JP6696148B2 - 空気入りタイヤの加硫方法 - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤの加硫方法に関し、さらに詳しくは、加硫ブラダの内圧を早期により高くしつつ加熱して、加硫ブラダの上下温度差を小さくして品質を向上させたタイヤを製造することができる空気入りタイヤの加硫方法に関するものである。
タイヤモールド内部に設置されたグリーンタイヤに加硫ブラダを挿入し、この加硫ブラダにスチーム(加熱媒体)および窒素ガス(加圧媒体)を注入してグリーンタイヤを加硫する方法が知られている。このようにスチームと窒素ガスとを用いる加硫方法では、スチームに比して窒素ガスの比重が大きいため、膨張した加硫ブラダの中では、上方にスチームが圧縮された状態で存在し、その下方に窒素ガスが存在した状態になる。そのため、加硫中の加硫ブラダでは、上側の温度が下側に比して高くなって上下温度差が生じる。これに起因して加硫されたタイヤでは、加硫した際の上下方向で加硫程度のばらつきが大きくなるという問題がある。
このような問題を解決するため、例えば、加硫ブラダの内部にスチームを注入した後、窒素ガスを徐々に注入する加硫方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1で提案されている加硫方法では、既に加硫ブラダの内部に存在しているスチームに窒素ガスが徐々に混ざり合い、加硫ブラダの内部温度の均一化が期待できる。
しかしながら、この加硫方法では加圧媒体である窒素ガスの加硫ブラダの内部への注入速度が遅くなるため、加硫ブラダが加熱されているにも拘らず内圧が低い状態の時間が長くなる。そのため、グリーンタイヤをタイヤモールドによって十分に型付けすることができなくなる。これに起因して、加硫したタイヤにおいてはタイヤ表面が欠けたり、タイヤ内部に気泡が残留する等、タイヤ品質に悪影響が生じ易くなる。
加硫ブラダの内部にスチームを注入後、窒素ガスを注入する従来の一般的な加硫方法においては、スチームの注入圧力を高くし過ぎると温度が過剰に高くなるため、スチームの注入圧力を比較的低圧に設定している。そして、窒素ガスを注入することで加硫ブラダを所定の内圧まで上昇させて加硫を行っている。そのため、従来の一般的な加硫方法においても、加硫ブラダが加熱されているにも拘らず内圧が低い状態の間は、グリーンタイヤをタイヤモールドによって十分に型付けすることができないため、改善の余地がある。
特許第3069971号公報
本発明の目的は、加硫ブラダの内圧を早期により高くしつつ加熱して、加硫ブラダの上下温度差を小さくして品質を向上させたタイヤを製造することができる空気入りタイヤの加硫方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤの加硫方法は、筒状の加硫ブラダをグリーンタイヤに挿入して、前記加硫ブラダの内部に加熱媒体を注入し、次いで前記加熱媒体よりも比重の大きい加圧媒体を注入することにより、前記加硫ブラダを所定の内圧にして膨張させた状態でタイヤモールドの中で前記グリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、前記加熱媒体の前記加硫ブラダの内部への注入を完了して予め設定した初期内圧にした直後に、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して前記所定の内圧にし、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入してから前記所定の内圧にするまでに要する加圧媒体注入時間を、前記加熱媒体を前記加硫ブラダの内部に注入してから前記初期内圧にするまでに要する加熱媒体注入時間よりも長くすることを特徴とする
また、本発明の別の空気入りタイヤの加硫方法は、筒状の加硫ブラダをグリーンタイヤに挿入して、前記加硫ブラダの内部に加熱媒体を注入し、次いで前記加熱媒体よりも比重の大きい加圧媒体を注入することにより、前記加硫ブラダを所定の内圧にして膨張させた状態でタイヤモールドの中で前記グリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、前記加熱媒体の前記加硫ブラダの内部への注入を完了して予め設定した初期内圧にした直後に、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して前記所定の内圧にし、前記加硫ブラダの内部に注入する前記加圧媒体の注入速度を、前記加硫ブラダの内部で前記加圧媒体が前記加熱媒体中で拡散する拡散速度と同じ速度に調整することを特徴とする。
本発明によれば、前記加硫ブラダの内部への前記加硫媒体の注入を完了して予め設定した初期内圧にした直後に、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して前記所定の内圧にして膨張させた状態にするので、従来方法よりも加硫ブラダの内圧を早期に高くして加熱することができる。これにより、加硫の初期段階からグリーンタイヤをタイヤモールドによって十分に型付けすることができる。また、加硫のより早い段階から加圧媒体を加硫ブラダの内部に注入できるので、同じ加硫時間であれば加圧媒体の注入速度をより遅くすることが可能になる。それ故、加硫ブラダの内部で加熱媒体が加圧媒体により断熱圧縮され難くなり、加硫ブラダの上下温度差を小さくして、品質を向上させたタイヤを製造するには有利になる。
ここで、例えば、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して内圧を徐々に上昇させるとよい。これにより、加硫ブラダの内部で加熱媒体が加圧媒体により一段と断熱圧縮され難くなり、加硫ブラダの上下温度差をさらに小さくすることができる。
前記加硫ブラダの内部に注入する前記加圧媒体の注入速度を、前記加硫ブラダの内部で前記加圧媒体が前記加熱媒体中で拡散する拡散速度と同じ速度に調整することもできる。この注入速度の調整によっても、加硫ブラダの内部で加熱媒体が加圧媒体により一段と断熱圧縮され難くなり、加硫ブラダの上下温度差をさらに小さくすることができる。
前記初期内圧を例えば、前記所定の内圧の75%以上90%以下にする。従来方法の加硫では前記初期内圧は前記所定の内圧の70%程度なので、従来方法に比して前記初期内圧を前記所定の内圧に対して相対的に高くして前記加熱媒体の温度を上げることで、加硫ブラダに対して十分な熱量を供給することができる。
本発明の空気入りタイヤの加硫方法を行う加硫装置の全体概要を例示する説明図である。 本発明の実施形態による加硫ブラダの内圧と、グリーンタイヤの上側タイヤサイドの内側表面と下側タイヤサイドの内側表面の温度変化を例示するグラフ図である。 本発明の別の実施形態による加硫ブラダの内圧と、グリーンタイヤの上側タイヤサイドの内側表面と下側タイヤサイドの内側表面の温度変化を例示するグラフ図である。 従来の空気入りタイヤの加硫方法における加硫ブラダの内圧と、グリーンタイヤの上側タイヤサイドの内側表面と下側タイヤサイドの内側表面の温度変化を例示するグラフ図である。
以下、本発明の空気入りタイヤの加硫方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示する空気入りタイヤの加硫装置1(以下、加硫装置1という)は、ゴム製の筒状の加硫ブラダ2を有している。加硫ブラダ2には、中心機構4を構成するセンターポスト4aが上下に挿通している。加硫ブラダ2の上側クランプ部3a、下側クランプ部3bはそれぞれ、センターポスト4aに取り付けられた円盤状の上側クランプ保持部5a、下側クランプ保持部5bにより保持されている。
センターポスト4aの外周側の位置には注入口6が設けられている。注入口6からはスチーム等の加熱媒体M1が加硫ブラダ2の内部に注入される。また、加熱媒体M1よりも比重の大きい加圧媒体M2が注入口6から加硫ブラダ2の内部に注入される。加圧媒体M2としては、例えば窒素ガス等の不活性ガスが用いられる。
注入口6は下方に延びる注入ライン7に接続されている。注入ライン7には切換弁6aを介して加熱媒体供給源8および加圧媒体供給源9が接続されている。切換弁6aの操作によって加熱媒体供給源8と加圧媒体供給源9のいずれか一方が加硫ブラダ2の内部に連通する、或いは、両方が加硫ブラダ2の内部との連通が遮断された状態になる。加熱媒体供給源8と加圧媒体供給源9のそれぞれ別々に供給ライン7を接続して、それぞれの供給ライン7を通じて加硫ブラダ2の内部と連通可能にした構成にすることもできる。尚、中心機構4には、加硫ブラダ2の内部の流体を外部に排出する排出口および排出ラインも設けられている。
注入口6からの加熱媒体M1および加圧媒体M2の注入方向は水平方向に対して適宜の向きに設定されるが、例えば、0°以上30°以下の傾斜角度で外周側に向かって上向きに設定される。注入口6は周方向に間隔をあけて、例えば等間隔で複数設けることが好ましい。
本発明の加硫方法を用いてグリーンタイヤGを加硫するには、図1に例示するように、グリーンタイヤGをタイヤモールド10の内部に横置き状態で配置する。この実施形態では、タイヤモールド10は周方向に複数に分割された環状のセクタ10aと、環状の上側サイドプレート10b、環状の下側サイドプレート10cで構成されている。加硫ブラダ2はグリーンタイヤGの内側に挿入され、タイヤモールド10を閉型した状態にする。
次いで、加熱媒体供給源8から注入ライン7を通じて加熱媒体M1としてスチームを供給する。供給した加熱媒体M1を注入口6から加硫ブラダ2の内部に注入して、加硫ブラダ2を予め設定された初期内圧P1にして膨張させつつ加熱する。加硫ブラダ2の内部に注入する際の加熱媒体M1の注入温度は例えば200℃程度であり、注入圧力は1.4MPa程度である。
加硫ブラダ2の内部への加熱媒体M1の注入を完了して初期内圧P1にした直後に、切換弁6aを操作して、加圧媒体供給源9から注入ライン7を通じて、加圧媒体M2として常温の窒素ガスを供給する。供給した加圧媒体M2を注入口6から加硫ブラダ2の内部に注入することにより、加硫ブラダ2を所定の内圧Pにしてさらに膨張させる。所定の内圧Pは例えば2.1MPa程度である。
このように注入した加熱媒体M1および加圧媒体M2によって加硫ブラダ2を所定の内圧Pにして膨張させた状態にする。この加硫ブラダ2により、グリーンタイヤGの内周面は押圧され、これに伴い、グリーンタイヤGはタイヤモールド10に押圧されつつ加熱されて加硫が行われる。
予め設定された加硫時間が経過した後は、排気口から排気ラインを通じて加硫ブラダ2の内部に存在している加熱媒体M1や加圧媒体M2を外部に排出する。上側サイドプレート10bは上方移動させ、それぞれのセクタ10aは拡径方向に移動させてタイヤモールド10を開型する。次いで、加硫したタイヤを上方移動させて収縮した加硫ブラダ2から抜き出して加硫装置1から取り出す。
本発明の加硫方法における加硫ブラダ2の内圧の経時変化は図2に例示するとおりである。一方、従来のタイヤの加硫方法では、図4に例示するように、加硫ブラダ2の内部に加熱媒体M1を注入して初期内圧P1にしてからある程度の時間が経過した後で加圧媒体M2を注入する。加圧媒体M2は比較的急速に加硫ブラダ2の内部に注入することにより、内圧PにしてグリーンタイヤGの加硫を行っている。
したがって、本発明によれば、従来方法に比して加硫ブラダ2の内圧を早期により高くしつつ加熱することができる。これに伴って、加硫の初期段階からグリーンタイヤGをタイヤモールド10によって十分に型付けすることが可能になる。
また、本発明では、加硫のより早い段階から加圧媒体M2を加硫ブラダ2の内部に注入できるので、同じ加硫時間であれば加圧媒体M2の注入速度をより遅くすることが可能になる。加圧媒体M2の加硫ブラダ2の内部への注入速度が遅くなると、既に加硫ブラダの内部に存在している加熱媒体M1が、後から注入される加圧媒体M2によって断熱圧縮され難くなる。そのため、グリーンタイヤGを加硫している加硫ブラダ2の内部では、従来のように相対的に軽い加熱媒体M1が上方に偏在する不具合が生じ難くなるので、加硫ブラダ2の上下温度差を小さくして、品質を向上させたタイヤを製造するには有利になる。
加硫ブラダ2の内圧は、図4に例示する従来方法に比して、図2に例示するように加圧媒体M2を注入して徐々にゆっくりと上昇させるとよい。これにより、加硫ブラダ2の内部で加熱媒体M1が後から注入された加圧媒体M2によって一段と断熱圧縮され難くなるため、加硫ブラダ2の上下温度差をさらに小さくすることができる。これに伴って、タイヤ品質がより向上する。
加硫ブラダ2の内部に注入する加圧媒体M2の注入速度は、加硫ブラダ2の内部で加圧媒体M2が加熱媒体M1中で拡散する拡散速度と同じ速度に調整するとよい。このように加圧媒体M2の注入速度を調整することで、加硫ブラダ2の内部では加熱媒体M1が注入された加圧媒体M2によって一段と断熱圧縮され難くなるので、加硫ブラダ2の上下温度差を小さくするには有利になる。
加圧媒体M2が加熱媒体M1中で拡散する拡散速度は、実験により求めることができる。或いは、数値解析(シミュレーション)や公知の拡散理論式を用いて求めることができる。このようにして求めた拡散速度と同じ速度で加圧媒体M2を加硫ブラダ2の内部に注入すればよい。
加硫ブラダ2の内部に加熱媒体M1を注入完了した時点の初期内圧P1は、図3に例示するように、加硫ブラダ2の内部に加圧媒体M2を注入完了した時点の所定の内圧Pの75%以上90%以下にすることもできる。従来の加硫方法では初期内圧P1は所定の内圧Pの70%程度なので、従来方法に比して初期内圧P1を所定の内圧Pに対して相対的に高くする。即ち、注入する加熱媒体M1の温度を従来方法に比して上げることもできる。例えば初期内圧P1を1.65MPa程度、加熱媒体M1の注入温度を187℃程度にする。
加熱媒体M1の注入が完了した直後に加圧媒体M2を加硫ブラダ2の内部に注入する本発明では、加熱媒体M1の温度を従来方法と同じ程度にすると、相対的に従来方法よりも加硫ブラダ2に対する熱供給量が減ってしまう。そこで、このように加熱媒体M1の温度を従来に比して若干高くすることで、加硫ブラダ2に対して十分な熱量を供給することができる。ここで、加熱媒体M1は加硫ブラダ2の内部に注入後すぐに熱を放出して温度低下してゆくので、従来方法のように加熱媒体M1を注入し続ける場合に問題になる過加熱は生じない。
図1に例示する加硫装置と同様の装置を用いて、同じ仕様のグリーンタイヤを同じ加硫時間で、図2〜図4に例示するように、加熱媒体(スチーム)および加圧媒体(窒素ガス)の温度、注入のタイミングを図2(実施例1)、図3(実施例2)、図4(従来例)に例示するように異ならせて加硫した。この加硫中のグリーンタイヤの上側タイヤサイドの内側表面と下側タイヤサイドの内側表面の温度変化を測定し、その結果をそれぞれ図2、3、4に示す。実施例1の加熱媒体の温度は200℃、注入圧力は1.4MPa、加圧媒体の温度は40℃、注入圧力は2.1MPa程度であった。実施例2の加熱媒体の温度は207℃、注入圧力は1.7MPa、加圧媒体の温度は40℃、注入圧力は2.1MPa程度であった。従来例の加熱媒体の温度は200℃、注入圧力は1.4MPa、加圧媒体の温度は40℃、注入圧力は2.1MPa程度であった。従来例では、加熱媒体の注入完了後、所定時間を経過してから加圧媒体を加硫ブラダの内部に注入した。加圧媒体の注入速度(単位時間あたりの加硫ブラダの内圧上昇速度)は従来例に対して、実施例1は1/4、実施例2は1/7であった。
加硫終了時の上側タイヤサイドの内側表面と下側タイヤサイドの内側表面との温度差は、実施例1、実施例2、従来例ではそれぞれ、1℃、1℃、10℃であった。この結果から、実施例1、2では従来例に比して、加硫ブラダの上下温度差を小さくすることができることが分かる。また、実施例1、2で加硫されたタイヤは従来例で加硫されたタイヤよりも加硫故障率が低いことも確認できた。
1 加硫装置
2 加硫ブラダ
3a 上側クランプ部
3b 下側クランプ部
4 中心機構
4a センターポスト
5a 上側クランプ保持部
5b 下側クランプ保持部
6 注入口
6a 切換弁
7 注入ライン
8 加熱媒体供給源
9 加圧媒体供給源
10 タイヤモールド
10a セクタ
10b 上側サイドプレート
10c 下側サイドプレート
G グリーンタイヤ
M1 加熱媒体
M2 加圧媒体

Claims (4)

  1. 筒状の加硫ブラダをグリーンタイヤに挿入して、前記加硫ブラダの内部に加熱媒体を注入し、次いで前記加熱媒体よりも比重の大きい加圧媒体を注入することにより、前記加硫ブラダを所定の内圧にして膨張させた状態でタイヤモールドの中で前記グリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、
    前記加熱媒体の前記加硫ブラダの内部への注入を完了して予め設定した初期内圧にした直後に、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して前記所定の内圧にし、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入してから前記所定の内圧にするまでに要する加圧媒体注入時間を、前記加熱媒体を前記加硫ブラダの内部に注入してから前記初期内圧にするまでに要する加熱媒体注入時間よりも長くすることを特徴とする空気入りタイヤの加硫方法。
  2. 筒状の加硫ブラダをグリーンタイヤに挿入して、前記加硫ブラダの内部に加熱媒体を注入し、次いで前記加熱媒体よりも比重の大きい加圧媒体を注入することにより、前記加硫ブラダを所定の内圧にして膨張させた状態でタイヤモールドの中で前記グリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、
    前記加熱媒体の前記加硫ブラダの内部への注入を完了して予め設定した初期内圧にした直後に、前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して前記所定の内圧にし、前記加硫ブラダの内部に注入する前記加圧媒体の注入速度を、前記加硫ブラダの内部で前記加圧媒体が前記加熱媒体中で拡散する拡散速度と同じ速度に調整することを特徴とする空気入りタイヤの加硫方法。
  3. 前記加圧媒体を前記加硫ブラダの内部に注入して内圧を徐々に上昇させる請求項1または2に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
  4. 前記初期内圧を前記所定の内圧の75%以上90%以下にする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤの加硫方法。
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