JP6697969B2 - 替芯ケース - Google Patents
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Description
そして、金型成形によって残されるパーティングラインが、前記凸状の嵌合部の形成位置を避けるようにした構成が採用されている。
しかし、前記したようにケース本体の開口部付近に形成される凸状の嵌合部を避けて金型の合わせ目、すなわちパーティングラインを位置させようとすると、前記した凸状の嵌合部の離型に無理が発生する。このために樹脂の可撓性を利用していわゆる無理抜きにより一部(凸状の嵌合部)を離型させる必要が生ずるなど、ケース本体を安定して樹脂成形することに困難を伴う問題が発生する。
この場合、前記第1凸部または第2凸部のうちの一方の凸部に沿って、金型によるパーティングラインが形成されると共に、他方の凸部は前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成されるので、特にパーティングラインにおいて生ずるバリ等が、第1凸部と第2凸部の間に介在するのを効果的に防止することができる。
さらに、この発明に係る替芯ケースによると、ケース本体に対して蓋体を着脱可能にする一方の凸部に沿って、金型によるパーティングラインを形成することができるので、前記凸部を含めて、いわゆる無理抜きなどの離型操作の必要のない樹脂成形を実現することができる。
図1に替芯ケースの全体構成を示しており、この替芯ケース1は替芯を収容するケース本体2と、このケース本体2の先端部に形成された開口を覆うようにケース本体2に着脱可能に取り付けられた蓋体3より構成している。
ケース本体2は、図1〜図4に示すように長尺状に形成されて、内部に替芯の収容部2aが形成されており、外郭を構成する前面部および背面部による幅方向の寸法が、左右の側面部による厚さ方向の寸法よりも若干大きくされて概ね直方体状に形成されている。
これにより、ケース本体2の前面部は、先端部から下端部に向かうにしたがって、幅が除々に狭くなる意匠形態にされている。
そして、角筒状の蓋体取り付け部2cに、前記蓋体3の開口部3aが軸方向に沿って装着されることにより、図1に示すようにケース本体2と蓋体3が組み合わされた替芯ケース1が形成される。
また、前記段部2bに沿って、先端部側がテーパ面になされた膨出部6が、前記凸部5の直後に形成されており、このテーパ面を備えた膨出部6は、装着された蓋体3の開口縁に接して、ケース本体2に対して蓋体3が、がたつきなく支持されるように作用するものとなる。
なお、前記ケース本体2の外郭を形成する前面部および背面部の下端部付近には、替芯収容部2aに連通する貫通孔2eがそれぞれ形成されている。
前記したパーティングライン7に沿った成形金型の合わせ目とすることで、前記した膨出部6および凸部5の離型を容易にすることができると共に、ケース開口部2d付近に、パーティングライン7と共にバリが残されることにより、指先等に障害を与える問題も回避することができる。
これにより、図1に示したようにケース本体2と、これに取り付けられた蓋体3とは、互いに面一の状態になされる。
この凸部9は頂部(稜線)が円弧状に形成されており、この円弧状の凸部9が、ケース本体2に形成された蓋体係合用の第1凸部5を所定の操作力を受けて乗り越えることにより、ケース本体2に対して蓋体3が着脱される。
なお符号9aは、前記凸部9の不連続部を示しており、この蓋体3がケース本体2に装着された場合、ケース本体2のパーティングライン7は、前記凸部9の不連続部9aに位置することになる。
すなわち、ケース本体2の長手方向に直交する方向の替芯収容部2aの形態は、ケース本体2の外郭形状に対応して、図6に示すように概ね矩形状に成形されている。この場合、前記収容部2aの内側面の曲率、すなわち収容部2aのコーナー部C1の曲率は、この収容部2aに収容される替芯Lの曲率よりも大きく設定されていることが望ましい。
2 ケース本体
2a 替芯収容部
2b 段部
2c 蓋体取り付け部
2d ケース開口部
2e 貫通孔
3 蓋体
3a 蓋体開口部
3b 滑り止め凹溝
5 凸部(第1凸部)
6 膨出部
7 パーティングライン
9 円弧状凸部(第2凸部)
9a 不連続部
C1 コーナー部
L 替芯
Claims (4)
- 替芯の収容部を備えたケース本体の開口部に、前記開口部を覆うように蓋体を着脱可能に装着した替芯ケースであって、
前記ケース本体における開口部の側面には蓋体係合用の第1凸部が形成され、前記蓋体の内側面にはケース本体への係合用の第2凸部が形成されて、前記第1凸部を第2凸部が乗り越えることで、ケース本体に対して蓋体が着脱可能に装着されるように構成され、
前記第1凸部または第2凸部のうちの一方の凸部上に沿って、金型によるパーティングラインが形成されると共に、他方の凸部は前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成されていることを特徴とする替芯ケース。 - 前記パーティングラインに対向する位置を避けて形成された前記他方の凸部は、直線状に成形された凸部の一部が不連続にされて、二分割されていることを特徴とする請求項1に記載の替芯ケース。
- 前記パーティングラインが前記ケース本体に形成された場合において、前記パーティングラインはケース本体の開口部で分断されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の替芯ケース。
- ケース本体の長手方向に直交する方向の前記収容部の内側面の曲率が、当該収容部に収容される替芯の曲率よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の替芯ケース。
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JP2016144201A JP6697969B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 替芯ケース |
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JP2016144201A JP6697969B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 替芯ケース |
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JP2018012288A JP2018012288A (ja) | 2018-01-25 |
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- 2016-07-22 JP JP2016144201A patent/JP6697969B2/ja active Active
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JP2018012288A (ja) | 2018-01-25 |
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