JPH09257561A - 振動検出システム - Google Patents

振動検出システム

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JPH09257561A
JPH09257561A JP8067825A JP6782596A JPH09257561A JP H09257561 A JPH09257561 A JP H09257561A JP 8067825 A JP8067825 A JP 8067825A JP 6782596 A JP6782596 A JP 6782596A JP H09257561 A JPH09257561 A JP H09257561A
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JP
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signal
vibration
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satellite
sub
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JP8067825A
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Shigeo Ishida
成男 石田
Hidehiro Inaba
秀弘 稲葉
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JFE Engineering Corp
Fuji Ceramics Corp
Original Assignee
Fuji Ceramics Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の加速度センサの出力を集中的に監視す
ることができ、且つ、上述のようなケーブルの布設を不
要にした振動検出システムを提供する。 【解決手段】 複数の被検査体にそれぞれ取り付けら
れ、その振動の加速度に対応する信号を検出し、その検
出信号に基づいた信号をそれぞれ無線送信する複数のサ
テライト部100と、このサテライト部100から無線
送信された信号を受信するサブローカルユニット400
と、サブローカルユニット400からの信号を入力し被
検査体の状態を表示するセンターユニット500とから
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば回転機械の軸受け
等の振動を検出するシステム、特にその検出信号の送信
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転機械の軸受け等はその継続使用によ
り摩耗劣化し、摩耗の進展によっては、回転機械が停止
或いは破損し、重大な事故に発展することがある。この
ため、回転機械の軸受け等においてはその摩耗の程度を
把握する必要があった。例えば回転機械の軸受けの場合
には、摩耗が進行すると振動が大きくなるので、従来は
この振動を検出するセンサ、例えば加速度センサを定期
的に回転機械の軸受けに取付け、このセンサが検出した
信号を振動解析装置で解析したり、或いは特開昭63−
42427号公報において提案されているように、振動
センサから振動レベルの表示部までが一体化された振動
検出装置によって振動を分析し、回転機械の軸受けの摩
耗劣化の有無、或いは摩耗劣化の進展状況を判定し、必
要により軸受けの交換等の処置をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような軸受け等の
振動検出を必要とする箇所は1つの工場内においても多
数あり、このため、集中管理室に配置された振動解析装
置によって監視するには、各加速度センサから振動解析
装置までそれぞれケーブルを布設しなければならず、そ
の費用が膨大となるという問題点があった。また、特開
昭63−42427号公報において提案されている振動
検出装置においては、上記のようなケーブルを必要とし
ないが、その設置個所に赴いて点検をしなければなら
ず、点検作業が煩雑であるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、複数の加速度センサの出力を
集中的に監視することができ、且つ、上述のようなケー
ブルの布設を不要にした振動検出システムを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様に係
る振動検出システムは、複数の被検査体にそれぞれ取り
付けられ、その振動の加速度に対応する信号を検出する
複数の加速度検出手段及びこの加速度検出手段の検出信
号に基づいた信号を無線送信する送信手段を備えた1又
は複数のサテライト部と、このサテライト部から無線送
信された信号を受信する受信手段及び受信手段の出力に
基づいて被検査体の状態を表示する表示手段を備えたセ
ンター部とを有する。従って、センター部においては、
サテライト部における被検査体の状態が集中的に把握す
ることができる。また、本発明の他の態様に係る振動検
出システムにおいて、センター部は、1又は複数のサテ
ライト部から無線送信された信号を受信手段にて受信す
る1又は複数のサブローカルユニットと、1又は複数の
サブローカルユニットからの信号を入力し、表示手段に
より被検査体の状態を表示するセンターユニットとから
構成されている。このようにセンター部をサブローカル
ユニットとセンターユニットとによって分離して構成し
たことにより、広範な領域に分布設置された加速度検出
手段の検出信号を1カ所のセンターユニットにおいて把
握することができる。また、本発明の他の態様に係る振
動検出システムにおいて、サテライト部には、被検査体
の振動に伴って振動する振動体、この振動体に設置され
た圧電素子、及び圧電素子の交流電荷を直流電圧に変換
する直流変換器から構成される電源発生手段を更に有
し、電源発生手段によって発生した直流電圧が当該サテ
ライト部に供給され、バッテリ等の電源寿命を考慮する
必要が無く、点検作業が容易なものとなっている。
【0006】
【発明の実施形態】
(実施の形態1.)図1は本発明の実施の形態1に係る
振動検出システムの構成を示すブロック図である。この
振動検出システムのサテライト部100は、図示のよう
に、回転機械の機械の軸受けにそれぞれ取り付けられた
複数の振動検出装置100及び複数の振動検出装置20
0からの信号を無線送信する送信装置300から構成さ
れている。このサテライト部100は所定数を単位とし
てサブローカルユニット400とそれぞれ対応してい
る。サブローカルユニット400は直列に有線にて接続
されており、直列に接続された複数のサブローカルユニ
ット400の内の端に位置する1個はセンターユニット
500に有線にて接続されている。このサブローカルユ
ニット400及びセンターユニット500は本発明のセ
ンター部600を構成している。
【0007】図1の振動検出システムにおいては、サテ
ライト部100の振動検出装置200が振動を検出する
と、それは送信装置300によって対応するサブローカ
ルユニット400に無線送信される。そして、サブロー
カルユニット400にて受信された信号はセンターユニ
ット500において表示され、必要に応じて警報が発せ
られる。
【0008】図2は図1の振動検出装置200の詳細を
示したブロック図である。図2において、1は振動源で
ある回転機械の軸受け、2は圧電型加速度センサ、3は
レベル判定器である。このレベル判定器3は、増幅器7
及びコンパレータ9を含んでいる。5は圧電素子電源発
生部、6は直流変換部である。
【0009】圧電型加速度センサ2は、振動源である軸
受け1に取付けられ、その検出出力はレベル判別器3へ
供給される。レベル判定器3は、圧電型加速度センサ2
の出力レベルが予め設定された基準レベルより大きくな
ったときに、高レベル信号を出力する。圧電素子電源発
生部5は、圧電型加速度センサ2と同様に、軸受け1の
振動によって交流電荷を発生し、この発生した交流電荷
を直流変換部6で直流電圧に変換し、この直流電圧をレ
ベル判定器3の消費電源として供給する。また、軸受け
の回転による振動加速度は1〜2G程度であるので、こ
の場合に圧電素子電源発生部5が発生する電荷量により
振動検出装置200及び送信装置300の全消費電力を
十分に賄うことができる。
【0010】レベル判定器3は、上述のように、増幅器
7及びコンパレータ9を含んでおり、軸受け1の振動加
速度に対応した圧電型加速度センサ2の出力信号を増幅
器7により増幅し、コンパレータ9の一方の入力端子に
入力する。コンパレータ9の他方の入力端子には予め設
定された基準値が与えられており、この基準値と増幅器
7の出力とを比較して、両者の信号値の大小関係を判定
する。そして、軸受け振動が正常状態のとき、即ち加速
度センサ2の出力が小さいときは、増幅器7の出力より
も基準値の方が大きくなるように設定されているので、
コンパレータ9の出力は低レベルになる。また、軸受け
が摩耗劣化して振動が大きくなると、基準値よりも増幅
器7の出力の方が大きくなるので、コンパレータ9の出
力は高レベルとなる。このようなコンパレータ9の出力
は上述の送信装置300に送り出される。
【0011】図3は図2の圧電素子電源発生部5の構成
を示す図である。この圧電素子電源発生部5において
は、両面に電極が形成された長方形の板状の圧電素子1
1,12を金属板13に貼り合わせてバイモルフ構造と
し、その一端は絶縁を兼ねてフレーム16にエポキシ樹
脂等の接着剤14で固定され、他端には絶縁を兼ねてエ
ポキシ樹脂等の接着剤15で金属製の錘17が取り付け
られる。このような構成でフレーム16を経由して上下
方向に振動を受けると、圧電素子11,12は破線のよ
うな曲げ振動により電荷を発生する。この発生した電荷
はリード線18,19により取り出され、直流変換部6
へ供給される。
【0012】ここで、図3のバイモルフ構造の場合に
は、曲げ振動により、板状の圧電素子11,12の一方
が引き伸ばされたとき、他方は圧縮され、それぞれ逆方
向に変形して電荷を発生するので、圧電素子が1枚の場
合の2倍の電荷を発生することになる。また、2枚の圧
電素子11,12の間に金属板13を設けたことによ
り、圧電素子の取付けが容易になると共に、機械的強度
が増加している。また、この板状の圧電素子(振動素
子)11,12は、そのたわみ振幅が大きい程、発生す
る電荷量も大きくなるので、振動によりできるだけ大き
なたわみ振幅が得られるように、片持支持の振動素子の
他端に取り付けられた錘17の重量を、軸受け等の通常
の振動周波数帯(10〜100Hz程度)で振動素子が
共振するように調節する。なお、検出したい振動周波数
帯が広くて、1個の圧電素子電源発生部5の共振帯域で
はカバーできない場合には、低域用、高域用等のように
共振帯域の異なる複数の圧電素子電源発生部を設けて、
それらから発生される電荷を加算するようにしてもよ
い。また、圧電素子の構成は図3に示される構成に限定
されるものではなく、例えばコの字、C字、螺旋型等の
任意の構成をとることができる。
【0013】図4は図2の直流変換部6の回路図であ
る。この直流変換部6は、4個の全波整流用ダイオード
D1〜D4と平滑用及び蓄電用コンデンサCから構成さ
れており、入力した交流電圧を直流電圧に変換して出力
する。そして、この直流出力電圧がレベル判定器3(増
幅器7,コンパレータ9)及び送信装置300に供給さ
れる。
【0014】図5は図1の送信装置300の構成を示し
たブロック図である。この送信装置300は、マイクロ
プロセッサ50、メモリ51、変調器52、PLL回路
53、低域フィルタ54、電圧制御発振器55、バンド
パスフィルタ56、高周波増幅器57及びアンテナ58
から構成されている。なお、メモリ51はマイクロプロ
セッサ50に内蔵されているメモリを利用してもよい
が、ここでは外付けのものを使用しており、複数の振動
検出装置200についてのアドレス信号「000〜99
9」、及び搬送周波数を規定するチャネルデータ「0〜
9」が格納されている。
【0015】マイクロプロセッサ50は、一定時間毎に
起動し、振動検出装置200からの検出信号を順次取り
込み、その検出信号のアドレス信号をメモリ51から読
み出して、アドレス信号と検出信号(正常、異常)とか
らなる識別信号を生成し、そして、図6に示されるよう
な信号パターンを生成し、変調器52に出力する。この
信号パターンは、ビット同期信号(30ビット)、フレ
ーム同期信号(31ビット)、識別信号(12ビッ
ト)、スペース(10ビット)、識別信号(12ビッ
ト)、スペース(10ビット)……という信号群から構
成されている。変調器52は、マイクロプロセッサ50
から図6の信号パターンが入力すると、その信号の
「0」が1800Hz、「1」が1200HzのMSK
(Minimum Shift Keyin g)信号に変換して電圧制御発
信器55に出力する。
【0016】PLL回路53は、マイクロプロセッサ5
0からのチャネルデータに基づいた設定周波数と、アン
テナ58から送信される送信信号の周波数とを比較し、
送信信号の周波数が常に設定周波数になるようにPLL
制御された出力信号を低域フィルタ54に出力する。そ
して、低域フイルタ54の出力は、変調器52からの出
力ととにも電圧制御発信器55に制御電圧として供給さ
れる。電圧制御発信器55は、変調器52からの上述の
出力(MSK信号)に基づいてFSK(Frequency Shif
t Keying )された、例えば40.3MHz帯の周波数
を出力し、それはバンドパスフィルタ56、及び高周波
増幅器57を介してアンテナ58から図1のサブローカ
ルユニット400に対して無線送信される。
【0017】図7は図1のサブローカルユニット400
の構成を示すブロック図である。このサブローカルユニ
ット400においては、送信装置300から無線送信さ
れて来た信号をアンテナ60により受信した後に、プリ
アンプ61にて増幅し、周波数変換回路62にて周波数
変換して、中間周波数の信号を生成する。この周波数変
換回路62は、プリアンプ61と局部発信器63からの
発信信号とを混合器64にて混合し、更に、混合器64
の出力を増幅器65にて増幅した後に、増幅器65の出
力と局部発信器66からの発信信号とを混合器67にて
混合し、図示の例においては455KHzの中間周波数
の信号を生成する。この中間周波数の信号は、バンドパ
スフィルタ68、増幅器69及び検波回路70を経てM
KSデコーダ71に入力し、そこでMSK信号に変換さ
れた信号をデコードする。
【0018】デコードされた信号は、下流側に配置され
たサブローカルユニット400からの信号とともにマイ
クロプロセッサ72に入力する。マイクロプロセッサ7
2は、振動検出装置に対応したアドレス信号と検出信号
とを対にしてセンターユニット500に出力する。セン
ターユニット500はその入力信号(アドレス信号及び
検出信号)に基づいてそのモニターユニット502を駆
動して表示させる。例えばモニターユニット502の該
当するランプを点灯又は消灯させる。このようにして、
振動検出装置200からの検出信号を表示させるように
したことにより、被検査体の異常の有無だけでなく、振
動検出装置200それ自体が正常に動作しているかどう
かを把握することができる。
【0019】上述のように、この実施の形態において
は、振動検出装置において自発する圧電素子電源発生部
5により振動検出装置及び送信装置の全消費電力を十分
に賄うことができ、バッテリ等の電源寿命を考慮する必
要がなく、連続運転する設備の軸受け等の状態を常時監
視し、その異常振動を確実に検出することができる。ま
た、複数の振動検出装置200の検出信号をセンターユ
ニット500において集中的に且つ連続的に監視するこ
とができ、摩耗劣化を初期の段階で発見することができ
るので、従来よりも点検の手間が少くなり生産性が向上
するとともにに、点検費用もかからず、生産コストが低
減される。
【0020】(実施の形態2.)図8は本発明の実施の
形態2に係る振動検出システムの構成を示すブロック図
である。この実施の形態においては、サブローカルユニ
ット401からセンターユニット501へ信号を送信す
るに無線を用いており、この点が上述の実施の形態1と
相違する。
【0021】図9は図8のサブローカルユニット401
の構成を示すブロック図である。このサブローカルユニ
ット401においては、送信装置300からの信号との
混信を避けるために、送信装置300とは異なった搬送
周波数にて信号を送信する。このために、このサブロー
カルユニット401は図7のサブローカルユニット40
0と基本的には同一の構成が採用されており、マイクロ
プロセッサ72はMKSデコーダ71によってコードさ
れた入力信号を取り込み、そして、その信号に基づいて
送信装置73を制御し、送信装置73からの信号がアン
テナ74を介してセンターユニット501に対して無線
送信される。この送信装置73は図5の送信装置300
と基本的には同一の構成が採用される。但し、マイクロ
プロセッサ72がその役割を担うのでマイクロプロセッ
サ50は不要であり、そして、その搬送周波数は送信装
置300とは異なったものに設定される。また、センタ
ーユニット501には図7のサブローカルユニット40
0と同様な構成が内蔵されており、無線送信されてきた
入力信号をデコードして取り込む。
【0022】(実施の形態3.)図10は圧電素子電源
発生部5の他の構成例を示した斜視図である。この実施
の形態では、円板状の金属板41に圧電素子40を接着
し、中央部に錘42を接着して金属板41の一部又は周
辺を支持した構造が採用されている。
【0023】(実施の形態4.)ところで、上述の実施
の形態において、図2のレベル判定器3のコンパレータ
9が振動検出レベルと比較して異常検出を行うための基
準値(一般に閾値という)は任意に設定できるので、軸
受けが摩耗し異常振動が発生し始めた初期段階を検出す
ることができるように、基準値を設定しておけば、軸受
けの摩耗劣化の異常を初期の段階で発見でき、摩耗劣化
の進行によって重大な故障に発展するのを未然に防止で
きる。
【0024】また、上述の実施の形態においては、図2
のレベル判定器3において異常の有無を検出する例につ
いて説明したが、例えばコンパレータを複数個設置する
ことにより異常の程度を検出し、それを送信装置300
を介してサブローカルユニット400,401に送信す
るようにしてもよい。例えばそれぞれ値の異なる2つの
基準値と2つのコンパレータを設けて、それぞれ個別に
レベル判定を行うようにすれば、正常、要注意、異常の
3つの状態を判定することができる。この場合には、図
6の識別信号の検出信号は少なくとの2ビットを占める
ことになる。
【0025】また、上記の実施の形態においては、圧電
素子電源発生部5を使用した例について説明したが、電
池を使用してもよい。
【0026】また、上述の実施の形態においては、送信
装置300が複数の振動検出装置100の検出信号を異
常の有無にかかわらず一定の周期でサイクリックに送信
する例について説明したが、例えば、振動検出装置20
0が異常を検出してその出力信号が高レベルになったと
きに、送信装置300に上述の処理を行わせるようにし
てもよいし、また、異常を検出した振動検出装置200
についてのみ識別信号を無線送信させるようにしてもよ
い。
【0027】また、上述の実施の形態においては、レベ
ル判定器3を振動検出装置200に内蔵させた例につい
て説明したが、このレベル判定器3は送信装置300、
サブローカルユニット400又はセンターユニット50
0,501に内蔵させてもよい。更に、サブローカルユ
ニット400とセンターユニット500,501とを分
離した例について説明したが、これらは一体化して構成
してもよい。
【0028】更に、上述の実施の形態1においては、サ
ブローカルユニット400を直列に有線にて接続した例
について説明したが(図1参照)、センターユニット5
00に対してこれらを並列に接続するようにしてもよ
い。
【0029】
【実施例】次に、圧電素子電源発生部5の実施例につい
て説明する。図3の圧電素子11,12として、幅14
mm、長さ17.5mm、厚さ0.22mmの板状のも
のを用い、その2枚の板状の圧電素子を厚さ0.1mm
のリン青銅に貼ってバイモルフ構造とし、一方の端部を
フレーム16に固定し、他方の端部に黄銅製錘17を取
付けて圧電素子電源発生部5を構成した。この圧電素子
電源発生部5の特性を調べたところ、静電容量は12.
5μF、電荷感度100nC(ナノクーロン)/Gが得
られた。これを周波数60Hz、振動加速度1Gで加振
し、この圧電素子電源発生部5の出力を図4の直流変換
部6の入力端子(INPUT)に接続すると、出力端子
(OUTPUT)に何も接続しない無負荷状態で、DC
8Vが得られ、出力端子(OUTPUT)を短絡した状
態で、約20μAの電流が流れた。また、出力端子(O
UTPUT)に25KΩの抵抗を接続すると、抵抗の両
端の電圧は、DC3Vになり、抵抗には連続して12μ
Aの電流が流れた。これらのデータが得られたことによ
り、図3及び図4に示された圧電素子電源発生部5及び
直流変換部6は、DC3V、12μAの電源として使用
できることが確認できた。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サテライ
ト部において被検査体の振動の加速度を検出してそれを
センター部に無線送信し、そして、センター部において
その検出結果を集中的に監視するようにしたので、点検
作業が容易になり、且つ、ケーブルの布設が不要になっ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る振動検出システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の振動検出装置の詳細を示したブロック図
である。
【図3】図2の圧電素子電源発生部の構成を示す図であ
る。
【図4】図2の直流変換部の回路図である。
【図5】図1の送信装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図6】図6のマイクロプロセッサから変調器に供給さ
れる信号パターンの説明図である。
【図7】図1のサブローカルユニットの構成を示したブ
ロック図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る振動検出システム
の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のサブローカルユニットの構成を示したブ
ロック図である。
【図10】図2の圧電素子電源発生部の他の実施の形態
を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 軸受け 2 圧電型加速度センサ 3 レベル判定器 5 圧電素子電源発生部 6 直流変換部 7 増幅器 9 コンパレータ 100 サテライト部 200 振動検出装置 300 送信装置 400 サブローカルユニット 500 センターユニット 600 センター部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被検査体にそれぞれ取り付けら
    れ、その振動の加速度に対応する信号を検出する複数の
    加速度検出手段及び前記加速度検出手段の検出信号に基
    づいた信号を無線送信する送信手段を備えた1又は複数
    のサテライト部と、 前記サテライト部から無線送信された信号を受信する受
    信手段及び該受信手段の出力に基づいて被検査体の状態
    を表示する表示手段を備えたセンター部とを有すること
    を特徴とする振動検出システム。
  2. 【請求項2】 前記センター部は、前記1又は複数のサ
    テライト部から無線送信された信号を前記受信手段にて
    受信する1又は複数のサブローカルユニットと、前記1
    又は複数のサブローカルユニットからの信号を入力し、
    前記表示手段により被検査体の状態を表示するセンター
    ユニットとから構成されることを特徴とする請求項1記
    載の振動検出システム。
  3. 【請求項3】 前記サテライト部には、被検査体の振動
    に伴って振動する振動体、該振動体に設置された圧電素
    子、及び該圧電素子の交流電荷を直流電圧に変換する直
    流変換器から構成される電源発生手段を更に有し、前記
    電源発生手段によって発生した直流電圧が当該サテライ
    ト部に供給されることを特徴とする請求項1又は2記載
    の振動検出システム。
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