって引き起こされる。配置誤差は、一般的に、テンプレートと基板との間のX−Y位置決め誤差(即ち、X軸、Y軸又は両方に沿った平行移動、X及びY軸は、図1に示されるように、テンプレートのインプリンティング面又は基板の面内に、或いは、平行である)を参照する。回転(又はシータ)誤差は、一般的に、Z軸の周りの相対的な姿勢誤差(即ち、Z軸の周りの回転、図1に示されるように、Z軸は、X−Y平面に直交する)を参照する。倍率誤差は、一般的に、テンプレート上のオリジナルのパターン領域と比較して、インプリントされた領域の熱的、光学的又は材料に誘起する収縮又は膨張を参照する。スキュー誤差は、一般的に、テンプレートの側面が直交しないような、基板に対するテンプレートのスキューイングを参照する。テンプレートディストーション誤差は、一般的に、テンプレートが基板に対して台形又は高次の多角形ディストーションを有するような、テンプレートの第2部分に対するテンプレートの第1部分の倍率を含む。
テンプレートアライメントマークと対応する基板アライメントマークとがX−Y平面においてオフセットした配置誤差は、テンプレートと基板との相対的な移動によって(例えば、X−Y平面における基板、テンプレート又は両方の制御された移動によって)補償されてもよい。回転誤差は、X−Y平面におけるテンプレートと基板との相対的な角度を変えることによって(例えば、基板、テンプレート又は両方の回転によって)補償されてもよい。倍率誤差及びテンプレートディストーション誤差は、X−Y平面におけるテンプレートの物理的な寸法を変えることによって(例えば、テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させることによって)補償されてもよい。
面外のアライメント誤差は、テンプレートの曲げの結果として現れる力誤差及び「傾斜」誤差によって引き起こされる。力誤差は、図3A乃至図3Cに関して理解されてもよい。図3Aは、基板102の上の重合性材料134に接触するテンプレート108を示す。垂直矢印は、インプリントヘッドからのテンプレート上の力を示す。力がテンプレート108のコーナー300において弱すぎる場合、図3Bに示されるように、テンプレートの表面と基板102の表面との間の距離がテンプレートの中央領域302における距離よりも大きくなるように、テンプレートが曲がる。力がテンプレート108のコーナー300において強すぎる場合、図3Cに示すように、テンプレートの表面と基板102の表面との間の距離がテンプレートの中央領域302における距離よりも小さくなるように、テンプレートが曲がる。
64mmDコアアウトを備える、1.1mmの石英ガラステンプレートの場合、1Nのインプリント力は、典型的には、テンプレートの周辺領域(例えば、コーナー)におけるアライメントマークを約10nm変形させる。テンプレートによって基板に加えられる力を増加又は減少させることは、それぞれ、基板とテンプレートとの間の距離を減少又は増加させることによって、Z軸に沿ってインプリントヘッドを介してテンプレートを移動させることによって、達成されてもよい。
「傾斜」誤差は、一般的に、テンプレートのX−Y平面における軸の周りのテンプレートの回転に少なくとも部分的に起因する周辺領域(例えば、コーナー)におけるテンプレートの曲げを参照する。図4は、テンプレートがコーナー400において基板102に向かって回転又は「傾斜」した状態で、基板102の上の重合性材料134に接触するテンプレート108を示す。テンプレート108がテンプレートのX−Y平面における軸の周りに回転(又は「傾斜」)された場合、テンプレートは、コーナー400及び402において曲がる。図4に示されるように、コーナー400と基板102との間の距離は、テンプレートの中央領域404におけるテンプレート108と基板102との間の距離よりも小さく、コーナー402と基板との間の距離は、中央領域におけるテンプレートと基板との間の距離よりも大きい。
面外の変形、特に、テンプレートのコーナーにおけるアライメントマークに基づいた「スルーザマスク」(TTM)アライメントシステムによって検出及び解析された場合のテンプレートのコーナーにおける力誤差によって引き起こされる面外の変形は、見かけ上のフィールド倍率(即ち、面内の変形)として登録される。オーバーレイを低下させることに加えて、この変形は、Z方向におけるテンプレートによる基板上の力に起因する見かけ上の倍率が面内の倍率と区別することが困難であるため、倍率アクチュエータのリアルタイム調整のための特定のアライメントマークの使用も除外する。インプリント力に加えて、X及びY方向におけるフィールド傾斜は、オーバーレイにも影響する。
インプリントフィールド上の異なる場所におけるアライメントマークは、インプリント力及びエアキャビティ圧力に対して異なる感度を有する。テンプレートの周辺領域におけるアライメントマーク及びテンプレートの中央領域におけるアライメントマークは、実質的に同一の大きさの面内のアライメント誤差を被る。テンプレートの周辺領域における(例えば、テンプレートのコーナーにおける)アライメントマークは、テンプレートの中央領域におけるアライメントマークよりも大きな面外のアライメント誤差を被る。幾つかのケースにおいて、テンプレートの中央領域におけるアライメントマークは、実質的に、面外のアライメント誤差を含まない。アライメントマークを、面外のアライメント誤差を被るそれらと、面外のアライメント誤差を実質的に含まないそれらとにグループ化することによって、面内のアライメント誤差及びそれに関連した補正は、リアルタイムフィードバック処理における面外のアライメント誤差及びそれに関連した補正から切り離すことができる。
インプリントリソグラフィ基板及びテンプレートは、インプリントされた基板におけるオーバーレイ誤差の評価及び補償を許可する、対応する対のオーバーレイマークを含んでもよい。テンプレートにおけるオーバーレイマークは、インプリントレジストの重合の間に高分子層に転写され、対応する対のオーバーレイマークを備えたインプリントされた基板が得られる。インプリントされた基板における、対応する対のオーバーレイマークのオーバーレイ誤差は、オーバーレイ誤差への面内及び面外の寄与を得るために評価されてもよい。面内の寄与、面外の寄与又は両方は、(例えば、ルックアップテーブルにおける)基板に対するテンプレートの既知の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較されてもよい。補正された姿勢パラメータは、後続のインプリントされた基板におけるオーバーレイ誤差を低減するために選択されてもよい。幾つかの実施形態において、インプリントされた基板における対応する対のオーバーレイマークに基づいた、このフィードフォワードスキームは、インプリントされた基板の面内及び面外のオーバーレイ誤差を低減するために、インプリンティング処理の間、テンプレート及び基板上の対応する対のアライメントマークに基づいたフィードバックスキームと組み合わされてもよい。
図5は、テンプレートのX−Y平面におけるナノインプリントリソグラフィテンプレート500を示す。テンプレート500は、周辺マーク504を備えた周辺領域502と、中央マーク508を備えた中央領域506と、を有する。周辺マーク504及び中央マーク508は、アライメントマーク、オーバーレイマーク(例えば、KLAアーチャーマーク)又はそれらの組み合わせであってもよい。幾つかの例において、周辺領域502は、テンプレートのインプリンティング部分の境界において、数ミリメートルまで(例えば、2mmまで、又は、4mmまで)を含む。アライメントマークは、典型的には、参照によりここに組み込まれる米国特許第7,880,872号に記載されたような、テンプレートの表面に形成されたグレーティング、チェッカーボードマーク又はその他の適切な指標を含む。幾つかの例において、アライメントは、約100μm、約50μm又はそれ以下の長さ又は幅を有する。適切なオーバーレイマークは、ボックスインボックス、クロスインボックス及びグレーティングインボックスタイプのマークを含み、典型的には、アライメントマークよりも小さい寸法である。
中央領域506は、典型的には、面内の誤差を被り、典型的には、実質的に、インプリンティング処理における面外の誤差又は変形を含まない。周辺領域502は、典型的には、インプリンティング処理における面内の誤差と面外の誤差又は変形の組み合わせを被る。ここで使用されるように、「結合変形」は、典型的には、面内の誤差と面外の誤差との組み合わせを参照する。
テンプレート500の周辺領域502における周辺マーク504の数は、典型的には、4である。周辺マーク504は、テンプレート500のコーナー510又はエッジ512に近接していてもよい。中央マーク508の数は、典型的には、4である。幾つかの実施形態において、アライメントマーク504又は中央マーク508の数は、8、10、12、14、16、18、20又はそれ以上である。中央マーク508は、四角形(例えば、長方形又は平行四辺形)などの多角形のコーナーを定義してもよい。但し、中央マークのその他の対称又は非対称な配置は、適切に実施されてもよい。マーク504及び508がオーバーレイマークである場合、マークは、インプリンティング処理において形成された高分子層に転写される。
補完的な基板の対応するマークは、基板の各インプリントフィールドに位置決めされ、基板周辺マークは、テンプレートインプリンティング領域のコーナー又は境界に近接して位置決めされる。図6は、基板のインプリントフィールド600を示す。インプリントフィールド600は、周辺マーク604を備えた周辺領域602と、中央マーク608を備えた中央領域606と、を有する。基板の各周辺マーク604は、テンプレート500の周辺マーク504の1つに対応し、各中央マーク608は、テンプレートの中央マーク508の1つに対応する。周辺マーク604は、基板600のコーナー610又はエッジ612に近接していてもよい。マーク504及び508がオーバーレイマークである場合、マークは、インプリンティング処理において形成された高分子層に転写され、その結果、インプリントされた基板は、対応するオーバーレイマークの対を含む。
図示されているように、周辺領域502及び602は、テンプレート500のエッジ512及びインプリントフィールド600のエッジ612に近接する連続的な境界を形成する。境界は、一定の幅又は可変の幅を有してもよい。1つの例において、テンプレート500又はインプリントフィールド600のコーナーにおける境界の幅は、テンプレート又はインプリントフィールドの直線エッジに沿った境界の幅を超える。幾つかのケースにおいて、周辺領域502及び602は、多数の不連続領域を含み、各不連続領域は、それぞれ、テンプレート又は基板のコーナーを含む。
テンプレートの面内のアライメント誤差は、テンプレートが基板上に重ねられた場合における、テンプレートの各中央マークと基板の対応する各中央マークとの相対位置に基づいて評価される。インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差は、高分子層の各中央マークとインプリントされた基板の対応する各中央マークとの相対位置に基づいて評価される。図7は、基板の部分に重ねられたテンプレートの部分の上面図を示す。また、図7は、インプリントされた基板の上面図を示す。中央マーク701、701’、及び、702、702’と、アライメントマークマーク703、703’、及び、704、704’は、テンプレートを通して可視である。テンプレート又はインプリントされた基板のX−Y平面における、対応する中央マークの対と、対応する周辺マークの対との間のアライメント又はオーバーレイ誤差は、対応するマークのn番目の対に対する(dx,dy)として表される。ベクトル705は、誤差の方向及び大きさを示す。中央マークの対応する対における計測誤差から、X及びY軸それぞれに沿った平行移動x及びyを含む面内の誤差、Z軸の周りのX−Y平面における回転θ、及び、X軸に沿った倍率などは、当業界で既知の方向によって計算される。
同様な処理において、結合誤差(面内の誤差及び面外の誤差)は、テンプレート又は高分子層の各周辺マークと基板の対応する各周辺マークとの相対位置に基づいて評価される。中央領域は、典型的には、面外の誤差を含まない。従って、面外の誤差は、結合誤差から面内の変形を線形的に除去することによって評価される。より具体的には、中央マークから計算された面内の誤差は、結合誤差から減算される。面内の誤差の上記減算後の残りの結合誤差は、これらの面外の誤差の推定を得るために、力及び傾斜誤差に関連する面内のディストーション特徴(signatures)に適合させることができる。
テンプレートと基板との相対位置は、面内の誤差、面外の誤差又は両方を低減するために、リアルタイムフィードバックモード又はオフラインフィードフォワードモードで調整されてもよい。1つの例において、テンプレートと基板との相対位置は、面内の誤差を低減するために、第1の調整又は一連の調整で調整され、テンプレートと基板との相対位置は、面外の誤差を低減するために、第2の調整又は一連の調整で調整される。別の例において、テンプレートと基板との相対位置は、面外の誤差を低減するために、第1の調整又は一連の調整で調整され、テンプレートと基板との相対位置は、面内の誤差を低減するために、第2の調整又は一連の調整で調整される。このように、中央領域及び周辺領域からのデータは、面内の誤差及び面外の誤差を独立して補正するために、フィードバック又はフィードフォワード信号として使用される。
図8A乃至図8Cは、シミュレーションモデル(例えば、有限要素解析)から推定されたインプリント力、エアキャビティ及び傾斜誤差によって引き起こされるナノインプリントリソグラフィテンプレートの変形を示す。図8Aは、1Nのインプリント力に起因する、中央マーク804及び周辺マーク808を備えたナノインプリントリソグラフィテンプレート800の変形を示す。ここで、テンプレートは、1.1mmの厚さの石英ガラスで作られ、26mm×33mmのフィールドサイズを有する。テンプレートの64mmの円形及び1.1mmの厚さの部分は、〜6mmの厚さの半導体標準マスクガラスによって囲まれている。テンプレート800のX−Y平面が示され、Z方向は、X−Y平面に直交する。ベクトル810は、1Nのインプリント力によって引き起こされる変形の方向及び大きさを示す。ベクトル810の長さによって示されるように、周辺マーク808には中央マーク804よりも大きな変形がある。図8Bは、テンプレートの平面におけるY軸の周りの1μradの傾斜(回転)に起因するナノインプリントリソグラフィテンプレート800の変形を示す。図8Cは、テンプレートの平面におけるX軸の周りの1μmの傾斜に起因するナノインプリントリソグラフィテンプレート800の変形を示す。
図9は、評価した面内及び面外の変形に基づいて、テンプレートと基板との相対位置を調整するシステム900を示す。1つの実施形態において、システム900は、誤差の計測のための光学システム902と、誤差トランスレータシステム904と、コントローラシステム906と、アクチュエータシステム908と、を含む。誤差トランスレータシステム904は、図1に示されるように、誤差計測を、インプリントリソグラフィシステムに対する制御パラメータに変換する。典型的には、変換は、テンプレート及び基板の幾何学的側面に基づいている。光学システム902は、周辺誤差を評価するための周辺「スルーザマスク」(TTM)システム910と、中央誤差を評価するための中央TTMシステム912と、を含む。誤差トランスレータシステム904は、面内の補正のための面内のトランスレータ914と、面外の補正のための面外のトランスレータ916と、を含む。コントローラシステム906は、ステージコントローラ918と、面内の倍率コントローラ920と、インプリントヘッドコントローラ922と、を含む。アクチュエータシステム908は、ステージ924と、倍率ユニット926と、インプリントヘッド928と、を含む。ステージコントローラ918は、アクチュエータシステム908のステージ924を介して、テンプレート又は基板のX−Y平面におけるX−Y平行移動又は回転を制御する。面内の倍率コントローラ920は、アクチュエータシステム908の倍率ユニット926を介して、テンプレートのX−Y平面におけるテンプレート上の圧縮力を制御する。インプリントヘッド928は、テンプレートと基板との間の距離及び基板に対するテンプレートの傾斜を含む、テンプレートの面外の運動を制御する。光学システム902によって評価された誤差と、誤差トランスレータシステム90による、評価された誤差のテンプレート及び/又は基板の補正位置又は移動への変換とに基づいて、コントローラシステム906は、テンプレートと基板との相対位置を調整するために、信号をアクチュエータシステム908に提供する。面内の誤差の補正は、テンプレートの平面における直交軸(X,Y)の周りのテンプレートの平行移動、平面に直交する軸の周りのテンプレートの回転(θ)又は両方を含む。面外の誤差の補正は、Z軸に沿ったテンプレートの平行移動と、テンプレートの平面における軸の周りのテンプレートの回転と、を含む。
周辺マークにおいて計測されたアライメント及びオーバーレイ誤差は、力及び傾きにおける補正に線形的に対応する。従って、面外の誤差のための補正は、その他の機械的なソース又は電気的ノイズからの寄与を考慮せずに行われる。このタイプのエンドポイント検出は、僅かな又は遅延なく、倍率の非線形を含む誤差ソースを効果的に捕捉し、力センサの必要性を低減し、インプリントヘッドに対するキャリブレーション要件を精巧にする。ここで記載された方法は、テンプレートの面外の変形に関連する残留層の厚さの不均一性を低減するために、レジスト液滴の場所及び体積の最適化を提供するために使用される。
幾つかの実施形態において、インプリントヘッドの傾斜又はインプリントヘッドによって加えられる力を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、基板及びインプリントされた層の周辺領域におけるマークの検出結果に基づいている。インプリントヘッドの傾斜又はインプリントヘッドによって加えられる力を制御することは、周辺領域におけるマークの検出結果に対して面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行することによって区別されている面外成分に基づいていてもよい。面内成分と面外成分とを区別するための処理は、周辺領域におけるマークの検出結果に対して実行されてもよい。
幾つかの実施形態において、アライメントの移動を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、基板及びインプリントされた層の周辺領域におけるマークの検出結果に対して面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行することによって区別される。
図10は、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するためのインプリントリソグラフィ処理1000における動作のフローチャートである。処理1000は、論理的フローグラフに配置された参考動作の集合として示されている。動作が記載される順序は、限定として解釈されることを意図するものではなく、任意の数の記載された動作は、処理を実施するために、別の順序又は並行して組み合わせることができる。
1002において、インプリントレジストは、基板上に配置される。1004において、インプリントレジストは、基板に対して初期面内及び面外の姿勢パラメータを有するテンプレートに接触する。テンプレートは、テンプレートの周辺領域に周辺オーバーレイマークを含み、テンプレートの中央領域に中央オーバーレイマークを含む。基板は、テンプレートの周辺オーバーレイマークに対応する周辺オーバーレイマークと、テンプレートの中央オーバーレイマークに対応する中央オーバーレイマークと、を含む。初期面外の姿勢パラメータは、基板に対するテンプレートの初期傾斜角と、テンプレートと基板との間の初期距離と、を含む。1006において、インプリントレジストは、テンプレートと接触する高分子層を生じさせるために重合され、それにより、テンプレートの周辺オーバーレイマーク及び中央オーバーレイマークを高分子層に転写する。1008において、テンプレートは、インプリントされた基板を生じさせるために、高分子層から引き離される。インプリントされた基板は、高分子層及び基板上の対応する周辺オーバーレイマークの対と、高分子層及び基板上の対応する中央オーバーレイマークの対と、を含む。
1010において、面内のオーバーレイ誤差は、高分子層の各中央オーバーレイマークと第1の基板の対応する各中央マークとの相対位置に基づいて評価される。面内のオーバーレイ誤差は、図7に対して記載されたように評価されてもよい。1012において、結合オーバーレイ誤差は、高分子層の各周辺オーバーレイマークと基板の対応する各周辺オーバーレイマークとの相対位置に基づいて評価される。結合オーバーレイ誤差は、インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差及び面外のオーバーレイ誤差を含み、図7に対して記載されたように評価されてもよい。1014において、結合オーバーレイ誤差と面内のオーバーレイ誤差との間の差は、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために評価される。調整されたオーバーレイ誤差は、図7に対して記載されたように評価されてもよい。対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、インプリントされた基板を形成するためのインプリンティング処理の間におけるテンプレートの周辺領域におけるテンプレートの面外のディストーションに少なくとも部分的に起因する。
1016において、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、基板に対するテンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較される。1つの例において、調整されたオーバーレイ誤差は、有限要素解析などのシミュレーションモデルから推定されたインプリント力、エアキャビティ及び傾斜誤差によって引き起こされるオーバーレイ誤差の形態の変形特徴を含むルックアップテーブルと比較される。1018において、基板に対するテンプレートの補正された面外の姿勢パラメータは、後続のインプリントされた基板の予期された面外のオーバーレイ誤差を低減するために選択される。基板に対する補正された面外の姿勢パラメータは、典型的には、基板に対するテンプレートの補正された傾斜角と、テンプレートと基板との間の補正された距離と、を含む。
補正された面外の姿勢パラメータを選択した後、テンプレートは、補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して配向されてもよい。第2の基板に対してテンプレートを配向することは、テンプレートの傾斜角を補正された傾斜角に調整すること、テンプレートと第2の基板との間の距離を補正された距離に調整すること、又は、それらの組み合わせを含んでもよい。
幾つかの実施形態において、処理1000の基板(「第1の」基板)は、多数のフィールド(「第1の」多数のフィールド)を含み、動作1002乃至1018は、基板の各フィールドに対して補正された面外の姿勢パラメータを生成するために、基板の各フィールドに対して繰り返される。第2の基板は、多数のフィールドを含み、各フィールドは、第1の多数のフィールドにおけるフィールドに対応する。第1の基板の各フィールドに対して補正された面外の姿勢パラメータは、第2の基板の対応する各フィールドに適用されてもよい。
幾つかの実施形態において、処理1000は、対応する中央オーバーレイマークの各対に対するオーバーレイ誤差を、基板に対するテンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較することと、後続のインプリントされた基板の予期される面内のオーバーレイ誤差を低減するために、第1の基板に対するテンプレートの補正された面内の姿勢パラメータを選択することと、を更に含む。これは、例えば、図7に対して記載されたように実現されてもよい。テンプレートは、後続の基板に対して配向されてもよく、テンプレート又は後続の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は後続の基板を平行移動させること、テンプレート又は後続の基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は後続の基板を回転させること、及び、テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させること、の少なくとも1つを含む。
オフラインフィードフォワードオーバーレイ補正とリアルタイムフィードバック補正との組み合わせは、基板−基板間又はフィールド−フィールド間の画像配置のバリエーションがある処理に好適である。処理1000の幾つかの実施形態において、テンプレートは、テンプレートの中央領域に中央アライメントマークを含み、基板は、テンプレートの中央アライメントマークに対応する中央アライメントマークを含む。
1つの例において、図11は、テンプレートのX−Y平面におけるリソグラフィテンプレート1100を示す。テンプレート1100は、周辺オーバーレイマーク1104を備えた周辺領域1102と、中央オーバーレイマーク1108及び中央アライメントマーク1114を備えた中央領域1106と、を有する。中央アライメントマーク1114は、中央オーバーレイマーク1108に近接している。中央オーバーレイマークは、多角形(例えば、長方形又は平行四辺形)のコーナーを定義してもよい。周辺オーバーレイマーク1104は、テンプレート1100のコーナー1110又はテンプレートインプリンティング境界1112の境界に近接して位置決めされてもよい。幾つかのケースにおいて、中央アライメントマーク1114は、四角形(例えば、長方形又は平行四辺形)のコーナーを定義してもよい。
インプリントレジストをテンプレートに接触させた後(1004)、且つ、インプリントレジストを重合させる前(1006)に、処理1000は、基板の対応する各中央アライメントマークに対してテンプレートの各中央アライメントマークを配置すること、テンプレートの各中央アライメントマークと基板の対応する各中央アライメントマークとの相対位置に基づいて、テンプレートの面内のアライメント誤差を評価すること、及び、テンプレートの面内のアライメント誤差を低減するために、テンプレートと第1の基板との相対位置を調整すること、を含む。テンプレートと基板との相対位置を調整することは、テンプレート又は基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は基板を平行移動させること、テンプレート又は基板の平面において、それぞれ、テンプレート又は基板を回転させること、及び、テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させること、の少なくとも1つを含む。このように、この実施形態は、面内の誤差を補正するためのリアルタイムフィードバックコンポーネントと、面外の誤差を補正するためのオフラインフィードフォワードコンポーネントと、を含む。
図10Bは、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するための、フィードバック及びフィードフォワードコンポーネントを含む、インプリントリソグラフィ処理1020における動作のフローチャートである。処理1020は、論理的フローグラフに配置された参照動作の集合として示されている。動作が記載される順序は、限定として解釈されることを意図するものではなく、任意の数の記載された動作は、処理を実施するために、別の順序又は並行して組み合わせることができる。
1022において、インプリントレジストは、基板上に配置される。1024において、インプリントレジストは、基板に対して初期面内及び面外の姿勢パラメータを有するテンプレートに接触する。テンプレートは、テンプレートの周辺領域に周辺オーバーレイマークを含み、テンプレートの中央領域に中央オーバーレイマークを含む。基板は、テンプレートの周辺オーバーレイマークに対応する周辺オーバーレイマークと、テンプレートの中央オーバーレイマークに対応する中央オーバーレイマークと、を含む。初期面外の姿勢パラメータは、基板に対するテンプレートの初期傾斜角と、テンプレートと基板との間の初期距離と、を含む。
1026において、対応する中央アライメントマークは、テンプレート及び基板上に配置される。即ち、テンプレートの各中央アライメントマークは、基板の対応する各中央アライメントマークに対して配置される。アライメントマークは、オーバーレイマークを配置するために説明したのと同様な又は同一の処理によって配置されてもよい。1028において、面内のアライメント誤差は、テンプレートの各中央アライメントマークと基板の対応する各中央アライメントマークとの相対位置に基づいて評価される。アライメント誤差は、オーバーレイマークを配置するために説明したのと同様な又は同一の処理によって評価されてもよい。1030において、テンプレートと基板との相対位置は、リアルタイムフィードバック処理における面内のアライメント誤差を低減するために調整される。
1032において、インプリントレジストは、テンプレートと接触する高分子層を生じさせるために重合され、それにより、テンプレートの周辺オーバーレイマーク及び中央オーバーレイマークを高分子層に転写する。1034において、テンプレートは、インプリントされた基板を生じさせるために、高分子層から引き離される。インプリントされた基板は、高分子層及び基板上の対応する周辺オーバーレイマークの対と、高分子層及び基板上の対応する中央オーバーレイマークの対と、を含む。
1036において、面内のオーバーレイ誤差及び結合オーバーレイ誤差が評価される。面内のオーバーレイ誤差は、高分子層の各中央オーバーレイマークと第1の基板の対応する各中央マークとの相対位置に基づいて評価される。面内のオーバーレイ誤差は、図7に対して記載されたように評価されてもよい。結合オーバーレイ誤差は、高分子層の各周辺オーバーレイマークと基板の対応する各周辺オーバーレイマークとの相対位置に基づいて評価される。結合オーバーレイ誤差は、インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差及び面外のオーバーレイ誤差を含み、図7に対して記載されたように評価されてもよい。1038において、結合オーバーレイ誤差と面内のオーバーレイ誤差との間の差は、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために評価される。調整されたオーバーレイ誤差は、図7に対して記載されたように評価されてもよい。対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、インプリントされた基板を形成するためのインプリンティング処理の間におけるテンプレートの周辺領域におけるテンプレートの面外のディストーションに少なくとも部分的に起因する。
1040において、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、基板に対するテンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較される。1つの例において、調整されたオーバーレイ誤差は、有限要素解析などのシミュレーションモデルから推定されたインプリント力、エアキャビティ及び傾斜誤差によって引き起こされるオーバーレイ誤差の形態の変形特徴を含むルックアップテーブルと比較される。1042において、基板に対するテンプレートの補正された面外の姿勢パラメータは、後続のインプリントされた基板の予期された面外のオーバーレイ誤差を低減するために選択される。基板に対する補正された面外の姿勢パラメータは、典型的には、基板に対するテンプレートの補正された傾斜角と、テンプレートと基板との間の補正された距離と、を含む。
補正された面外の姿勢パラメータを選択した後、テンプレートは、補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して配向されてもよい。第2の基板に対してテンプレートを配向することは、テンプレートの傾斜角を補正された傾斜角に調整すること、テンプレートと第2の基板との間の距離を補正された距離に調整すること、又は、それらの組み合わせを含んでもよい。
物品を製造するインプリントリソグラフィ方法は、処理1000の動作1002から1018、又は、処理1020の動作1022から1042を含み、補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対してテンプレートを配向することと、物品を生じさせるために、後続のインプリントされた基板を形成することと、による。後続の基板に対してテンプレートを配向することは、典型的には、テンプレートの傾斜角を補正された傾斜角に調整すること、及び、テンプレートと後続の基板とのの距離を補正された距離に調整すること、の少なくとも1つを含む。幾つかの例において、物品は、処理された基板又は光学部品である。
図1及び図9を参照するに、インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するインプリントリソグラフィシステムは、テンプレートを保持するテンプレートチャック128と、基板を保持する基板チャック104と、基板チャックの位置に対してテンプレートチャックの位置を調整するインプリントヘッド130と、インプリントヘッドと通信するコントローラ144と、を含む。コントローラは、インプリントされた基板の中央領域における対応する中央オーバーレイマークの相対位置に基づいて、インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差を評価し、インプリントされた基板の周辺領域における対応する周辺オーバーレイマークの相対位置に基づいて、インプリントされた基板の結合オーバーレイ誤差を評価し、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために、結合オーバーレイ誤差と面内のオーバーレイ誤差との間の差を評価する。対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差は、テンプレートの周辺領域における面外のアライメント誤差に少なくとも部分的に起因する。コントローラは、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を、基板に対するテンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、第2のインプリントされた基板の予期されたオーバーレイ誤差を低減するために、基板に対するテンプレートの補正された面外の姿勢パラメータを選択する。補正された面外の姿勢パラメータは、基板に対するテンプレートの補正された傾斜角と、テンプレートと基板との間の補正された距離と、を含む。コントローラは、補正された面外の姿勢パラメータを実現するために、基板チャックにおける基板の姿勢に対する、テンプレートチャックにおけるテンプレートの姿勢を調整するために、信号をインプリントヘッドに提供する。
幾つかの実施形態において、コントローラは、テンプレートの平面における軸の周りでテンプレートを傾斜させるために、信号をインプリントヘッドに供給し、基板とテンプレートとの間の距離を増加又は減少させるために、信号をインプリントヘッドに供給する。コントローラは、対応する中央オーバーレイマークの対に対するオーバーレイ誤差を、基板に対するテンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、後続のインプリントされた基板の予期された面内のオーバーレイ誤差を低減するために、第1の基板に対するテンプレートの補正された面内の姿勢パラメータを選択する。コントローラは、補正された面内の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対してテンプレートを配向してもよい。
組み合わせフィードバック及びフィードフォワードスキームにおいて、コントローラは、テンプレートの中央領域における中央アライメントマーク、及び、基板の中央領域における対応する中央アライメントマークを配置し、対応する中央アライメントマークの相対位置に基づいて、テンプレートの面内のアライメント誤差を評価し、テンプレートの面内のアライメント誤差を低減するために、テンプレートと基板との相対位置を調整する。
多数の実施形態が説明されている。但し、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、種々の変更がなされることが理解されるであろう。従って、その他の実施形態は、以下の特許請求の範囲にある。

Claims (17)

  1. インプリントヘッドの傾斜又は前記インプリントヘッドによって加えられる力を制御するインプリントリソグラフィ方法であって、
    前記インプリントヘッドの前記傾斜又は前記インプリントヘッドによって加えられる前記力を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、前記基板及びインプリントされた層の周辺領域における周辺マークの検出結果と、前記基板及び前記テンプレートの中央領域、又は、前記基板及び前記インプリントされた層の中央領域における中央マークの検出結果とに基づいており、
    前記テンプレートの周辺領域は、前記テンプレートのインプリンティング部分の境界において、端部から所定の距離までを含む領域であり、前記テンプレートの中央領域は、前記テンプレートの周辺領域よりも内側の領域であり、
    前記基板の周辺領域及び中央領域のそれぞれと、前記インプリントされた層の周辺領域及び中央領域のそれぞれは、前記テンプレートの周辺領域及び中央領域に対応する領域であり、
    記周辺領域における前記周辺マークの前記検出結果と、前記中央領域における前記中央マークの検出結果とを用いて面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行し、当該処理により区別され面外成分に基づいて、前記インプリントヘッドの前記傾斜又は前記インプリントヘッドによって加えられる前記力を制御することを特徴とするインプリントリソグラフィ方法。
  2. 面内成分に基づいて、アライメントの移動を制御するインプリントリソグラフィ方法であって、
    前記アライメントの移動を制御することは、少なくとも、基板及びテンプレートの周辺領域、又は、前記基板及びインプリントされた層の周辺領域における周辺マークの検出結果と、前記基板及び前記テンプレートの中央領域、又は、前記基板及び前記インプリントされた層の中央領域における中央マークの検出結果とを用いて面内成分と面外成分とを区別するための処理を実行することを含み、
    前記テンプレートの周辺領域は、前記テンプレートのインプリンティング部分の境界において、端部から所定の距離までを含む領域であり、前記テンプレートの中央領域は、前記テンプレートの周辺領域よりも内側の領域であり、
    前記基板の周辺領域及び中央領域のそれぞれと、前記インプリントされた層の周辺領域及び中央領域のそれぞれは、前記テンプレートの周辺領域及び中央領域に対応する領域であることを特徴とするインプリントリソグラフィ方法。
  3. インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するインプリントリソグラフィ方法であって、
    前記インプリントリソグラフィ方法は、
    a)第1の基板上にインプリントレジストを配置することと、
    b)前記インプリントレジストを、前記第1の基板に対する初期面内及び面外の姿勢パラメータを有するテンプレートに接触させることと、
    を有し、
    前記テンプレートは、前記テンプレートの周辺領域に周辺オーバーレイマークを有し、前記テンプレートの周辺領域よりも内側の領域である中央領域に中央オーバーレイマークを有し、
    前記テンプレートの周辺領域は、前記テンプレートのインプリンティング部分の境界において、端部から所定の距離までを含む領域であり、
    前記基板は、前記テンプレートの前記周辺オーバーレイマークに対応する周辺オーバーレイマークと、前記テンプレートの前記中央オーバーレイマークに対応する中央オーバーレイマークと、を有し、
    前記初期面外の姿勢パラメータは、前記第1の基板に対する前記テンプレートの初期傾斜角と、前記テンプレートと前記第1の基板との間の初期距離と、を有し、
    前記インプリントリソグラフィ方法は、
    c)前記テンプレートに接触する高分子層を生じさせるために、前記インプリントレジストを重合し、それにより、前記テンプレートの前記周辺オーバーレイマーク及び前記中央オーバーレイマークを前記高分子層に転写し、
    d)前記高分子層及び前記第1の基板上の対応する周辺オーバーレイマークの対と、前記高分子層及び前記第1の基板上の対応する中央オーバーレイマークの対と、を有する第1のインプリントされた基板を生じさせるために、前記高分子層から前記テンプレートを引き離すことと、
    e)前記高分子層の各中央オーバーレイマークと前記第1の基板の対応する各中央オーバーレイマークとの相対位置に基づいて、前記第1のインプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差を評価することと、
    f)前記高分子層の各周辺オーバーレイマークと前記第1の基板の対応する各周辺マークとの相対位置に基づいて、前記第1のインプリントされた基板の結合オーバーレイ誤差を評価することであって、前記結合オーバーレイ誤差は、前記第1のインプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差及び面外のオーバーレイ誤差を有し、前記面外のオーバーレイ誤差は、前記第1の基板に対する前記テンプレートの面外の姿勢パラメータに起因するオーバーレイ誤差であることと、
    g)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために、前記結合オーバーレイ誤差と前記面内のオーバーレイ誤差との間の差を評価することと、
    h)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して前記調整されたオーバーレイ誤差を、前記第1の基板に対する前記テンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較することと、
    i)第2のインプリントされた基板の予期された面外のオーバーレイ誤差を低減するために、前記第1の基板に対する前記テンプレートの補正された面外の姿勢パラメータを選択することであって、前記補正された面外の姿勢パラメータは、前記第1の基板に対する前記テンプレートの補正された傾斜角と、前記テンプレートと前記第1の基板との間の補正された距離と、を有し、前記予期された面外のオーバーレイ誤差は、前記第2のインプリントされた基板の前記オーバーレイ誤差であり、前記第2の基板に対する前記テンプレートの面外の姿勢パラメータに起因する予期されたオーバーレイ誤差であることと、
    を有することを特徴とするインプリントリソグラフィ方法。
  4. 前記補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して前記テンプレートを配向することを更に有し、
    前記第2の基板に対して前記テンプレートを配向することは、
    前記テンプレートの傾斜角を前記補正された傾斜角に調整することと、
    前記テンプレートと前記第2の基板との間の距離を前記補正された距離に調整することと、
    を有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  5. 前記第1の基板は、第1の複数のフィールドを有し、
    前記第1の基板の各フィールドに対する補正された面外の姿勢パラメータを生成するために、前記第1の基板の各フィールドに対して前記a)から前記i)を繰り返すことを更に有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  6. 前記第2の基板は、第2の複数のフィールドを有し、
    前記第2の複数のフィールドにおける各フィールドは、前記第1の複数のフィールドにおけるフィールドに対応し、
    前記第1の基板の各フィールドに対して補正された面外の姿勢パラメータを、前記第2の基板の対応する各フィールドに適用することを更に有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  7. 対応する中央オーバーレイマークの各対に対する前記オーバーレイ誤差を、前記第1の基板に対する前記テンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較することと、
    前記第2のインプリントされた基板の予期された面内のオーバーレイ誤差を低減するために、前記第1の基板に対する前記テンプレートの補正された面内の姿勢パラメータを選択することと、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  8. 前記補正された面内の姿勢パラメータに基づいて、前記第2の基板に対して前記テンプレートを配向することを更に有し、
    前記第2の基板に対して前記テンプレートを配向することは、
    前記テンプレート又は前記第2の基板の平面において、それぞれ、前記テンプレート又は前記第2の基板を平行移動させることと、
    前記テンプレート又は前記第2の基板の前記平面において、それぞれ、前記テンプレート又は前記第2の基板を回転させることと、
    前記テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させることと、
    を有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  9. 前記テンプレートは、前記テンプレートの前記中央領域に中央アライメントマークを有し、
    前記第1の基板は、前記テンプレートの前記中央アライメントマークに対応する中央アライメントマークを有し、
    前記インプリントレジストを前記テンプレートに接触させた後、且つ、前記インプリントレジストを重合する前に、
    前記テンプレートの各中央アライメントマークを、前記基板の対応する各中央アライメントマークに対して配置することと、
    前記テンプレートの各中央アライメントマークと前記基板の対応する各中央アライメントマークとの相対位置に基づいて、前記テンプレートの面内のアライメント誤差を評価することと、
    前記テンプレートの前記面内のアライメント誤差を低減するために、前記テンプレートと前記第1の基板との相対位置を調整することと、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  10. 前記テンプレートと前記第1の基板との前記相対位置を調整することは、
    前記テンプレート又は前記第1の基板の平面において、それぞれ、前記テンプレート又は前記第1の基板を平行移動させること、
    前記テンプレート又は前記第1の基板の前記平面において、それぞれ、前記テンプレート又は前記第1の基板を回転させること、及び、
    前記テンプレートの反対側への圧縮力を増加又は減少させること、
    の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項に記載のインプリントリソグラフィ方法。
  11. インプリントされた基板のオーバーレイ誤差を低減するインプリントリソグラフィシステムであって、
    テンプレートを保持するテンプレートチャックと、
    基板を保持する基板チャックと、
    前記基板チャックの位置に対して前記テンプレートチャックの位置を調整するインプリントヘッドと、
    前記インプリントヘッドと通信するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    a)前記インプリントされた基板の中央領域における対応する中央オーバーレイマークの相対位置に基づいて、前記インプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差を評価し、
    b)前記インプリントされた基板の周辺領域における対応する周辺オーバーレイマークの相対位置に基づいて、前記インプリントされた基板の結合オーバーレイ誤差を評価し、前記基板の周辺領域は、前記テンプレートの周辺領域に対応する領域であり、前記基板の中央領域は、前記テンプレートの中央領域に対応する領域であり、前記テンプレートの周辺領域は、前記テンプレートのインプリンティング部分の境界において、端部から所定の距離までを含む領域であり、前記テンプレートの中央領域は、前記テンプレートの周辺領域よりも内側の領域であり、前記結合オーバーレイ誤差は、面内及び面外のオーバーレイ誤差を有し、前記面外のオーバーレイ誤差は、前記基板に対する前記テンプレートの面外の姿勢パラメータに起因するオーバーレイ誤差であり、
    c)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために、前記結合オーバーレイ誤差と前記面内のオーバーレイ誤差との間の差を評価し、
    d)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して前記調整されたオーバーレイ誤差を、前記基板に対する前記テンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、
    e)第2のインプリントされた基板の予期されたオーバーレイ誤差を低減するために、前記基板に対する前記テンプレートの補正された面外の姿勢パラメータを選択し、前記補正された面外の姿勢パラメータは、前記基板に対する前記テンプレートの補正された傾斜角と、前記テンプレートと前記基板との間の補正された距離と、を有し、
    f)前記補正された面外の姿勢パラメータを実現するために、前記基板チャックにおける基板の姿勢に対する、前記テンプレートチャックにおけるテンプレートの姿勢を調整するために、信号を前記インプリントヘッドに提供する、
    ことを特徴とするインプリントリソグラフィシステム。
  12. 前記コントローラは、前記テンプレートの平面における軸の周りで前記テンプレートを傾斜させるために、信号を前記インプリントヘッドに提供することを特徴とする請求項11に記載のインプリントリソグラフィシステム。
  13. 前記コントローラは、前記基板と前記テンプレートとの間の距離を増加又は減少させるために、信号を前記インプリントヘッドに提供することを特徴とする請求項11に記載のインプリントリソグラフィシステム。
  14. 前記コントローラは、
    対応する中央オーバーレイマークの対に対するオーバーレイ誤差を、前記基板に対する前記テンプレートの既知の面内の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較し、
    第2のインプリントされた基板の予期された面内のオーバーレイ誤差を低減するために、第1の基板に対する前記テンプレートの補正された面内の姿勢パラメータを選択することを特徴とする請求項11に記載のインプリントリソグラフィシステム。
  15. 前記コントローラは、前記補正された面内の姿勢パラメータに基づいて、前記第2の基板に対して前記テンプレートの姿勢を配向することを特徴とする請求項14に記載のインプリントリソグラフィシステム。
  16. 前記コントローラは、
    前記テンプレートの中央領域における中央アライメントマーク、及び、前記基板の中央領域における対応する中央アライメントマークを配置し、
    対応する中央アライメントマークの相対位置に基づいて、前記テンプレートの面内のアライメント誤差を評価し、
    前記テンプレートの面内のアライメント誤差を低減するために、前記テンプレートと前記基板との相対位置を調整することを特徴とする請求項15に記載のインプリントリソグラフィシステム。
  17. 物品を製造するインプリントリソグラフィ方法であって、
    前記インプリントリソグラフィ方法は、
    a)第1の基板上にインプリントレジストを配置することと、
    b)前記インプリントレジストを、前記第1の基板に対する初期面内及び面外の姿勢パラメータを有するテンプレートに接触させることと、
    を有し、
    前記テンプレートは、前記テンプレートの周辺領域に周辺オーバーレイマークを有し、前記テンプレートの中央領域に中央オーバーレイマークを有し、
    前記テンプレートの周辺領域は、前記テンプレートのインプリンティング部分の境界において、端部から所定の距離までを含む領域であり、前記テンプレートの中央領域は、前記テンプレートの周辺領域よりも内側の領域であり、
    前記第1の基板は、前記テンプレートの前記周辺オーバーレイマークに対応する周辺オーバーレイマークと、前記テンプレートの前記中央オーバーレイマークに対応する中央オーバーレイマークと、を有し、
    前記初期面外の姿勢パラメータは、前記第1の基板に対する前記テンプレートの初期傾斜角と、前記テンプレートと前記第1の基板との間の初期距離と、を有し、
    前記インプリントリソグラフィ方法は、
    c)前記テンプレートに接触する高分子層を生じさせるために、前記インプリントレジストを重合し、それにより、前記テンプレートの前記周辺オーバーレイマーク及び前記中央オーバーレイマークを前記高分子層に転写し、
    d)前記高分子層及び前記第1の基板上の対応する周辺オーバーレイマークの対と、前記高分子層及び前記第1の基板上の対応する中央オーバーレイマークの対と、を有する第1のインプリントされた基板を生じさせるために、前記高分子層から前記テンプレートを引き離すことと、
    e)前記高分子層の各中央オーバーレイマークと前記第1の基板の対応する各中央オーバーレイマークとの相対位置に基づいて、前記第1のインプリントされた基板の面内のオーバーレイ誤差を評価することと、
    f)前記高分子層の各周辺オーバーレイマークと前記第1の基板の対応する各周辺マークとの相対位置に基づいて、前記第1のインプリントされた基板の結合オーバーレイ誤差を評価することと、
    g)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して調整されたオーバーレイ誤差を生じさせるために、前記結合オーバーレイ誤差と前記面内のオーバーレイ誤差との間の差を評価することであって、対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して前記調整されたオーバーレイ誤差は、前記テンプレートの前記周辺領域における前記テンプレートの面外のアライメント誤差に少なくとも部分的に起因し、前記面外のアライメント誤差は、前記第1の基板に対する前記テンプレートの前記周辺領域における前記テンプレートの面外の姿勢パラメータに起因又は関連するアライメント誤差であることと、
    h)対応する周辺オーバーレイマークの各対に対して前記調整されたオーバーレイ誤差を、前記第1の基板に対する前記テンプレートの既知の面外の姿勢パラメータに関連するオーバーレイ誤差と比較することと、
    i)第2のインプリントされた基板の予期された面外のオーバーレイ誤差を低減するために、前記第1の基板に対する前記テンプレートの補正された面外の姿勢パラメータを選択することであって、前記補正された面外の姿勢パラメータは、前記第1の基板に対する前記テンプレートの補正された傾斜角と、前記テンプレートと前記第1の基板との間の補正された距離と、を有することと、
    j)前記補正された面外の姿勢パラメータに基づいて、第2の基板に対して前記テンプレートを配向することであって、前記第2の基板に対して前記テンプレートを配向することは、
    前記テンプレートの傾斜角を前記補正された傾斜角に調整することと、
    前記テンプレートと前記第2の基板との間の距離を前記補正された距離に調整することと、を有することと、
    k)前記物品を生じさせるために、第2のインプリントされた基板を形成することと、
    を有することを特徴とするインプリントリソグラフィ方法。
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