JP6699449B2 - 光書き込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光書き込み装置及び画像形成装置に関し、特に、OLEDを実装した光源基板を保持する技術に関する。
近年、光源としてOLED(Organic Light−Emitting Diode)アレイを使用し、結像光学素子としてロッドレンズアレイを使用した光書き込み装置の開発が盛んに推進されている。
OLEDアレイを搭載した発光回路基板(以下、「光源基板」という。)は、その製造プロセスにおいて高温にさらされるため、光源基板を構成するベース基板には線膨張係数の非常に小さなガラス材料を適用する必要がある。
一方、光源基板を保持するホルダーは、必ずしも線膨張係数が小さくなく、光源基板とホルダーとでは線膨張係数がかなり異なっている。このため、周囲環境の温度変化が生じた際に、光源基板とホルダーとの間で発生する熱膨張差を逃がす必要がある。
更に、線膨張係数の非常に小さなガラス材料は高価であり、光源基板の材料コスト上昇を抑えるためにベース基板を薄くすると、光源基板の剛性をあまり高くすることができなくなる。
剛性の低い部材を、当該部材とは線膨張係数が異なるホルダーで保持する構成として、例えば、弾性部材による多点押圧保持が知られている。図7は、弾性部材による多点押圧保持の具体例を示しており、(a)は外観斜視図であり、(b)は(a)の一点鎖線D−Dを含む断面を矢印方向から見た断面斜視図である。図中、X方向を「光軸方向」といい、Y方向を光源基板701の「長手方向」といい、Z方向を光源基板701の「短手方向」というものとする。
図7においては、長尺形状の光源基板701が板バネ703を用いて板金からなる板金ホルダー702に多点押圧保持されている。このため、光源基板701の一方の主面は、短手方向両端部に各3箇所の座面704が設けられている。板バネ703には、図7(b)に示されるように、球状突起(以下、「SR」という。)703aが形成されている。
板バネ703は、光源基板701の他方の主面における各座面704の直上にSR703aを押し当てることによって、光源基板701を板金ホルダー702側に向かって押圧する。これによって、光源基板701が板金ホルダー702に保持される。
光源基板701とホルダー701は摺動可能になっているので、光源基板701と板金ホルダー702の熱膨張差を逃がすことができる。更に、光源基板701の端部6箇所を押圧固定しているので、光源基板701の剛性が低くても、振動を抑制することができる。
特開2014−209161号公報 特開2000−241735号公報
光源基板701に高価なガラスを用いる場合には、材料コストの上昇を回避するためには、光源基板701の短手方向の幅が狭い方が好ましい。
しかしながら、光源基板701の短尺方向の幅を狭くすると、光源基板701の両端部を押圧する板バネ703から、光源基板701上に実装されたOLEDまでの距離が近くなる。また、OLEDの出射ビームはビーム角θが非常に広い。このため、図8に示されるように、OLEDの出射ビーム801が板バネ703に当たって乱反射し、ロッドレンズアレイ802に入射すると、ロッドレンズアレイ802によるビームの結像状態が乱れてしまう。
光源基板701には、複数のOLEDがライン状に配設されている。以下においては、これらOLEDの出射ビームが通過する範囲803を「配光範囲」というものとする。
このような問題に対して、図9に示されるように、配光範囲803外に配設した板バネ703を用いて光源基板701の長尺方向両端部を押圧すれば、光源基板701を短手方向に拡幅する必要がないので材料コストの上昇を回避でき、かつ乱反射に起因する結像状態の乱れを防止することができる。
しかしながら、結像状態の乱れは光源基板701の振動によっても発生する。
光学素子の振動を抑制する構成として、例えば、長尺ミラーの一方の長尺側面の複数個所に受け部を当接させることによって、長尺ミラーの固有振動数を制御する従来技術がある(特許文献1を参照)。この従来技術を光源基板701に適用することを検討すると、従来技術に係る長尺ミラーは板厚によるある程度の剛性が確保されているのに対して、光源基板701はベース基板が非常に薄いガラス基板である点で異なっている。
この相違から、図10に示すように、光源基板701の一方の短尺側面701aに受け部1001を当接させても、他方の側面701bが振動してしまうので、十分な制振効果を得ることができない。光源基板701が振動すればOLED1002もまた振動するため、結像状態の乱れを避けることができない。
また、別の従来技術では、長尺ミラーの長手方向両端部と、当該両端部よりも長手方向内側であって、かつ画像書込利用範囲の外側と、に板バネを用いて支持部材を押し付けることによって、長尺ミラーの振動を低減する(特許文献2を参照)。この従来技術を光源基板701に適用するためには、光源基板701の長手方向両端部に支持部材を押し付けるに足る長さが必要になる。このため、光書き込み装置が大型化してしまう。また、長手方向においてOLEDが実装されている領域内には支持される箇所がないため、剛性の低い光源基板701では振動を十分に抑制することが難しい。
更に、図11に示すように、板金ホルダー702に設けられた座面702aが光源基板701を押圧する位置と、板バネ703のSR703aが光源基板701を押圧する位置とが光源基板701の長手方向にずれると、光源基板701が変形してロッドレンズアレイ802による結像状態が乱れるなど影響が大きい。しかしながら、押圧位置の精度を向上させようとすると製造コストが上昇してしまう。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、光源基板の変形や振動を抑制することができる光書き込み装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る光書き込み装置は、光出射方向を同じくする複数の発光素子が当該光出射方向に直交する方向にライン状に配列されており、前記発光素子の配列方向に長尺の光源基板と、前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側とは反対側の主面である第1の主面に接触する突起部を少なくとも1つ有するホルダーと、前記第1の主面に前記突起部を接触させた状態で、当該第1の主面に接触するように、前記ホルダーに固定されている複数の補材と、前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側の主面である第2の主面を押圧する押圧部材と、を備え、前記押圧部材は、前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲よりも両外側のそれぞれにおいて、前記突起部及び前記補材が前記第1の主面に接触する接触位置のうち、前記補材と前記第1の主面との接触位置を少なくとも1つ含む2つの接触位置を結ぶ線分上において、又は、前記補材と前記第1の主面との接触位置を少なくとも1つ含み、1直線上にない3つの接触位置を結ぶ三角領域の内部において、前記第2の主面を押圧することを特徴とする。
このようにすれば、光源基板の変形や振動を抑制することができる。
この場合において、前記突起部及び前記補材が前記反対側の主面と接触する接触位置は、前記光源基板の長手方向において等間隔になっているのが望ましい。
また、前記2つの接触位置及び前記3つの接触位置は、何れも少なくとも1つの接触位置が、前記ホルダーの突起部と前記反対側の主面との接触位置であり、前記押圧部材による押圧位置は、平面視において、前記2つの接触位置又は前記3つの接触位置のうち、前記ホルダーの突起部の接触位置に最も近くてもよい。
また、本発明に係る光書き込み装置は、光出射方向を同じくする複数の発光素子が当該光出射方向に直交する方向にライン状に配列されており、前記発光素子の配列方向に長尺の光源基板と、前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側とは反対側の主面である第1の主面に対向して配設されるホルダーと、前記第1の主面に接触するように、前記ホルダーに固定されている複数の補材と、前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側の主面である第2の主面を押圧する押圧部材と、を備え、前記押圧部材は、前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲よりも両外側のそれぞれにおいて、前記補材が前記第1の主面に接触する接触位置のうち、2つの接触位置を結ぶ線分上において、又は、1直線上にない3つの接触位置を結ぶ三角領域の内部において、前記第2の主面を押圧してもよい。
また、前記補材が前記反対側の主面と接触する接触位置は、前記光源基板の長手方向において等間隔になっているのが望ましい。
また、前記2つの接触位置及び前記3つの接触位置は、何れも少なくとも1つの接触位置が、前記光源基板の長手方向において前記発光素子の実装範囲内にあってもよい。
また、前記押圧部材は、2つの押圧位置において前記光出射側の主面を押圧し、前記2つの押圧位置は、互いに異なる前記三角領域の内部にあって、前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲の中心位置であって、かつ前記光源基板の短手方向における前記発光素子の実装範囲の中心位置について、前記三角領域どうしが点対象になっていてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る光書き込み装置を備えることを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 (a)は光書き込み装置100の主要な構成を示す側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は断面図である。 (a)は光源基板210の外観斜視図であり、(b)は断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はホルダー200に補材202a、202bを取着する工程を順に示す断面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態に係る光書き込み装置100の主要な構成を示す側面図であり、(b)は平面図である。 (a)は本発明の第3の実施の形態に係る光書き込み装置100の主要な構成を示す側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は断面図である。 (a)は従来技術に係る光書き込み装置の外観斜視図であり、(b)は断面図である。 光源基板の短尺方向幅を狭めた光書き込み装置の断面図である。 光源基板の長尺方向両端部を板バネで押圧する光書き込み装置の断面図である。 従来技術を適用した光書き込み装置の断面図である。 従来技術を適用した光書き込み装置の断面図である。
以下、本発明に係る光書き込み装置及び画像形成装置の実施の形態について、画像形成装置を例にとり、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態について説明する。
(1−1)画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンター装置である。画像形成装置1が備える作像部101Y〜101KはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナー像を形成する。
例えば、作像部101Yは、帯電装置111を用いて感光体ドラム110の外周面を一様に帯電させる。光書き込み装置100は、感光体ドラム110の外周面に光書込みを行って静電潜像を形成する。現像装置112は、Y色のトナーを供給し、静電潜像を現像(顕像化)して、Y色のトナー像を形成する。作像部101M〜101Kも同様にしてはMCK各色のトナー像を形成する。
YMCK各色のトナー像が互いに重なり合うように中間転写ベルト102上に順次、1次転写されカラートナー像となる。中間転写ベルト102がカラートナー像を2次転写ローラー対103まで搬送するのに合わせて、給紙カセット104から供給された記録シートSも2次転写ローラー対103まで搬送される。
2次転写ローラー対103は、中間転写ベルト102上のトナー像を記録シートS上に静電転写(2次転写)する。トナー像を転写された記録シートSは、定着装置105でトナー像を熱定着された後、排紙トレイ106上に排出される。
(1−2)光書き込み装置の100構成
次に、光書き込み装置100の構成について説明する。
図2に示されるように、光書き込み装置100は、ホルダー200と板バネ220とで光源基板210を保持する構成になっており、光源基板210に実装されたOLEDの出射光はロッドレンズアレイ230によって感光体ドラム110の外周面上に集光される。
(1−2−1)光源基板210
光源基板210は、図3(a)に示すように、厚さ約1.8mmに対し長さが360mm程度の平板な部材であり、剛性が非常に低い。また、図3(b)に示すように、光源基板210は、一方の主面にOLED層301が蒸着されたガラスプレート300と、OLED層301を封止し、密閉するためのカバー部材302から構成されている。OLED層301の出射光は、ガラスプレート300を経由して、ロッドレンズアレイ230に入射する。
以下、光源基板210のカバー部材302が取着されている主面310を「支持側主面」といい、ロッドレンズアレイ230に対向する主面311を「光出射側主面」という。
(1−2−2)ホルダー200
ホルダー200は板金で構成された平板な部材であって、一方の主面に3つのSR201a、201b及び201cが設けられており、SR201a、201b及び201cは光源基板210の支持側主面310に当接する。
また、ホルダー200には2つの貫通孔204a、204bが設けられており、貫通孔204a、204bにはそれぞれ円柱状の補材202a、202bが接着剤203a、203bによって接着固定されている。補材202a、202bもまた光源基板210の支持側主面310に当接する。
また、平面視において、光源基板210のOLEDが実装されている領域を「OLED実装領域」というものとすると、補材202a、202bが長手方向におけるOLED実装領域内で支持側主面310に当接するように、貫通孔204a、204bが設けられている。
ホルダー200に補材202a、202bを接着固定する際には、まず、図4(a)に示すように、ホルダー200の貫通孔204a、204bに補材202a、202bを基準面まで挿入する。基準面はSR201a、201b及び201cによって規定される平面である。例えば、SR201a、201b及び201cを下にして、ホルダー200を平面上に載置した場合の載置面が基準面になる。
次に、図4(b)に示すように、補材202a、202bと貫通孔204a、204bとの各間隙に接着剤を注入して固化させると、図4(c)に示すように、補材202a、202bが何れも一端も基準面に当接させた状態で固定される。このようにすれば、光源基板210の支持側主面310をSR201a、201b及び201c並びに補材202a、202bのすべてに当接させた状態で、光源基板210を保持することができる(図4(d))。
接着剤としては、2液混合接着剤や嫌気硬化接着剤を用いることができる。
(1−2−2)板バネ220
板バネ220は、図2(a)に示すように、先端部にSR221a、221bが設けられている。SR221a、221bは、光源基板210の光出射側主面311の長手方向両端部であって、OLEDが実装されている領域(以下、「OLED実装領域」という。)よりも外側を押圧する。これによって、光源基板210がホルダー200と板バネ220とに保持される。
また、板バネ220は、OLEDからロッドレンズアレイ230に至るOLEDの出射ビームの光路(以下、「配光範囲」という。)240の外側になるように配設されている。このようにすれば、OLEDの出射光が板バネ220に入射して乱反射した乱反射光がロッドレンズアレイ230に入射することに起因する結像状態の乱れを防止することができる。
(1−2−2−1)板バネ220の押圧位置
図2(b)に示されるように、平面視において、板バネ220のSR221aは、ホルダー200のSR201aと光源基板210との当接位置と、補材204aと光源基板210との当接位置とを結ぶ線分上を押圧している。なお、当該2つの当接位置の一方はSR201aと光源基板210との当接位置になっているが、これに代えて2つとも補材と光源基板210との当接位置になるように、ホルダー200を構成してもよい。
SR201aの当接位置は補材204aの当接位置よりも長手方向における端部側に近くなっており、ST221aの押圧位置は補材204aの当接位置よりもSR201aの当接位置に近くなっている。
板バネ220のSR221bは、ホルダー200のSR201b、201c及び補材204bそれぞれと光源基板210との3つの当接位置を結ぶ三角領域の内側を押圧している。なお、当該3つの当接位置が1直線上に並ばないように、SR201b、201c及び補材204bが配設されている。また、当該3つの当接位置のうち補材と光源基板210との当接位置は1つだけであるが、補材と光源基板210との当接位置の数を2つ以上にしてもよい。
SR201b、201cの当接位置は補材204bの当接位置よりも長手方向における端部側に近くなっており、ST221bの押圧位置は補材204bの当接位置よりもSR201b、201cの当接位置に近くなっている。
(1−2−2−2)ホルダー200の構成
3つの当接位置すべてがSRと光源基板210との当接位置である場合には、ホルダー200の長尺方向における一方の端部近傍に形成されたSRのみによって実際の基準面が規定される。基準面を規定するSR間の距離が小さいと、SRの高さの誤差に起因して、実際の基準面が変動し易くなり、実際の基準面と設計上の基準面との誤差を小さくすることが難しい。
一方、少なくとも1つの当接位置が補材と光源基板210との当接位置ならば、ホルダー200の長尺方向における両端部近傍に形成されたSRによって実際の基準面を規定することができるので、基準面を規定するSR間の距離が大きくなり、実際の基準面と設計上の基準面との誤差を小さくすることが容易になる。
また、ホルダー200に4つ以上のSRを形成する場合には、すべてのSRを同時に基準面に当接させる必要上、高い精度でSRを形成しなければならない。このため、ホルダー200に形成するSRの個数は3つ以下であるのが製造コストの点で有効である。
また、ホルダー200のSR201a、201b、201c及び補材204a、204bは互いに異なる位置において光源基板210に当接している。
このような構成にすれば、板バネ220のSR221a、221bと光源基板210との当接位置が設計位置からずれたとしても、光源基板210のたわみが発生し難くなる。
また、補材204a、204bは何れも光源基板210の支持側主面310に当接している。板バネ220のSR221a、221bそれぞれの押圧力の分力によって、補材204a、204bに光源基板210が押圧されている。このため、光源基板210のOLED実装領域における振動を効果的に抑制することができるので、OLEDとロッドレンズアレイ230との位置関係を高い精度で設計位置に保持することができる。従って、良好な結像状態を得ることができるので、高い画質を達成することができる。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1と概ね同様の構成を備える一方、ホルダーによる光源基板の支持構造が相違している。以下、相違点に着目して説明する。なお、本明細書においては、実施の形態間で共通する部材については共通の符号が付与されている。
本実施の形態に係るホルダー200は、板金で構成された平板な部材であって、一方の主面に3つのSR501a、501b及び501cが設けられている。SR501a、501b及び501cは光源基板210の支持側主面310に当接する。
また、ホルダー200には3つの貫通孔504a、504b及び504cが設けられており、貫通孔504a、504b及び504cにはそれぞれ円柱状の補材502a、502b及び502cが接着剤503a、503b及び503cによって接着固定されている。補材502a、502b及び502cもまた支持側主面310に当接する。
板バネ220a、220bは何れも配光範囲240の外側になるように配設されている。このため、SR221a、221bはOLED実装領域の外側で光源基板210の光出射側主面311を押圧する。
平面視において、SR501a及び補材502a、502bは1直線上になく、SR501a及び補材502a、502bの当接位置は三角領域550aをなす。板バネ220aのSR221aは、平面視において、三角領域550aの内部で光出射側主面311を押圧する。このため、板バネ220aの押圧力の分力が、SR501a及び補材502a、502bの当接位置すべてに加わる。
同様に、平面視において、SR501b、501c及び補材502cは1直線上になく、SR501b、501c及び補材502cの当接位置は三角領域550bをなす。板バネ220bのSR221bは、平面視において、三角領域550bの内部において光出射側主面311を押圧する。このため、板バネ220bの押圧力の分力が、SR501b、501c及び補材502cの当接位置すべてに加わる。更に、支持側主面310上の6つの当接位置は長手方向において距離L1で等間隔に配置されている。
このようにすれば、光源基板210の長手方向における振動の振幅を効果的に抑制することができる。
図5において、位置560は、平面視において、OLED実装領域の長手方向並びに短手方向における中心位置になっている。光源基板210の支持側主面310における6つの当接位置は、三角領域550a、550bが中心位置560について点対象になるように配置されている。このため、短手方向についても光源基板210の振動を効率的に抑制することができる。
また、板バネ220a、220bのSR221a、221bによる押圧位置は、平面視において、三角領域550a、550bを構成する当接位置のうち、長手方向両端部に最も近い当接位置であるSR501a、501cに最も近くなっている。従って、SR221a、221bによる押圧力の大半がSR501a、501cにかかるので、補材503a、503b、503cにかかる分力が小さくなっている。このため、補材503a、503b、503cを固定する接着剤502a、502b、502cが変形することによって補材503a、503b、503cが基準面から離脱し、光源基板210が撓むのを防止することができる。
[3]第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、上記第1並びに第2の実施の形態に係る画像形成装置1と概ね同様の構成を備える一方、補材の形状が相違している。以下、相違点に着目して説明する。
本実施の形態においては、図6に示すように、ホルダー200にはSRが設けられていない。また、ホルダー200には、平面視において矩形状の貫通孔602a、602bが、OLED実装領域とOLED実装領域の長手方向外側とにまたがるようにして、長手方向両端部近傍に設けられている。貫通孔602a、602b内はそれぞれ補材600a、600bが接着剤610a、610bによって接着固定されている。
補材600aには3つのSR601a、601b、601cが設けられている。また、補材600bには3つのSR601d、601e、601fが設けられている。補材600a、600bはSR601a、601b、601c、601d、601e、601fすべてが基準面に当接する位置及び傾斜で、貫通孔602a、602b内に固定されている。
このようにしても、光源基板210の変形や振動を抑制することができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、補材をホルダーに固定する際に2液混合接着剤若しくは嫌気硬化接着剤を用いる場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、UV接着剤をホルダー上に盛ることでポッティング接着を行って補材を固定しても良い。また、補材をホルダーに固定する方法は接着に限らず、補材をホルダーに溶接したり、ネジで固定する等してもよい。
(2)上記実施の形態においては、画像形成装置がタンデム型のカラープリンター装置である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、タンデム型以外のカラープリンター装置やモノクロプリンター装置に本発明を適用してもよい。また、スキャナーを備えた複写装置や、更に通信機能を備えたファクシミリ装置といった単機能機、或いはこれらの機能を兼ね備えた複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る光書き込み装置及び画像形成装置は、OLEDを実装した光源基板の振動や変形を抑制して高画質を達成する装置として有用である。
1…………………画像形成装置
100……………光書き込み装置
200……………ホルダー
201、221…球状突起(SR)
202……………補材
210……………光源基板
220……………板バネ
240……………配光範囲

Claims (8)

  1. 光出射方向を同じくする複数の発光素子が当該光出射方向に直交する方向にライン状に配列されており、前記発光素子の配列方向に長尺の光源基板と、
    前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側とは反対側の主面である第1の主面に接触する突起部を少なくとも1つ有するホルダーと、
    前記第1の主面に前記突起部を接触させた状態で、当該第1の主面に接触するように、前記ホルダーに固定されている複数の補材と、
    前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側の主面である第2の主面を押圧する押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、
    前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲よりも両外側のそれぞれにおいて、
    前記突起部及び前記補材が前記第1の主面に接触する接触位置のうち、
    前記補材と前記第1の主面との接触位置を少なくとも1つ含む2つの接触位置を結ぶ線分上において、又は、
    前記補材と前記第1の主面との接触位置を少なくとも1つ含み、1直線上にない3つの接触位置を結ぶ三角領域の内部において、前記第2の主面を押圧する
    ことを特徴とする光書込装置。
  2. 前記突起部及び前記補材が前記反対側の主面と接触する接触位置は、前記光源基板の長手方向において略等間隔になっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  3. 前記2つの接触位置及び前記3つの接触位置は、何れも少なくとも1つの接触位置が、前記ホルダーの突起部と前記反対側の主面との接触位置であり、
    前記押圧部材による押圧位置は、平面視において、前記2つの接触位置又は前記3つの接触位置のうち、前記ホルダーの突起部の接触位置に最も近い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光書込装置。
  4. 光出射方向を同じくする複数の発光素子が当該光出射方向に直交する方向にライン状に配列されており、前記発光素子の配列方向に長尺の光源基板と、
    前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側とは反対側の主面である第1の主面に対向して配設されるホルダーと、
    前記第1の主面に接触するように、前記ホルダーに固定されている複数の補材と、
    前記光源基板の2つの主面のうち前記発光素子の光出射側の主面である第2の主面を押圧する押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、
    前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲よりも両外側のそれぞれにおいて、
    前記補材が前記第1の主面に接触する接触位置のうち、
    2つの接触位置を結ぶ線分上において、又は、
    1直線上にない3つの接触位置を結ぶ三角領域の内部において、前記第2の主面を押圧する
    ことを特徴とする光書込装置。
  5. 前記補材が前記反対側の主面と接触する接触位置は、前記光源基板の長手方向において略等間隔になっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光書込装置。
  6. 前記2つの接触位置及び前記3つの接触位置は、何れも少なくとも1つの接触位置が、前記光源基板の長手方向において前記発光素子の実装範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の光書込装置。
  7. 前記押圧部材は、2つの押圧位置において前記光出射側の主面を押圧し、
    前記2つの押圧位置は、互いに異なる前記三角領域の内部にあって、
    前記光源基板の長手方向における前記発光素子の実装範囲の中心位置であって、かつ前記光源基板の短手方向における前記発光素子の実装範囲の中心位置について、前記三角領域どうしが点対象になっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の光書込装置。
  8. 請求項1から7の何れかに記載の光書き込み装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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