JP6699140B2 - 異常診断システム - Google Patents

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Description

本発明は異常診断システムに関する。
工作機械等の機械設備には、ボールねじやリニアガイド、転がり軸受、モータ等の各種装置が多く装備されている。機械設備を長時間使用することにより摩耗や損傷が発生すると、ボールねじ等の各種装置のスムーズな回転、摺動が阻害され、異常音を発生するだけでなく、寿命の低下を招く可能性がある。このため従来は、機械設備を一定期間使用した後に、ボールねじ等の摩耗や損傷等の異常の有無を検査していた。
この検査は、機械設備のボールねじ等が組み込まれた部位、又は機械設備全体を分解することにより行われ、ボールねじ等に発生した損傷や摩耗は、作業者の目視による検査によって発見される。そして、検査の結果、ボールねじ等に摩耗や損傷等の異常が発見された場合は、当該ボールねじ等を新品に交換して、機械設備の故障や事故を未然に防止していた。しかしながら、機械設備の一部、又は全体を分解し、作業者の目視によって行う検査方法では、機械設備からボールねじ等を取り外す作業と、検査が終了したボールねじ等を再び機械設備に組み込む作業に多大な労力がかかり、機械設備の保守コストが嵩むという問題があった。
このような問題を解決するために、機械設備の実稼動状態で各種装置の異常診断を行う異常診断装置が提案されている。例えば、特許文献1記載の転がり軸受の異常診断装置では、振動センサを用いて測定された振動波形の実効値と、振動波形のエンベロープ波形の交流成分の実効値と、に基づいて転がり軸受の異常診断を行う。これにより、正確な異常診断を実現することを図っている。
特開2011−154020号公報
ところで、特許文献1には、振動センサが軸受に固設されると共に、軸受の振動を検出して、その検出値をデータ処理装置に出力することが開示されている。しかしながら、振動センサからデータ処理装置への検出値の出力方法や、振動センサへの電源供給方法について、具体的記載が全くない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コンパクトな構成で検出、発信及び発電が可能なセンサユニットが固定された直動案内装置の異常を診断する異常診断システムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)周囲の信号を検出するセンサモジュールと、前記センサモジュールで検出された信号を、無線電波として発信する無線モジュールと、前記センサモジュール及び前記無線モジュールに電力を供給する発電若しくは給電モジュールと、前記センサモジュールと前記無線モジュールと前記発電若しくは給電モジュールとを一つに収める筐体と、を有するセンサユニットが、直動案内装置の内方部材又は外方部材に固定され、前記無線モジュールから発信される無線電波に基づき、前記直動案内装置の異常を診断する異常診断装置と、前記無線モジュールから発信される無線電波を受信する中継装置と、を備え、前記直動案内装置は、ボールねじ及びリニアガイドの少なくとも一方であり、前記異常診断装置は、前記中継装置から転送される信号に基づき、前記直動案内装置の周囲に配置された装置の異常を診断し、前記筐体は、前記センサモジュールと前記無線モジュールと前記発電若しくは給電モジュールとを収める筒状の大径部と、前記大径部の中央部から突出する筒状の小径部と、を有して、前記小径部の外周面には雄ねじ部が形成され、前記直動案内装置には、前記センサユニットを取り付けるための取付穴が設けられ、前記取付穴は、前記筐体の前記大径部に対応して凹設された大径穴と、前記筐体の前記小径部に対応して前記大径穴の中央から凹設された小径穴と、を有して、前記小径穴の側面には雌ねじ部が形成され、前記雄ねじ部は、前記雌ねじ部に螺合固定されることで、前記筐体が前記取付穴に埋設される、異常診断システム。
)前記センサモジュールは、振動センサ、温度センサ、ひずみセンサ、及び荷重センサの何れかを有する(1)に記載の異常診断システム。
本発明によれば、コンパクトな構成で検出、発信及び発電が可能である。
実施形態に係る異常診断システムの概略図である。 リニアガイドの側面図である。 ボールねじの側面図である。 ボールねじにセンサユニットを固定する方法を説明するための図である。 リニアガイドにセンサユニットを固定する方法を説明するための図である。 変形例に係るセンサユニットの断面図である。 変形例に係るセンサユニットの断面図である。 センサの検出温度と時間との関係を示すグラフである。 ボールねじ、リニアガイド、モータ、軸受の何れかに異常が発生した場合の、センサの検出温度と時間との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る異常診断システムについて、図面を用いて説明する。なお、この実施形態により本発明は何ら限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が想定できる範囲で実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1に示すように、本実施形態の異常診断システム1は、機械設備5内に組み込まれた直動案内装置であるボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9と、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9それぞれに設置されるセンサユニット20と、センサユニット20から出力される信号に基づいて、直動案内装置及び直動案内装置の周囲に配置された各種装置(例えばボールねじ7を駆動するモータ)の異常を診断する異常診断装置30と、を備える。本実施形態の直動案内装置は、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9を有するが、この構成に限定されない。すなわち、本発明の直動案内装置は、ボールねじ7及びリニアガイド9の少なくとも一方を有すればよい。
一対のリニアガイド9,9は、ボールねじ7を空間を介して幅方向(図中、左右方向)から挟むように配置される。図2も参照し、リニアガイド9は、基台11にボルト等で固定される長尺のレール9a(内方部材)と、レール9aに支持されたスライダ9b(外方部材)と、を有する。スライダ9bは、ボール等の転動体を介してレール9aに支持されており、当該レール9aの長手方向(図1中、紙面奥行き方向。図2中、左右方向。)に沿って直線移動が可能である。一対のスライダ9b,9bは、テーブル13の下面にボルト等で固定される。
図3も参照し、ボールねじ7は、長尺のねじ軸7a(内方部材)と、ねじ軸7aの外周に配置されたナット7b(外方部材)と、を有する。ねじ軸7aの外周面には、螺旋状のボール溝が形成される。ナット7bの内周面には、ねじ軸7aのボール溝に対向するボール溝が形成される。そして、ねじ軸7a及びナット7bは、ボール溝に配置された複数のボールを介して、互いに軸方向に相対移動可能に固定される。ナット7bは、小径の円筒部7cと、円筒部7cの軸方向一部から外径側に向かって突出するフランジ部7dと、を有する。フランジ部7dには、当該フランジ部7dを軸方向に貫通する孔7eが複数個(本実施形態では6個)形成される。そして、フランジ部7dの孔7eに取り付けられたボルト等によって、ボールねじ7は、テーブル13の下面に設けられたブラケット14に固定される。また、ボールねじ7のねじ軸7aは、基台11上に設けられた図示しない軸受部により回転自在に支持されている。ねじ軸7aは、ステッピングモータ等の駆動モータ等によって回転駆動される。
このように、テーブル13は、一対のリニアガイド9,9及びボールねじ7等から構成される直動案内装置により直線的に案内される。したがって、不図示の駆動モータを正逆方向に回転させることによって、テーブル13は直線往復移動する。
ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9には、周囲の信号を検出するセンサユニット20が、埋め込まれて設置されている。以下、センサユニット20のボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9への設置方法をより具体的に説明する。
図4に示すように、ボールねじ7の円筒部7cの外周面には、センサユニット20を取り付けるための取付穴8が設けられている。取付穴8は、円筒部7cの外周面に凹設された略直方形状の大径穴8aと、大径穴8aの中央部に凹設された円筒状の小径穴8bと、を有する。小径穴8bの側面には雌ねじ部8cが形成されおり、後述するセンサユニット20の筐体27の雄ねじ部27cが螺合固定可能とされている。
リニアガイド9のスライダ9bの幅方向内側(図1中、ボールねじ7側)の側面9cには、図5に示すように、センサユニット20を取り付けるための取付穴10が設けられている。取付穴10は、スライダ9bの側面9cに凹設された略直方形状の大径穴10aと、大径穴10aの中央部に凹設された円筒状の小径穴10bと、を有する。小径穴10bの側面には雌ねじ部10cが形成されおり、後述するセンサユニット20の筐体27の雄ねじ部27cが螺合固定可能とされている。
図4及び図5に示すように、センサユニット20は、センサモジュール21と無線モジュール23と発電モジュール25を1つに収める筐体27を有している。このように、各モジュール21、23、25を1パッケージ内に収めることで、各モジュール21、23、25間での断線の発生等の問題が減少し、信頼性が向上する。筐体27は、各モジュール21、23、25を収める円筒状の大径部27aと、大径部27aの中央部から下方に突出する円筒状の小径部27bと、を有し、金属材料からなる。小径部27bの外周面には雄ねじ部27cが形成されている。
したがって、筐体27の雄ねじ部27cを、小径穴8b、10bの雌ねじ部8c、10cに螺合することにより、センサユニット20はボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9に固定される。このような取り付け形式にすることで、センサユニット20だけを交換したいとき、又はボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9だけを交換したいとき、容易に取り外すことができる。ここで、大径穴8a、10a及び小径穴8b、10bの寸法が、筐体27の大径部27a及び小径部27bの寸法以上に設定されているので、センサユニット20はボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の外部に突出しない。したがって、センサユニット20が周囲の部材に干渉することを防止できる。
なお、筐体27の大径部27aの形状は、円筒形状に限られず、六角筒形状や八角筒形状等、任意の形状を採用して構わない。大径部27aを六角筒形状等とすることで、工具によって大径部27aの外周を把持し易くなり、取付穴12に対するセンサユニット20の着脱が容易となる。さらに、筐体27の大径部27aの上部に、工具を挿入可能な六角筒状の穴等を設ければ、センサユニット20の着脱をより容易とすることができる。
なお、センサユニット20の筐体27は、上述した構成に限定されず、図6や図7に示す構成を採用しても構わない。図6に示す筐体27では、大径部27aの周縁に小径部27bと逆側に突出するフランジ部27dが設けられることで、上方が開口する有底形状とされている。そして、大径部27aの底部に、各モジュール21、23、25を配置した上で、これら各モジュール21、23、25の上部に樹脂モールド29を成形する。また、図7に示す筐体27では、図6で示した樹脂モールド29に代わり、蓋部材28がフランジ部27dの外周に外嵌される。
なお、本実施形態ではセンサユニット20を、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の全てに固定した例を示したが、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の少なくとも一つに固定されればよい。また、センサユニット20の固定箇所は、ボールねじ7やリニアガイド9の構成部材のうち雌ねじ部が形成可能な部材であれば、特に限定されず、例えばボールねじ7のフランジ部7dやリニアガイド9のレール9aにセンサユニット20を固定しても構わない。なお、センサユニット20を取り外す必要がない場合等には、螺合固定ではなく、接着固定や嵌合固定等を採用することができる。
センサユニット20を構成するセンサモジュール21は、一つ以上のセンサ素子で構成されており、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9並びにボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の周囲に配置された装置(例えば、ボールねじ7を駆動するモータや、ボールねじ7を基部11に対して回転自在に保持する軸受)の状態を監視(計測)できるセンサが適用される。本実施形態のセンサモジュール21は、温度センサを搭載したモジュールから構成される。当該温度センサが検出する温度は、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受等の発熱に影響される。
無線(通信)モジュール23は、センサモジュール21で検出された信号を、無線電波として外部に発信するモジュールである。無線の種類は特に問わないが、パッケージの小型化が見込めるため、アナログ通信よりもデジタル通信が好ましい。通信規格も特に問わないが、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi等の既存の通信規格を用いることで、コスト面で有利になる。
発電モジュール25は、センサモジュール21や無線モジュール23に電力を供給する。発電モジュール25の発電方法は、振動を用いた発電や、光を用いた発電、外部からの無線給電による発電等、任意の方法が採用できる。若しくは、バッテリのような給電モジュールを採用してもよい。
センサモジュール21によって検出された温度データは、無線モジュール23によって異常診断装置30に伝達される。異常診断装置30は、無線モジュール23によって発信される無線電波を受信する受信装置34を備えている。また、異常診断装置30は、例えばマイクロコンピュータを備えており、このマイクロコンピュータ内に記録保持されたプログラムが実行されることにより、データ収集部31等の各部は以下のような各処理を実行することになる。
異常診断装置30のデータ収集部31は、センサモジュール21からの出力データを収集する。異常診断装置30のデータ処理部32は、収集された出力データを処理し、各出力データを記憶する。異常診断装置30の状態判定部33は、センサモジュール21の出力値が定格温度から最初に上昇し若しくは最初に所定の閾値を超えた場合に、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受等のうち、少なくとも一つが異常状態であると判定する。
異常診断システム1が組み込まれる機械設備5においては、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受の発熱がある。そのため、図8に示すように、センサユニット20のセンサモジュール21の出力値から得られる温度増加曲線は、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受の運転開始後しばらくは上昇するが、一定時間経過後、ある温度(定格温度Ta)に到達した時点で、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受の発熱と周囲へ逃げる熱とがバランスし、定常状態となる。
ここで、図9に示すように、時間tにおいて、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受の何れか一つが何らかの要因で異常発熱した場合、センサモジュール21の出力値が上昇し、所定の閾値Tbを超えることになる。
したがって、異常診断装置30は、センサモジュール21の出力値が上昇し、又は出力値が閾値Tbを超えたことに基づいて、ボールねじ7、一対のリニアガイド9,9、モータ、及び軸受のうち、少なくとも一つが異常状態であると判定する。
このように本実施形態の異常診断システム1によれば、ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の異常診断、並びにボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の周囲に配置された装置(モータ及び軸受)の異常診断を効率良く行うことが可能である。
なお、センサモジュール21は、センサ感度を上げることで、センサユニット20が固定される部材(ボールねじ7やリニアガイド9)の発熱のみを検出しても構わない。この場合、センサモジュール21はボールねじ7やリニアガイド9の周囲の装置(モータ及び軸受)の発熱の影響を受けないので、異常診断装置30は、出力値が上昇したセンサモジュール21が組み込まれたボールねじ7又はリニアガイド9が異常状態であると判定する。
センサユニット20は機械設備5の内部の測定対象物(ボールねじ7及びリニアガイド9)に組み込まれるため、センサユニット20が無線電波を伝送する場合に、当該無線電波が異常診断装置30の受信装置34まで届かない場合がある。そのため、センサユニット20の無線モジュール23と異常診断装置30の受信装置34との間に中継装置35を配置し、当該中継装置35によって、無線モジュール23から発信される無線電波を受信し且つ受信装置34に転送しても構わない。
中継装置35は、無線信号が通過する非金属でもよいし、機械設備5の内部と外部にアンテナ36を持ち、内部で受信したデータを外部に送信するものでもよい。中継装置35の電源は、振動などによる自己発電によってもよく、非接触給電によってもよく、ボタン電池などの一次電池によってもよく、特に限定されない。
なお、1個のセンサユニット20に対して1個の中継装置35でデータ転送を行ってもよく、複数のセンサユニット20に対して1個の中継装置35でデータ転送を行ってもよい。
無線モジュール23からの無線電波は、センサモジュール21で異常データを検出したときのみ、発信するようにしてもよい。この場合、常時無線でデータを発信する必要がないので、センサユニット20全体の消費電力を抑えることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
センサユニット20の設置位置は、異常を検出したい対象に対し、適した位置又は位相となるように適宜変更しても構わない。例えば、センサユニット20を、ボールねじ7やリニアガイド9のうちモータ又は軸受の近傍に配置し、モータ又は軸受の異常に対する感度を向上することで、モータ又は軸受の異常検出に適した配置としてもよい。
上記実施形態においてセンサユニット20は、直動案内装置の外方部材(ナット7b、スライダ9b)に固定されていたが、内方部材(ねじ軸7a、レール9a)に固定してもよい。
また、センサモジュール21を構成するセンサは、診断対象の状態を監視できるものであれば種類は限定されず、例えば振動センサや荷重センサ、ひずみセンサを採用してもよい。
異常診断装置30が、診断対象の異常を判定した場合、上位のシステムに知らせて自動で機械設備を停止させることもできるし、作業者及び管理者にアラームや画面表示等で警告することもできる。
ボールねじ7及び一対のリニアガイド9,9の周囲に配置される装置としては、上述したモータや軸受に限定されず、任意の装置が採用可能である。
1 異常診断システム
5 機械設備
7 ボールねじ(直動案内装置)
7a ねじ軸(内方部材)
7b ナット(外方部材)
7c 円筒部
7d フランジ部
8 取付穴
8a 大径穴
8b 小径穴
8c 雌ねじ部
9 リニアガイド(直動案内装置)
9a レール(内方部材)
9b スライダ(外方部材)
10 取付穴
10a 大径穴
10b 小径穴
10c 雌ねじ部
11 基台
13 テーブル
14 ブラケット
20 センサユニット
21 センサモジュール
23 無線モジュール
25発電モジュール
27 筐体
27a 大径部
27b 小径部
27c 雄ねじ部
27d フランジ部
28 蓋部材
29 樹脂モールド
30 異常診断装置
31 データ収集部
32 データ処理部
33 状態判定部
34 受信装置
35 中継装置
36 アンテナ

Claims (2)

  1. 周囲の信号を検出するセンサモジュールと、前記センサモジュールで検出された信号を、無線電波として発信する無線モジュールと、前記センサモジュール及び前記無線モジュールに電力を供給する発電若しくは給電モジュールと、前記センサモジュールと前記無線モジュールと前記発電若しくは給電モジュールとを一つに収める筐体と、を有するセンサユニットが、直動案内装置の内方部材又は外方部材に固定され、
    前記無線モジュールから発信される無線電波に基づき、前記直動案内装置の異常を診断する異常診断装置と、
    前記無線モジュールから発信される無線電波を受信する中継装置と、を備え、
    前記直動案内装置は、ボールねじ及びリニアガイドの少なくとも一方であり、
    前記異常診断装置は、前記中継装置から転送される信号に基づき、前記直動案内装置の周囲に配置された装置の異常を診断し、
    前記筐体は、前記センサモジュールと前記無線モジュールと前記発電若しくは給電モジュールとを収める筒状の大径部と、前記大径部の中央部から突出する筒状の小径部と、を有して、前記小径部の外周面には雄ねじ部が形成され、
    前記直動案内装置には、前記センサユニットを取り付けるための取付穴が設けられ、
    前記取付穴は、前記筐体の前記大径部に対応して凹設された大径穴と、前記筐体の前記小径部に対応して前記大径穴の中央から凹設された小径穴と、を有して、前記小径穴の側面には雌ねじ部が形成され、
    前記雄ねじ部は、前記雌ねじ部に螺合固定されることで、前記筐体が前記取付穴に埋設される、異常診断システム。
  2. 前記センサモジュールは、振動センサ、温度センサ、ひずみセンサ、及び荷重センサの何れかを有する請求項1に記載の異常診断システム。
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