JP6698419B2 - 排気還流弁 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンから排出される排気の一部を排気還流ガスとしてエンジンへ還流する排気還流通路に設けられ、排気還流ガスの流量を調節するために使用される排気還流弁に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される二重偏心弁を備えた排気還流弁(Exhaust Gas Recirculation Valve:EGR弁)が知られている。このEGR弁は、二重偏心弁より構成される弁部を備える。図12に、全閉状態の弁部61を断面図により示す。図13に、低開度域での開弁状態の弁部61を断面図により示す。図14に、全開状態の弁部61を断面図により示す。この弁部61は、内部に流路62を有する弁ハウジング63を含み、流路62の中には弁座64、弁体65及び回転軸66の先端部が配置される。回転軸66は、その先端に形成されたピン66aを自由端として弁ハウジング63に片持ち支持される。弁体65は、このピン66aに固定される。図12〜図14において、弁座64より上側の流路62が、EGRガスの上流側に当たり、弁座64より下側の流路62がEGRガスの下流側に当たる。
より詳細には、図12〜図14に示すように、弁座64は環状をなし、弁孔67と弁孔67の縁部に形成された環状のシート面67aとを含む。弁体65は円板状をなし、その外周に弁座64のシート面67aに対応する環状のシール面65aが形成される。また、ピン66aの軸線Lpは、回転軸66の軸線L1に対して平行に延びると共に、回転軸66の径方向へ偏心して配置される。そして、図12に示すように、弁体65が弁座64に着座した全閉状態から、回転軸66がその軸線L1を中心に回転されることにより、図13に示すように、弁体65が開弁方向へ回動され、シール面65aがシート面67aから離れ、流路62が開かれる。その後、弁体65が更に回動されることにより、図14に示すように、弁体65が全開状態まで開弁される。
ここで、環状の弁座64は、流路62に形成された段部62aに圧入されて固定される。この圧入状態において、弁座64は、シート面67aに隣接して環状の平坦な上面64aを有する。この上面64aは流路62に面して配置される。一方、弁座64の平坦な下面64bは、段部62aに圧入されているので流路62に面していない。
特許第5759646号公報
ところが、特許文献1に記載のEGR弁では、弁座64のシート面67aに隣接した平坦な上面64aが流路62に面しているので、図12及び図13に示すように、弁体65が全閉状態から開弁動作する過程で、弁体65の右側部分(第1の側部)71は弁座64のシート面67aから下方へ回動し、弁体65の左側部分(第2の側部)72は弁座64のシート面67aから上方へ回動する。このとき、弁体65の第2の側部72は、図13に示すように、開弁と同時に弁座64の上面64aから流路62の上流側へ移動し始める。これに対し、弁体65の第1の側部71は、開弁後、ある開度範囲(低開度域)では、弁座64の上面64aと下面64bとの間を移動し、その後、弁座64の下面64bよりも下流側へ移動することになる。従って、図13に示すように、開弁直後の低開度域では、弁体65の第2の側部72の開口面積SBが、第1の側部71の開口面積SAよりも大きくなる。このため、低開度域では、EGRガスの流量角度分解能(EGRガス流量の弁体65の回動角度に対する分解能)の向上が十分ではなかった。一方、図14に示すように、低開度域を超えた高開度域(全開状態)では、上流側から流れてくるEGRガスが、弁座64と弁体65の間を通過するが、弁座64の上面64aの内縁に角部があることから、その角部にてEGRガスの流れに剥離が生じ、EGRガスの圧損が増大する。このため、EGR弁を通過するEGRガス流量を増大させることができなかった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、低開度域では排気還流ガスの流量角度分解能を向上させ、高開度域では排気還流ガスの流量増を図ることを可能とした排気還流弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、ハウジングと、ハウジングに設けられ、排気還流ガスが流れる流路と、流路に配置され、弁孔を含む弁座と、弁座は、弁孔に形成された環状のシート面を含むことと、流路に配置され、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体は、円板状をなし、シート面に対応する環状のシール面が外周に形成されることと、弁体が取り付けられる取付部を含み、弁体を開閉するために回転される回転軸と、流路は、弁座を境として弁座より上流側の流路と弁座より下流側の流路を含み、弁体は、上流側の流路に配置されることと、回転軸の軸線は、弁体及び弁孔の径方向と平行に伸び、弁孔の中心から弁孔の径方向へ偏心して配置され、弁体のシール面が、回転軸の軸線から弁体の軸線が伸びる方向へ偏心して配置されることとを備え、弁体が弁座に着座してシール面がシート面に接触する全閉状態から、弁体を、回転軸の軸線を中心に回転させることにより、弁体のシール面が、弁座のシート面に接触する全閉位置とシート面から最も離れる全開位置との間で移動可能に構成された排気還流弁において、弁座の弁孔は、シート面より排気還流ガスの上流側にて、上流側へ向けて拡径されるテーパ状の上流側流量調整部を含み、弁体は、回転軸の軸線に沿った仮想面を境として第1の側部と第2の側部に分けられ、弁体が全閉状態から開弁動作するときに、第1の側部がシート面から排気還流ガスの下流側へ向けて回動し、第2の側部がシート面から上流側流量調整部へ向けて回動するように構成され、弁体の全閉状態における弁開度を0%とし、弁体の開弁動作に伴い弁開度が増加し、弁体の全開状態における弁開度を100%とすると、弁孔の軸線方向における上流側流量調整部の高さ寸法が、第2の側部のシール面が上流側流量調整部より上流へ移動し始めるときの弁開度により規定され、その弁開度が30〜40%に設定されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、弁体が全閉状態から開弁動作するとき、弁体の一部が、弁座のシート面から上流へ向けて移動する。このとき、弁開度の低開度域では、弁体の一部が上流側流量調整部と対向しながら移動し、低開度域を過ぎた中開度域及び高開度域では、弁体の一部が弁孔より上流において移動する。従って、シート面より上流の弁孔において、低開度域では、弁体と弁孔の上流側流量調整部との間で排気還流ガスの流量がより微量に絞られ、中開度域及び高開度域では、その流量の絞りが解放され、上流側流量調整部にて排気還流ガスが下流へ向けて滑らかに案内される。すなわち、中開度域及び高開度域では、排気還流ガスの流れの剥離が低減し、排気還流ガスの圧損が低減する。また、弁孔の上流側流量調整部の高さ寸法が、弁体の弁開度の30〜40%に設定されるので、30〜40%以下の弁開度が低開度域となり、この範囲では排気還流ガスの流量が絞られる。一方、40%を超える弁開度が中開度域及び高開度域となり、この範囲では上流側流量調整部にて排気還流ガスが下流へ向けて滑らかに案内される。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、ハウジングと、ハウジングに設けられ、排気還流ガスが流れる流路と、流路に配置され、弁孔を含む弁座と、弁座は、弁孔に形成された環状のシート面を含むことと、流路に配置され、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体は、円板状をなし、シート面に対応する環状のシール面が外周に形成されることと、弁体が取り付けられる取付部を含み、弁体を開閉するために回転される回転軸と、流路は、弁座を境として弁座より上流側の流路と弁座より下流側の流路を含み、弁体は、上流側の流路に配置されることと、回転軸の軸線は、弁体及び弁孔の径方向と平行に伸び、弁孔の中心から弁孔の径方向へ偏心して配置され、弁体のシール面が、回転軸の軸線から弁体の軸線が伸びる方向へ偏心して配置されることとを備え、弁体が弁座に着座してシール面がシート面に接触する全閉状態から、弁体を、回転軸の軸線を中心に回転させることにより、弁体のシール面が、弁座のシート面に接触する全閉位置とシート面から最も離れる全開位置との間で移動可能に構成された排気還流弁において、弁座の弁孔は、シート面より排気還流ガスの上流側にて、上流側へ向けて拡径されるテーパ状の上流側流量調整部を含み、弁座の弁孔は、シート面より排気還流ガスの下流側に位置し、最小内径を有する内径部と、内径部より下流側に位置し、下流側へ向けて拡径されるテーパ状の下流側流量調整部とを含み、弁孔の軸線方向における、シート面と上流側流量調整部とがなす第1の角度、シート面と内径部とがなす第2の角度、内径部と下流側流量調整部とがなす第3の角度のそれぞれが20°以内に設定されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、弁体が全閉状態から開弁動作するとき、弁体の一部が、弁座のシート面から上流へ向けて移動する。このとき、弁開度の低開度域では、弁体の一部が上流側流量調整部と対向しながら移動し、低開度域を過ぎた中開度域及び高開度域では、弁体の一部が弁孔より上流において移動する。従って、シート面より上流の弁孔において、低開度域では、弁体と弁孔の上流側流量調整部との間で排気還流ガスの流量がより微量に絞られ、中開度域及び高開度域では、その流量の絞りが解放され、上流側流量調整部にて排気還流ガスが下流へ向けて滑らかに案内される。すなわち、中開度域及び高開度域では、排気還流ガスの流れの剥離が低減し、排気還流ガスの圧損が低減する。また、弁体が全閉状態から開弁動作するとき、弁体の一部が、弁孔のシート面から下流へ向けて移動する。このとき、弁体の一部が、内径部及び下流側流量調整部と対向しながら移動し、その後、弁孔より下流において移動する。従って、シート面より下流の弁孔において、弁体の一部が内径部及び下流側流量調整部と対向するときは、弁体と内径部及び下流側流量調整部との間で排気還流ガスの流量がより微量に絞られ、弁体の一部が弁孔より下流において移動するときは、内径部及び下流側流量調整部にて排気還流ガスが下流へ向けて滑らかに案内される。更に、第1の角度、第2の角度及び第3の角度のそれぞれが20°以内に設定されるので、シート面と上流側流量調整部との境界、シート面と内径部との境界、内径部と下流側流量調整部との境界のそれぞれが比較的緩やかな角部となる。これにより、それら角部での排気還流ガスの流れの剥離が低減し、排気還流ガスの圧損が低減する。
請求項に記載の発明によれば、排気還流弁につき、低開度域では排気還流ガスの流量角度分解能を向上させることができ、中開度域及び高開度域では排気還流ガスの流量を増加させることができる。また、シート面より上流の弁孔において、弁開度が30〜40%以下となる低開度域では排気還流ガスの流量角度分解能を向上させることができ、弁開度が40%を超える中開度域及び高開度域では排気還流ガスの流量を増加させることができる。
請求項に記載の発明によれば、排気還流弁につき、低開度域では排気還流ガスの流量角度分解能を向上させることができ、中開度域及び高開度域では排気還流ガスの流量を増加させることができる。また、低開度域では排気還流ガスの流量角度分解能を更に向上させることができ、中開度域及び高開度域では排気還流ガスの流量を更に増加させることができる。更に、中開度域及び高開度域では排気還流ガスの流量の更なる増加を図ることができる。
一実施形態に係り、EGR弁を示す斜視図。 一実施形態に係り、全閉状態における弁部を一部破断して示す斜視図。 一実施形態に係り、全開状態における弁部を一部破断して示す斜視図。 一実施形態に係り、全閉状態におけるEGR弁を示す平断面図。 一実施形態に係り、全閉状態における弁部を示す断面図。 一実施形態に係り、低開度域での開弁状態における弁部を示す断面図。 一実施形態に係り、全開状態における弁部を示す断面図。 一実施形態に係り、図7の鎖線四角で囲んだ部分を示す拡大断面図。 一実施形態に係り、全開状態における弁部でのEGRガスの流速分布を示す解析図。 一実施形態に係り、対比例につき、全開状態における弁部でのEGRガスの流速分布を示す解析図。 一実施形態に係り、EGR弁の弁開度に対するEGRガスの流量特性を示すグラフ。 従来例に係り、全閉状態における弁部を示す断面図。 従来例に係り、低開度域での開弁状態における弁部を示す断面図。 従来例に係り、全開状態における弁部を示す断面図。
以下、本発明における排気還流弁(EGR弁)を具体化した一実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態のEGR弁は、エンジンから排気通路へ排出される排気の一部を排気還流ガス(EGRガス)として吸気通路へ流してエンジンへ還流するための排気還流通路(EGR通路)に設けられ、EGRガスの流量を調節するために使用される。このEGR弁は、開度可変な電動弁により構成される。このEGR弁につき、大流量、高応答及び高分解能の特性を有する基本構造として、例えば、特許第5759646号公報に記載される「二重偏心弁」の構成が採用される。
図1に、この実施形態のEGR弁1を斜視図により示す。EGR弁1は、二重偏心弁より構成される弁部6と、モータ22(図4参照)を内蔵したモータ部7と、複数のギヤ31〜33(図4参照)を内蔵した減速機構部8とを備える。弁部6は、内部にEGRガスが流れる流路11を有する管部9を含む。この流路11の中には、弁座12、弁体13及び回転軸14の一部が配置される。回転軸14には、モータ22(図4参照)の回転力が複数のギヤ31〜33(図4参照)を介して伝達されるようになっている。
図2に、弁体13が弁座12に着座した全閉状態における弁部6を一部破断して斜視図により示す。図3に、弁体13が弁座12から最も離れた全開状態における弁部6を一部破断して斜視図により示す。図2、図3に示すように、流路11には段部11aが形成され、その段部11aに弁座12が圧入され、固定される。弁座12は、円環状をなし、中央に弁孔16を含む。弁孔16の軸線方向中間部には、環状のシート面16aが形成される。弁座12に着座可能に設けられた弁体13は、円板状をなし、その外周には、シート面16aに対応する環状のシール面13aが形成される。弁体13は回転軸14の先端部に固定され、回転軸14と一体的に回動するようになっている。回転軸14は、その先端に弁体13が取り付けられる取付部としてのピン14aを含み、弁体13を開閉するために回転されるようになっている。図2、図3において、弁座12を境として弁座12より上側の流路11がEGRガスの上流側を示し、弁座12より下側の流路11がEGRガスの下流側を示す。そして、この実施形態で、弁体13は、上流側の流路11に配置される。このEGR弁1は、図2に示すように、弁体13が弁座12に着座してシール面13aがシート面16aに接触する全閉状態から、回転軸14を回転させることにより、図3に示すように、弁体13が回動して全開状態まで開弁動作するように構成される。
図4に、全閉状態のEGR弁1を平断面図により示す。このEGR弁1は、主要な構成要素として、弁座12、弁体13及び回転軸14の他に、ボディ21、モータ22、減速機構23及び戻し機構24を備える。この実施形態で、ボディ21は、流路11及び管部9を含むアルミ製の弁ハウジング25と、同弁ハウジング25の開口端を閉鎖する合成樹脂製のエンドフレーム26とを含む。回転軸14及び弁体13は、弁ハウジング25に設けられる。回転軸14は、その先端から突出するピン14aを含む。回転軸14は、ピン14aを有する先端側を自由端とし、その先端側が流路11に配置される。また、回転軸14は、その基端側に沿って離れて配置された2つの軸受(第1軸受27と第2軸受28)を介して弁ハウジング25に対し回転可能に片持ち支持される。第1軸受27はボールベアリングにより構成され、第2軸受28はニードルベアリングにより構成される。弁体13は、ピン14aに固定されて流路11内に配置される。
図4において、エンドフレーム26は、弁ハウジング25に対し複数のクリップ(図示略)により固定される。エンドフレーム26の内側には、回転軸14の基端に対応して配置され、弁体13の開度を検出するための開度センサ29が設けられる。このセンサ29は、ホールIC等により構成され、回転軸14の回転角度を弁開度として検出するように構成される。回転軸14の基端部には、メインギヤ31が固定される。メインギヤ31と弁ハウジング25との間には、弁体13を閉方向へ付勢するためのリターンスプリング30が設けられる。メインギヤ31の裏側には、凹部31aが形成され、その凹部31aに磁石36が収容される。この磁石36は、その上から板ばねより形成される押さえ板37によりメインギヤ31に押さえ付けられて固定される。従って、メインギヤ31が、弁体13及び回転軸14と一体的に回転することにより、磁石36の磁界が変化し、その磁界の変化を開度センサ29が弁開度として検出するようになっている。
この実施形態で、モータ22は、弁ハウジング25に形成された収容凹部25aに収容されて固定される。すなわち、モータ22は、収容凹部25aに収容された状態で、その両端に設けられた留め板38と板ばね39を介して弁ハウジング25に固定される。モータ22は、弁体13を開閉駆動するために減速機構23を介して回転軸14に駆動連結される。すなわち、モータ22の出力軸(図示略)上には、モータギヤ33が固定される。このモータギヤ33は、中間ギヤ32を介してメインギヤ31に駆動連結される。中間ギヤ32は、大径ギヤ32aと小径ギヤ32bを含む二段ギヤであり、ピンシャフト34を介して弁ハウジング25に回転可能に支持される。大径ギヤ32aには、モータギヤ33が連結され、小径ギヤ32bには、メインギヤ31が連結される。この実施形態では、メインギヤ31と中間ギヤ32が、軽量化のために樹脂材料より形成される。
加えて、図4に示すように、弁ハウジング25とエンドフレーム26との接合部分には、ゴム製のガスケット40が設けられる。ガスケット40は、エンドフレーム26の開口端面の外周に形成された周溝に配置される。このように、弁ハウジング25とエンドフレーム26との間にガスケット40が設けられることで、モータ部7と減速機構部8の内部が大気に対して密閉可能に設けられる。
従って、図2に示すように、弁体13の全閉状態から、モータ22が通電により作動し、モータギヤ33が回転することにより、その回転が中間ギヤ32により減速されてメインギヤ31に伝達される。これにより、回転軸14及び弁体13が、リターンスプリング30の付勢力に抗して回動され、流路11が開かれる。すなわち、弁体13が開弁される。また、弁体13をある開度に保持するために、モータ22に通電により回転力を発生させることにより、その回転力がモータギヤ33、中間ギヤ32及びメインギヤ31を介し保持力として回転軸14及び弁体13に伝達される。この保持力がリターンスプリング30の付勢力に均衡することにより、弁体13がある開度に保持される。
図5に、全閉状態における弁部6を断面図により示す。図6に、低開度域での開弁状態における弁部6を断面図により示す。図7に、全開状態における弁部6を断面図により示す。図5〜図7に示すように、回転軸14の軸線L1は、弁体13及び弁孔16の径方向と平行に伸び、弁孔16の中心P1から弁孔16の径方向へ偏心して配置される。また、弁体13のシール面13aが、回転軸14の軸線L1から弁体13の軸線L2が伸びる方向(下方)へ偏心して配置される。また、弁体13を、回転軸14の軸線L1を中心に回転軸14と共に回動させることにより、弁体13のシール面13aが、弁座12のシート面16aに接触する全閉位置(図5参照)とシート面16aから最も離れる全開位置(図7参照)との間で移動可能に構成される。
図5〜図7に示すように、弁体13は、その板面13bから突出して回転軸14に固定される略円柱状の突部13cを含む。この突部13cは、回転軸14の軸線L1から回転軸14の径方向へずれた位置にてピン14aに固定される。突部13cには組付孔13dが形成され、ピン14aがこの組付孔13dに圧入されることにより、突部13cがピン14aに固定される。また、突部13cは、弁体13の軸線L2上に配置され、突部13cを含む弁体13が、弁体13の軸線L2を中心に2回対称形状をなすように形成される。
この実施形態では、図5に示す全閉状態から弁体13が開弁方向(図5に示す矢印F1の方向、すなわち図5において時計方向)へ回動し始めると同時に、弁体13のシール面13aが、弁座12のシート面16aから離れ始めると共に、回転軸14の軸線L1を中心とする回動軌跡T1,T2に沿って移動し始めるようになっている。
図5〜図7に示すように、弁体13は、回転軸14の軸線L1に沿って伸びると共に、弁体13の軸線L2の方向と平行に伸びる仮想面V1を境として第1の側部51(図5〜図7において網掛けを付して示す右側の部分。)と第2の側部52(図5〜図7において網掛けを付さない左側の部分。)に二分される。そして、図5に示す全閉状態から弁体13が矢印F1に示す開弁方向へ回動するとき、第1の側部51は弁孔16の下流側へ向けて回動し、第2の側部52は弁孔16の上流側へ向けて回動するように構成される。これと共に、弁体13のシール面13aが、回転軸14の軸線L1を中心にした回動軌跡T1,T2に沿って回動するようになっている。
ここで、この実施形態では、図2、図3、図5〜図7に示すように、円環状をなす弁座12が、流路11に形成された段部11aに圧入されることにより、弁座12が流路11の中にて弁ハウジング25に固定される。この圧入状態において、弁座12の外周下部と弁ハウジング25との間には、隙間G1が設けられる。この実施形態では、弁座12の外周下部に凹みを形成することで、この隙間G1を設けることができる。
次に、弁座12の弁孔16の形状について詳しく説明する。図8に、図7の鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大断面図により示す。図8に示すように、弁座12は、その弁孔16の軸線L3方向の中間部が括れるように形成される。この中間部にシート面16aが形成される。弁孔16は、シート面16aよりEGRガスの上流側にて、上流側へ向けて拡径されるテーパ状の上流側流量調整部16bを含む。また、弁孔16は、シート面16aよりEGRガスの下流側に、最小内径を有する内径部16cと、その内径部16cより下流側に位置し、下流側へ向けて拡径されるテーパ状の下流側流量調整部16dとを含む。ここで、図2、図3、図5〜図7に示すように、弁座12のシート面16aと弁体13のシール面13aは、それぞれ弁孔16及び弁体13の全周にわたって同一形状をなすように形成される。すなわち、シート面16aの幅や断面形状と、シール面13aの幅や断面形状は、それぞれ弁孔16及び弁体13の全周にわたって同じに形成される。弁孔16の上流側流量調整部16b、内径部16c及び下流側流量調整部16dについても同様である。
ここで、弁孔16の軸線L3方向における、シート面16aと上流側流量調整部16bとがなす第1の角度α1、シート面16aと内径部16cとがなす第2の角度α2、内径部16cと下流側流量調整部16dとがなす第3の角度α3のそれぞれが20°以内に設定される。ここで、第2の角度α2は、弁孔16の軸線L3に対するシート面16aの角度(シート面角度)β1でもあり、第1の角度α1と第2の角度α2との和は、同じく軸線L3に対する上流側流量調整部16bの角度(上流側流量調整部角度)β2(>β1)である。この実施形態では、シート面角度β1を「10〜30°」の範囲内の角度に設定することができる。
また、この実施形態では、図5〜図7に示すように、弁体13が全閉状態から開弁動作するときに、第1の側部51がシート面16aから下流側流量調整部16dへ向けて回動し、第2の側部52がシート面16aから上流側流量調整部16bへ向けて回動するように構成される。ここで、弁体13の全閉状態における弁開度を「0%」とし、弁体13の開弁動作に伴い弁開度が増加し、弁体13の全開状態における弁開度を「100%」とする。そして、弁孔16の軸線L3方向における上流側流量調整部16bの高さ寸法H1は、第2の側部52のシール面13aが上流側流量調整部16bより上流の流路11へ移動し始めるときの弁開度により規定され、その弁開度が「30〜40%」の範囲の値に設定される。この実施形態では、例えば「40%」に設定することができる。
以上説明したこの実施形態のEGR弁1の構成によれば、弁体13が回転軸14の軸線L1を中心に回動することにより、弁体13は、そのシール面13aが弁座12のシート面16aに接触する全閉位置と、シール面13aがシート面16aから最も離れる全開位置との間で移動する。そして、弁体13が全閉位置に配置された状態(全閉状態)では、弁座12の弁孔16が弁体13により塞がれ、弁孔16におけるEGRガスの流れが遮断される。このとき、弁体13と弁座12との間が、シール面13aとシート面16aとの接触により封止されるので、弁座12を弁体13に押さえ付ける特別な弾性部材を設けることなく、EGRガスの漏れが防止される。すなわち、弁座12に弁体13を押し当てるための特別な弾性部材を設けることなく、弁座12のシート面16aと弁体13のシール面13aとの構成のみにより、EGR弁1の全閉状態におけるシール性を確保することができる。
この実施形態の構成によれば、弁体13が全閉状態から回動して開弁動作するとき、弁体13の一部(第2の側部52)が、弁座12のシート面16aから上流へ向けて移動する。このとき、弁開度の低開度域では、弁体13の第2の側部52が、上流側流量調整部16bと対向しながら移動し、低開度域を過ぎた中開度域及び高開度域では、その第2の側部52が弁孔16より上流において移動することになる。従って、シート面16aより上流の弁孔16において、低開度域では、弁体13と上流側流量調整部16bとの間でEGRガスの流量が微量に絞られ、中開度域及び高開度域では、その流量の絞りが解放され、上流側流量調整部16bにてEGRガスが下流へ向けて円滑に案内される。すなわち、中開度域及び高開度域では、EGRガスの流れの剥離が低減し、EGRガスの圧損が低減する。このため、EGR弁1につき、低開度域ではEGRガスの流量角度分解能を向上させることができ、中開度域及び高開度域ではEGRガスの流量を増加させることができる。
この実施形態の構成によれば、上流側流量調整部16bの高さ寸法H1が、弁体13の弁開度の40%に設定されるので、40%以下の弁開度が低開度域となり、この範囲でEGRガスの流量が絞られる。一方、40%を超える弁開度が中開度域及び高開度域となり、この範囲では上流側流量調整部16bにてEGRガスが下流へ向けて滑らかに案内される。このため、シート面16aより上流の弁孔16において、弁開度が40%以下となる低開度域ではEGRガスの流量角度分解能を向上させることができ、弁開度が40%を超える高開度域ではEGRガスの流量を増加させることができる。
また、この実施形態の構成によれば、弁座12の弁孔16において、シート面16aの下流側に内径部16c及び下流側流量調整部16dが配置されるので、弁体13が全閉状態から開弁動作するとき、弁体13の一部(第1の側部51)が、弁孔16のシート面16aから下流へ向けて移動する。このとき、弁体13の第1の側部51が、内径部16c及び下流側流量調整部16dと対向しながら移動し、その後、弁孔16より下流において移動することになる。従って、シート面16aより下流の弁孔16において、弁体13の第1の側部51が内径部16c及び下流側流量調整部16dと対向するときは、弁体13と内径部16c及び下流側流量調整部16dとの間でEGRガスの流量がより微量に絞られ、第1の側部51が弁孔16より下流において移動するときは、内径部16c及び下流側流量調整部16dにてEGRガスが下流へ向けて滑らかに案内される。この意味で、EGR弁1につき、低開度域ではEGRガスの流量角度分解能を更に向上させることができ、中開度域及び高開度域では、EGRガスの流量を更に増加させることができる。
この実施形態の構成によれば、第1の角度α1、第2の角度α2及び第3の角度α3のそれぞれが20°以内に設定されるので、シート面16aと上流側流量調整部16bとの境界、シート面16aと内径部16cとの境界、内径部16cと下流側流量調整部16dとの境界のそれぞれが比較的緩やかな角部となる。これにより、それら角部でのEGRガスの流れの剥離が低減し、排気還流ガスの圧損が低減する。このため、EGR弁1につき、中開度域及び高開度域ではEGRガス流量の更なる増加を図ることができる。
図9に、この実施形態に係り、弁体13の全開状態における弁部6でのEGRガスの流速分布を解析図により示す。図10に、対比例(従来例)として、同じく弁体65の全開状態における弁部でのEGRガスの流速分布を解析図により示す。この実施形態では、図9において、鎖線四角S2,S3で囲んで示すように、弁座12の弁孔16では、その内壁でEGRガスの流れに剥離が生じ難く、EGRガスが比較的滑らかに流れることがわかる。これに対し、対比例では、図10において、鎖線四角S4,S5で囲んで示すように、弁座64の弁孔67では、その内壁でEGRガスの流れに大きな剥離が生じ、EGRガスが少し流れ難いことがわかる。この比較からもわかるように、この実施形態では、弁孔16において、EGRガスの流れの剥離が低減し、これによってEGRガスの圧損が低減するので、EGRガスの流量を増加させることができる。
図11に、EGR弁の弁開度に対するEGRガスの流量の関係を、本実施形態と従来例とを比較してグラフにより示す。図11に示すように、弁開度が「0〜40%」となる低開度域において、本実施形態では従来例よりも流量を低減することができ、「40%」を超える中開度域及び高開度域において、本実施形態では従来例よりも流量を増加できることがわかる。
この実施形態の構成によれば、弁座12の外周下部と弁ハウジング25との間に隙間G1が設けられるので、弁座12を段部11aに圧入するときに、弁座12にかかる荷重が低減され、弁座12の変形、特にはシート面16aの変形を抑えることができる。この実施形態では、弁座12の外周下部と弁ハウジング25との間に隙間G1が設けられるが、シート面16aの高さに対応する弁座12の外周部まで弁ハウジング25との間に隙間G1を設けることが好ましい。これにより、弁座12の段部11aへの圧入時に、シート面16aの高さに対応する弁座12の外周部にかかる荷重が低減され、シート面16aの変形をより有効に抑えることができる。更に、弁座12の段部11aへの圧入時には、削れ粉が生じることがあるが、この削れ粉を隙間G1に溜めることができる。このため、削れ粉が段部11aと弁座12との間に挟まれて弁座12の高さが変わってしまうことを防止することができる。
加えて、この実施形態の構成によれば、弁体13が全閉状態から開弁し始めるとき、あるいは、弁体13が弁座12に着座するときは、シール面13aがシート面16aに摺接することがない。このため、弁体13と弁座12との擦れが抑えられ、弁体13を速やかに開弁動作又は閉弁動作することができ、弁体13のシール面13aと弁座12のシート面16aとの摩耗を低減することができる。この結果、EGR弁1につき、開弁及び閉弁の応答性と耐久性を向上させることができる。
また、この実施形態の構成によれば、流路11において、弁体13が弁座12よりもEGRガスの上流側に配置されるので、弁体13の全閉状態では、EGRガスの圧力が弁体13を弁座12へ押し付ける方向へ作用することになる。このため、弁座12と弁体13との間、すなわちシート面16aとシール面13aとの間のシール性を更に向上させることができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、弁座12の弁孔16において、シート面16aより下流に内径部16c及び下流側流量調整部16dを設けたが、これらを省略することもできる。
(2)前記実施形態では、上流側流量調整部の高さ寸法を、弁開度で「40%」に設定したが、「30〜40%」の範囲内の任意の値に設定することができる。
この発明は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに装備されるEGR装置に利用することができる。
1 EGR弁
11 流路
12 弁座
13 弁体
13a シール面
14 回転軸
14a ピン(取付部)
16 弁孔
16a シート面
16b 上流側流量調整部
16c 内径部
16d 下流側流量調整部
25 弁ハウジング
51 第1の側部
52 第2の側部

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、排気還流ガスが流れる流路と、
    前記流路に配置され、弁孔を含む弁座と、
    前記弁座は、前記弁孔に形成された環状のシート面を含むことと、
    前記流路に配置され、前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
    前記弁体は、円板状をなし、前記シート面に対応する環状のシール面が外周に形成されることと、
    前記弁体が取り付けられる取付部を含み、前記弁体を開閉するために回転される回転軸と、
    前記流路は、前記弁座を境として前記弁座より上流側の流路と前記弁座より下流側の流路を含み、前記弁体は、前記上流側の流路に配置されることと、
    前記回転軸の軸線は、前記弁体及び前記弁孔の径方向と平行に伸び、前記弁孔の中心から前記弁孔の径方向へ偏心して配置され、前記弁体の前記シール面が、前記回転軸の前記軸線から前記弁体の軸線が伸びる方向へ偏心して配置されることと
    を備え、前記弁体が前記弁座に着座して前記シール面が前記シート面に接触する全閉状態から、前記弁体を、前記回転軸の軸線を中心に回転させることにより、前記弁体の前記シール面が、前記弁座の前記シート面に接触する全閉位置と前記シート面から最も離れる全開位置との間で移動可能に構成された排気還流弁において、
    前記弁座の前記弁孔は、前記シート面より前記排気還流ガスの上流側にて、前記上流側へ向けて拡径されるテーパ状の上流側流量調整部を含み、
    前記弁体は、前記回転軸の前記軸線に沿った仮想面を境として第1の側部と第2の側部に分けられ、前記弁体が前記全閉状態から開弁動作するときに、前記第1の側部が前記シート面から前記排気還流ガスの下流側へ向けて回動し、前記第2の側部が前記シート面から前記上流側流量調整部へ向けて回動するように構成され、
    前記弁体の前記全閉状態における弁開度を0%とし、前記弁体の開弁動作に伴い前記弁開度が増加し、前記弁体の全開状態における前記弁開度を100%とすると、前記弁孔の軸線方向における前記上流側流量調整部の高さ寸法が、前記第2の側部の前記シール面が前記上流側流量調整部より上流へ移動し始めるときの前記弁開度により規定され、その弁開度が30〜40%に設定される
    ことを特徴とする排気還流弁。
  2. ハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、排気還流ガスが流れる流路と、
    前記流路に配置され、弁孔を含む弁座と、
    前記弁座は、前記弁孔に形成された環状のシート面を含むことと、
    前記流路に配置され、前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
    前記弁体は、円板状をなし、前記シート面に対応する環状のシール面が外周に形成されることと、
    前記弁体が取り付けられる取付部を含み、前記弁体を開閉するために回転される回転軸と、
    前記流路は、前記弁座を境として前記弁座より上流側の流路と前記弁座より下流側の流路を含み、前記弁体は、前記上流側の流路に配置されることと、
    前記回転軸の軸線は、前記弁体及び前記弁孔の径方向と平行に伸び、前記弁孔の中心から前記弁孔の径方向へ偏心して配置され、前記弁体の前記シール面が、前記回転軸の前記軸線から前記弁体の軸線が伸びる方向へ偏心して配置されることと
    を備え、前記弁体が前記弁座に着座して前記シール面が前記シート面に接触する全閉状態から、前記弁体を、前記回転軸の軸線を中心に回転させることにより、前記弁体の前記シール面が、前記弁座の前記シート面に接触する全閉位置と前記シート面から最も離れる全開位置との間で移動可能に構成された排気還流弁において、
    前記弁座の前記弁孔は、前記シート面より前記排気還流ガスの上流側にて、前記上流側へ向けて拡径されるテーパ状の上流側流量調整部を含み、
    前記弁座の前記弁孔は、前記シート面より前記排気還流ガスの下流側に位置し、最小内径を有する内径部と、前記内径部より前記下流側に位置し、前記下流側へ向けて拡径されるテーパ状の下流側流量調整部とを含み、
    前記弁孔の軸線方向における、前記シート面と前記上流側流量調整部とがなす第1の角度、前記シート面と前記内径部とがなす第2の角度、前記内径部と前記下流側流量調整部とがなす第3の角度のそれぞれが20°以内に設定される
    ことを特徴とする排気還流弁。
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