JP4070016B2 - 異常振動検知システム - Google Patents

異常振動検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP4070016B2
JP4070016B2 JP2003060102A JP2003060102A JP4070016B2 JP 4070016 B2 JP4070016 B2 JP 4070016B2 JP 2003060102 A JP2003060102 A JP 2003060102A JP 2003060102 A JP2003060102 A JP 2003060102A JP 4070016 B2 JP4070016 B2 JP 4070016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
data
vibration detection
base station
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003060102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004274843A (ja
Inventor
洋明 三塚
武彦 菊池
宏治 長野
弘 窪川
成美 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
J Power Systems Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
J Power Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, J Power Systems Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2003060102A priority Critical patent/JP4070016B2/ja
Publication of JP2004274843A publication Critical patent/JP2004274843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4070016B2 publication Critical patent/JP4070016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異常振動検知システムに関し、特に、電線等の異常振動を目的の場所へ無線により正確に知らせることが可能であり、かつ低消費電力化が図られた異常振動検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の異常振動検知システムに関連する従来技術には、以下のものがある。従来の架空線振動監視装置として、例えば、架空線に取り付けられる振動センサと、振動センサの出力を受け入れて処理する信号処理部と、この信号処理部の処理結果を送信する送信部と、処理結果を受信して架空線の振動を監視する監視部とを備える架空線振動監視装置がある(特許文献1参照)。これにより、監視部では、架空線に加わる振動を継続的に記録し監視することができるため、その疲労状態を推測し適切な保守管理ができる。
【0003】
また、従来のギャロッピング検出装置として、例えば、架空送電線の張力および振れ角や風速、気温等の外部環境状態を検出するセンサ群と、該検出結果を光ファイバケーブルを介してリアルタイムで収集するコンピュータと、この収集した検出結果に基づき、張力変動の周波数、振動モード、振幅を算出し、架空送電線の振動モードおよび振幅軌跡を表示するコンピュータとを設けたギャロッピング検出装置がある(特許文献2参照)。これにより、時間帯や天候等の外部条件の影響を受けることなく、架空送電線に発生するギャロッピングをリアルタイムに把握することができるので、ギャロッピング発生時に迅速かつ適切に対処することができる。
【0004】
さらに、従来の携帯電話等を利用した振動検知型異常発令装置として、例えば、一定パターンの振動種類を検知すると連結された携帯電話及びPHSを自動発呼し、連絡先の相手局に対し自局の振動状態を信号音又は音声にて通知する手段を持つ振動検知型異常発令装置がある(特許文献3参照)。これにより、既存の携帯電話及びPHSを利用することで広範囲のエリアを警備対象とし、そのための特別な装置や設備を特には必要とせず、使用用途に合わせてモード選択可能となり、また、異常の判断基準である振動の種類を選択することにより、その用途を限定することなく複数の分野で再利用ができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−191909号公報
【特許文献2】
特開平7−301557号公報
【特許文献3】
特開2000−295370号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の架空線振動監視装置は、架空送電線からカレントトランス(CT)を介して電源が供給されるため、非常に大きな装置となる。また、振動の大小に関係なく検出し、かつ常時起動しているため、消費電力が大きくなるばかりでなく、無線によるデータ転送および解析が非常に煩雑となる。
【0007】
特許文献2のギャロッピング検出装置は、電線の振動を主に、電線張力から解析する構成となっているので、実線路に適用する場合、耐張径間では張力計の挿入が可能であるが、懸垂径間では張力計の挿入は不可能である。仮に耐張径間に張力計を挿入した場合でも工事費等でコスト高となる。また、データ伝送が光ファイバケーブルによるため、オプティカルグランドワイヤー(OPGW)が架線されていない箇所では遠方へのデータ伝送が不可能である。さらに、回路の消費電力も大きく、省電力化が図られていない。
【0008】
特許文献3の携帯電話及びPHSを利用した振動検知型異常発令装置は、搭載センサが振動ジャイロのみであるので、振動振幅の計算が行えない。また、回路の消費電力も大きく、省電力化が考慮されていない。
【0009】
従って、本発明の目的は、電線等の異常振動を目的の場所へ無線により正確に知らせることが可能であり、かつ低消費電力化が図られた異常振動検知システムを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、振動データに基づいて、振動振幅、振動周波数、及び捻回角を計算データとして出力することにより、精度の高い振動検知を行うことができる異常振動検知システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、架空送電線路の電線などの振動体の振動を検出して振動データを出力する振動センサを有する振動検出部と、前記振動検出部からの前記振動データを受信する基地局を有する異常振動検知システムであって、前記振動検出部は、前記振動センサとして加速度センサ及び角速度センサを有し、前記振動体の振動データ前記加速度センサ及び前記角速度センサの所定のトリガー値を超えたとき、異常振動信号を出力する異常振動信号発生回路と、前記異常振動信号が出力されたとき、前記振動センサを間欠動作から連続動作へ移行させる制御回路とを含む第1の制御部と、
前記振動体に応じた固有のIDを前記振動データに付して蓄積するメモリーと、蓄積された前記振動データを前記基地局に無線送信する第1の通信モジュールとを備え、前記基地局は、前記振動検出部から無線送信された前記振動データを受信する第2の通信モジュールと、受信した前記振動データに基づいて前記振動体の振動振幅、振動周波数、及び捻回角を求める第2の制御部とを備え、前記振動検出部で検出した前記振動体についての前記加速度センサから出力される振動データ、または前記基地局で受信した前記振動体についての前記加速度センサによる振動データは前記角速度センサから出力される前記振動データの値により補正され、前記第1の制御部は、前記連続動作に基づいて前記固有のIDを付した前記振動データを前記メモリーに一定時間蓄積し、前記一定時間経過後に前記メモリーに蓄積された前記振動データを前記第1の通信モジュールを介して前記基地局に無線送信することを特徴とする異常振動検知システムを提供する。
【0012】
この構成によれば、振動検出部の回路にトリガー値を設定したことにより、平常時は間欠動作をしつつも、異常時には連続動作となり電線等の異常振動を目的の場所へ無線により正確に知らせることが可能となる。また、異常時にのみ連続動作となるため、無線によるデータ転送および解析が非常に簡略化、効率化される。
【0013】
また、本システムは平常時は間欠動作を繰り返していること、さらには振動検出部に電力消費が所定値以下の加速度センサ及び角速度センサを使用していることから、従来のシステムに比べ大幅な低消費電力化が可能となる。また、超小型の加速度センサ及び角速度センサを使用することにより、装置の小型化も可能となる。
【0014】
また、異常振動の検知に加速度センサ及び角速度センサを用いることにより、より正確な状況を知らせることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の異常振動検知システムにおける振動検出部、及び基地局の回路構成図をそれぞれ示している。
【0016】
図1(a)に示す振動検出回路部は、消費電力の小さい超小型の加速度センサ1及び角速度センサ2、CPU(セントラルプロセッサユニット)3a、メモリー4a、通信モジュール5a、バッテリー(一次電池)6a、6c、増幅回路7a、7b、7c、フィルタ回路8a、8b、8c、8d、レギュレータ9a1、a2、a3、接続ケーブルRS232C10a、及びRTC(リアルタイムクロック)11a等から構成される。
【0017】
加速度センサ1及び角速度センサ2は種々のものを用いることができるが、超小型であるために消費電力が小さい点に本発明の特徴があり、ここで超小型とは、従来品の大きさ(具体的には、加速度センサで長さ40mm×幅40mm×高さ40mm、角速度センサで長さ100mm×幅100mm×高さ50mm)の加速度センサで1/10、角速度センサで1/20程度の大きさである。電力消費は所定値以下である必要があり、例えば、日立金属株式会社製の加速度センサ(電流定格値が約10mA)や松下電工株式会社製の角速度センサ(電流定格値が約10mA)を使用することができる。通信モジュール5aも同様であり、電流定格値が約30mAのものが使用される。因みに、従来の加速度センサは45mAの電流定格値であり、従来の角速度センサは500mAの電流定格値であり、従来の通信モジュールは120mAの電流定格値である。
以上の従来品と本発明における消費電力の比較をまとめると表1のようになる。
【0018】
【表1】
Figure 0004070016
【0019】
振動センサである加速度センサ1及び角速度センサ2は、架空送電線などの振動体の振動を検出して振動データを出力する。
加速度センサ1の出力データであるX方向の加速度Gx、Y方向の加速度Gy、及びZ方向の加速度Gzは、増幅回路7a、7b、7c及びフィルタ8a、8b、8cを経て異常振動信号発生回路及び制御回路を含む信号処理部としてのCPU3aに供給され、角速度センサ2の出力データである角速度は、フィルタ8dを経てCPU3aに供給される。加速度センサ1及び角速度センサ2は、レギュレータ9a1によって調整された電圧(例えば、5V)を供給され、CPU3a及び通信モジュール5aは、レギュレータ9a2、9a3によって調整された電圧を供給される。振動検出部は、取り付けられる鉄塔と送電線路などに応じたIDを付与され、そのIDはID入力部20よりCPU3aへ入力される。CPU3aと通信モジュール5aは、接続ケーブルRS232C10aによって接続されている。
【0020】
図2は、本発明の振動検出回路部の動作を示す。
振動検出部のCPU3aは、振動体の振動が加速度センサ1及び角速度センサ2の所定のトリガー値を超えたとき、異常振動信号を出力する異常振動信号発生回路と、異常振動信号が出力されたとき、振動センサを間欠動作から連続動作へ移行させる制御回路を有する。
すなわち、振動検出回路部は、平常時、回路動作時限(例えば、6秒)と待機時限(例えば、54秒)を一定間隔で繰り返す間欠動作をしている。なお、間欠動作は不定期間隔であってもよいが、一定間隔であることが好ましい。
【0021】
平常時の回路動作時限において、加速度センサ1及び角速度センサ2の振動データが所定のトリガー値を超えたとき、回路は連続動作モードに入り、取得データ(例えば、X方向の加速度Gx、Y方向の加速度Gy、Z方向の加速度Gz、角速度)を逐次メモリーに蓄える。そして、所定時間経過後(例えば、10分間経過後)に、それまでにメモリーに蓄えたデータを通信モジュール5aを介して、地上の基地局に送信する。
【0022】
なお、加速度センサ1における加速度値を2重積分することでXYZ方向の変位を求めることができるが、加速度センサは振動中に傾いたときに、重力分の出力が加算されてしまうため、傾き角に応じた補正を角速度センサの値(1回積分)を用いて行うことにより正しい変位を求めることが出来る。この補正は、CPU3aのほか、図1(b)における基地局のCPU3bで行うこともできる。
【0023】
連続動作モードでは、振動検出部の通信モジュール5aを除いたすべての部分が連続動作しており、一定時間(例えば、10分)経過後、データを基地局に送信するために通信モジュール5aも併せて動作する。
【0024】
データ送信後、引き続き加速度センサ及び角速度センサの振動データが所定のトリガー値を超えている場合には、データをメモリーに蓄え、再度所定時間経過後、通信モジュール5aを介して、データを基地局に送信する。所定値を超える限り、これらの一連の動作が繰り返される。データ送信後、所定値以下の場合には、間欠動作に戻る。
図2において、間欠動作と連続動作を更に詳しく説明する。
図2(a)は、回路動作時限6秒と待機時限54秒より成る間欠動作と、計測時限t(0<t≦6[秒])が経過したとき(時間t0において)、図2(b)の振動データVがトリガー値Vthを超えたために、所定の時間T(例えば、10分)の時限にわたって連続動作し、その後(データ送信後)、時間t1において振動データVがトリガー値Vth以下となったために、再び、間欠動作に戻ることを示している。
図2(b)は、上述した振動データVとトリガー値Vthとの比較を示している。
図2(c)は、CPU3aが連続時限Tにわたって振動データVをメモリー4aに蓄積するタイミングを示している。
図2(d)は、メモリー4aに蓄積されたデータを、例えば、圧縮データとして通信モジュール5aを介して基地局へ伝送するタイミングを示している。
【0025】
次に、図1(b)に示す基地局は、CPU3b、メモリー4b、通信モジュール5b、バッテリー(一次電池)6b、6d、レギュレータ9b1、9b2、9b3、接続ケーブルRS232C10b1、10b2、RTC11b、及び携帯電話12等から構成される。基地局の動作について説明すると、振動検出部の通信モジュール5aからのデータを通信モジュール5bにて受信後、接続ケーブルRS232C10b1を介してCPU3bに供給され、そこで受信データを基に、最大振動振幅、振動周波数、及び最大捻回角を直ちに計算する。それらの計算データはメモリー4bへ蓄積される。
【0026】
計算データは、携帯電話12を介して、目的とする箇所(受信局)に即座に伝送し、電線の異常振動を知らせる。また、基地局でその値を見て、電線と電線が接触し短絡するような危険な場合には、自動又は手動により系統の切り替えを行ない、電気の需要箇所には別系統から潮流が行くようにする。携帯電話12は、PHS等を用いることもできる。
【0027】
基地局は、平常時は休止しており、振動検出部が連続動作となったときに、これにより起動される構成とすることもできる。このような構成とすることにより、システム全体としての低消費電力化がさらに図られる。
【0028】
通信モジュール5bは、レギュレータ9b1によって調整された電圧(例えば、5V)を供給され、CPU3b及び携帯電話12は、レギュレータ9b2、9b3によって調整された電圧を供給される。
【0029】
なお、データは基地局のメモリーにストックされているため、後日、基地局のCPU3bと接続ケーブルRS232C10b2を介して持参したモバイルPC等とを接続し、データをPC等に吸い上げることが可能である。また、メモリーカードにストックされている場合は、メモリーカードを抜き取り、持参したPCに挿入することで、データの読み取りが可能である。なお、接続ケーブルはRS232Cに限られない。
【0030】
図3(a)〜(c)は、本発明の振動検出部、及び基地局の設置例を示す。図3(a)では、振動検出部30a、基地局31、受信局32、電力線33、地線34、及び鉄塔35を図示している。振動検出部は、図3(a)に示すように、電線(架空送電線路)33に装着されるほか、図3(b)に示すように、ジャンパ装置36に装着してもよく、図3(c)に示すように、懸垂がいし部39(懸垂がいし部金具部を含む)に装着してもよい。また、地線34や耐張がいし部38(耐張がいし部金具部を含む)等に装着してもよい。ギャロッピング時に電線の揺れが大きくなる径間の1/2地点および1/4地点に主に装着することが望ましい。一方、基地局の設置位置も図3(a)に示す位置(鉄塔35に装着)に限られず、地上に設置してもよく、電波の届く範囲内であればどこへでも設置することができる。
【0031】
なお、振動検出部のトリガー値は電線に装着前に設定するものであるが、状況に応じて地上からも設定可能な方式となっている。具体的には、電波の届く範囲の地上からPDA(携帯端末)と通信モジュールの組合わせでトリガーの設定値を振動検出部に送信する。
【0032】
また、振動検出部と基地局を分けずに、一体化することもできる。例えば、1つの筐体内に振動検出部と基地局の回路を入れ、上述の各部(電線33等)に装着する。
【0033】
図4は、以上述べた本発明の異常振動検知システムの振動検出部の動作を示すフローチャート図であり、ステップ1において、間欠動作を行い、ステップ2において、振動データが所定のトリガー値を超えているか否かの判断を行い、超えていない場合には、ステップ1の間欠動作へ戻り、超えている場合には、ステップ3の連続動作へと移行する。ステップ4において、連続動作中のデータをメモリーに蓄積し、ステップ5において、所定時間(例えば、10分)を経過したか否かの判断を行い、経過していない場合にはステップ3の連続動作へ戻り、経過している場合には、ステップ6において、蓄積したデータを基地局へ送信する。ステップ7において、データ送信後、振動データが所定のトリガー値を超えているか否かの判断を行い、超えていない場合には、ステップ1の間欠動作へ戻り、超えている場合には、ステップ3の連続動作を継続する。
【0034】
以上、本発明の異常振動検知システムを電線における振動検知を例に挙げて説明してきたが、これに限定されるものではなく、種々の振動体の振動検知にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の異常振動検知システムによれば、以下の優れた効果が発揮される。
すなわち、振動検出部の回路にトリガー値を設定して平常時は間欠動作を行うようにしたことにより、さらには、同回路のセンサ部に電力消費が所定値以下の超小型の加速度センサ及び角速度センサを使用したことにより、従来に比べ大幅な低消費電力化を達成することができる。
また、基地局からの送信に携帯電話等の通信媒体を利用したので、遠隔での集中監視が可能となり、点検業務の効率化により、大幅なコストダウンを図ることができる。
また、地上からも振動検出部のトリガー値が任意に設定可能という機能を持ち合わせているため、各線路ごとにトリガー値が容易に変更出来るので、トリガー設定に伴う線路の停止が不要となり、大幅な労力の削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の実施の形態にかかる異常振動検知システムにおける振動検出部の回路構成図である。図1(b)は本発明の実施の形態にかかる異常振動検知システムにおける基地局の回路構成図である。
【図2】 図2(a)〜(d)は本発明の振動検出回路部の動作を示すタイミングチャート図である。
【図3】 図3(a)は本発明の振動検出部、及び基地局の装着例を示す図である。図3(b)は本発明の振動検出部のジャンパ装置への装着例を示す図である。図3(c)は本発明の振動検出部の懸垂がいし部への装着例を示す図である。
【図4】 図4は本発明の振動検出部の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:加速度センサ 2:角速度センサ 3a、3b:CPU
4a、4b:メモリー 5a、5b:通信モジュール
6a、6b、6c、6d:一次電池 7a、7b、7c:増幅回路
8a、8b、8c、8d:フィルタ
9a1、9a2、9a3、9b1、9b2、9b3:レギュレータ
10a、10b1、10b2:接続ケーブルRS232C
11a、11b:RTC 12:携帯電話
30a、30b、30c:振動検出部 31:基地局
32:受信局 33:電力線 34:地線 35:鉄塔
36:ジャンパ装置 37:鉄塔取付部 38:耐張がいし
39:懸垂がいし

Claims (7)

  1. 架空送電線路の電線などの振動体の振動を検出して振動データを出力する振動センサを有する振動検出部と、前記振動検出部からの前記振動データを受信する基地局を有する異常振動検知システムであって、
    前記振動検出部は、前記振動センサとして加速度センサ及び角速度センサを有し、前記振動体の振動データ前記加速度センサ及び前記角速度センサの所定のトリガー値を超えたとき、異常振動信号を出力する異常振動信号発生回路と、前記異常振動信号が出力されたとき、前記振動センサを間欠動作から連続動作へ移行させる制御回路とを含む第1の制御部と、
    前記振動体に応じた固有のIDを前記振動データに付して蓄積するメモリーと、蓄積された前記振動データを前記基地局に無線送信する第1の通信モジュールとを備え、
    前記基地局は、前記振動検出部から無線送信された前記振動データを受信する第2の通信モジュールと、受信した前記振動データに基づいて前記振動体の振動振幅、振動周波数、及び捻回角を求める第2の制御部とを備え、
    前記振動検出部で検出した前記振動体についての前記加速度センサから出力される振動データ、または前記基地局で受信した前記振動体についての前記加速度センサによる振動データは前記角速度センサから出力される前記振動データの値により補正され、
    前記第1の制御部は、前記連続動作に基づいて前記固有のIDを付した前記振動データを前記メモリーに一定時間蓄積し、前記一定時間経過後に前記メモリーに蓄積された前記振動データを前記第1の通信モジュールを介して前記基地局に無線送信することを特徴とする異常振動検知システム。
  2. 前記基地局は、前記振動データに基づいて、振動振幅、振動周波数、及び捻回角を計算して計算データを出力することを特徴とする請求項1記載の異常振動検知システム。
  3. 前記振動検出部の前記振動センサは、電力消費が所定値以下の加速度センサ及び角速度センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異常振動検知システム。
  4. 前記振動検出部は、前記基地局と一体化された構成を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の異常振動検知システム。
  5. 前記基地局は、前記計算データを受信局へ無線で伝送することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の異常振動検知システム。
  6. 前記異常振動信号発生回路は、前記加速度センサ及び前記角速度センサの所定のトリガー値を地上から無線で設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の異常振動検知システム。
  7. 前記振動検出部は、前記架空送電線路の電線、地線、ジャンパ装置、懸垂がいし部(懸垂がいし金具部含む)、又は耐張がいし部(耐張がいし金具部含む)などの振動体に装着されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の異常振動検知システム。
JP2003060102A 2003-03-06 2003-03-06 異常振動検知システム Expired - Fee Related JP4070016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003060102A JP4070016B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 異常振動検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003060102A JP4070016B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 異常振動検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004274843A JP2004274843A (ja) 2004-09-30
JP4070016B2 true JP4070016B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=33122743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003060102A Expired - Fee Related JP4070016B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 異常振動検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4070016B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100927050B1 (ko) * 2007-11-15 2009-11-17 현대중공업 주식회사 송전선 변이측정모듈을 구비한 선로 감시진단 장치
JP5013279B2 (ja) * 2009-08-28 2012-08-29 応用地質株式会社 落石・土砂崩落検知システム
FI20095928A0 (fi) * 2009-09-09 2009-09-09 Valtion Teknillinen Laite, järjestelmä ja menetelmä sähkölinjojen ja vastaavien kunnonvalvontaa varten
JP2012139066A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Asahi Glass Co Ltd 架空ケーブルモニタリングシステム
CN102412542B (zh) * 2011-12-09 2014-04-09 国网辽宁省电力有限公司检修分公司 一种架空输电线路的主动防舞器及主动防舞方法
JP2013207901A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sanyo Electric Co Ltd 電池制御装置
CA3024341C (en) 2016-06-27 2023-10-10 Volvo Group Canada Inc. Closed loop cooling system for a junction box in a vehicle, and related components, systems, and methods
JP2018084474A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 住友電気工業株式会社 電線監視システム
CN110422725B (zh) * 2019-08-18 2021-04-02 浙江梅轮电梯股份有限公司 基于非线性形态共振模型的电梯防坠独立式安全监测方法
CN112886515B (zh) * 2021-01-25 2021-09-17 浙江大学 一种输电导线防舞试验装置及防舞效果检测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004274843A (ja) 2004-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4070016B2 (ja) 異常振動検知システム
EP1439511B1 (en) Method for managing sensor network system, program for managing sensor network system, record medium with recorded program for managing sensor network system, apparatus for managing sensor network system, method for managing relay network, program for managing relay net
CN117682287A (zh) 用于监测输送机系统的装置和方法
JP5554136B2 (ja) 監視システム及び監視方法
EP2476184B1 (en) Device, system and method for monitoring the line sag of power lines and such
KR101785987B1 (ko) 실시간 압력계측형 송전선 모니터링 시스템 및 실시간 압력계측형 송전선 모니터링 방법
CN108759933A (zh) 地下电缆的监测装置、系统
JP6761683B2 (ja) 柱状構造物の傾斜監視システムおよび方法
JP2007108884A (ja) ワイヤレスセンサ及びこれを用いたワイヤレス監視システム
JP2020076654A (ja) 送電線の高度検出装置及びこれを用いた送電線監視システム
JPH10295649A (ja) 携帯型事故監視装置及びその装置を用いた携帯型事故監視システム
JP2018193849A (ja) 遠隔状態監視システム及び監視方法
JP2002023832A (ja) 監視システムおよび放射線監視システムとそのインテリジェントセンサ、並びに自動販売機管理システム
JP2009258063A (ja) 損傷監視システム、測定装置
JP2002016539A (ja) 無線通信異常検出機能付き電子機器及びシステム
JP7483329B2 (ja) センサシステム
CN208872341U (zh) 地下电缆的监测装置、系统
US20210076176A1 (en) Wireless system for monitoring vibratory screen performance using an energy harvesting system
JP6481297B2 (ja) モニタリング装置、モニタリングシステム、およびモニタリング方法
JP2020057254A (ja) 盗難監視システム及びその監視方法
JP7288372B2 (ja) センサシステム
JP2020060516A (ja) 状態監視装置、および状態監視システム
JP6958181B2 (ja) 計測装置、監視装置及び計測装置監視システム
JP2008289016A (ja) 監視システム、監視装置、および情報処理装置
KR20220107450A (ko) 무선통신 기지국 안테나 방향 자동 복구 및 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4070016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees