JP6697969B2 - 替芯ケース - Google Patents

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この発明は、シャープペンシル等に用いられる筆記芯を収容する替芯ケースに関する。
シャープペンシル等に用いられる筆記芯を収容する替芯ケースは、ケース本体と、このケース本体の開口部に着脱可能に装着される蓋体との二部品により構成されている例が多い。例えば特許文献1に開示された替芯ケースも、樹脂素材によるケース本体と、樹脂素材による蓋体との二部品により構成されており、ケース本体の開口部付近には、蓋体を嵌合させるための凸状の嵌合部が形成されている。
そして、金型成形によって残されるパーティングラインが、前記凸状の嵌合部の形成位置を避けるようにした構成が採用されている。
この構成によると、ケース本体に形成された凸状の嵌合部にパーティングラインによるバリが形成されることがないので、前記バリの存在によるケース本体の嵌合部と蓋体との間における嵌合力の不安定化を避けることができる。これにより、特許文献1に開示された替芯ケースによると、ケース本体と蓋体との間の嵌合力にばらつきのない替芯ケースを提供することが可能となる。
特開2010−173248号公報
ところで、前記したケース本体を樹脂成形するにあたっては、一般にケース本体の長手方向に直交する方向に金型が分割される(開かれる)ように設計される。
しかし、前記したようにケース本体の開口部付近に形成される凸状の嵌合部を避けて金型の合わせ目、すなわちパーティングラインを位置させようとすると、前記した凸状の嵌合部の離型に無理が発生する。このために樹脂の可撓性を利用していわゆる無理抜きにより一部(凸状の嵌合部)を離型させる必要が生ずるなど、ケース本体を安定して樹脂成形することに困難を伴う問題が発生する。
この発明は、前記した技術的な観点に基づいてなされたものであり、離型の問題を含めてケース本体を安定して樹脂成形することができると共に、ケース本体と蓋体との間の嵌合力のばらつき、すなわちケース本体に蓋体を着脱させる際に要する操作力のばらつきを軽減させることができる替芯ケースを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る替芯ケースは、替芯の収容部を備えたケース本体の開口部に、前記開口部を覆うように蓋体を着脱可能に装着した替芯ケースであって、前記ケース本体における開口部の側面には蓋体係合用の第1凸部が形成され、前記蓋体の内側面にはケース本体への係合用の第2凸部が形成されて、前記第1凸部を第2凸部が乗り越えることで、ケース本体に対して蓋体が着脱可能に装着されるように構成され、前記第1凸部または第2凸部のうちの一方の凸部上に沿って、金型によるパーティングラインが形成されると共に、他方の凸部は前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成されていることを特徴とする。
この場合、パーティングラインに対向する位置を避けて形成された前記他方の凸部は、好ましくは直線状に成形された凸部の一部が不連続にされて、二分割された構成になされる。加えて、前記パーティングラインが前記ケース本体に形成された場合においては、前記パーティングラインはケース本体の開口部で分断されていることが望ましい。
さらに、ケース本体の長手方向に直交する方向の前記収容部の内側面の曲率が、当該収容部に収容される替芯の曲率よりも大きく設定されていることが望ましい。
前記したこの発明に係る替芯ケースによると、ケース本体に形成された第1凸部を、蓋体に形成された第2凸部が乗り越えることで、ケース本体に対して蓋体が着脱可能に装着される。
この場合、前記第1凸部または第2凸部のうちの一方の凸部に沿って、金型によるパーティングラインが形成されると共に、他方の凸部は前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成されるので、特にパーティングラインにおいて生ずるバリ等が、第1凸部と第2凸部の間に介在するのを効果的に防止することができる。
これにより、ケース本体と蓋体との間の嵌合力のばらつき、すなわちケース本体に蓋体を着脱させる際に要する操作力のばらつきを軽減させることができ、この種の商品の品質向上に貢献することができる。
さらに、この発明に係る替芯ケースによると、ケース本体に対して蓋体を着脱可能にする一方の凸部に沿って、金型によるパーティングラインを形成することができるので、前記凸部を含めて、いわゆる無理抜きなどの離型操作の必要のない樹脂成形を実現することができる。
この発明に係る替芯ケースの斜視図である。 図1に示す替芯ケースの軸方向に沿った中央断面図である。 蓋体を外したケース本体の正面図である。 同じくケース本体の側面図である。 ケース本体の先端開口部付近を拡大して示した斜視図である。 図2におけるA−A線より矢印方向に見た拡大断面図である。 蓋体を先端部側から見た斜視図である。 蓋体を開口部側から見た斜視図である。 蓋体の軸方向に沿った中央断面図である。
この発明に係る替芯ケースについて、図に基づいて説明する。
図1に替芯ケースの全体構成を示しており、この替芯ケース1は替芯を収容するケース本体2と、このケース本体2の先端部に形成された開口を覆うようにケース本体2に着脱可能に取り付けられた蓋体3より構成している。
ケース本体2は、図1〜図4に示すように長尺状に形成されて、内部に替芯の収容部2aが形成されており、外郭を構成する前面部および背面部による幅方向の寸法が、左右の側面部による厚さ方向の寸法よりも若干大きくされて概ね直方体状に形成されている。
そして、ケース本体2の外郭を構成する前面部および背面部と左右の側面部が交差する各隅角部には、図6に断面図で示したように適度な面取りが施されている。また図1および図3に示されているように、特にケース本体2の前面部は、その先端部から下端部に向かうにしたがって、前記面取り幅が大きくなるように構成されている。
これにより、ケース本体2の前面部は、先端部から下端部に向かうにしたがって、幅が除々に狭くなる意匠形態にされている。
ケース本体2の先端部は、前記した前面部および背面部と左右の両側面部の寸法が、若干縮小されることで、図3および図4に示されているとおり段部2bが形成されて、その先が角筒状になされている。この角筒状に成形された部分が、前記蓋体3の取り付け部2cを構成している。
そして、角筒状の蓋体取り付け部2cに、前記蓋体3の開口部3aが軸方向に沿って装着されることにより、図1に示すようにケース本体2と蓋体3が組み合わされた替芯ケース1が形成される。
前記した角筒状の蓋体取り付け部2cには、図3および図4に示されているように左右の両側面に、一対の小突起による凸部(第1凸部)5が、蓋体取り付け部2cの両外側に向かって形成されている。この左右一対の凸部5は、前記蓋体3の内側面に接して、蓋体3を着脱可能に支持する機能を果たすものとなる。
また、前記段部2bに沿って、先端部側がテーパ面になされた膨出部6が、前記凸部5の直後に形成されており、このテーパ面を備えた膨出部6は、装着された蓋体3の開口縁に接して、ケース本体2に対して蓋体3が、がたつきなく支持されるように作用するものとなる。
さらに、角筒状になされた蓋体取り付け部2cの先端部側は、背面から前面に向かって左右の側面が斜めに傾斜した開口部2dを構成しており、前面に向かって斜めにカットされたケース開口部2dは、ケース本体2の収容部2aに収容された替芯Lを、指先で取り出し易くしている。
なお、前記ケース本体2の外郭を形成する前面部および背面部の下端部付近には、替芯収容部2aに連通する貫通孔2eがそれぞれ形成されている。
この実施の形態におけるケース本体2には、金型成形によって残されるパーティングライン7が、図5に鎖線で示すように形成されている。すなわち、パーティングライン7は、左右の両側面部から蓋体取り付け部2cに形成された膨出部6および凸部5のほぼ中央を通るように形成されると共に、先端部のケース開口部2dでパーティングライン7が左右で分断されている。
前記したパーティングライン7に沿った成形金型の合わせ目とすることで、前記した膨出部6および凸部5の離型を容易にすることができると共に、ケース開口部2d付近に、パーティングライン7と共にバリが残されることにより、指先等に障害を与える問題も回避することができる。
一方、前記蓋体3は、図7〜図9に示すように外形形状が直方体状に形成されており、蓋体3の外郭を構成する前面部および背面部による幅方向の寸法と、左右の側面部による厚さ方向の寸法は、それぞれケース本体2の各寸法と同様になされている。
これにより、図1に示したようにケース本体2と、これに取り付けられた蓋体3とは、互いに面一の状態になされる。
そして蓋体3には、その開口部3aから内側に向かって、矩形状の空間が形成されており、矩形状の空間内における左右の内側面には、ケース本体2への係合用の凸部(第2凸部)9が互いに対向するように形成されている。
この凸部9は頂部(稜線)が円弧状に形成されており、この円弧状の凸部9が、ケース本体2に形成された蓋体係合用の第1凸部5を所定の操作力を受けて乗り越えることにより、ケース本体2に対して蓋体3が着脱される。
また、蓋体3の内側面に形成された前記凸部9は、ケース本体2の前記したパーティングライン7に対向する位置を避けて形成されている。すなわち前記凸部9は、図8および図9に示すように、その一部が不連続にされて二分割されている。
なお符号9aは、前記凸部9の不連続部を示しており、この蓋体3がケース本体2に装着された場合、ケース本体2のパーティングライン7は、前記凸部9の不連続部9aに位置することになる。
これにより、ケース本体2に対する蓋体3の着脱時において、ケース本体2のパーティングライン7において生ずるバリ等が、第1凸部5と第2凸部9の間に介在するのを避けることができる。したがって、ケース本体2と蓋体3との間の嵌合力のばらつき、すなわちケース本体2に対して蓋体3を着脱させる際に要する操作力のばらつきを軽減させることができ、この種の商品の品質向上に貢献することができる。
なお前記蓋体3には、図1および図7に示されているように、通気孔3cが天面の2か所において形成されている。そして、蓋体3の前面部および背面部には、対向するように凹溝3bがそれぞれストライプ状に施されており、この凹溝3bは指先で蓋体3を把持した場合の滑り防止の機能を果たすものとなる。
図6は、ケース本体2に形成された替芯収容部2aと、この収容部2aに収容される替芯Lとの好ましい関係を説明するものである。
すなわち、ケース本体2の長手方向に直交する方向の替芯収容部2aの形態は、ケース本体2の外郭形状に対応して、図6に示すように概ね矩形状に成形されている。この場合、前記収容部2aの内側面の曲率、すなわち収容部2aのコーナー部C1の曲率は、この収容部2aに収容される替芯Lの曲率よりも大きく設定されていることが望ましい。
替芯Lの曲率と替芯収容部2aの内側面の曲率(コーナー部C1の曲率)の関係を、前記のように設定することで、替芯Lは替芯収容部2a内において、替芯Lの長手方向の線上の一か所において、替芯収容部2aに接触することになる。これにより替芯Lが収容部2a内に静電気により張り付く度合いを軽減することに寄与できる。
以上説明した実施の形態においては、ケース本体2における第1凸部5にパーティングライン7が形成され、蓋体3に形成される第2凸部9は、前記パーティングライン7を回避するよう二分割した構成にされている。しかしこれとは逆に、蓋体3の第2凸部9は一つの直線状に形成されると共に、この上にパーティングラインが形成され、ケース本体2の第1凸部5は、前記パーティングラインを回避するよう二分割した構成にされていても、同様の作用効果を得ることができる。
1 替芯ケース
2 ケース本体
2a 替芯収容部
2b 段部
2c 蓋体取り付け部
2d ケース開口部
2e 貫通孔
3 蓋体
3a 蓋体開口部
3b 滑り止め凹溝
5 凸部(第1凸部)
6 膨出部
7 パーティングライン
9 円弧状凸部(第2凸部)
9a 不連続部
C1 コーナー部
L 替芯

Claims (4)

  1. 替芯の収容部を備えたケース本体の開口部に、前記開口部を覆うように蓋体を着脱可能に装着した替芯ケースであって、
    前記ケース本体における開口部の側面には蓋体係合用の第1凸部が形成され、前記蓋体の内側面にはケース本体への係合用の第2凸部が形成されて、前記第1凸部を第2凸部が乗り越えることで、ケース本体に対して蓋体が着脱可能に装着されるように構成され、
    前記第1凸部または第2凸部のうちの一方の凸部上に沿って、金型によるパーティングラインが形成されると共に、他方の凸部は前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成されていることを特徴とする替芯ケース。
  2. 前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成された前記他方の凸部は、直線状に成形された凸部の一部が不連続にされて、二分割されていることを特徴とする請求項1に記載の替芯ケース。
  3. 前記パーティングラインが前記ケース本体に形成された場合において、前記パーティングラインはケース本体の開口部で分断されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の替芯ケース。
  4. ケース本体の長手方向に直交する方向の前記収容部の内側面の曲率が、当該収容部に収容される替芯の曲率よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の替芯ケース。
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