JP7070139B2 - 光書込装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光書込装置および画像形成装置に関する。より特定的には、本発明は、熱ひずみを低減することのできる光書込装置および画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
電子写真式の画像形成装置の中には、光書込装置から光ビームを感光体上に走査して静電潜像を形成するものがある。画像形成装置は、現像器を用いて静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像を用紙へ転写した後、定着器によってトナー像を用紙に定着させることにより、用紙に画像を形成する。
電子写真方式の画像形成装置の技術分野においては、光書込装置として、走査型と非走査型との2種類がある。このうち非走査型の光書込装置は、偏光器を含まず、走査型の光書込装置よりも小型化が容易であることから、近年普及が著しい。
しかしながら、画像形成装置に対する小型化の要請は留まるところを知らず、非走査型の光書込装置に対しても更なる小型化が求められている。特に、非走査型の光書込装置は、感光体の直近に配置する必要があることから、副走査方向におけるサイズの制約が厳しい。近年の画像高精細化によって、非走査型の光書込装置の光源の数は増加する傾向にあり、光源が増えるとそれを制御するドライバーIC(Integrated Circuit)や給電用の配線数が増えるため、光源基板が大型化する。
図15は、従来の非走査型の光書込装置における光源基板の平面構成を模式的に示す図である。
図15を参照して、非走査型の光書込装置の光源基板は、発光領域と、ドライバーICと、配線領域と、接続スペースとを含んでいる。発光領域は、複数の光源が配置される領域であり、光源基板の副走査方向における中央部に設けられている。ドライバーICは、複数の光源を駆動制御するものであり、副走査方向において発光領域に隣接する位置に設けられている。接続スペースは、画像データなどの信号をドライバーICに入力するためのフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)を光源基板に接続するための異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)の接続スペースである。
光源を駆動制御するための配線の長さを短くするために、ドライバーICを副走査方向において発光領域に隣り合うように設けた場合、接続スペースを、光源基板の副走査方向における端部に設ける必要がある。このため、副走査方向における光源基板の小型化を図ることができないという問題があった。
近年、非走査型の光書込装置として、ガラスエポキシ基板に対して光源としてLED(Light Emitting Diode)を搭載した光書込装置であるLPH(Light Emitting Diode Print Head)が提案されている。
図16および図17は、光源としてLEDを用いた従来のLPHの構成を模式的に示す断面図である。
図16を参照して、一例として、LPHは、ガラスエポキシ基板を多層化した光源基板1102において、互いに異なる主面にLED1101およびドライバーIC1103を設けた構成を有している。この構成では、LED1101とドライバーIC1113とを光源基板1102の同じ主面上に実装する場合よりも、光源基板1102を副走査方向に小型化することができる。
図17を参照して、他の例として、LPHは、LED1201とドライバーIC1203とを互いに異なる2つの回路基板1202および1212の各々の一方の主面上に設け、2つの回路基板1202および1212の各々をコネクター1204および1205ならびにハーネス1206によって電気的に接続した構成を有している。この構成では、LED1201とドライバーIC1213とを回路基板1202の同じ主面上に実装する場合よりも、回路基板1202を副走査方向に小型化することができる。
なお、従来の光書込装置は、たとえば下記特許文献1などに開示されている。
特開2018-30284号公報
図18および図19は、光源としてOLEDを用いた従来のLPHの構成を模式的に示す断面図である。
図18を参照して、近年、発光素子として有機EL(Electroluminescence)を用いた光源であるOLED(有機発光ダイオード、Organic Light Emitting Diode)を用いたLPHが提案されている。この有機ELは、透明ガラス基板上に酸化インジウム(ITO(Indium Tin Oxide))などの透明電極からなる陽極と、陽極上に形成された少なくとも1つの層からなる有機層と、有機層上に形成されたアルミなどの電極からなる陰極とを含んでいる。
OLEDを用いたLPHでは、OLED1301とドライバーIC1303とをガラス基板1302の同一主面に設ける必要があり、ドライバーIC1313をOLED1301の裏面側に設けることができない。従って、ガラス基板1302を副走査方向に小型化することはできない。
図19を参照して、また、OLED1401とドライバーIC1403とを互いに異なるガラス基板1402および1412に設けた場合には、OLED1401とコネクター1404とをガラス基板1402の同一主面に設け、ドライバーIC1403とコネクター1405とをガラス基板1412の同一主面に設け、コネクター1404とコネクター1405とをハーネス1406で電気的に接続する必要がある。その結果、ガラス基板1402および1412を副走査方向に小型化することはできない。
そこで、非走査型の光書込装置の小型化を図る技術として、複数の光源と、複数の光源を駆動する駆動回路とが同一の基板面上に実装された光源基板であって、複数の光源の各々の感光体までの光軸方向距離が互いに異なる光源基板を含むLPHが提案されている。
ところで、非走査型の光書込装置の小型化を実現するためには、上述のような光源基板の平面的なレイアウトの小型化とともに、光源基板の熱ひずみを低減することも重要である。すなわち、光源基板の集積化が進むと、ドライバーICに流れる電流によるドライバーICの発熱量が増加し、光源基板内の温度分布が不均一になる。これにより、光源基板内における熱膨張の差に起因して凹凸(熱ひずみ)が発生し、光源基板内の光源と光学素子との距離が変化する。その結果、光書込装置のビーム径が変化し、光書込装置の光学性能が損なわれる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、光学性能の悪化を抑止することのできる光書込装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に従う光書込装置は、光を出射する複数の光源基板の各々と、複数の光源基板の各々から出射された光を感光体上に結像させる光学素子とを備え、複数の光源基板の各々は光学素子の光軸方向に重ねて配置され、複数の光源基板の各々は、光透過性の基板と、基板の一方の主面に配置され、光を出射する光源と、基板の一方の主面に配置され、光源を駆動する駆動回路とを含み、複数の光源基板のうち一の光源基板に含まれる駆動回路の中心の投影位置であって、光軸方向に直交する平面内に投影した場合の投影位置と、複数の光源基板のうち一の光源基板と隣接する他の光源基板に含まれる駆動回路の中心の投影位置とは互いに異なり、一の光源基板に含まれる駆動回路は、他の光源基板に含まれる基板と直接的または間接的に接触する。
上記光書込装置において好ましくは、複数の光源基板の各々は、複数の駆動回路を含み、一の光源基板に含まれる複数の駆動回路中の少なくとも1つの駆動回路の中心の投影位置と、他の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置とは互いに異なる。
上記光書込装置において好ましくは、複数の光源基板の各々において、複数の駆動回路の各々の中心は第1の方向に配列しており、一の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置と、他の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置とは、第1の方向に対して直交する第2の方向で互いに異なる。
上記光書込装置において好ましくは、複数の光源基板の各々は、複数の光源を含み、複数の光源基板の各々において、複数の光源の各々の中心は第1の方向に配列しており、一の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置と、他の光源基板に含まれる複数の光源の各々の中心の投影位置とは、第2の方向で互いに異なる。
上記光書込装置において好ましくは、一の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置と、他の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置とは、第1の方向で互いに異なる。
上記光書込装置において好ましくは、一の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置と、他の光源基板に含まれる複数の駆動回路の各々の中心の投影位置とは、第1の方向で一致する。
上記光書込装置において好ましくは、一の光源基板に含まれる駆動回路は、一の光源基板に含まれる基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性材料を介して他の光源基板に含まれる基板と接触する。
上記光書込装置において好ましくは、一の光源基板に含まれる複数の光源の各々の中心と、他の光源基板に含まれる基板とは、光軸方向で重ならない。
上記光書込装置において好ましくは、複数の光源基板に含まれる基板の各々を必要な間隔で固定する固定部材をさらに備える。
上記光書込装置において好ましくは、基板はガラス基板よりなり、光源は有機発光ダイオードよりなる複数の発光素子を含む。
本発明の他の局面に従う画像形成装置は、上記光書込装置と、光書込装置によって形成された静電潜像に基づく画像を形成する画像形成手段とを備える。
本発明によれば、光学性能の悪化を抑止することのできる光書込装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における光書込装置20の構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。 従来の非走査型の光書込装置における光源基板の平面構成を模式的に示す図である。 光源としてLEDを用いた従来のLPHの構成の一例を模式的に示す断面図である。 光源としてLEDを用いた従来のLPHの構成の他の例を模式的に示す断面図である。 光源としてOLEDを用いた従来のLPHの構成の一例を模式的に示す断面図である。 光源としてOLEDを用いた従来のLPHの構成の他の例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態では、画像形成装置がMFPである場合について説明する。画像形成装置は、MFPの他、プリンター、ファクシミリ装置、または複写機などであってもよい。
なお、本願の図面では、光書込装置の光学素子の光軸方向をx軸方向、光書込装置の主走査方向をy軸方向、光書込装置の副走査方向をz軸方向としている。x軸方向、y軸方向、およびz軸方向は互いに直交している。また、光書込装置の各部材の中心をyz平面内に投影した場合の投影位置を、その部材の中心の投影位置と記すことがある。
[第1の実施の形態]
始めに、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1(画像形成装置の一例)は、MFPであり、用紙搬送部10と、光書込装置20(光書込装置の一例)と、トナー像形成部40(画像形成手段の一例)と、定着装置50、制御部60などを備えている。
用紙搬送部10は搬送経路TRに沿って一枚ずつ用紙を搬送する。用紙搬送部10は、給紙トレイ11と、給紙ローラー12と、タイミングローラー13と、排紙ローラー14と、排紙トレイ15とを含んでいる。給紙トレイ11は、画像を形成するための用紙Mを収容する。給紙トレイ11は複数であってもよい。給紙ローラー12は、給紙トレイ11と搬送経路TRとの間に設けられている。タイミングローラー13は、搬送経路TRにおける二次転写ローラー48よりも下流側の位置に設けられている。排紙ローラー14は、搬送経路TRの最も下流の部分に設けられている。排紙トレイ15は画像形成装置本体1aの最上部に設けられている。
光書込装置20は、ポリゴンミラーを含まない非走査型の光書込装置であり、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の各色について設けられている。光書込装置20は、YMCK各色についての静電潜像を形成する。光書込装置20の詳細な構成については後述する。
トナー像形成部40は、YMCK各色について設けられており、YMCKの各色についてのトナー像であって、光書込装置20によって形成された静電潜像に基づくトナー像を合成し、合成したトナー像を用紙に形成(転写)する。トナー像形成部40は、YMCK各色についての画像形成ユニット41と、YMCK各色についての一次転写ローラー45と、中間転写ベルト46と、二次転写ローラー48とを含んでいる。
YMCK各色の画像形成ユニット41は、感光体42と、帯電ローラー43と、現像装置44と、クリーニング装置47などを含んでいる。感光体42は円筒形状を有しており、図1中矢印αで示す方向に回転駆動される。感光体42の周囲には、帯電ローラー43、光書込装置20、現像装置44、およびクリーニング装置47が設けられている。帯電ローラー43は、感光体42に近接して設けられている。光書込装置20は、感光体42の下部に設けられている。
中間転写ベルト46は、YMCK各色の画像形成ユニット41の上部に設けられている。中間転写ベルト46は、環状であり、回転ローラー46aに架け渡されている。中間転写ベルト46は、図1中矢印βで示す方向に回転駆動される。一次転写ローラー45の各々は、中間転写ベルト46を挟んで感光体42の各々と対向している。二次転写ローラー48は、搬送経路TRにおいて中間転写ベルト46と接触している。
定着装置50は、トナー像を担持した用紙を把持しながら搬送経路TRに沿って搬送することで、用紙にトナー像を定着する。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などよりなっており、画像形成装置1全体の動作を制御する。
画像形成装置1は、感光体42を回転させて、感光体42の表面を帯電ローラー43によって帯電させる。画像形成装置1は、帯電された感光体42の表面に対して、光書込装置20により画像形成情報に従った露光を行い、感光体42の表面に静電潜像を形成する。
次に画像形成装置1は、静電潜像が形成された感光体42に対して、現像装置44からトナーを供給して現像を行い、感光体42の表面にトナー像を形成する。
次に画像形成装置1は、一次転写ローラー45を用いて、感光体42に形成されたトナー像を中間転写ベルト46の表面に順次転写する(一次転写)。フルカラー画像の場合、中間転写ベルト46の表面には、YMCK各色のトナー像が合成されたトナー像が形成される。画像形成装置1は、中間転写ベルト46に転写されずに感光体42に残留したトナーを、クリーニング装置47により除去する。画像形成装置1は、中間転写ベルト46の表面に形成されたトナー像を、回転ローラー46aによって二次転写ローラー48と対向する位置まで搬送する。
一方、画像形成装置1は、給紙トレイ11に収容された用紙Mを、給紙ローラー12により搬送経路TRに1枚ずつ給紙し、タイミングローラー13により所定のタイミングで中間転写ベルト46と二次転写ローラー48との間に導く。そして画像形成装置1は、中間転写ベルト46の表面に形成されたトナー像を、二次転写ローラー48により用紙に転写する。
画像形成装置1は、トナー像が転写された用紙を定着装置50に導き、定着装置50によりトナー像を用紙に定着する。その後画像形成装置1は、トナー像が定着された用紙を、排紙ローラー14により排紙トレイ15に排紙する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における光書込装置20の構成を示す側面図である。
図2を参照して、光書込装置20は、出射部20Aと、光学素子20B(光学素子の一例)と、ホルダー20Cと、押圧部材20Dとを含んでいる。
出射部20Aは、光LTを出射する。
光学素子20Bは、出射部20Aから出射された光LTを感光体42上に結像させる。
ホルダー20Cは、出射部20Aの2つの主面のうち光学素子20Bとは反対側の主面と接触しており、出射部20Aを保持している。
押圧部材20Dは2つであり、出射部20Aのz軸方向の両端部に設けられている。押圧部材20Dは、出射部20Aの2つの主面のうち光学素子20Bが存在する側の主面と接触しており、ホルダー20Cに向かって出射部20Aを押圧している。
続いて、図3~図6を用いて本実施の形態における出射部20Aの詳細な構成を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。図4は、本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。図5(a)は光源基板21aであり、図5(b)は光源基板21bであり、図5(c)は光源基板21cである。図6は、本発明の第1の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。
なお、図3および図5はx軸方向から見た場合の平面図である。図4は図3中IV-IV線に沿った断面図である。図4では、断面に現れない一部の部材が点線で示されている。図6では、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24が1つのxy平面内に示されているが、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24は実際には1つのxy平面内には存在しておらず、z軸方向の互いに異なる位置に存在している。図4および図6では、出射部20Aとともに光学素子20Bも示されている。
特に図3および図4を参照して、出射部20Aは、複数(ここでは3つ)の光源基板21a、21b、および21c(光源基板の一例)と、熱伝導性材料27(熱伝導性材料の一例)とを含んでいる。複数の光源基板21a、21b、および21cの各々は、x軸方向(光軸方向の一例)に重ねて配置されている。複数の光源基板21a、21b、および21cの各々は、z軸方向で互いにずれた状態で配置されている。
光源基板21aは光源基板21bのx軸方向の正の側に設けられており、光源基板21aと光源基板21bとの間には熱伝導性材料27が設けられている。また、光源基板21bは光源基板21cのx軸方向の正の側に設けられており、光源基板21bと光源基板21cとの間には熱伝導性材料27が設けられている。
熱伝導性材料27は、たとえば熱伝導性グリス、シリコン部材、金属、または接着剤などよりなっている。特に熱伝導性材料27が接着剤よりなる場合には、光源基板21a、21b、21cの各々のガラス基板22を熱伝導性材料27によって互いに接着することができる。
特に図3~図5を参照して、光源基板21a、21b、および21cの各々は、ガラス基板22(基板の一例)と、複数(ここでは3つ)の光源23(光源の一例)と、ドライバーIC24(駆動回路の一例)と、接続スペース25と、封止ガラス28とを含んでいる。
ガラス基板22は光透過性であり、x軸方向の法線を有する2つの主面を有している。
複数の光源23の各々は、配列した複数の発光素子231(発光素子の一例)を含んでいる。複数の光源23の各々は、ガラス基板22の一方の主面に配置されており、光LTを出射する。言い換えれば、ガラス基板22の一方の主面には、複数の発光素子231が複数の領域に分散されて配置されており、1つの領域に配列して配置された複数の発光素子231の集合体が1つの光源23である。複数の光源23の各々において、発光素子231は封止ガラス28によって封止されている。なお、光源23の数は1つであってもよい。
なお、発光素子231はたとえばOLEDよりなっており、この場合、光源基板21a、21b、21cはOLEDパネルよりなる。
ドライバーIC24は、ガラス基板22の一方の主面に配置されており、複数の光源23を駆動する。本実施の形態においてドライバーIC24は1つである。
接続スペース25は、ガラス基板22の一方の主面に配置されている。接続スペース25は、ドライバーIC24に信号を入力するための配線基板26を接続するための導電体が設けられるスペースである。本実施の形態において接続スペース25は1つである。接続スペース25に設けられる導電体はたとえば異方性導電フィルムよりなっており、配線基板26はたとえばフレキシブルプリント配線板よりなっている。
次に、光源基板21a、21b、および21cの各々で互いに異なる部分の構成について説明する。
特に図5(a)を参照して、光源基板21aにおいて、複数の光源23の各々の中心232aは、y軸方向に配列している。ドライバーIC24の中心241aは、複数の光源23の中心232aよりもz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22におけるy軸の正の側の端部近傍に存在している。ドライバーIC24は、熱伝導性材料27を介して光源基板21bのガラス基板22と間接的に接触している。熱伝導性材料27は、光源基板21aに含まれるガラス基板22の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有している。ドライバーIC24は光源基板21bのガラス基板22と直接的に接触していてもよい。接続スペース25は、ドライバーIC24におけるz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22におけるy軸の正の側の端部近傍に存在している。
特に図5(b)を参照して、光源基板21bにおいて、複数の光源23の各々の中心232bは、y軸方向に配列している。ドライバーIC24の中心241bは、複数の光源23の中心232bよりもz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22における中央部に存在している。ドライバーIC24は、光源基板21aに含まれる光源23とz軸方向で重なる位置に配置されている。ドライバーIC24は、熱伝導性材料27を介して光源基板21cのガラス基板22と間接的に接触している。熱伝導性材料27は、光源基板21bに含まれるガラス基板22の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有している。ドライバーIC24は光源基板21cのガラス基板22と直接的に接触していてもよい。接続スペース25は、ドライバーIC24におけるz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22におけるy軸方向の中央部に存在している。
特に図5(c)を参照して、光源基板21cにおいて、複数の光源23の各々の中心232cは、y軸方向に配列している。ドライバーIC24の中心241cは、中心232cよりもz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22におけるy軸の負の側の端部付近に存在している。ドライバーIC24は、光源基板21bに含まれる光源23とz軸方向で重なる位置に配置されている。接続スペース25は、ドライバーIC24におけるz軸の負の側に存在しており、ガラス基板22におけるy軸の負の側の端部付近に存在している。
光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれるドライバーIC24の中心の投影位置(yz平面内の位置)と、光源基板21a、21b、および21cのうち他の光源基板に含まれるドライバーIC24の中心の投影位置とは、互いに異なっている。
具体的には、特に図4に示すように、光源基板21aに含まれるドライバーIC24の中心241aの投影位置C1と、光源基板21bに含まれるドライバーIC24の中心241bの投影位置C2と、光源基板21cに含まれるドライバーIC24の中心241cの投影位置C3とは、z軸方向(第2の方向の一例)において互いに異なっている。
また、特に図6に示すように、光源基板21aに含まれるドライバーIC24の中心241aの投影位置C1と、光源基板21bに含まれるドライバーIC24の中心241bの投影位置C2と、光源基板21cに含まれるドライバーIC24の中心241cの投影位置C3とは、y軸方向(第1の方向の一例)においても互いに異なっている。
また、光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれる複数の光源23の中心の投影位置(yz平面内の位置)と、光源基板21a、21b、および21cのうち他の光源基板に含まれる複数の光源23の中心の投影位置とは、互いに異なっている。
具体的には、特に図4に示すように、光源基板21aに含まれる複数の光源23の各々の中心232aの投影位置C2と、光源基板21bに含まれる複数の光源23の各々の中心232bの投影位置C3と、光源基板21cに含まれる複数の光源23の各々の中心232cの投影位置C4とは、互いに異なっている。言い換えれば、光源基板21aに含まれる複数の光源23から出射される光LTと、光源基板21bに含まれる複数の光源23から出射される光LTと、光源基板21cに含まれる複数の光源23から出射される光LTとは、互いに重ならない。また、複数の光源基板21a、21bおよび21cのうち一の光源基板に含まれる複数の光源23の各々の中心は、複数の光源基板21a、21bおよび21cのうち他の光源基板に含まれるガラス基板22とはx軸方向で重ならない。
光書込装置が長い間動作していない状態では、光源基板の各々のガラス基板は、周辺温度と略同じ温度となっている。一方、光書込装置の動作時には、ドライバーICには複数の光源を駆動するための電流が流れる。光源基板におけるドライバーICが設けられる箇所は局所的に発熱し、x軸方向から見た場合の光源基板内の平面的な温度分布が不均一になりやすい。
本実施の形態において、出射部20Aは、複数の光源基板21a、21b、および21cを含んでいる。光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれるドライバーIC24の中心の投影位置と、光源基板21a、21b、および21cのうち隣接する他の光源基板に含まれるドライバーIC24の中心の投影位置とは互いに異なっている。これにより、複数の光源基板21a、21b、21cの各々のx軸方向から見た場合の発熱する箇所を互いに異なるようにすることができ、x軸方向から見た場合の出射部20Aの平面的な温度分布を均一にすることができる。その結果、出射部20Aの熱ひずみを低減することができ、光書込装置20のビーム径の変化を抑止することができ、光書込装置20の光学性能の悪化を抑止することができる。
また、熱伝導性材料27を設けることにより、光源基板21a、21b、および21c間での熱の移動を促進することができ、光源基板21a、21b、および21cの各々の温度を均一化することができる。
本実施の形態によれば、発熱するICを持つ光源基板を複数組み合わせる場合に、光源基板の高温になる箇所と、相手側の光源基板の低温になる箇所とが接触して固定される。これにより、出射部20A全体の熱分布を均一化することができ、熱ひずみを低減することができる。また、副走査方向の光源基板幅(ユニットサイズ)を低減することができ、副走査方向の光源基板幅の低減と、画像の高精細化(発光点数の増加)との両立が可能となる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態における画像形成装置1は、光源基板21a、21b、および21cの各々が複数(ここでは2つ)のドライバーIC24および複数(ここでは2つ)の接続スペース25を含んでいる点において、第1の実施の形態における画像形成装置と異なっている。図7~図10を用いて本実施の形態における出射部20Aの詳細な構成を説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。図8は、本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。図9は、本発明の第2の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。図9(a)は光源基板21aであり、図9(b)は光源基板21bであり、図9(c)は光源基板21cである。図10は、本発明の第2の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。
なお、図7および図9はx軸方向から見た場合の平面図である。図8は図7中VIII-VIII線に沿った断面図である。図8では、断面に現れない一部の部材が点線で示されている。図10では、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24が1つのxy平面内に示されているが、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24は実際には1つのxy平面内には存在しておらず、z軸方向の互いに異なる位置に存在している。図8および図10では、出射部20Aとともに光学素子20Bも示されている。
特に図9(a)を参照して、光源基板21aにおいて、複数の光源23の各々の中心232aは、y軸方向に配列している。複数のドライバーIC24の各々の中心241aもまた、y軸方向に配列しており、複数の光源23の中心232aよりもz軸の負の側に存在している。1つのドライバーIC24の中心241aは、ガラス基板22におけるy軸の正の側の端部近傍に存在しており、もう1つのドライバーIC24の中心241aは、ガラス基板22におけるy軸方向の中央部よりもややy軸の負の側の位置に存在している。複数の接続スペース25の各々は、複数のドライバーIC24の各々におけるz軸の負の側に存在している。
特に図9(b)を参照して、光源基板21bにおいて、複数の光源23の各々の中心232bは、y軸方向に配列している。複数のドライバーIC24の各々の中心241bもまた、y軸方向に配列しており、複数の光源23の中心232bよりもz軸の負の側に存在している。1つのドライバーIC24の中心241bは、ガラス基板22におけるy軸の正の側の端部と中央部との間の位置に存在しており、もう1つのドライバーIC24の中心241bは、ガラス基板22におけるy軸方向の中央部とy軸の負の側の端部との間の位置に存在している。複数の接続スペース25の各々は、複数のドライバーIC24の各々におけるz軸の負の側に存在している。
特に図9(c)を参照して、光源基板21cにおいて、複数の光源23の各々の中心232cは、y軸方向に配列している。複数のドライバーIC24の各々の中心241cもまた、y軸方向に配列しており、複数の光源23の中心232cよりもz軸の負の側に存在している。1つのドライバーIC24の中心241cは、ガラス基板22におけるy軸方向の中央部よりもややy軸の正の側の位置に存在しており、もう1つのドライバーIC24の中心241cは、ガラス基板22におけるy軸の負の側の端部近傍に存在している。複数の接続スペース25の各々は、複数のドライバーIC24の各々におけるz軸の負の側に存在している。
光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれる複数のドライバーIC24中の少なくとも1つのドライバーIC24の中心の投影位置と、光源基板21a、21b、および21cのうち他の光源基板に含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心の投影位置とは互いに異なっている。
具体的には、特に図8に示すように、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置C11と、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C12と、光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241cの投影位置C13とは、z軸方向において互いに異なっている。
また、特に図10に示すように、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置とC11と、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C12と、光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の投影位置C13とは、y軸方向においても互いに異なっている。
なお、上述以外の画像形成装置1の構成は、第1の実施の形態の画像形成装置の構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、光源基板21a、21b、および21cの各々における複数のドライバーIC24の中心の投影位置が互いに異なっているため、出射部20Aにおける発熱する箇所をx軸方向、y軸方向、およびz軸方向のそれぞれにおいて分散させることができ、出射部20Aの3次元的な温度分布を均一にすることができる。その結果、出射部20Aの熱ひずみを低減することができ、光書込装置20のビーム径の変化を抑止することができ、光書込装置20の光学性能の悪化を抑止することができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態における画像形成装置1は、光源基板21a、21b、および21cの各々における複数の光源23、複数のドライバーIC24、および複数の接続スペース25の位置が、第1の実施の形態における画像形成装置とは異なっている。図7~図10を用いて本実施の形態における出射部20Aの詳細な構成を説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの構成を示す平面図である。図12は、本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの構成を示す断面図である。図13は、本発明の第3の実施の形態における出射部20Aの光源基板21a、21b、および21cの各々の構成を示す平面図である。図14は、本発明の第3の実施の形態における光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24の中心の投影位置のy軸方向の関係を示す図である。
なお、図11および図13はx軸方向から見た場合の平面図である。図12は図11中XII-XII線に沿った断面図である。図14では、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24が1つのxy平面内に示されているが、光源基板21a、21b、および21cの各々のドライバーIC24は実際には1つのxy平面内には存在しておらず、z軸方向の互いに異なる位置に存在している。図12および図14では、出射部20Aとともに光学素子20Bも示されている。
特に図13を参照して、光源基板21aにおいて、複数(ここでは5つ)の光源23の各々の中心232aは、y軸方向に等間隔に配列している。複数(ここでは5つ)のドライバーIC24の各々の中心241aもまた、y軸方向に等間隔に配列している。接続スペース25(ここでは5つ)の各々もまた、y軸方向に配列している。複数の光源23の各々と、複数のドライバーIC24の各々と、複数の接続スペース25の各々とは、z軸方向に等間隔に配列している。光源基板21bおよび21cの各々も光源基板21aとほぼ同様の構成を有している。
また、特に図12を参照して、出射部20Aは、複数の光源基板21a、21b、および21cに含まれるガラス基板22の各々を必要な間隔で固定する固定部材29(固定部材の一例)をさらに備えている。固定部材29はガラス基板22における任意の箇所に配置される。
光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれる複数のドライバーIC24中の少なくとも1つのドライバーIC24の中心の投影位置と、光源基板21a、21b、および21cのうち他の光源基板に含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心の投影位置とは、互いに異なっている。
具体的には、特に図12に示すように、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置C21と、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C22と、光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241cの投影位置C24とは、z軸方向において互いに異なっている。
一方で、特に図14に示すように、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置とC21と、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C22と、光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241cの投影位置C24とは、y軸方向において一致している。
また、光源基板21a、21b、および21cのうち一の光源基板に含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心の投影位置と、光源基板21a、21b、および21cのうち他の光源基板に含まれる複数の光源23の各々の中心の投影位置とは、z軸方向で互いに異なっている。
具体的には、特に図12に示すように、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置C21、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C22、および光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241cの投影位置C24と、光源基板21aに含まれる複数の光源23の各々の中心232aの投影位置C23、光源基板21bに含まれる複数の光源23の各々の中心232bの投影位置C25、および光源基板21cに含まれる複数の光源23の各々の中心232cの投影位置C26とは、z軸方向において互いに異なっている。
一方で、光源基板21aに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241aの投影位置C21、光源基板21bに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241bの投影位置C22、および光源基板21cに含まれる複数のドライバーIC24の各々の中心241cの投影位置C24と、光源基板21aに含まれる複数の光源23の各々の中心232aの投影位置C23、光源基板21bに含まれる複数の光源23の各々の中心232bの投影位置C25、および光源基板21cに含まれる複数の光源23の各々の中心232cの投影位置C26とは、y軸方向において一致している。
なお、上述以外の画像形成装置1の構成は、第1の実施の形態の画像形成装置の構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、光源基板21a、21b、および21cの各々におけるドライバーIC24の中心の投影位置がz軸方向で互いに異なっているため、出射部20Aにおける発熱する箇所を分散させることができ、出射部20Aの温度分布を均一にすることができる。その結果、出射部20Aの熱ひずみを低減することができ、光書込装置20のビーム径の変化を抑止することができ、光書込装置20の光学性能の悪化を抑止することができる。
加えて、光源基板21a、21b、および21cの各々における複数のドライバーIC24の中心の投影位置と、光源基板21a、21b、および21cの各々における複数の光源23の中心の投影位置とがz軸方向で互いに異なっているため、ドライバーIC24とともに光源23をも熱源として捉えた場合に、出射部20Aの温度分布を均一にすることができる。
[その他]
第2および第3の実施の形態においては、1つの光源基板において複数のドライバーIC24がy軸方向に沿って1列に配置されている場合について示したが、ドライバーIC24の位置は任意であり、1つの光源基板において複数のドライバーIC24は複数列に配置されていてもよい。複数のドライバーIC24が複数列に配置される場合、複数のドライバーIC24は千鳥配置されていてもよいし、格子状に配置されていてもよい。
上述の実施の形態は適宜組み合わせることが可能である。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置(画像形成装置の一例)
1a 画像形成装置本体
10 用紙搬送部
11 給紙トレイ
12 給紙ローラー
13 タイミングローラー
14 排紙ローラー
15 排紙トレイ
20 光書込装置(光書込装置の一例)
20A 出射部
20B 光学素子(光学素子の一例)
20C ホルダー
20D 押圧部材
21a,21b,21c,1102 光源基板(光源基板の一例)
22,1302,1402,1412 ガラス基板(基板の一例)
23 光源(光源の一例)
24,1103,1113,1203,1213,1303,1313,1403 ドライバーIC(Integrated Circuit)(駆動回路の一例)
25 接続スペース
26 配線基板
27 熱伝導性材料(熱伝導性材料の一例)
28 封止ガラス
29 固定部材(固定部材の一例)
40 トナー像形成部(画像形成手段の一例)
41 画像形成ユニット
42 感光体
43 帯電ローラー
44 現像装置
45 一次転写ローラー
46 中間転写ベルト
46a 回転ローラー
47 クリーニング装置
48 二次転写ローラー
50 定着装置
60 制御部
231 発光素子(発光素子の一例)
232a,232b,232c 光源の中心
241a,241b,241c ドライバーICの中心
1101,1201 LED(Light Emitting Diode)
1202,1212 回路基板
1204,1205,1404,1405 コネクター
1206,1406 ハーネス
1301,1401 OLED(Organic Light Emitting Diode)
C1,C2,C3,C4、C11,C12,C13,C14,C21,C22,C23,C24,C25,C26 投影位置
LT 光
M 用紙
TR 搬送経路

Claims (11)

  1. 光を出射する複数の光源基板の各々と、
    前記複数の光源基板の各々から出射された光を感光体上に結像させる光学素子とを備え、
    前記複数の光源基板の各々は前記光学素子の光軸方向に重ねて配置され、
    前記複数の光源基板の各々は、
    光透過性の基板と、
    前記基板の一方の主面に配置され、光を出射する光源と、
    前記基板の前記一方の主面に配置され、前記光源を駆動する駆動回路とを含み、
    前記複数の光源基板のうち一の光源基板に含まれる前記駆動回路の中心の投影位置であって、前記光軸方向に直交する平面内に投影した場合の投影位置と、前記複数の光源基板のうち前記一の光源基板と隣接する他の光源基板に含まれる前記駆動回路の中心の前記投影位置とは互いに異なり、
    前記一の光源基板に含まれる前記駆動回路は、前記他の光源基板に含まれる前記基板と直接的または間接的に接触する、光書込装置。
  2. 前記複数の光源基板の各々は、複数の前記駆動回路を含み、
    前記一の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路中の少なくとも1つの駆動回路の中心の前記投影位置と、前記他の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置とは互いに異なる、請求項1に記載の光書込装置。
  3. 前記複数の光源基板の各々において、前記複数の駆動回路の各々の中心は第1の方向に配列しており、
    前記一の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置と、前記他の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置とは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向で互いに異なる、請求項2に記載の光書込装置。
  4. 前記複数の光源基板の各々は、複数の前記光源を含み、
    前記複数の光源基板の各々において、前記複数の光源の各々の中心は前記第1の方向に配列しており、
    前記一の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置と、前記他の光源基板に含まれる前記複数の光源の各々の中心の前記投影位置とは、前記第2の方向で互いに異なる、請求項3に記載の光書込装置。
  5. 前記一の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置と、前記他の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置とは、前記第1の方向で互いに異なる、請求項3または4に記載の光書込装置。
  6. 前記一の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置と、前記他の光源基板に含まれる前記複数の駆動回路の各々の中心の前記投影位置とは、前記第1の方向で一致する、請求項3または4に記載の光書込装置。
  7. 前記一の光源基板に含まれる前記駆動回路は、前記一の光源基板に含まれる前記基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性材料を介して前記他の光源基板に含まれる前記基板と接触する、請求項1~6のいずれかに記載の光書込装置。
  8. 前記一の光源基板に含まれる前記複数の光源の各々の中心と、前記他の光源基板に含まれる前記基板とは、前記光軸方向で重ならない、請求項1~7のいずれかに記載の光書込装置。
  9. 前記複数の光源基板に含まれる前記基板の各々を必要な間隔で固定する固定部材をさらに備えた、請求項1~8のいずれかに記載の光書込装置。
  10. 前記基板はガラス基板よりなり、前記光源は有機発光ダイオードよりなる複数の発光素子を含む、請求項1~9のいずれかに記載の光書込装置。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の光書込装置と、
    前記光書込装置によって形成された静電潜像に基づく画像を形成する画像形成手段とを備えた、画像形成装置。
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